JClientフォームの使用方法
JClientフォームがクライアント・マシンにデプロイされている場合、ユーザーはフォームを使用してデータを表示および操作できます。次の図は、フレーム・ウィンドウに表示されるJClientフォームの例です。
フォームの最上部にはメニュー・バーがあります。メニュー・バーの下には、マスター表のデータ間を移動するためのナビゲーション・バーがあります。フォームの一番下にあるナビゲーション・バーでは、ディテール表内の移動および操作を行えます。
この例では、Department表をマスター表とします。データ・バインドされたテキスト・フィールド・コントロールはDepartment表の列に対応し、それぞれDEPTNO(部門コード)、DNAME(部門名)、およびMGRNO(マネージャID)が表示されています。また、データ・バインドされたグリッド・コントロールを使用して、ディテール表Employeeのデータが表示されています。
「部門コード」フィールドにデータを入力すると、JClientフォームでは、Department表とEmployee表のマスター/ディテール関係を基に、グリッド・コントロールに表示するデータが決定されます。グリッド・コントロールには、ディテール表の列EMPNO(従業員番号)、FIRSTNAME(名前)、LASTNAME(氏名)およびEMAIL(メールアドレス)が表示されます。また、フォームには、表示されているデータのステータスを示すステータス・バーが表示されます。
次の表では、JClientフォームと対話するためにナビゲーション・バーで実行できる処理を示します。
実行する処理 |
クリックするアイコン |
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フォーム内でデータ間を移動(先頭へ、前へ、次へ、最後へ)します。 |
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選択されている行の下に、1行のデータを挿入します。 |
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選択されている行を削除します。 |
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データベースに対する変更を保存します。 |
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フォームに加えられた変更を元に戻します。 |
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パネルが検索モードをサポートするかどうかを切り替えます。検索モードでは、パネルからパラメータを入力し、問合せ条件を変更します。 |
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パネルに関連付けられた問合せを実行します。パネルが検索モードになっている場合、例による問合せが実行されます。 |
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使用可能なADF Business Component属性の設定
ADF Business Componentsモデル・プロジェクトで、個々のビュー・オブジェクト属性に関する次のフラグを設定することによって、フォームが特定の属性の問合せまたは編集を許可するかどうかを指定できます。
ユーザーが検索モードのフォームで開始する問合せで、表示属性を指定しないようにできます。ビュー・オブジェクト・エディタを開き、属性の「ビュー属性」パネルの「問合せ可能」の選択を解除します。
表示されている属性をユーザーが編集できないようにします。ビュー・オブジェクト・エディタを開き、属性の「ビュー属性」パネルの「更新不可」を選択します。
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