ADFバインディングを既存のUIコンポーネントに追加

データ・コントロール・パレットを使用すると、バインドされたコンポーネントを1回のドラッグ・アンド・ドロップ操作で設計および作成できますが、場合によっては先にUIを作成してからバインディングを追加することもあります。たとえば、UI設計者を含む開発チームでは、設計者が従来の方法で基本ページを作成してから、開発者がADFデータ・コントロールのバインディングなどのページ機能を後から追加できます。

ADFバインディングを追加するには、ページ内の各コンポーネントに対してADFバインディング式を手動で入力するか、データ・コントロール・パレットから「構造」ウィンドウのUIコンポーネントにバインディングをドロップします。データ・コントロール・パレットを使用する主な利点は、必要なADFオブジェクトがすべて自動的に作成できることです。

データ・コントロール・パレットを使用して、ADFバインディングを既存のUIコンポーネントに追加するには、次のようにします。

  1. データ・バインドするUIコンポーネントが含まれるビュー・ドキュメントをビジュアル・エディタで開きます。

  2. ADFバインディングを追加するUIコンポーネントを選択して、その項目が「構造」ウィンドウで正しく選択されているかを確認します。

    注意: 「構造」ウィンドウが開いていない場合は、「表示」次を選択「構造」を選択し、開くファイルの「構造」ウィンドウを表示します。

  3. データ・コントロール・パレットから、「構造」ウィンドウのコンポーネントまで目的のデータ・コントロールをドラッグします。

  4. 「構造」ウィンドウの「ポップアップ・メニュー」で、「既存の<コンポーネント名>のバインド」を選択します。

    注意: データ・コントロール・ノードが「構造」ウィンドウの適切なタグにドロップされていない場合、このオプションはポップアップ・メニューには表示されません。

JSPページを作成した場合、この時点でJSTLコードとバインディング式を作成し、Webページでバインディングの作業を行えます。

JSF JSPページを作成した場合、この時点でバインディング式を作成し、Facesコンポーネントのmodelプロパティで、バインディングの作業を行えます。


Oracle ADFのバインディングについて
ADFバインディングの使用

バインディング式を使用したJSP要素のADFデータ・コントロールへのバインディング
JSPページでのADFイテレータ・バインディング参照の編集

バインディング式を使用したJSFコンポーネントのADFデータ・コントロールへのバインディング