Oracle Identity Managerアプリケーション・コンポーネントをインストールする前に、グローバリゼーションのためにロケールを構成し、データベースを設定します。
この章の内容は次のとおりです。
インストール前に、アプリケーション・サーバーでロケールの地域言語設定を構成する必要があります。必ず適切な言語バージョンのオペレーティング・システムをインストールし、その他の必要な言語設定を行ってください。
このリリースでは、Oracle Identity ManagerはOracle Databaseでのグローバリゼーションのみをサポートしています。
Oracle Identity Managerのグローバリゼーション・サポートでは、Unicodeでデータベースを構成することをお薦めします。Oracle Databaseに対してUnicodeサポートを構成するには、必ず次の設定を構成するようにします。
Oracle Databaseのインストール時に、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドで説明しているようにAL32UTF8キャラクタ・セットを選択します。
NLS_LENGTH_SEMANTICS
初期化パラメータがまだCHAR
に設定されていない場合は、次の手順で説明しているように設定します。
サーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE
)を使用する場合に、初期化パラメータNLS_LENGTH_SEMANTICS
をCHAR
に設定するには、次のようにします。
SYSDBAとしてSQL*PLUSに接続します。
SQL*PLUSで次のコマンドを実行します。
ALTER SYSTEM SET NLS_LENGTH_SEMANTICS=CHAR SCOPE=BOTH
init.ora
パラメータ・ファイル(PFILE
)を使用する場合に、初期化パラメータNLS_LENGTH_SEMANTICS
をCHAR
に設定するには、次のようにします。
SYSDBAとしてSQL*PLUSに接続します。
SQL*PLUSで次のコマンドを実行します。
ALTER SYSTEM SET NLS_LENGTH_SEMANTICS=CHAR
このコマンドはすぐに反映され、データベースが停止するまで持続します。
init.ora
パラメータ・ファイルを変更してNLS_LENGTH_SEMANTICS=CHAR
を追加します。
このステップにより、データベースを再起動した場合にNLS_LENGTH_SEMANTICS
が必ず設定されるようになります。
注意: AL32UTF8キャラクタ・セットを選択し、NLS_LENGTH_SEMANTICS 初期化パラメータをCHAR に設定する必要があるかどうかを知るために、必ずOracle Databaseのインストレーション・ガイドを確認してください。 |