このトピックでは、ページをレイアウトする際にpanelPageHeader
およびpanelHeader
コンポーネントで可能な処理について説明します。この2つのコンポーネントは名前が似ているため、双方の違いを示すためにも両方のコンポーネントについて説明します。
panelPageHeader
コンポーネントは、page
およびpanelPage
によってサポートされるレイアウトと同様に、ページの上部のみをレイアウトするために使用されます(次の図を参照)。ただし、panelPageHeader
コンポーネントは、次の点でpage
およびpanelPage
とは異なります。
panelPageHeader
コンポーネントではmenu3
ファセットはサポートされません(panelPage
ではサポートされ、サイドでのメニュー・ナビゲーションの第3レベルとしてmenuList
を追加できます)。メニュー・リストを作成してサイドに配置するかわりにpanelSideBar
を使用できます。
panelPageHeader
コンポーネントではnodeStamp
ファセットはサポートされません(page
ではサポートされ、メニュー・モデルのオブジェクトにバインドできます)。ただし、menu1
、menu2
およびmenuGlobal
ファセットの子コンポーネントはメニュー・モデルのオブジェクトにバインドできます。
次の表に、ページ上部(前述の図を参照)を作成する際に使用可能なpanelPageHeader
ファセットと通常使用される子コンポーネントを示します。
番号
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ファセット | 説明および通常使用される子コンポーネント |
---|---|---|
![]() |
branding
|
objectImage を使用して企業ロゴまたは組織商標を示すためのファセットです。子コンポーネントはページ左上部に配置されます。
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brandingApp
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objectImage を使用してアプリケーション・ロゴまたは製品商標を示すためのファセットです。子コンポーネントは商標イメージの後(使用されている場合)に配置されます。chromeType がexpandedの場合は、branding イメージの下にbrandingApp イメージが配置されます。「panelPageおよびpageコンポーネントについて」の図を参照してください。
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![]() |
brandingAppContextual
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通常はoutputFormatted と併用し、アプリケーションの現在の商標コンテキストを表示します。styleUsage 属性をinContextBranding に設定してください。
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![]() |
menuSwitch
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アクティブなページから別のアプリケーションに切替え可能な 子コンポーネントはメニュー・モデルにバインドできます。 |
![]() |
menuGlobal
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一連のメニュー項目をグローバル・ボタンとしてレイアウトする 子コンポーネントはメニュー・モデルにバインドできます。 |
![]() |
menu1
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一連のメニュー項目をタブとしてレイアウトする 子コンポーネントはメニュー・モデルにバインドできます。 |
![]() |
menu2
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一連のメニュー項目をメニュー・タブの下の水平バーにレイアウトする 子コンポーネントはメニュー・モデルにバインドできます。 |
![]() |
search
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|
ページの他の部分をレイアウトするには、panelPageHeader
の後にコンポーネントを追加します。たとえば、メニュー・ナビゲーションの第3レベルを提供するpanelSideBar
や、セクション・ヘッダーを付加するpanelHeader
を追加できます。
panelHeader
コンポーネントは、メッセージ情報を表示するページ上部に使用できます。「ADF Facesのメッセージ・ページについて」を参照してください。
panelHeader
コンポーネントは、ページ内のセクション・ヘッダーのレイアウトにも使用できます。たとえば、page
またはpanelPage
の内部、あるいはpanelPageHeader
の後で、1つ以上のpanelHeader
コンポーネントを使用できます。panelHeader
コンポーネントは、別のpanelHeader
内にネストして、サブセクション・ヘッダーを作成できます。各panelHeader
セクションまたはサブセクションのヘッダーには、タイトル(text
属性で設定)があり、次の図に示すようなオプションのアイコンを指定できます。
page
またはpanelPage
のquickLinksShown
がtrue
に設定されている場合は、ADF Facesによって、ページ・コンテンツ内(ページの最初のヘッダーは除く)の各panelHeader
に、単一のテキスト・リンクが挿入されます。サブセクションpanelHeader
のコンポーネントは挿入されません。ページ・タイトルの上に水平に配置されたpanelHeader
クイック・リンクを使用すると、panelHeader
セクションに簡単にアクセスできます。ページの先頭に簡単に移動するための最初に戻るリンクも、panelHeader
タイトル(最初のヘッダーを除く)と同じ行に右寄せで自動的に挿入されます。
デフォルトでは、クイック・リンク・テキストはpanelHeader
のtext
属性と同じです。クイック・リンクの長さを短くするには、各panelHeader
にshortText
属性を設定して、短くてもわかりやすいtext
値を提供できます。
ヒント: コンテンツを開閉(展開/折りたたみ)できる対話型のセクション・ヘッダーをヘッダーの下に用意するには、showDetailHeader
コンポーネントを使用します。ページにshowDetailHeader
コンポーネントで作成されたセクション・ヘッダーがある場合は、そのセクション・ヘッダーもクイック・リンクに挿入されます。
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