この項では、Oracle Access Manager 10g(10.1.4.2.0)の新機能を紹介し、このマニュアル内の追加情報へのリンクを示します。現在のリリースへの移行を支援するために、以前のリリースの情報も掲載しています。
次の各項では、このマニュアルに示されているOracle Access Managerの新機能を紹介します。
注意: Oracle Access Manager 10g(10.1.4.2.0)の新機能の包括的なリストと各機能の詳細情報が記載されている場所については、『Oracle Access Manager概要』の「Oracle Access Managerの新機能」を参照してください。 |
元の製品名であるOblix NetPointは、Oracle Access Managerに変更されました。大部分のコンポーネント名は変わっていません。ただし、知っておく必要があるいくつかの重要な変更について、次の表にまとめています。
製品またはドキュメントで以前の名称が使用されている場合は、新しい名称に読み替えてください。
デプロイメントのタイプと層、デプロイメントのシナリオと環境、デプロイメントのカテゴリ、およびデプロイメントのガイドラインを説明する章が新たに追加されました。
キャパシティ・プランニングに関する章が更新され、さらに役立つ詳細情報が含まれています。
ディレクトリ・チューニングのドキュメントには、いくつかの情報が補足されています。
パフォーマンスを最適化するには、ディレクトリのパフォーマンスが最適になるようにチューニングします。このリリースでは、ディレクトリ・チューニングについての情報が補足されています。
ディレクトリ接続プールのサイズの構成について新しいガイドラインが追加されています。
このリリースでは、LDAP接続のキャッシュを消去する新しいパラメータが用意されています。
新しいパラメータにより、プライマリ・サーバーのレスポンスが遅い場合やリクエスト処理に時間がかかりすぎる場合に、コンポーネントをセカンダリ・ディレクトリ・サーバーにフェイルオーバーさせることが可能になります。
スレッドおよびキューの構成についてのガイドラインが提供されています。
アイデンティティ・システム・アプリケーションを使用してユーザーが実行するディレクトリ検索の最適化のガイドラインが提供されています。
アイデンティティ・システムでのグループ・マネージャ・アプリケーションのパフォーマンスの最適化に関するガイドラインが提供されています。
ワークフローのパフォーマンスを最適化する場合のベスト・プラクティスが提供されています。
workflowdbparams.xmlの様々なパラメータをチューニングして、ワークフローがサーバーのパフォーマンスに及ぼす影響を最小限にすることができます。ワークフローの様々な検索パラメータをチューニングしてパフォーマンスを向上させることもできます。
ネットワークとOracle Access Managerのパフォーマンスを最適化する場合のベスト・プラクティスが提供されています。
ネストされたグループをディレクトリ内で使用しない場合は、ネストされたグループの評価をオフにして、グループ・メンバーシップ検索を向上させることができます。
LDAPデータのロード・バランシングについての情報が追加されました。
「ハートビート」のポーリング・メカニズムにより、接続プール内の接続数が指定されたしきい値のレベルを下回った時点で即座にセカンダリ・ディレクトリ・サーバーへのフェイルオーバーが行われます。フェイルオーバーのポーリング間隔についての情報が追加されました。
ポリシー・マネージャのデータのフェイルオーバー構成に関する情報が追加されました。
Oracle Access Managerのインストール中に指定した基本コンポーネント(Personオブジェクト・クラスやディレクトリ・サーバー・ホストなど)を変更できます。
Oracle Access Manager 10g(10.1.4.2.0)デプロイメント間でOracle Access Manager構成データを移行するための新しいアプリケーションがリリースされました。