ADF Swingフォームに対する認証の実装

ADF SwingアプリケーションのOracle JAASプロバイダは、実行時に、Oracle ADF Business Componentsのセキュリティ・プロバイダの定義と、プロジェクト設定におけるOracle ADF Business ComponentsセキュリティのJARの存在に依存します。Oracle ADF Business ComponentsセキュリティのJARファイルには、jaas.jarおよびjazn.jarというファイルが含まれています。

Oracle ADF Business ComponentsセキュリティのJARファイルは、Oracle JAASプロバイダで実行されます。LoginModuleのカスタム実装を使用する場合は、<jdev_install>/j2ee/home/にあるjazn.jarを、自分の使用しているLoginModuleが含まれたJARに置き換えてください。JARファイルを使用していない場合は、クラスパスを組み込むこともできます。

ADF Swingフォームのログイン・プロバイダを有効化するには、次のようにします。

  1. Oracle ADF Business ComponentsセキュリティのJARファイルをプロジェクトに追加するには、ナビゲータでADF Swingプロジェクトを選択し、「プロジェクト」→「プロジェクト設定」を選択します。
  2. プロジェクト設定ダイアログで、「コンフィグレーション」ツリーの下にある「ライブラリ」をクリックして現在のADF Swingプロジェクトに関連付けられているライブラリのリストを表示します。
  3. 「使用可能なライブラリ」リストから、ビジネス・コンポーネント・セキュリティを検索し、それを「選択済のライブラリ」リストに追加します。
  4. 「OK」をクリックしてプロジェクト設定を保存します。
  5. ADF SwingプロジェクトでEJBセッションBeanとして配布されるビジネス・コンポーネントにアクセスする必要がある場合は、グループ内のユーザーに読取り/書込みアクセス権を付与する必要があります。

関連項目
J2EEアプリケーションのセキュリティ開発