リコンシリエーション・アーカイブ・ユーティリティは、アクティブなリコンシリエーション表のデータのアーカイブ・リコンシリエーション表へのアーカイブ、およびアクティブなリコンシリエーション表とアーカイブ・リコンシリエーション表のデータの削除を行います。
このユーティリティは、パフォーマンスを向上するために追加されました。このユーティリティは、リコンシリエーション・データをアーカイブする場合にのみ実行します。データは、アクティブなリコンシリエーション表から新しいアーカイブ表に転送されます。そのため、アクティブなリコンシリエーション・データの抽出時間が短縮され、パフォーマンスが向上します。
この付録の内容は次のとおりです。
Oracleデータベースを使用している場合、Oracle Identity Managerデータベース・リコンシリエーション・アーカイブのすべてのファイルは、PATCH/db/oracle/Utilities/ReconArchivaディレクトリにあります。表C-1は、Oracle Identity Managerリコンシリエーション・アーカイブ・ユーティリティを構成するファイルの詳細を示しています。
表C-1 リコンシリエーション・アーカイブ・ファイル
ファイル | 説明 |
---|---|
cr_recon_ddl_table.sql |
OIM_RECON_DDL表を作成します。この表は、リコンシリエーション・アーカイブ・ユーティリティにより使用されます。このユーティリティは、ツールによりリコンシリエーション・データがアーカイブまたは削除される際に生成されるDDL文を格納するために、OIM_SP_ReconArchivalストアド・プロシージャをコールします。 |
Create_recon_arch_tables.sql |
アクティブなリコンシリエーション表と同じ構造でarch_rc*表を作成します。また、スクリプトにより、表に主キーが追加されます。 |
OIM_SP_ReconArchival.sql |
リコンシリエーション・アーカイブ表へのリコンシリエーション・データのアーカイブ、およびアクティブなリコンシリエーション表からのデータの削除を行います。また、アーカイブ・リコンシリエーション表およびアクティブなリコンシリエーション表のデータをクリーンアップできます。 |
リコンシリエーション・アーカイブ・ユーティリティを使用するには、次のスクリプトを実行します。
Microsoft Windowsの場合は、OIM_ReconArch.batを実行します。
UNIXの場合は、OIM_ReconArch.shを実行します。
スクリプトを実行すると、次の名前のログ・ファイルが生成されます。
Microsoft Windowsの場合:
ユーティリティを実行してエラーが発生しなかった場合:
Arch_Recon_YYYY_MM_DD_hh_mi.log
ユーティリティを実行してエラーが発生した場合:
Err_Arch_Recon_YYYY_MM_DD_hh_mi.log
UNIXの場合:
ユーティリティを実行してエラーが発生しなかった場合:
Arch_Recon_YYYY_MM_DD_hh_mi.log
ユーティリティを実行してエラーが発生した場合:
Err_Arch_Recon_YYYY_MM_DD_hh_mi.log