デバイス・カテゴリはモバイル・デバイスを論理的にグループ化したものです。このグループ化により、モバイル・アプリケーションの開発と管理が簡素化されます。同じカテゴリに属しているデバイスは、共通のブラウザや、共通のフォーム・ファクタなど、一部の共通する属性を共有します。
JDeveloperを使用すると、特定のデバイス・カテゴリのアプリケーションを開発できます。これらのアプリケーションは、そのカテゴリに属しているすべてのデバイスで稼働します。現在、JDeveloperでは、PDA、TelnetおよびASKの3つのモバイル・デバイス・カテゴリをサポートしています。ただし、ASKのメッセージ・デバイスについては、JDeveloperでは現在、設計時ではなく、実行時のみサポートしています。
ビジュアル・エディタまたはソース・エディタでは、JSPに埋め込まれたADF Facesコンポーネントを使用してモバイル・ページを個別に作成できます。この2つのエディタは常に同期化されています。
「JSF JSPの作成」ウィザードでは、JSPファイル・ページの「モバイル」セクションでモバイル・ページのデバイス・カテゴリを選択できます。選択したカテゴリは、ビジュアル・エディタでJSF JSPファイルを開いたときにボタンの横にツールバー・アイコンとして表示されます。「モバイル」セクションで「モバイル・サポートの追加」オプションを選択しない場合、ページはデフォルトのデバイス・カテゴリであるデスクトップ・デバイス(デスクトップ・ブラウザ)からのみアクセスできます。
アイコン | デバイス・カテゴリ |
---|---|
|
PDA |
![]() |
Telnet |
デバイス・カテゴリをPDAまたはTelnetに設定すると、「コンポーネント・パレット」がそれに応じてフィルタリングされます。「コンポーネント・パレット」には、選択したデバイス・カテゴリでサポートされているこれらのコンポーネントのみが表示されます。これにより、特定のデバイス・カテゴリに対して選択する、多すぎるコンポーネントの数を制限できます。
モバイル・ページを設計する際、デバイス・カテゴリをページに割り当てる必要があります。これはページを設計する場合のみの制限(設計時制限)であることに注意してください。アプリケーションを実行する場合(実行時)は、モバイル・デバイスがなんらかのデバイス・カテゴリに属していればアクセス可能です。ただし、特定のデバイス・カテゴリ用に設計されたページは、他のデバイス・カテゴリに属しているデバイスについては、非表示になるか、アクセスに失敗する可能性があります。
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ADFモバイル・プリファレンスの設定
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