HTTPリクエストを処理するアプリケーション・モジュール・インスタンスを編集する際に使用します。
説明
lock: オプション。JSPページによって共有されるアプリケーション・モジュールのセッション・ロックを取得するかどうかを指定します。デフォルトはfalse
です。ロックをtrue
に設定する場合、処理が完了した後、アプリケーション・モジュール・リソースを使用してロックを解放する必要があります。ロックが無制限にかけられると、アプリケーション・スレッドが長時間停止したままになる可能性があります。
waittimeout: オプション。アプリケーション・モジュールを参照するセッションCookieに関連するロックを別のスレッドがかけているときに、JSPページを実行しているスレッドが待機する時間(ミリ秒単位)を決定します。デフォルトは 60000
ミリ秒です。ロックをかけているスレッドがタイムアウトになる前にセッションCookieを解放しない場合、コール側のスレッドは終了します。ビジネス・コンポーネントのJSPページでは、セッションCookieは、ビジネス・コンポーネントに接続するために使用されるアプリケーション・モジュールを参照します。
releasemode: オプション。HTTPリクエストを処理するアプリケーション・モジュール・インスタンスの状態を決定するモード。JSPからのHTTPリクエストに関するアプリケーション・モジュールの状態を処理する方法に応じて、値をStateful
、Stateless
またはReserved
から選択します。デフォルト値はStateful
です。
Stateless
の場合、ページ処理リクエスト間でアプリケーション・モジュール・インスタンスの状態は保持されません。JSPページが終了すると、インスタンスはすぐに解放されます。フェイルオーバーがサポートされていない個別のページや、連携して動作する一連のJSPページによって構成されていないページの場合、このオプションを選択します。
Stateful
の場合、ページ処理リクエスト間のアプリケーション・モジュール・インスタンスの状態は(アプリケーション・モジュール・プロパティpassivationtypeに指定された)データベースまたはファイルに保持されます。これにより、アプリケーションは、1つのアプリケーション・モジュール・インスタンスを長時間にわたって拘束せずにユーザーのデータを保持できるようになります。ステートフル・モードでは、HTTPセッションに対するフェイルオーバーがサポートされます。このため、アプリケーション・モジュールが標準のJDBC接続を使用する場合、このモードを使用することをお薦めします。また、特定のタスクを実行するために個々のユーザーが対話する個々のJSPページの場合も、このモードをお薦めします。
Reserved
: アプリケーション・モジュール・インスタンスは、HTTPセッション中は解放されません。このモードは、ステートフル・アプリケーションと似ていますが、フェイルオーバーはサポートされません。また、アプリケーション・モジュールのリサイクルもできません。リザーブ・モードは、イントラネット・タイプの環境で役に立ちます。このモードでは、ユーザーがプロセスJSPページで「コミット」ボタンまたは「ロールバック」ボタンをクリックする必要があります。
JSPページおよびアプリケーション・モジュール・プールについて
JSPプロジェクトのビジネス・コンポーネント構成プロパティの定義
JSPページのビジネス・コンポーネント接続の作成
ビジネス・コンポーネント・データ・タグを使用したアプリケーション・モジュールの状態の管理
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