詳細アイコン マスター・フォームのレイアウト・マネージャの設定

マスター/ディテール関係は、ビジネス・コンポーネントのデータ・モデルに定義されている2つ以上のビュー・オブジェクト・アソシエーションです。ユーザーがマスター・コレクションからドリルダウンして、ディテール・コレクションの関連データ・オブジェクトを表示およびオプションで編集できるようにする場合は、マスター/ディテール・フォームを作成します。単純なマスター/ディテール・フォームを設計するには、2つの個別のパネル(マスター部分用とディテール部分用)で構成される単一のウィンドウを使用します。

JDeveloperには多様なレイアウト・マネージャが用意されており、これらを使用して、フォームのSwingコンテナおよびUIコンポーネントをレイアウトできます。選択するレイアウト・マネージャは、空のフォームへのUIコントロールの挿入方法に大きく影響します。UI設計者にとっては、各レイアウト・マネージャにレイアウトの柔軟性と構造の強制というトレードオフがあります。UIのレイアウト時に使用するための最も簡単なレイアウト・マネージャの1つはFormLayoutです。

注意: FormLayoutは、JDeveloperに含まれているオープン・ソース・フレームワークであるJGoodies Formsによって提供されます。

マスター/ディテール・パネルのレイアウトを開始するには、グリッドの列および行内のUIコントロールの配置を決定するFormLayoutグリッドを作成します。FormLayoutは、列および行のグリッドにコンポーネントを配置する他のグリッド・レイアウトに類似していますが、複数の列または行にまたがってコンポーネントを配置できる点でより柔軟性があります。また、FormLayoutでは、列および行の幅または高さが同じである必要はありません。JDeveloperでは、プロパティ・インスペクタで「layout」プロパティを選択するときに、ADF Swingパネルまたはフォーム用に表示するレイアウト・マネージャを設定できます。

プロパティ・インスペクタで「layout」プロパティにFormLayoutを設定した状態

FormLayoutを使用すると、個々の列および行のプロパティを変更できます。列および行は、サイズ(必須)、デフォルトの位置合せ(オプション)およびサイズ変更の動作(オプション)の3つの部分で指定されます。これらのプロパティを編集するには、Javaビジュアル・エディタで、マウスをドラッグしてFormLayoutのグリッド全体を選択し、選択したグリッド内で右クリックして「列プロパティ」または「行プロパティ」を選択します。