アプリケーションは、その関係がツリーに似ているページで構成されることがよくあります。つまり、アプリケーションは全般的な情報が含まれている親ページで構成されます。ユーザーは、これらの親ページから、より限定された情報が含まれている子ページに移動できます。この種のアプリケーションでは、ユーザーが移動できる階層メニューを作成できます。たとえば、次のツリーのようなアプリケーションを作成できます。
アプリケーションの各ページにはほとんど同じメニューが表示されますが、メニューのコンテンツや選択に従って表示されるリンクは、現在表示されているページによって異なります。次の図は、前述のツリーの「Insurance」ページを示しています。「Insurance」の子ページへのリンクは左側に表示され、メニュー・バーとメニュー・タブで「Insurance」と「Benefits」がそれぞれ選択されたノードとして表示されています。「Help」および「Switch Application」ノードはグローバル・ノードで、つまり、アプリケーションのすべてのページで同じように表示されます。
メニューの作成に使用するコンポーネントおよびファセットの詳細は、「ADF Facesメニューのファセットおよびコンポーネントについて」を参照してください。
メニュー階層の作成に使用できる3種類の異なる手法があります。
PanelPage
コンポーネントのファセットに、個々のコンポーネントおよびメニュー項目コンポーネントを挿入します。PanelPage
コンポーネントでメニュー・モデルを使用します。この手法では、ファセット内のメニュー・コンポーネントをメニュー・モデルに値バインディングします。MenuModel
クラスはTreeModel
を拡張し、アプリケーション階層を把握して現在のフォーカス・パスを判断できます。これはメニュー項目のリンクを動的に表示できることを意味します。詳細は、「メニュー・モデルでのPanelPageおよびメニュー・コンポーネントの使用」を参照してください。
Page
コンポーネントを使用します。この手法では、Page
コンポーネントをメニュー・モデルに値バインディングします。これはページのレンダリングに関する最も柔軟性の高い手法です。詳細は、「メニュー・モデルでのページ・コンポーネントの使用」を参照してください。
データ表内のファセットの使用
メニュー・モデルの作成
値バインディングについて
ADF Facesコンポーネントの使用
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