参照: ADF DesktopとADFTの相違点

このトピックでは、TelnetでのADFコア(af)タグおよびインダストリアル(afi)タグのサポートについて説明しています。すべてのafおよびafiタグ、属性、ファセットをリストして、次の項目を示します。

注意: サポートされないタグ、ファセットおよび属性の動作は未定義です。したがって、クロス・プラットフォーム開発を行うときは、エージェント・タイプがTelnetの場合にこれらのサポートされない項目が含まれないようにすることが重要です。つまり、エージェント・タイプがTELNETの場合は、サポートされないコンポーネントがレンダリングされず、サポートされない属性の値が空になるようにしてください。

タグ

このセクションでは、すべてのafおよびafiタグをリストし、サポートされるタグのファセットまたは属性、あるいはその両方について説明しています。一部のファセットおよび属性では、ADFインダストリアル・タグとADFコア・タグが同様にサポートされます。それらについてはここでは説明していません。

  1. af:attribute

    コンポーネントの属性値を割り当てるための、オプションの方法です。

    次のファセットおよび属性がサポートされます。

  2. af:chooseColor

    サポート対象外

  3. af:chooseDate

    サポート対象外

  4. af:column

    表の子として使用され、表の1列を表します。特定のデータ列をスタンプ・アウトし、列ヘッダーを指定します。

    ファセット/属性 説明/注意
    header (f) 列ヘッダー。Telnetでは、これに1つのみまたは複数のaf:outputTextタグを含めることができます。この値は自動的に切り捨てられないため、一般に、必要に応じて列ヘッダーの幅を列データよりあまり広くしないことをお薦めします。
    footer (f) サポート対象外
    attributeChangeListener ADFコアと同じ
    bandingShade サポート対象外
    formatType サポート対象外
    gridVisible サポート対象外
    headerNoWrap サポート対象外
    noWrap サポート対象外
    partialTriggers サポート対象外
    rowHeader サポート対象外
    separateRows サポート対象外
    sortProperty サポート対象外
    sortable サポート対象外
    width サポート対象外
  5. af:commandButton

    アクティブにできるボタンをユーザーに表示する場合に使用されます。

    ファセット/属性 説明/注意
    accessKey デバイス固有のキーと組み合せて押すと、このaf:commandButtonがアクティブになる文字。accessKeyがボタン・テキストに表示される場合は、その最初のインスタンスが強調表示されます。ここでは大/小文字は区別されません。
    action ADFコアと同じ
    actionListener ADFコアと同じ
    attributeChangeListener ADFコアと同じ
    disabled ボタンは無効になっていても表示されますが、ユーザーはそのボタンをアクティブにすることも、そのボタンにフォーカスを移動することもできません。
    immediate ADFコアと同じ
    launchListener ADFコアと同じ
    partialSubmit サポート対象外
    partialTriggers サポート対象外
    returnListener ダイアログ・フレームワークによって使用されます。
    text ボタンに表示されるテキスト。このテキストは、使用可能な幅に対して長すぎる場合、切り捨てられることがあります。
    textAndAccessKey

    アンパサンド表記法を使用して、テキストおよびアクセス・キーを設定します(例: この属性をte&xtに設定すると、テキストがtextに設定され、accessKeyxに設定されます)。

    windowHeight サポート対象外
    windowWidth サポート対象外
  6. af:commandLink

    アクティブにできるボタンをユーザーに表示する場合に使用されます。

    ファセット/属性 説明/注意
    accessKey デバイス固有のキーと組み合せて押すと、このaf:commandButtonがアクティブになる文字。accessKeyがボタン・テキストに表示される場合は、その最初のインスタンスが強調表示されます。ここでは大/小文字は区別されません。
    action ADFコアと同じ
    actionListener ADFコアと同じ
    attributeChangeListener ADFコアと同じ
    disabled ボタンは無効になっていても表示されますが、ユーザーはそのボタンをアクティブにすることも、そのボタンにフォーカスを移動することもできません。
    immediate ADFコアと同じ
    launchListener ADFコアと同じ
    partialSubmit サポート対象外
    partialTriggers サポート対象外
    returnListener ダイアログ・フレームワークによって使用されます。
    text ボタンに表示されるテキスト。このテキストは、使用可能な幅に対して長すぎる場合、切り捨てられることがあります。
    textAndAccessKey アンパサンド表記法を使用して、テキストおよびアクセス・キーを設定します(例: この属性をte&xtに設定すると、テキストがtextに設定され、accessKeyxに設定されます)。
    windowHeight サポート対象外
    windowWidth サポート対象外
  7. af:commandMenuItem

    メニューで、メニュー・オプションを示す場合に使用されます。ユーザーがこれをアクティブにするとActionEventがキューに入るという点で、af:commandButtonと同様に動作します。

    ファセット/属性 説明/注意
    accessKey サポート対象外
    action ADFコアと同じ
    actionListener ADFコアと同じ
    attributeChangeListener ADFコアと同じ
    disabled メニュー項目は、無効になっていてもメニューが表示されていれば表示されますが、ユーザーはそのメニュー項目をアクティブにすることも、そのメニュー項目にフォーカスを移動することもできません。
    immediate ADFコアと同じ
    launchListener ADFコアと同じ
    partialTriggers サポート対象外
    returnListener

    ダイアログ・フレームワークによって使用されます。

    selected

    メニュー項目が現在選択されているかどうかを判別します。メニューのコンテキストでは一般に、そのメニュー項目が現在のページを表すかどうかが示されます。

    text

    ボタンに表示されるテキスト。このテキストは、使用可能な幅に対して長すぎる場合、切り捨てられることがあります。

    textAndAccessKey

    アンパサンド表記法を使用して、テキストおよびアクセス・キーを設定します(例: この属性をte&xtに設定すると、テキストがtextに設定され、accessKeyxに設定されます)。 af:commandMenuItemではaccessKeyがサポートされないため、この場合はテキストのみが設定されます。

    windowHeight サポート対象外
    windowWidth サポート対象外
  8. af:convertColor

    文字列をjava.awt.Colorオブジェクトに、およびそのオブジェクトから変換します。

    次のファセットおよび属性がサポートされます。

  9. af:convertDateTime

    文字列をjava.util.Dateオブジェクトに、およびそのオブジェクトから変換します。

    次のファセットおよび属性がサポートされます。

  10. af:convertNumber

    文字列を数字に、および数字から変換します。

    次のファセットおよび属性がサポートされます。

  11. af:document

    他のコンポーネントが添付されるルートADFコンポーネントとみなすことができます。

    ファセット/属性 説明/注意
    metaContainer (f) サポート対象外
    attributeChangeListener ADFコアと同じ
    initialFocusId initialFocusIdは、フォーカスを設定するフィールドのIDです。この値は、リクエストの処理が完了したときフォーカスを特定のコンポーネントに移動するリクエストの処理中に変更される場合があります(これは現在のところTelnet固有の機能です)。Telnetでは、各リクエストの開始時におけるこの属性の値(または、この属性が値にバインドされている場合はバインド値)を、アプリケーションで現在どのフィールドにフォーカスがあるかを判別するために使用しない方がよいことは明らかです。この属性が空の場合、デフォルトのフォーカス設定は次の方法で行われます。最初のリクエストで、ページ上のフォーカス設定可能コンポーネントにフォーカスが設定されます。後続のリクエストでは、ユーザーがリクエストした方向の、次のフォーカス設定可能コンポーネントにフォーカスが移動します。無効としてマークされたフィールドがある場合は、ページ上の無効としてマークされた最初のフィールドにフォーカスが移動します。
    title

    ドキュメントのタイトル。このタイトルは画面の最上部に表示されますが、これに含まれるaf:pageまたはaf:panelPageでタイトルが設定されている場合を除きます。その場合は、そこで指定されたタイトルが使用されます。

  12. af:forEach

    データ・セットを使用する一連のコンポーネントにスタンプを付ける場合に使用されます。

    次のファセットおよび属性がサポートされます。

  13. af:goButton

    サポート対象外

  14. af:goLink

    サポート対象外

  15. af:importScript

    サポート対象外

  16. af:inputFile

    サポート対象外

  17. af:inputHidden

    表示されていないページに値を追加する場合に使用されます。Telnetでサポートされますが、データ送信がTelnetサーバーを使用して行われるため、その使用は制限されます。

    次のファセットおよび属性がサポートされます。

  18. af:inputText

    入力テキストを収集するフォーム・コントロール。

    ファセット/属性 説明/注意
    accessKey デバイス固有のキーと組み合せて押すと、このコンポーネントにフォーカスが移動する文字。accessKeyがラベル内に表示される場合は、その最初のインスタンスが強調表示されます。ここでは大/小文字は区別されません。
    attributeChangeListener

    ADFコアと同じ

    autoSubmited サポート対象外
    columns 表示する列数に関するヒント。Telnetでは、表示される列数は表示される文字の数と同義です(デバイスでは固定幅フォントが使用されるため)。maximumLengthが定義されていて、これより小さい場合は、maximumLengthが使用されます。必要に応じて、表示される列数がこれより少なくなることもあります。列サイズが値の長さより小さい場合にテキストのどの部分を表示するかは、text-alignスタイルを使用して決定されます(leftおよびcenterの場合は値の最初の部分が表示され、rightの場合は値の最後の部分が表示されます)。
    disabled

    コンポーネントは無効になっていても表示されますが、ユーザーはそのコンポーネントをアクティブにすることも、そのコンポーネントにフォーカスを移動することもできません。

    immediate ADFコアと同じ
    label

    フィールドのテキスト・ラベル。この値は一般に値領域と同じ行に表示されます。必要に応じて値が切り捨てられる場合があります。

    labelAndAccessKey

    アンパサンド表記法を使用して、ラベルおよびアクセス・キーを設定します(例: この属性をte&xtに設定すると、ラベルがtextに設定され、accessKeyxに設定されます)。

    maximumLength

    このフィールドに入力できる値の最大長に関するヒント。Telnetでは、ユーザーはこれより長い値を入力できません。値領域の表示サイズは、columnsが設定されていてこれより小さい値でなければ、可能なかぎりこの値に設定されます。

    partialTriggers

    サポート対象外

    readOnly

    Trueの場合、値が表示されますが、ユーザーはそれを編集できません。Telnetでは、そのフィールドにフォーカスを移動することは可能であり(ユーザーが値を水平にスクロールできます)、これがdisabledとの相違点です。

    required

    Trueの場合、フォーカスがこのフィールドに移動すると、ユーザーは空以外の値を入力しないかぎりこのフィールドから離れることができません。

    requiredMessageDetail サポート対象外
    rows サポート対象外
    secret

    Trueの場合、ユーザーがテキストを入力したときアスタリスク(*)のみが繰り返されます。

    simple サポート対象外
    validator ADFコアと同じ
    valign サポート対象外
    valueChangeListener ADFコアと同じ
    wrap サポート対象外
    messageDescUrl サポート対象外
    messageTargetFrame サポート対象外
    showRequired サポート対象外
    tip サポート対象外
    value ADFコアと同じ
  19. af:menuBar

    menuBarには、メニュー階層の特定のレベルを表すaf:commandMenuItemが保持されます。これは一般にaf:panelPagemenu2ファセットとして使用されます。

    ファセット/属性 説明/注意
    nodeStamp (f) サポート対象外
    attributeChangeListener ADFコアと同じ
    partialTriggers サポート対象外
    startDepth サポート対象外
    value サポート対象外
    var サポート対象外
  20. af:menuButtons

    サポート対象外

  21. af:menuChoice

    サポート対象外

  22. af:menuList

    af:menuListには、メニュー階層の特定のレベルを表すaf:commandMenuItemが保持されます。これは一般にaf:panelPagemenu3ファセットとして使用されます。

ファセット/属性 説明/注意
nodeStamp (f) サポート対象外
attributeChangeListener ADFコアと同じ
listStyle サポート対象外
partialTriggers サポート対象外
startDepth サポート対象外
value サポート対象外
var サポート対象外

Telnetアプリケーションの詳細
参照: ADF Facesコンポーネント
ADF FacesおよびJDeveloperによるTelnetデバイス向けモバイル・ブラウザ・アプリケーションの構築