Web-to-Go用Mobileクライアントの使用方法

ここでは、Web-to-Go用Mobileクライアントのインストールおよび使用方法を説明します。 内容は、次のとおりです。

1.1 概要

開発、デプロイおよび管理が完了すると、Mobileアプリケーションを使用できるようになります。 Mobileアプリケーションを使用する前に、Web-to-Go用Mobileクライアントをインストールし、Web-to-Goワークスペースをよく理解しておく必要があります。

1.2 Web-to-Go用Mobileクライアントのインストール方法

Web-to-Go用Mobileクライアントは、WebブラウザでWeb-to-Goセットアップ・プログラムを実行するとインストールできます。 Web-to-Go用Mobileクライアントをインストールする前に、使用環境がハードウェア要件およびソフトウェア要件を満たしていることを確認します。

1.2.1 ハードウェア要件

Web-to-Go用Mobileクライアントの要件は、次のとおりです。

  • Pentium III

  • アプリケーション用RAMとして12MB(Web-to-Goに1.5MB、Javaに10MB)

  • 10MBのハード・ディスク領域

  • 800 x 600のディスプレイ

1.2.2 ソフトウェア要件

Web-to-Go用Mobileクライアントの要件は、次のとおりです。

  • Microsoft Windows 95/98またはWindows NT 4.0(Service Pack 3を推奨)

  • JavaScript対応のNetscape 4.0.6以上またはMicrosoft Internet Explorer 4.0以上

1.2.3 インストール

Web-to-Go用Mobileクライアントをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Webブラウザを起動し、次のURLを入力してMobileサーバーに接続します。

    http://server/webtogo/setup


    注意:

    変数serverは、使用するMobileサーバーのホスト名に置き換えてください。 また、ポート番号も置き換える場合があります。

    Webページに、ダウンロード可能なプログラムのリストが表示されます。

  2. Web-to-Go用Mobileクライアントを、リストから検索します。

  3. ハイパーリンク「ここを」をクリックして、Web-to-Go用Mobileクライアントをダウンロードします。

    図1-1 Web-to-Go用Mobileクライアントのダウンロード

  4. Netscapeを使用している場合は、セットアップ・プログラムをダウンロードする場所を選択して「OK」をクリックします。 Windowsエクスプローラで、setup.exeをダブルクリックしてセットアップ・プログラムを実行します。

    Internet Explorerを使用している場合は、ブラウザのウィンドウからセットアップ・プログラムを実行します。

    セットアップ・プログラムが起動されると、インストール・ディレクトリを指定するよう求められます。

  5. ディレクトリ(たとえばD:\orant)を選択して「OK」をクリックします。 セットアップ・プログラムにより必要なコンポーネントがすべてダウンロードされ、使用するマシン上でWeb-to-Go用Mobileクライアントが起動されます。 インストールが完了すると、Web-to-Goのログイン画面が表示されます。

1.3 ワークスペースの使用

ワークスペースには、使用するMobileアプリケーションが含まれています。 Mobileアプリケーションは、ハイパーリンク経由でアクセス可能な、標準のWebアプリケーションとして実行されます。 Mobileサーバーを使用すると、オフライン・モードで排他的にMobileクライアント・アプリケーションを実行し、「同期」タブを選択していつでもデータおよびアプリケーションを同期できるようになります。 その他の同期オプションの詳細は、セクション1.7「Web-to-Goワークスペースの構成」を参照してください。

また、ワークスペースを使用すると、異なるブラウザ・ウィンドウで複数のアプリケーションを同時に実行し、互いに切り替えることもできます。 図1-2に示すように、ワークスペースには、 「アプリケーション」、「ブックマーク」、「構成」、「ヘルプ」、「同期」および「ログオフ」の6つの機能タブが含まれています。

図1-2 ワークスペースの機能タブ




アプリケーション

「アプリケーション」タブをクリックすると、ワークスペースに戻り、使用可能なアプリケーションのリストが表示されます。 すでにワークスペースを表示している場合は、ワークスペースがリフレッシュされます。 Mobileアプリケーションにアクセスするには、アイコンまたはアプリケーション名をクリックします。


構成

「構成」タブでは次の機能を実行できます。


ヘルプ

「ヘルプ」タブは、Web-to-Goのオンライン・ヘルプ・システムを起動します。


同期

「同期」タブを使用すると、データとOracleデータベースを同期できます。 「同期」タブをクリックすると、Web-to-GoクライアントがMobileサーバーと接続してデータを同期します。 また、そのユーザーにアクセス可能なアプリケーション更新および新規アプリケーションが、Mobileサーバーからダウンロードされます。 同期後はMobileサーバーから切断され、オフライン・モードでの作業を継続できます。 Mobileサーバーと接続する必要があるのは、データおよびアプリケーションを同期するときのみです。



デフォルトでは、Web-to-Goは「アプリケーションの設定」ページのリストにあるすべてのアプリケーションを一度に同期します。


デフォルトの設定を無効にした場合

デフォルトの設定を無効にすると、「同期」タブをクリックしたときに、オフラインで使用可能なすべてのアプリケーションのリストが表示されます。 このリストで同期するアプリケーションを選択することにより、同期時間を削減できます。

(デフォルトの設定が無効になっている場合)Mobileサーバーが同期後に新規アプリケーションを検出すると、Web-to-Goは新規アプリケーションのみを同期するというオプションを提示します。 同期の構成の詳細は、「Web-to-Goワークスペースの構成」を参照してください。


ログオフ

「ログオフ」タブは、実行中のアプリケーションをすべてクローズし、ログオン・ページに戻ります。

1.4 Web-to-Goへのログオン

Web-to-Goにログオンする前に、Web-to-Go用Mobileクライアントをマシン上にインストールする必要があります。 クライアントの実行中は、Windowsのデスクトップの隅に次のアイコンが表示されます。



Webサーバーが実行されていない場合は、Oracleプログラム・グループにアクセスしてWeb-to-Goを選択すると起動できます。


注意:

Web-to-Go用Mobileクライアントには固有のWebサーバー、MobileクライアントWebサーバーがあります。

Web-to-Goにログオンするには、ブラウザから次のURLにアクセスします。

http://マシンのURL/


注意:

ポート番号の指定も必要な場合があります。

Web-to-Goのログオン・ページが表示されます。

図1-3 Web-to-Goログオン・ページ

ユーザー名とパスワードを入力し、「ログオン」ボタンをクリックします。 アカウントがない場合は、Mobileサーバー管理者に連絡してください。

1.5 アプリケーションへのアクセス

Web-to-Goアプリケーションは、ワークスペース内に、アイコン、名前および説明で表示されます。



アイコンとアプリケーション名は、どちらもハイパーリンクです。 Web-to-Goアプリケーションにアクセスするには、アイコンまたはアプリケーション名をクリックします。

1.6 アプリケーションの実行

Web-to-Goでは、Mobileサーバーから切断して、オフライン・モードで作業できます。 Mobileサーバーと接続する必要があるのは、データの変更をOracleデータベースと同期するときのみです。

Web-to-Goは、アプリケーションが使用するMobileサーバー上の表をデータベース・スナップショットとしてWeb-to-Go用Mobileクライアントに伝播して、オフライン・モードで使用できるようにします。 Oracle Liteデータベース内のデータ変更をWeb-to-Goに格納して、オフライン・モードで作業を継続できます。 「同期」タブをクリックすると、Web-to-Goは、オフライン・モードでクライアントがデータに加えた変更をOracleデータベースに更新します。 Mobileサーバーは、新規アプリケーション、アプリケーション変更またはデータ変更をクライアントにダウンロードします。

オフライン・モードでも作業を継続できますが、デフォルトのオフライン・モードから、オンライン・モードとオフライン・モードを切り替えられる設定に変更できます。 詳細は、「オフライン・モード・オプション」を参照してください。

1.7 Web-to-Goワークスペースの構成

左のフレームの「環境設定」をクリックすると、ワークスペース内の表示オプションを構成できます。 図1-4に示すように、ワークスペースの右のフレームに、次の情報を表示した構成ページが表示されます。

ラベル

説明

アイコン表示

Web-to-Goアプリケーションのアイコンを表示できます。 アイコンを表示する場合は、チェックボックスを選択します。 表示しない場合は、チェックボックスの選択を解除します。

説明表示

Web-to-Goアプリケーションの説明を表示できます。 説明を表示する場合は、チェックボックスを選択します。 表示しない場合は、チェックボックスの選択を解除します。

同期のデフォルト設定を使用しますか?

このオプションを選択すると、「アプリケーションの設定」ページで選択されたすべてのアプリケーション(新規アプリケーションを含む)が一度に同期されます。 このオプションを選択しない場合は、同期の前に、アプリケーションのリストが表示されます。 このリストで同期するアプリケーションを選択することにより、同期時間を削減できます。 このモードでは、新規アプリケーションが使用可能になったときにWeb-to-Goから通知されます。

1行に表示するアプリケーション数

ワークスペースで水平方向の1行に表示するWeb-to-Goアプリケーションの数を指定できます。

Web-to-Goクライアント・モード

「常にオフライン」を選択すると、オフライン・モードで作業を継続できます。 「オンライン/オフライン」を選択すると、オフライン・モードとオンライン・モードを切り替えられます。

Web-to-Goクライアントをアップグレードする前に問い合わせますか?

このオプションを選択すると、Web-to-Go用Mobileクライアントは、MobileサーバーがMobileサーバー・リポジトリ内で検出したWeb-to-Go用Mobileクライアント・ソフトウェアの新しいバージョンを自動的にダウンロードします。 このオプションを選択しない場合、Web-to-Goはソフトウェア・アップグレードの受入れまたは拒否の選択オプションを示すページを生成します。

該当する情報を設定し「保存」をクリックします。 間違えた場合は「リセット」をクリックして前の設定にします。

図1-4 ワークスペースの構成

1.7.1 オフライン・モード・オプション

Web-to-Go用Mobileクライアントのモード・オプションで設定を「常にオフライン」(デフォルト値)から「オンライン/オフライン」に変更できます。このモードでは、オフライン・モードとオンライン・モードの切替えができます。

オンライン・モードでは、クライアントはMobileサーバーに接続されています。 すべてのデータ変更は、直接Oracleデータ・サーバーに格納されます。 オフライン・モードに切り替えると、Mobileサーバーから切断されます。 オフラインにすると、Web-to-Goはデータおよびアプリケーションの最新のスナップショットをダウンロードして、Mobileサーバーに接続しなくても作業できるようにします。

「オンライン/オフライン」オプションを選択すると、「同期」タブが「オンライン」タブに置き換わります。 「オンライン」タブは、現在オフライン・モードであることを示します。 「オンライン」タブをクリックすると、Mobileサーバーと接続します。 クライアントがMobileサーバーと接続すると、「オンライン」タブが「オフライン」タブに置き換わります。 「オフライン」タブをクリックすると、Mobileサーバーから切断され、選択されたアプリケーションおよびデータが同期します。


注意:

Web-to-Go用MobileクライアントとMobileサーバーの同期は非同期です。「オンライン/オフライン」モードを使用している場合、オフライン・モードとオンライン・モードを切り替える直前の変更は、リフレッシュされたデータ・セットにすぐに反映されない場合があります。

1.8 アプリケーション設定の構成

「アプリケーションの設定」オプションでは、デフォルトの同期設定に割り当てるアプリケーションを選択できます。 デフォルト・モードでは、同期時にWeb-to-Goがクライアント・アプリケーションとMobileサーバーを自動的に同期します。 選択するアプリケーションの数が少ないほど、ダウンロードされるデータ量が少なくなり、同期プロセスも速く実行されます。

図1-5 アプリケーション設定の構成

同期するアプリケーションを選択するには、「アプリケーションの設定」をクリックします。 ワークスペースの右フレームの「アプリケーションの設定」ページに、次の情報が表示されます。

ラベル

説明

同期

これを選択すると、同期時にWeb-to-Goがクライアント・アプリケーションとMobileサーバーを自動的に同期します。

図1-5に示すように、アプリケーションの隣の「同期しますか?」チェックボックスを選択し、「保存」をクリックします。 チェックボックスを選択解除すると、Web-to-Goが同期を実行する前に、このアプリケーションを同期するかどうかを確認する通知を受け取ります。 「保存」をクリックすると、選択したアプリケーションの自動同期がコミットされます。 間違えた場合は、「リセット」をクリックして前の設定に戻します。

1.9 パスワードの変更

Mobileサーバーのパスワードを変更できます。 Mobileサーバーのパスワードを変更するには、「パスワードの変更」をクリックします。 次の情報がワークスペースに表示されます。

ラベル

説明

現在のパスワード

現在のMobileサーバーのパスワードです。

新しいパスワード

新しいMobileサーバーのパスワードです。

パスワードの確認入力

新しいパスワードの確認入力です。 このフィールドのパスワードが「新しいパスワード」フィールドのパスワードと一致しない場合、Web-to-Goからエラーが返されます。

現在のパスワード、新しいパスワードおよびパスワードの確認をそれぞれのフィールドに入力し、「保存」をクリックします。 間違えた場合は、「リセット」をクリックすると最後に保存されたパスワード設定に戻ります。

図1-6 パスワードの変更

1.10 ユーザーのブックマークの作成と編集

「ブックマーク」タブからアクセスできるブックマークを作成し、左のフレームにある「ブックマークの編集」タブを使用して編集できます。 このオプションをクリックすると、右のフレームに「ブックマークの編集」パネルが起動されます。このパネルを使用すると、ブックマークの作成、またはすでに作成したブックマークのプロパティの変更を実行できます。 Web-to-Goは、ブックマークをユーザー・プロファイルに格納します。これにより、ユーザーがログインするたびに、ワークスペースの「ブックマーク」タブにブックマークがロードされます。

1.10.1 ユーザーのブックマークの作成

ブックマークは、「構成」タブの左のフレームにある「ブックマークの編集」オプションをクリックすると作成できます。 右のフレームに「ブックマークの編集」パネルが表示されます。 「新規」をクリックします。 右のフレームに「ブックマーク・プロパティ」パネルと「カスタム・イメージ」パネルが表示されます。 「ブックマーク・プロパティ」パネルの「サイトURL」、「サイト名」および「コメント」フィールドに情報を入力すると、ブックマークを作成できます。

図1-7 ユーザーのブックマークの作成

フィールド

説明

必須

サイトURL

「イメージ」の隣に表示されるサイト識別アイコンに対応するインターネット・プロトコルのドロップダウン・リストです。 該当するプロトコルを選択した後、隣のフィールドにサイト名(たとえば、www.oracle.com)を入力します。 この名前は、手動で入力するか貼り付けます。

サイト名

Webサイトの名前(たとえば、oracle)です。 この名前は、正確なサイト名である必要はありません。 わかりやすい名前を使用できます。

コメント

管理者により入力されるサイトの簡単な説明(たとえば、Oracle)です。 この説明は、Web-to-Goワークスペースの「ブックマーク」タブにサイト名が表示されるときに、サイト名の下にキャプションとして表示されます。

 

イメージ

「サイトURL」ドロップダウン・リストから選択されたURLプロトコルに対応するイメージを表示します。 このイメージは、「カスタム・イメージ」パネルの「イメージ」フィールドで選択したイメージに置き換えることができます。 アイコンを設計できるのは個人のブックマークのみです。システムのブックマークに使用されるアイコンを置き換えることはできません。

 

「保存」をクリックすると、ブックマークが「ブックマーク」タブに伝播され、このブックマークが参照しているWebページへのアクセスに使用できるようになります。 「リセット」をクリックすると、すべてのフィールドが消去され、「サイトURL」ドロップダウン・リストがデフォルト設定の「http://」に戻ります。


カスタム・イメージの作成

作成したブックマークの参照に使用される既存のプロトコル・アイコンの.gifイメージは、置き換えることができます。 アイコンを変更するには、「ブックマーク・プロパティ」パネルの「サイトURL」ドロップダウン・リストで該当するプロトコルを指定し、使用する新規.gifイメージの名前を「カスタム・イメージ」パネルの「イメージ」フィールドに入力します。 このフィールドに.gifファイルの名前を入力するには、「参照」ボタンも使用できます。 Mobileサーバー・リポジトリにイメージをアップロードするには、「アップロード」をクリックします。 「保存」をクリックすると、既存のイメージが新規イメージに置き換わります。 「リセット」をクリックすると、ブックマーク・アイコンが既存のイメージに戻ります。


ブックマークの編集

ブックマークの右にある鉛筆アイコンをクリックすると、ブックマークのサイト名、説明のコメントまたはイメージを変更できます。



新規ブックマークの作成に使用した「ブックマーク・プロパティ」パネルと「カスタム・イメージ」パネルが右のフレームに表示されます。各フィールドには以前に入力した情報が移入されています。 「サイト名」と「コメント」フィールドの情報を変更し、「保存」をクリックします。 「リセット」をクリックすると、これらのフィールドが元の状態に戻ります。 ブックマークのアイコン用の.gifファイルを変更するには、新規.gifファイルの名前を「イメージ」フィールドに入力するか、「参照」ボタンを使用して.gifファイルを検索します。 Web-to-Goにイメージをアップロードするには、「アップロード」をクリックします。 「保存」をクリックすると、ブックマークの既存のイメージが新規イメージに置き換わります。 「リセット」をクリックすると、ブックマーク・アイコンが前のイメージに戻ります。


ブックマークの削除

ブックマークの隣のごみ箱アイコンをクリックすると、Web-to-Goからブックマークを削除できます。 このアイコンをクリックすると、削除を実行するかどうか確認するメッセージが表示されます。






ブックマーク・アイコンの編集

独自のgifイメージを選択して、「ブックマーク」タブに表示されるインターネット・プロトコルのアイコンを作成できます。 これらの.gifファイルは、左のフレームにある「ブックマーク・アイコンの編集」をクリックして変更できます。 その結果、右のフレームに、現在使用可能な一連のブックマーク・アイコンとそれに対応するインターネット・プロトコルが移入されます。


注意:

システムのブックマークは編集できません。編集できるのは、自分で作成したブックマークのみです。

アイコンを変更するには、該当するイメージまでスクロールして「変更」をクリックします。 「イメージのローディング」パネルが表示されます。

新規アイコン用として使用する.gifイメージの名前を入力するか、「参照」ボタンを使用して名前を指定します。 「アップロード」をクリックすると、現在のアイコンが新規アイコンに置き換わります。 次の図に示すように、ブックマークは左のフレームにある「ブックマークの編集」オプションをクリックすると作成できます。

図1-8 ブックマーク・アイコンの編集

1.11 ブックマークへのアクセス

ブックマーク」タブを使用すると、システム・ブックマークと「構成」タブを使用して作成したブックマークにアクセスできます。 「ブックマーク」タブをクリックすると「ブックマーク」画面が起動されます。 この画面の左のパネルには、「ユーザーのブックマーク」オプションと「システムのブックマーク」オプションが含まれています。 右のパネルには、対応するWebサイトにすばやくアクセスするためのブックマークが表示されます。

「ユーザー・ブックマーク」オプションをクリックすると、「構成」タブを使用して作成したブックマークが表示されます(次の図)。

図1-9 ブックマークへのアクセス

「システムのブックマーク」オプションをクリックすると、管理者がMobileサーバー・コントロール・センターに作成したシステムのブックマークが起動されます。

1.12 データ同期ジョブのスケジュール

オフライン・モードでは、ワークスペースを使用してWeb-to-Go用Mobileクライアントからサイトのデータ同期ジョブを作成できます。 この同期ジョブは、ワークスペースを使用して指定した開始日付と指定時刻で、自動的にMobileサーバーとの同期をトリガーします。


注意:

Web-to-Go用Mobileクライアントがオフライン・モードのときは、自分のサイトのジョブのみをスケジュールできます。 詳細は、セクション1.7.1「オフライン・モード・オプション」を参照してください。

1.12.1 データ同期ジョブの表示

現在のデータ同期ジョブのリストを表示するには、ワークスペースの左のフレームにある「ジョブの一覧表示」をクリックします。 図1-10に示すように、右のフレームには、クライアント用に作成された現在のジョブが表示されます。 ワークスペースには、次のラベルの下にジョブが表示されます。

ラベル

説明

名前

ジョブの名前です。 ジョブの名前「Synchronization」をクリックすると、「データ同期ジョブの編集」で説明されている「ジョブの編集」パネルが表示されます。

実行予定日

スケジュールされているジョブの実行頻度です。

実行予定開始時刻

スケジュールされているジョブの開始時刻です。

ステータス

ジョブのステータスです。 このフィールドは、ジョブが正常に終了すると「正常に実行」になり、正常に終了しない場合は「実行に失敗」になります。

実行日

ジョブが実際に実行された日付です。

削除

スケジュール済みのジョブを削除します。 「データ同期ジョブの削除」を参照してください。

図1-10 データ同期ジョブの表示

1.12.2 新しいデータ同期ジョブの作成

「ジョブ」画面の左のフレームの「新規ジョブをスケジュールします。」リンクをクリックして、同期ジョブをスケジュールします。 このリンクをクリックすると、「ジョブの作成」パネルが起動されます。 このパネルには、「ジョブ名」、「ジョブのスケジュール設定」および「ジョブの所有者」の3つのセクションがあります。 現在、Mobileサーバーには事前に定義されたジョブが1つあります。

図1-11「ジョブの作成」パネル

このジョブの名前を選択し、次に「ジョブのスケジュール設定」セクションでオプション・ボタンとフィールドを組み合せて、ジョブを実行する時刻、曜日または日付を選択します。 毎日の指定時刻に実行する、毎週または毎月の特定曜日の指定時刻に実行する、などのようにジョブをスケジュールできます。

「ジョブの作成」パネルには、「保存」および「リセット」のオプションもあります。 「保存」オプションはジョブのスケジュールに対するすべての変更をコミットし、「リセット」オプションは画面を元の状態に戻します。


注意:

レプリケーション・ジョブがスケジュールされていても、保留中のトランザクションをクライアントがコミットしていない場合、そのクライアントではジョブは実行されません。

1.12.3 データ同期ジョブの編集

スケジュール済みジョブのリストの「ジョブ名」をクリックすると、既存のジョブのスケジュールを変更できます。

「ジョブの編集」パネルには、「ジョブの作成」パネルと同じフィールドとオプション・ボタンがあります。 これらの機能を使用してジョブのスケジュールを変更できます。 「保存」オプションを選択すると、これらの変更がコミットされます。 ただし、どの時点でも、「ジョブの編集」パネルの「リセット」オプションを選択して、ジョブのスケジュールを元の状態に戻せます。

1.12.4 データ同期ジョブの削除

削除するジョブの隣の「削除」チェックボックスを選択して「保存」をクリックすると、ジョブを削除できます。 「すべて選択」オプションをクリックして「保存」をクリックすると、すべてのジョブを削除します。 「リセット」をクリックすると、スケジュール済みのジョブのリストは元の状態に戻ります。 「すべて消去」をクリックすると、選択された「削除」チェックボックスがすべて解除されます。


注意:

Mobileサーバーと同期するまで、ジョブはWeb-to-Go用Mobileクライアントから削除されません。



1.13 アプリケーションの切替え

複数のWeb-to-Goアプリケーションを同時に実行できます。 Web-to-Goは各アプリケーションを別々のブラウザ・ウィンドウ内で起動し、実行中のすべてのアプリケーションを追跡します。 アプリケーションを切り替えるには、左のフレームの「実行中のアプリケーション」をクリックします。 「実行中のアプリケーション」をクリックすると、現在アクティブなWeb-to-Goアプリケーションのリストが表示されます。

使用するアプリケーションをクリックします。 アプリケーションがブラウザ・ウィンドウに表示されます(次の図)。

図1-12 アプリケーションの選択後

1.13.1 パブリック・ファイルのダウンロード

Mobileサーバーの管理者がファイルをパブリックとして指定すると、Web-to-Go用Mobileクライアントから次のURLにアクセスしてそのファイルをダウンロードし、クライアント・マシンにインストールできるようになります。

http://<client>/public/download

次の図に示すように、このURLはすべてのパブリック・ファイルをそれぞれのアプリケーションの下にリスト表示します。



ファイル名をクリックすると、ブラウザはそのファイルをダウンロードします。

Windowsの「名前を付けて保存」ダイアログ・ボックスが表示されます。

このファイルをローカル・ファイル・システムの任意のディレクトリに保存できます。 ファイルを保存した後、自己解凍ファイルを実行するとアプリケーションをインストールできます。

1.14 Web-to-Goからのログオフ

ログオフするには、「ログオフ」タブをクリックします。 Web-to-Goは、実行中のアプリケーションをすべてクローズし、「ログオン」ページに戻ります。

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