バインディング式を使用したADFデータ・コントロールへのJSP要素のバインディング

「データ・コントロール・パレット」を操作し、データバインド・コンポーネントを使用してアプリケーションのUIを設計するかわりに、ページのADFバインディング・コンテナおよびADFバインディングを「構造」ウィンドウで直接作成できます。これにより、JSPページでは、式を作成し、JSTL(JavaServer Pages標準タグ・ライブラリ)タグを使用してこれらのバインディングを操作できます。

JavaServer Pages標準タグ・ライブラリの詳細は、ブラウザで次のjava.sun.comのWebサイトを参照してください。http://java.sun.com/products/jsp/jstl/reference/docs/index.html

バインディング式の編集の詳細は、「JSPページのADFバインディング式の編集」を参照してください。

Webページのバインディングとそのプロパティを参照するには、次のようにします。

  1. 「構造」ウィンドウでADFバインディング・コンテナおよびバインディングを作成します

  2. ソース・コード・エディタでドキュメントを開き、バインディングに対して機能する式を作成します。

    注意: モデル1スタイルのJSPページ(コントローラなし)の場合、Webページの上部(ページ定義の前)に次のADF定義が表示される必要があります。

    <%@ taglib uri="http://xmlns.oracle.com/adf/ui/jsp/adftags" prefix="adf"%>
    <adf:uimodelreference model=" pageNameUIModel" />

    ADFタグ<adf:uimodelreference>により、ADFモデルのbindings変数が登録されます。

  3. JSPページの値バインディング・オブジェクトの値にアクセスするには、次のように記述します。

    <c:out value="${bindings.ValueBindingName}"/>

  4. イテレータ・バインディングのデータ・オブジェクトを反復する場合、コードは次のようになります。

    <c:forEach var="Row" items="${bindings.IteratorBindingName.rangeSet}" >
         <tr>
           <td><c:out value="${Row.currencyString}" />      </td>
           <td><c:out value="${Row['ValueBindingName1']}" /> </td>
           <td><c:out value="${Row{'ValueBindingName2']}" /> </td>
           <td><c:out value="${Row['ValueBindingName3']}" /> </td>
         </tr>
    </c:forEach>                

    また、<adf:RenderValue>タグを使用して結果をレンダリングする場合、コードは次のようになります。

    <c:forEach var="Row" items="${bindings.IteratorBindingName.rangeSet}"> 
          <tr> 
             <td> 
                <c:out value="${Row.currencyString}"/> 
             </td> 
             <c:forEach var="attrValue" items="${Row.attributeValues}"> 
               <td> 
                 <c:out value="${attrValue}"/> 
                 <jbo:RenderValue  model="Row.ValueBindingName" /> 
               </td> 
             </c:forEach> 
          </tr> 
        </c:forEach>                

    プロパティcurrencyStringは、モデル・プロジェクトのビジネス・サービスによって定義されます。この場合は、ADF Business Componentsビュー・オブジェクトです。

  5. バインディングをカスタマイズするには、コード・インサイトを使用して、特定のバインディングで使用可能なプロパティを取得します

注意: JDeveloperでは、コード・エディタの式言語にコード・インサイトが提供されています。コード・エディタでソース・コードを編集する場合、EL式の先頭の文字(${など)を入力すると、コードが補完されます。


Oracle ADFバインディングについて
ADFバインディングのプロパティについて
Oracle ADFデータ・コントロールについて