4 テストおよびトラブルシューティング

コネクタをデプロイした後、テストを行いコネクタが正常に機能することを確認する必要があります。この章では、コネクタのテストに関連する次のトピックについて説明します。

• コネクタ・テスト・ケース

• トラブルシューティング

コネクタ・テスト・ケース

実行可能なリコンシリエーションのテストは、次の2タイプです。

• 信頼できるソース/ターゲット・リソースからOracle Identity Managerへのテスト（T-Xテスト）

• 信頼できないソース/ターゲット・リソースからOracle Identity Managerへのテスト（N-Xテスト）

次の表で、これらのテスト・タイプに基づいたサンプル・テスト・ケースについて説明します。

テスト・ケース	タイプ	テスト・タイプ	説明/コメント
Xellerate Userが見つからない場合、Xellerate Userを作成し、そのユーザーのリソース・オブジェクトをプロビジョニングします。	機能	T-X	ユーザーは正常にリコンサイルされます。
Xellerate Userが見つかった場合、そのユーザーと対応するリソース・オブジェクトを更新します。	機能	T-X	ユーザーは正常に更新されます。
リソース・オブジェクトがXellerate Userにプロビジョニングされているかどうかを確認します。リソース・オブジェクトが見つかった場合、ユーザーは削除されません。リソース・オブジェクトが見つからなかった場合、ユーザーは削除されます。	機能	T-X	リソース・オブジェクトがない場合、ユーザーはOracle Identity Managerから正常に削除されます。リソース・オブジェクトがあった場合、ユーザーはOracle Identity Managerから削除されません。
Xellerate Userが存在する場合、そのユーザーと対応するリソース・オブジェクトを更新します。	機能	N-X	Xellerate Userは正常に更新されます。
Xellerate Userが見つからなかった場合、何の処理も行われません。	機能	N-X	処理なし。

トラブルシューティング

この項では、コネクタに関して発生する一般的な問題の解決方法を示します。

問題:

Oracle Identity ManagerでOracle E-Business Employee Reconciliationサーバーとの接続を確立できません。

解決方法:

• Oracle E-Business Employee Reconciliationサーバーが稼働中であることを確認します。

• Oracle Identity Managerサーバーが稼働中であることを確認します。

• Oracle Identity Managerレコードを（「ITリソース」フォームで）調べます。IPアドレス、管理者IDおよび管理者パスワードが正しいことを確認します。