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Webサービス用のOracle ADFデータ・コントロールについて

Webサービスをビジネス・サービス・テクノロジとして使用する場合、モデル情報は、Oracleが提供するシン・アダプタ・クラスによって実装されるADFデータ・コントロール・インタフェースを介して、ビュー・レイヤーおよびコントロール・レイヤーに公開されます。

データ・コントロール・パレットのWebサービス・データ・コントロール

次の図に示すように、これらのデータ・コントロールはデータ・コントロール・パレットで公開されます。

Webサービス用のデータ・コントロール・パレット

1 Webサービス・データ・コントロール

MyWebService1DataControlは、データ・コントロール・ノードです。ナビゲータでWebサービス・コンテナMyWebService1を右クリックし、「データ・コントロールの作成」を選択すると作成されます。

2 Operations

「Operations」ノードには、Webサービスに使用できるWebメソッドが表示されます。

3 Webサービス・メソッドに関連付けられたデータ・コントロール

returnAllPersons()ノードは、Webサービスに関連付けられたデータ・コントロールです。

4 returnノード

このノードは、Webサービスのメソッドからの戻り値です。

配列を返すWebサービス

次の図に示すように、Webサービスが配列を含むBeanクラスを返す場合、アプリケーションの戻り値は配列ノードで提供されることが重要です。

配列を返すWebサービス用のデータ・コントロール

次のファイルが作成されます。

サードパーティ・アプリケーション・サーバーまたはOracle Application Server 10.1.2のデプロイ用Webサービス・データ・コントロール

Oracle Application Server 10.1.2またはサードパーティ・アプリケーション・サーバーでデプロイされ実行されるアプリケーションでWebサービス・データ・コントロールを使用する場合、Webサービス・データ・コントロールに接続するWebページがデータの表示に失敗することがあります。この原因には次のものがあります。

  1. URLまたはWebサービス・データ・コントロールが接続の作成に失敗した。
  2. Webサービス・データ・コントロールが試行した接続が、アプリケーション・サーバーにより認証に失敗した。

接続の失敗の回避

Oracle Application Server 10.1.3では、JDeveloperはアプリケーションをアーカイブとしてconnections.xmlファイルとともにパッケージングします。このファイルは、EARファイルの META-INFフォルダの.adfフォルダにあります。これにより10.1.3 OC4Jクラス・ローダーはconnections.xmlをアプリケーション・リソースとしてロードし、接続参照の要件を満たします。

ただし、一部のサードパーティのアプリケーション・サーバーおよびOracle Application Server 10.1.2では、EARファイルのルートからの参照がサポートされていません。そのため、アーカイブを作成する前に、デプロイメント・プロファイルに.adfフォルダを含める必要があります。

  1. Webアプリケーション・プロジェクトのリソース・フォルダにある.deployファイルをダブルクリックします。
  2. 「WARデプロイメント・プロファイルのプロパティ」ダイアログで、「ファイル・グループ」を開き、WEB-INF/クラスを選択し、次に「ソース元」を選択します。
  3. 「ソース元」パネルで、「追加」をクリックし、「参照」ダイアログを使用して、アプリケーションのルートにある.adfフォルダを検索します(/jdev/mywork//.adfパスなど)。
  4. .adfフォルダを選択し、デプロイメント・プロファイルのソース元として追加します。

.adfフォルダは、デプロイ可能なアーカイブの一部ではないことに注意してください。これは単に、META-INFのコンテンツが、アプリケーションのロード時にWebコンテナによるコンテンツの検索を許可するアーカイブ内の適切な場所に、確実に置かれるということを意味します。

認証の失敗の回避

10.1.3では、Webサービスは、接続ごとの認証APIに依存しています。これらのAPIはhttp_client.jarに表示され、すでにOracle Application Server 10.1.3にインストールされています。

ただし、サードパーティのアプリケーション・サーバーおよびOracle Application Server 10.1.2では、http_client.jarの修正バージョンがない場合があります。認証の失敗を回避するため、ターゲット・アプリケーション・サーバーに<JDev_Install>/j2ee/home/lib/http_client.jarをインストールしてください。

  1. 次のJARファイルをターゲット・アプリケーション・サーバーに、ADFによってインストールされた残りのJARファイルとともにコピーします。JARファイルはJDeveloperのホーム・ディレクトリにあります。
  2. アプリケーション・サーバーをシャットダウンし、アプリケーション・サーバーのクラス・パスを変更して、アーカイブから抽出されたJARファイルをすべて含むようにします。クラス・パスの変更方法の詳細は、アプリケーション・サーバーのドキュメントを参照してください。
  3. アプリケーション・サーバーを再起動します。これでアプリケーションをデプロイし、実行する準備が完了しました。

Oracle ADFの機能について

Oracle ADF Business Componentsの開発
モデル・プロジェクトでのWebサービスの使用

アプリケーションでの既存Webサービスの使用