通常、ブレークポイントに達すると常になんらかの影響があります。インスタンス・ブレークポイントは、ブレークポイントが表示されるメソッドを定義するクラスの特定のインスタンスに関連付けられます。
インスタンス・ブレークポイントは、選択したインスタンスを識別するインスタンス・フィルタに関連付けられているソース・ブレークポイントです。インスタンス・ブレークポイントは、デバッガの複数の実行にわたっては保持されません。インスタンス・フィルタは、ブレークポイント・ウィンドウの「インスタンス・フィルタ」列に表示されます。
インスタンス・ブレークポイントを設定するには、次のようにします。
インスタンス・ブレークポイントに変換するソース・ブレークポイントを設定します。ソース・ブレークポイントは、インスタンスのクラスのメソッド内にある必要があります。
目的のインスタンスがアクセスできる位置に2番目のブレークポイントを設定します。
次のように、インスタンス・フィルタを定義します。
デバッガを開始または再開します。
デバッガが2番目のブレークポイントで停止したときに、データ・ウィンドウ、スマート・データ・ウィンドウまたは監視式ウィンドウで目的のインスタンスを検索します。
インスタンスを右クリックして「インスタンス・フィルタ」を選択し、インスタンス・ブレークポイントになるソース・ブレークポイントを選択します。
追跡するその他のインスタンスに対して、この作業を繰り返します。
デバッガを再開します。
デバッガは、選択したインスタンスのインスタンス・ブレークポイントでのみ停止します。
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