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Oracle Identity Manager WebLogic用インストレーション・ガイド
リリース9.0
B31971-01
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12 Oracle Identity Managerインストールのトラブルシューティング

ここでは、Oracle Identity Managerのインストール時に発生する問題を示し、次の内容について説明します。


ヒント:

Oracle Identity Managerのインストールをトラブルシューティングするときに診断ダッシュボード・ツールを使用すると役立ちます。詳細は、『Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソール・ガイド』を参照してください。

WebLogicクラスタ環境でのOracle Identity Managerインストールの失敗

ターゲット・サーバーとサーバー・ポート番号について誤った値が定義されている場合、WebLogicクラスタ環境でのOracle Identity Managerのインストールが失敗することがあります。インストール・プロセスでは管理サーバーをターゲットとして定義しないでください。これは、設定スクリプトによって、クラスタ・メンバーにJMSサーバーを作成する必要があるためです。

対処法の例

たとえば、次の手順を実行すると、インストールを継続できるようにWebLogicサービスをクリーンアップできます。

  1. WebLogic管理コンソールを開き、クラスタに対して作成されたサービスをクリーンアップします。

  2. 「JDBC」タブを選択し、次の項目を削除します。

    1. 接続プール

    2. 両方のデータ・ソース

  3. 「JMS」タブを選択し、次の項目を削除します。

    1. xleConnectionFactory

    2. すべてのxlJDBCStore

    3. すべてのxlJMSServer

  4. <XL_HOME>\Profile\weblogic.profileファイルを開き、次のように変更します。

    1. WebLogicサーバー・ターゲット名をmyserverから<cluster_member1>に変更します。

    2. WebLogicサーバー・ターゲット・ポートを7001から7051に変更します。

  5. スクリプトsetup_weblogic.cmdを実行します。

  6. スクリプトが正常に実行していることをログ・ファイルで確認します。

  7. 設定スクリプトが正常に実行されたら、WebLogicサーバーを再起動する必要があります。

これでインストールを継続できます(ここでOracle Identity Managerインストーラを再起動します)。または、インストール済のすべてのOracle Identity Manager製品とWebLogicドメインを削除して、Oracle Identity Managerのインストールをやりなおすこともできます。

クラスタ環境でのタスク・スケジューラの失敗

クラスタ・メンバー(クラスタに含まれるマシン)の設定がシステム・クロックと異なる場合、タスク・スケジューラが正常に作動しません。すべてのクラスタ・メンバーのシステム・クロックを互いに1秒以内に同期しておくことを強くお薦めします。

デフォルト・ログインの問題

SQL Serverを使用しているときに、Design Consoleまたは管理およびユーザー・コンソールでデフォルト・ログインが使用できない場合は、Distributed Transaction Coordinatorが実行していることを確認します(これはデフォルトとして設定しておく必要があります)。