デプロイメントのトラブルシューティング

次の表を使用してデプロイメントの問題、最も可能性の高い原因および解決策を識別します。

注意: ADF固有のデプロイメントの問題については、『Oracle ADF Development Guidelines』のトラブルシューティングに関する付録を参照してください。このマニュアルは、Oracle Technology Network(OTN)のドキュメント・ページ(http://www.oracle.com/technology/documentation/9i_jdev.html)からダウンロードできます。

問題 考えられる原因と解決策
JDeveloperブラウザにマルチバイト・テキストが白いボックスとして表示される。

埋込みブラウザでマルチバイト・キャラクタを強制的に正常に処理させるには、jdev.confを編集してAddVMOption -Dice.pilots.html4.ignoreNonGenericFonts=trueパラメータを追加します。JDeveloperを再起動すると変更内容が初期化されます。

スタンドアロンOC4Jへのデプロイに失敗する。

スタンドアロンOC4Jインスタンスにデプロイする場合は、OC4Jに付属のadmin.jarを使用してください。デプロイ先のOC4Jのバージョンと一致しないadmin.jarを使用すると、デプロイが失敗する場合があります。JDeveloperのアプリケーション・サーバー接続ウィザードを使用して接続を設定する際、OC4Jスタンドアロン・インスタンスのadmin.jarを使用するようにデプロイメントを構成できます。

スタンドアロンOC4Jへの接続を作成するときに「パスワードを配布」ボックスを選択しないと、次の状況でエラーが発生することがある。

  1. その接続を使用して、Oracle ADF Business ComponentsのEJBセッションBeanを、ADF Swingアプリケーションを作成するスタンドアロンOC4Jにデプロイする場合。EJBデプロイメント・プロファイルを使用してOracle ADF Business Componentsプロジェクトをデプロイすると失敗する。または、アプリケーションをJDeveloperから実行すると失敗する。
  2. デプロイメントに成功し、java -jar oc4j.jarなどのコマンドでADF Swing JARファイルを起動する場合。OC4Jスタンドアロンでは、「認証に失敗しました。」というエラーが表示される。

この種のエラーを回避するには、次のいずれかの解決策を使用します。

  • ADF Swingのjarを起動する前に、ADF Swingフォーム・ウィザードで「ログイン・ダイアログの作成」チェック・ボックスを選択します。
  • jndi.propertiesを使用してサーバー資格証明を提供します。詳細は、Oracle Application Server Containers for J2EEスタンドアロン・ユーザーズ・ガイドを参照してください。
Struts Controllerを使用して大きいファイルをデータベースにアップロードするときに、「マルチデータ/フォーム・データ・リクエストの処理に失敗しました。読取りがタイムアウトしました。」などのメッセージが戻されてorg.apache.commons.fileupload.FileUploadExceptionがスローされる。 この例外は、ラージ・オブジェクトの移動中のソケット・タイムアウト・エラーを示します。JDeveloperでは、「ツール」 次に選択 「埋込みOC4Jサーバーの設定」 次に選択 「グローバル」次に選択 「HTTPキープ・アライブのタイムアウト」を選択して、「埋込みOC4Jサーバー」のプロパティでタイムアウト値を設定します。この属性の値を大きくすると、より大きいオブジェクトをタイムアウト前に転送できます。
アプリケーションを起動せずにStrutsアプリケーションをスタンドアロンOC4Jに再デプロイすると、エラーが戻される。 これは予期された動作です。StrutsアプリケーションをスタンドアロンOC4Jにデプロイするときに、以前のデプロイメントのアンデプロイが試行され、このクリーン・アップ操作により、ロードされていない項目のアンロードが試行されます。失敗はログに記録されますが、デプロイメントは成功します。
Webアプリケーションのデプロイメント・エラー。

Webアプリケーションの場合は、デプロイされたビジネス・コンポーネントに接続するためのサーバー接続がbc4j.xcfgファイルで適切に構成されていることを確認します。このファイルは、ビジネス・コンポーネント・プロジェクト内の特定アプリケーション・モジュールのデプロイメント構成をすべて定義し、データ・タグおよびData Web Beanに対して、アプリケーション・モジュールに属す特定のビュー・オブジェクトへのアクセスを許可します。

  • JSPからアクセスされるCMP BeanのデータがJDeveloperに表示されない。
  • あるスキーマにアクセスして作成され、別のスキーマにアクセスしてデプロイされるCMP Beanの場合、デプロイに失敗する。
あるスキーマを使用してCMP Beanを作成して別のスキーマにデプロイする場合は、正常にデプロイされるようにスキーマ名を削除してください。同様に、リリース9.0.4以前のOracle Application ServerにデプロイするCMP Beanが、以降のリリースのJDeveloperでJSPによりアクセスされる場合は、データが表示されるようにスキーマ名を削除してください。たとえば、このフィールドのエントリがSCOTT.DEPTであれば、値をDEPTに変更します。