Oracle ADFは、クライアントがエンティティ・オブジェクトに直接アクセスできないように設計されています。エンティティ・オブジェクトはビジネス・ドメイン・コンポーネントであるため、その目的はサービスをクライアント・プログラムに提供することではなく、データソース・エンティティに関するロジックをカプセル化することです。詳細は、関連項目のトピックを参照してください。
しかし、メソッドの中には、特定のデータソース・エンティティに影響を与え、クライアントへの公開が必要なものもあります。そのようなメソッドがある場合は、そのエンティティ・オブジェクトの慣用名を含むビュー・オブジェクトのビュー行クラスに委任メソッドを作成する必要があります。
委任メソッドを作成するには、次のようにします。
getEntity()
アクセッサを使用して関連するエンティティ・オブジェクトを検索し、そのメソッドをコールします。
たとえば、エンティティ・オブジェクトEmployees
にメソッドgrantRaise()
が含まれている場合、Employees
の慣用名を含むビュー・オブジェクトのビュー行クラスに次のメソッドを作成できます。
public void grantRaise(int percent)
{
getEmployees().grantRaise(percent);
}
クライアント用のビジネス・コンポーネント・サービス・メソッドの作成
ビジネス・コンポーネントのサービス・メソッドについて
Oracle ADFビジネス・ドメイン・コンポーネント、データ・モデル・コンポーネントおよび構成コンポーネントについて
Oracle ADFエンティティ・オブジェクトについて
Oracle ADFビュー・オブジェクトについて
ビュー・オブジェクトのJavaクラスについて
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