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Oracle Identity Manager Microsoft Windows 2000 Connectorガイド
リリース9.0.3
E05114-01
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2 コネクタのデプロイ

コネクタをデプロイするには次の手順を実行します。

Microsoft Windows 2000の複数のインストールに対応するようにコネクタを構成する場合は、次の手順を実行します。

手順1: デプロイ要件の確認

次の表に、コネクタのデプロイ要件を示します。

項目 要件
Oracle Identity Manager Oracle Identity Managerリリース8.5.3以上。
ターゲット・システム ターゲット・システムは次のいずれかです。
  • Microsoft Windows 2000

  • Microsoft Windows 2003

インフラストラクチャの要件 次のオペレーティング・システムのいずれか1つが稼働する追加のコンピュータ:
  • Microsoft Windows 2000 Professional

  • Microsoft Windows 2000 Server

このコンピュータは、ファイル・サーバーとして使用します。

その他のアプリケーション Microsoft Active Directory
ターゲット・システムのユーザー・アカウント Microsoft Windows 2000ファイル・サーバー管理者。

「ITリソースの定義」の手順を実行する際に、このユーザー・アカウントの資格証明を指定します。


手順2: ターゲット・システムの構成

ターゲット・システムを構成するには、次のようにします。

  1. ターゲットのMicrosoft Windows 2000サーバーにMicrosoft Active Directoryを必ずインストールします。

  2. ファイル・サーバーおよびターゲットのMicrosoft Windows 2000サーバーをMicrosoft Active Directoryをインストールするドメインで構成します。

手順3: コネクタ・ファイルのコピー

次の表に、コピーするコネクタ・ファイルおよびそれらのコピー先のディレクトリを示します。


注意:

この表の最初の列に示すディレクトリ・パスは、インストール・メディアの次のディレクトリでのコネクタ・ファイルの場所に対応しています。
Operating Systems\Microsoft Windows 2000

これらのファイルの詳細は、「コネクタを構成するファイルおよびディレクトリ」を参照してください。


インストール・メディア・ディレクトリのファイル コピー先ディレクトリ
dll\tcWindowsNT40.dll
OIM_home\xellerate\XLIntegrations\Microsoft Windows 2000\dll

  • Oracle Containers for J2EE(OC4J)では、このファイルを次のディレクトリにもコピーする必要があります。
    OC4J_home\bin
    
    

    次に例を示します。

    C:\product\10.1.3.1\OracleAS_1\BIN
    
  • BEA WebLogicでは、このファイルを次のディレクトリにもコピーする必要があります。

    WebLogic_home\server\bin
    
    

    次に例を示します。

    C:\WebLogic\weblogic81\server\bin
    
lib\xliWindowsNT4.jar
OIM_home\xellerate\JavaTasks
OIM_home\xellerate\ScheduleTask
resourcesディレクトリのファイル
OIM_home\xellerate\connectorResources
xml\Windows2000Object_DM.xml
OIM_home\xellerate\XLIntegrations\Microsoft Windows 2000\xml


注意:

Oracle Identity Managerをクラスタ環境にインストールするときは、インストール・ディレクトリの内容をクラスタの各ノードにコピーします。同じく、connectorResourcesディレクトリとJARファイルも、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーする必要があります。

手順4: Oracle Identity Managerサーバーの構成

Oracle Identity Managerサーバーを構成するには、次のようにします。


注意:

クラスタ環境では、クラスタの各ノードでこの手順を実行する必要があります。

  1. Microsoft Windows 2000コネクタをデプロイして使用する前に、Microsoft Active Directoryコネクタをデプロイします。また、Microsoft Windows 2000ユーザー・アカウントは、Microsoft Active Directoryユーザー・アカウントがプロビジョニングされているXellerate Userのみにプロビジョニングされている必要があります。

    次のディレクトリにMicrosoft Active Directory用のコネクタをデプロイする必要があります。

    OIM_home\xellerate\XLIntegrations\ActiveDirectory
    
    

    関連資料:

    『Oracle Identity Manager Microsoft Active Directory Connectorガイド』

  2. 次のファイルを編集します。

    OIM_home\xellerate\bin\xlStartServer.bat
    
    

    次の行をこのファイルの最初に追加します。

    SET PATH=OIM_home\xellerate\XLIntegrations\Windows2000\dll
    
    
  3. 次のように必要な入力ロケールに変更します。

    1. 「コントロール パネル」を開きます。

    2. 「地域のオプション」をダブルクリックします。

    3. 「地域のオプション」ダイアログ・ボックスの「入力ロケール」タブで、使用する入力ロケールを追加してから、その入力ロケールに切り替えます。

  4. サーバー・キャッシュを消去します。

サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドル関連コンテンツの消去

OIM_home\xellerate\connectorResourcesディレクトリ内に新しいリソース・バンドルを追加するたび、または既存のリソース・バンドルで変更を行うたびに、コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをサーバー・キャッシュから消去する必要があります。

サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドルに関連する内容を消去するには、次のようにします。

  1. コマンド・ウィンドウで、OIM_home\xellerate\binディレクトリに移動します。

  2. 次のコマンドのいずれかを入力します。


    注意:

    このステップを実行する前にステップ1を実行する必要があります。コマンドを次のように実行すると、例外がスローされます。
    OIM_home\xellerate\bin\batch_file_name
    

    • Microsoft Windowsの場合:

      PurgeCache.bat ConnectorResourceBundle
      
      
    • UNIXの場合:

      PurgeCache.sh ConnectorResourceBundle
      
      

    このコマンドのConnectorResourceBundleは、サーバー・キャッシュから削除できるコンテンツ・カテゴリの1つです。その他のコンテンツ・カテゴリの詳細は、次のファイルを参照してください。

    OIM_home\xellerate\config\xlConfig.xml
    

注意:

ステップ2の実行時にスローされる例外は無視できます。

手順5: コネクタのXMLファイルのインポート

コネクタのXMLファイルをOracle Identity Managerにインポートするには、次のようにします。

  1. Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールを開きます。

  2. 左側のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。

  3. 「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイル検索用のダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. Windows2000Object_DM.xmlファイルを検索して開きます。このファイルはOIM_home\xellerate\XLIntegrations\Microsoft Windows 2000\xmlディレクトリにあります。このXMLファイルの詳細は、「ファイル・プレビュー」ページに表示されます。

  5. 「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。

  6. 「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。

  7. 「次へ」をクリックします。W2K File Server ITリソースの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。

  8. W2K File Server ITリソースのパラメータの値を指定します。指定する値の詳細は、「ITリソースの定義」の表を参照してください。

  9. 「次へ」をクリックします。W2K File Server ITリソース・タイプの新しいインスタンスの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。

  10. その他のITリソースを定義しないことを指定するには、「スキップ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。


    関連資料:

    その他のITリソースを定義する場合、手順は『Oracle Identity Manager Toolsリファレンス・ガイド』を参照してください。

  11. 「選択内容の表示」をクリックします。

    XMLファイルの内容が「インポート」ページに表示されます。ノードの横に十字形のアイコンが表示されることがあります。各ノードを右クリックして「削除」を選択し、それらのノードを削除します。

  12. 「インポート」をクリックします。コネクタのXMLファイルがOracle Identity Managerにインポートされます。

コネクタのXMLファイルをインポートしたら、「手順6: アダプタのコンパイル」に進みます。

ITリソースの定義

W2K File Server ITリソース・パラメータには、次の表に示す値を指定してください。

パラメータ パラメータの説明
AdminName ファイル・サーバーとして使用されるMicrosoft Windows 2000コンピュータの管理ユーザーのユーザーID
AdminPassword ファイル・サーバーとして使用されるMicrosoft Windows 2000コンピュータの管理ユーザーのパスワード
ComputerName ファイル・サーバーとして使用されるMicrosoft Windows 2000コンピュータのホスト名またはIPアドレス
DomainName ファイル・サーバーとして使用されるMicrosoft Windows 2000コンピュータのドメイン

これらのITリソース・パラメータの値を指定したら、この手順のステップ9に進んで、コネクタのXMLファイルをインポートします。

手順6: アダプタのコンパイル

コネクタのXMLファイルのインポート時に、次のアダプタがOracle Identity Managerにインポートされます。

これらのアダプタを使用してターゲット・システムにアカウントをプロビジョニングするには、これらをコンパイルする必要があります。

「アダプタ・マネージャ」フォームを使用してアダプタをコンパイルするには、次のようにします。

  1. 「アダプタ・マネージャ」フォームを開きます。

  2. 現在のデータベースにインポートしたすべてのアダプタをコンパイルするには、「すべてをコンパイル」を選択します。

    複数のアダプタ(すべてではない)をコンパイルするには、コンパイルするアダプタを選択します。次に、「選択したものをコンパイル」を選択します。


    注意:

    正常にコンパイルされなかったアダプタのみを再コンパイルするには、「以前の失敗分をコンパイル」をクリックします。そのようなアダプタはコンパイルのステータスがOKになっていません。

  3. 「開始」をクリックします。選択したアダプタがOracle Identity Managerによってコンパイルされます。

  4. Oracle Identity Managerがクラスタ環境にインストールされている場合は、OIM_home\xellerate\Adapterディレクトリから、コンパイル済のアダプタをクラスタの他の各ノードの同じディレクトリにコピーします。必要な場合には、その他のノードのアダプタ・ファイルを上書きします。

アダプタの詳細情報を表示するには、次のようにします。

  1. 「アダプタ・マネージャ」フォームでアダプタをハイライト表示します。

  2. アダプタの行ヘッダーをダブルクリックするか、アダプタを右クリックします。

  3. 表示されるショートカット・メニューで「アダプタの起動」を選択します。アダプタの詳細が表示されます。


注意:

一度に1つのアダプタをコンパイルするには、「アダプタ・ファクトリ」フォームを使用します。「アダプタ・ファクトリ」フォームおよび「アダプタ・マネージャ」フォームの使用方法の詳細は、『Oracle Identity Manager Toolsリファレンス・ガイド』を参照してください。

ターゲット・システムの複数のインストールに対するコネクタの構成


注意:

この手順は、Microsoft Windows 2000の複数のインストールに対応するようにコネクタを構成する場合のみ実行します。この手順の各ステップ実行の詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。

ターゲット・システムの複数のインストールに対してコネクタを構成するには、次のようにします。

  1. 各ターゲット・システム・インストールに対して1つのリソースを作成して構成します。

    「IT Resources」フォームは「Resource Management」フォルダにあります。ITリソースは、コネクタのXMLファイルをインポートすると作成されます。このITリソースは、同じリソース・タイプの、残りのITリソースを作成するためのテンプレートとして使用できます。

  2. 必要であれば、Xellerate Userリソース・オブジェクトに対してリコンサイルされるフィールドを変更します。

管理およびユーザー・コンソールを使用してプロビジョニングを実行するときは、ユーザーをプロビジョニングするMicrosoft Windows 2000インストールに対応するITリソースを指定できます。