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Oracle Identity Manager Database Application Tables Connectorガイド
リリース9.0.3
E05108-01
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4 テストおよびトラブルシューティング

コネクタのデプロイ後には、コネクタが正常に機能することを確認するためにテストを行う必要があります。この章では、コネクタのテストに関する次の項目について説明します。

コネクタのテスト

テスト・ユーティリティを使用すると、ターゲット・システムとの接続およびターゲット・システムでの基本操作の実行に関する問題の原因を特定できます。

テスト・ユーティリティを使用するには、次のようにします。

  1. コマンド・ウィンドウを開き、dbadapter.jarファイルが保存されているOIM_home\xellerate\JavaTasksディレクトリに移動します。

  2. 次のコマンドを実行します。

    java -jar dbadapter.jar
    
    
  3. 実行するテストを選択します。

  4. 選択したテストに応じて、次の表に示す、必要な情報の入力を要求されます。

    テスト 必要な情報
    ユーザーの作成 ユーザーID

    . . .

    (ユーザー・アカウントの作成に必要なその他すべての情報)

    ユーザー属性の更新 ユーザーID

    属性名

    属性値

    ユーザーの削除 ユーザーID

    ユーザーを更新するためのテストを選択した場合には、ユーザー属性名として次のいずれかを指定できます。

    • xel_usr_first_name

    • xel_usr_last_name

    • xel_usr_password

    • xel_usr_group

    • xel_usr_role

    • xel_usr_title

    • xel_usr_dept

    • xel_usr_email

    • xel_usr_comm_lang

    • xel_usr_logon_lang

    • xel_usr_tel_no

    • xel_usr_time_zone

    • xel_usr_date_fmt

    • xel_usr_dec_ntn

  5. 必要な処理が正常に実行されたかどうかを確認します。

トラブルシューティング

次の表に、このコネクタに関して発生する一般的な問題の解決方法を示します。

問題の説明 表示されるエラー・コード 解決方法
Oracle Identity Managerがターゲット・データベースとの接続を確立できません。 DATABASE CONNECTION FAILED
  • Oracle Identity ManagerサーバーのCLASSPATH環境変数に、データベースのドライバが指定されていることを確認します。
  • Oracle Identity Managerが稼働中であることを確認します。

  • すべてのアダプタをコンパイル済であることを確認します。

  • ITリソース・フォームを使用して、Oracle Identity Managerレコードを調査します。IPアドレス、管理者IDおよび管理者パスワードが正しいことを確認します。


DATABASE DRIVER NOT LOADED Oracle Identity ManagerサーバーのCLASSPATH環境変数で、データベース・ドライバが使用可能であることを確認します。
プロビジョニング操作が、後続の行で説明されている以外のエラー・コードで失敗します。 CONFIGURATION ERROR
  • ITリソース定義に指定されている構成XMLファイルが、指定されたファイル・システム・パスに存在することを確認します。
  • 構成XMLファイルに指定された場所に、XMLスキーマ・ファイルが存在することを確認します。

  • 構成XMLファイルが、ファイル自体に指定されているXMLスキーマに準拠していることを確認します。


DATA SIZE MISMATCH 構成XMLファイルのユーザー・プロファイル属性のデータ・サイズが、プロセス・フォームの制限に準拠していることを確認します。

MANDATORY FIELD MISSING
  • 構成XMLファイルでrequiredに指定さているすべてのユーザー属性に値が指定されていることを確認します。このエラーは、空の文字列が指定されている場合にもスローされます。
  • 構成XMLファイルでrequiredに指定さているフィールドが、プロセス・フォームに含まれていることを確認します。


DATABASE OPERATION FAILED
  • 構成XMLファイルに指定されているユーザー・プロファイル属性の最大サイズが、実際のデータベース・スキーマに定義されているサイズと一致していることを確認します。
  • データベース表のすべての必須フィールドが、構成XMLファイルでrequiredに指定されていることを確認します。

ユーザー作成のプロビジョニング操作が失敗します。 USER ALREADY EXISTS ターゲット・データベース表に、すでに同じユーザーIDのレコードがあるかどうか(または、任意の主キー・フィールドの組合せが表に存在するかどうか)を確認します。
ユーザー作成またはパスワードのリセットのプロビジョニング操作が失敗します。 ENCRYPTION INTERFACE MISSING
  • 構成XMLファイルでパスワードの暗号化がtrueに設定されているかどうかを確認します。
  • Oracle Identity ManagerサーバーのCLASSPATH環境変数で、暗号化インタフェースの実装クラスが使用可能であることを確認します。


ENCRYPT/DECRYPT ERROR このエラーは、暗号化実装クラスから例外がスローされる場合に発生します。
  • 暗号化実装クラスが正常に機能していることを確認します。

  • エラーおよびスタック・トレースの説明のログを確認します。

任意のユーザー・プロファイル属性の更新、ユーザーの削除またはプロビジョニングされたリソース・オブジェクトのユーザーからの取消しのプロビジョニング操作が失敗します。 USER DOES NOT EXIST ユーザーのレコードが、ターゲット・データベース表に存在することを確認します。