この章では、Oracle Identity Managerサーバーの起動と停止の方法、および管理およびユーザー・コンソールのアクセス方法を示します。この章では次の項目について説明します。
重要: Oracle Identity Managerサーバーを起動する前に、第7章「Oracle Identity ManagerサーバーおよびOracle Application Serverのインストール後の構成」のすべてのインストール後の手順を完了する必要があります。 |
Oracle Identity Managerの任意のコンポーネントを最初に起動した後、またはxlconfig.xmlのパスワードの変更後に起動した後は、パスワードが暗号化されて保存されます。ただし、Oracle Identity Managerによって、パスワードの保存前に、xlconfig.xmlのバックアップ・コピー(ファイル名はxlconfig.xml.<x>)も作成されます。このバックアップ・ファイルxlconfig.xml.<x>には、パスワードがプレーン・テキストで格納されています。
重要: Oracle Identity Managerのいずれかのコンポーネントを最初に起動した後、またはxlconfig.xmlのパスワードを変更して再起動した後は、新しいパスワードが正常に機能していることを確認したら、バックアップ・ファイルを必ず削除してください。バックアップ・ファイルの名前はxlconfig.xml.<x>です。xlconfig.xml.0、xlconfig.xml.1など、xは最新の番号です。 |
ここでは、Windows、UNIXまたはLinuxでのOracle Identity Managerサーバーの起動方法について説明します。Oracle Identity Managerサーバーを起動するには、Oracle Application Serverを起動します。次の手順を実行してOracle Application ServerとOracle Identity Managerを起動します。
データベースが起動されて実行していることを確認します。
次のようにOracle Application Serverを起動します。
Windows
「スタート」メニューから、「Oracle - <Oracle Application Server Instance Name>」→「Oracle Process Manager」→「Start Oracle Process Manager」を選択します。
UNIXまたはLinux
<ORACLE_HOME>/opmn/binディレクトリに移動します。
次のコマンドを実行します。
./opmnctl startall
ここでは、Windows、UNIXまたはLinuxでのOracle Identity Managerサーバーの正常な停止方法について説明します。Oracle Identity Managerサーバーを正常に停止するには、次の手順を実行してOracle Application Serverを停止します。
Windows
「スタート」メニューから、「Oracle - <Oracle Application Server Instance Name>」→「Oracle Process Manager」→「Stop Oracle Process Manager」を選択します。
UNIXまたはLinux
<ORACLE_HOME>/opmn/bin/ディレクトリに移動します。
次のコマンドを実行します。
./opmnctl stopall
Oracle Application ServerとOracle Identity Managerサーバーを起動してから、管理およびユーザー・コンソールにアクセスできます。次の手順を実行して管理およびユーザー・コンソールにアクセスします。
OC4Jインスタンスのあるホストの完全修飾ドメイン名を、システムのhostsファイルに追加します。この完全修飾ドメイン名は、Oracle Application Server対応のEnterprise Managerにログインしたときに表示されるURLに含まれています。セッション・タイムアウトの問題を回避するには、Oracle Identity Managerにアクセスするときにこの完全修飾ドメイン名を使用します。
Webブラウザを起動して次のURLにアクセスします。
http://<hostname>:<port>/xlWebApp
<hostname>は、アプリケーション・サーバーのホスト・マシンの名前です。<port>は、Oracle Application Serverがリスニングしているポートです。Oracle Application Serverのデフォルト・ポート番号は7777です。Oracle Application Serverがリスニングしているポートを調べるには、UNIXまたはLinuxでは<ORACLE_HOME>/install/readme.txtを、Windowsでは<ORACLE_HOME>\install\readme.txtを開きます。
注意: アプリケーション名xlWebAppでは大文字と小文字が区別されます。 |
次に例を示します。
http://localhost:7777/xlWebApp
Oracle Identity Managerのログイン画面が表示されたら、ユーザー名とパスワードを使用してログインします。