アプリケーションに使用したWebアプリケーション・テンプレートによって、MVCアーキテクチャがサポートされます。MVCアーキテクチャでは、アプリケーションはModelとViewControllerという2つのプロジェクトに分割されます。アプリケーション・ナビゲータは、次のようになります。
Modelプロジェクトはビジネス・ロジックを格納するために使用され、ViewControllerプロジェクトはプレゼンテーション・ロジックを格納するために使用されます。それぞれのプロジェクトには、適切なテクノロジが事前に組み込まれ、選択したWebアプリケーション・テンプレートによって定義され、作業に必要な追加のライブラリまたはテクノロジが追加されています。他のプロジェクトで生成された実行可能なコードを使用するプロジェクトは、コードを生成したプロジェクトに依存します。プロジェクト間に設定する依存性は、コンパイル時に非常に重要となる関係を表します。
JDeveloperでは、アプリケーション(「アプリケーション」の下に位置する第1レベルのノード)を使用して、アプリケーションの開発中に使用するプロジェクト(関連するファイルの集合)を管理します。アプリケーション・ナビゲータでは、アプリケーション・ノードは、アプリケーションに含まれるすべてのプロジェクトの親ノードとして機能します。
異なるプロジェクトには、たとえば、複数層アプリケーションの様々な層、または複合アプリケーションの様々なサブシステムを表すファイルが含まれます。これらのファイルは、格納するディレクトリが異なる場合でも、単一のプロジェクトに含めることができます。
JDeveloperには、様々なファイル・タイプを認識する機能があり、アプリケーション・ナビゲータでファイルをダブルクリックすると、各ファイルが適切なビューアまたはエディタに表示されます。アプリケーションまたはプロジェクトを閉じると、そのアプリケーションまたはプロジェクトのファイルに対して開いているすべてのエディタまたはビューアが閉じられ、メモリーからファイルがアンロードされます。
アプリケーション・ナビゲータでは、イタリック体のノードは変更された未保存のファイルを示します。プロジェクト内のファイルが選択されたり、エディタで開かれると、そのプロジェクト・ノードは太字で表示されます。
Copyright © 1997, 2006, Oracle. All rights reserved.