コネクタをデプロイするには次の手順を実行します。
Microsoft Windows 2000の複数のインストールに対応するようにコネクタを構成する場合は、次の手順を実行します。
次の表に、コネクタのデプロイ要件を示します。
項目 | 要件 |
---|---|
Oracle Identity Manager | Oracle Identity Managerリリース8.5.3以上。 |
ターゲット・システム | ターゲット・システムは次のいずれかです。
|
インフラストラクチャの要件 | 次のオペレーティング・システムのいずれか1つが稼働する追加のコンピュータ:
このコンピュータは、ファイル・サーバーとして使用します。 |
その他のアプリケーション | Microsoft Active Directory |
ターゲット・システムのユーザー・アカウント | Microsoft Windows 2000ファイル・サーバー管理者。
「ITリソースの定義」の手順を実行する際に、このユーザー・アカウントの資格証明を指定します。 |
ターゲット・システムを構成するには、次のようにします。
ターゲットのMicrosoft Windows 2000サーバーにMicrosoft Active Directoryを必ずインストールします。
ファイル・サーバーおよびターゲットのMicrosoft Windows 2000サーバーをMicrosoft Active Directoryをインストールするドメインで構成します。
次の表に、コピーするコネクタ・ファイルおよびそれらのコピー先のディレクトリを示します。
注意: この表の最初の列に示すディレクトリ・パスは、インストール・メディアの次のディレクトリでのコネクタ・ファイルの場所に対応しています。Operating Systems\Microsoft Windows 2000 これらのファイルの詳細は、「コネクタを構成するファイルおよびディレクトリ」を参照してください。 |
注意: Oracle Identity Managerをクラスタ環境にインストールするときは、インストール・ディレクトリの内容をクラスタの各ノードにコピーします。同じく、connectorResources ディレクトリとJARファイルも、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーする必要があります。 |
Oracle Identity Managerサーバーを構成するには、次のようにします。
注意: クラスタ環境では、クラスタの各ノードでこの手順を実行する必要があります。 |
Microsoft Windows 2000コネクタをデプロイして使用する前に、Microsoft Active Directoryコネクタをデプロイします。また、Microsoft Windows 2000ユーザー・アカウントは、Microsoft Active Directoryユーザー・アカウントがプロビジョニングされているXellerate Userのみにプロビジョニングされている必要があります。
次のディレクトリにMicrosoft Active Directory用のコネクタをデプロイする必要があります。
OIM_home\xellerate\XLIntegrations\ActiveDirectory
関連資料: 『Oracle Identity Manager Microsoft Active Directory Connectorガイド』 |
次のファイルを編集します。
OIM_home\xellerate\bin\xlStartServer.bat
次の行をこのファイルの最初に追加します。
SET PATH=OIM_home\xellerate\XLIntegrations\Windows2000\dll
次のように必要な入力ロケールに変更します。
「コントロール パネル」を開きます。
「地域のオプション」をダブルクリックします。
「地域のオプション」ダイアログ・ボックスの「入力ロケール」タブで、使用する入力ロケールを追加してから、その入力ロケールに切り替えます。
サーバー・キャッシュを消去します。
OIM_home
\xellerate\connectorResources
ディレクトリ内に新しいリソース・バンドルを追加するたび、または既存のリソース・バンドルで変更を行うたびに、コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをサーバー・キャッシュから消去する必要があります。
サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドルに関連する内容を消去するには、次のようにします。
コマンド・ウィンドウで、OIM_home
\xellerate\bin
ディレクトリに移動します。
次のコマンドのいずれかを入力します。
注意: このステップを実行する前にステップ1を実行する必要があります。コマンドを次のように実行すると、例外がスローされます。OIM_home\xellerate\bin\batch_file_name |
Microsoft Windowsの場合:
PurgeCache.bat ConnectorResourceBundle
UNIXの場合:
PurgeCache.sh ConnectorResourceBundle
このコマンドのConnectorResourceBundle
は、サーバー・キャッシュから削除できるコンテンツ・カテゴリの1つです。その他のコンテンツ・カテゴリの詳細は、次のファイルを参照してください。
OIM_home\xellerate\config\xlConfig.xml
注意: ステップ2の実行時にスローされる例外は無視できます。 |
コネクタのXMLファイルをOracle Identity Managerにインポートするには、次のようにします。
左側のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。
「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイル検索用のダイアログ・ボックスが表示されます。
Windows2000Object_DM.xml
ファイルを検索して開きます。このファイルはOIM_home
\xellerate\XLIntegrations\Microsoft Windows 2000\xml
ディレクトリにあります。このXMLファイルの詳細は、「ファイル・プレビュー」ページに表示されます。
「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。
「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。
「次へ」をクリックします。W2K File Server
ITリソースの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。
W2K File Server
ITリソースのパラメータの値を指定します。指定する値の詳細は、「ITリソースの定義」の表を参照してください。
「次へ」をクリックします。W2K File Server
ITリソース・タイプの新しいインスタンスの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。
その他のITリソースを定義しないことを指定するには、「スキップ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。
関連資料: その他のITリソースを定義する場合、手順は『Oracle Identity Manager Toolsリファレンス・ガイド』を参照してください。 |
「選択内容の表示」をクリックします。
XMLファイルの内容が「インポート」ページに表示されます。ノードの横に十字形のアイコンが表示されることがあります。各ノードを右クリックして「削除」を選択し、それらのノードを削除します。
「インポート」をクリックします。コネクタのXMLファイルがOracle Identity Managerにインポートされます。
コネクタのXMLファイルをインポートしたら、「手順6: アダプタのコンパイル」に進みます。
W2K File Server
ITリソース・パラメータには、次の表に示す値を指定してください。
パラメータ | パラメータの説明 |
---|---|
AdminName |
ファイル・サーバーとして使用されるMicrosoft Windows 2000コンピュータの管理ユーザーのユーザーID |
AdminPassword |
ファイル・サーバーとして使用されるMicrosoft Windows 2000コンピュータの管理ユーザーのパスワード |
ComputerName |
ファイル・サーバーとして使用されるMicrosoft Windows 2000コンピュータのホスト名またはIPアドレス |
DomainName |
ファイル・サーバーとして使用されるMicrosoft Windows 2000コンピュータのドメイン |
これらのITリソース・パラメータの値を指定したら、この手順のステップ9に進んで、コネクタのXMLファイルをインポートします。
コネクタのXMLファイルのインポート時に、次のアダプタがOracle Identity Managerにインポートされます。
Win2K Create Directory
Win2K Delete Share
Win2K Add User To Folder
Win2K Target Server Update
Win2K Update File Server
Win2K Update Share Path
Win2K Remove User From Folder
Win2K Delete User Share Directory
Win2K Chk Process User
Win2K Create Share
これらのアダプタを使用してターゲット・システムにアカウントをプロビジョニングするには、これらをコンパイルする必要があります。
「アダプタ・マネージャ」フォームを使用してアダプタをコンパイルするには、次のようにします。
現在のデータベースにインポートしたすべてのアダプタをコンパイルするには、「すべてをコンパイル」を選択します。
複数のアダプタ(すべてではない)をコンパイルするには、コンパイルするアダプタを選択します。次に、「選択したものをコンパイル」を選択します。
注意: 正常にコンパイルされなかったアダプタのみを再コンパイルするには、「以前の失敗分をコンパイル」をクリックします。そのようなアダプタはコンパイルのステータスがOK になっていません。 |
「開始」をクリックします。選択したアダプタがOracle Identity Managerによってコンパイルされます。
Oracle Identity Managerがクラスタ環境にインストールされている場合は、OIM_home
\xellerate\Adapter
ディレクトリから、コンパイル済のアダプタをクラスタの他の各ノードの同じディレクトリにコピーします。必要な場合には、その他のノードのアダプタ・ファイルを上書きします。
アダプタの詳細情報を表示するには、次のようにします。
注意: この手順は、Microsoft Windows 2000の複数のインストールに対応するようにコネクタを構成する場合のみ実行します。この手順の各ステップ実行の詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。 |
ターゲット・システムの複数のインストールに対してコネクタを構成するには、次のようにします。
各ターゲット・システム・インストールに対して1つのリソースを作成して構成します。
「IT Resources」フォームは「Resource Management」フォルダにあります。ITリソースは、コネクタのXMLファイルをインポートすると作成されます。このITリソースは、同じリソース・タイプの、残りのITリソースを作成するためのテンプレートとして使用できます。
必要であれば、Xellerate Userリソース・オブジェクトに対してリコンサイルされるフィールドを変更します。
管理およびユーザー・コンソールを使用してプロビジョニングを実行するときは、ユーザーをプロビジョニングするMicrosoft Windows 2000インストールに対応するITリソースを指定できます。