設定 - 配布

デフォルトのデプロイメント出力ディレクトリを指定し、他のデプロイメント関連の設定を行う際に使用します。

デフォルトのデプロイメント出力ディレクトリ
デプロイメント・プロファイルにより生成されるすべてのJ2EEデプロイメント出力アーカイブ(JAR、WAR、EAR)が保存される場所を選択します。
プロジェクト・ディレクトリに関連
デフォルトでは、デプロイメント出力ファイルは、<projectroot>/deployフォルダに保存されます。<projectroot>は、現行のJDeveloperプロジェクトのルート・ディレクトリです。
注意: デフォルトでは、.deploy.jpr、.jwsおよび他のJDeveloper XMLファイルを書き込むときに、JDeveloperで最初に相対パスの使用が試行されます。ただし、相対パスを判別できない場合は絶対パスが使用されます。たとえば、絶対パスを使用できないのは、パスの参照先の x.deployおよび.jar ファイルがWindowsの異なるドライブ文字上に存在する場合です。ドライブ文字の1つが置換マッピングであっても、異なるドライブ文字にあるものとみなされ、相対パス関係を判別することが困難になります。
絶対ディレクトリ
絶対ディレクトリ・パスを指定します。デプロイされたすべてのアーカイブは、このディレクトリに保存されます。このオプションは、Apache Tomcatなどの他のアプリケーション・サーバーに手動でデプロイする場合や、相対ディレクトリ名、出力クラスパスまたはソースパスを指定する場合に便利です。
 
配布前にコンパイル
デプロイメント・プロファイルを含むプロジェクトを、デプロイメント前に自動的にコンパイルするよう指定します。デプロイメントの内容には、プロジェクトでの最新の変更が反映されます。コンパイル・エラーがある場合、デプロイメントは終了します。
プロジェクトをコンパイルせずに、ただちにデプロイメントを開始する場合は、このチェック・ボックスのチェックを外します。デプロイメント用には、プロジェクトの出力pathclasspathおよびsourcepathで現在使用可能な内容が使用されます。
注意:
デプロイ前の自動コンパイルを使用不可にする場合には、注意が必要です。コンパイルせずにデプロイすると、クラス・ファイルまたは他のコンパイル済出力は不完全になる可能性があります。
また、実行、デバッグ、プロファイリング、CodeCoach処理の際にプロジェクトをコンパイルする場合は、「プロジェクト・プロパティ」ダイアログの「実行」 次に選択 オプション・ページで、「プロジェクトのメイク」オプションを有効にする必要があります。
デプロイするプロジェクトにデプロイメント・プロファイル依存性が存在しない場合は、ワークスペース内のそのプロジェクトのみがデプロイ前にコンパイルされます。ただし、デプロイメント・プロファイル依存性が存在する場合は、これらの依存性を含むワークスペース内のすべてのプロジェクトも、デプロイ前にコンパイルされます。
 
web.xmlに<ejb-ref>要素を自動的に埋め込む

デフォルトでは、WARプロファイルにEJB依存性が含まれている場合、JDeveloperにより、対応する<ejb-ref>要素がWebモジュール・デプロイメント・ディスクリプタ・ファイルweb.xmlに自動的に挿入されます。しかし、その後EJB依存性が削除されても、<ejb-ref>要素は削除されずにweb.xmlに残ります。web.xmlファイルへの<ejb-ref>要素の自動挿入を使用不可にする場合は、このチェック・ボックスのチェックを外します。このチェックを外すと、無関係な<ejb-ref>要素はweb.xmlに挿入されなくなります。ただし、web.xmlファイルはデプロイの前に完全で正確であることが必要なため、チェックを外す場合は注意してください。

配布中にアーカイブのリライトを強制実行

デプロイメントで常にJAR、WARおよびEARアーカイブ・ファイルを再作成する場合に選択します。これを選択しない場合、アーカイブ・ファイルは期限切れになった場合にのみ更新されます。

配布中にデフォルトのdata-sources.xmlをバンドル

デプロイ時にdata-sources.xmlファイルを作成して含める場合に選択します。このファイルでは、各定義済データベース接続のデータソースが定義されます。この選択は、プロファイル・ベースのデプロイと埋込みサーバーでの実行およびデバッグに適用されます。実行およびデバッグ時には常にdata-sources.xmlが生成されますが、oc4j-application.xmlに<data-sources>タグを追加するかどうかは作業環境の設定で指定します。

デフォルトの配布クライアントの最大ヒープ・サイズ[単位:MB]

デプロイ中に使用されるヒープ・サイズを設定します。デプロイ時にOutOfMemoryError例外がスローされる場合は、このオプションを使用してヒープ・サイズを増やします。


関連項目

デプロイメント設定の構成
埋込みOC4Jサーバーの作業環境の設定
プロジェクト・プロパティをコンパイル用に設定
プロジェクトを実行用に設定
JDeveloperによるコンパイル