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Oracle Identity Manager SAP Employee Reconciliation Connectorガイド
リリース9.0.3
E05126-01
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1 コネクタについて

Oracle Identity Managerでは、アクセス権の管理、セキュリティおよびITリソースのプロビジョニングが自動化されています。Oracle Identity Managerコネクタは、Oracle Identity Managerとサード・パーティ製アプリケーションの統合に使用されます。SAP Employee Reconciliationのコネクタは、Oracle Identity ManagerをSAP Employee Reconciliationと統合するために使用されます。


注意:

Oracle Identity Managerコネクタは、オラクル社がThor Technologies社を企業買収する前はリソース・アダプタと呼ばれていました。

この章では、次の項目について説明します。

サポートされている機能

次の表に、コネクタでサポートされているリコンシリエーション機能を示します。

機能 説明
Create User Oracle Identity Managerにユーザーを作成します。
Delete User Oracle Identity Managerのユーザーを削除します。
Disable User Oracle Identity Managerのユーザーを無効にします。
Enable User Oracle Identity Managerのユーザーを有効にします。
Update User Oracle Identity Managerのユーザーを更新します。


関連項目:

Oracle Identity ManagerとSAP Employee Reconciliationの間の属性マッピングの詳細は、付録Aを参照してください。

多言語サポート

このリリースのコネクタでは、次の言語をサポートしています。


関連資料:

サポートされる特殊文字の詳細は、『Oracle Identity Managerグローバリゼーション・ガイド』を参照してください。

リコンシリエーション・モジュール

この項では、リコンシリエーション・モジュールがリコンシリエーション・イベント・レコードを構成するためにターゲット・システムから抽出する要素について説明します。

リコンサイルされるSAP Employee Reconciliationフィールド

次のフィールドがリコンサイルされます。

  • 役職

  • パスワード

  • ITリソース・タイプ

  • 市区町村

  • 都道府県

  • 地方

  • 郵便番号

  • 電話番号

  • マネージャ

  • 開始日

  • 終了日

  • 部門

  • 電子メール・アドレス

  • 従業員ユーザーID

  • 従業員ID

  • ミドル・ネーム

  • SSN

  • ユーザーのロック

リコンサイルされるXellerateユーザー・フィールド

信頼できるソース・リコンシリエーションが実行されると、次のフィールドがリコンサイルされます。

  • ユーザーID

  • パスワード

  • 組織

  • Xellerate

  • ロール

  • 電子メール・アドレス

  • 従業員ID

  • リンクされたユーザー

  • ミドル・ネーム

  • LinkedUserID

  • UserFromHRMS

コネクタを構成するファイルおよびディレクトリ

コネクタを構成するファイルとディレクトリは、インストール・メディアにある次のディレクトリに圧縮されています。

Enterprise Applications\SAP Enterprise Applications\SAP Employee Reconciliation

これらのファイルとディレクトリを次の表に示します。

インストール・メディアのファイル 説明
BAPI\xlhsapcar.sar

コネクタがSAP Employee Reconciliationと連携して機能するように、このファイルは解凍されてコンポーネントがSAP Employee Reconciliationサーバーにデプロイされます。
lib\xliSAPHR.jar
このJARファイルには、リコンシリエーションに必要なクラス・ファイルが含まれます。
resourcesディレクトリのファイル これらの各リソース・バンドル・ファイルには、コネクタで使用される言語固有の情報が含まれます。

注意: リソース・バンドルは、Oracle Identity Managerのユーザー・インタフェースに表示されるローカライズ・バージョンのテキスト文字列を含むファイルです。これらのテキスト文字列には、管理およびユーザー・コンソールに表示されるGUI要素のラベルやメッセージが含まれます。

troubleshoot\TroubleShootingUtility.class
このユーティリティは、コネクタ機能をテストするために使用されます。
troubleshoot\global.properties
このファイルは、トラブルシューティング・ユーティリティを使用してターゲット・システムに接続するのに必要なパラメータおよび設定を指定するために使用されます。
troubleshoot\log.properties
このファイルは、トラブルシューティング・ユーティリティの実行時、ログ・レベルおよびログ・ファイルの作成先ディレクトリを指定するために使用されます。
xml\SAPHRResourceObject.xml
このXMLファイルには、コネクタの次のコンポーネントの定義が含まれます。
  • ITリソース・タイプ

  • カスタム・プロセス・フォーム

  • プロセス・タスクおよびアダプタ(マッピングを含む)

  • リソース・オブジェクト

  • プロビジョニング・プロセス

  • 事前移入ルール

  • リコンシリエーション・プロセス

  • 参照定義

xml\SAPHRXLResourceObject.xml
このXMLファイルには、Xellerateユーザーの構成が含まれます。このファイルをインポートする必要があるのは、信頼できるソースのリコンシリエーション・モードでコネクタを使用する場合のみです。


注意:

troubleshootディレクトリ内のファイルは、コネクタ上でテストを実行する目的でのみ使用されます。

「手順2: コネクタ・ファイルおよび外部コードのコピー」で、これらのファイルを必要なディレクトリにコピーする方法を説明します。

コネクタのリリース番号の確認

デプロイしたコネクタのリリース番号を確認するには、次のようにします。

  1. xliSAPHR.jarファイルの内容を抽出します。デプロイしたコネクタの場合、このファイルは次のディレクトリにあります。

    OIM_home\xellerate\JavaTasks
    
    
  2. manifest.mfファイルをテキスト・エディタで開きます。manifest.mfファイルは、xliSAPHR.jarファイル内にバンドルされているファイルの1つです。

    manifest.mfファイルで、コネクタのリリース番号がVersionプロパティの値として表示されます。


関連資料:

『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』