モデル・プロジェクトでのADF Business Componentsの使用

ADF Business Componentsでは、J2EEビジネス・サービスを開発するためのフレームワークベースのメソッドが用意されています。ADF Business Componentsは、アプリケーションの他の部分と、データソースに格納されたデータとの間の相互作用を管理し、検証、固有のサービスおよびその他のビジネス・ロジックを提供します。

このトピックは、「モデル・プロジェクト用のビジネス・サービスの作成」の手順に従って、ADF Business Componentsがビジネス・サービス・テクノロジとして選択されていることを前提としています。

ADF BCコンポーネントを作成するには、次のようにします。

  1. 「新規」ギャラリで、「Business Components」ノードを選択します。
  2. 「項目」リストで、「ビジネス・コンポーネント・ダイアグラム」または「表からのビジネス・コンポーネント」のいずれかを選択します。
  3. 「OK」をクリックしてダイアログを閉じ、ダイアグラムまたは「表からのビジネス・コンポーネント」ウィザードを開きます。
  4. ビジネス・ドメイン・コンポーネント(データベース・オブジェクトを表すエンティティ・オブジェクト、アソシエーションおよびドメイン)を設計します。「表からのビジネス・コンポーネント」ウィザードを使用している場合は、デフォルト・データ・モデル・コンポーネントを作成するオプションも表示されます。ただし、これは後で変更することもできます。これらのデータ・モデル・コンポーネントの詳細は、関連項目のトピックを参照してください。
  5. オプションとして、ビジネス・ドメイン・コンポーネントにビジネス・ロジックを追加します。これにより、データベースに実装したビジネス・ロジックを反映または置換できます。ビジネス・ロジックをADF BCコンポーネントに実装すると、アプリケーションがより効率的になり、レスポンスも向上します。
  6. クライアントのデータのニーズを分析します。クライアントの設計が完了しているかどうかにかかわらず、この時点で、クライアントで表示する必要があるデータを決定し、それらのデータ間の関係を指定する必要があります。
  7. データ・モデル・コンポーネント(ビュー・オブジェクト、ビュー・リンクおよびアプリケーション・モジュール)を作成または変更して、必要なデータをクライアントに公開します。これらのデータ・モデル・コンポーネントの詳細は、関連項目のトピックを参照してください。
  8. JSFアプリケーションを作成する場合は、JSFアプリケーションを作成し、そのナビゲーションを定義し、ViewControllerプロジェクト用のWebページを作成します。
    StrutsベースのWebアプリケーションを作成する場合は、Strutsページ・フローを作成し、ViewControllerプロジェクト用のページを作成します。

    注意: Oracle ADF Business Componentsデータ・モデル・コンポーネントはデータ・コントロール・インタフェースをあらかじめ実装しているため、ADF BC用のデータ・コントロールは作成する必要がありません。この手順は、ADF Business Componentsモデル・プロジェクトを生成するときに自動的に実行されます。

ADF BCコンポーネントの操作を続行してチューニングを行い、動作をさらにカスタマイズするこができます。詳細は、「ADF Business Componentsの開発」を参照してください。


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