視覚的な診断の使用

フラグメントがキャッシュ・ヒットまたはキャッシュ・ミスのどちらであるかの判断を試みる場合は、視覚的な診断を使用可能にします。この機能では、フラグメントのキャッシュ・ヒットまたはキャッシュ・ミスのステータスに適したクラスを使用して、HTML <SPAN>タグでフラグメント出力の境界を設定します。個別のクラス・スタイルを設定することで、フラグメントがキャッシュ・ヒットまたはキャッシュ・ミスのどちらであるかを視覚的に判断できます。

視覚的な診断を使用可能にする手順は、次のとおりです。

  1. adf-config.xmlファイルにあるafc要素のtagサブ要素に、enable-visual-diagnostics="true"を指定します。
  2. スタイルシート内で、または文書のHEAD要素内のSTYLE要素で、cachehitcachemissという名前のHTMLクラスを指定します。各クラスに個別スタイルを使用します。

    たとえば、次の設定では、cachehitcachemissに異なる背景色が指定されています。

    <style type="text/css">cachehit { background-color:#00CC99 }</style>
    <style type="text/css">cachemiss { background-color:#6699FF }</style>        
  3. アプリケーションを実行します。

    フラグメントがキャッシュ・ヒットまたはキャッシュ・ミスのどちらであるかに応じて、フラグメント出力には次のいずれかが使用されます。

    <span class="cachehit">fragment content

    または

    <span class="cachemiss">fragment content


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