Swingアプリケーションのルック・アンド・フィールについて

JDeveloperには、SwingのGUIコンポーネントが組み込まれています。Swingクラスを使用すると、ユーザー・インタフェースのルック・アンド・フィールを指定できます。Javaのこの新しい交換可能なルック・アンド・フィールを利用すると、ユーザーのWindowsまたはSolarisマシンのネイティブ・デスクトップのルック・アンド・フィールを持つアプリケーションを作成できます。また、Java Metalルック・アンド・フィールを使用して、プラットフォーム間でアプリケーションの均一なルック・アンド・フィールを保証することも可能です。

JDeveloperには、次の4つのルック・アンド・フィール・オプションが用意されています。

UIマネージャを使用してルック・アンド・フィールを設定する場合は、次のような考慮事項もあります。

Metalルック・アンド・フィールは、Swingコンポーネントのデフォルトです。Metalルック・アンド・フィールを使用する場合、コードを変更する必要はありません。

Oracleルック・アンド・フィールに変更する手順は、次のとおりです。

  1. コード・エディタでアプリケーション・ファイルを開きます。
  2. Mainメソッドに次のコードを追加します。

    try {
      UIManager.setLookAndFeel(new
      oracle.bali.ewt.olaf.OracleLookAndFeel());
    }
    catch (Exception e) {
    }

    Oracleルック・アンド・フィール(OLAF)のshare.jarおよびjewt4.jarファイルをクラスパスのjlibディレクトリから使用する必要があります。

Windowsルック・アンド・フィールに変更する手順は、次のとおりです。

  1. コード・エディタでアプリケーション・ファイルを開きます。
  2. Mainメソッドに次のコードを追加します。

    try {
      UIManager.setLookAndFeel(new
      com.sun.java.swing.plaf.windows.WindowsLookAndFeel());
    }
    catch (Exception e) {
    }

Motifルック・アンド・フィールに変更する手順は、次のとおりです。

  1. コード・エディタでアプリケーション・ファイルを開きます。
  2. Mainメソッドに次のコードを追加します。

    try {
      UIManager.setLookAndFeel(new
      com.sun.java.swing.plaf.motif.MotifLookAndFeel());
    }
    catch (Exception e) {
    }

デフォルトではMetalルック・アンド・フィールが使用されますが、必要な場合は指定できます。

Metalルック・アンド・フィールに変更する手順は、次のとおりです。

  1. コード・エディタでアプリケーション・ファイルを開きます。
  2. Mainメソッドに次のコードを追加します。

    try {
      UIManager.setLookAndFeel(new
      javax.swing.plaf.metal.MetalLookAndFeel());
    }
    catch (Exception e) {
    }