イテレータ・バインディング・エディタ
任意のコントロールで使用するイテレータ・バインディングを定義する際に使用します。イテレータ・バインディングによって、ユーザーは、バインドされたデータ・コレクション、メソッドの戻り値またはアクセッサ・メソッドの戻り値内の現在のデータ・オブジェクトの位置を管理できるようになります。これらのタイプごとに、一意のイテレータが作成されます。
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イテレータ・バインディングは、コレクションのデータ項目を反復します。
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メソッド・イテレータ・バインディングは、メソッドから戻された結果を反復します。メソッド・イテレータは、バインディング要素に定義されたmethodActionに常に関連付けられています。このmethodActionは、メソッドの起動方法とメソッドが期待するパラメータ(存在する場合)の詳細をカプセル化します。
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アクセッサ・イテレータ・バインディングは、アクセッサ・メソッドから戻されるディテール・コレクションを反復します。アクセッサ・イテレータは、常にマスター・イテレータ(メソッド・イテレータ)に関連付けられています。また、マスター(メソッド)・イテレータ内の現行オブジェクトに関連するディテール・オブジェクトを戻します。
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変数イテレータ・バインディングは、バインディング・コンテナ内で作成された変数を反復します。これらの変数はバインディング・コンテナに対してローカルであり、バインディング・コンテナ・オブジェクトが存在する間にのみ存在します。変数イテレータは構造ウィンドウから作成できますが、このエディタでは定義できないことに注意してください。
イテレータで操作する項目を選択します。
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イテレータID
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新しいイテレータ・バインディングのデフォルト名を受け入れるか、デフォルト名を編集します。たとえば、選択するデータ・コレクションの名前に基づいてイテレータIDを指定できます。わかりやすいIDを指定しておくと、UIコントロールの値バインディングを作成するときにイテレータを容易に選択できます。
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データ・コレクション
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イテレータを定義できるデータ・コレクション、メソッドの戻り値またはアクセッサ・メソッド(常にディテール・コレクションを戻すメソッド)を選択します。選択する項目は、作成するイテレータのタイプと一致する必要があります。リストはデータ・コントロール・パレットから取得されます。このパレットには、ADFデータ・コントロールにすでに登録しているすべてのビジネス・サービスが表示されます。
関連項目
Oracle ADFバインディングの概要は、次を参照してください。
Oracle ADFバインディングについて
バインディングをカスタマイズするには、次を参照してください。
ADFバインディングのプロパティのカスタマイズ
ADFイテレータ・バインディングのレンジ・サイズの設定
ADFバインディング・プロパティの使用
データ・コントロール・パレットに表示されるUIコントロールの詳細は、次のトピックを参照してください。
JSPページ内のADFデータ・バインド・コンポーネントについて
Oracle ADF SwingアプリケーションにおけるUIコンポーネントについて
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