Oracle ADFオブジェクトの権限について

次の表は、ユーザーがJDeveloperを使用して認証権限を付与できる事前定義アクションを持つOracle ADFオブジェクトを示しています。セキュリティが使用可能な場合は、権限を明示的に付与する必要があるという点に注意してください。ただし、グローバル権限は付与できます。

オブジェクト 定義済アクション UIのコンポーネントへの影響
WebページまたはADF Swing Formのページ定義

grant - ページの権限を管理できます

ランタイム・カスタマイズが実行可能なページでは、アクセス・コントロールの設定を構成するリンクまたはボタンはすべて、この権限が付与されていないユーザーに対して使用不可になります。
customize - ページのサイト・カスタマイズの変更を許可します。  
personalize - ページのユーザーによるカスタマイズを許可します。 ランタイム・カスタマイズが実行可能なページでは、ページをパーソナライズ・モードに構成するリンクまたはボタンはすべて、この権限が付与されていないユーザーに対して使用不可になります。
view - ページを表示できます この権限が付与されていないユーザーには認可エラーが表示されます。
edit - ページの内容を編集できます 表示アクションに対する権限がユーザーに付与されているが、編集アクションに対する権限は付与されていない場合、入力テキスト・ボックスのデータはすべて読取り専用として表示されます。
イテレータ・データ・コントロール

read - 戻り行を読み取ることができます。

データのすべての行が戻されます。ただし、各属性バインディングに権限付与を設定すると、表示または更新可能なデータを制限できます。
update - 1行のデータを更新できます コミット操作が、データ・コントロール・パレットからのコマンド・ボタンとしてドロップされた場合、この権限が付与されていないユーザーに対してボタンは使用不可となります。行全体への更新を制限するかわりに、各属性を更新する機能を制限できます。
create - 新規行を作成できます。 作成操作が、データ・コントロール・パレットからのコマンド・ボタンとしてドロップされた場合、ボタンはこの権限が付与されていないユーザーに対して使用不可となります。
delete- 行を削除できます 削除操作が、データ・コントロール・パレットからのコマンド・ボタンとしてドロップされた場合、ボタンはこの権限が付与されていないユーザーに対して使用不可となります。
メソッド・バインディング invoke - メソッドを実行できます メソッドがコマンド・ボタンにバインドされている場合、この権限が付与されていないユーザーすべてに対して、そのボタンは使用不可となります。メソッドが暗黙的に起動される場合、この権限が付与されているユーザーに対してのみメソッドが実行されます。
属性バインディング

read - 属性値を読み取ることができます。

属性の値が表示されます。
update - 属性の値を更新できます この権限が付与されていないユーザーに対しては、入力テキスト・ボックスのデータはすべて読取り専用として表示されます。

関連項目

J2EEアプリケーションのセキュリティの開発
Oracle ADFアプリケーションでのセキュリティの実装