このリリースのコネクタに関連する既知の問題は、次のとおりです。
Oracle Internet Directoryの「modifyTimeStamp
」フィールドは、デフォルトでは検索機能をサポートしていません。このため、タイムスタンプの変更にかかわらずすべてのユーザーに対してクエリーが行われ、Oracle Identity Manager APIのignoreEvent
メソッドを使用して無視するイベントが決定されます。
プロビジョニングの間、「タイムゾーン」および「優先言語」の参照表に何も値が表示されません。これは次のリリースで修正される予定です。このリリースでは、各参照表を手動で更新することにより、この問題を回避できます。
アジア言語の中には、マルチバイト・キャラクタ・セットを使用するものがあります。ターゲット・システムのフィールドの文字数制限がバイト単位で指定されている場合、特定のフィールドに入力できるアジア言語の文字数は、同じフィールドに入力可能な英語言語の文字数より少なくなります。次の例でこの制限について説明します。
ターゲット・システムの「User Last Name」フィールドに英語50文字を入力できるとします。使用しているのが日本語で、ターゲット・システムのそのフィールドの文字数制限がバイト単位で指定されている場合、そのフィールドに入力できるのは25文字までです。