このリリースのコネクタに関連する既知の問題は、次のとおりです。
Update User機能では、次のフィールドを2つ以上同時に更新することはできません。
名
姓
ミドル・ネーム
組織単位
Oracle Identity Managerを使用して、IBM Lotus Notes and Dominoにすでに存在するユーザー・アカウントをプロビジョニングしてもエラーがスローされません。これは、ユーザーの更新操作とみなされます。
IBM Lotus Notes and Dominoには、ユーザーに一意のフィールドはありません。
名前(名または姓)が更新されたユーザーのリコンシリエーションは、一度は正常に実行されます。ただし、名前(名または姓)が再度更新されると、次のリコンシリエーションの実行中には2回目の更新はリコンサイルされません。
次の例でこの制限について説明します。
ユーザーの姓名が、それぞれJohn
およびDoe
からJohn1
およびDoe1
に更新されたとします。この更新は正常にリコンサイルされます。2回目の更新で、姓名がJohn2
およびDoe2
に変更されるとします。IBM Lotus Notes and Dominoに保存されている前の名および姓の値がJohn
およびDoe
であるため、この更新はリコンサイルされません。
前の箇条書きで説明されている制限事項は、IBM Lotus Notes and Dominoで名または姓を更新した後のユーザーの削除にも適用されます。
アジア言語の中には、マルチバイト・キャラクタ・セットを使用するものがあります。ターゲット・システムのフィールドの文字数制限がバイト単位で指定されている場合、特定のフィールドに入力できるアジア言語の文字数は、同じフィールドに入力可能な英語言語の文字数より少なくなります。次の例でこの制限について説明します。
ターゲット・システムの「User Last Name」フィールドに英語50文字を入力できるとします。使用しているのが日本語で、ターゲット・システムのそのフィールドの文字数制限がバイト単位で指定されている場合、そのフィールドに入力できるのは25文字までです。