インダイレクションの使用

インダイレクションの使用によって、TopLinkオブジェクト関連のパフォーマンスを改善できます。インダイレクションがアプリケーション・オブジェクトのかわりになるため、必要となるまではアプリケーション・オブジェクトがデータベースから読み取られません(図5-4を参照)。

図5-4 TopLinkインダイレクション

この図は、インダイレクションを使用する場合のフローの違いを示しています。 インダイレクションがない場合、フローはソース、コレクション、ターゲットの順になります。インダイレクションがある場合、フローはソース、インダイレクション、コレクション、ターゲットの順になります。

インダイレクションがない場合、TopLinkが永続オブジェクトを取得する際に、そのオブジェクトで参照されるオブジェクトもすべて取得されます。これはアプリケーションによってはパフォーマンスの低下をもたらします。インダイレクションの使用によって関連オブジェクトの代役を作成することが可能になり、パフォーマンスが大きく向上します。特に、関係しているオブジェクトよりも取得されたオブジェクトの内容のみにアプリケーションが関係する場合に顕著です。


関連項目

TopLinkディスクリプタについて
インダイレクションの理解
透過的なインダイレクションの使用
プロキシ・インダイレクションの使用

Value Holderインダイレクションの使用
インダイレクションの指定
インダイレクションを使用するためのJavaクラスの変更
透過的なインダイレクションの指定
Javaのプロキシ・インダイレクションの実装

 

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