JDeveloperを使用してアプレットをローカルでデバッグする場合、デバッガではアプレット・ビューアを使用してアプレットを実行します。ブラウザで実行中のアプレットをデバッグする場合、リモート・デバッグを使用する必要があります。アプレットはOC4Jで実行中のWebアプリケーションと関連している可能性があります。アプレットは、OC4J JVMとは別のJava Virtual Machine(JVM)で実行されています。すでにJDeveloperのデバッガをOC4J JVMに接続している場合でも、アプレットが実行されているブラウザのJVMに、別個のリモート・デバッグ・セッションを接続する必要があります。これを行わない場合、アプレットに設定したブレークポイントは検出されません。
サーバー側のJavaと同様に、ブラウザでアプレットをリモート・デバッグするには、次の2つの操作を実行する必要があります。
-client -Xdebug -Xrunjdwp:transport=dt_socket,address=6000,server=y,suspend=n
-client
の部分では、HotSpot Client JVMを指定できます。
address=6000
は、デバッガの接続先のポート番号を指定します。ブラウザがOC4Jと同じマシン上で実行されている場合は、必ず別のポート番号を使用してください。
suspend=n
は、JVMを起動し、デバッガが接続されるまで待機しないよう指定します。suspend=y
を入力した場合、JVMは停止し、デバッガが接続されるまで待機します。状況によってはsuspend=y
が適切な場合もあり、この設定は後で変更できます。
デバッガが、JPDA(Java Platform Debugger Architecture)プロトコルを使用してブラウザのJVMに接続します。これ以降、ブレークポイントが設定されたコードをアプレットが実行すると、JDeveloperのデバッガはブレークポイントで停止します。
WebアプリケーションをOC4Jでデバッグし、アプレットをブラウザでデバッグする場合は、同時に2つのデバッグ・セッションが存在することに注意してください。「表示」「Run Manager」メニュー・オプションを選択して、どちらのデバッグ・プロセスがアクティブなセッションなのかを制御できます。デバッガのツールバー・ボタンは、アクティブなデバッグ・プロセスに対して常に使用できます。
OC4Jセッションとアプレットまたはブラウザのセッションを、同時にデバッグしない場合もあります。複数のセッションを同時にデバッグできることは、強力な機能である反面、混乱の原因にもなります。
デバッグの方法は、次の中から選択できます。
関連項目
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