Oracle ADFアソシエーションは、2つのOracle ADFエンティティ・オブジェクト定義(リンク元とリンク先のエンティティ・オブジェクト)間の関係を、それぞれのエンティティ属性(リンク元とリンク先の属性)のセットに基づいて定義するビジネス・コンポーネントです。外部キーに基づく単純な1対多関係から複雑な多対多関係まで、様々な関係を作成できます。たとえば、アソシエーションによって次の関係を表すことができます。
アソシエーションの作成方法は、「外部キー関係の表現」を参照してください。
アソシエーションは、データソースのシングル・オブジェクト間の関係にマップされます。ほとんどの場合、アソシエーションはデータベース内の表、ビュー、シノニムおよびスナップショットです。上級プログラマは、アソシエーションを使用して他のデータソース(スプレッドシート、XMLファイル、フラット・テキスト・ファイルなど)内の関係を表現できます。
データベースがデータソースの場合、通常、1対1および1対多のアソシエーションは、そのデータベースにある表と表の間の外部キー関係にマップされます。対応するエンティティ・オブジェクトの間に1対1または1対多のアソシエーションを作成する場合、表の間の外部キー制約を実際に作成する必要はありませんが、少なくとも、適切な論理的関係が表の間に必要です。
多対多アソシエーションは、単一の外部キー関係より複雑です。1つの多対多アソシエーションが次の2つの外部キー関係に対応します。
データベース以外のデータソースを使用する場合、アソシエーションはプログラマによる定義に従って、そのデータソース内のオブジェクト間の関係を表します。
詳細は、関連項目のトピックを参照してください。
アソシエーションはビジネス・ドメイン・コンポーネントです。そのため、アプリケーションのデータ・ニーズに基づいてアソシエーションを開発する必要はありません。むしろ、データ相互の関係の最も論理的な表現として開発する必要があります。データソースの構造が優れた設計に基づく場合は、アソシエーションの構造も、データソースと同一構造にすることができます。
JDeveloperは、既存の外部キー制約からアソシエーションを作成する場合とアソシエーションから既存外部キー制約を生成する場合の両方に役立ちます。
1対多関係には、次の2種類があります。
この違いは、第2のタイプのアソシエーションをコンポジットにすることで表せます。1対多アソシエーションをコンポジットにすると、次の4つの効果があります。
詳細は、関連項目のトピックを参照してください。
ビジネス・コンポーネントについて
Oracle ADFビジネス・ドメイン・コンポーネント、データ・モデル・コンポーネントおよび構成コンポーネントについて
エンティティ・オブジェクトについて
ビュー・リンクについて
交差部表について
アソシエーションのコンポジット化
Copyright © 1997, 2006, Oracle. All rights reserved.