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マスターJPanelのレイアウトを完了すると、パネルの設計ビューには、グリッド・セル内にUIコントロールが配置されて表示されます。エディタ・ウィンドウは次のようになります。

空の領域が表示されたマスター・パネル

マスター・フォームには、マスター・コレクション内の単一のデータ・オブジェクトが表示されるため、パネルには属性レベルのUIコントロールが含まれる必要があります。また、ユーザーがこれらのデータ・オブジェクトを移動すると同時に、その詳細をディテール・フォームで表示できるようにするためのナビゲーション・バーも必要です。

ユーザーがアプリケーションを実行すると、パネルによってADFバインディング・コンテキストが作成され、ページ定義ファイルからモデル・バインディング・オブジェクトが移入されます。パネルでは、各コンポーネントに適したADFバインディングを作成するcomponent.setModel()などのメソッド・コールを使用してバインディングが初期化されます。ナビゲーション・バーの場合は、次のようにADFイテレータ・バインディング・インスタンスが作成されます。

jUNavigationBar1.setModel(JUNavigationBar.createViewBinding(panelBinding, jUNavigationBar1, "DepartmentView1", null, "DepartmentView1Iterator"));

Oracle ADFアプリケーション内のイテレータ・バインディングによって、Oracle ADFデータ・コントロールによって定義された、参照先コレクションのデータ・オブジェクトを取得する問合せメソッドが起動されます。イテレータ・バインディングでは、そのコレクションの現行データ・オブジェクトの現在位置も管理されます。ナビゲーション・バーは、ユーザーがナビゲーション・バーの「次へ」、「前へ」、「先頭へ」および「最後へ」ボタンをクリックしたときに必ず現行データ・オブジェクトを更新するために、イテレータ・バインディングの現在位置管理機能に依存しています。