ビジネス・サービス・メソッドの実行

データ・コントロール・パレットを使用して、バインディング・コンテナで実行されるメソッドを追加できます。ページ・フロー・ダイアグラム上にある、メソッドを実行するデータ・アクションまたはデータ・ページに、実行する操作をドロップします。

データ・コントロール・パレットからダイアグラム上のデータ・アクションまたはデータ・ページに操作をドロップすると、アクションに対するページ定義ファイルの<executables>セクションに、<actionRef>エントリが追加されます。この結果、このページが使用されるたびにメソッドが実行されます。

データ・コントロールを定義していない場合は、後述のビジネス・サービスのデータ・コントロールの作成手順を参照してください。

ビジネス・サービスの操作をデータ・アクションに追加するには、次のようにします。

  1. プロジェクトのStrutsページ・フロー・ダイアグラムを表示します。

  2. データ・コントロール・パレットが表示されていない場合は、「表示」メニューから開きます。

  3. データ・コントロール・パレットの階層を開きます。

    データ・コントロール・パレットには2種類の操作が表示されます。1つは、現在のWebページのバインディング・コンテキストにあるすべてのデータ・コレクションに対する一般的な操作、もう1つは特定のデータ・コレクションに対する操作です。詳細は、「Oracle ADFでサポートされているデータ・コレクション操作について」を参照してください。

  4. ルート・レベルまたはデータ・コレクション内にある「Operations」ノードを開きます。追加する操作を選択します。たとえば、作成のアクションを追加するためのパレットの選択肢は、次のようになります。

    トップ・レベルの操作が表示されたデータ・コントロール・パレット

  5. データ・コントロール・パレットで操作を選択してその操作をページ・フローに追加し、データ・アクションまたはデータ・ページにドロップします。

メソッドが追加されると、設計時に、ページ定義ファイルの<executables>セクションにメソッドの<actionRef>要素が追加されます。次に例を示します。

<executables>
  ...
  <actionRef id="CreateRef" Binds="Create" option="prepare"/>
</executables>    

メソッドにパラメータがある場合は、設計時に、<parameters>セクションにパラメータが組み込まれるように、ページ定義ファイルのエントリが更新されます。次に例を示します。

<parameters>
   <parameter id="param1" value="${param.department}"/>
</parameters>    

メソッド・パラメータごとに<paramter>エントリがあります。メソッドにパラメータがない場合、このメソッドのページ定義ファイルの<parameters/>セクションは空です。

<actionRef>要素では、<actionRef>idで識別されます。このIDは、メソッドのバインディングを指定するために、ページ定義ファイルの<bindings>セクションで使用されます。次に例を示します。

<bindings>
  ...
  <action id="Create" IterBinding="DepartmentsView1Iterator"
          InstanceName="AppModuleDataControl.DepartmentsView1"
          DataControl="AppModuleDataControl" RequiresUpdateModel="true"
          Action="41"/>
</bindings>    

ページ・フローのデータ・アクションに、メソッドをさらに追加できます。

ビジネス・サービスのデータ・コントロールを作成するには、次のようにします。

  1. Oracle ADFアプリケーションでアクセスするビジネス・サービスを定義します。ビジネス・サービスがモデル・プロジェクトに表示されます。

  2. モデル・プロジェクト内でADFデータ・コントロールを作成してビジネス・サービスを登録します。


設計時にデータ・バインディング・オブジェクトのプロパティをカスタマイズする方法は、次のトピックを参照してください。

追加したUIコンポーネントをビジュアル・エディタを使用して配置する方法は、次のトピックを参照してください。