このリリースのコネクタに関連する既知の問題は、次のとおりです。
ユーザー・アカウントのグループ・メンバーシップを抽出するためのRSA Authentication ManagerのAPIも、標準セットのSd_ListGroupMembership
とともに公開されています。このAPIは、初期状態のXLコネクタでは使用しませんが、このAPIを使用するために初期状態のコネクタを拡張する場合は、次の制限事項に注意してください。
デフォルト・シェルに区切り文字(カンマなど)があると、(カンマで区切られた)APIからの出力は誤ったものになります。
そのため、必要な変更を行ってこのような例外的なケースを処理する必要があります。
RSA Authentication Managerにユーザーを作成する際に、「デフォルト・ログイン」フィールドに特殊文字を入力しないでください。このフィールドに特殊文字を入力すると、Oracle Identity Managerでは「ユーザーID」フィールドでの特殊文字がサポートされていないため、リコシリエーションは機能しません。
アジア言語の中には、マルチバイト・キャラクタ・セットを使用するものがあります。ターゲット・システムのフィールドの文字数制限がバイト単位で指定されている場合、特定のフィールドに入力できるアジア言語の文字数は、同じフィールドに入力可能な英語言語の文字数より少なくなります。次の例でこの制限について説明します。
ターゲット・システムの「User Last Name」フィールドに英語50文字を入力できるとします。使用しているのが日本語で、ターゲット・システムのそのフィールドの文字数制限がバイト単位で指定されている場合、そのフィールドに入力できるのは25文字までです。
このコネクタでは、英語以外の文字を含むセキュリティ証明書の使用はサポートされていません。
日本語、簡体字中国語、繁体字中国語、韓国語およびフランス語を使用する際に、次の制限事項があります。
RSA APIは、これらの言語のキャラクタ・セットでは特定の文字をサポートしません。サポートされていない、いずれか1つの文字が、操作中に発行されたフィールド値の最初に含まれる場合、プロビジョニングまたはリコンシリエーション操作は失敗します。ただし、サポートされていない文字が含まれる場所がフィールド値の最初以外の場合、操作は失敗しません。
これらの言語のサポートされていない文字の詳細は、使用するRSAのドキュメントを参照してください。