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Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソール・カスタマイズ・ガイド
リリース9.1.0
E05906-02
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9 グループのメニュー項目のアクセスのカスタマイズ

この章では、特定のグループで使用できる管理およびユーザー・コンソールのメニュー項目を指定する方法を説明します。

この章の内容は次のとおりです。

グループのメニュー項目の設定

管理しているグループに対してメニュー項目を設定するには、グループのメニュー項目ページを使用します。グループのメニュー項目ページにリストされたメニュー項目は、そのグループで使用できます。管理者は、このページに項目を追加することや、このページから項目を削除することができます。ユーザーが複数のグループのメンバーである場合、属している各グループに関連付けられたすべてのメニューにアクセスできます。


注意:

管理およびユーザー・コンソールのすべてのユーザーが、最も基本的なメニュー項目に必ずアクセスできるように、それらのメニュー項目はAll Usersグループに割り当ててください。

たとえば、ユーザーAがABCおよびXYZという2つのグループのメンバーであり、ABCグループのメンバーはRequests.Createにアクセスでき、XYZグループのメンバーはRequests.Trackにアクセスできるとすると、ユーザーAは管理およびユーザー・コンソールの「リクエスト」の下の「作成」ページと「トラッキング」ページの両方にアクセスできることになります。

各メニュー・グループには、menuGroup.menu group codeプロパティが関連付けられています。各メニュー項目には次のプロパティが関連付けられています。

グループの新規メニュー項目の作成

グループの新規メニュー項目を作成するには、「フォーム情報」フォームを使用してエントリを追加します。次に、対応するプロパティを追加します。

表9-1に、ユーザー・グループにアクセス権を付与できる管理およびユーザー・コンソールのメニュー項目の完全なリストを示します。

表9-1 グループを追加できる管理およびユーザー・コンソールのメニュー項目

メニュー・グループ メニュー項目名 機能

マイ・アカウント

アカウント・プロファイル

ユーザーは、自分のアカウント・プロファイルにアクセスできます。


パスワードの変更

ユーザーは、自分のパスワードを変更できます。


チャレンジQ&A

ユーザーは、自分のチャレンジ質問を変更できます。


マイ・プロキシ

ユーザーは、自分のプロキシ詳細を参照できます。

マイ・リソース

マイ・リソース

ユーザーは、自分のプロビジョニング済リソースを参照できます。


マイ・リクエスト

ユーザーは、自分に要求されたリクエストまたは自分が要求したリクエストを参照できます。


新しいリソースのリクエスト

ユーザーは、自分に対してリソースをプロビジョニングするリクエストを初期化または送信できます(あるいはその両方を実行できます)。

リクエスト

リソース

ユーザーは、リクエストを作成できます。


トラッキング

ユーザーは、既存のリクエストをトラッキングできます。

To-Doリスト

保留中の承認

ユーザーは、既存のリクエスト内のタスクを承認できます。


オープン・タスク

ユーザーは、自分または自分が管理するユーザーに割り当てられているオープン・タスクを参照できます。


アテステーション

ユーザーは、自身に割り当てられたオープンしているすべてのアテステーション・タスクを表示し、アテステーション・タスクの認証、却下、拒否または委任を行うことができます。

ユーザー

作成

ユーザーは、ユーザー・アカウントを作成できます。


管理

ユーザーは、自分が運用するユーザーを参照、編集および管理できます。

組織

作成

ユーザーは、組織を作成できます。


管理

ユーザーは、自分が運用する組織を管理できます。

ユーザー・グループ

作成

ユーザーは、グループを作成できます。


管理

ユーザーは、自分が運用するグループを参照、編集および管理できます。

アクセス・ポリシー

作成

ユーザーは、アクセス・ポリシーを作成できます。


管理

ユーザーは、自分が運用するアクセス・ポリシーを参照、編集および管理できます。

リソース管理

管理

ユーザーは、自分が運用するリソースを参照、編集および管理できます。


ITリソースの作成

ユーザーは、ITリソースを作成し、ITリソースへのアクセス権限をユーザー・グループに対して設定できます。


ITリソースの管理

ユーザーは、ITリソースを参照、変更および削除できます。


スケジュール済タスクの作成

ユーザーは、スケジュールを指定し、スケジュール済タスク属性を追加して、スケジュール済タスクを作成できます。


スケジュール済タスクの管理

ユーザーは、スケジュール済タスクを参照および変更できます。

デプロイメント管理

エクスポート

ユーザーは、XellerateエンティティをXMLファイルとしてエクスポートできます。


インポート

ユーザーは、デプロイメント・マネージャ・エクスポート機能を使用して作成されたXMLファイルからXellerateエンティティをインポートできます。


コネクタのインストール

ユーザーは、事前定義されたコネクタをインストールできます。また、指定したインストール・ディレクトリへのコネクタ・ファイルのコピー、コネクタXMLファイルのインポート、およびアダプタのコンパイルを自動化できます。

レポート

操作レポート

ユーザーは、使用可能な操作レポートのリストを参照し、それらのレポートを実行できます。


履歴レポート

ユーザーは、使用可能な履歴レポートのリストを参照し、それらのレポートを実行できます。

汎用テクノロジ・コネクタ

作成

ユーザーは、汎用テクノロジ・コネクタを作成できます。


管理

ユーザーは、汎用テクノロジ・コネクタを参照および編集できます。

アテステーション

作成

ユーザーは、アテステーション・プロセスを作成できます。


管理

ユーザーは、アテステーション・プロセスを参照、編集および管理できます。


ダッシュボード

ユーザーは、アクティブなアテステーション・プロセスを参照できます。


グループへのメニュー項目の割当て

ユーザー・グループにメニュー項目を割り当てるには、次の手順を実行します。

  1. 管理およびユーザー・コンソールに管理者としてログインします。

  2. 「ユーザー・グループ」から「管理」をクリックします。

  3. メニュー項目を割り当てるグループを検索します。

  4. そのグループ名を選択します。

  5. 追加詳細メニューで、「メニュー項目」を選択します。

  6. 「メニュー項目の割当て」をクリックします。「メニュー項目の割当て」ページが表示されます。

  7. 「メニュー項目の割当て」ページで、選択したグループに割り当てるメニュー項目の「割当て」オプションを選択します。


    注意:

    表内にすべての項目が表示されない場合、「次へ」をクリックすると残りの項目が表示されます。

  8. 「割当て」をクリックします。

  9. 「メニュー項目の割当て」ページに戻る場合は、「取消」をクリックします。

    または

    「割当ての確認」をクリックします。

グループ・ユーザーに項目が追加され、それらのユーザーは、次回ログインするとその項目にアクセスできます。

ユーザー・グループからのメニュー項目の削除

ユーザー・グループからメニュー項目を削除するには、次の手順を実行します。

  1. 管理およびユーザー・コンソールに管理者としてログインします。

  2. 「ユーザー・グループ」から「管理」をクリックします。

  3. メニュー項目を削除するグループを検索します。

  4. そのグループ名をクリックします。

  5. 「追加詳細」メニューで、「メニュー項目」を選択します。

  6. 削除する各メニュー項目の「削除」オプションを選択します。

  7. ユーザー・グループのアクセスを禁止するメニュー項目を選択します。

  8. 「削除」をクリックします。

  9. 「削除の確認」をクリックします。

メニュー項目名の変更

メニュー項目名を変更するには、次の手順を実行します。


注意:

メニュー・グループや項目名を変更するには、xlWebAdmin.propertiesファイル、またはロケール固有のファイル(日本語の場合はxlWebAdmin_jp.propertiesなど)のみを変更します。データベースやコードを変更する必要はありません。

  1. 変更する必要のあるグループ項目名を識別します。

  2. クライアントの「フォーム情報」フォームを使用して、システムからそのメニュー項目のクラス名を取得します。

    たとえば、「マイ・リソース」のメニュー項目「新しいリソースのリクエスト」の場合、クラス名はMy Resources.Request New Resourcesです。この名前は、データベースのWIN表に含まれます。このメニュー項目は、メニュー・グループ・コードがMy Resourcesで、メニュー項目コードがRequest New Resourcesであることを示しています。

  3. メニュー・グループ・コードとメニュー項目コードを記録して、xlWebAdmin.propertiesファイルを開きます。

  4. xlWebAdmin.propertiesファイルで該当するプロパティ名を検索します。

  5. そのプロパティの右辺の値を新規ラベルに変更します。これにより、メニュー・グループ名が変更されます。

    xlWebAdmin.propertiesファイルでは、メニュー項目の表示ラベルのプロパティ名は、menuItem.menu group code.menu item codeの形式で、空白はハイフンに置き換えられます。たとえば、My Resourcesというコードのメニュー・グループに含まれるRequest New Resourcesというコードのメニュー項目のプロパティ名は、menuItem.My-Resources.Request-New-Resourcesです。

  6. xlWebAdmin.propertiesファイルで該当するプロパティ名を検索します。

  7. そのプロパティの右辺の値を新規ラベルに変更します。これにより、メニュー項目名が変更されます。