デプロイメント・プロファイルは、プロジェクトまたはアプリケーションのデプロイを管理するプロジェクト・コンポーネントです。デプロイメント・プロファイルでは、ソース・ファイル、デプロイメント・ディスクリプタ、およびパッケージ、作成するアーカイブ・ファイルのタイプと名前、依存についての情報、プラットフォーム固有の説明などの情報を含むその他の補助ファイルを指定します。
注意: デプロイメント・プロファイルは、アプリケーションを外部のサーバーにデプロイするためにアーカイブの設定を定義する場合に使用します。JDeveloperの埋込みOC4Jサーバーでは、アーカイブもデプロイメント・プロファイルも使用しません。
デプロイメント・プロファイルは、次の様々な方法で作成できます。
Resources
フォルダのファイルとしてプロジェクトに追加されます。
web.xml
ファイルがある場合は、そのプロジェクトを右クリックして「WARデプロイメント・プロファイルの作成」を選択できます。
ejb-jar.xml
ファイルがある場合は、そのプロジェクトを右クリックして「EJB JARデプロイメント・プロファイルの作成」を選択できます。
既存のデプロイメント・プロファイルを変更するには、ダブルクリックしてそのダイアログ・インタフェースを開きます。
デプロイメント・プロファイルをアクティブにするには、次の手順を実行します。
または
プロジェクトおよびそのプロジェクトが依存するプロジェクトがコンパイルされ、パッケージ化されます。
構成は、コンポーネント・ファイルからアーカイブ・ファイルをアセンブルするプロセスです。構成は、「デプロイメント・プロファイルのプロパティ」ダイアログの「ファイル・グループ」ブランチで指定します。
「ファイル・グループ」ブランチはファイル・グループのリストで構成され、各グループでコンポーネントを指定します。パッケージ化されたアーカイブは、すべてのファイル・グループを統合したものです。ファイル・グループの順序によって名前の競合が解決されます。2つのファイルに同じ名前が付けられている場合、リストの上位のファイル・グループ内のファイルが含められ、下位のファイル・グループ内のファイルが省略されます。
新規に作成されたデプロイメント・プロファイルには、1つ以上の事前定義済ファイル・グループが含まれます。ファイル・グループは追加、削除および編集できます。
ファイル・グループは、一連のフィルタで抽出されたソース元によって定義されます。ソース元はソース・ファイル、JARファイルおよびそれらを含めるために選択されたディレクトリです。フィルタは、ソース元またはソース元コンポーネントのサブディレクトリおよびファイルに適用される規則であり、パッケージ化するセットおよびファイルを識別します。ファイル・グループには、次の3つの種類があります。
アプリケーションのコンポーネント間でのデプロイメントの依存性は、プロジェクトのデプロイメント・プロファイルに指定されます。プロジェクトのデプロイメント・プロファイルに、直接のアップストリームであるプロジェクトのプロファイルを指定します。デプロイメント・プロファイルがデプロイメント用にアクティブになっている場合、その依存性が最初にデプロイされます。
デプロイメント・プロファイルの「プロファイルの依存性」ページで、デプロイメント・プロファイル依存性を設定します。現行ワークスペース内のデプロイメント・プロファイルのみがリストに表示され、選択できます。詳細は、「ヘルプ」をクリックしてください。
次のようなプロファイル依存性を選択できます。
あるプロジェクトに含まれているプロファイルをデプロイするとき、そのプロジェクトが他のプロファイルについてプロファイルとプロファイルの依存性を持っている場合、そのプロファイルは、プロジェクトで指定されている依存性をデプロイ時に組み込みます。たとえば、Project1.jpr
にServlet1.java
およびwebapp1.deploy
が含まれ、そのファイルがejb1.jar
に依存し、project2.jpr
にMySessionEJB
およびejb1.jar
が含まれる場合、webapp1.deploy
をデプロイすると、EARファイルにwebapp1.war
とejb1.jar
の両方が含まれます。
共通JARファイルを共有するJAR、WAR、EJB JARモジュール間のプロファイル依存性を作成するときは、META-INF/MANIFEST.MF Class-Path
属性を使用して、デプロイ時にまとめてJARファイルをリンクできます。「デプロイメント・プロファイルのプロパティ」のJARオプション・ページで、「manifestファイルを含める(META-INF/MANIFEST.MF)」を選択します。これによって、共通JARの1つの共有コピーが、EARファイルに組み込まれます。
依存プロジェクトには独自の依存性を指定できますが、循環依存を回避する必要があります。JDeveloperで循環依存が発生した場合、デプロイは試行されますが、ログ・ウィンドウに警告が表示されます。
J2EEデプロイメント・プロセスについて
J2EEのアーカイブ形式について
デプロイメント・ディスクリプタについて
J2EEアプリケーション・サーバーへのデプロイ
デプロイメント・プロファイルの作成と編集
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