ビジネス・コンポーネント属性のJSPコントロール・タイプの設定

ADF対応Webページまたはビジネス・オブジェクト用ADF Swingパネルを作成した場合、単一行テキスト編集フィールドではなくテキスト領域フィールドに属性値が表示されることがあります。個々の属性のコントロール・タイプを設定することで、使用するコントロール・タイプを管理できます。

注意: テキスト編集からテキスト領域コントロールへの切替えのしきい値は30です。属性が30バイトを超える長さまたは精度を持つデータ型(たとえば整数の場合など)にマップされると、Webページはテキスト領域コントロールに値を表示します。

属性のデータ型に指定されている精度を表示するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、コントロール・ヒントを設定する属性を含んだデータ・コントロールの構造定義ファイル(servicetypename.xml形式の名前が付いたファイル)を選択します。

  2. 構造ウィンドウがまだ表示されていない場合は、「表示」 次を選択 「構造ウィンドウ」を選択し、属性のリストを表示します。

  3. 構造ウィンドウで、精度を表示する属性を選択します。

  4. プロパティ・インスペクタで、精度のプロパティをスクロールし、この属性の値セットを表示します。

精度設定を表示するには、構造定義ファイル内のXMLを直接参照する方法もあります。

たとえば、タイプoracle.jbo.domain.Numberにマップされている、ADF Business Componentsの次のStatus属性のXML定義は、デフォルト精度が38であることを示しています。この精度はしきい値の30を超えているため、ビジネス・コンポーネントJSPはデフォルトでテキスト領域コントロールを使用してStatus値をレンダリングします。

<Attribute 
      Name="Status" 
      Precision="38" 
      Scale="0" 
      Type="oracle.jbo.domain.Number" 
      ColumnName="STATUS" 
      ColumnType="NUMBER" 
      SQLType="NUMERIC" 
      TableName="CHECKIN_APP" > 
      <DesignTime> 
        <Attr Name="_DisplaySize" Value="0" /> 
      </DesignTime> 
 </Attribute>     

属性の表示コントロール・タイプをテキスト編集フィールドに設定するには、次のようにします。

  1. 属性に対して「属性の作成」ウィザードを開き、「コントロール・ヒント」を選択します

  2. コントロール・ヒント・ページの「コントロール・タイプ」「Edit」を選択します。

  3. エンティティ・オブジェクトのXML定義で属性に対して取得した精度を使用するよう「表示幅」を編集します。(前述の例に基づいて、Status属性値をテキスト編集として表示するには、38と入力します。)

  4. 「表示の高さ」に対して値1を入力します。値1は、Webページにおける単一行テキスト編集の使用を固定します。

  5. 「OK」をクリックし、属性を新しいコントロール・タイプで保存します。


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