置換では、既存アプリケーションでの元のコンポーネントのすべての出現および使用箇所がカスタマイズしたコンポーネントに置き換えられます。デプロイされたアプリケーションのソース・コードを変更する必要はありません。置換では、ファクトリ置換設計パターンを使用することにより、ランタイム・システムに置換表を提供します。この置換表により、既存コンポーネントのOldName
が、対応する(これを置き換える)NewName
に割り当てられます。アプリケーションで、OldName
タイプのコンポーネントの作成を試みると、NewName
タイプのコンポーネントが、かわりに作成されます。
置換情報はプロジェクトの .jpx
プロジェクト定義ファイルに追加されます。しかし、Oracle ADF Business Componentsランタイムでは、プロジェクトの .jpxファイルは通常読み込まれません。ランタイムにより .jpxファイルが読み込まれるようにするには、VMパラメータのリストとランタイム・クラスパスに情報を追加する必要があります。詳細は、「実行時の置換ビジネス・コンポーネントの適用」を参照してください。
ビジネス・コンポーネントを置換する手順は、エンティティ・オブジェクト、ビュー・オブジェクト、アソシエーション、ビュー・リンクまたはアプリケーション・モジュールを置換する場合と同じです。ただし、各コンポーネントにはそれぞれの置換要件と前提条件があります。詳細は、関連項目のトピックを参照してください。
レガシー・ビジネス・コンポーネント・アプリケーションのカスタマイズ
拡張エンティティ・オブジェクトの置換
拡張アソシエーションの置換
拡張ビュー・オブジェクトの置換
拡張ビュー・リンクの置換
拡張アプリケーション・モジュールの置換
実行時の置換ビジネス・コンポーネントの適用
置換定義の削除
置換定義の更新
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