JDeveloperでは、SQL*Plusを使用する場合のようにPL/SQLファンクションおよびプロシージャを手動でテストしたり、データベース内でダミー・プロシージャを実行するかわりに、これらのオブジェクトを自動的な方法でテストできます。このリリースのJDeveloperでは、PL/SQLプログラム・ユニットを実行してデバッグできます。たとえば、ファンクションから渡されるパラメータや戻り値を指定して、実行内容をより厳密に制御し、テスト対象の詳細を出力できます。
注意: Oracleデータベース内のプロシージャまたはファンクションは、スタンドアロンの場合とパッケージされている場合があります。
ファンクション、プロシージャおよびパッケージを実行またはデバッグするには、次のようにします。
「データベース」ウィザードを使用してデータベース接続を作成します。
ナビゲータで、「データベース」ノードを開いて特定のデータベース・ユーザー名とスキーマ名を表示します。
「スキーマ」ノードを開きます。
デバッグ対象に応じて、該当するノード(「プロシージャ」、「ファンクション」または「パッケージ本体」)を開きます。
(デバッグ時のみのオプション)デバッグ対象のファンクション、プロシージャまたはパッケージを選択し、ダブルクリックしてエディタで開きます。
(デバッグ時のみのオプション)マージンの左側をクリックしてPL/SQLコード内にブレークポイントを設定します。
注意: ブレークポイントは、実行可能なコード行に設定する必要があります。デバッガが停止しない場合は、ブレークポイントが実行可能なコード行に設定されていない可能性があります(ブレークポイントが検証済であることを確認してください)。また、デバッグ中のPL/SQLの前提条件が満たされていることを確認してください。特に、PL/SQLプログラムがINTERPRETEDモードでコンパイル済であることを確認します。
エディタまたはナビゲータ内のプロシージャが選択されていることを確認します。
「デバッグ」 ツールバー・ボタンをクリックするか、デバッグせずに実行する場合は
「実行」 ツールバー・ボタンをクリックします。
「PL/SQLの実行」ダイアログが表示されます。
「ターゲット」をクリックします。これは、デバッグ対象となるプロシージャまたはファンクションの名前です。ターゲットを変更すると、「パラメータ」および「PL/SQLブロック」ボックスの内容が動的に変化することがわかります。
注意: ターゲットを選択できるのは、複数のプログラム・ユニットを含むパッケージを実行またはデバッグするように選択した場合のみです。
「パラメータ」ボックスに、ターゲットの引数が表示されます(適用可能な場合)。
「PL/SQLブロック」ボックスに、選択したターゲットに対してJDeveloperで生成されたカスタム・コードが表示されます。ファンクションまたはプロシージャの内容によっては、プロシージャ、ファンクションまたはパッケージに渡されるように、NULL値を妥当な値に置き換える操作が必要になることがあります。引数として渡される値を初期化するために追加コードの記述が必要なこともあります。この場合は、PL/SQLブロックのテキストを必要に応じて編集できます。
「OK」をクリックしてターゲットを実行またはデバッグします。
「ログ」ウィンドウに表示される出力情報を分析します。
ファンクションの場合は戻り値が表示され、DBMS_OUTPUT
メッセージも表示されます。
関連項目
PL/SQLプログラムのローカル・デバッグ
Javaプログラムのリモート・デバッグについて
デバッグ中のコード内の移動
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