このトピックでは、Enterprise JavaBeansを使用するアプリケーションを作成するための一般的な手順について説明します。注意: Webベースのアプリケーションを作成する場合は、「Webベースのアプリケーションの開発」および「Oracle ADFのスタート・ガイド」を参照してください。
JDeveloperでのEJBの開発は、次の手順で行います。
これらの手順の詳細を、次に説明します。
EJBエンティティは、既存の表から作成するか、またはJavaソース・エディタを使用して手動で作成できます。既存の表からエンティティを作成する場合、マッピングは自動的に行われます。エンティティを手動で作成すると、より自由にマッピングできますが、手動でコーディングする必要があります。ウィザードまたはEJBダイアグラムを使用して、エンティティを作成できます。
Enterprise JavaBeanの各ウィザードを使用すると、任意のタイプのEJBを作成できます。「CMPエンティティBean作成(表ベース)」ウィザードは、データベース表からCMPエンティティBeanをリバース・エンジニアリングする際にのみ使用します。
通常、セッションBeanは、セッション・ファサード・デザイン・パターンを実装するために使用されます。セッション・ファサードはデータを集約して表示し、ビジネス・ロジックに場所を提供し、コンテナを介してトランザクション・コンテキストを設定します。
ウィザードを使用してセッションBeanを作成する場合、同じプロジェクト内のすべてのエンティティのセッション・ファサード・メソッド生成を選択できます。生成するコア・トランザクション・メソッド、get()アクセッサとset()アクセッサ、およびエンティティ上のファインダ・メソッドを選択できます。新しいエンティティ、またはエンティティ上の新しいメソッドを作成する場合、既存のセッション・ファサードを更新するには、ナビゲータでそのセッション・ファサードを右クリックし、「セッション・ファサードの編集」を選択します。
EJBをテストするには、EJBのメソッドをコールできるクライアント・プログラムを実行する必要があります。JDeveloperには、迅速にクライアントを作成できるサンプル・クライアント・ユーティリティが用意されています。EJBの実行およびテストには、埋込みOC4Jサーバーを使用すると、プロセスが簡単になります。埋込みOC4Jサーバーは、JDeveloper内で稼働します。このサーバーを使用する場合、デプロイメント・プロファイルは不要で、初期化の必要もありません。ローカルでテストされたEJBは、何の変更も加えずにリモートにデプロイできます。
Oracle10gは、EJBのコンテナとしてのOC4Jを提供します。デフォルトでは、OC4J固有のデプロイメント・プロファイルが生成されます。WebLogic固有のデプロイメント・プロファイルを作成することもできます。EJBデプロイメントの詳細は、「デプロイメントのためのEJBパッケージの作成」を参照してください。
JDeveloperでは、リモート・サーバーで使用するサンプル・クライアントも作成できます。サンプル・クライアントの生成方法は、リモート接続の詳細を指定する以外は、ローカル・クライアントの場合と同様です。
詳細は、「Enterprise JavaBeansの実行およびテスト」のトピックを参照してください。
EJBをADFデータ・コントロールにバインディングするには、「Oracle ADFデータ・コントロールへのビジネス・サービスの登録」を参照してください。
関連項目
JDeveloperを使用したEJBアプリケーションの開発
データベース接続の定義
エンティティBeanを使用したデータベース・オブジェクトの表現
ビジネス・ロジックの実装
EJBの実行およびテスト
Oracle ADFデータ・コントロールへのビジネス・サービスの登録
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