この章では、コネクタのデプロイ手順について概説します。ターゲット固有のコネクタをデプロイする手順の詳細は、そのコネクタのデプロイメント・ガイドを参照してください。「はじめに」の「関連ドキュメント」に、すべてのデプロイメント・ガイドのリストが示されています。
注意: コネクタは、本番環境に移動する前にカスタマイズおよびテストすることをお薦めします。 |
この章では、次の項目について説明します。
コネクタのデプロイの大まかな手順を次に示します。
適切なXMLファイルをOracle Identity Manager環境にインポートします。ターゲット・アプリケーションのコネクタに関連付けられているXMLファイルは、複数存在する場合があります。
コネクタのXMLファイルをインポートする際に、1つ以上のITリソース定義を作成します。この定義は、ターゲット・アプリケーションがホストされる実際のコンピュータに接続するためにOracle Identity Managerで使用されます。また、プロビジョニング・プロセスおよび関連付けられたアダプタが正常に機能するのに必要です。
プロビジョニング、リコンシリエーション、プロビジョニングおよびリコンシリエーションの内のどのソリューションとしてOracle Identity Managerをデプロイするかを決定します。実行する手順は、選択したソリューション・タイプによって異なります。
コネクタのXMLファイルとともに事前定義されたアダプタをコンパイルします。
対処すべき一般的な考慮事項を次に示します。
一部のコネクタには、正常に機能するためにJARファイル形式の外部ライブラリが必要です。これらのJARファイルを各ベンダーから購入する必要がある場合があります。
これらのJARファイルを取得したら、必要に応じてOracle Identity Managerを構成してください。たとえば、CLASSPATH環境変数の更新が必要な場合があります。
一部のコネクタには、外部ソフトウェアをターゲット・システムにインストールする必要があります。たとえば、Bourne(sh
)シェルをSolarisで使用する場合は、WBEM ServicesをターゲットのSolarisコンピュータにインストールして起動する必要があります。そうしないと、Oracle Identity Managerを使用してSolarisのユーザーをプロビジョニングできません。
ほとんどの事前パッケージ済コネクタを必要に応じて機能させるには、ターゲット・システムを個別に構成する必要があります。必要な場合は、コネクタのデプロイメント・ガイドにこの手順が説明されています。
Oracle Identity Managerをクラスタ環境にインストールするときは、インストール・ディレクトリの内容をクラスタの各ノードにコピーします。同様に、コネクタのデプロイ・プロセス時にOracle Identity ManagerにコピーするJARファイルはすべて、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーする必要があります。コネクタのデプロイ時に再コンパイルするアダプタも、各ノードの対応するディレクトリにコピーする必要があります。