ビジネス・コンポーネント・データ・コンポーネント・タグのカスタマイズ

コンポーネント・パレットに表示されるビジネス・コンポーネント・データ・タグ・ライブラリ内の各コンポーネント・タグには、JSPページに挿入する実際のコンポーネント・タグの動作を実装する.jspファイルが関連付けられています。たとえば、コンポーネント・タグ<jbo:DataTable>を挿入すると、プロジェクトにファイルDataTableComponent.jspが追加されます。

コンポーネント・タグの動作をカスタマイズする場合は、そのタグに対応するコンポーネント実装ファイル(.jsp)を名前変更してカスタマイズする必要があります。そのため、JDeveloperでは、名前変更したコンポーネント実装ファイルを各コンポーネント・タグの属性ダイアログを介してプロジェクトに容易に追加できるようになっています。カスタム・コンポーネント実装ファイル(.jsp)の作成後は、JSPページに挿入するコンポーネント・タグでこのファイルを参照できます。

ビジネス・コンポーネント・コンポーネント・タグの動作をカスタマイズする手順は、次のとおりです。

  1. コンポーネント・タグを挿入可能なJSPファイルを開きます。
  2. コンポーネント・パレットのビジネス・コンポーネント・コンポーネント・タグ・ページで、実装ファイル(.jsp)をカスタマイズするコンポーネント・タグをクリックします。
  3. 属性ダイアログで、属性relativeUrlPathに表示される名前を編集し、新規のコンポーネント実装ファイル(.jsp)を作成します。プロジェクト・ディレクトリsitemyworkフォルダ内)の既存のサブディレクトリへの相対パスを指定して、そこにカスタム・コンポーネント・ファイル(.jsp)を保存できます。

    たとえば、カスタム・コンポーネント実装ファイルMyDataTableComponent.jspsiteフォルダ内のcomponentsというサブディレクトリに作成する場合、 relativeUrlPathの値は/components/MyDataTableComponent.jspとなります。

  4. 「OK」をクリックして、開いているJSPファイルにコンポーネント・タグを挿入します。名前変更したコンポーネント実装ファイル(.jsp)がプロジェクト・フォルダに追加されます。この新規ファイルをJDeveloperで開き、必要に応じてカスタマイズします。

    開いているJSPファイルに挿入したコンポーネント・タグは、削除するか、そのまま残しておくことができます。残したタグは、後述のように新規コンポーネント実装ファイル(.jsp)を参照します。

コンポーネント・タグでカスタム・コンポーネント実装ファイル(.jsp)を参照する手順は、次のとおりです。

  1. カスタム実装ファイル(.jsp)を参照するコンポーネント・タグの挿入先JSPファイルを開きます。
  2. コンポーネント・パレットのビジネス・コンポーネント・コンポーネント・タグ・ページで、目的のコンポーネント・タグをクリックします。
  3. 属性ダイアログで、属性relativeUrlPathに表示される名前を、前に作成したカスタム・コンポーネント実装ファイル(.jsp)名になるように編集します。カスタム・コンポーネント・ファイル(.jsp)をプロジェクト・ディレクトリsitemyworkフォルダ内)のサブディレクトリに保存した場合は、コンポーネント・ファイル(.jsp)の相対パスを入力する必要があります。

    たとえば、siteフォルダ内のcomponentsというサブディレクトリにあるMyDataTableComponent.jspというカスタム・コンポーネント実装ファイル(.jsp)を参照する場合、relativeUrlPathの値は/components/MyDataTableComponent.jspとなります。


ビジネス・コンポーネント・データ・タグについて
コンポーネント・パレットからのビジネス・コンポーネント・データ・タグの挿入
リファレンス: ビジネス・コンポーネント・データ・タグ・ライブラリ