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Oracle Identity Manager Generic Technology Connector管理者ガイド
リリース9.0.3.1
E05491-01
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3 汎用テクノロジ・コネクタの管理

汎用テクノロジ・コネクタ・フレームワークによって、汎用テクノロジ・コネクタを変更するための機能が提供されます。さらに、デプロイメント・マネージャを使用すると、汎用テクノロジ・コネクタのエクスポートまたはインポートを行うこともできます。

汎用テクノロジ・コネクタ・フレームワークのこのような機能について、次の項で説明します。

汎用テクノロジ・コネクタの変更


注意:

汎用テクノロジ・コネクタ・フレームワークによって自動的に作成されるコネクタ・オブジェクトを変更する際には、Design Consoleを使用しないでください。汎用テクノロジ・コネクタ・フレームワークの外部でコネクタ・オブジェクトを変更すると、汎用テクノロジ・コネクタが機能しなくなることがあります。

汎用テクノロジ・コネクタ・フレームワークによって自動的に作成されるコネクタ・オブジェクトの詳細は、付録Bを参照してください。

また、一度に変更できるコネクタは1つのみです。1つのコンピュータで同時に2つのコネクタの「変更」画面を使用しようとすると、「変更」機能が正しく作動しないことがあります。

第6章「既知の問題」では、これらの問題について説明しています。


汎用テクノロジ・コネクタを変更するには、次のようにします。

  1. 管理およびユーザー・コンソールを開きます。

  2. 「汎用テクノロジ・コネクタ」を開きます。

  3. 「管理」をクリックします。

  4. 変更するコネクタを検索します。検索を容易に行うために、この画面に表示される検索基準を組み合せて使用できます。または、このOracle Identity Managerインストールに作成されているすべての汎用テクノロジ・コネクタを表示するために、検索基準を指定せずに「コネクタの検索」をクリックします。

  5. 表示される検索結果で、変更する汎用テクノロジ・コネクタをクリックします。

  6. 「パラメータの編集」をクリックします。コネクタ作成プロセスの第2画面が表示されます。これ以降は、「「ステップ2: パラメータの定義」画面」の手順に従ってください。


    注意:

    この手順と、汎用テクノロジ・コネクタを作成するために実行する手順の違いは、既存の汎用テクノロジ・コネクタを変更した場合にはメタデータの自動検出が行われないことのみです。

汎用テクノロジ・コネクタのエクスポート

汎用テクノロジ・コネクタのXML構成ファイルをエクスポートできます。このXMLファイルには、コネクタを構成するすべてのオブジェクトの定義が含まれます。同じ汎用テクノロジ・コネクタを新しいOracle Identity Managerインストールで使用する場合は、まずXMLファイルをエクスポートしてから、新しいOracle Identity Managerインストールにインポートする必要があります。

コネクタのXMLファイルをエクスポートするには、次のようにします。

  1. 管理およびユーザー・コンソールを開きます。

  2. 「デプロイメント管理」を開きます。

  3. 「エクスポート」をクリックします。

  4. デプロイメント・マネージャ・ウィザードの最初のページで、リストから「汎用コネクタ」を選択して「検索」をクリックします。

  5. 検索結果から、エクスポートするXMLファイルの汎用テクノロジ・コネクタを選択します。

  6. 「子の選択」をクリックします。

  7. 選択した汎用テクノロジ・コネクタについて、エクスポートする子エンティティを選択してから、「依存性の選択」をクリックします。

  8. エクスポートする依存性を選択し、「確認」をクリックします。

  9. 画面に表示される要素がエクスポートの要件を満たすことを確認したら、「エクスポート用に追加」をクリックします。

  10. 「ウィザードを終了し、すべての選択を表示します」をクリックしてから、「OK」をクリックします。

汎用テクノロジ・コネクタのインポート

汎用テクノロジ・コネクタを別のOracle Identity Managerインストールにコピーするには、まずコネクタのXMLファイルをエクスポートしてから、そのXMLファイルをコピー先のOracle Identity Managerインストールにインポートする必要があります。


注意:

汎用テクノロジ・コネクタをステージング・サーバーで作成してから、そのコネクタを本番サーバーにインポートするとします。ステージング・サーバーで汎用テクノロジ・コネクタを作成するときは、汎用テクノロジ・コネクタとコネクタ・オブジェクトの名前がそのサーバー上で一意であることを確認しているはずです。さらに、それらの名前が、本番サーバーのコネクタやコネクタ・オブジェクトの名前と同じではないことも確認する必要があります。

同じ名前がある場合は、コネクタXMLファイルをステージング・サーバーから本番サーバーにインポートするときに、古いオブジェクトが新しいオブジェクトで上書きされます。上書きプロセスに際してメッセージは表示されませんが、関連するコネクタが上書きのために使用できなくなることがあります。

これは、「既知の問題」の章の「汎用テクノロジ・コネクタおよびコネクタ・オブジェクトの名前」でも説明します。

オブジェクトが上書きされた場合に、機能する状態に戻せるようにするために、コピー先のOracle Identity Managerデータベースのバックアップを作成してから、コネクタXMLファイルをインポートする必要があります。


汎用テクノロジ・コネクタをインポートするには、エクスポートされたコネクタXMLファイルをコピー先のOracle Identity Managerサーバーの任意のディレクトリにコピーしてから、次の手順を実行します。

  1. 管理およびユーザー・コンソールを開きます。

  2. 左側のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。

  3. 「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイルを探すためのダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. コネクタのXMLファイルをコピーしたディレクトリで、ファイルを確認して開きます。

  5. 「ファイルの追加」をクリックします。

  6. 「次へ」「次へ」「スキップ」を順にクリックします。

  7. 「選択内容の表示」をクリックします。

    コネクタのXMLファイルの内容が「インポート」ページに表示されます。一部のノードに十字型のアイコンが表示されることがあります。これらの各ノードを右クリックし、「削除」を選択して削除します。

  8. 「インポート」をクリックします。コネクタのファイルがOracle Identity Managerにインポートされます。

コネクタのXMLファイルをインポートしたら、汎用テクノロジ・コネクタのランタイム・パラメータを更新する必要があります。


注意:

これらの値は、コネクタのXMLファイルをエクスポートしたときにコピーされません。

ランタイム・パラメータの値を更新するには、「汎用テクノロジ・コネクタの変更」の手順に従います。