oracle.lite.web.servlet
インタフェース OraUserProfile


public interface OraUserProfile
extends java.security.Principal

このインタフェースは、Oracle Web-to-Goシステム内でのユーザー・プロファイルの動作を定義します。 Oracle Web-to-Goシステムは、ユーザーがシステムにログオンしたときに、ユーザーがアクセス可能なアプリケーションの全サーブレットをリポジトリからロードします。 これらのサーブレットは、ユーザーがOracle Web-to-Goシステムからログアウトするまで、そのユーザーのコンテキスト内で実行されます。 Oracle Web-to-Goではシステム内のアプリケーションごとにサーブレットのインスタンスを1つしか保持しませんが、そのインスタンスのコンテキストはそのユーザー固有のものです。 サーブレットではユーザー固有の情報へのアクセスにこのインタフェースを使用する必要があります。 サーブレットでは、サーブレット起動メソッド(doGet、doPost、serviceなど)に渡されるOraHttpServletRequestからこのプロファイル・オブジェクトを取得できます。 OraHttpServletRequestインタフェースにより定義されているメソッドにアクセスするには、要求パラメータ(HttpServletRequest)の型をOraHttpServletRequestオブジェクトにキャストします。 Oracle Web-to-Goシステムで実行されるアプリケーションごとに、別個のユーザー・プロファイル・オブジェクトが作成されます。 HttpServletRequestクラスは、SunのJava Servlet SDKに説明されています。


フィールドの概要
static java.lang.String FULL_NAME
          ユーザーのフル・ネーム。
 
メソッドの概要
 OraHttpRequest createHttpRequest(java.lang.String url)
          別のサーブレットまたはアプリケーションをコールするためのHTTP要求オブジェクトを作成します。
 java.lang.String getAppletSessionId(javax.servlet.http.HttpServletRequest req)
          アプリケーションは、アプレットのセッションIDの取出しにこのメソッドを使用できます。
 OraApplication getApplication()
          アプリケーションは、アプリケーション・オブジェクトの取出しにこのメソッドを使用できます。
 java.sql.Connection getConnection()
          このメソッドは、現在のアブリケーションのJDBC接続の取出しに使用できます。
 java.lang.String getMode()
          Oracle Web-to-Goシステムでは、ユーザーはオンライン・モードかオフライン(切断)モードのいずれかで操作できます。
 java.lang.String getPreference(java.lang.String name)
          このメソッドは、ユーザー設定情報の取出しに使用できます。
 java.util.Vector getRoles()
          各ユーザーはアプリケーションに対して一連のロール(1つ以上)を持ちます。
 java.lang.Object getValue(java.lang.String name)
          このメソッドを使用して、サーブレットでユーザーの名前/値ペアを取り出せます。
 void putValue(java.lang.String name, java.lang.Object value)
          このメソッドを使用して、サーブレットでユーザー固有のデータを格納できます。
 void removeValue(java.lang.String name)
          現在のプロファイルから既存の名前/値ペアを削除します。
 
インタフェースjava.security.Principalから継承するメソッド
equals, getName, hashCode, toString
 

フィールドの詳細

FULL_NAME

public static final java.lang.String FULL_NAME 
ユーザーのフル・ネーム。
メソッドの詳細

getMode

public java.lang.String getMode() 
Oracle Web-to-Goシステムでは、ユーザーはオンライン・モードかオフライン(切断)モードのいずれかで操作できます。 このメソッドは、ログオン・ユーザーのモードの判別に使用できます。
戻り値:
ユーザーのモード。ユーザーがオンラインの場合は「ON」、オフラインの場合は「OFF」。

getPreference

public java.lang.String getPreference(java.lang.String name) 
このメソッドは、ユーザー設定情報の取出しに使用できます。 Oracle Web-to-Goシステムで使用できる設定名は前述のとおりです。
パラメータ:
name - 設定名。
戻り値:
文字列で表された設定の値。

createHttpRequest

public OraHttpRequest createHttpRequest(java.lang.String url)
                                 throws java.io.IOException 
別のサーブレットまたはアプリケーションをコールするためのHTTP要求オブジェクトを作成します。 ターゲット・サーブレットは同一マシン上でも別マシン上でもかまいません。
パラメータ:
url - 起動される仮想パスまたは完全なURL。 宛先URLが同じOracle Web-to-Goサーバー内にある場合は、URLに仮想パスのみを指定できます。
戻り値:
指定されたURLのOraRequestオブジェクト。
例外:
java.io.IOException - 例外が発生した場合に発生します。

putValue

public void putValue(java.lang.String name,
                     java.lang.Object value) 
このメソッドを使用して、サーブレットでユーザー固有のデータを保存できます。 このユーザー・コンテキストで保存された名前/値ペアは、すべてのユーザー・セッションで共有されます。
パラメータ:
name - 名前/値ペアの名前。
len - 名前/値ペアの値。

getValue

public java.lang.Object getValue(java.lang.String name) 
このメソッドを使用して、サーブレットでユーザーの名前/値ペアを取り出せます。 その値は、すべてのユーザー・セッションで共有されます。
パラメータ:
name - 名前/値ペアの名前。
戻り値:
指定された名前の(STOREから設定またはロードされている)値。

removeValue

public void removeValue(java.lang.String name) 
カレント・プロファイルから既存の名前/値ペアを削除します。
パラメータ:
name - 削除される名前/値ペアの名前。

getConnection

public java.sql.Connection getConnection()
                                  throws java.sql.SQLException 
このメソッドは、現在のアプリケーションのJDBC接続の取出しに使用できます。 接続オブジェクトは、各アプリケーションで1セッション、1ユーザーにつき1つ作成されます。 接続オブジェクトは、このメソッドが初めてコールされたときに作成されます。
戻り値:
JDBC接続オブジェクト。
例外:
java.sql.SQLException - データベースに接続できなかった場合に発生します。

getRoles

public java.util.Vector getRoles() 
各ユーザーはアプリケーションに対して一連のロール(1つ以上)を持ちます。 このメソッドは、現在のアプリケーションのロールの取出しに使用できます。
戻り値:
現在のアプリケーションのユーザー・ロールのベクトル。

getApplication

public OraApplication getApplication() 
アプリケーションでは、Applicationオブジェクトの取出しにこのメソッドを使用できます。
戻り値:
アプリケーションのデータベース・ユーザー名。

getAppletSessionId

public java.lang.String getAppletSessionId(javax.servlet.http.HttpServletRequest req) 
アプリケーションでは、アプレットのセッションIDの取出しにこのメソッドを使用できます。
戻り値:
アプリケーションのセッションIDを文字列として返します。