表バインディング・エディタ

表コントロールまたは動的表コントロールの表バインディングを定義する際に使用します。列幅と表セルのエディタなど、列属性の表示プロパティを指定することもできます。

属性バインディング
表に表示するデータ・コレクションと列属性を選択します。動的でない表の場合は、バインドされた列属性が表に表示される順序を変更することもできます。
データ・コレクション
コントロールをバインドする使用可能なデータ・コレクションを選択します。使用可能なデータ・コレクションのリストはデータ・コントロール・パレットから取得されます。

注意: データ・コントロール・パレットから挿入する動的表(読取り専用動的表)の場合、選択したコレクションのすべての属性が表に表示されます。バインディング・エディタには動的表の個々の属性は表示されません。表示される属性の順序を変更することもできません。コレクションの属性定義によって、動的表の表示順序が決まります。

使用可能な属性
選択したデータ・コレクションの属性のうち、表示可能な属性がすべて表示されます。場合によっては、非スカラー属性を返すコレクションを選択すると、選択内容に対するスカラー属性が表バインディング・エディタに表示されないので注意してください。たとえば、配列内の属性にアクセスするためのアクセッサがコレクションによって表示されるときに、この問題が発生します。この場合、データ・コントロール・パレットを使用して表を削除し、表バインディング・エディタのかわりにビジュアル・エディタを使用してバインディングを変更できます。
属性の表示

データ・コレクションの属性のうち、表コントロールに表示するよう選択した属性がすべて表示されます。4つのボタンを使用し、「使用可能な属性」リストと「属性の表示」リスト間で属性を移動します。

ボタン

説明

シャトル・ボタン

「使用可能な属性」リストで選択した属性を「属性の表示」リストに移動する際にクリックします。

シャトル・ボタン

「使用可能な属性」リストのすべての属性を「属性の表示」リストに移動する際にクリックします。

シャトル・ボタン

「属性の表示」リストで選択した属性を「使用可能な属性」リストに移動する際にクリックします。

シャトル・ボタン

「属性の表示」リストのすべての属性を「使用可能な属性」リストに移動する際にクリックします。

選択項目の移動矢印

選択した属性を「属性の表示」リスト内で移動する際にクリックします。

ボタン

説明

シャトル・ボタン

選択した属性を「属性の表示」リスト内で移動する際にクリックします。表での属性の表示順序が変更されます。リストで上から下に並べられている列属性は、表では左から右に並べられます。

「選択を上に移動」および「選択を下に移動」ボタンを使用すると、選択した属性をリストの上または下に直接移動できます。

イテレータの選択

データ・コレクションへのアクセスに必要なイテレータを選択するか、指定されたイテレータをそのまま使用します。選択したデータ・コレクションにイテレータが存在しない場合、フィールドは空になります。選択したデータ・コレクションにイテレータ・バインディングを作成するには、「新規」をクリックします。「イテレータID」ダイアログで、イテレータの一意のIDを入力するか、デフォルトの名前をそのまま使用して「OK」をクリックします。指定したイテレータIDがバインディング定義ファイル(UIModel.xml)に追加され、アプリケーションの他のバインディングからもアクセスできるようになります。

警告: ドロップダウン・リストでイテレータの選択内容を変更すると、以前選択していた属性が削除されます。イテレータの選択を変更する前に、選択されていた元の属性を記録しておく必要があります。必要に応じて「取消」を押し、元の属性選択を更新しないでバインディング・エディタを終了できます。

属性のプロパティ
バインドされた属性値を表に表示する方法をカスタマイズする場合に選択します。列の幅と、セル値のフォーマットにコントロールを使用するかどうかを変更できます。
属性名
表列にバインドされている属性が表示されます。
表列にバインドされている属性が表示されます。
エディタ
オプションで、ユーザーによる列の属性値の編集方法を決定するコントロールを選択します。デフォルトでは、制限なしに編集できます。
デフォルト
ユーザーがコントロールを使用せずにフィールドを編集できるようにする場合に選択します。これは、単純なテキスト編集フィールドと同じです。
フォーマット済テキスト・フィールド
ユーザーに指定のフォーマット・マスク・パターンに準拠する属性値をさせる場合に選択します。省略記号ボタンをクリックすると、「フォーマット済テキスト・フィールド・プロパティ」ダイアログが表示されます。
コンボボックス
ユーザーにコンボボックス・コントロールから属性値を選択させる場合に選択します。省略記号ボタンをクリックすると、適用するフォーマット・マスクを指定するためのダイアログが表示されます。
Spinner
ユーザーにスピナー・コントロールから属性値を選択させる場合に選択します。
リセット
列属性のデフォルト値を設定する場合にクリックします。これにより、以前のカスタム設定がすべて削除されます。

 


Oracle ADFバインディングの概要は、次を参照してください。

Oracle ADFバインディングについて

バインディングをカスタマイズするには、次を参照してください。

ADF表バインディングのカスタマイズ
ADFバインディング・プロパティの使用

データ・コントロール・パレットに表示されるUIコントロールの詳細は、次のトピックを参照してください。

JSPページ内のADFデータ・バインド・コンポーネントについて
Oracle ADF SwingアプリケーションにおけるUIコンポーネントについて