このマニュアルでは、オペレーティング・システム、Webサーバーまたはディレクトリ・サーバーの構成変更、XMLファイルの内容の編集、またはディレクトリ内容の変更を行うことによってOracle Access Managerの外観および動作を制御する方法について説明します。また、管理者の観点から、Access Manager API、認可プラグインAPIおよび認証プラグインAPIの概要を示します。
内容は次のとおりです。
PresentationXMLを使用して、アイデンティティ・システム・アプリケーションの外観を変更できます。
Oracle Access ManagerのPortal Insertsは、プログラミングなしで、Oracle Access Managerによって生成されたコンテンツを他のアプリケーションに挿入することを可能にします。
Oracle Access Managerでは、日付表示、色、デフォルト・ログイン・ページのテキストなど、様々なシステム属性と動作を構成するためにカタログ・ファイルを広く使用しています。
この章では、自己登録ワークフローの構成、ワークフローでの電子メール通知の構成、認可目的のみでのOracle Access Managerの使用など、このマニュアルの他の章で取り扱っていないトピックについて説明します。
Oracle Access Managerの外部にあるアプリケーションに対してOracle Access Managerのベース機能を拡張できますが、アイデンティティまたはアクセス制御の機能のためにOracle Access Managerとの対話が必要になります。
このマニュアルで説明する手法は、最新の注意を払って使用してください。このマニュアルでは、次のことについて多少の知識と経験があることを前提にしています。
Oracle Access Managerの使用
アイデンティティ・システムとアクセス・システム間の論理接続
ディレクトリおよびLDAPの一般的な作業知識
コマンドライン・レベルでのファイル操作とアプリケーションの実行
この他に、次の経験も役立ちます。
システム管理またはデータベース管理
CGIファイルまたはJavaScriptの知識
Webサーバー、Webブラウザ、オペレーティング・システムおよび構成詳細の知識
このマニュアルの情報を使用する前に、Oracle Access Managerをインストールし、その動作確認をしておく必要があります。詳細は、『Oracle Access Managerインストレーション・ガイド』を参照してください。