ヘッダーをスキップ
Oracle Identity Manager Microsoft Windows 2000 Connectorガイド
リリース9.0.3
E05114-01
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

1 コネクタについて

Oracle Identity Managerでは、アクセス権の管理、セキュリティおよびITリソースのプロビジョニングが自動化されています。Oracle Identity Managerコネクタは、Oracle Identity Managerとサード・パーティ製アプリケーションの統合に使用されます。Microsoft Windows 2000のためのコネクタは、Oracle Identity ManagerをMicrosoft Windows 2000と統合するために使用されます。


注意:

Oracle Identity Managerコネクタは、オラクル社がThor Technologies社を企業買収する前はリソース・アダプタと呼ばれていました。

この章では、次の項目について説明します。

サポートされている機能

次の表に、このコネクタで使用可能な機能を示します。

機能 タイプ 説明
Create Directory for User プロビジョニング Microsoft Windows 2000サーバーでディレクトリを作成します。
Create Share プロビジョニング Microsoft Windows 2000サーバーのディレクトリで共有を作成します。
Add User To Folder プロビジョニング Microsoft Windows 2000サーバーで共有ディレクトリにユーザーを追加します。
Delete Share プロビジョニング Microsoft Windows 2000サーバーのプロビジョニングされたディレクトリの共有を削除します。
Write Updated プロビジョニング 書込み権限属性の変更に基づいてMicrosoft Windows 2000サーバーのディレクトリのプロパティを更新します。
None Updated プロビジョニング 共有なし権限属性の変更に基づいてMicrosoft Windows 2000サーバーのディレクトリのプロパティを更新します。
Full Control Updated プロビジョニング 完全制御権限属性の変更に基づいてMicrosoft Windows 2000サーバーのディレクトリのプロパティを更新します。
Change Updated プロビジョニング 変更権限属性の変更に基づいてMicrosoft Windows 2000サーバーのディレクトリのプロパティを更新します。
Read Updated プロビジョニング 読取り権限属性の変更に基づいてMicrosoft Windows 2000サーバーのディレクトリのプロパティを更新します。
Remove User From Folder プロビジョニング Microsoft Windows 2000サーバーの共有ディレクトリでユーザーに指定した権限を削除します。

多言語サポート

このリリースのコネクタでは、次の言語をサポートしています。


関連資料:

サポートされる特殊文字の詳細は、『Oracle Identity Managerグローバリゼーション・ガイド』を参照してください。

プロビジョニング・モジュール

次のフィールドがプロビジョニングされます。

コネクタを構成するファイルおよびディレクトリ

このコネクタを構成するファイルとディレクトリは、インストール・メディアにある次のディレクトリに圧縮されています。

Operating Systems\Microsoft Windows 2000

これらのファイルとディレクトリを次の表に示します。

インストール・メディア・ディレクトリのファイル 説明
dll\tcWindowsNT40.dll
このDLLファイルには、Microsoft Windows 2000サーバーでディレクトリのプロビジョニングに必要なネイティブ・コードが含まれます。
lib\xliWindowsNT4.jar
このJARファイルには、プロビジョニングに必要なクラス・ファイルが含まれます。
resourcesディレクトリのファイル これらの各リソース・バンドル・ファイルには、コネクタで使用される言語固有の情報が含まれます。

注意: リソース・バンドルは、Oracle Identity Managerのユーザー・インタフェースに表示されるローカライズ・バージョンのテキスト文字列を含むファイルです。これらのテキスト文字列には、管理およびユーザー・コンソールに表示されるGUI要素のラベルやメッセージが含まれます。

xml\Windows2000Object_DM.xml
このXMLファイルには、コネクタの次のコンポーネントの定義が含まれます。
  • ITリソース・タイプ

  • カスタム・プロセス・フォーム

  • プロセス・タスクおよびアダプタ(マッピングを含む)

  • リソース・オブジェクト

  • プロビジョニング・プロセス

  • 事前移入ルール

  • リコンシリエーション・プロセス

  • 参照定義


「手順3: コネクタ・ファイルのコピー」で、これらのファイルを必要なディレクトリにコピーする方法を説明します。

コネクタのリリース番号の確認

デプロイしたコネクタのリリース番号を確認するには、次のようにします。

  1. xliWindowsNT4.jarファイルの内容を抽出します。デプロイしたコネクタの場合、このファイルは次のディレクトリにあります。

    OIM_home\xellerate\JavaTasks
    
    
  2. manifest.mfファイルをテキスト・エディタで開きます。manifest.mfファイルは、xliWindowsNT4.jarファイル内にバンドルされているファイルの1つです。

    manifest.mfファイルで、コネクタのリリース番号がVersionプロパティの値として表示されます。


関連資料:

『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』