この項では、Oracle Access Manager 10gの新機能について説明し、追加情報の参照先を示します。現在のリリースに移行するユーザーのために、以前のリリースからの情報も残しています。
このマニュアルに反映されているOracle Access Managerの新機能について、次の各項で説明します。
注意: Oracle Access Manager 10gの新機能の完全なリストおよび各機能の参照先の詳細は、『Oracle Access Manager概要』のOracle Access Managerの新機能に関する章を参照してください。 |
製品名が、Oblix NetPointからOracle Access Managerに変更されました。コンポーネントの名前はほとんど変更されていません。ただし、次の表に示すように、知っておく必要のある重要な変更点もいくつかあります。
従来の製品またはマニュアルにおけるすべての参照は、新しい名前を意味するものと理解してください。
このリリースでは、パスワード・ポリシーの強化およびロスト・パスワード管理をサポートするように、スキーマが変更されています。
oblixPersonPwdPolicy属性(obAnsweredChallenges、obYetToBeAnsweredChallenges、obLastSuccessfulLoginTimeおよびobLastFailedLoginTime)が追加されました。
oblixLPMPolicyという新しいオブジェクト・クラスが追加されました。
このオブジェクト・クラスには、構成されたチャレンジおよびレスポンス、チャレンジ・フレーズがユーザーに提示される方法など、新しいロスト・パスワード管理ポリシーについての情報が格納されます。
oblixDBInstanceに属性obDatabaseNameおよびobDSNNameが追加されました。
oblixAAAEngineConfigに属性obSessionTokenCacheおよびobMaxSessionTokenCacheElementsが追加されました。
このガイドでは、obCompoundDataの定義が更新されています。
obVer属性は、多数のOracle Access Managerスキーマ・オブジェクトのクラス記述に含まれるいくつかの属性の1つで、Oracle Access Managerの現行のリリースを識別します。たとえば、obVer属性は、oblixPanel、oblixConfig、oblixLocation、oblixMetaAttribute、oblixEnum、OblixOrgPersonなどに含まれます(これらの例はごく一部です)。
リリース10gより以前は、obVer属性は単に情報を示すのみのものでした。リリース10g以降では、oblixOrgPersonクラスのobVer属性は、ロスト・パスワード管理機能において、複数のチャレンジ・フレーズ属性とレスポンス属性のエンコーディングを示すために、アイデンティティ・サーバーとアクセス・サーバーによって使用されます。