このリリースのコネクタに関連する既知の問題は、次のとおりです。
SAP Employee Reconciliationの構成時に、どのinfotypeのどのフィールドを記録する必要があるかを決定する必要があります。このコネクタでは、0000、0001、0002、0006、0105のinfotypeを追跡します。これらのinfotypeは、SAP HRMSの構成時に記録する必要があります。
従業員アカウントがSAP Employee Reconciliationで作成され、Oracle Identity Managerにリコンサイルされたとします。次に、Oracle Identity Managerを介してSAP User Managementのユーザーをプロビジョニングします。その後、SAP User Managementのユーザー・アカウントとSAP Employee Reconciliationの従業員アカウントをリンクします。次のリコンシリエーションの実行時に、従業員アカウントとユーザー・アカウント間のリンクはOracle Identity Managerに反映されます。
ただし、SAPの従業員アカウントとユーザー・アカウントをリンクする前に、SAP Employee Reconciliationの従業員アカウントをOracle Identity Managerにリコンサイルしないと、次のリコンシリエーションの実行時にリンクはOracle Identity Managerに反映されません。
アジア言語の中には、マルチバイト・キャラクタ・セットを使用するものがあります。ターゲット・システムのフィールドの文字数制限がバイト単位で指定されている場合、特定のフィールドに入力できるアジア言語の文字数は、同じフィールドに入力可能な英語言語の文字数より少なくなります。次の例でこの制限について説明します。
ターゲット・システムの「User Last Name」フィールドに英語50文字を入力できるとします。使用しているのが日本語で、ターゲット・システムのそのフィールドの文字数制限がバイト単位で指定されている場合、そのフィールドに入力できるのは25文字までです。
コネクタはJDK 1.4をサポートするJCO APIを使用して、SAP Employee Reconciliationと通信します。Oracle Identity Managerは、JDK 1.5で機能するOracle Containers for J2EE(OC4J)のリリースをサポートしています。ただし、コネクタではOC4Jはサポートされていません。