インスペクタ・ウィンドウの使用方法

インスペクタ・ウィンドウでは、特定の変数、フィールドまたはオブジェクトを選択し、監視式ウィンドウまたはデータ・ウィンドウに表示される情報と同じ情報を表示できます。ポップアップ・メニュー・オプションも含め、インスペクタ・ウィンドウの詳細は、[F1]を押すか、「ヘルプ」をクリックしてください。

インスペクタ・ウィンドウは、デフォルトでは移動可能で、複数のインスペクタ・ウィンドウを表示できる点が他のウィンドウと異なります。各インスペクタ・ウィンドウにはデータ項目が1つ含まれます。

インスペクタ・ウィンドウを開くには、次のようにします。

  1. ソース・エディタで少なくとも1つのブレークポイントを設定します。
  2. ツールバーから「デバッグ」「デバッグ」アイコン)をクリックします。
  3. デバッガがブレークポイントに達したときに、ソース・エディタで変数を選択し、右クリックして、「インスペクト」を選択します。
    選択した変数を含む「インスペクト」ダイアログが表示されます。他の項目を調べる場合は、テキスト・フィールドに新しい式または変数を入力するか、ドロップダウン・リストから前に選択した項目を選択します。
  4. 「OK」をクリックして、インスペクタ・ウィンドウを開きます。

インスペクタ・ウィンドウが画面中央にフローティング・ウィンドウとして表示されます。インスペクタ・ウィンドウを固定することもできます。インスペクタは、スタック・ウィンドウの現在のコンテキストに応じて式を評価します。新しいコンテキストに移動すると、式は新しいコンテキストで再評価されます。式の変数が定義されていない新しい場所に実行ポイントが移動すると、式全体が未定義になります。実行ポイントが式を評価できる場所に戻ると、その式の値がもう1度表示されます。


関連項目

デバッガ・ウィンドウについて
デバッガ・ウィンドウの作業環境の設定
スタック・ウィンドウの使用方法
監視式ウィンドウの使用方法
デバッグ時のソース・エディタの使用方法
デバッガでの有効なJava式の使用方法