アプリケーションのパフォーマンスの統計分析を作成するには、実行プロファイラを使用します。実行プロファイラを使用すると、起動と初期化、再描画、コンパイルなど、アプリケーションの様々な機能をテストできます。
実行プロファイラは、「サンプリングの間隔[単位:ミリ秒]」設定に基づき、実行中のアプリケーションに関するデータを一定の間隔でサンプリングします。実行プロファイラがサンプルを取得すると、直前の間隔で最もアクティブなスレッドに関するデータが記録されます。実行プロファイラを一時停止した場合またはアプリケーションが終了した場合は、サンプルが計算され、「実行プロファイラ」に表示されます。実行プロファイラを一時停止した場合またはプログラムが終了した場合は、プログラムが起動されてから(または最後に消去されてから)蓄積されてきたサンプルがすべて表示されます。コール・スタックの最上位に頻繁に表示されるメソッドを知ることによって、アプリケーションの問題となる箇所の特定に役立ちます。
「設定」ダイアログでサンプリングの間隔を設定します。間隔を短くすると、取得されるサンプル数が多くなります。実行プロファイラ・ウィンドウの右上隅に、取得されたサンプルの総数が表示されます。実行プロファイラに蓄積可能なサンプル数を多くすると、統計分析がより正確になります。
2つの実行プロファイリング・セッション間で結果を比較する場合は、表示される割合がサンプル数の影響を受けるため、取得されたサンプル数の差を考慮することになります。
また、後続のセッションと比較できるように、実行プロファイリング・セッションの結果をHTMLファイルで保存することもできます。生成されたHTMLファイルには、実行プロファイラの現在のソート順と同じ方法でソートされた表が含まれます。
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