Oracle ADFの機能について

Oracle ADFデータ・コントロールにより、ビジネス・サービスのデータ・モデルの抽象化機能が提供されます。ADFデータ・コントロールにより、クライアントとWebアプリケーション・コントローラが、次のような多様なデータプロバイダ・テクノロジで定義されるデータとアクションにアクセスするための、一貫したメカニズムが提供されます。

多くの場合、データ・コントロールは、アダプタ・クラスのシン・レイヤーによって実装されます。例外はADF Business Componentsテクノロジで、データ・コントロールをコンポーネント・クラスに直接実装します。

Oracle ADFデータ・コントロールはデータ・コントロール・パレットに表示され、ビューにUIコントロールとして追加されるか、コントローラに操作として追加されます。

この項の他の部分では、提供されているデータ・コントロールの基礎となる機能の概要を説明します。次の定義が適用されます。

ビジネス・オブジェクト・アクセス・サービス

ビジネス・オブジェクト・アクセス・サービスには、ビジネス・サービスやビジネス・オブジェクトを使用して、データ・コレクションおよびビジネス・オブジェクトにデータをバインドするための、ビルトインADFフレームワーク・サポートがあります。ビジネス・オブジェクト・アクセス・サービスには、次のようなサービスがあります。

トランザクション・サービス

トランザクション・サービスには、ビジネス・オブジェクトを変更するための、ビルトインのADFモデル・レイヤー・サポートがあります。ADFモデル・トランザクション・サービスでは、トランザクション・システム自体は提供されないことに注意してください。かわりに、ADFモデル・トランザクション・サービスには、個々のADFデータ・コントロールと統合される、通知システムが用意されています。通知システムの存在により、モデル・トランザクション・サービスをOracle ADFモデル・レイヤーと統合できる、カスタムOracle ADFデータ・コントロールを作成できます。トランザクション・サービスには、次のようなサービスがあります。

状態管理サービス

状態管理サービスには、ADFデータ・コントロールのユーザーの状態を管理するための、ビルトインのADFモデル・レイヤー・サポートがあります。状態管理サービスには、次のようなサービスがあります。

異なるビジネス・サービス・テクノロジで使用可能な、特定のデータ・コントロールの詳細は、次のトピックを参照してください。

設計時に使用するOracle ADFモデル・レイヤーと、設計時に生成されるコードの詳細は、関連項目のトピックを参照してください。


Oracle ADFモデル・レイヤーでのデータ・バインディングの詳細は、次のトピックを参照してください。

設計時にOracle ADFデータ・コントロールを使用する方法の詳細は、次のトピックを参照してください。