Oracle9i Lite インストレーションおよび構成ガイド 部品番号: J06003-01 |
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リリース 5.0.1
2002年4月
部品番号 J06003-01
このマニュアルでは、Oracle9i Lite リリース 5.0.1のシステム要件に関する情報と、インストール、アップグレードおよび構成の詳しい手順を説明します。次の項目が含まれています。
この項では、Oracle9i Lite リリース 5.0.1のシステム要件について説明します。
この項では、MobileサーバーおよびMobile Development kitのインストール手順について説明します。
注意:
システムにインストールされているOracle製品を確認するには、「インストール済みの製品」をクリックします。 続行するには、「次」をクリックします。
「インストール先」の下にある「名前」フィールドにOracleホーム・ディレクトリ(Oracle9i Liteのインストールされているディレクトリ)の名前を入力してから、該当するOracleホーム・ディレクトリの場所を「パス」フィールドに入力するか、デフォルトを受け入れます。 「次」をクリックします。
「Mobileサーバー」オプションを選択し、「次」をクリックします。
必要な情報を入力した後、「次」をクリックします。
Oracleデータベース・サーバーのユーザーSYSTEMのパスワードを入力します。ユーザーSYSTEMのパスワードが不明な場合は、システム管理者に連絡してください。 「次へ」をクリックします。
注意: 「Mobileサーバー・リポジトリ・ウィザード」では、データベースに対し、以前にインストールされたWeb-to-GoおよびConsolidatorのコンポーネントに関する問合せが行われます。以前のバージョンのWeb-to-GoおよびConsolidatorが見つかった場合は、それらのリポジトリが最新バージョンのMobileサーバー・リポジトリへ移行されます。以前のバージョンが見つからない場合は、新規のMobileサーバー・リポジトリがインストールされます。 「Mobileサーバー・リポジトリ・ウィザード」を使用した手動によるリポジトリの移行については、セクション3.4「手動によるMobileサーバー・リポジトリの移行」を参照してください。
「インストール先」の下にある「名前」フィールドにOracleホーム・ディレクトリ(Oracle9i Liteのインストールされているディレクトリ)の名前を入力し、指定するOracleホーム・ディレクトリの場所を「パス」フィールドに入力するかまたはデフォルトを受け入れます。 ディレクトリ名は8文字以下にする必要があります。
注意: Oracle8iデータベースがインストールされている場合、またはOracle Universal Installer(OUI)を使用するその他のOracle製品がインストールされている場合は、「インストール先」の下の「名前」フィールドに、Oracleホーム名としてDEFAULT_HOMEを入力してください。 次に、Oracle9i Liteをインストールするディレクトリの場所を「パス」フィールドに入力します。
「次」をクリックします。
「Mobile Development Kit」を選択します。 「次」をクリックします。
「終了」をクリックしてインストール処理を終了します。
Oracle Liteデータベース用のJavaアプリケーションを開発するには、Java Development Kit(JDK) バージョン 1.3.1以上をインストールする必要があります。
データを移行することにより、この製品の以前のバージョンからソフトウェアをアップグレードできます。
移行: データおよびレプリケーション・オブジェクトを、Oracle8i LiteからOracle9i Lite リリース 5.0に変換します。
アップグレード: ライブラリ、実行可能ファイル、DLLファイルおよびその他のソフトウェア・コンポーネントを、Oracle8i LiteからOracle9i Lite リリース 5.0にアップグレードします。
移行またはアップグレード(あるいはその両方)を実行するためのエンティティは、次のとおりです。
次の表は、Oracle8i LiteからOracle9i Liteへ、およびOracle9i Liteの特定のリリースから上位のリリースへの移行パスについて示しています。
移行元の |
移行先の |
移行先の |
移行先の |
移行先の |
---|---|---|---|---|
4.0.0.x |
該当なし |
× |
〇 |
〇 |
4.0.1.x |
該当なし |
該当なし |
〇 |
〇 |
5.0.0.6 |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
〇 |
5.0.1.0 |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
次の表は、Oracle8i Lite リリース 4.0.1.2.0からOracle9i Lite リリース 5.0への移行またはアップグレードが可能なコンポーネントを示しています。
移行するコンポーネント |
移行元のOracle8i Lite リリース 4.0.1.2.0 |
移行先のOracle9i Lite リリース5.0 |
コメント |
Web-to-GoサーバーおよびWeb-to-Goリポジトリ |
1.3.1 |
2.0.1 |
Mobileサーバーのインストール・スクリプトにより、Mobileサーバー2.0.1のインストールまたはMobileサーバー2.0.1へのアップグレード、およびWeb-to-Goリポジトリ1.3.1(oraclerm)から新規の2.0.1リポジトリ(mobileadmin)への移行が行われます。既存のWebアプリケーションおよびレプリケーション・オブジェクトは自動的に移行されます。 |
ConsolidatorサーバーおよびConsolidatorリポジトリ |
4.0.1 |
2.01 |
Mobileサーバーのインストール・スクリプトにより、Mobileサーバー2.0.1のインストールまたはMobileサーバー2.0.1へのアップグレード、およびConsolidatorリポジトリ4.0.1(consolidator)から新規の2.0.1リポジトリ(mobileadmin)への移行が行われます。 |
同期サーバーおよび同期サーバー・リポジトリ |
1.3.1 |
2.0.1 |
Mobileサーバーのインストール・スクリプトにより、Mobileサーバー2.0.1のインストールまたはMobileサーバー2.0.1へのアップグレード、および同期サーバー・リポジトリ1.3.1(oraclerm)から新規の2.0.1リポジトリ(mobileadmin)への移行が行われます。既存のシステム固有のアプリケーションおよびレプリケーション・オブジェクトは自動的に移行されます。 |
Web-to-Goクライアント |
1.3.1 |
2.0.1 |
Web-to-Goクライアント1.3.1はMobileサーバー2.0.1では使用できません。アップグレードおよび移行を行うには、次の手順を実行してください。
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Consolidatorクライアント |
4.0.1 |
EPOC 4.0.1.x Windows CE/PocketPC 4.0.1.x Palm Computing 4.0.1.x Windows 32 4.0.1.x |
Consolidatorクライアント4.0.1はMobileサーバー2.0.1では使用できません。アップグレードおよび移行を行うには、次の手順を実行してください。
|
Consolidatorクライアント |
4.0.0.5.0 |
EPOC 4.0.1.x Windows CE/PocketPC 4.0.1.x Palm Computing 4.0.1.x Windows 32 4.0.1.x |
Consolidatorクライアント4.0.0.5.0はMobileサーバー2.0.1で使用できます。 オプションのアップグレードおよび移行の手順は次のとおりです。
|
RepAPIクライアント |
4.0.1 |
該当なし |
「RepAPIユーザーのためのConsolidatorの概要」を参照してください。 |
Oracle Liteデータベース |
4.0.1 |
5.0 |
Oracle Lite DBMS移行ユーティリティを実行します。これにより、旧バージョンが移行されます。 |
「Mobileサーバー・リポジトリ・ウィザード」を使用して、以前のバージョンのリポジトリをリリース5.0のモバイル・サーバー・リポジトリに移行します。
「Mobileサーバー・リポジトリ・ウィザード」は、インストールの最終フェーズで起動されます。 セクション2「インストール」の手順9で、パスワードを入力し「次へ」ボタンをクリックすると、「Mobileサーバー・リポジトリ・ウィザード」により、以前にインストールされたWeb-to-GoおよびConsolidatorのコンポーネントに関する問合せが行われます。 リポジトリを手動でMobileサーバー・リポジトリへ移行するには、次の手順を実行します。
「Mobileサーバー・リポジトリ・ウィザード」により複数のリポジトリ・スキーマが見つかった場合、オプションとして、「Mobileサーバー・リポジトリ・ウィザード」でMobileサーバー・リポジトリへ移行するリポジトリ・スキーマを選択できます。
Mobileサーバー・リポジトリへ移行するスキーマを選択し、「次へ」をクリックします。
Web-to-Go 2.0.1の移行を選択すると、Web-to-GoのすべてのリポジトリがMobileサーバー・リポジトリへ移行されます。スナップショット・ログ、レプリケーション・グループおよびレプリケーション・オブジェクトがWeb-to-Goリポジトリから削除されます。ユーザーのアプリケーション・スキーマは削除されません。
スナップショットの比率の係数は、表のマスター/ディテール・リレーションに基づいて計算されるため、表間の参照整合性は保持されます。 比率の係数を変更する場合は、JavaファイルAddPub.java内の比率の係数を手動で変更します。Javaプログラムをコンパイルし、プログラムを実行します。
構文は次のとおりです。
Consolidator.AddPublicationItem(appsid,snames,null,updateable,"S",null,weight)
最後のパラメータweightのみ、変更してください。他のパラメータは変更しないでください。
マスター/ディテール・リレーションでは、最初にマスター表を更新してからディテール表を更新してください。この点に注意してスナップショットの比率を計算してください。
ORD_MasterとORD_detailという2つの表がある場合は、最初にORD_Masterを更新します。ORD_Masterの比率は1、ORD_detailの比率は2になります。
Web-to-Go 2.0.1およびMobileサーバー5.0では、スナップショット・パラメータ名はアプリケーションに属しています。スナップショット・パラメータ名はアプリケーション内で一意である必要があります。スナップショット・パラメータ名がアプリケーション内で複数のエントリを持っている(すべてのスナップショット・パラメータが1つのスナップショットに属している)場合、Web-to-Go 2.0.1リポジトリでスナップショット・パラメータ名を一意にするには、重複したスナップショット・パラメータに対し、接尾辞として数値を追加して、スナップショット・パラメータ名を変更します。
「Mobileサーバー・リポジトリ・ウィザード」により、既存のリポジトリ・スキーマが移行されます。Web-to-GoとConsolidatorの両方をアップグレードするように選択すると、「Mobileサーバー・リポジトリ・ウィザード」により、Web-to-GoとConsolidatorの両方のリポジトリが既存のリポジトリ・スキーマからMobileサーバー・リポジトリへ移行されます。
JavaServer Pages(JSP)の移行ではトラブルシューティングが必要になります。 次のセクションでは、このトラブルシューティング手順を説明します。
Oracle9i Liteとともに出荷されるJSPライブラリは、Oracle8i Liteに含まれているライブラリとは異なります。 最も大きな変更の1つは、基になるサーブレット・クラス名内のJSPページのURLの変換に使用されるアルゴリズムです。
たとえば、次のとおりです。
Oracle8i LiteではOracleJSP 1.0.6を使用します。
URLの
/sample1/page.jsp
は、次のサーブレット・クラスにマップされます。
sample1.page.class
Oracle9i LiteではOracleJSP 1.1.2を使用します。
URLの
/sample1/page.jsp
は、次のサーブレット・クラスにマップされます。
_sample1._page.class
このため、Oracle8i LiteからOracle9i Liteに移行した後、アプリケーションでJSPページにアクセスしようとしたときに「ClassNotFound」エラーが表示されることがあります。 この問題を解決するオプションは2つあります。
オプション1. JSPファイルを再コンパイルし、クラス・ファイルをリポジトリにコピーします(推奨)。
手順1: 新しいJSPライブラリを使用してJSPファイルを再コンパイルします。
手順2: wshを使用して、Mobileサーバー・リポジトリにファイルを手動でコピーします。 Mobileサーバー・リポジトリ内のファイルを手動で操作する方法に関するコマンド・リストは、『Oracle9i Lite 管理者ガイド』の付録Aを参照してください。
オプション2. JSPライブラリを、Oracle8i Liteとともに出荷されたバージョンに置き換えます。
手順1: Mobileサーバーで使用されるJSPライブラリを置き換えます。 ファイルOracleHome\Mobile\classes\ojsp.jarを以前のバージョンで置き換えます。以前のバージョンは次の場所にインストールされています。
OracleHome\webtogo\bin
手順2: Web-to-Go用Mobileクライアントに配布されているojsp.jarバージョンを置き換えます。これには、次のようにシェル・ユーティリティ(wsh.exe)を使用します。
wsh -o mobileadmin/manager@webtogo.world
cd /setup/webtogo
copy OracleHome\webtogo\bin\ojsp.jar ojsp.jar
sync
exit
この項では、Mobileサーバーの構成について説明します。Mobileサーバーは、インストールしただけでは実行できません。Mobileサーバーを実行するには、フレームワークとしてWebサーバーを構成する必要があります。Mobileサーバーは、次の4つの構成で実行できます。
ここでは、これらの構成の詳細な設定方法について説明します。 構成が完了した後、セクション5「Mobileサーバーの実行」の説明に従ってMobileサーバーを起動してください。
Apache Server上でMobileサーバーをモジュールとして実行できます。それにはまず、Apache Serverをインストールおよび構成する必要があります。
注意: Apache HTTP Serverはサード・パーティー製品であり、オラクル社では開発およびサポートされていません。Apache HTTP Serverの詳細は、次のApacheのWebサイトを参照してください。 http://www.apache.org |
Apache構成ファイルを変更してApache用のMobileサーバー・モジュールを追加します。Apache構成ファイルは、デフォルトでは次の場所にあります。
APACHE_DIR\conf\httpd.conf
APACHE_DIRとは、Apache Serverをインストールしたディレクトリです。
たとえば、Apache Serverを次の場所にインストールしたとします。
C:\Program Files\Apache Group\Apache
この場合、構成ファイルのフルパスは次のようになります。
C:\Program Files\Apache Group\Apache\conf\httpd.conf
Apache ServerでApache用Mobileサーバー・モジュールを構成するには、次の手順を実行します。
include "Oracle_Home\mobile\server\bin\wtgapach.conf"
これは、wtgapach.confファイルを指します。このファイルは、Apache内でApache用Mobileサーバー・モジュールをロードするための構成ファイルです。
apache -k start
Apache Serverがすでに実行中の場合は、DOSプロンプトで次のコマンドを入力して再起動します。
apache -k restart
注意: 前述の手順は、Windows NT 4.0でApache Server 1.3.14を使用する場合の手順です。他のリリースのApache Webサーバーを実行している場合は、手順の一部が異なります。詳細は、Apache Webサーバーのマニュアルを参照してください。 |
Oracle9i Application Server(Oracle9iAS)上でMobileサーバーをモジュールとして実行できます。それにはまず、Oracle9iASをインストールおよび構成する必要があります。
Oracle9iAS構成ファイルを変更してOracle9i Application Server用のMobileサーバー・モジュールをOracle9iASに追加します。構成ファイルは、デフォルトでは次の場所にあります。
Oracle9iAS_DIR\Apache\Apache\conf\httpd.conf
Oracle9iAS_DIRとは、Oracle9iASをインストールしたディレクトリです。
たとえば、Oracle9iASを次の場所にインストールしたとします。
C:\Program Files\Oracle9iAS
この場合、構成ファイルのフルパスは次のようになります。
C:\Program Files\Oracle9iAS\Apache\Apache\conf\httpd.conf
Oracle9iASでOracle9i Application Server用Mobileサーバー・モジュールを構成するには、次の手順を実行します。
include "Oracle_Home\mobile\server\bin\wtgias.conf"
これは、wtgias.confファイルを指します。 このファイルは、Oracle9iAS内でOracle9i Application Server用Mobileサーバー・モジュールをロードするための構成ファイルです。
apache -k start
Oracle9iASがすでに実行中の場合は、DOSプロンプトで次のコマンドを入力して再起動します。
apache -k restart
Oracle HTTP Server上でMobileサーバーをモジュールとして実行できます。それにはまず、Oracle HTTP Serverをインストールおよび構成する必要があります。
Oracle HTTP Server構成ファイルを変更してOracle9i Application Server用のMobileサーバー・モジュールをOracle HTTP Serverに追加します。構成ファイルは、デフォルトでは次の場所にあります。
Oracle_HTTP_DIR\Apache\Apache\conf\httpd.conf
Oracle_HTTP_DIRとは、Oracle HTTP Serverをインストールしたディレクトリです。
たとえば、Oracle HTTP Serverを次の場所にインストールしたとします。
C:\Program Files\Oracle HTTP
この場合、構成ファイルのフルパスは次のようになります。
C:\Program Files\Oracle HTTP\Apache\Apache\conf\httpd.conf
Oracle HTTP ServerでOracle9i Application Server用Mobileサーバー・モジュールを構成するには、次の手順を実行します。
include "Oracle_Home\mobile\server\bin\wtgias.conf"
これは、wtgias.confファイルを指します。 このファイルは、Oracle HTTP Server内でOracle9i Application Server用Mobileサーバー・モジュールをロードするための構成ファイルです。
apache -k start
Oracle HTTP Serverがすでに実行中の場合は、DOSプロンプトで次のコマンドを入力して再起動します。
apache -k restart
開発マシンでMobileサーバーを実行する場合など、Apache Server、Oracle9iASまたはOracle HTTP Serverを使用せずにMobileサーバーを起動する必要が生じることがあります。 webtogoプログラムを実行すると、Mobileサーバーをスタンドアロン・モードで起動できます。 Mobileサーバーのインストール後、次のコマンドを入力してMobileサーバーを起動します。
> webtogo
(サーブレットの実行時に問題が発生し、)Mobileサーバーをサーブレット・デバッグ・モードで起動する必要がある場合は、DOSプロンプトで次のコマンドを入力します。
> webtogo -d
(サーバーおよびwebtogo.oraファイルに問題が発生し、)Mobileサーバーをトータル・デバッグ・モードで起動する必要がある場合は、次のコマンドを入力します。
> webtogo -d0
必要な実行可能ファイルは、wtgsrv.exeです。 このファイルは、Oracle_HOME\mobile\server\binディレクトリにあります。 次のように、DOSプロンプトからサービスを起動してインストールします。
> wtgsvc -i
システムを再起動後、Mobileサーバー・サービスが自動的に起動されます。
次のコマンドを入力すると、このサービスをアンインストールできます。
> wtgsvc -u
Mobileサーバーを実行するには、管理者が最初にApache Server、Oracle9iAS、Oracle HTTP Serverまたはwebtogoプログラム(スタンドアロン・モード)を起動する必要があります。Mobileサーバーの起動方法は、システム構成により異なります。Mobileサーバーの構成には、次の2つの使用例があります。
管理者はMobileサーバーの起動後、Mobileサーバー・リポジトリのユーザー名とパスワードを指定してMobileサーバーへログインできます。ログインによりMobileサーバーがMobileサーバー・リポジトリに接続され、管理者はアカウント情報およびMobileサーバー・リポジトリに常駐するアプリケーションにアクセスできるようになります。管理者はMobileサーバー・リポジトリを使用して、Web-to-Go用Mobileクライアントなどのクライアント・ソフトウェアを配布できます。
Mobileサーバーにより、管理者はユーザーのMobileサーバー・リポジトリ名とパスワードのセキュリティを管理できます。ユーザーのMobileサーバー・リポジトリ名およびパスワードは、暗号化された形式でwebtogo.oraファイルに保存されます。 さらに、管理者はMobileサーバー・リポジトリのパスワードをwebtogo.oraファイル内で変更したり、ファイルから削除できます。
Mobileサーバーへログインするには、次の手順を実行します。
ログインに成功すると、オプション画面が表示されます。
ログインに成功すると、オプション画面が表示されます。
Mobileサーバー・リポジトリのパスワードを変更するには、次の手順を実行します。
バッチ・ファイル instdemoを実行すると、Mobileサーバーにデモをインストールできます。このバッチ・ファイルは次の場所にあります。
Oracle_Home\Mobile\Server\samples
コマンドの構文は次のとおりです。
instdemo [SYSTEM_password] [repository_owner] [repository_password]
次に例を示します。
instdemo manager mobileadmin manager
Web-to-Go SDKデモをインストールするには、次の場所にあるバッチ・ファイルを実行します。
Oracle_Home\Mobile\SDK\wtgsdk\src\sdkdemos.bat
次の表に、Windows CE(バージョン2.0以上)でOracle9i Lite リリース 5.0によりサポートされるJVMのバージョンおよび関連するチップ・セットを示します。
JVM
サポートされるチップ・セット
ARM
SH3
Insignia社のJeode
Sun Microsystems社
デフォルトでは、MobileサーバーはOCI8 JDBCドライバを使用してMobileサーバー・リポジトリに接続します。
Mobileサーバーは、このドライバを使用した場合、Mobileサーバー・リポジトリを含むOracleデータベースが
再起動されたことを検出できません。 このため、データベースが再起動された場合は、
Mobileサーバーを手動で再起動する必要があります。
Oracleデータベースが再起動されたときにMobileサーバーが自動的にOracleデータベースに再接続される
ようにするには、Thin JDBCドライバを使用するようにMobileサーバーを構成する必要があります。
これには、構成ファイルwebtogo.oraのADMIN_JDBC_URLパラメータを変更します。
このファイルは次の場所にあります。
OracleHome\mobile\server\bin
このパラメータを次のように設定します。
ADMIN_JDBC_URL=jdbc:oracle:thin:@HOST_NAME:PORT:SID
All rights reserved