ポートレットは大抵、ポートレットを使用するポータルやアプリケーションと直接通信しません。かわりに、ポートレットとポータルまたはアプリケーションとの通信を管理するプロデューサと通信します。プロデューサはポートレットと、ポートレットを使用するアプリケーションとの通信リンクを提供するエンティティです。アプリケーションがページをレンダリングする際、アプリケーションはページ上の各ポートレットのプロデューサを呼び出し、プロデューサはポートレットを実行してポートレット・コンテンツのフォームの結果を返します。プロデューサは1つ以上のポートレットを含めることができます。1つのポートレットを含められるのは、1つのプロデューサのみです。
Oracle WebCenter Frameworkは2種類のプロデューサの宣言的登録を提供します。
Web Services for Remote Portlets(WSRP)はWebサービス規格であり、ポータルや他の中間Webアプリケーションでのビジュアルなユーザー向けWebサービスのプラグ・アンド・プレイが可能になります。標準であるWSRPを利用することにより、特定の言語(JSR 168、.NET、Perlなど)に基づいた規格対応のコンテナとあらゆるWSRP対応のアプリケーション間の相互運用性が実現されます。つまりWSRP対応のコンテナにデプロイされたポートレットは、言語に関係なくこの規格をサポートするあらゆるアプリケーションにレンダリングできます。アーキテクチャという面からみると、WSRPプロデューサはOracle PDK-Javaプロデューサと非常に似ています。
Oracle PDK-JavaプロデューサはJ2EEアプリケーション・サーバーにデプロイされます。このサーバーはしばしばリモートであり、ポートレット使用アプリケーションとの通信は、HTTPをベースにしたSimple Object Access Protocol(SOAP)を介して行われます。
Oracle WebCenter Frameworkの使用
Oracle PDK-Javaポートレット・プロデューサの登録
WSRPポートレット・プロデューサの登録
WSRPおよびOracle PDK-Javaポートレット・プロデューサの編集
WSRPおよびOracle PDK-Javaポートレット・プロデューサのリフレッシュ
WSRPおよびOracle PDK-Javaポートレット・プロデューサの登録解除
Oracle PDK-Javaポートレット・ウィザードの使用
規格に基づいたJavaポートレット(JSR 168)ウィザードの使用
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