メディア・コンテンツ(ビデオやオーディオ・クリップなど)を表示するには、ADF FacesのobjectMedia
コンポーネントを使用します。このobjectMedia
のsource
属性を設定して、メディア・リソースの位置を指定します。デフォルトでは、ADF Facesは、メディア・ソースのMIMEタイプを使用して、ユーザー・エージェントで使用する最良のメディア・プレーヤおよびデフォルトの内部プレーヤ・サイズを判断します。
特定のプレーヤとプレーヤ・サイズを使用する場合は、player
属性を設定し、objectMedia
のinnerWidth
およびinnerHeight
属性を設定します。
player
属性に対して選択できるのは、link、real(Real Player)、windows(Windows Media Player)およびquicktime(Apple Quick Time Palyer)です。ユーザー・エージェントに対して指定されたプレーヤが見つからない場合、またはリクエストされたプレーヤでメディア・リソースを再生できない場合は、linkプレーヤが使用されます。つまり、ADF Facesでは、メディア・リソースの表示方法を決定する際に、ユーザー・エージェントのリンクを使用して、エージェントのビルトイン・コンテンツ・タイプ・マッピングを起動します。
プレーヤとメディア・コンテンツのユーザー・エージェントに対してスペース(ピクセル単位)を指定する場合は、width
およびheight
属性も使用できますが、innerWidth
およびinnerHeight
属性を使用することをお薦めします。このinnerWidth
およびinnerHeight
属性は、メディア・リソース・コンテンツのサイズ(ピクセル単位)を指定します。height
とinnerHeight
の両方が設定されている場合は、height
が使用されます。innerHeight
が設定されていない場合は、再生するメディア・リソースのコンテンツ・タイプに基づいたデフォルトが使用されます。height
が設定されていない場合、ADF Facesでは、内側の高さが計算され、メディア・プレーヤのコントロール・ボタンの表示に必要な高さを付加してメディア・プレーヤの高さが決定されます。width
とinnerWidth
についても同様の制御が適用されます。
キオスク・タイプのアプリケーションでは、さらに次の属性も設定することをお薦めします。
controls
: メディア・プレーヤでユーザーが使用できる一連のコントロール・ボタン。none
(コントロールは表示されず、ポップアップ・メニューでもコントロールにアクセス不可)またはnonVisible
(コントロールは表示されませんが、ポップアップ・メニューでコントロールにアクセス可能)に設定します。
autostart
: メディア・リソースをロードして再生をただちに開始するかどうかを示すブール値。true
に設定します。
playCount
: メディア・リソースの再生回数。0
(ゼロ)に設定すると、メディア・リソースは無制限に再生され、ループします。
ADF Facesオブジェクト・コンポーネントについて
ADF Faces出力コンポーネントの概要
メディアおよびメディア・プレーヤの使用
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