Webサービスのローカル・デバッグ

ローカル・デバッグは、JDeveloperの埋込みOC4Jサーバーで実行されるWebサービスに対して行えます。サービスをデプロイする必要はありません。

埋込みOC4Jサーバーで実行されるWebサービスには、スタブまたはプロキシを作成できます。この中には、Webサービスで公開されている各メソッドに対して実行するメソッドが含まれます。また、独自のコードを追加したり、ブレークポイントを設定してWebサービスの実行状況を調べることができます。

JDeveloperで作成したWebサービスは、ローカルですぐにデバッグできます。次の2つの方法があります。

実行するには、次の3つの手順を行います。

  1. JDeveloperのプロキシ設定をオフにします
  2. 埋込みサーバーで、デバッグ・モードでWebサービスを実行します
  3. Webサービス用のプロキシを作成し、これを実行します。

JDeveloperのプロキシ設定オフ

Webサービスをローカル・デバッグする前に、JDeveloperのプロキシ設定をオフにする必要があります。デバッグが完了したら、必ずプロキシ設定をオンに戻してください。

プロキシ設定をオフにするには、次のようにします。

  1. 「ツール」次の選択「設定」を選択し、「Webブラウザとプロキシ」を選択します。
  2. 「HTTPプロキシ・サーバーを使用」の選択を解除します。

デバッグ・モードでのWebサービスの実行

次の手順として、埋込みサーバーで、Webサービスをデバッグ・モードで実行します。Webサービス・クラスをデバッグする場合は、最初にブレークポイントを適切な場所に設定しておく必要があります。

Webサービスを実行するには、次のようにします。

プロキシの作成と実行

Webサービスに対するプロキシは簡単に作成できます。

プロキシを作成するには、次のようにします。

  1. Webサービス・プロキシを高速作成します。プロキシ・コンテナが生成されてナビゲータに表示され、<web_service>SoapHttpPortClient.javaというJavaクラスがソース・エディタに表示されます。
  2. ソース・エディタで、// Add your own code hereに移動してなんらかのコードを入力します。
  3. Webサービスのプロキシをデバッグする場合は、ブレークポイントを1つ以上追加してから、右クリックして「デバッグ」を選択します。
    Webサービス・クラスにブレークポイントが設定されている場合は、ポップアップ・メニューから「デバッグ」または「実行」を選択します。
    あらゆるJavaクラスに対してデバッガが動作します。詳細は、「Javaプログラムのデバッグ」を参照してください。

「Webサービスの作成、テストおよびデプロイ」
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