JSTL SQLライブラリ - <sql:setDataSource>タグ

データソースをスコープ変数として、またはデータソース構成変数(javax.servlet.jsp.jstl.sql.dataSource)としてエクスポートします。

構文

<sql:setDataSource
      {dataSource="dataSource " |
      url="jdbcUrl"
      [driver="driverClassName "]
      [user="userName"]
      [password="password "]}
   [var=" varName"]
    [scope=”{page|request|session|application}”]/>

ボディ・コンテンツ

なし。

説明

dataSource
データソース。文字列として指定する場合、http://www.jcp.org/aboutJava/communityprocess/first/jsr052/index.htmlにある『JavaServer Pages Standard Tag Library 1.0 Specification』の10.1.1項で定義されているように、JNDIリソースへの相対パス、またはJDBCパラメータ文字列のいずれかです。
driver
JDBCパラメータ: ドライバ・クラス名。
url
JDBCパラメータ: データベースに関連付けられているURL。
ユーザー
JDBCパラメータ: データベースに接続しようとしているデータベース・ユーザー。
パスワード
JDBCパラメータ: ユーザー・パスワード。
var
指定したデータソースを格納するエクスポート・スコープ変数の名前。型はStringまたはDataSourceです。
スコープ(scope)
varを指定した場合、エクスポートされる変数のスコープ。varを指定しない場合は、データソース構成変数のスコープです。

NULLおよびエラーの処理

説明

var属性を指定した場合、<sql:setDataSource>アクションは指定したデータソース(DataSourceオブジェクトまたはString)をスコープ変数としてエクスポートします。var属性を指定しない場合、データソースはjavax.servlet.jsp.jstl.sql.dataSource構成変数に入れてエクスポートされます。

データソースは、dataSource属性で(DataSourceオブジェクト、JNDI相対パス、JDBCパラメータ文字列のいずれかとして)、または4つのJDBCパラメータ属性で指定します。この4つの属性は、JDBCパラメータによる文字列構文よりも単純な代替方式として10.1.1項に定義されているもので、dataSource属性とともに使用する必要があります。

10.1.1項に記載されているように、JDBCのDriverManagerクラスを使用したデータベース・アクセスは、その用途としてプロトタイプ作成のみを想定しています。これは、正しく設計されたDataSourceオブジェクトの持つ接続管理機能がDriverManagerクラスには用意されていないためです。

注意: JSTL 1.1では、Java Servlet 2.4およびJavaServer Pages 2.0の仕様をサポートするJSPコンテナが必要です。JSTL 1.0仕様の実装には、Java Servlet 2.3およびJavaServer Pages 1.2の仕様をサポートするJSPコンテナが必要です。

JSTLタグの状況依存ヘルプを提供するため、JSTLタグ・ライブラリのドキュメントがApache Software Foundation(http://www.apache.org/)で作成され、JDeveloperに含まれています。また、JSTLタグおよび属性の説明を含む『JavaServer Pages Standard Tag Library 1.0 and 1.1 Specifications』を次のWebサイトからダウンロードできます。

http://www.jcp.org/aboutJava/communityprocess/final/jsr052/index2.html

JSTLの詳細は、次の外部リファレンスを参照してください。

『Java Sun JSTL Resources』ページ:
http://java.sun.com/products/jsp/jstl/

 

JDeveloperのJSTLタグ・ライブラリについて
リファレンス: JavaServer Pages標準タグ・ライブラリ(JSTL)