ADF Facesのメッセージ書式設定のELサポートについて

ADF Facesでは、暗黙オブジェクトadfFacesContext.formatterを介したメッセージ書式設定がサポートされています。

EL式で使用される#{adfFacesContext.formatter}では、メッセージ書式設定の適用に使用できるオブジェクトが戻されます。たとえば、次のようなEL式を記述したとします。

<h:outputText value="#{adfFacesContext.formatter['One{0}Three']['Two']}"/>

この式の出力は次のようになります。

OneTwoThree

最初のキーは、メッセージ書式設定マスクにする必要があります。2番目のキーは最初のメッセージ・パラメータです。現在adfFacesContext.formatterでサポートできるのは、単一のパラメータが含まれるメッセージの書式設定のみです。

次に、別の例を示します。バンドル内のmaskキーに、The value is {0}!が含まれていて、次のようなEL式を記述したとします。

<af:outputText value="#{adfFacesContext.formatter[bundle.mask]['123']}"/>

この式の出力は次のようになります。

The value is 123!


ADF Facesでのエラー・メッセージの表示およびカスタマイズ