ADF Facesの列について

dataTableと同様に、ADF Facesのtableには、列を子として挿入する必要があります。ただし、ADFでは<af:column>タグを使用します。この列タグは、JSFのcolumnタグの全機能、および次の追加機能を提供します。

これらの各追加機能については、この後で説明します。ADF Facesのtableタグの詳細は、「ADF Faces Tableについて」を参照してください。

ADF Facesのcolumnタグの詳細は、「ADF Faces開発者ガイド」を参照してください。

ADF Facesのcolumnの子コンポーネントの許可

次のタイプのコンポーネントは、<af:column>タグ内でも使用できます。

ADFのcolumnタグの追加機能

ADF列はJSF実装と同様に機能し、次の追加機能があります。

書式設定

<af:column>タグには、追加の書式設定機能を提供する次の属性があります。

formatType
この列に使用する位置揃えのタイプ。"text"を指定した列は左揃え、"number"の列は右揃え、"icon"の列は中央揃えになります。
gridVisible
列の左側のグリッド線の表示を制御します。
列の幅を設定します。パーセントまたはピクセル数を使用できます。
bandingShade
列の背景色を決定します。有効な値は"light"および"dark"です。この属性に値を設定すると、表に設定されているバンド属性はオーバーライドされます。詳細は、「ADF Faces Tableについて」を参照してください。
noWrap
設定すると、列内の長いテキスト行は折返しされません。
headerNoWrap
設定すると、列内の長いテキスト行は折返しされません。
separateRows
設定すると、列の各子が個別のセルにレンダリングされます。次の表は、2つの子コンポーネントがあり、separateRows属性がtrueに設定されているDepartment Name/Number列のレンダリングを示しています。
名前と番号が個別の行に表示されている列

列グループ

ADF Facesの列は、下の表のように、別のADF Facesの列内にネストできるため、その上部の追加ヘッダーを共有できます。

3つの子列が含まれている部門列

この例では、次のコードに示すように、Department列内に3つの列がネストされています。

 
<af:column>
  <f:facet name="header">
    <h:outputText value="Department"/>
  </f:facet>
  <af:column>
    <f:facet name="header">
      <af:outputText value="Number"/>
    </f:facet>
    <af:outputText value="#{rows.Deptno}"/>
  </af:column>
  <af:column>
    <f:facet name="header">
      <af:outputText value="Name"/>
    </f:facet>
    <af:outputText value="#{rows.Dname}"/>
  </af:column>
  <af:column>
    <f:facet name="header">
      <af:outputText value="Location"/>
    </f:facet>
    <af:outputText value="#{rows.Loc}"/>
  </af:column>
</af:column>    

行ヘッダー

列は、rowHeader属性をtrueに設定することで行ヘッダーとしてレンダリングでき、次の表に示すように列に陰影が付きます。行ヘッダーの列は、表の第1列であることが必要です。

行ヘッダーに陰影が付いたEColumnのセル

列のソート

列は、sortable属性をtrueに設定することでソート可能に設定できます。sortPropertyを列のソート基準となるプロパティ名に設定することも必要です。そのためには、列のヘッダーにインジケータを挿入し、次の表に示すように、列がソート可能なことをユーザーに示します(このアイコンは列をソートした後にのみ表示されます)。最初の列のソートは昇順ソートです。その後はインジケータをクリックするたびにソート順が切り替わります。基礎となるデータは特定の基準に準拠している必要があります。詳細は、「ADF Faces Tableについて」を参照してください。

ソートされた列


ADF Faces Tableの作成および編集
ADF Faces Tableでの列の使用
データ表内のファセットの使用
ADF Faces Coreライブラリ - <af:table>タグ