バッチ・モードでは、クライアントが中間層から切断されます。クライアント・アプリケーションがバッチ・モードで実行されている場合、リクエストはバンドルされて後で処理されます。参照、更新、削除などはすべて、ネットワークを経由せずにクライアントで実行されます。トランザクションがコミットされると、変更がバンドルされて送信されます。この結果、ネットワークのラウンドトリップ数が削減され、スケーラビリティとパフォーマンスが向上します。
バッチ・モードではさらに、ADF Swingアプリケーションで初めてアプリケーション・モジュール・プーリングを使用できるようになりました。
JDeveloperで作成されたクライアントは、デフォルトでバッチ・モードに設定されます。これは、データベースとの対話レベルが非常に高いアプリケーションや、即時検証が必要な状況では、不適切な場合があります。この場合は、アプリケーションを即時モードで実行し、データが即時に同期化されるようにしてください。
バッチ・モードは、データ・コントロール(.cpx)のプロパティ・インスペクタで設定されます。設定の変更方法は、「問合せデータ同期化の変更」を参照してください。
バッチ・モードと即時モードの動作は若干異なるため、異なるコーディング方法が必要な場合があります。また、バッチ・モードがオプションになる以前に作成されたアプリケーションがあり、変更してバッチ・モードを使用する場合、コードの一部を変更する必要があります。詳細は、「バッチ・モードと即時モードの違い」を参照してください。
クライアントからのリクエストのバッチ処理
問合せデータ同期化の変更
バッチ・モードでのrangeSizeの設定
バッチ・モードでのコール間データの同期化
バッチ・モードと即時モードの違い
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