概要

タグ名: <cust:showDetailFrame>
UIコンポーネント・クラス: oracle.adf.view.faces.component.customizable.ShowDetailFrame
コンポーネント名: oracle.adf.cust.ShowDetailFrame

このタグを使用して、子コンポーネントの周りの枠線やクロムをレンダリングできるコンポーネントであるshowDetailFrameを含めることによって、子コンポーネントの表示をカスタマイズするためのUIコントロールが提供されます。このコンポーネントのヘッダーで使用できるオプションを使用することで、コンテンツを最大化および最小化できます。さらに、自身のUIコントロールを追加することによりヘッダーのメニューをカスタマイズできます。showDetailFrameヘッダーのドロップダウン・リストとして使用できるオプションのリストにより、子コンポーネントの表示を制御できます。showDetailFrameタグのファセットを使用して、UIコントロールを追加し表示をさらにカスタマイズできます。

panelCustomizableコンポーネント内にshowDetailFrameコンポーネントを置くと、表示の最大化および最小化に加えて、子コンポーネントを上下左右に移動できます。

:

............................
  <cust: showDetailFrame text="Frame With Image"/>
     <af:objectImage source="/sdf/images/graph1.gif"/>
  </cust:showDetailFrame>
............................

一般属性は、次のとおりです。

属性 説明
Background

light/medium/dark

デフォルト: light

スキンCSSと連動して使用することで、このshowDetailFrameインスタンスに対して様々なルック・アンド・フィールが適用できます。

DisplayHeader true/false

デフォルト: true

showDetailFrameのヘッダーを表示するかどうかを示します。ヘッダー表示はisSeededInteractionAvailable属性の影響も受けます。isSeededInteractionAvailableのデフォルト値がtrueであるため、ヘッダーが表示されます。

注意: コンポーネントのいくつかのアクションを公開し、それらのアクションを表示できる場合は、この属性がfalseに設定されている場合でも、マウスをコンポーネント領域に移動したときにツールバーが表示されます。

ExpansionMode

maximized/minimized/normal

デフォルト: normal

showDetailFrameのデフォルトの状態です。

「最小化」モードでは、ヘッダーのみが表示されます。

「最大化」モードでは、コンポーネントは(階層の最上部にある)ルート親に割り当てられた全領域を占有します。ルート親にはshowDetailFrameまたはpanelCustomizableコンポーネントを指定できます。

Icon

イメージのURIを入力します。たとえば、次のとおりです。

icon="coffee.png"

この例で示されているURIはドキュメント・ルートに格納されます。このため、フル・パスは必要ありません。ドキュメント・ルートに格納されていないイメージの場合、フルパスが必要です。たとえば、次のとおりです。

icon="c:¥portal¥images¥box_b.gif"

または

icon="http://source-pc/images/accessability.gif"

アイコンをshowDetailFrameコンポーネントのヘッダーに追加する場合、アイコンのイメージが保存されているパスを指定します。
ID

showDetailFrameの一意の識別子として使用するテキスト文字列を入力します。たとえば、次のとおりです。

id="weather"

ページのコンポーネントに対する一意の識別子です。
Text

showDetailFrameのヘッダー・タイトルとして使用するテキスト文字列を入力します。たとえば、次のとおりです。

text="Forecast for the Day"

showDetailFrameのタイトルです。
AttributeChangeListener メソッド・リファレンスのタイプjavax.faces.el.MethodBindingを指定します。

属性変更リスナーへのメソッド・リファレンスです。

属性値を変更すると、イベントが起動します。

DisclosureListener メソッド・リファレンスのタイプjavax.faces.el.MethodBindingを指定します。

リスナーを開示するメソッド・リファレンスです。

開示状態を変更すると、開示イベントが起動します。

ShortDesc テキスト文字列を入力します。 このコンポーネントの簡単な説明です。

コア属性は、次のとおりです。

属性 説明
ContentInlineStyle CSSスタイルの名前です。

showDetailFrameコンテンツ領域に適用するCSSスタイルです。CSSのバージョン2.0以降に準拠したスタイルを手動で入力します。

InlineStyle CSSスタイルの名前です。

すべてのshowDetailFrameに適用されるCSSスタイルです。CSSのバージョン2.0以降に準拠したスタイルを手動で入力するか、このノードを開いてスタイル要素を指定します。

Rendered true/false

デフォルト: true

コンポーネントをレンダリングするかどうかを指定します。

StyleClass CSSスタイル・クラスの名前です。

このコンポーネントに対するCSSスタイル・クラスです。

アクション属性は、次のとおりです。

属性 説明
IsEditable true/false

デフォルト: false

子コンポーネントを編集するために、メニューに「編集」コマンドをレンダリングするかどうかを指定します。

注意: trueを指定する場合は、対応するeditActionファセットも指定する必要があります。

IsHelpAvailable true/false

デフォルト: false

子コンポーネントのヘルプにアクセスするために、「ヘルプ」コマンドをメニューにレンダリングするかどうかを指定します。

注意: trueを指定する場合は、対応するhelpActionファセットも指定する必要があります。

IsMaximizable true/false

デフォルト: true

panelCustomizableコンポーネント内に置かれたshowDetailFrameコンポーネントでは、子コンポーネントが表示用にすべてのpanelCustomizable領域を使用できるようにするために、showDetailFrameの「アクション」メニューで「最大化」コマンドをレンダリングします。

IsMinimizable true/false

デフォルト: true

showDetailFrameを縮小したり、元のサイズに戻すshowDetailFrameヘッダーの「最小化」アイコンをレンダリングします。

IsMovable true/false

デフォルト: true

panelCustomizableコンポーネント内に置かれたshowDetailFrameコンポーネントでは、showDetailFrameの「アクション」メニューで「移動」コマンドをレンダリングします。

IsSeededInteractionAvailable true/false

デフォルト: true

showDetailFrameでシード済相互作用である「最大化」、「最小化」および「移動」をユーザーに表示できるようにします。

注意: 各シード済相互作用の表示は、その属性設定によって制御されます。

これらの属性を設定すると使用できる「バインド」オプションにより、showDetailFrameインスタンスをマネージドBeanプロパティにバインドできます。