Oracle Identity Manager 管理およびユーザー・コンソール・ガイド リリース9.1.0 E05900-03 |
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Oracle Identity Managerを使用して、操作データまたは履歴データのレポートを生成できます。これらのレポートには、Oracle Identity Managerユーザーが使用できるリソースの情報が記載されています。
この章の内容は、次のとおりです。
次の各項では、Oracle Identity Managerのデフォルトの操作レポートについて説明します。これらのレポートは、Oracle Identity Managerの管理者と監査者が、運用やコンプライアンスの用途で使用できます。
表14-1は、管理およびユーザー・コンソールで使用可能な操作レポートの一覧を示します。
次の各項では、Oracle Identity Managerの履歴データ・レポートについて説明します。これらのレポートは、管理者と監査者が、コンプライアンスや監査の用途で使用できます。
表14-2は、管理およびユーザー・コンソールで使用可能な履歴レポートの一覧を示します。
レポートを実行するには、次の手順を実行します。
結果ページに、そのユーザーが使用できるそのタイプのすべてのレポートが一覧表示されます。レポートが一覧表示される表には、次のフィールドがあります。
フィールド | 説明 |
---|---|
レポート名 |
操作レポートの一意の名前が表示されます。そのレポートの入力パラメータへのリンクにもなっています。 |
レポート・コード |
レポートの一意の英数字コードです。 |
レポート・タイプ |
管理者がレポートを整理するのに役立つレポート・タイプです。 |
レポート説明 |
レポートの簡単な説明です。 |
レポート入力パラメータ・ページが表示されます。このページに、レポートの実行に必要な入力パラメータが表示されます。場合により、少なくとも1つ以上の入力パラメータ・フィールドが必須フィールドとなります。そうでない場合も、1つ以上のフィールドに入力しないとレポートを実行できません。
「レポート表示」ページが表示されます。
「レポート表示」ページには、レポートの内容が表示されます。いくつかの表示形式を使用できます。形式情報は、各レポートに関連付けられているレポート・メタデータに含まれています。表示形式には次のものがあります。
デフォルトで各ページに表示されるのは50レコードのみです。この制限は、プロパティ・ファイルで変更できます。複数のページがある場合、ページの上部と下部にある「最初」、「前へ」、「次へ」および「最後」の各ナビゲーション・リンクがアクティブになります。
フィルタを使用して、レポートの検索基準を絞り込むことができます。デフォルトで、フィルタがメニューおよびテキスト・フィールドとして表示されます。メニューからデータのタイプを選択して、テキスト・フィールドにフィルタ文字列を入力します。フィルタ・フィールドで、ワイルドカード文字のアスタリスク(*)を使用できます。アスタリスクは任意の数の文字を表します。たとえば、「S*t」
は、「Slashdot」
や「Sat」
に一致します。ユーザー・ステータス、従業員タイプなどの参照フィールドを表すフィルタ基準には、値を選択するためのボックスがあります。
フィルタは既存のレポートを絞り込むのみで、新しいレポートを生成することはありません。たとえば、レポートを[First Name=j*]
(名が「j」で始まるすべてのレコードを戻す)という入力パラメータで実行し、[Last Name=Smith]
で再度フィルタリングした場合、レポートでは名がj
で始まり、姓がSmith
であるレコードのみが戻されます。
フィルタ・パラメータとしてユーザー・ステータスが含まれる履歴レポートの場合、検索は履歴データに対して実行されます。たとえば、[User Status=Active]
のフィルタ基準を指定すると、現在システム管理者であっても過去のある時点でアクティブであったすべてのユーザーが戻されます。
フィルタを作成して「フィルタ」をクリックすると、結果レポートが同じレポート表示ページに表示されます。フィルタ・メニューとフィールドには、入力されたフィルタ値が表示されます。「クリア」をクリックすると、フィルタ・フィールドが空白になります。
「入力パラメータの変更」をクリックすると、「入力パラメータ」ページに戻ります。入力パラメータのフィールドには、すでに入力した情報が含まれています。
レポート情報はすべて、CSV(カンマ区切り)ファイル形式でエクスポートすることができます。「CSVのエクスポート」をクリックし、プロンプトで、CSVファイルをコンピュータ上にローカルに保存するよう選択します。デフォルトのファイル名はreport code
.csv
です。
レポートに表示されるリソース名とユーザーIDには、リンクになっているものがあります。これらのリンクをクリックすると、新しい「詳細」ページに、このリソースやユーザーIDに関するさらに詳細な情報が表示されます。
Oracle Identity Managerは、Crystal Reportsなどのサード・パーティ製ツールを使用したレポートの作成をサポートしています。サード・パーティ製ツールを使用して、「操作レポートの概要」に記載されている操作レポートまたは「履歴レポートの概要」に記載されている履歴レポートを作成できます。
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