Javaアプリケーションを開発する際に、パッケージ、クラス、インタフェース、メソッド、フィールド、パラメータまたは変数へのすべての参照および定義の名前を簡単に変更できます。必要に応じて、最初にプレビュー(置換する使用方法のリスト)を生成できます。プレビューを使用して、その他の使用方法の名前を変更する前に、選択した使用方法を調査、変更するかまたは除外します。
名前の変更操作の範囲は、プロジェクトの要素全体です。プロジェクト、クラス、インタフェースおよびメンバーの使用方法は、プロジェクト内のすべての場所で置換されます。パラメータおよび変数の名前は、定義の字句範囲でのみ変更されます。同じ名前を持つその他の要素は変更されません。
デフォルトでは、操作は、コメント(ただし、コード要素を指定するドキュメント・コメント・タグではない)および注釈を除いた、.java
ファイルに制限されます。あいまいではない使用方法が置換されます。完全修飾されている場合、またはimport
文に指定されている場合は、クラスおよびインタフェース名の使用方法は置換されます。
パッケージ、型およびメンバー要素の場合、操作はコメントまたはその他のファイルにまで拡張できます。操作をコメントにまで拡張する場合は、行コメント、コメント・アウトされたコード、ドキュメント・コメントの本体および注釈で置換が行われます。操作をその他のファイルにまで拡張する場合、「設定」ダイアログのファイル・タイプ・ページでテキスト・ファイルとして指定されているタイプのプロジェクト・ファイルでもテキスト置換が行われます。コメントおよびその他のファイルでの置換は、Javaコードでの置換よりもアグレッシブに行われます。
コード要素の名前を変更するには、次のようにします。
名前を変更する要素を選択します。
Javaソース・エディタで、名前を選択します。
または
ナビゲータまたは構造ペインで、名前を選択します。
コマンドを起動します。
メイン・メニューまたはポップアップ・メニューから、「リファクタ」「名前の変更」を選択します。
または
[Ctrl]と[Alt]を押しながら[R]を押します。
「名前の変更」ダイアログが開きます。
「変更後の名前」ボックスに、新しい名前を入力します。名前は有効で、まだ使用されていない必要があります。
テキスト置換の深さを設定します。
「コメント内を検索」を選択し、操作をコメント、ドキュメント・コメントの本体および注釈にまで拡張します。
(パッケージ、タイプおよびメンバー要素のみ)「非Javaファイルの検索」を選択し、操作をプロジェクトのテキスト・ファイルのその他のタイプにまで拡張します。
名前の変更操作をコミットする前に置換される使用方法をインスペクトする場合は、「プレビュー」を選択します。
「OK」をクリックします。「プレビュー」を選択した場合は、プレビュー・ログ・ウィンドウからの名前の変更操作を完了してください。「プレビュー」を選択しない場合、すべての使用方法が変更されます。
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