JavaServer Faces(JSF)のリクエスト処理ライフサイクルとそこに明確に定義されたフェーズによって、イベント・リスナーへの通知時期とイベントの起動時期が決定されます。
JSFライフサイクル・フェーズの概要は、「JSFページのライフサイクルについて」を参照してください。
FacesEvent
クラスのgetPhaseId()
メソッドを使用すると、イベントを配信するリクエスト処理ライフサイクルの段階を指定できます。このメソッドでは、ライフサイクル識別子(phaseId
)が戻されます。識別子は、次のいずれかの値を含んだタイプフェースの列挙型です。
PhaseId.ANY_PHASE
PhaseId.APPLY_REQUEST_VALUES
PhaseId.PROCESS_VALIDATIONS
PhaseId.UPDATE_MODEL_VALUES
PhaseId.INVOKE_APPLICATION
PhaseId.RENDER_RESPONSE
PhaseId.RESTORE_VIEW
すべてのFacesListener
実装に、phaseId
を戻すgetPhaseId()
メソッドがあります。JSFリクエスト処理ライフサイクルでは、すべての登録済リスナーのgetPhaseId()
メソッドがコールされ、リスナーの実行時期が決定されます。たとえば、アクション・イベントは、リクエスト値の適用フェーズの最後またはアプリケーションの起動フェーズ時に起動できます。コマンド・コンポーネントの登録済リスナーのgetPhaseId()
メソッドによってPhaseId.APPLY_REQUEST_VALUES
が戻された場合、リスナーはリクエスト値の適用フェーズの後に実行されます。
イベントおよびimmediate属性について
イベント処理について
JSFでのイベントおよびイベント・リスナーの使用
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