コネクタのデプロイ後には、コネクタが正常に機能することを確認するためにテストを行う必要があります。この章では、コネクタのテストに関する次の項目について説明します。
トラブルシューティング・ユーティリティを使用すると、ターゲット・システムへの接続や、ターゲット・システムでの基本的な操作の実行に関連する問題の原因を特定できます。
コマンド・ウィンドウで、PSFTBaseProvisioning.jar
ファイルが含まれているOIM_home
\xellerate\JavaTasks
ディレクトリに移動します。次に、次のテストを実行します。
次のコマンドを入力して、PeopleSoft User Managementユーザーを作成します。
java -jar PSFTBaseProvisioning.jar Create serverName serverPort adminadminCredentials ciName symbId userId userDescription empId recordname
次に例を示します。
java -jar PSFTBaseProvisioning.jar Create 172.19.151.53 9000 PS PS2005 USER_PROFILE PS89 PSFt0101 PSFT0101 KS0001 PERSONAL_DATA
次のコマンドを入力して、PeopleSoft User Managementユーザーを更新します。
java -jar PSFTBaseProvisioning.jar update serverName serverPort admin adminCredentials ciName symbId userId attrName attrValue
このコマンドでは、attrName
フィールドに次のいずれかの値を指定できます。
USER_DESCRIPTION
EMAIL_ADDRESS
EMAILTYPE
MULTI_LANGUAGE_CODE
LANGUAGE_CODE
CURRENCY_CODE
次に例を示します。
java -jar PSFTBaseProvisioning.jar Update 172.19.101.13 9000 PS PS2005 USER_PROFILE PS89 bb USER_DESCRIPTION TCSDelhi
次のコマンドを入力して、PeopleSoft User Managementユーザーの従業員IDを更新します。
java -jar PSFTBaseProvisioning.jar UpdateUserEmployeeId serverName serverPort admin adminCredentials ciName symbId userId newEmpId oldEmpId recordname
次に例を示します。
java -jar PSFTBaseProvisioning.jar UpdateUserEmployeeId 172.19.101.13 9000 PS PS2005 USER_PROFILE PS89 bb KS0002 KS0001 PERSONAL_DATA
次のコマンドを入力して、PeopleSoft User Managementユーザーのパスワードを更新します。
java -jar PSFTBaseProvisioning.jar UpdatePassword serverName serverPort admin adminCredentials ciName symbId userId password
次に例を示します。
java -jar PSFTBaseProvisioning.jar UpdatePassword 172.19.101.13 9000 PS PS2005 USER_PROFILE PS89 bb PERSONAL001
リコンシリエーションのテスト・ケースを実行するには、PeopleSoftリスナーWebアプリケーションが従業員をOracle Identity Managerにリコンサイルできることを確認します。次の各項で、このテストを実行する手順を示します。
PeopleSoftリスナーWebアプリケーションをテストするための前提条件は、次のとおりです。
Microsoft Windowsのスクリプト・エンジンがインストールされていることを確認します。これは、VBScriptファイルを実行するために必要です。
PeopleSoft XMLメッセージ・スキーマがUSR_MGMT_MSG.xml
ファイルに記述されていることを確認します。このファイルは、OIM_home
\xellerate\test
ディレクトリにあります。
PeopleSoftリスナーWebアプリケーションをテストするには、次のようにします。
OIM_home
\xellerate\test\psft-xel-test.vbs
ファイル内で、次のようにします。
ps_server_url
変数の値を、PeopleSoftリスナーWebアプリケーションのURLを指し示すように変更します。
ExecuteATM
関数に、必要なPeopleSoft属性および従業員データの値を指定します。
psft-xel-test.vbs
を実行します。スクリプトがエラーなしで実行されることを確認します。
スクリプトが実行されると、リコンシリエーション・イベントが作成されます。リコンシリエーション・イベントがOracle Identity Manager内に作成されること、およびVBScriptファイル内に指定したデータがそのイベントに含まれていることを確認します。
次の表に、PeopleSoft User Managementコネクタに関して発生する一般的な問題の一部を示します。