ADFバインディングがあるJSPページのイメージの操作

ビジネス・サービスのデータ・オブジェクトにイメージが含まれる場合、マルチパート・フォームを作成し、ADF対応のWebページでこれらのイメージにアクセスできます。ただし、データバインド入力フォームをページにドロップした後、イメージを表示するために、enctype="multipart/form-dataおよびファイル入力フィールド・コンポーネント・タイプを使用するようにフォームをカスタマイズする必要があります。

注意: モデル1スタイルのJSP(コントローラなし)を作成している場合、提供されているoracle.ord.im.OrdMultipartFilterサーブレット・フィルタを登録し、ファイルのアップロードを有効にする必要があります。このフィルタにより、リクエストが参照され、マルチパート・エンコーディング・タイプを処理するためにパラメータが正しく解析されます。

マルチパート・フォームでイメージを表示するためにWebページを編集するには、次のようにします。

  1. イメージ属性が含まれるデータ・コレクションを使用してデータバインドJSP入力フォームを作成します

  2. ユーザーがデータ・コレクションを参照できるようにフォームにナビゲーション・ボタンを追加します

  3. ビジュアル・エディタで、「ソース」タブをクリックし、JSPページのソース・コードを表示します。

  4. 次の例のように、マルチパート・エンコーディングを使用できるようフォーム・タグを編集します。

    マルチパート・エンコーディングがあるHTMLフォーム・タグの例

    <form method="POST" action="mypage.jsp" enctype="multipart/form-data">

    マルチパート・エンコーディングがあるStruts HTMLフォーム・タグの例

    <html:form action="/dataAction1.do" enctype="multipart/form-data" >

  5. イメージが含まれる表の行で、次の例のように、入力フィールド・タイプをtextからfileに変更します。

    HTML入力ファイル・フィールドの例

    <tr>
         <td><c:out value="${bindings.Image.label}"></td>
         <td><input type="file" name="${bindings.Image.path}"
                       value="${bindings.Image}"/></td>
    </tr>        

    Struts HTML入力ファイル・フィールドの例

    <tr> 
         <td><c:out value="${bindings.Image.label}"></td> 
         <td><html:file property="Image"></html:file>>/td> 
    </tr>        

StrutsベースのJSPを使用している場合、これでStrutsページ・フローからページを実行できます。

モデル1スタイルのページを使用している場合、アプリケーションのweb.xmlファイルにサーブレット・フィルタを登録し、イメージ・ファイルのアップロードを有効にする必要があります(次の説明を参照)。

モデル1スタイルのWebページに対してイメージ・ファイルのアップロードを有効にするには、次のようにします。

  1. デプロイメント・ディスクリプタ・エディタを表示するには、WEB-INFフォルダでweb.xmlを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

  2. 「Webアプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタ」ダイアログで、「フィルタ」ノードを選択し、「新規」をクリックし、次のパラメータを使用してフィルタを定義します。

    フィルタ名: OrdMultipartFilter

    フィルタ・クラス: oracle.ord.im.OrdMultipartFilter

  3. 「Webアプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタ」ダイアログで、「フィルタ・マッピング」ノードを選択し、「追加」をクリックし、次のパラメータを使用してマッピングを定義します。

    フィルタ名: OrdMultipartFilter

    URLパターン: /*


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