データ・バインドされたUIコンポーネントをWebページに挿入するには、「データ・コントロール・パレット」を使用します。データ・バインドされたUIコンポーネントがJSPでどのように表示されるのかは、作成しているJSPページのスタイルにより異なります。
データ・コントロールをデータ・コントロール・パレットからドラッグして、JSPページにドロップすると、そのデータ・コントロールとJSPページのスタイルで利用できるUIコンポーネントが表示された「ポップアップ・メニュー」が表示されます。StrutsベースのJSPページでは、モデル1スタイルのJSPページより多くのUIコンポーネントが利用できます。
次の項では、データ・コントロール・パレットの各タイプのデータ・コントロールで利用できるデータ・バインドされたUIコンポーネントを説明します。
データ・コントロール・パレットで表示されるデータ・コントロールタイプの詳細は、Oracle ADF機能についてを参照してください。データ・コントロール・パレットの使用方法の詳細は、データ・コントロール・パレットについてを参照してください。
次の表は、データ・コレクション全体をデータ・コントロール・パレットからJSPページにドラッグするときに利用できる、データ・バインドされたUIコンポーネントを示します。
UIコンポーネント | JSPページへのドラッグ・アンド・ドロップの形式 |
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Navigation Buttons | ADFアクション・バインディングのナビゲーション・ボタン(「先頭へ」、「前へ」、「次へ」、「最後へ」)です。すべてのHTMLフォームまたはStruts HTMLフォームに追加できます。 |
Navigation List(StrutsベースJSPのみ) | ADFリスト値バインディングのドロップダウン リスト ボックスでナビゲーション・モードに設定します。Struts HTMLフォームへの追加が可能となります。Struts HTML Submitボタン機能が必要です。 |
Edit Form | ADF属性値バインディングのカスタム・フォームです。各属性を表でどのように表示するのかを定義します。 |
Input Form | ADF表と属性値バインディングを含むデフォルトの入力フォーム。Submitボタンを含みます。StrutsベースJSPの場合、フォームにはStrutsタグを使用します。それ以外の場合はフォームにHTMLタグを使用します。 |
Read-Only Form |
デフォルトのADF属性値バインディングでの読取り専用フォーム。StrutsベースJSPの場合、フォームでStrutsタグを使用します。それ以外の場合はフォームにHTMLタグを使用します。データ・コレクションを通じてユーザーの移動を可能にするためには、ナビゲーションの追加が必要です。 |
Graph | ADF属性値バインディングのグラフ種グラフ・スタイルからの選択が可能です。 |
Read-Only Table |
ADF属性値バインディングの読取り専用のHTML表。ナビゲーションを追加するにはフォームへ挿入する必要があります。 |
Read-Only Dynamic Table(beanにスカラー属性がない場合に使用) | ADF表バインディングの読取り専用動的表。データ・コレクションのすべての属性が表によって表示されます。ナビゲーションを追加するにはフォームへ挿入する必要があります。 |
次の表は、1つのデータ・オブジェクト属性をデータ・コントロール・パレットからJSPページにドラッグするときに利用できる、データ・バインドされたUIコンポーネントを示します。
UIコンポーネント | JSPページへのドラッグ・アンド・ドロップの形式 |
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Input Field(StrutsベースJSPのみ) | ADF属性バインディングを含む入力フィールド。 |
Text Area(StrutsベースJSPのみ) | |
Radio Button Group(StrutsベースJSPのみ) |
ADF属性バインディングのラジオ ボタン。 |
List of Values(StrutsベースJSPのみ) | ADFリスト・バインディングの複数選択リスト ボックス。 |
Single Select List(StrutsベースJSPのみ) |
ADFリスト・バインディングの単一選択リスト ボックス。 |
Password Field(StrutsベースJSPのみ) | ADF属性バインディングのパスワード・フィールド。 |
File Input Field(StrutsベースJSPのみ) | ADF属性バインディングのファイル・フィールド。 |
Hidden Field(StrutsベースJSPのみ) | モデル・オブジェクトにバインドされた、非表示フィールド。 |
Value | ADF属性バインディングの値。 |
Label
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ADF属性ラベル・バインディングの値です。Oracle ADF Business Componentsの場合、ラベルはコントロール・ヒントから導出され、その他のビジネス・サービスでは、ラベルは属性名から導出されます。 |
Render Value |
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Input Render
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属性値を表示するレンダラ。JSPページで、ビデオまたはイメージ・ファイルなどの複雑なオブジェクト型を編集する場合に使用します。ADFレンダラによるデータのレンダリングについてを参照してください。 |
次の表は、メソッドまたは操作をデータ・コントロール・パレットからJSPページにドラッグするときに利用できる、データ・バインドされたUIコンポーネントを示します。
UIコンポーネント | JSPページへのドラッグ・アンド・ドロップの形式 |
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Button | ADFアクション・バインディングのボタン。既存フォームへの挿入が必要です。 |
Button with Form | フォーム内のADFアクション・バインディングのボタン。 |
Row Operation Link(StrutsベースJSPのみ) | アクション・リクエストURI。 |
Oracle ADFの使用におけるツールおよびプロセスの詳細は、次の項目を参照してください。
データ・コントロール・パレットについて
データ・コントロール・パレットおよび、「コンポーネント・パレット」について
データ・コントロール・パレットを使用したUIコンポーネントの挿入
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