カスタム・スキンはシンプル・スキンを拡張したものです。カスタム・スキンを作成するには、「ADF Facesコンポーネントをスキニングするためのセレクタ」の説明に従って、シンプル・スタイルのセレクタをオーバーライドするスタイルシートでセレクタを宣言します。ここでは、セレクタを次の3つの部分に分類して示します。
セレクタの各部分は、スタイルを指定できるセレクタです。3種類のセレクタがあります。
af|body
はaf:body
コンポーネントを表します。この要素には、CSSのスタイル、プロパティおよびアイコンを設定できます。
af|column::cell-text
は、1つの列の単一のセルのテキストに対してスタイルとプロパティを提供します。
alias
擬似クラスを使用するセレクタ: 複数のコンポーネントまたはコンポーネントの複数の部分に対してスタイルを設定するセレクタに使用します。たとえば、.AFMenuBarItem:alias
セレクタは、すべてのaf:menuBar
項目で共有されるスキン・プロパティを定義します。この別名で定義されたプロパティはaf|menuBar::enabled
およびaf|menuBar::selected
スタイル・クラスに格納されます。したがって、.AFMenuBarItem:alias
スタイルを変更すると、af|menuBar::enabled
およびaf|menuBar::selected
セレクタに影響を与えることになります。独自の擬似クラスを作成し、他のセレクタに組み込むこともできます。
オーバーライドしないように選択したセレクタでは、シンプル・スキンに定義されているとおりのスタイルが継続して使用されます。手順については、「カスタム・スキンの作成」を参照してください。
スキン・スタイル・シートを作成した後は、有効なスキンとしてアプリケーションに登録し、スキンを使用するようにアプリケーションを構成する必要があります。コンポーネントに付属しているテキストの変更に使用するカスタム・リソース・バンドルを作成することもできます。
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