このトピックでは、IBM DB2 Universal Database for Windows NT 7.2に対するOracle ADF Business Componentsプロジェクトを作成する手順を説明します。データベース実装および従う必要のある制限事項の違いに注意してください。「Oracle9i LiteおよびOracle以外のデータソース用にOracle ADF Business Componentsを開発する場合の制限事項」を参照してください。
このトピックの説明は、次の手順で構成されています。
ここでの手順を実行するには、次のものが必要です。
<jdev install>¥BC4J¥samples¥sql¥createdeptemp_db2.sql
DB2用のデータベース、セキュリティおよびユーザー・モデルは、Oracleモデルとは異なります。次の手順に従い、JDeveloperからDB2への接続を開始します。これにより、ORDENTというデータベースと、パスワードがdb2admin
のdb2admin
というユーザーおよびログインが作成されます(DB2に別のadminログインとパスワードを使用している場合は、それが使用されます)。
ORDENT
というデータベースを作成します。
¥BC4J¥samples¥sql¥createdeptemp_db2.sql
で検索します。
connect to ordent user scott using tiger
から、選択したユーザー名とパスワードの値に変更します。たとえば、次のように変更します。connect to ordent user db2admin using db2admin
db2 -f createdeptemp_db2.sql
JDeveloper IDEを接続用に準備するには、jdev.confファイルを編集する必要があります。この手順では、JDeveloperをシャットダウンする必要があります。シャットダウンする前に、ここに記載された手順を印刷しておくと便利です。
サード・パーティ接続用にJDeveloper IDEを準備するには、次のようにします。
<jdev_install>/jdev/bin/jdev.conf
を開きます。AddJavaLibFileとAddJavaLibPathに多数のエントリが表示されます。lib
ディレクトリの場所を指定する新しいAddJavaLibFile
エントリを作成します。デフォルトの場所を選択すると、エントリは次のようになります。AddJavaLibFile C:/Program Files/SQLLIB/java/db2java.zip
AddNativeCodePath C:/Program Files/SQLLIB/bin
<jdev_install>/jdev/bin
ディレクトリに移動します。
jdev -verbose
を入力します。
これで、JDeveloperがサード・パーティ接続を処理できるように設定されました。次は、今後のプロジェクトで適切なライブラリがデフォルトで組み込まれるように指定する必要があります。
新規のデータベース接続を作成するには、接続ウィザードを使用します。
新規接続を作成するには、次のようにします。
db2conn
を入力し、「接続タイプ」ドロップダウン・リストで「サード・パーティ製JDBCドライバ」を選択します。「次へ」をクリックします。
COM.ibm.db2.jdbc.app.DB2Driver
jdbc:db2:ORDENT
ORDENT
)はクライアント接続の別名です。エラー・メッセージ | 考えられる原因 |
---|---|
"Unable to find driver" | Javaクラス名のスペルの誤り |
"Error establishing socket" | マシン名のスペルの誤り |
"No suitable driver can be found" | URLの形式の誤り |
"Login failed" | パスワードの誤り |
Oracleデータベースを使用するビジネス・コンポーネント・プロジェクトを作成したことがある場合は、次の手順を理解しているはずです。違いは、SQLスタイルにDB2を、型マップにJavaを選択することです。また、このプロジェクトで適切なライブラリを使用することも指定します。
C:¥Program Files¥SQLLIB¥java¥db2java.zip
ビジネス・ロジック層を即座にテストするには、Business Component Browser(Business Component Tester)を使用します。
Business Component Browserでビジネス・ロジック層をテストするには、次のようにします。
プロジェクトのローカルでのテストが正常に終了したら、OC4Jへデプロイできます。ただし、まずOC4Jを外部データソースとともに使用するよう構成する必要があります。
OC4Jを外部データソースとともに使用するよう構成するには、次のようにします。
<OracleHome>
/j2ee/home/config/
のapplication.xml
ファイルを編集します。
Program Files/SQLLIB/java/db2java.zip
とProgram Files/SQLLIB/bin
を指す<library>
タグを追加します。
固定パス名を使用する場合は、システム固有のスラッシュの向きを使用する必要があります。たとえばWindowsでは、円記号を使用します。
<library path="C:¥Program Files¥SQLLIB¥java¥db2java.zip"/>
<library path="C:¥Program Files¥SQLLIB¥bin"/>
また、JDeveloperとDB2が同じローカル・ドライブ上にある場合は、相対パスを使用できます(この場合はスラッシュを使用)。次に例を示します。
<library path="../../../../Program Files/SQLLIB/java/db2java.zip"/>
<library path="../../../../Program Files/SQLLIB/bin"/>
これらの値が正しく設定されていないと、OC4JコンソールでDB2エントリに関するエラーが発生します。
data-sources.xml
というファイルが、デプロイしたEARファイルに自動的に追加されます。OC4Jのdata-sources.xmlファイルは、デフォルトでは使用されません。これをオーバーライドするには、アプリケーション・モジュール・プロパティを編集し、代替データソースを指すようにする必要があります。自動生成されたdata-sources.xmlファイルに含まれていない名前を選択してください。data-sources.xmlファイルは通常、次のようになります。<data-source class="com.evermind.sql.DriverManagerDataSource" name="IBMDB2DS" location="jdbc/IBMDB2CoreDS" xa-location="jdbc/xa/IBMDB2XADS" ejb-location="jdbc/IBMDB2DS" connection-driver="COM.ibm.db2.jdbc.app.DB2Driver" username="scott" password="tiger" url="jdbc:db2:ORDENT" inactivity-timeout="30" /
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