スキンは、アプリケーション全体の1箇所のみに設定する必要があるグローバルなスタイルシートです。各コンポーネントごとにスタイルを設定したり、各ページにスタイルシートを挿入せずに、アプリケーション全体に対して1つのスキンを作成できます。すべてのコンポーネントが、スキンに記述されたスタイルを自動的に使用します。アプリケーション開発者がコードを追加する必要はなく、スキンに対する変更は実行時に採用されるため、コードを変更する必要もありません。スキンはCascading Style Sheet仕様に基づいています。
ADF Facesアプリケーションでは、Oracleスキンがデフォルトで使用されます。ビジュアル・エディタのコンポーネントに加え、Webページのコンポーネントも、このスキンの設定を使用して表示されます。次の図に、Oracleスキンを適用したページを示します。
ADF Facesには、他にも2つのスキンが用意されています。Minimalスキンは、次の図に示すような書式設定を提供します。ページの画像を除くほぼすべてが変更されています。この変更には、色、ボタンの形、著作権情報の表示部分が含まれます。
ADF Facesが提供する第3のスキンはSimpleスキンです。このスキンには、次の図に示すように特別な書式設定はほとんどありません。
さらに、CSSファイルを使用したスタイルの決定に加え、スキンでは、リソース・バンドルを使用してテキストを決定します。たとえば、前述の例に表示されている選択列の「Select」という語は、スキンのリソース・バンドルを使用して決定しています。組み込まれているすべてのスキンが同じリソース・バンドルを使用します。
カスタム・スキンの作成、スキンのリソース・バンドルに使用されるテキストの変更、または異なるスキンを使用するためのアプリケーションの構成を実行できます。
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