VARRAYの表現

ビジネス・コンポーネント・フレームワークは、事前定義済の型マップに基づいてデータベース型をJava型に割り当てます。VARRAYは、ドメインとしてoracle.jbo.domain.Arrayに割り当てられます。VARRAYのドメインは、データベース・オブジェクトからビジネス・コンポーネントを生成する際に自動的に作成されます。

次の例では、phone_list_typCREATE TYPE文を使用して定義されます。次に、phone_list_typという新規の型の列phone_numbersを含むcustomers表が作成されます。customers表がビジネス・コンポーネントとして逆方向生成される際、ドメインは phone_list_typに対して作成されます。phone_numbersにはドメインは必要ありません。

CREATE TYPE phone_list_typ AS VARRAY(5) OF VARCHAR2(25);

CREATE TABLE customers
( customer_id NUMBER(6)
, cust_first_name VARCHAR2(20) CONSTRAINT cust_fname_nn NOT NULL
, cust_last_name VARCHAR2(20) CONSTRAINT cust_lname_nn NOT NULL
, cust_address cust_address_typ
, phone_numbers phone_list_typ
, nls_language VARCHAR2(3)
, nls_territory VARCHAR2(30)
, credit_limit NUMBER(9,2)
, cust_email VARCHAR2(30)
, account_mgr_id NUMBER(6)
, cust_geo_location MDSYS.SDO_GEOMETRY
, CONSTRAINT customer_credit_limit_max
CHECK (credit_limit <= 5000)
, CONSTRAINT customer_id_min
CHECK (customer_id > 0)
) ;

Oracleオブジェクト型を含むVARRAY

Oracleオブジェクト型を含むVARRAYがある場合、Oracleオブジェクト型のドメインは、ビジネス・コンポーネントを逆方向生成する際にビジネス・コンポーネント・フレームワークにより作成されます。VARRAYは、oracle.jbo.domain.Arrayで表されます。ドメインは、Oracleオブジェクト型に対して個別に作成されます。


Oracleオブジェクトをビジネス・コンポーネントとして表現する方法