JSFアプリケーションのデプロイ用の構成
アプリケーションをデプロイ用に構成するには、アプリケーションのパッケージ方法を定義する必要があります。様々なJSFデプロイメント構成オプションの概要は、「JSFデプロイメント構成について」を参照してください。アプリケーションをデプロイする前に、JSFデプロイメント要件を確認してください。
JSFアプリケーションをデプロイ用にパッケージ化するには、次の手順を実行します。
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ターゲット・アプリケーション・サーバーへの接続を作成します。
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必要なアプリケーション構成ファイル(
faces-config.xml
など)をすべて作成または編集します。JSF構成ファイルの詳細は、「JSFアプリケーションの構成」を参照してください。
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プロジェクトに
web.xml
デプロイメント・ディスクリプタを追加します。JDeveloperでは、プロジェクトにJSF JSPページが初めて作成されるときにデフォルトで自動的にweb.xml
ファイルが追加されます。JSFアプリケーション用のweb.xml
デプロイメント・ディスクリプタを構成する方法の詳細は、「JSFアプリケーションの構成」を参照してください。
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存在しない場合は、必要に応じてプロジェクトにターゲット固有のデプロイメント・ディスクリプタを追加します。次に例を示します。
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Oracle Application ServerまたはスタンドアロンOC4Jサーバーの場合は、
orion-ejb-jar.xml
を追加します。
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WebLogicアプリケーション・サーバーの場合は、
weblogic-ejb-jar.xml
を追加します。
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JBossアプリケーション・サーバーの場合は、
jboss.xml
を追加します。
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ViewController(Web層)プロジェクト用のWARデプロイメント・プロファイルを作成します。このプロジェクトを複数のアプリケーション・サーバーにデプロイする場合は、それぞれに個別のプロファイルを作成します。WARデプロイメント・プロファイルの作成時に、JDeveloperにより自動的に標準WARファイル構造が設定され、含める必要のあるファイルが事前選択されます。「WARデプロイメント・プロファイルのプロパティ」ダイアログの各種ページで、必要に応じて次の情報をレビューおよび編集します。
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WARファイルおよびEARファイルのディレクトリの場所および名前(Generalページ)。
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デプロイするエンタープライズ・アプリケーションの名前(Generalページ)。
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Webアプリケーションのコンテキスト・ルート(Generalページ)。コンテキスト・ルートは、ユーザーがWebアプリケーションにアクセスする際にブラウザに入力するURLの仮想パスです。たとえば、
http://<www.hostname.com>/<virtualpath>/<mainpage>.jsp
というURLでは、<virtualpath>
がコンテキスト・ルートです。注意: デプロイ済のコンテキスト・ルートは、プロジェクト・プロパティに指定したコンテキスト・ルートとは異なる場合があります。
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WARに含めるWebファイル(Webファイル・ページ)。
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WARに含めるJARファイルにパッケージ化されていないクラス(WEB-INF/classesページ)。
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WARに含めるJARファイル(WEB-INF/libページ)。詳細は、「JSFデプロイメント要件について」を参照してください。
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プロファイルの依存性(プロファイルの依存性ページ)。アプリケーションをEARにデプロイする予定の場合は、ViewControllerプロジェクト(Web層)内でModelプロジェクト(ビジネス層)に対するプロファイルの依存性を指定します。
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ターゲット・アプリケーション・サーバー接続(プラットフォーム・ページ)。
注意: JDeveloperによりビジネス層コンポーネントが(Modelプロジェクトから)WARに自動的に組み込まれることに気づくことがあります。ビジネス層コンポーネントを個別のJARにパッケージ化するかわりに、Web層コンポーネントとともにWARにパッケージ化できます。ただし、ビジネス層にEJBまたはADF Business Componentsが含まれている場合は、それぞれ適切なアーカイブ・ファイルに個別にパッケージ化する必要があります。
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Model(ビジネス層)プロジェクト用に次のいずれかのタイプのデプロイメント・プロファイルを作成します。
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JAR: ビジネス層コンポーネントを、EJBに使用可能なJ2EE機能を使用する必要のない単純Javaクラスとしてデプロイできる場合は、このアーカイブ形式を使用します。
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EJB JAR: アプリケーションにEJBとしてデプロイする必要のあるビジネス層コンポーネントが含まれている場合は、このアーカイブ形式を使用します。このアーカイブ形式を使用すると、ビジネス層コンポーネントで認証サポートとともにセッションBean、エンティティBeanまたはメッセージBeanなどのEJB機能を使用できます。
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ビジネス・コンポーネント・アーカイブ: アプリケーションにシンプル・アーカイブとしてパッケージ化するADF Business Componentsが含まれている場合は、このアーカイブ形式を使用します。
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ビジネス・コンポーネントのEJBセッションBean: ADF Business ComponentsをEJBセッションBeanとしてパッケージ化する場合は、このアーカイブ形式を使用します。
プロジェクトごとにデプロイメント・プロファイルを構成した後、アプリケーションをデプロイできます。各層を個別にデプロイするには、「JSFアプリケーションのデプロイ」を参照してください。EARとしてパッケージ化したアプリケーション全体をデプロイするには、「J2EEエンタープライズ・アーカイブ(EAR)のデプロイ」を参照してください。
関連項目
JSFデプロイメント要件について
J2EEデプロイメント・プロセスについて
J2EEのアーカイブ形式について
デプロイメント・プロファイルについて
デプロイメント・ディスクリプタについて
ADF Business Componentsのデプロイメントについて
特定のアプリケーション・サーバー用のアプリケーションの構成
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