JSF構成 - <converter>要素

カスタム・コンバータの実装クラスを宣言します。

この要素には、汎用の構成メタデータ要素を子要素として含めることができます。
<attribute>要素は、コンバータの動作に影響を与えるように、対応するUIコンポーネントに対して構成できる汎用属性を識別します。<property>要素は、コンバータの実装クラスのJavaBeansプロパティを識別します。

構文

<converter>
  [<description/>]*
  [<display-name/>]*
  [<icon/>]*
  [<converter-id>converterID</converter-id>|<converter-for-class>targetClassName</converter-for-class>]
  <converter-class>className</converter-class>
  [<attribute/>]*
  [<property/>]*
</converter>    

子要素

<converter-id>
使用方法: カスタム・コンバータを一意に識別します。これによって、クラス名ではなくIDを使用してコンバータにアクセスできます。この要素は、コンバータが1つのクラスのみに固有でない場合に宣言します。
値: 一意の識別子。これはWebアプリケーション全体で一意である必要があります。
例: 識別子に構文prefix. converterClassを使用すると便利です。
converterClass
コンバータのJavaクラスを表します。
prefix
アプリケーションのJavaパッケージ名の部分を表します。
たとえば、コンバータ・クラスcom.jsf.converters.FloatToCurrencyの識別子をcom.converters.ToCurrencyに指定できます。
<converter-for-class>
使用方法: コンバータが使用される単一のクラスを宣言します。複数のクラスでコンバータを使用できる場合は、かわりにconverter-id要素を宣言します。
値: 完全修飾Javaクラス名。型はClassNameである必要があります。
<converter-class>
使用方法: コンバータの実装クラスを宣言します。
値: javax.faces.convert.Converterを実装する完全修飾Javaクラス。

次の例では、Java FloatからCurrency文字列に変換するカスタム・コンバータを登録します。

<converter>
  <converter-id>com.converter.ToCurrency</converter-id>
  <converter-class>com.jsf.converter.FloatToCurrency</converter-class>
</converter>     

<description>要素
<display-name>要素
<icon>要素
<attribute>要素
<property>要素
カスタムJSFコンバータについて
リファレンス: JSF構成要素