Oracle Application Development Framework(ADF)を使用すると、簡単かつ生産的にJ2EEアプリケーションを開発できます。開発者は、業界標準に基づく柔軟性と拡張性を備えたこのフレームワークを使用して、アーキテクチャの様々なレイヤー(モデル、ビュー、コントローラ)における実装を選択できます。JDeveloperリリース10.1.3より前は、ADF UIXがOracle ADFで使用可能なビュー・テクノロジの1つでした。このADF UIXは、コンポーネント・ベースでXMLメタデータ駆動のJ2EE Webアプリケーションを構築するためのオープン・フレームワークです。
ADF UIXは、Oracle Enterprise ManagerやOracleのeBusiness Suiteなどの製品を生産するためのテクノロジとして数年間オラクル社で広く使用されてきました。ADF UIXの中心は、最新のJ2EEおよびXML標準に基づいた一連の豊富なユーザー・インタフェース・コンポーネントにあり、開発者は、HTML対応ブラウザや携帯情報端末も含めた多様なクライアントに対して、アプリケーションのビュー・レイヤーを構築できます。
ADF UIXについて知識のあるユーザーは、ADF UIXとADF Facesの間にアーキテクチャ面でいくつかの類似性があることに気付くはずです。実際、ADF Facesは、既存のADF UIXコードを大幅に発展させたものです。ADF UIX独自のAPI(UINode
、RenderingContext
など)は、JSF APIに置き換えられました。この変更では、大部分のコンポーネント名と属性名が、JSFネーミング規則により緊密に適合するように見直されました。ADF UIXは、JSF標準に準拠する高度化された一連の豊富なユーザー・インタフェース・コンポーネントをADF Facesに提供するために、JSFの特定の機能を利用して拡張されています。ただし、ADF Facesを使用するために、ADF UIXを理解する必要はありません。
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