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Oracle Identity Manager CA-ACF2 Advanced Connectorガイド
リリース9.0.4
E05493-01
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1 コネクタについて

Oracle Identity Manager CA-ACF2 Advanced Connectorは、z/OSメインフレームにインストールされたCA-ACF2およびOracle Identity Manager間にネイティブ・インタフェースを提供します。Advanced Connectorはターゲット・プラットフォーム上の信頼できる仮想管理者として機能し、ログインID作成などのタスクの実行、IDの一時停止、パスワードの変更および管理者が通常手動で行うその他の機能の実行を行います。

CA-ACF2 Advanced Connectorは、CA-ACF2セキュリティ機能へのプロビジョニングおよびリコンシリエーションを可能にします。この章では次の項目について説明します。

CA-ACF2 Advanced Connectorの概要

Oracle Identity Manager CA ACF2 Advanced Connectorには、次のコンポーネントが含まれます。

また、CA-ACF2 Advanced Connectorは、高パフォーマンスの環境およびトランザクション用に開発されています。


関連項目:

CA-ACF2 Advanced Connectorのアーキテクチャおよびメッセージ・トランスポート・レイヤーの構成の詳細は、付録B「コネクタのアーキテクチャ」を参照してください。

サポートされている機能

後続の項では、CA-ACF2 Advanced Connectorで使用可能な機能を示します。

Provisioning Agentの機能

Provisioning Agentには次の機能があります。

  • Create Users

  • Modify Users

  • Change Passwords

  • Reset Passwords

  • Suspend User Accounts

  • UnSuspend User Accounts

  • Change User Group

  • Delete Users

  • List Users

  • Grant User Access To Data Sets

  • Grant User Access To Resource Profiles

  • Grant User Access To TSO

Reconciliation Agentの機能

Reconciliation Agentには次の機能があります。

  • Change passwords

  • Password resets

  • Create user data

  • Modify user data

  • Revoke users

  • Add users to groups

  • Delete users

  • Resume users

リコンサイルされる属性

この項では、Reconciliation Agentがリコンシリエーション・イベント・レコードを構成するためにターゲット・システムから抽出する要素について説明します。CA-ACF2およびOracle Identity Managerシステム間でリコンサイルされる属性を次の表に示します。

  • uid

  • cn

  • userPassword

  • suspendInfo

  • revoke

  • privileges

  • accessCnt

  • accessDate

  • accessSrce

  • accessTime

  • cicsid

  • tsojobclass

  • tsomsgclass

  • tsoproc

  • tsosize

  • tsomaxsize

  • tsosysoutclass

  • tsounit

  • tsouserdata

  • tsocommand

  • tsodest

  • tsoholdclass

  • tsoacctnum

  • tsoseclabel

  • group

  • prefix

多言語サポート

このリリースのコネクタでは、英語のみでなく、次の言語もサポートしています。

コネクタを構成するファイルおよびディレクトリ

このコネクタを構成するファイルとディレクトリは、インストール・メディアにある次のディレクトリにあります。

Security Applications/CA ACF2/CA ACF2 Advanced

このファイルの内容をoim_homeディレクトリにコピーします。次の表に、このファイルの内容を簡単に説明します。

ファイルおよびディレクトリ ファイルおよび内容の説明
etc/LDAP Gateway/ldapgateway.zip Oracle Identity ManagerシステムのLDAP Gatewayのデプロイに必要なファイル。
etc/Provisioning and Reconciliation Connector/Mainframe_ACF2_version.zip メインフレームのProvisioning AgentおよびReconciliation Agentのインストールに必要なファイル。
lib/idm.jar Oracle Identity ManagerシステムにデプロイされるコネクタのJARファイル。
lib/acf2-adv-agent-recon.jar

lib/acf2Connection.properties

Oracle Identity Managerとターゲット・システム間のリアルタイム・リコンシリエーションに必要なファイル。
resourcesディレクトリにあるファイル これらの各ファイルには、コネクタで使用されるロケール固有の情報が含まれます。

注意: リソース・バンドルは、Oracle Identity Managerのユーザー・インタフェースに表示されるローカライズ・バージョンのテキスト文字列を含むファイルです。これらのテキスト文字列には、管理およびユーザー・コンソールに表示されるGUI要素のラベルおよびメッセージが含まれます。

scripts/run_initial_recon_provisioning.sh

scripts/run_initial_recon_provisioning.bat

scripts/acf2-adv-initial-recon.jar

scripts/initialAcf2Adv.properties

初期リコンシリエーションの実行に使用されるファイル。
scripts/run_initial_recon_disable.sh

scripts/run_initial_recon_disable.bat

これらのファイルは、初期リコンシリエーションを実行するスクリプトのファイルです。また、これらのスクリプトはターゲット・システムで無効化されたユーザーをチェックし、Oracle Identity Managerでそのユーザーを無効化します。
xml/oimAcf2AdvancedConnector.xml コネクタのコンポーネントの定義が含まれるXMLファイル。

このガイドの使用方法

CA-ACF2 Advanced Connectorのデプロイは、主にLDAP Gateway、Reconciliation AgentおよびProvisioning Agentのインストールで構成されています。LDAP Gatewayは、Oracle Identity Managerサーバーと同じシステムにインストールされます。Provisioning AgentおよびReconciliation Agentはメインフレームにインストールされます。

Oracle Identity Managerサーバーのデプロイ手順は、メインフレームのデプロイ手順と実際は異なります。簡単にするために、これらの方法はこのガイドでは次の2つの章に分けてあります。