WSRPポートレット・プロデューサの登録時、プロデューサの操作パラメータを説明する基本情報を提供します。プロデューサおよびプロデューサを介したポートレットとの通信に使用するポートレット使用アプリケーションで、この情報は使用されます。
登録が成功すると、新規登録プロデューサが「アプリケーション・ナビゲータ」の「ポートレット・プロデューサ」ノードの下にリストされます。また、jspx
ページでアプリケーションが開かれているとき、プロデューサは、すべてのプロデューサのポートレットにリストされる「コンポーネント・パレット」に表示されます。「コンポーネント・パレット」でこれらのポートレットを選択でき、jspx
アプリケーション・ページにドラッグできます。
WSRPポートレット・プロデューサを登録する手順は、次のとおりです。
オプションで、「次へ」をクリックする前に、「次回にこのページを表示しない」を選択して、次にこのウィザードを使用するときにようこそページを表示させないようにできます。このウイザードの前回の使用時に、オプションを選択しなくても、ようこそページが表示されない場合があります。
注意: プロデューサ間で一意の名前をプロデューサに入力します。入力された名前と同じプロデューサは、「コンポーネント・パレット」に1度のみ表示されます。このため、2つのプロデューサを登録し、それぞれにMyProducerという名前を入力した場合、MyProducerという名前は、「コンポーネント・パレット」に1度のみ表示され、両方のプロデューサのポートレットは1つのインスタンスにリストされます。これではどちらのポートレットがどのプロデューサのものかという判断が難しくなります。
このような場合は、プロデューサを編集し、一意の名前にすることを考慮してください。
構文は、WSRP実装によって異なります。
http://<host>:<port>/<context-root>/portlets/wsrp1?WSDL
(下位互換用WSRP 1.0)
http://<host>:<port>/<context-root>/portlets/wsrp2?WSDL
http://<host>:<port>/<context-root>/portlets?WSDL
各要素の意味は次のとおりです。
host
は、プロデューサがデプロイされているサーバーです。
port
は、HTTPリスナーのポート番号です。
context-root
は、コンテキスト・ルートです。
portlets[/wsrp(1|2)]?WSDL
は、静的テキストです。ここで入力したテキストはプロデューサのデプロイ方法に依存します。
例:
http://myhost:7778/MyPortletApp/porlets/wsrp2?WSDL
注意: プロデューサのテスト・ページには、URL(http://<host>:<port>/<context-root>/info
)でアクセスできます。
注意: このパネルのプロキシ・フィールドはOracle JDeveloperの「プリファレンス」のプロキシ・プリファレンス設定にデフォルト設定されます(「ツール」メニューから「プリファレンス」を選択して「Webブラウザとプロキシ」を選択します)。
プロデューサ接続でHTTPプロキシを使用する場合にのみこのチェック・ボックスを選択します。プロキシはコンシューマ・アプリケーションおよびリモート・ポートレット・プロデューサがファイアウォールで区切られている場合に必要であり、HTTPプロキシはプロデューサと通信するために必要です。
追加の登録プロパティを定義できるプロデューサもあります。この場合、プロパティはウィザードの「登録の詳細」パネルの表に表示されます。ユーザーは、表にあるこれらの追加プロパティに値を入力できます。これらのプロパティは、プロデューサ固有であり、登録時のみ使用されます。すなわち、登録時に、コンシューマ・アプリケーションがプロデューサに送信する情報を収集します。プロデューサはコンシューマに対するこの情報を格納し、その後使用します。
次の中から選択します。
値を選択しない場合、デフォルトのトークン・プロファイルが使用されます。
認証されない場合、認証情報anonymousは、アプリケーション・ユーザーに関連付けられます。値anonymousは、リモート・プロデューサに対して不適切な場合があるので、代替認証情報をここで指定する必要があります。この場合、WebCenterアプリケーションは、ユーザーを認証しないので、指定するデフォルトのユーザーは、リモート・プロデューサで権限の低いユーザーである必要があります。ユーザーがアプリケーションに認証された場合、デフォルトのユーザーではなく、ユーザーの認証情報がアサートされます。
www.oracle.com
のような、SAMLトークンの発行者名を入力します。
「SAMLトークン」を「トークン・プロファイル」リストから選択した場合のみ、このフィールドが表示されます。発行者名は、サブジェクトの検証のための、証明するエンティティ保証です。
「XML署名」は、セキュリティ・トークン、およびSOAPメッセージの認証性を証明するSOAPメッセージ本文にデジタル署名するために使用されます。このパネルを使用して、署名する証明書をWS-Security KeyInfo内で参照する手段を指定します。
「バイナリ・セキュリティ・トークン」または「サブジェクト・キー識別子」を選択します。
オプションで、「参照」をクリックして、ファイルに移動して選択します。選択したファイルはJavaキーツールまたはOracle Walletで作成したキーストアになります。
このストア・パスワードは移入先の「ストア・タイプ」フィールドおよび「署名キーの別名」ドロップダウン・リストに対して正確である必要があります。誤ったパスワードが入力された場合、パスワードが無効で、修正する必要があることを示したエラー・メッセージが表示されます。パスワードを修正した後、[Tab]キーを押して、他のアクティブなフィールド(「ストア・パス」フィールドなど)に移動します。「ストア・タイプ」フィールドおよび「署名キーの別名」ドロップダウン・リストが適切に移入されていることを確認してください。
注意: 「ストア・タイプ」値はキーストアから読み込まれ、編集はできません。適用可能な値はJKS(Javaキーストア)およびOracle Walletです。
正しいパスワードを「ストア・パスワード」フィールドに入力すると、「署名キーの別名」ドロップダウン・リストに自動的に移入されます。署名キーの別名は署名に使用される秘密鍵に関連付けられた証明書の識別子です。指定したキーストアにあるキーの別名は、ドロップダウン・リスト・ボックスにリストされます。署名に使用する1つを選択します。
このセクションの手順では、アプリケーションのJ2EEセキュリティ・ロールをプロデューサが宣言したユーザー・カテゴリにマップする方法を説明します。プロデューサが宣言したユーザー・カテゴリは、そのユーザー・カテゴリを含むポートレットから生成されます。たとえば、プロデューサが規格に基づいたJavaポートレット(JSR 168)ウィザードで作成された2つ以上のJSR 168ポートレットを含む場合、ポートレット作成中に追加されたセキュリティ・ロールは、プロデューサが宣言したユーザー・カテゴリに含まれます。J2EEセキュリティ・ロールは、WebCenterアプリケーションのweb.xml
ファイル・プロパティを介して指定できます。
このセクションは、前のタスクのステップ22から継続しています。
アプリケーション定義のJ2EEセキュリティ・ロールでプロデューサが宣言したユーザー・カテゴリをマップする手順は、次のとおりです。
Oracle WebCenter Frameworkの使用
Oracle PDK-Javaポートレット・プロデューサの登録
WSRPおよびOracle PDK-Javaポートレット・プロデューサの編集
ポートレット・プロデューサの接続テスト
WSRPおよびOracle PDK-Javaポートレット・プロデューサのリフレッシュ
WSRPおよびOracle PDK-Javaポートレット・プロデューサの登録解除
ポートレット・プロデューサ登録ウィザードの再入力: 編集可能および編集不可能のプロパティの値
Copyright © 1997, 2007, Oracle. All rights reserved.