ユーザーによる値の入力を支援するダイアログを起動する必要があると仮定します。inputText
コンポーネントとcommandButton
を使用してダイアログを起動するかわりに、単純にselectInputText
コンポーネント(oracle.adf.view.faces.component.UIXSelectInput
)を使用できます。
このselectInputText
コンポーネントは、ダイアログの起動を自動的に処理し、ReturnEvent
を受け取ります。selectInputText
を使用してダイアログを起動する際に必要な処理は、action
属性をdialog:
結果に設定すること、およびダイアログの幅と高さを指定することのみです。ダイアログの戻り値は、コンポーネントの新しい値として自動的に使用されます。
次の例は、inputText
とcommandButton
を使用する場合のコードを示しています。
<af:form>
<af:inputText label="Pick a number:"
value="(Empty)"
partialTriggers="buttonId"
binding="#{launchDialog.input}"/>
<!-- The button for launching the dialog -->
<af:commandButton text="Add"
action="dialog:chooseInteger"
id="buttonId"
windowWidth="300"
windowHeight="200"
partialSubmit="true"
useDialog="true"
returnListener="#{launchDialog.returned}"/>
</af:form>
JSFページでselectInputText
を使用する場合は、次のようなコードになります。
af:selectInputText label="Pick a number:"
value="(Empty)"
action="dialog:chooseInteger"
windowWidth="300"
windowHeight="200"/>
ダイアログに関連してselectInputText
に設定できる他の属性は、次のとおりです。
icon
: ダイアログを起動するボタンに対する代替イメージのURI。デフォルトのイメージは懐中電灯です。
searchDesc
: ダイアログを起動するボタンの説明。このテキストは、ツールチップ・ヘルプ・テキストを表示するクライアント・エージェントでも共通して使用されます。
さらに、ダイアログ・ページとそのバッキングBeanを作成し、dialog:
結果を含むJSFナビゲーション・ルールを定義する必要があります。ダイアログに関連したJSFナビゲーション・ルールの作成方法は、「JSFナビゲーション・ルールおよびADF Facesのダイアログについて」を参照してください。アクション・リスナーまたは値の変更リスナーでAdfFacesContext.launchDialog()
メソッドを使用し、プログラムによって(ナビゲーション・ルールを使用せずに)ダイアログを起動することもできます。
ユーザーが2つの数値を追加できるダイアログを記述する方法の詳細な例は、「Oracle ADF Facesアプリケーションの開発ガイドライン」のADF Facesダイアログ・フレームワークに関する説明を参照してください。
注意: selectInputText
はADF UIX 2.2.xのlovInput
コンポーネントにかわるものです。lovInput
とselectInputText
との間の変更の詳細は、「ADF UIXからのAPIの変更」を参照してください。
自動発行およびADF Faces入力コンポーネントについて
ADF Faces入力コンポーネントでのラベルおよびメッセージ表示のサポートについて
inputおよびselectInputフィールドの作成
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