Industrial Telnet Server(ITS)との関連において、デバイス構成はADF Mobileデバイス・リポジトリおよびappConfig.xml
という2つの部分に分けられます。デバイス・リポジトリには、デバイスに関する静的な情報、つまり、画面の高さおよび幅などインストールによって変化しないパラメータが含まれます。対照的に、appConfig.xml
には、管理者がインストール時に変更する可能性のある、キー・マッピングなどのデバイス情報が含まれます。
デバイス・リポジトリは、システム管理者が直接変更することはありません。これはデプロイされたITSディレクトリのルート(OC4Jの場合、<JDEV_HOME>/j2ee/home/applications/its
となります)に置かれています。現在、symbol-pdt6846およびsymbol-vrc6946という2つのTelnetデバイスがリポジトリに含まれています。
appConfig.xml
は、ITS.ear
のmeta-inf
ディレクトリに置かれており、デバイスの説明を保持するdevices
要素が含まれます。appConfig.xml
内の各デバイス説明には、物理キーとファンクション・キーとのマッピングなど、システム管理者が変更する可能性のあるいくつかのデバイス特性が含まれます。各デバイス説明は、独立したdevice
要素内に存在し、この要素にはrefDevice
およびname
が含まれます。refDevice
は、デバイス・リポジトリ内のデバイス名(symbol-pdt6846など)と一致する必要があり、さらにname
はappConfig.xml
内で一意である必要があります。
appConfig.xml
は、接続するデバイスを特定のデバイス説明に自動的にマッピングするために、次の2つのメカニズムを提供しています。
name
属性の存在です。ターミナル・タイプがdevice要素内の名前と完全一致するように、接続するデバイスが構成されている場合、そのデバイス説明が使用されます。
appConfig.xml
内のdeviceIPAddress
要素が検証されます。
前述のどちらも失敗し、複数のデバイス説明がある場合、ユーザーにはデバイス選択画面が表示されます。この画面では、各デバイス説明のname
(hide
属性がtrue
に設定されていない場合)がユーザーに表示されます。ユーザーは使用するデバイス説明を選択できます。
appConfig.xml
には、これらの構成オプションを説明する詳細なコメントがあります。
Telnetアプリケーションの詳細
デバイスの機能へのアクセス
ADF FacesおよびJDeveloperを使用したTelnetデバイス用モバイル・ブラウザ・アプリケーションの構築
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