XDocletは、Javaソース・コードからコードおよびメタデータを生成するためのエンジンです。
JDeveloperではXDocletの機能の多くがすでにサポートされていますが、XDocletの重要な機能はコンポーネントごとに1つのソース・ファイルを編集するだけで済むという点です。特にこの機能に関心がある場合、XDocletは適切なソリューションになります。
EJB 2.1プロジェクトでXDocletを使用することはできません。また、現在のリリースではXDocletをサポートするGUIツールはありません。XDocletを使用する場合、EJBモジュール・エディタを使用することはできません。
XDocletを使用するには、特別なJavaDocタグを使用してBeanクラス・ソース・コードに注釈を付けます。XDocletエンジンはそのタグを使用して、既存のテンプレートに基づいてXMLディスクリプタまたはソース・コード(あるいはその両方)を生成します。
XDocletタグは、前に@記号を付けた特別なJavaDocタグです。
/** * @ejb.interface-method view-type="remote" */
XDocletを使用する場合、特別なファイルとディレクトリが作成されます。アプリケーション・ナビゲータでは、「その他のファイル」フォルダにxdoclet-build.xmlファイルが格納されます。このファイルは、アプリケーションに関するメタデータ(プロジェクト名、ソース・パスなど)を格納するために作成されます。
生成されたコード用のフォルダも新規に作成されます。このフォルダを表示できますが、システム・ナビゲータを使用する必要があります。このxgen-srcフォルダは、srcディレクトリと同じレベルに存在し、生成されたファイルを格納します。
XDocletエンジンによってソースが毎回上書きおよび再生成されるため、このフォルダ内の項目を編集することはできません。通常、すべての編集作業はBeanクラスで実行し、生成されたソースの背後で行われる処理は無視する必要があります。同様に、アプリケーションをデプロイする場合、xgen-srcはソース・パスにあるため自動的に追加されます。
次のトピックでは、JDeveloperでのXDocletの使用方法について説明しています。
XDocletはオープン・ソース・テクノロジのため、XDocletタグに関する様々な情報をオンラインで検索できます。次のサイトは特に役に立ちます。http://sourceforge.net/projects/xdoclet/
関連項目
EJBアプリケーション開発のためのXDocletの使用
XDocletを使用したEJBアプリケーションの開発
XDoclet EJBプロジェクトの作成
Antを使用したXDocletコードの生成
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