JSF構成ファイルの作成

通常、JSF構成ファイルを作成する必要はありません。JSF Webアプリケーション・テンプレートに基づいてアプリケーション・ワークスペースを作成すると、JDeveloperによってWEB-INF/faces-config.xmlファイルが自動的に作成されます。

ただし、複数の構成ファイルを設定することもできます。アプリケーションの別の領域に個別の構成ファイルが必要な場合は、複数の構成ファイルを設定できます。また、カスタム・コンポーネントまたはカスタム・レンダラ(あるいはその両方)を含むパッケージ化されたライブラリを使用する場合は、ライブラリごとに個別のfaces-config.xmlファイルが必要です。その場合、構成ファイルは、(WEB-INFディレクトリではなく)META-INFディレクトリに格納されます。

新規のJSF構成ファイルを作成する手順は、次のとおりです。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、アプリケーションまたはコンポーネント・セットが含まれるアプリケーション・ワークスペースを開きます。
  2. ワークスペース・ノード内で、新規ファイルを追加するプロジェクトを選択します。ヒント: プロジェクトにはWEB-INFノードが含まれ、このノードにweb.xmlファイルが含まれています。
  3. プロジェクト・ノードを右クリックし、ポップアップ・メニューから「新規」を選択します。
  4. 新規ギャラリで、「カテゴリ」ツリーに進み、Web Tierノードを開き、「JSF」を選択します。
  5. 「項目」リストで、JSF構成を選択します。
  6. 「OK」をクリックします。JSF構成ファイルの作成ダイアログが開きます。
  7. 構成ファイルの目的に従って、値を設定します。
    1. アプリケーションの構成ファイルを追加する場合
      1. 新規構成ファイルの「ファイル名」を入力します。
      2. 「ディレクトリ名」を確認または変更します。
      3. まだ選択していない場合は、「参照をWeb.xmlに追加」チェックボックスを選択します。
        選択すると、JDeveloperによって新規ファイル名がweb.xmlに追加され、アプリケーションの構成の一部としてJSFで読み込まれるようになります。
      4. 「OK」をクリックします。
        これによって、入力した名前を使用して新規の構成ファイルが作成されます。
    2. カスタム・コンポーネント、またはライブラリの.jarで提供された他のJSFクラスの構成ファイルを作成する場合
      1. ファイル名を「faces-config.xml」に設定します。
      2. 「ディレクトリ名」を「META-INF」に変更します。
      3. 「参照をWeb.xmlに追加」チェックボックスの選択を解除します。
      4. 「OK」をクリックします。
        これによって、入力した名前を使用して新規の構成ファイルが作成されます。この構成ファイルは、コンポーネントまたはクラスの配布に使用する.jarファイルに含めることができます。

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