このリリースのコネクタに関連する既知の問題は、次のとおりです。
IBM i5/OS Advanced Connectorでは、i5/OSへの任意のASCII以外のデータを受け付けて転送できますが、i5/OSではASCII以外の文字は受け付けられません。そのため、ASCII以外のデータの送信が必要なタスクはすべて失敗します。また、コネクタには、タスクが失敗したことやi5/OSでエラーが発生したことを示すプロビジョニングはありません。特に地域言語のインタフェースを使用している場合、ターゲット・システムのコネクタに入力を指定する際には注意する必要があります。
i5/OSで使用されるパスワードは、i5/OSのパスワードに関する厳密な規則に準拠している必要があります。これらのパスワードは、i5/OSのパスワードに関する企業のポリシーおよび規則によって設定される制限の対象でもあります。i5/OSのターゲット・システムにユーザー・アカウントを作成する際には、それらのアカウントにパスワードを割り当てる前に、これらの要件を考慮する必要があります。
この問題は、ターゲット・システムの複数のインストールに単一のLDAP Gatewayが接続する構成にのみ当てはまります。信頼できるソースのリコンシリエーションにコネクタを構成し、i5/OSのターゲット・システムのインストールの1つでidfTrusted
パラメータをtrueに設定した場合、同じGatewayに接続するすべてのインストールでtrueに設定する必要があります。そうでない場合、コネクタは機能しません。
バージョン5.4より前のいずれかのi5/OSを使用している場合、リアルタイム・リコンシリエーションのReset Password機能ではなく、User Change Password機能が使用されます。