ADFセキュリティ・ウィザード - Oracle JAASプロバイダページ

ユーザー、ロールおよび認可に関するポリシー情報を格納するリポジトリを指定する特定のOracle JAASプロバイダを選択する場合に使用します。セキュリティ・プロバイダに関連付けられたリポジトリは、XMLファイルまたはディレクトリ・サービスの場合があります。XMLファイルベースのリポジトリがサポートされるのは、JDeveloperの埋込みOC4Jのみです。

軽量XMLプロバイダ
アプリケーションでOracle JAASプロバイダの軽量XMLファイルベースのリポジトリを使用する場合に選択します。これは、小規模なアプリケーション、またはJDeveloperの埋込みOC4Jを使用してセキュリティを開発およびテストするのに適したデフォルトのセキュリティ・プロバイダです。ユーザー、ロールおよびポリシー情報は、OC4Jインスタンス・レベルのファイルsystem-jazn-data.xmlまたはアプリケーション固有ファイルjazn-data.xmlに格納されます。

この選択によって、ユーザー・インタフェース・プロジェクトのMETA-INFフォルダにある orion-application.xmlファイルの<jazn>要素が次のように更新されます。

<jazn provider="XML"...
  ...
</jazn>        
LDAPプロバイダ
デプロイ済アプリケーションでOracle Internet Directory(OID)をユーザー・リポジトリとして使用する場合に選択します。Oracleアイデンティティ管理プロバイダは、ユーザー、ロール、レルムおよびポリシー情報をOIDに格納します。OIDは、情報を一元的に格納するためのLightweight Directory Access Protocol(LDAP)に基づいています。このセキュリティ・プロバイダは、本番環境で使用可能なスケーラブルでセキュアなエンタプライズ対応のプロバイダで、OracleAS Single Sign-Onと統合されます。

この選択によって、ユーザー・インタフェース・プロジェクトのMETA-INFフォルダにある orion-application.xmlファイルの<jazn>要素が次のように更新されます。

<jazn provider="LDAP"...
  ...
</jazn>        

Oracle ADF Securityサービスについて
Oracle JAASプロバイダを使用したアイデンティティ管理について
system-jazn-data.xmlファイルについて
Oracle ADFセキュリティのJAZNリソース・プロバイダの指定
system-jazn-data.xmlファイルの編集