ADF Business Componentsにアクセスするクライアントのプログラミングのためのライブラリについて

JDeveloperで任意のクライアント・ウィザードを使用してWebまたはGUIクライアントを作成するとき、JDeveloperによって必須ADFランタイム・ライブラリがプロジェクトに追加されます。ただし、プログラミングにより独自のクライアントを作成してビジネス・コンポーネント中間層にアクセスする場合は、必須ビジネス・コンポーネント・ライブラリを手動でプロジェクトに追加する必要があります。次の表は、EJBモードおよびローカル・モードで、プログラミングされたクライアントを実行するために必要なライブラリをまとめています。

モード Oracle Application Serverでの必須ライブラリ その他のアプリケーション・サーバーでの必須ライブラリ
EJB
  • Business Components Oracle Application Server Client

 

  • Business Components EJB Client
  • サーバー固有のランタイム・ライブラリ。たとえば、ビジネス・コンポーネント・プロジェクトをWebLogicにデプロイする場合、weblogic.jarを含める必要があります。
ローカル
  • ADF Business Components Runtime
  • Oracle JDBC
  • ADF Business Components Runtime
  • Oracle JDBC

型マッピング

ビジネス・コンポーネント中間層プロジェクトの作成方法によっては、適切なライブラリを含める必要があります。

型マッピング 必須ライブラリ
Java Business Components Generic Domains
Oracle

Business Components Oracle Domains

注意: Oracle Application ServerデプロイメントでOracle Textを使用している場合は、Oracle interMediaライブラリを追加する必要があります。

プログラミングされたクライアントにビジネス・コンポーネント・ライブラリを追加するには、次の手順を実行します。

  1. まだ作成していない場合は、プロジェクトを作成します。
  2. まだ作成していない場合は、新しいビジネス・コンポーネント・プロジェクトを作成します。
  3. ナビゲータで、プログラミングされたクライアントを作成するプロジェクトを選択します。
  4. 右クリックし、「プロジェクト・プロパティ」を選択します。
  5. 有効なプロファイルを開いて「ライブラリ」をクリックし、ライブラリ・マネージャを表示します。
  6. 特定のクライアントとモードに応じて、「使用可能なライブラリ」リストで適切なビジネス・コンポーネント、型マッピングまたはOracle Textライブラリ(あるいはそのすべて)を選択し、「選択済のライブラリ」リストに移します。詳細は、前の表を参照してください。
  7. 「OK」をクリックして、プロジェクト設定を受け入れます。

プログラミングされたクライアントがローカル・モードでビジネス・コンポーネントにアクセスするように設定するには、次の手順を実行します。

  1. ビジネス・コンポーネント中間層プロジェクトのクラスをクライアント・プロジェクトで使用できるようにプロジェクトの依存性を作成します。
  2. ローカル・モードで実行する場合は、ビジネス・コンポーネント中間層プロジェクト・ファイルをクライアント・ファイルに含める必要があります。「プロジェクト・プロパティ」ダイアログで「依存性」ノードをクリックし、プロジェクトの依存性を構成します。
  3. ビジネス・コンポーネント中間層ファイルを含む<projectname>.jprを選択します。
  4. 「OK」をクリックして、プロジェクト設定を受け入れます。

プログラミングされたクライアントがリモート・モードでビジネス・コンポーネントにアクセスするように設定するには、次の手順を実行します。

  1. ビジネス・コンポーネントEJBのデプロイメント・プロファイルを作成します。
  2. リモート・モードで実行する場合は、ビジネス・コンポーネント中間層のデプロイメント・プロファイルにクライアントが依存するように設定する必要があります。
    「プロジェクト・プロパティ」ダイアログで「依存性」ノードをクリックし、プロジェクトの依存性を構成します。
  3. <ProjectNameEJB>.bcdeployデプロイメント・プロファイルを開いて、サブプロファイルを表示します。
  4. ビジネス・コンポーネントとクライアントが共有するファイルを含む<ProjectNameCommon>.deployを選択します。これによって、クライアントのクラスパスがビジネス・コンポーネント中間層にアクセスするようになります。
  5. 「OK」をクリックして、プロジェクト設定を受け入れます。

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