ファイルのアップロードでは、ADF Facesによって、受信ファイルがメモリーまたはディスクに一時的に格納されます。デフォルトのUploadedFileProcessor
インスタンスは、使用可能なディスク領域やメモリーの量、およびテンポラリ・ファイルを格納するディレクトリに関する初期化パラメータをサポートしています。
アプリケーションでファイルのアップロードを構成するには、次の初期化パラメータを使用します。
初期化パラメータ | 説明およびデフォルト値 |
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MAX_MEMORY_PARAM_NAME
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アップロードされたファイルを格納するための単一のリクエストで使用できる最大メモリー量を構成します。デフォルトは100KBです。この制限に達すると、ディスク領域が使用されます。 |
MAX_DISK_SPACE_PARAM_NAME
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アップロードされたファイルを格納するための単一のリクエストで使用できるディスク領域の最大量を構成します。デフォルトは2000KBです。リクエストがこのサイズを超えた場合は、ADF FacesのフィルタによってEOFException がスローされます。
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TEMP_DIR_PARAM_NAME
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アップロード中にテンポラリ・ファイルを格納するディレクトリを構成します。デフォルトには、javax.servlet.context.tempdir プロパティに指定されているアプリケーション・サーバーの一時ディレクトリが設定されます。このプロパティが設定されていない場合は、java.io.tempdir システム・プロパティが使用されます。
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注意: 前述の各初期化パラメータは、デフォルトのUploadedFileProcessor
のみで処理されます。デフォルトのプロセッサをカスタムUploadedFileProcessor
の実装で置換した場合、これらのパラメータは処理されません。
ADF Facesのファイル・アップロード用APIについて
ADF Facesのファイル・アップロード・サーブレット・コンテキスト初期化パラメータの構成
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