表へのADFバインド・コンポーネントの挿入

JSPページでデータバインド表を作成する場合、デフォルトでは、属性が読取り専用値として列に表示されます。StrutsベースのJSPページでは、属性が任意の使用可能データバインドUIコンポーネントとして表示されるように表の列を編集できます。たとえば、列の内容をスクロール可能テキスト領域や入力フィールドとして表示できます。挿入したコンポーネントには、表のforEach文に指定されているrowオブジェクトへの参照が含まれる必要があります。

既存の表にデータバインド・コンポーネントを挿入するには、次のようにします。

  1. ソース・エディタでJSPページを開き、変更する表のセル定義を検索します。次はその例です。
    <td>
       <c:out value="${Row['OrderDesc']}"/>
    </td>        
  2. 既存のバインディング定義を削除します。次はその例です。
    <td>
       
    </td>        
  3. 「データ・コントロール・パレット」から、列にバインドされているものと同じ属性をドラッグし、元のバインディング定義を削除した空の行にドロップします。たとえば、属性をテキスト領域としてドロップする場合、次のようになります。
    <td>
       <html:textarea cols="15" rows="5" property="OrderDesc" 
    readonly="${!bindings['OrderDesc'].updateable}"/> </td>
  4. 新規コンポーネントで、表のイテレータ・バインディングのRowオブジェクトへの参照を挿入します(表のc:forEach文に指定されています)。
    <td>
       <html:textarea name="Row" cols="15" rows="5" property="OrderDesc" 
    readonly="${!bindings['OrderDesc'].updateable}"/> </td>
  5. 表がStrutsフォーム内にない場合、Strutsフォーム・タグを挿入し、フォーム入力を処理するアクションの名前を指定します。
    <td>
       <html:form action="/targetAction.do">
         <html:textarea name="Row" cols="15" rows="1" 
                       property="OrderDesc" readonly="true" />&nbsp;
       </html:form>
    </td>        

データ・コントロール・パレットについて
ADFバインディングを使用した表の作成
ADFバインディングを使用したHTML表のカスタマイズ
JSPページのADFバインディング式の編集