メソッド・バインディングについて

プロパティのデフォルトのコンストラクタ・メソッドおよびアクセッサ・メソッドに加えて、マネージドBean(通常はページのバッキングBean)には、ナビゲーション、検証またはイベント処理を提供するメソッドも含めることができます。マネージドBeanのメソッドには、リスナーなどの特定のコンポーネント・タグ属性をバインドできます。たとえば、inputTextタグのvalueChangeListener属性をマネージドBeanのメソッドにバインドできます。このようなバインドは、コンポーネントで値の変更イベントが起動されるたびにメソッドが実行されることを意味します。

次の表に、メソッドにバインドできるタグ属性を示します。

属性 属性を使用できるコンポーネント
メソッドの機能
action commandButtoncommandLinkcommandMenuItem ナビゲーション処理を提供し、結果のStringを戻します。
actionListener commandButtoncommandLinkcommandMenuItem、selectInputColorselectInputDateselectInputText、progressIndicator アクション・イベントを処理します。
attributeChangeListener ADF Faces Renderersでは、AttributeChangeEventsがキューイングされないことに注意してください。将来は、ADF Faces Rich Renderersでこの機能が利用される予定です。このAPIは、汎用プロパティ変更通知または汎用コンポーネント・イベント変更に使用しないでください。 レンダラ固有の属性がユーザー操作によって変更されたときに発生するイベントを処理します。
disclosureListener menuTreepage,showDetailshowDetailHeadershowDetailItem、table、tree コンポーネントが展開または縮小されたときの処理を提供します。
focusListener treeTable ノードがフォーカスを得た場合の処理を提供します。
launchListener commandButtoncommandLinkcommandMenuItem ダイアログに渡されるパラメータを追加したり、ダイアログ用のUIヒントを追加することができます。
pollListener poll ポール・イベントでサーバーがポーリングされるときの処理を提供します。
rangeChangeListener selectRangeChoiceBartabletreeTable コンポーネントの範囲がユーザー操作によって変更されたときのイベントを処理します。
returnListener commandButtoncommandLinkcommandMenuItem、selectInputColorselectInputDateselectInputText ダイアログが戻されたときのイベントを処理します。
selectionListener tabletreeTable コンポーネントの選択が変更されたときのイベントを処理します。
sortListener table コレクションがソートされるときのイベントを処理します。
validator すべてのUIInputコンポーネント コンポーネントの値の検証を実行します。
valueChangeListener すべてのUIInputコンポーネント 値の変更イベントを処理します。

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