アプリケーション用のテクノロジ・スコープの選択

背景

JDeveloperでは、使用するテクノロジの特定の組合せを指定したテンプレートに基づいて、アプリケーションを作成できます。新規のアプリケーションを作成する際に選択するテンプレートによって、次のことが決まります。

アプリケーション・テンプレートを使用すると、開発タスクをより迅速に開始できます。たとえば、JSFページのWebアプリケーションを作成する場合、「JSF」を含む「Webアプリケーション」のテンプレートを選択すると、アプリケーションといくつかのプロジェクト・フォルダが作成され、JSFライブラリが適切なプロジェクト・フォルダに追加されます。

事前にテクノロジ・スコープを指定せずにアプリケーションを開始する場合は、「テンプレートなし[すべてのテクノロジ]」を選択できます。

Webアプリケーションを作成する場合、次に示す利用可能なテンプレートから選択できます。いずれを選択しても、データ・バインディング用にOracle ADFフレームワークによって実装されるデザイン・パターンを利用できます。

目的 選択するWebアプリケーション・テンプレート

Plain Old Java Objectsを使用するEJB Session BeansおよびTopLinkをビジネス・サービスに使用する、データ・バインドされたJSFアプリケーションを作成すること

Webアプリケーション[JSF、TopLink、EJB]

EJBコンポーネントをビジネス・サービスに使用する、データ・バインドされたJSFアプリケーションを作成すること

Webアプリケーション[JSF、EJB]

Oracle ADF Business Componentsをビジネス・サービスに使用する、データ・バインドされたJSFアプリケーションを作成すること

Webアプリケーション[JSF、ADF BC]

Oracle ADF Business Componentsをビジネス・サービスに使用する、Strutsベースのデータ・バインドされたJSPアプリケーションを作成すること

Webアプリケーション[JSP、Struts、ADF BC]

Javaアプリケーションを作成する場合は、次のテンプレートから選択できます。

目的 選択するJavaアプリケーション・テンプレート

Oracle ADF Business Componentsをビジネス・サービスに、Oracle ADF SwingとADFデータ・バインディングをSwingコンポーネントに使用する、データ・バインドされたSwingクライアント・アプリケーションを作成すること。

Javaアプリケーション[Swing、ADF BC]

Swing、JavaBeans、JavaなどのJ2EEテクノロジを使用するJavaアプリケーションを作成すること。上の選択肢とは異なり、このテンプレートは、ADFデータ・バインディングを利用しません。

Javaアプリケーション[Java、Swing]

WebアプリケーションまたはJavaアプリケーションのいずれかでWebサービスを使用する場合、アプリケーションの作成前にアプリケーション・テンプレートを編集し、そのテンプレートで利用可能なテクノロジ・スコープのリストにWebサービス・テクノロジ・スコープを追加できます。

アプリケーション・テクノロジのその他の組合せの場合は、次のいずれかの操作を行います。

タスク

これらのタスクは、JDeveloperでアプリケーション・テンプレートを使用した場合に実行できます。

既存のアプリケーション・テンプレートを使用してアプリケーションを作成するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで「アプリケーション」ノードを右クリックし、「新規アプリケーション」を選択します。
  2. 「アプリケーションの作成」ダイアログを使用して、アプリケーションの適切なテンプレートを選択します。アプリケーションでOracle ADFを使用するには、ADF BCを含むテンプレートを選択します。

アプリケーション・テンプレートを作成および編集するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで「アプリケーション」ノードを右クリックし、「新規アプリケーション」を選択します。
  2. 「アプリケーションの作成」ダイアログで、「テンプレートの管理」をクリックします。

JDeveloperでアプリケーションを作成する際に役立つその他のガイドラインは、次のトピックを参照してください。

テクノロジ・スコープとOracle ADFの詳細は、次のトピックを参照してください。

アプリケーション・テンプレートを管理する方法の詳細は、次のトピックを参照してください。