デバッガでのJava式の使用方法

Java式は、監視式ウィンドウ、インスペクタ・ウィンドウ、ブレークポイント条件、ブレークポイント・ログ式で使用されます。デバッガでは、次の形式のJava式を受け入れます。

単純な変数名:
rect
フィールド・アクセス:
rect.width
メソッド・コール:
myString.length()
配列要素:
myArray[3]
配列長さ:
myArray.length
比較演算:
rect.height == 100
myArray.length > 7
算術演算:
rect.width * rect.height
x + y + z
論理演算:
frame1.enabled && frame1.visible
textField1.hasFocus || textField2.hasFocus
演算子のインスタンス:
<my_value> instanceof java.lang.String
シフト演算子:
x << 2
y >> 1
バイナリ演算子:
keyEvent.modifiers & java.awt.event.InputEvent.CTRL_MASK
疑問符とコロンを使用した演算:
y>5 ? y*7 : y*4
staticフィールド名:
java.awt.Color.pink
注意: クラス名のかわりにオブジェクト・インスタンスを使用してstaticフィールドまたはメソッドにアクセスした場合、ログ・ウィンドウにOJC警告#320「Field or method is static and should be accessed with the class name instead」が表示され、オブジェクト・インスタンスを使用したすべてのstaticへのアクセスに対し、危険であることを示します。次の例は、thread txxx msの間スリープさせるために記述されたものです。しかし、正しい意味は、メソッドsleep() がstaticで、この場合アプリケーション全体がスリープします。
Thread t = ...
...
t.sleep (xxx);
 
完全修飾クラス名:
java.awt.Color

関連項目

デバッガ・ウィンドウの使用方法
ブレークポイントを条件付きにする
ブレークポイントの動作の制御