Oracle JDeveloper 10gプレビュー以降のOracle ADFデータ・バインディングの変更

JDeveloper 10gプレビュー以降にアクション・バインディングから削除されたテキスト・プロパティ

テキスト・プロパティは、ボタン・タイトルにアクセスするための式言語(EL)を提供するために、JDeveloper 10gプレビューで使用されていました。このプロパティはリソース・バンドルをサポートしていないため、削除されました。ELを使用してこのプロパティにアクセスしていた場合は、参照を削除し、実際のボタン・テキストで置き換えるか、ResourceBundleを使用します。

JDeveloper 10gプレビュー以降に追加されたイテレータ・バインディング階層サポート

JDeveloper 10gプレビューでは、イテレータ階層がサポートされていませんでした。データ・バインディングのシナリオでは、マスター/ディテール関係が検出された場合に、ディテール・イテレータはマスタ・イテレータに依存する必要がありました。JDeveloper 10gプレビューでは、これらの関係プロパティが定義されていませんでした。バインディングに対して適切なXMLエントリを作成するには、マスター/ディテール関係に依存するイテレータ・バインディングを削除し、再作成する必要があります。

メソッド・イテレータはBindsプロパティでUIModel名を使用しなくなった

メソッド・イテレータのBindsプロパティは、UIModel名を組み込んだJDeveloper 10gプレビューの構文を使用していました。これらの参照を更新し、UIModel名を削除する必要があります。

たとえば、次のイテレータ定義があります。

      <DCIterator
         id="listBooksIter"
         SubType="DCMethodIterator"
         Binds="page1UIModel.listBooks.result"
         DataControl="MyLibraryDataControl"
         BeanClass="model.Book" >
      </DCIterator>        

これを次のように変更します。

      <DCIterator
         id="listBooksIter"
         SubType="DCMethodIterator"
         Binds="listBooks.result"
         DataControl="MyLibraryDataControl"
         BeanClass="model.Book" >
      </DCIterator>        

Oracle JDeveloper 10gプレビューからのWebアプリケーションの移行