この章では、WebLogicに対してOracle Identity Managerをインストールする前に実行する必要がある次のタスクについて説明します。
(オプション、Solarisのみ)Solarisの非ルート・ユーザーとしてのOracle Identity Managerのインストール準備
この章のタスクを完了したら、Oracle Identity Managerをインストールする前に、データベースをインストールして構成する必要があります。これには、第4章「Oracle Identity Managerのためのデータベースのインストールと構成」の手順を実行します。
Oracle Identity ManagerをWebLogicにインストールする前に、Oracle Identity ManagerのためにWebLogicのドメイン、ユーザーおよびグループを作成する必要があります。次の手順を実行して、Oracle Identity Manager用のWebLogicドメイン、ユーザーおよびグループを作成します。
Oracle Identity ManagerのためにWebLogicのドメイン、ユーザーおよびグループを作成するには、次のようにします。
次のようにWebLogicの構成ウィザードを起動します。
Windows:
「スタート」メニューから「BEA WebLogic Platform」→「Configuration Wizard」を選択して、構成ウィザードを起動します。
UNIXまたはLinux:
次のWebLogic binディレクトリに移動します。
cd <
BEA_HOME
>/weblogic81/common/bin
次のコマンドを使用して構成ウィザードを起動します。
sh config.sh
構成ウィザードで次の手順を実行します。
「Create a new WebLogic configuration」オプションを選択します。
「Basic WebLogic Server Domain」テンプレートを選択します。
「Express Mode」オプションを選択します。
ドメインのユーザー名とパスワードを入力し、確認のためにパスワードを再入力します。
注意: これはOracle Identity Managerのために使用するアカウントです。ユーザー名とパスワードを記録しておいてください。Oracle Identity Managerをインストールするときにこの情報を指定する必要があります。 |
「Development Mode」または「Production Mode」を選択します。
「Sun SDK 1.4.2_11」を選択します。
必要であればドメイン構成の場所または名前を変更します。
ドメインが作成されたら構成ウィザードを終了します。
次のようにWebLogicアプリケーション・サーバーを起動します。
Windows:
「スタート」メニューから「BEA WebLogic Platform」→「User Projects」→「<domain name>」→「Start Server」を選択して、WebLogicアプリケーション・サーバーを起動します。
UNIXまたはLinux:
WebLogic user_projects/domainsディレクトリに移動します。
次に例を示します。
cd <
BEA_HOME
>/user_projects/domains/
構成ウィザードを使用して作成したドメインのディレクトリに移動します。次に例を示します。
cd <
domain name
>
次のコマンドを使用してWebLogicアプリケーション・サーバーを起動します。
sh startWebLogic.sh
Webブラウザで次のURLにアクセスし、新しいアカウントを使用してWebLogic管理コンソールにログインします。
http://<
hostname
>:7001/console
左側のナビゲーション・パネルで、「Security」→「Realms」→「myrealm」→「Groups」を選択します。
「Groups」ページの「Configure a new Group」リンクを選択します。
「General」タブの下の「Name」フィールドにグループ名としてUser
と入力し、オプションとしてグループの説明を入力します。
「Apply」をクリックします。
注意: グループ名User では大文字と小文字が区別されます。 |
左側のナビゲーション・パネルで、「Security」→「Realms」→「myrealm」→「Users」を選択します。
「Users」ページの「Configure a new User」リンクを選択します。
「General」タブの下の「Name」フィールドにユーザー名としてInternalと入力し、オプションとしてユーザーの説明を入力します。
注意: ユーザー名Internalでは大文字と小文字が区別されます。 |
ユーザー名Internalに対応するパスワードを入力し、確認のために再入力して、「Apply」をクリックします。
「Groups」タブを選択します。
Userグループを、Internalユーザーの「Current Groups」のリストに追加します。これには、「Possible Groups」のリストから「User」を選択して右矢印ボタンをクリックします。
「Apply」をクリックします。
Solarisで実行しているWebLogicアプリケーション・サーバーに非ルート・ユーザーとしてOracle Identity Managerをインストールするには、特定の権限が必要になります。Solarisで実行しているWebLogicアプリケーション・サーバーに非ルート・ユーザーとしてOracle Identity Managerをインストールする前に、次の状態を確認します。
Oracle Identity Managerのインストールに使用するオペレーティング・システム・ユーザー・アカウントに次の権限があることを確認します。
該当するWebLogicドメイン・ディレクトリに対する書込み権限および実行権限
(オプション)WebLogic libディレクトリおよびlib/mbeantypesディレクトリに対する書込み権限