データ・コントロール・パレットを使用して、メソッド呼出しの結果を表示できます。メソッドは、Oracle ADFデータ・コントロールを介してビジネス・サービスによって定義されます。データ・コントロール・パレットを使用すると、ビジュアル要素のレンジを使用して、メソッドの結果を表示できます。その結果は、そのメソッドの戻り型(戻り値の型)、および属性を含むコレクション(またはBean)をそのメソッドが返すかどうかによって異なります。
データ・コントロール・パレットは、ビジュアル要素のリストをフィルタリングする上で、コレクションの属性によって指定されたメタデータが存在することを前提としています。属性が存在していない場合、スカラー値またはコレクションを返すメソッドに関して、データ・コントロール・パレットは「結果を表示」または「読取り専用動的表」を表示します。
注意: データ・コントロール・パレットは、初めて開いたときには何も表示されないことがあります。モデル・プロジェクトからビジネス・サービスをパレットに移入するために必要なステップを完了してください。
メソッドの結果をWebページに挿入して動的な値を表示するには、次のようにします。
「表示」「データ・コントロール・パレット」を選択してパレットを開きます。
データ・コントロール・パレットの階層を開きます。
データ・コントロール・パレットでは、そのデータ・コントロールの「Operations」フォルダで、メソッドの次のような2種類の戻り値が表示されます。
返されるコレクションの型を定義する必要があります。
スカラーを返すメソッドの結果を表示する場合、そのメソッドを実行する手段をアプリケーション側で用意する必要があります。その手段を使用して、ADFアクション・バインディングを作成した後で、結果が表示できるようになります。詳細は、「ADFメソッド起動用のメソッド・パラメータの指定」を参照してください。
メソッド起動の結果を表示するには、ルート・レベルにある「Operations」フォルダを開き、メソッドの戻り値ノードを見つけ、ドロップダウン・リストから希望のビジュアル要素を選択します。
メソッドを起動するとスカラー値が戻される場合、ドロップダウン・リストには「結果を表示」が表示されることに注意してください。
メソッドを起動すると属性が定義されていないコレクションが戻される場合、ドロップダウン・リストで「読取り専用動的表」が表示されることに注意してください。
動的な表示コンポーネントをWebページに追加するには、データ・コントロール・パレットの上端から、ビジュアル・エディタで開いているWebページに選択項目をドラッグします。
アクションが実行するメソッドがパラメータを使用する場合、パラメータの値を指定します。
表示されるWebページ用のバインディング定義ファイルで、イテレータ・バインディング定義が作成されます。
データ・コントロール・パレットで表示される階層の詳細は、次のトピックを参照してください。
設計時にイテレータ・バインディングおよびアクション・バインディングのプロパティを設定できます。詳細は、次のトピックを参照してください。
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