データ・コントロール・パレットから挿入する次のUIコントロールで、ADFテーブル・バインディングを設定できます。
テーブル・バインディングにより、ユーザーは、属性名(列ヘッダー)と、データ・コレクションからの値で構成される表を表示できます。テーブル・バインディング・エディタを使用して、表示するデータ・コレクションおよび属性を選択します。また、表示する列幅およびテーブル・セル・エディタを含む、列属性の表示プロパティを指定できます。
注意: ADF Business Componentsプロジェクトでは、属性にコントロール・ヒントを設定することによって属性値を更新可能にできます。その場合、ユーザーは、変更可能な属性の値を表から直接編集できます。コントロール・ヒントのラベル・テキストを設定すると、各属性に対して列ヘッダーに表示されるラベルを変更できます。
テーブル・バインディングを設定するには、次のようにします。
データ・コントロール・パレットから、開いたフォームまたはパネルまで、表示するデータ・コレクションをドラッグします。
注意: データ・コントロール・パレットを使用してJTableコントロールをADF Swingパネルまたはフォームにドロップすると、最初は、表に選択されたコレクションのすべての属性(列)が表示されます。表の表示属性リストを変更する際、テーブル・バインディング・エディタを使用できますが、変更はすぐにビジュアル・エディタに反映されません。ビジュアル・エディタを表のバインディング情報(フォームまたはパネルのPageDef.xmlファイルに保存されている)と同期化するには、クラス・ファイルを再コンパイルするか、またはビジュアル・エディタで表のサイズを変更します。
テーブル・バインディング・エディタで、「属性バインディング」ページを表示して、表に表示する属性が含まれる「データ・コレクション」を選択します。
作成する表は、コレクションまたは構造化されたオブジェクトのスカラー属性に基づいている必要があります。たとえば、return()
メソッドの複雑なコレクション(配列を含む)を表としてドロップする場合、コレクションの属性はアクセッサにより定義されるため表示されません。一方、コレクションの個々のアクセッサは属性を定義するため、表としてドロップできます。
「使用可能な属性」リストで、表示する属性を選択し、それを「属性の表示」リストに追加します。「属性の表示」リストには、属性をいくつでも追加できます。
イテレータ・ドロップダウン・リストが、選択されたデータ・コレクションにアクセスするために、指定のイテレータをすでに表示している場合は、選択を変更しません。ドロップダウンが空の場合、「新規」をクリックしてイテレータを作成し、ドロップダウン・リストに表示します。
警告: ドロップダウン・リストでイテレータの選択内容を変更すると、以前選択していた属性が削除されます。イテレータの選択を変更する前に、選択されていた元の属性を記録しておく必要があります。必要に応じて「取消」を押し、元の属性選択を更新しないでバインディング・エディタを終了できます。
表の列を再編成する場合、「属性の表示」リストで属性を選択し、「選択項目を移動」矢印ボタンをクリックして、リスト内の属性を再配置します。
リストの最上部から最下部までの属性の位置により、表の左から右への列の位置が決まります。
「属性のプロパティ」を選択して、オプションとして列幅と使用するセル・エディタを変更できます。詳細は、次の手順を参照してください。
「OK」をクリックし、バインディング設定を保存します。
JDeveloperはjbInit()
メソッド内にsetModel()
メソッドを追加して、コントロール・バインディングを生成します。たとえば、データ・コントロール・パレットから表を挿入後、メタデータを指定するためにDataControlId
を参照するメソッドは次のようになります。
myTable.setModel((TableModel)panelBinding.bindUIControl("DataControlId", myTable));
新しいバインディング用のメタデータは、バインディング定義ファイル(PageDef.xml
)に表示されます。
表の列をカスタマイズするには、次のようにします。
テーブル・バインディング・エディタで「属性のプロパティ」ページを表示し、表で表示する属性名(列)のリストを表示します。
オプションとして、修正する列幅が含まれる属性に対応する「幅」フィールド内でダブルクリックします。デフォルトの幅は、ビジュアル・エディタで表示される表のサイズによって決まります。
注意: 列幅を指定するには、ビジネス・コンポーネント属性のレベルでコントロール・ヒントを設定する方法もあります。コントロール・ヒントの幅が指定される場合、その値はテーブル・バインディング・エディタの「属性のプロパティ」ページで表示されます。
[Return]キーを押して、フィールドに新しい幅を設定します。
オプションとして、設定するエディタを含む属性に対応する「エディタ」フィールド内をクリックします。デフォルトのエディタは単純なテキスト・フィールドです。
注意: ビジネス・コンポーネント属性のレベルでフォーマッタおよびフォーマット・コントロール・ヒントを設定することで、さらにフォーマット・マスクを指定できます。
目的のエディタをリストから選択し、省略記号ボタンを押して、バインディング・エディタを開きます。
ComboBoxおよびスピナー・エディタの場合は、ページ定義から既存のバインディングを選択できます。選択するバインディングは、テーブル・バインディング・エディタで表示される属性にバインドされる必要があります。
「OK」をクリックし、バインディング設定を保存します。
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