このアップグレード・ガイドでは、サポートされているプラットフォーム上で、現在インストールされているOracle Access Managerコンポーネントを10g(10.1.4.0.1)にアップグレードするための詳細を説明します。正しく操作するための考慮事項、前提条件、使用手順および概要が記載されています。また、10.1.4.2.0へのアップグレードに使用できる停止時間ゼロのアップグレード・メソッドについても説明しています。
注意: Oracle Access Managerは、以前のOblix NetPointおよびOracle COREidです。 |
このマニュアルでは、Oracle Access Managerコンポーネントのアップグレードについてのみ説明します。Oracle Application Serverコンポーネントのアップグレードの詳細は、『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』を参照してください。停止時間ゼロのアップグレード・メソッドを使用している場合は、第VI部を参照してください。
内容は次のとおりです。
このアップグレード・ガイドでは、基本的に新しい製品名およびコンポーネント名を使用します。詳細は、「Oracle Access Managerの新機能」を参照してください。
このマニュアルでは、Oracle Access Managerコンポーネントを最新のリリースにアップグレードする担当者が必要とする情報を説明します。Oracle Access Managerをまだインストールしていない場合は、『Oracle Access Managerインストレーション・ガイド』を参照してください。
このドキュメントは、読者がネットワーク・アーキテクチャ、LDAPディレクトリ、およびファイアウォールとインターネット・セキュリティについて精通していることを前提としています。
オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/
を参照してください。
ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて
スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。
外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて
このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。
Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス
アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、 (800)446-2398にお電話ください。アメリカ国外からの場合は、+1-407-458-2479にお電話ください。
詳細は、Oracle Access Managerドキュメント・セットに含まれる次のドキュメントを参照してください。
『Oracle Access Manager概要』: Oracle Access Managerの概要、Oracle Access Managerのマニュアルへのロードマップ、および用語集を示します。
Oracle Application Serverのリリース・ノート: Oracle Access Managerの最新の詳細情報が記載されています。リリース・ノートは各プラットフォーム固有のドキュメントに含まれています。最新版のリリース・ノートは、Oracle Technology NetworkのWebサイト(http://www.oracle.com/technology/documentation
)から入手できます。
サポートされるすべてのオペレーティング・システム用のOracle Access Manager Patch Set Notes Release 10.1.4 Patchset 1 (10.1.4.2.0): パッチ・セット自体のインストールまたは削除に必要なシステム要件と手順、パッチ・セットに関連する既知の問題のリスト、およびこのOracle Access Managerパッチ・セットで修正された、プラットフォーム固有のバグのリストが記載されています。このパッチ・セットで修正されたOracle Access Managerの全体的な(すべてのオペレーティング・システムに共通の)バグのリストがコンポーネントごとに分類されて示されます。
『Oracle Access Managerインストレーション・ガイド』: コンポーネントをインストールして構成する方法を説明します。
『Oracle Access Managerアップグレード・ガイド』: 以前のリリースを最新のOracle Access Managerメジャー・リリースにアップグレードする方法を説明します。
『Oracle Access Manager IDおよび共通管理ガイド』: アイデンティティ・システム・アプリケーションを構成する方法を説明します。ユーザー、グループ、および組織に関する情報を表示する方法、アイデンティティ・システム・アプリケーションにデータを表示して変更するための権限をユーザーに割り当てる方法、ユーザーに関する基本情報の追加、ユーザーに関する追加情報の提供、新しいユーザー・エントリの承認といったアイデンティティ・アプリケーションの機能を自動的に実行されるステップのチェーンにリンクするワークフローを構成する方法などを解説します。また、このマニュアルでは、ディレクトリ・プロファイル構成、パスワード・ポリシー構成、ロギングおよび監査など、アイデンティティ・システムとアクセス・システムに共通の管理機能についても説明します。
『Oracle Access Managerアクセス管理ガイド』: ポリシー・ドメイン、認証スキーム、および認可スキームを定義してリソースを保護する方法、シングルドメインおよびマルチドメインのシングル・サインオンを構成することで、ユーザーが1回のログインで複数のリソースにアクセスできるようにする方法、およびカスタム・ログイン・フォームを設計する方法について説明します。また、アクセス・システムを設定および管理する方法についても説明します。
『Oracle Access Managerデプロイメント・ガイド』: Oracle Access Managerを実行する環境を計画および管理する担当者向けの情報を記載しています。また、キャパシティ・プランニング、システム・チューニング、フェイルオーバー、ロード・バランシング、キャッシングおよび移行計画についても説明します。
『Oracle Access Managerカスタマイズ・ガイド』: Oracle Access Managerアプリケーションの外観を変更する方法について説明します。また、オペレーティング・システム、Webサーバー、ディレクトリ・サーバーおよびディレクトリ内容を変更したり、CGIファイル、JavaScriptをOracle Access Manager画面に接続することで行う、Oracle Access Managerの制御方法について説明します。また、Access Manager APIと、認可および認証プラグインAPIについても説明します。
『Oracle Access Manager開発者ガイド』: IdentityXMLおよびWSDLを介してプログラムによってアイデンティティ・システムの機能にアクセスする方法、カスタムWebGate(アクセス・ゲート)を作成する方法、およびプラグインを開発する方法について説明します。また、Oracle Access Manager用のCGIファイルまたはJavaScriptを作成する際に留意が必要な情報についても説明します。
『Oracle Access Manager統合ガイド』: BEA WebLogic、Plumtree PortalおよびIBM WebSphereなどのサード・パーティ製品とともに実行できるようにOracle Access Managerを設定する方法について説明します。
『Oracle Access Managerスキーマ詳細』: Oracle Access Managerスキーマの詳細が記載されています。
『Oracle Access Manager Configuration Managerインストレーションおよび管理ガイド』: 構成データの変更を、1つのOracle Access Manager 10g(10.1.4.0.1)またはOracle COREidリリース7.0.4のデプロイから別のデプロイに移行する方法を説明します。たとえば、開発デプロイから本番前デプロイに変更を移行する場合などです。正しく操作するための考慮事項、前提条件および手順も記載されています。
このマニュアルでは次の表記規則を使用します。
規則 | 意味 |
---|---|
太字 | 太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。 |
イタリック | イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。 |
固定幅フォント |
固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。 |
次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。
オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。
http://www.oracle.co.jp/support/
製品のマニュアルは、次のURLにあります。
http://otn.oracle.co.jp/document/
研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。
http://www.oracle.co.jp/education/
オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。
http://www.oracle.co.jp
http://otn.oracle.co.jp
注意: ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。 |