ADF FacesのコンバータおよびバリデータAPIについて

ADF Facesのコンバータおよびバリデータは、次のとおりです。

ADF Facesのコンバータとバリデータは、タグの実行フェーズ中ではなく、実際の変換または検証の発生時に値バインディングを評価します。これは、コンバータまたはバリデータAPIのsetValueBinding(String name, ValueBinding)およびgetValueBinding(String name)メソッドによってサポートされます。

ADF Facesのすべてのコンバータとバリデータは、クライアント側と同様にサーバー側での変換と検証を自動的にサポートします。ただし、ADF Facesアプリケーションでのクライアント側の変換と検証は、オフに切り替えることができます。

また、クライアント側の変換および検証は、ADF FacesのClientConverterおよびClientValidator APIをそれぞれ使用して、コンバータおよびバリデータの実装に追加できます。クライアント側の変換と検証の詳細は、「ADF Facesのクライアント・コンバータおよびバリデータのAPIについて」を参照してください。

変換または検証に失敗すると、適切なメッセージ識別子でFacesMessageが作成され、メッセージ・キューに追加されます。各メッセージ識別子またはIDは、メッセージをカスタマイズできるAPI setterメソッドに関連付けられます。たとえば、REQUIRED_MESSAGE_IDのメッセージIDには、対応するsetRequiredMessageDetail(java.lang.String requiredMessageDetail)メソッドがあります。このメソッドは、必須の検証が失敗したときに表示する詳細なメッセージを設定します。API setterメソッドのリストは、「ADF Facesのエラー・メッセージのカスタマイズについて」を参照してください。

また、変換エラーと検証エラーに対するタグ属性を介した詳細なカスタム・メッセージの作成については、「ADF Facesのエラー・メッセージのカスタマイズについて」を参照してください。


ADF Facesコンバータおよびバリデータの使用