このページを使用して、データ・コントロールの基礎となるリポジトリ・タイプを選択し、リポジトリの接続設定を指定し、接続をテストします。
構成するリポジトリ・タイプを次の中から選択します。
Oracle Content DB(DB)は、Oracleデータベースのエンタープライズ・コンテンツを管理します。Oracle Content DBは、Oracle Filesの次世代に相当するコンテンツ・リポジトリです。
注意: Oracle Content DBアダプタ、またはWebサービス・クライアントを使用してOracle Content DBサーバーに接続するアプリケーションは、サーバーに対してトラステッド・アプリケーションとして認証できます。この場合、トラステッド・クライアント・アプリケーションによるユーザー資格証明の提供は不要です。サーバーはトラステッド・クライアント・アプリケーションを認証し、トラステッド・クライアント・アプリケーションではユーザーのアイデンティティがすでに検証されているとみなします。
Oracle Portalは、大規模なコンテンツ管理サービスを提供するエンタープライズ・ポータルを作成、デプロイおよび保守するための宣言的な環境です。
注意: Oracle Application Server Portalのリポジトリを使用するには、Portalのバージョンが最新のパッチを使用して最新の状態である必要があります。パッチの追加情報に関しては、製品のリリース・ノートを参照してください。
コンピュータのファイル・システムにあるコンテンツを使用します。ファイル・システム・アダプタは開発のためにサポートされています。
選択したリポジトリの構成パラメータの値を指定します。
これは、選択したリポジトリ・タイプに対するデフォルトの構成パラメータがリストされている読取り専用の列です。各タイプには一意の構成パラメータのセットがあります。
選択したリポジトリの構成パラメータの値を入力します。
注意: アダプタに接続するには、ユーザー名/パスワードとJAASという2つの方法があります。アダプタに接続するために、ユーザー名/パスワードまたはJAASのいずれかを使用しますが、同時に両方は使用しないでください。
この接続方法は、アプリケーションに対するセキュリティを有効にせずにページを開発およびテストする際に役立ちます。また、リポジトリに定義されている共通ユーザーを利用することで、別の方法では基礎となるリポジトリにアクセスできないユーザーにコンテンツを公開する際にも役に立ちます。
Oracle Portalアダプタでは、パブリック・ユーザーが想定されている場合はユーザー名/パスワードをNULLにできます。ユーザー名/パスワードに入力した値は、データベースのスキーマ名およびパスワードではなく、Portalのユーザー名およびパスワードとなります。Oracle Content DBアダプタでは、表示されるフィールドにこのページのユーザー名/パスワードを入力する必要があります。さらに、サーバーURLパラメータ(およびそれ以外)の値を入力する必要があります。ファイル・システムのアダプタでは、認証が必要ないため、ユーザー名/パスワードのフィールドはグレー表示されています。
Oracle Content DBおよびOracle Portal両方のアダプタで、「セキュリティにJAASを使用」チェック・ボックスにチェックすることでJAASを使用できます。
Oracle Content DBアダプタの場合にJAASを使用するには、Service to Service(S2S)セキュリティ(サーバー・バージョン10.1.2.x)またはWeb Service(WS)セキュリティ(サーバー・バージョン10.1.3.2以上)の2つの方法があります。「トラステッド認証方法」パラメータに指定した値によって、使用される方法が決まります。
ファイル・システム・アダプタの場合は、認証が必要ないため、「セキュリティにJAASを使用」チェック・ボックスはグレー表示になります。
パラメータの要件は、ユーザー名/パスワードによるリポジトリ接続(「セキュリティにJAASを使用」の選択を解除)の構成か、JAASリポジトリ接続(「セキュリティにJAASを使用」を選択)の構成かによって異なります。次の表に、リポジトリ・タイプと関連するデフォルトのパラメータ、および必要な値のタイプの説明を示します。
リポジトリ・タイプ | デフォルトのパラメータ | 値の説明 |
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Oracle Content DB | キーストア・パスワード |
キーストアを作成した場合に設定するキーストアのパスワード。 キーストアには、署名に使用される証明書および秘密鍵が格納されます。 このパラメータ値は、WS-Securityの場合にのみ関係します。 |
S2Sアプリケーションのパスワード |
サービス・ツー・サービスのパスワード。 パラメータ値は、S2Sの場合にのみ関係します。 |
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KeyStoreファイルの場所 |
キーストアの位置を示すパス。 相対パス(この場合はファイルがCLASSPATH内にあることが必要)またはファイル・システムのフルパスを指定できます。 このパラメータ値は、WS-Securityの場合にのみ関係します。 |
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サーバー公開鍵別名 |
サーバーの公開鍵。 このキーは、サーバーに送信されるメッセージの暗号化に使用されます。 このパラメータ値は、WS-Securityの場合にのみ関係します。 |
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サーバーURL |
コンテンツ・リポジトリをホスティングしているサーバーのURL。 このパラメータには常に値が必要です。リポジトリへの認証にユーザー名/パスワードの方法を使用する場合、すべてのOracle Content DBパラメータの中で、常に値を必要とするのはこのパラメータのみです。 |
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S2Sアプリケーション名 |
トラステッド・クライアント・アプリケーション名。 通常はLDAP識別名(DN)の形式で指定します。このパラメータ値はS2Sの場合にのみ関係します。 |
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秘密鍵のパスワード |
キーストアからキーを取得するために必要なクライアントの秘密鍵パスワード。 このパラメータ値は、WS-Securityの場合にのみ関係します。 |
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KeyStoreタイプ |
キーストアのタイプ。 たとえば、JKS(Java Key Store)またはPKCS#12(秘密鍵と証明書を格納する方式である公開鍵暗号方式)があります。Oracle Walletなどの他のフォーマットは、プロデューサがインストールされている場合はサポートされます。 このパラメータ値は、WS-Securityの場合にのみ関係します。 |
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トラステッド認証方法 |
リポジトリへのログインに使用される認証方法。
このパラメータは、JAASチェック・ボックスが選択されている場合に値が必要です。値は |
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秘密鍵の別名 |
キーストア内のクライアントの秘密鍵別名。 鍵は、サーバーへのメッセージの署名に使用されます。この秘密鍵に対応する公開鍵をサーバー・キーストアにインポートする必要があります。 このパラメータ値は、WS-Securityの場合にのみ関係します。 |
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サーバーのバージョン |
サーバーのバージョン。 このパラメータ値は、WS-Securityの場合にのみ関係します。 |
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Oracle Portal | 接続 |
Oracle Portalインスタンスへの接続文字列の名前。 既存の接続を選択し、「新規」をクリックして接続ウィザードを起動し、新しい接続を追加します。 |
ユーザー名 | 接続に対して用意されているユーザー名をリストする読取り専用フィールド。 | |
ドライバ | 接続に使用されるドライバをリストする読取り専用フィールド。 | |
接続文字列 | Oracle PortalインスタンスへのURL/接続文字列をリストする読取り専用フィールド。 | |
ファイルシステム | ベース・パス |
ファイル・システム・リポジトリへのディレクトリ・フルパス。 次に例を示します。
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コンテンツ・リポジトリにアクセスするために必要なユーザー名を入力します。コンテンツ・リポジトリのタイプとして「ファイル・システム」を選択した場合は、このフィールドはグレー表示されます。Oracle Portalの接続では、このフィールドを空白にすると、パブリック・ユーザーが想定されます。Oracle Content DBでは、ユーザー名/パスワードでの接続方法を使用する場合、必要なのはサーバーURLパラメータの値の入力のみです。
コンテンツ・リポジトリにアクセスするために必要なパスワードを入力します。コンテンツ・リポジトリのタイプとして「ファイル・システム」を選択した場合は、このフィールドはグレー表示されます。
このチェック・ボックスを選択して、リポジトリへの認証のためのユーザー名/パスワードによる方法のかわりにJava Authentication and Authorization Service(JAAS)を使用します。JAASにより、WebCenterアプリケーションへログオンしたユーザーのバックエンド・リポジトリへの認証情報の伝播が容易になります。Oracle Content DBおよびOracle PortalのアダプタではJAASがサポートされています。ファイル・システムではサポートされていません。
クリックすると、コンテンツ・リポジトリへの接続がテストされます。テストが成功すると、成功メッセージが表示されます。テストが成功しなかった場合は、エラー・メッセージが表示されます。
注意: コンテンツ・リポジトリのデータ・コントロールの詳細は、Oracle WebCenter Framework開発者ガイドのコンテンツの統合に関する章を参照してください。
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