EJB環境エントリを使用したビジネス・ロジックのカスタマイズ

環境エントリは、Beanのビジネス・ロジックをカスタマイズできる名前と値のペアです。環境エントリはEnterprise Beanのデプロイメント・ディスクリプタに格納されるため、ソース・コードを変更せずにBeanのビジネス・ロジックを変更できます。

たとえば、注文を計算するEJBは、受注数量や特定のステータス(シルバー、ゴールド、プラチナ)に応じて、あるいは販売促進のために、割引きを行うことがあります。Beanのアプリケーションをデプロイする前に、特定の割引率を指定できます。アプリケーションを実行すると、メソッドは環境エントリをコールして割引値を調べます。別のデプロイメントについてその割引率を変更する場合、ソース・コードを変更する必要はなく、デプロイメント・ディスクリプタの環境エントリの値を変更するだけです。

EJB 3.0でEJB環境エントリを追加または変更するには、次のようにします。

EJB環境エントリを追加または変更するには、次のようにします。
  1. システム・ナビゲータでEJBモジュールを右クリックし、「EJBモジュールの編集」を選択します。
  2. 編集中のBeanのノードを開きます。
  3. EJBノードから「環境」ノードをクリックします。

このダイアログの使用方法の詳細は、「ヘルプ」をクリックするか、[F1]キーを押してください。


関連項目

ビジネス・ロジックの実装