ヘッダーをスキップ
Oracle Identity Manager WebLogic用インストレーション・ガイド
リリース9.0.3.1
E05490-01
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

3 Oracle Identity ManagerのためのWebLogicのインストールと構成

この章では、WebLogicに対してOracle Identity Managerをインストールする前に実行する必要がある次のタスクについて説明します。

  1. WebLogicのインストール

  2. Oracle Identity Manager用のWebLogicドメイン、ユーザーおよびグループの作成

  3. (オプション、Solarisのみ)Solarisの非ルート・ユーザーとしてのOracle Identity Managerのインストール準備

この章のタスクを完了したら、Oracle Identity Managerをインストールする前に、データベースをインストールして構成する必要があります。これには、第4章「Oracle Identity Managerのためのデータベースのインストールと構成」の手順を実行します。


注意:

管理対象サーバーを含むアプリケーション・サーバー・クラスタにWebLogicをデプロイする場合は、第9章「クラスタWebLogic構成へのデプロイ」の指示に従います。

WebLogicのインストール

WebLogicのデフォルト(完全)インストールを実行します。詳しい手順は、WebLogicのドキュメントを参照してください。

Oracle Identity Manager用のWebLogicドメイン、ユーザーおよびグループの作成

Oracle Identity ManagerをWebLogicにインストールする前に、Oracle Identity ManagerのためにWebLogicのドメイン、ユーザーおよびグループを作成する必要があります。次の手順を実行して、Oracle Identity Manager用のWebLogicドメイン、ユーザーおよびグループを作成します。

Oracle Identity ManagerのためにWebLogicのドメイン、ユーザーおよびグループを作成するには、次のようにします。

  1. 次のようにWebLogicの構成ウィザードを起動します。

    Windows:

    1. 「スタート」メニューから「BEA WebLogic Platform」「Configuration Wizard」を選択して、構成ウィザードを起動します。

    UNIXまたはLinux:

    1. 次のWebLogic binディレクトリに移動します。

      cd <BEA_HOME>/weblogic81/common/bin

    2. 次のコマンドを使用して構成ウィザードを起動します。

      sh config.sh

  2. 構成ウィザードで次の手順を実行します。

    1. 「Create a new WebLogic configuration」オプションを選択します。

    2. 「Basic WebLogic Server Domain」テンプレートを選択します。

    3. 「Express Mode」オプションを選択します。

    4. ドメインのユーザー名とパスワードを入力し、確認のためにパスワードを再入力します。


      注意:

      これはOracle Identity Managerのために使用するアカウントです。ユーザー名とパスワードを記録しておいてください。Oracle Identity Managerをインストールするときにこの情報を指定する必要があります。

    5. 「Development Mode」または「Production Mode」を選択します。

    6. 「Sun SDK 1.4.2_11」を選択します。

    7. 必要であればドメイン構成の場所または名前を変更します。

    8. ドメインが作成されたら構成ウィザードを終了します。

  3. 次のようにWebLogicアプリケーション・サーバーを起動します。

    Windows:

    1. 「スタート」メニューから「BEA WebLogic Platform」「User Projects」「<domain name>」「Start Server」を選択して、WebLogicアプリケーション・サーバーを起動します。

    UNIXまたはLinux:

    1. WebLogic user_projects/domainsディレクトリに移動します。

      次に例を示します。

      cd <BEA_HOME>/user_projects/domains/

    2. 構成ウィザードを使用して作成したドメインのディレクトリに移動します。次に例を示します。

      cd <domain name>

    3. 次のコマンドを使用してWebLogicアプリケーション・サーバーを起動します。

      sh startWebLogic.sh

  4. Webブラウザで次のURLにアクセスし、新しいアカウントを使用してWebLogic管理コンソールにログインします。

    http://<hostname>:7001/console

    1. 左側のナビゲーション・パネルで、「Security」「Realms」「myrealm」「Groups」を選択します。

    2. 「Groups」ページの「Configure a new Group」リンクを選択します。

    3. 「General」タブの下の「Name」フィールドにグループ名としてUserと入力し、オプションとしてグループの説明を入力します。

      「Apply」をクリックします。


      注意:

      グループ名Userでは大文字と小文字が区別されます。

    4. 左側のナビゲーション・パネルで、「Security」「Realms」「myrealm」「Users」を選択します。

    5. 「Users」ページの「Configure a new User」リンクを選択します。

    6. 「General」タブの下の「Name」フィールドにユーザー名としてInternalと入力し、オプションとしてユーザーの説明を入力します。


      注意:

      ユーザー名Internalでは大文字と小文字が区別されます。

    7. ユーザー名Internalに対応するパスワードを入力し、確認のために再入力して、「Apply」をクリックします。

    8. 「Groups」タブを選択します。

    9. Userグループを、Internalユーザーの「Current Groups」のリストに追加します。これには、「Possible Groups」のリストから「User」を選択して右矢印ボタンをクリックします。

      「Apply」をクリックします。

Solarisの非ルート・ユーザーとしてのOracle Identity Managerのインストール準備

Solarisで実行しているWebLogicアプリケーション・サーバーに非ルート・ユーザーとしてOracle Identity Managerをインストールするには、特定の権限が必要になります。Solarisで実行しているWebLogicアプリケーション・サーバーに非ルート・ユーザーとしてOracle Identity Managerをインストールする前に、次の状態を確認します。