ユーザー・エージェント文字列は、プログラムが使用方法の追跡などの目的で、その識別情報をHTTP、メールおよびニュース・サーバーに提供するために使用するテキストです。
ユーザー・エージェントは、そのユーザー・エージェント文字列によって識別される一意のデバイス/ソフトウェアの組合せです。
デバイス特性とは、その特定の機能に関連するデバイスの属性をいいます。たとえば、BrowserUA
特性は、ブラウザのサポート用のデバイスの属性を指します。
デバイス機能は、デバイス特性とそのデバイスの値の組合せをいいます。たとえば、Screensize=80
は、デバイスのスクリーン・サイズの特性値が80ピクセルであることを示します。
メタデータ・サービスは、MDSとも呼ばれ、JDeveloperにおけるADFの核となるテクノロジを形成します。MDSは、メタデータを幅広くカスタマイズ可能な方法で定義して使用するための統一されたアーキテクチャを提供します。
コンポジット機能/設定プロファイルは、CC/PPとも呼ばれ、デバイスがその機能とユーザー設定を転送するための標準的な方法を提供します。これにより、コンテンツ・レンダラとクライアントの間でコンテンツ・ネゴシエーションが可能になるため、最適なマークアップがデバイスまたはユーザー・エージェントに対してレンダリングされます。
ユーザー・エージェントは、デバイスの通信手段となるエンティティです。ユーザー・エージェント・プロファイルは、UAProfと呼ばれ、ユーザー・エージェントの説明を示します。UAProfは、WAP Forum/Open Mobile AllianceによるCC/PPの実装です。
JSR 188は、CC/PPまたはUAProf情報を処理するための規格です。これは、CC/PPまたはUAProfを処理するために実装する必要があるAPIを定義します。
配信コンテキストは、デバイス機能データに加えて、セッションおよびユーザーに関連するコンテンツ固有の情報を含む一連の情報です。
デバイス・ナレッジ・ベースは、DKBとも呼ばれる、マスター・デバイス・リポジトリです。DKBは、ADFモバイル・デバイス・リポジトリのシード・データを提供します。デバイス機能のドキュメントは、DKBから作成されます。
機能コレクション・ドキュメントは、属性と値のペアによって表される機能情報を含むXMLドキュメントです。機能情報には、名前やモデルなどの製造業者プロパティ、画面サイズやメモリーなどのハードウェア・プロパティ、ブラウザやブラウザのバージョンなどのソフトウェア・プロパティがあります。ソフトウェア・プロパティは、さらにブラウザ、MMS、Java、電子メールなどに分類できます。
デバイス検出: HTTP リクエスト・ヘッダーまたは特定のサービスに対するリクエストには、リクエスト元デバイスの一部の機能に関する情報が含まれます。たとえば、リクエスト・ヘッダーには、文字列user-agent=Mozilla/7.0
が含まれます。この情報に基づいて、リポジトリのデバイスが検索され、最も一致するデバイスが検出されて、そのデバイスの完全な機能情報が返されます。この過程は、デバイス検出と呼ばれています。
モバイル・デバイスは、一般的な使用方法に基づいて様々なカテゴリにグループ化できます。この使用方法によるグループまたはデバイス・カテゴリは、エージェント・タイプと呼ばれます。たとえば、telnetをサポートするすべてのデバイスは、エージェント・タイプTELNET
のもとにグループ化できます。
デバイス機能へのアクセス
ADF Mobileデバイス・リポジトリのAPIリファレンス
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