コミット後のイベントのセットアップ

Oracle ADFアプリケーションからコミット操作をリクエストすると、コミット・サイクルと呼ばれる一連のイベントが開始されます。コミット・サイクルでは、Oracle ADF Business ComponentsによってCOMMITコマンドがデータベースに送られた直後に、afterCommit()がすべてのビュー・オブジェクト・インスタンスおよび変更済のエンティティ・オブジェクト・インスタンスに対してコールされます。これらのインスタンスに対してafterCommit()をオーバーライドして、各イベントがトランザクションのコミット前に起動されるようにセットアップできます。コミット・サイクルの詳細は、関連項目のトピックを参照してください。

コミット前のイベントをセットアップするには、次のようにします。

  1. 次のいずれかの手順で、ビュー・オブジェクト・クラスまたはエンティティ・オブジェクト・クラスを編集します
  2. そのクラスのインポート・ブロックで、確実にクラスoracle.jbo.server.TransactionEventをインポートします。

    import oracle.jbo.server.TransactionEvent;

  3. そのクラスに、TransactionEventパラメータを受け取るafterCommit()メソッドを追加します。そのパラメータがメソッドの終わりのsuper.afterCommit()に渡されることを確認してください。
    public void afterCommit(TransactionEvent e)
    {
      /* Add post-commit events here */
      super.afterCommit(e);
    }        

コミット・サイクルのカスタマイズ
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コミット前のイベントのセットアップ
トランザクションのコミット
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