ここでは、Oracle Identity Managerのインストール時に発生する問題を示し、次の内容について説明します。
ヒント: Oracle Identity Managerのインストールをトラブルシューティングするときに診断ダッシュボード・ツールを使用すると役立ちます。詳細は、『Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソール・ガイド』を参照してください。 |
ターゲット・サーバーとサーバー・ポート番号について誤った値が定義されている場合、WebLogicクラスタ環境でのOracle Identity Managerのインストールが失敗することがあります。インストール・プロセスでは管理サーバーをターゲットとして定義しないでください。これは、設定スクリプトによって、クラスタ・メンバーにJMSサーバーを作成する必要があるためです。
たとえば、次の手順を実行すると、インストールを継続できるようにWebLogicサービスをクリーンアップできます。
WebLogic管理コンソールを開き、クラスタに対して作成されたサービスをクリーンアップします。
「JDBC」タブを選択し、次の項目を削除します。
接続プール
両方のデータ・ソース
「JMS」タブを選択し、次の項目を削除します。
xleConnectionFactory
すべてのxlJDBCStore
すべてのxlJMSServer
<XL_HOME>\Profile\weblogic.profileファイルを開き、次のように変更します。
WebLogicサーバー・ターゲット名をmyserverから<cluster_member1>に変更します。
WebLogicサーバー・ターゲット・ポートを7001から7051に変更します。
スクリプトsetup_weblogic.cmdを実行します。
スクリプトが正常に実行していることをログ・ファイルで確認します。
設定スクリプトが正常に実行されたら、WebLogicサーバーを再起動する必要があります。
これでインストールを継続できます(ここでOracle Identity Managerインストーラを再起動します)。または、インストール済のすべてのOracle Identity Manager製品とWebLogicドメインを削除して、Oracle Identity Managerのインストールをやりなおすこともできます。
クラスタ・メンバー(クラスタに含まれるマシン)の設定がシステム・クロックと異なる場合、タスク・スケジューラが正常に作動しません。すべてのクラスタ・メンバーのシステム・クロックを互いに1秒以内に同期しておくことを強くお薦めします。