行の挿入

ビュー・オブジェクト・インスタンスを使用して、いつでも行を作成し、その行をキャッシュに追加できます。ビュー・オブジェクト・インスタンスにエンティティ・オブジェクトの慣用名がある場合、エンティティ・オブジェクト・インスタンスはリクエスト時にエンティティ・キャッシュに追加され、データソースにポストされます。詳細は、関連項目のトピックを参照してください。

行を挿入するには、次のようにします。

  1. ビュー・オブジェクト・インスタンスでcreateRow()をコールし、Rowインタフェースのインスタンスを作成します。

    Row newOrdRow = ordVO.createRow();

  2. 行を更新し、追加する情報を含めます。
  3. 行をビュー・オブジェクト・インスタンスのinsertRow()に渡し、ビュー・キャッシュに挿入します。

    ordVO.insertRow(newOrdRow);

注意: ビュー行参照が有効なのは、ビュー・オブジェクトの問合せが再実行されるまで、またはそのキャッシュがクリアされるまでです。ビュー行を作成し、ビュー・オブジェクトのキャッシュをクリアするか、その問合せを再実行し、同じ参照から行へのアクセスを試行すると、予測不可能な動作が発生します。


データの操作方法
Oracle ADFビュー・オブジェクトについて
Oracle ADFエンティティ・オブジェクトについて
Oracle ADF Business Componentsのキャッシュ管理について
データ・モデル内のビュー・オブジェクト・インスタンスの検索
行の作成および削除ロジックの実装
コミットを伴わないデータのポスト
トランザクションのコミット