JSTL XMLライブラリ - <x:transform>タグ

XML文書にXSLTスタイルシート変換を適用します。

構文

構文1: ボディ・コンテンツなし

<x:transform
    xml=”XMLDocument” xslt=” XSLTStylesheet
    [xmlSystemId=”XMLSystemId”] [xsltSystemId=”XSLTSystemId”]
    [{var=”varName” [scope=” scopeName”]|result=”resultObject”}]

構文2: ボディに変換パラメータを指定

<x:transform
    xml=”XMLDocument” xslt=” XSLTStylesheet
    [xmlSystemId=”XMLSystemId”] [xsltSystemId=”XSLTSystemId”]
    [{var=”varName” [scope=” scopeName”]|result=”resultObject”}]
  <x:param> actions
</x:transform>

構文3: ボディにXML文書とオプションの変換パラメータを指定

<x:transform
    xslt=”XSLTStylesheet
    xmlSystemId=”XMLSystemId” xsltSystemId=”XSLTSystemId
    [{var=”varName” [scope=” scopeName”]|result=”resultObject”}]
XML Document to parse
  optional <x:param> actions
</x:parse>

scopeName {page|request|session|application}です。

ボディ・コンテンツ

JSP。JSPコンテナがボディ・コンテンツを処理した後、アクションがボディ・コンテンツを切り捨ててさらに処理します。

説明

xml
org.w3c.dom.Document、あるいは<x:parse>または<x:set>によってエクスポートされたオブジェクト。変換されるソースXML文書です。(<x:set>によってエクスポートされた場合、部分的なXML文書ではなく整形式のXML文書に対応している必要があります。)
xslt
StringReaderSourceのいずれかのオブジェクトとしての変換スタイルシート。
xmlSystemId
XML文書を解析する際のシステム識別子(URI)。
xsltSystemId
XSLTスタイルシートを解析する際のシステム識別子(URI)。
var
変換されたXML文書を格納するエクスポート・スコープ変数の名前。スコープ変数の型はorg.w3c.dom.Documentです。
scope
varのスコープ。
result
変換結果を取得または処理する結果オブジェクト。

NULLおよびエラーの処理

説明

<x:transform>タグは、特定のXSLTスタイルシート(xslt属性)を使用してXML文書(xml属性またはアクションのボディ・コンテンツ)に変換を適用します。DTDやスキーマに対する検証は行いません。

<x:transform>を起動すれば必ずTransformerオブジェクトがキャッシュされますが、キャッシュされたTransformerを使用するか、新しいTransformerを生成するかを決定する際には、xslt属性とxsltSystemId属性の両方を十分に検討する必要があります。解析中に参照された外部エンティティの値がアプリケーションのライフ・サイクルを通じて変更されないことを前提とする場合もあります。

デフォルトでは、変換の結果はページに書き込まれます。変換の結果を他の2種類の方法で取得することもできます。

注意: JSTL 1.1では、Java Servlet 2.4およびJavaServer Pages 2.0の仕様をサポートするJSPコンテナが必要です。JSTL 1.0仕様の実装には、Java Servlet 2.3およびJavaServer Pages 1.2の仕様をサポートするJSPコンテナが必要です。

JSTLタグの状況依存ヘルプを提供するため、JSTLタグ・ライブラリのドキュメントがApache Software Foundation(http://www.apache.org/)で作成され、JDeveloperに含まれています。また、JSTLタグおよび属性の説明を含む『JavaServer Pages Standard Tag Library 1.0 and 1.1 Specifications』を次のWebサイトからダウンロードできます。

http://www.jcp.org/aboutJava/communityprocess/final/jsr052/index2.html

JSTLの詳細は、次の外部リファレンスを参照してください。

『Java Sun JSTL Resources』ページ:
http://java.sun.com/products/jsp/jstl/

 

JDeveloperのJSTLタグ・ライブラリについて
リファレンス: JavaServer Pages標準タグ・ライブラリ(JSTL)