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Oracle Access Managerアップグレード・ガイド
10g(10.1.4.2.0)
E05837-01
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A Oracle Access Managerディレクトリ構造の変更点

Oracle Access Managerリリース6.5または7.xからアップグレード・プロセスを開始した場合、ディレクトリ構造はこれらのリリースと同じであるため、この章をスキップしてください。ただし、6.5より前のリリースからアップグレードを開始した場合は、ディレクトリ構造に関して認識しておく必要のある重要な変更点があります。

インストール製品のディレクトリ構造は、Oracle Access Managerリリース5.2からリリース6.5までの間、変更がありませんでした。リリース6.5でのマルチ言語環境用のローカリゼーションの導入により、新規ディレクトリが追加され、いくつかのディレクトリが移動または削除されました。この新規のディレクトリ構造は、10g(10.1.4.0.1)に継承されています。

すべての新規ディレクトリが、すべてのOracle Access Managerコンポーネント・ホスト上に存在しているわけではありません。この付録では、以前のディレクトリ構造と新規の構造の両方について説明します。

A.1 10g(10.1.4.0.1)ディレクトリ構造の概要

リリース6.5から、静的情報をユーザーのネイティブ言語で表示できるようにする言語パックの追加に対応するため、新規のディレクトリ構造が導入されました。Oracle Access Managerでは、Oracle National Language Support Libraryの自動インストール中、各コンポーネントに\oblix\oracle\nlstrlという名前の新規ディレクトリが作成されます。

10g(10.1.4.0.1)の最上位ディレクトリ構造は、次のようになります。

OracleAccessManager\access

OracleAccessManager\identity

OracleAccessManager\webcomponent

また、10g(10.1.4.0.1)では、追加の言語パックおよび日本語や中国語などのマルチバイト・キャラクタ・セットがサポートされます。


注意:

英語のメッセージには、追加の言語パックは必要ありません。すべてのインストールに、英語のメッセージ用の\en-usサブディレクトリを持つ\langディレクトリが含まれます。

リリース6.5から10g(10.1.4.0.1)では、一部のファイルの場所が変更されています。たとえば、メッセージ・ファイルおよびスタイルシートの場所は以前のリリースとは異なります。詳細は、次の項を参照してください。

最新のOracle Access Manager PresentationXMLライブラリのデフォルト・ディレクトリ構造は、次のリストにまとめてあります。ここでは、これらの変更のうち、いくつかについて説明します。詳細は、『Oracle Access Managerカスタマイズ・ガイド』で説明されています。

A.1.1 \langディレクトリおよび\langtagサブディレクトリ

リリース6.5以降、Oracle Access Managerのすべてのインストールには\langという名前のディレクトリが含まれており、このディレクトリには、インストールされる各言語の名前の付いたディレクトリ(\langtag)が含まれています。たとえば、langtag en-usには、すべてのインストール時にデフォルトで含まれる英語固有のディレクトリおよびファイルが含まれています。言語パックのインストール時に、\langtagディレクトリが含まれ、特定の言語タグを使用して名前が付けられます。この例では、フランス語の言語パックがインストールされました。


IdentityServer_install_dir\identity\oblix\lang\en-us
IdentityServer_install_dir\identity\oblix\lang\fr-fr
IdentityServer_install_dir\identity\oblix\lang\shared

注意:

オラクル社提供の言語パックがインストールされている場合を除いて、インストールは英語のみです。『Oracle Access Managerインストレーション・ガイド』で説明されているように、インストールまたはアップグレード後に10g(10.1.4.0.1)に言語パックを個別にインストールできます。

\langTagサブディレクトリには、様々なアプリケーションのXMLメッセージ・カタログ・ファイルが含まれています。他のHTMLファイルと同様に、XMLメッセージ・カタログ・ファイルはカスタマイズできます。さらに、各\langTagディレクトリには\style0ディレクトリが含まれています。

\lang\sharedディレクトリによって、デフォルト・グローバル・スタイルシートがすべての言語で用意されるようになります。スタイルシートおよびPresentationXMLディレクトリの詳細は、「カスタム・アイテムとそのアップグレードの概要」および『Oracle Access Managerカスタマイズ・ガイド』を参照してください。


注意:

リリース6.5では、\engineディレクトリが削除されました。また、リリース6.5では\origディレクトリが削除されましたが、リリース7.0で元に戻され、10g(10.1.4.0.1)でもそのまま残っています。

A.1.2 \logsディレクトリ

このディレクトリには、Oracle Access Managerログ・ファイルが含まれます。

A.1.3 \obsymbolsディレクトリ

このディレクトリには、Windowsシステム上の障害のデバッグに使用される.pdbファイルが含まれます。

A.1.4 \reportsディレクトリ

このディレクトリには、サンプルおよびテンプレートを含むCrystal Reportsのサブディレクトリが含まれます。

A.1.5 \scoreboardディレクトリ

このディレクトリには、SNMPによって使用されるスコアボード・ファイルが含まれます。

A.1.6 \WebServicesディレクトリ

WebPassをホストしているコンピュータ上で、このディレクトリには、Web Services Description Languageファイル、サンプルおよびXMLSchemaのサブディレクトリが含まれます。詳細は、『Oracle Access Manager開発者ガイド』を参照してください。

A.2 アイデンティティ・サーバー・ディレクトリ

アイデンティティ・サーバーは、以前はNetPointまたはCOREidサーバーと呼ばれていました。アイデンティティ・サーバー用の新規ディレクトリがいくつかあります。リリース6.5から10g(10.1.4.0.1)の間に新しくなったものも、10g(10.1.4.0.1)で新しくなったものもあります。

IdentityServer_install_dir\identity\oblix


\lang(インストールされる各言語の名前の付いたディレクトリ(langtag)および\sharedを含む)
\langtag(たとえば、en-usは特定の言語でのメッセージ・ファイルを含む)
\help
\style0(各アプリケーションに固有のデフォルト・ラッパー・スタイルシート)
\shared(すべての言語における様々なアプリケーションのデフォルト・グローバル・スタイルシート)
\obsymbols(Windowsシステム上の障害をデバッグするために使用される.pdbファイル)
\oracle(Oracle National Language Support用のファイル)
\reports(ファイルおよび内容を説明するReadmeファイル)
\crystal(Crystal Reportsディレクトリ)
\samples(Crystal Reportsサンプル)
\templates(Crystal Reportsテンプレート)
\scoreboard(Oracle Access Manager SNMPで使用されるファイル)

表A-1は、IdentityServer_install_dir\identity\oblixにある10g(10.1.4.0.1)の一部であるサブディレクトリおよびファイルを示しています。

表A-1 IdentityServer_install_dir\identity\oblixサブディレクトリ

6.5から10g(10.1.4.0.1)のサブディレクトリ 以前のサブディレクトリ ファイル・タイプ

\apps

\apps

関連ファイルのあるアプリケーション・サブディレクトリ。

\config

\config

構成ファイル。

\data

\data

ランタイム関連の構成ファイル。

\data.ldap

\data.ldap

LDAP関連の構成ファイル。

\include

\include

サード・パーティ製品の統合用のインクルード・ファイル。

\lang


次のサブディレクトリを含みます。

--\sharedはデフォルト・グローバル・スタイルシートのディレクトリ。

--\en-us(\langtag)は言語固有のファイル/ディレクトリ。--特定の言語のメッセージ・ファイル。--\helpは特定の言語のディレクトリ。--\style0(デフォルト・ラッパー・スタイルシート)。

\lib

\lib

ライブラリ・ファイル。

\logs

\logs

ログ・ファイル。

\mail

\mail

メール・ファイル。

\obsymbols


Windowsシステム上の障害のデバッグに使用される.pdbファイル。

\oracle


Oracle National Support Libraryのファイル。

\orig

\orig

デフォルト設定のパラメータ・ファイルのコピー。オラクル社カスタマ・ケアまたはプロフェッショナル・サービスでは、ファイルのカスタマイズが問題の原因かどうかを判断するトラブルシューティング中に、これらのファイルを使用できます。

\reports


Crystal Reportsのサンプルおよびテンプレート。

\scoreboard


SNMPによって使用されるスコアボード・ファイル。

\tools

\tools

ユーティリティ・アプリケーション(migration_toolsおよびその他のディレクトリ)。

\unsupported

\unsupported

Oracle Quality Assuranceによってテストされていない、有用なツール、ユーティリティおよびコード例。


A.3 WebPassディレクトリ

次に示すように、リリース6.5から10g(10.1.4.0.1)の間で使用されている、WebPass用の新規ディレクトリがいくつかあります。

WebPass_install_dir\identity\oblix


\lang(\javaおよび\sharedと同様に言語固有のサブディレクトリを含む)
\langtag(アイデンティティ・サーバーのものと完全に同じではない)
\style0(デフォルトのラッパー・スタイルシートおよびイメージ・ファイルのコピー)
\java(指定された言語のリソース・プロパティ)
\shared(WebPassがリクエストへのレスポンスとして使用する、デフォルト・グローバル・ファイル)
\logs
\obsymbols(Windowsシステム上の障害のデバッグに使用される.pdbファイル)
\oracle(Oracle National Language Supportのファイル)
\WebServices
\samples(Web Services Description Languageのサンプル)
\WSDL(Web Services Description Languageファイル)
\XMLSchema(アプリケーションに固有の要素を定義するXMLスキーマ)

表A-2は、WebPass_install_dir\identity\oblixにある10g(10.1.4.0.1)の一部であるサブディレクトリおよびファイルを示しています。

表A-2 WebPass_install_dir\identity\oblixディレクトリ

6.5から10g(10.1.4.0.1)のサブディレクトリ 以前のサブディレクトリ ファイル・タイプ

\apps

\apps

アプリケーション・サブディレクトリおよびファイル(アイデンティティ・システム管理ファイルを含む)。

\config

\config

構成ファイル。

\lang


次のディレクトリを含みます。

--\en-usおよびその他の言語固有のサブディレクトリ。これらは、アイデンティティ・サーバーのものと完全に同じではありません。

--\javaサブディレクトリ。

--\sharedディレクトリ。WebPassがリクエストへのレスポンスとして使用する、デフォルト・グローバル・ファイルのディレクトリ。

\lib

\lib

ライブラリ・ファイル。

\logs

\logs

ログ・ファイル。

\obsymbols


Windowsシステム上の障害のデバッグに使用される.pdbファイル。

\oracle


Oracle National Support Libraryのファイル。

\orig

\orig

デフォルト設定のパラメータ・ファイルのコピー。オラクル社カスタマ・ケアまたはプロフェッショナル・サービスでは、ファイルのカスタマイズが問題の原因かどうかを判断するトラブルシューティング中に、これらのファイルを使用できます。

\tools

\tools

ユーティリティ・アプリケーション(migration_toolsおよびその他のディレクトリ)。

\unsupported

\unsupported

Oracle Quality Assuranceによってテストされていない、有用なツール、ユーティリティおよびコード例。

\Webservices


特定のアプリケーションおよびその他用のXMLスキーマ・ファイル。

リリース6.5、7.0および10g(10.1.4.0.1)のファイル

以前のファイル

説明

.apacheconfig

.apacheconfig

Apache Web Server用のディレクティブ。

.nsconfig

.nsconfig

ブラウザから非表示である必要のあるOracle Access Managerシステムのファイルを隠すための、Sun(以前のNetscape/iPlanet)Webサーバーのディレクティブ。

index.htm

index.htm

.htm拡張子の付いた起動Webページ。

index.html

index.html

.html拡張子の付いた起動Webページ。


A.4 アクセス・システム・コンポーネントのディレクトリ

アクセス・システムは、3つのコンポーネント(ポリシー・マネージャ、アクセス・サーバー、WebGate)から構成されます。アクセス・システムはオプションです。

6.5から10g(10.1.4.0.1)の間で使用されている、アクセス・システム・コンポーネント用の新規ディレクトリがいくつかあります。


PolicyManager_install_dir\access\oblix
AccessServer_install_dir\access\oblix
WebGate_install_dir\access\oblix

次のサブディレクトリは、すべてのアクセス・システム・コンポーネントに含まれています。


\lang(\sharedと同様に言語固有のサブディレクトリを含む)
\langtag(たとえば、en-us)
\docs(Webサーバー設定詳細およびその他のドキュメント)
\style2
\obsymbols

次の追加サブディレクトリは、ポリシー・マネージャのみに含まれます。


\lang(\sharedと同様に言語固有のサブディレクトリを含む)
\langtag(たとえば、en-us)
\help
\shared(.jsファイル)

次の追加サブディレクトリは、特定のサード・パーティ製品との統合で使用されるために、アクセス・サーバーおよびWebGate上に含まれています。


\lang
\langtag
\securid-cgi(RSA SecurIDの統合時に使用するファイル)
\securid-forms(RSA SecurIDの統合時に使用するファイル)
\securid-forms-adforest(RSA SecurIDの統合時に使用するファイル)
\securitybridgeforms(Security Bridgeの統合時に使用するファイル)

A.4.1 ポリシー・マネージャのサブディレクトリ

ポリシー・マネージャは、以前はAccess Managerコンポーネントと呼ばれていました。すべてのディレクトリがすべてのアクセス・システム・コンポーネントで使用できるわけではありません。次のサブディレクトリおよびファイルは、PolicyManager_install_dir\access\oblixにある10g(10.1.4.0.1)の一部です。

表A-3 PolicyManager_install_dir\access\oblixディレクトリ

6.5から10g(10.1.4.0.1)のサブディレクトリ 以前のサブディレクトリ ファイル・タイプ

\apps

\apps

関連ファイルのあるアプリケーション・サブディレクトリ。

\config

\config

構成ファイル。

\data

\data

ランタイム関連の構成ファイル。

\data.ldap

\data.ldap

LDAP関連の構成ファイル。

\lang


次のサブディレクトリを含みます。

--\en-usおよび次のサブディレクトリを含むその他の言語固有のサブディレクトリ。

--\docs(Webサーバー設定ドキュメント)。

--\help。

--\style2。

--\shared(.jsファイル)。

\lib

\lib

ライブラリ・ファイル。

\logs

\logs

ログ・ファイル。

\obsymbols


Windowsシステム上の障害のデバッグに使用される.pdbファイル。

\orig

\orig

Oracle Access Managerのより新しいバージョンへの今後の移行に必要な、すべてのメッセージ・ファイルおよびパラメータ・ファイルのコピー。

\tools

\tools

ユーティリティ・アプリケーション(migration_toolsおよびその他のディレクトリ)。


A.4.2 アクセス・サーバーのサブディレクトリ

すべてのディレクトリがすべてのアクセス・システム・コンポーネントで使用できるわけではありません。10g(10.1.4.0.1)の次のサブディレクトリおよびファイルは、AccessServer_install_dir\access\oblix asにあります。

表A-4 AccessServer_install_dir\access\oblixディレクトリ

6.5-10g(10.1.4.0.1)サブディレクトリ 以前のサブディレクトリ ファイル・タイプ

\apps

\apps

関連ファイルのあるアプリケーション・サブディレクトリ。

\config

\config

構成ファイル。

\data

\data

ランタイム関連の構成ファイル。

\data.ldap

\data.ldap

LDAP関連の構成ファイル。

\engine

\engine

メッセージの作成および監査に使用されるファイル。

\lang


次のサブディレクトリを含みます(WebGateホスト上も)。

--\en-usおよび言語固有のメッセージ・カタログを含むその他の言語固有のサブディレクトリ。

--\docs(Webサーバー設定ドキュメント)。

--\help。

--\securidサブディレクトリ。

--\securitybridgeサブディレクトリ。

--\style2。

\lib

\lib

ライブラリ・ファイル。

\logs

\logs

ログ・ファイル。

\obsymbols


Windowsシステム上の障害のデバッグに使用される.pdbファイル。

\orig

\orig

デフォルト設定のパラメータ・ファイルのコピー。

オラクル社カスタマ・ケアまたはプロフェッショナル・サービスでは、ファイルのカスタマイズが問題の原因かどうかを判断するトラブルシューティング中に、これらのファイルを使用できます。

\reports


Crystal Reportsのサンプルおよびテンプレート(WebGate上にはなし)。

\scoreboard


Oracle Access Manager SNMPによって使用されるファイル(WebGate上にはなし)。

\sdk

\sdk

Software Development Kitファイル(WebGate上にはなし)。

\tools

\tools

ユーティリティ・アプリケーション(migration_toolsおよびその他のディレクトリ)。


A.4.3 WebGateのサブディレクトリ

「アクセス・サーバーのサブディレクトリ」で説明されたディレクトリに加え、ここで示されるディレクトリも含まれます。また、WebGate情報がWebGate_install_dir\access\oblixに追加されます。

  • \_ivmWebGate

  • \_uninstWebGate

A.5 PresentationXMLディレクトリ

ここでは、次のOracle Access Managerスタイルシートおよびメッセージの変更について説明します。

A.5.1 Oracle Access Managerリリース6.5以降のPresentationXMLディレクトリ

リリース6.5以降からアップグレードした場合(または以前のインストールに10g(10.1.4.0.1)で使用するカスタム・イメージ、スタイルまたはJavaScriptが含まれていなかった場合)、この説明をスキップできます。

Oracle Access Managerデフォルト・クラシック・スタイルのスタイルシートおよびPresentationXMLライブラリは、現在、次に示すように格納されます。詳細は、付録A「Oracle Access Managerディレクトリ構造の変更点」および『Oracle Access Managerカスタマイズ・ガイド』を参照してください。

IdentityServer_install_dir\identity\oblix\apps\AppName\bin
IdentityServer_install_dir\identity\oblix\lang\langTag
IdentityServer_install_dir\identity\oblix\lang\langTag\style0
IdentityServer_install_dir\identity\oblix\lang\shared
WebPass_install_dir\identity\oblix\lang\langTag
WebPass_install_dir\identity\oblix\lang\langTag\style0
WebPass_install_dir\identity\oblix\lang\shared
WebPass_install_dir\identity\oblix\WebServices\XMLSchema

アイデンティティ・サーバーのデフォルト10g(10.1.4.0.1)ディレクトリの内容は、表A-5で説明されています。ディレクトリ構造は、Oracle Access Managerリリース6.5で導入され、以降10g(10.1.4.0.1)でも引き続き使用されています。

表A-5 デフォルトPresentationXMLライブラリ(リリース6.5以降)

デフォルトのOracle Access Managerディレクトリ 内容

IdentityServer_install_dir\identity\oblix\apps\AppName\bin

AppNameは、common、groupservcenter、objservcenter、userservcenterなどのこと。

アプリケーション固有の登録およびパラメータ・ファイル。

IdentityServer_install_dir\identity\oblix\lang\langTag

langTagは、en-us(英語)またはfr-fr(フランス語)などのインストールされた言語を表す。

様々なアプリケーションのメッセージ・ファイル。

IdentityServer_install_dir\identity\oblix\lang\langTag\style0

  • アプリケーションのラッパー・スタイルシートは\sharedのテンプレートを指す。

  • 共通Oracle Access Managerイメージ。

IdentityServer_install_dir\identity\oblix\lang\shared

様々なアプリケーションのXSLスタイルシート・テンプレート。


この章で既出のデフォルト10g(10.1.4.0.1)WebPassディレクトリの内容は、表A-6で説明されています。このディレクトリ構造は、Oracle Access Manager6.5で導入され、以降10g(10.1.4.0.1)でも引き続き使用されています。

表A-6 デフォルトWebPass PresentationXMLライブラリ(リリース6.5以降)

デフォルトWebPassディレクトリ 内容

WebPass_install_dir\identity\oblix\lang\langTag

様々なアプリケーションのメッセージ・ファイルを含む。

WebPass_install_dir\identity\oblix\lang\langTag\style0

  • ページを表示する際に使用されるイメージ・ファイル。

  • クライアント側の処理のみのためのstyle0スタイルシートのコピー。

WebPass_install_dir\identity\oblix\lang\shared

  • JavaScriptファイル

  • 参照のみのためのスタイルシートのコピー。

WebPass_install_dir\identity\oblix\WebServices\XMLSchema

特定のアプリケーションのXMLスキーマ・ファイルを含む。


ディレクトリとその内容は、『Oracle Access Managerカスタマイズ・ガイド』を参照してください。

A.5.2 Oracle Access Manager 6.5より前のPresentationXMLディレクトリ

リリース6.5以降からアップグレードした場合(または以前のインストールに10g(10.1.4.0.1)で使用するカスタム・イメージ、スタイルまたはJavaScriptが含まれていなかった場合)、この説明をスキップできます。

PresentationXMLライブラリは2つのディレクトリで提供され、ファイルの使用方法に応じて分散されていました。たとえば、デフォルトOracle Access Managerクラシック・スタイルを定義するスタイルシートは、ファイル・システム・ディレクトリ内にフラット・ファイルで保持されます。

\IdentityServer_install_dir\identity\oblix\apps\AppName

次に例を示します。

\IdentityServer_install_dir\identity\oblix\apps\userservcenter\ui\style0\style_name.xls

6.5より前のアイデンティティ・サーバー・ディレクトリ構造IdentityServer_install_dir\identity\oblix\apps\AppName(common、groupservcenterなど)は、表A-7にまとめてあります。

表A-7 6.5より前のアイデンティティ・サーバーPresentationXMLライブラリ

\bin \ui \xmlschema

アプリケーションの動的ロード可能コード、およびアプリケーション固有の登録ファイル、メッセージ・ファイルおよびパラメータ・ファイル

アプリケーションのスタイルシート(1つ以上のスタイル・ディレクトリ内)

アプリケーション固有のXMLスキーマ・ファイル


6.5より前のWebPassディレクトリ構造は、表A-8にまとめてあります。たとえば、WebPass_install_dir\identity\oblix\apps\AppName(common、groupservcenterなど)が含まれます。

表A-8 6.5より前のWebPass PresentationXMLライブラリ

\bin \ui

JavaScriptファイル

アプリケーション固有のスタイルシートおよびGIF(1つ以上のスタイル・ディレクトリ内)


詳細は、以前のリリースの『Oracle Access Managerカスタマイズ・ガイド』を参照してください。

A.5.3 メッセージ・ストレージ

リリース6.5より前は、Oracle Access Managerメッセージは、特定のアプリケーションのXMLファイルによって制御されていました。次に例を示します。

IdentityServer_install_dir/identity/oblix/apps/appname/bin/appnamemsg.xml

ここで、IdentityServer_install_dirはアイデンティティ・サーバーがインストールされているディレクトリで、appnameは次に示すように特定のアプリケーションに対応しています。

groupservcenter: グループ・マネージャ

objservcenter: 組織マネージャ

userservcenter: ユーザー・マネージャ

複数のペアのセット・データを含むそれぞれのappnamemsg.xmlファイルは、次の形式で表されます。

     <Message MsgTag="the tag name">The tag text</Message>

10g(10.1.4.0.1)では、これらのメッセージ・ファイルは、特定の言語ディレクトリに存在します。たとえば、IdentityServer_install_dir/identity/oblix/lang/langTag /oblixbasemsg.xmlなどです。

詳細は、『Oracle Access Managerカスタマイズ・ガイド』を参照してください。