Oracle PDK-Javaポートレット・プロデューサの登録

Oracle PDK-Javaポートレット・プロデューサを登録すると、プロデューサの操作パラメータを説明する基本情報を利用できます。プロデューサおよびプロデューサを介したポートレットとの通信に使用するポートレット使用アプリケーションで、この情報は使用されます。

登録が成功すると、新規登録プロデューサが「アプリケーション・ナビゲータ」の「ポートレット・プロデューサ」ノードの下にリストされます。また、jspxページでアプリケーションが開かれているとき、プロデューサは、すべてのプロデューサのポートレットにリストされる「コンポーネント・パレット」に表示されます。「コンポーネント・パレット」でこれらのポートレットを選択でき、jspxアプリケーション・ページにドラッグできます。

Oracle PDK-Javaポートレット・プロデューサを登録する手順は、次のとおりです。

  1. 「アプリケーション・ナビゲータ」で、プロデューサを登録するアプリケーションを右クリックして、ポップアップ・メニューから「新規」を選択します。
  2. 「新規ギャラリ」の「カテゴリ」で、Web層ノードを開き「ポートレット」を選択します。
  3. 「新規ギャラリ」の「項目」で、「Oracle PDK-Javaプロデューサ登録」を選択します。
  4. 「OK」をクリックします。
  5. ようこそページで「次へ」をクリックします。

    オプションで、「次へ」をクリックする前に、「次回にこのページを表示しない」を選択して、次にこのウィザードを使用するときにようこそページを表示させないようにできます。このウイザードの前回の使用時に、オプションを選択しなくても、ようこそページが表示されない場合があります。

  6. 「名前」フィールドに、プロデューサの名前を入力します。

    注意: プロデューサ間で一意の名前をプロデューサに入力します。入力された名前と同じプロデューサは、「コンポーネント・パレット」に1度のみ表示されます。このため、2つのプロデューサを登録し、それぞれにMyProducerという名前を入力した場合、MyProducerという名前は、「コンポーネント・パレット」に1度のみ表示され、両方のプロデューサのポートレットが1つのインスタンスにリストされます。これではどちらのプロデューサがどのポートレットのものかという判断が難しくなります。

    このような場合は、プロデューサを編集し、一意の名前にすることを考慮してください。

  7. 「次へ」をクリックします。
  8. 「URLエンドポイント」フィールドに、次の構文を使用してプロデューサのURLを入力します。

    http://<host>:<port>/<context-root>/providers

    例:

    http://myHost:7778/myEnterprisePortlets/providers

  9. 「サービスID」フィールドに、プロデューサの一意の識別子を入力します。

    PDK-Javaでは、単一アダプタ・サーブレットの複数のプロデューサをデプロイできます。プロデューサは、その一意のサービスIDで識別されます。サービスID/プロデューサ名がURLエンドポイントに添付されない場合のみ、サービスIDが必要になります。たとえば、次のURLエンドポイントでは、サービスIDsampleが必要になります。

    http://domain.us.oracle.com:<port_number>/axyz/providers

    ただし、次のURLエンドポイントでは、サービスIDは必要ありません。

    http://domain.us.oracle.com:<port_number>/axyz/providers/sample

  10. アプリケーションがHTTPプロキシを使用して、プロデューサに接続した場合は、次の手順を実行します。

    注意: このパネルのプロキシ・フィールドでは、Oracle JDeveloperプリファレンスで設定するプロキシ設定はデフォルトになります(「ツール」メニューから、「プリファレンス」を選択して、「Webブラウザとプロキシ」を選択します。)

    1. 「ポートレット・プロデューサへの連絡にプロキシを使用」を選択します。

      プロデューサ接続でHTTPプロキシを使用する場合にのみこのチェック・ボックスを選択します。プロキシはコンシューマ・アプリケーションおよびリモート・ポートレット・プロデューサがファイアウォールで区切られている場合に必要であり、HTTPプロキシはプロデューサと通信するために必要です。

    2. 「プロキシ・ホスト」フィールドに、プロキシ・ホストのURLを入力します。
    3. 「プロキシ・ポート」フィールドに、プロキシ・ホストのポート番号を入力します。
  11. このプロデューサのポートレットの1つに認証が必要な場合、「プロデューサと外部アプリケーションとの関連付け」の隣のチェック・ボックスを選択して、ドロップダウン・リストから関連する外部アプリケーションを選択します。
  12. 「次へ」をクリックします。
  13. 「デフォルトの実行タイムアウト(秒)」フィールドに、秒数を入力して、タイムアウトの前にポートレットがレンダリングできるようにします。
  14. 「サブスクライバID」フィールドに、登録されているのプロデューサのコンシューマを識別する文字列を入力します。

    アプリケーションでプロデューサを登録している場合、プロデューサを呼び出します。呼び出し中に、コンシューマは、プロデューサにサブスクライバIDの値を渡します。プロデューサがサブスクライバIDの必要な値を参照しない場合、登録呼出しを拒否する可能性があります。

  15. 「共有キー」フィールドに、暗号化の処理を設定するプロデューサで使用する共有キーを入力します。

    暗号化アルゴリズムで共有キーを使用して、メッセージ認証のメッセージ署名を生成します。プロデューサを共有キーで設定し、誤った共有キーを入力した場合、プロデューサの登録は失敗することに注意してください。共有キーには、10から20の英数字を含めることができます。

  16. 「プロデューサ・セッションの有効化」チェック・ボックスを選択して、プロデューサとOC4Jサーバー間のセッションを有効にします。

    セッションが有効の場合、サーバーは、ユーザー名などのセッション固有の情報を維持します。メッセージ認証はセッションを使用するので、共有キーが指定されている場合は、このオプションも選択する必要があります。

    プロデューサとサーバー間がセッションレス通信の場合、このオプションは選択しないでください。

  17. 「終了」をクリックして、Oracle PDK-Javaポートレット・プロデューサの登録を完了します。
  18. 「OK」をクリックして、成功メッセージを閉じます。

Oracle WebCenter Frameworkの使用
ポートレット・プロデューサ登録ウィザードの再入力: 編集可能および編集不可能のプロパティの値
外部アプリケーションの登録
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