af:convertDateTime
は、f:convertDateTime
タグと同様に入力コンポーネントで使用し、パターンと日付スタイルに基づいて、文字列とJavaの日付オブジェクト(java.util.Date
)の間の変換を実行します。次に例を示します。
<af:inputText id="idin5"
value="2005/05/13"
label="Date">
<af:convertDateTime pattern="yyyy/M/d"
secondaryPattern="d/M/yyyy" />
</af:inputText>
f:convertDateTime
とは異なり、ADF Facesのaf:convertDateTime
タグには、secondaryPattern
属性が追加されています。pattern
で設定した主要パターンを使用して解析に失敗した場合、2回目の解析の試行では補助パターンが使用されます。ただし、この補助パターンは文字列の書式設定には使用されません。
ADF FacesのconvertDateTime
には、short
、long
などの日付スタイルに加え、shortish
日付スタイルがあります。このスタイルはshort
と同じですが、年は完全な4桁で実施されます。
timeZone
が未設定またはNULLの場合、ADF Facesは、使用するデフォルトのタイムゾーンをadf-faces-config.xml
構成ファイルでチェックします。adf-faces-config.xml
に設定されていない場合は、デフォルトとしてGMT(グリニッジ標準時)を使用します。
ADF FacesのDateTimeConverter
APIは、JSF標準日時コンバータIDに自動的に登録され、f:convertDateTime
タグを使用するたびに使用されます。
f:convertDateTime
タグのかわりにADF Facesのaf:convertDateTime
タグを使用すると、次の各属性を使用して、変換できない値について詳細なカスタム・メッセージを提供できます。
convertBothMessageDetail
: type
が"both"に設定され、pattern
がNULLまたは未設定の場合に発生したエラーに対して、FacesMessage
の詳細部分に使用するカスタム・エラー・メッセージです。
convertDateMessageDetail
: type
が"date"に設定され、pattern
がNULLまたは未設定の場合に発生したエラーに対して、FacesMessage
の詳細部分に使用するカスタム・エラー・メッセージです。
convertTimeMessageDetail
: type
が"time"に設定され、pattern
がNULLまたは未設定の場合に発生したエラーに対して、FacesMessage
の詳細部分に使用するカスタム・エラー・メッセージです。
詳細なカスタム・メッセージに使用可能なメッセージ書式設定パラメータについては、「ADF Facesのエラー・メッセージのカスタマイズについて」を参照してください。
ADF Facesコンバータについて
ADF Facesコンバータおよびバリデータの使用
ADF Faces構成の使用
リファレンス: ADF Facesコンバータおよびバリデータ・タグ
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