ADF FacesのNumberConverter APIについて

ADF FacesのNumberConverterは、JSFのNumberConverter APIを拡張したAPIです。JSFの数値コンバータとは異なり、ADF Faces数値コンバータの解析は厳密で、「123ABC」や「1.1.1」などの値は変換しません。

さらに、adf-faces-config.xml構成ファイルには、通貨コード、数値のグループ・セパレータおよび小数点のデフォルト値を設定できます。これによって、通貨コード、グループ・セパレータ、小数点などの値が必要なコンポーネントすべてにそれぞれ値を設定せずに、このデフォルト値を使用して解析および書式設定を実行できます。

ADF FacesのNumberConverterは、JSFの数値コンバータIDに自動的に関連付けられます。これは、JSFのf:convertNumberタグを適用する都度、ADF FacesのNumberConverterが自動的に使用されることを意味します。このために特別な構成を実行する必要はありません。

ADF FacesのNumberConverterの詳細は、oracle.adf.view.faces.convert.NumberConverterJavadocを参照してください。

ヒント: ADF Facesのaf:convertNumberタグを(f:convertNumberタグのかわりに)使用すると、変換できない値について詳細なカスタム・エラー・メッセージを提供できる追加属性にアクセスできます。詳細は、「af:convertNumberとf:convertNumberの違いについて」を参照してください。


ADF Facesのクライアント・コンバータおよびバリデータのAPIについて
ADF Faces構成の使用