HTTPリクエストを処理するアプリケーション・モジュール・インスタンスを編集する際に使用します。
属性
id: データ・アプリケーションのインスタンスの名前。割り当てる名前はページ内で一意である必要があります。規定の任意のJava識別子を割り当てることができます。スクリプトレット内では、このidをタイプoracle.jbo.common.ampool.SessionCookie
のスクリプト可能な変数として使用できます。これはプロジェクトの.cpx
ファイルから取得されるため、「属性」ダイアログには表示されません。ただし、JSPページに定義されたアプリケーション・モジュールidが1つのみである場合は値を変更できます。
注意: Webアプリケーション全体が単一のアプリケーション・モジュールIDを参照していることが重要です。そうでない場合は、ランタイム・エラーが発生する可能性があります。ID属性で指定されたアプリケーション・モジュールによって、アプリケーションのセッション接続および受動化動作が決定されます。
configname: (オプション)アプリケーション・モジュール接続を定義する構成の名前。ビジネス・コンポーネント・プロジェクトでアプリケーション・モジュールを右クリックして「コンフィグレーション」を選択すると、構成パラメータを表示できます。既存のクライアント・データ・モデル定義を使用する場合は、この属性を省略して、かわりにdefinition
属性を設定する必要があります。definition
属性がかわりに使用されるため、「属性」ダイアログに表示されません。
definition: クライアント構成ファイル(.cpx
)に表示されるデータ・モデル定義の名前。各定義では、アプリケーション・モジュール名およびアプリケーション・モジュール接続情報が定義された構成名を指定します。ビジネス・コンポーネントのクライアント・データ・モデルの定義ウィザードを実行して、データ・モデル定義を作成します。プロジェクトにモデル定義がない場合は、この属性を省略し、かわりにconfigname
属性を使用してアプリケーション・モジュール接続情報を定義します。この値はビジネス・コンポーネントのJSPプロジェクトの.cpx
ファイルから取得されるため、「属性」ダイアログに表示されません。
lock: オプション。JSPページによって共有されるアプリケーション・モジュールのセッション・ロックを取得するかどうかを指定します。デフォルトはfalse
です。ロックをtrue
に設定する場合、処理が完了した後、アプリケーション・モジュール・リソースを使用してロックを解放する必要があります。ロックが無制限にかけられると、アプリケーション・スレッドが長時間停止したままになる可能性があります。
waittimeout: オプション。アプリケーション・モジュールを参照するセッションCookieに関連するロックを別のスレッドがかけているときに、JSPページを実行しているスレッドが待機する時間(ミリ秒単位)を決定します。デフォルトは 60000
ミリ秒です。ロックをかけているスレッドがタイムアウトになる前にセッションCookieを解放しない場合、コール側のスレッドは終了します。ビジネス・コンポーネントのJSPページでは、セッションCookieは、ビジネス・コンポーネントに接続するために使用されるアプリケーション・モジュールを参照します。
releasemode: (オプション)HTTPリクエストのサービスを提供するアプリケーション・モジュール・インスタンスの状態を決定するモード。JSPページからのHTTPリクエストに対応するアプリケーション・モジュールの状態をどう処理するかに応じて、Stateful
、Stateless
またはReserved
の値を選択します。デフォルト値はStateful
です。
Stateless
の場合、ページ処理リクエスト間でアプリケーション・モジュール・インスタンスの状態は保持されません。JSPページが終了すると、インスタンスはすぐに解放されます。フェイルオーバーがサポートされていない個別のページや、連携して動作する一連のJSPページによって構成されていないページの場合、このオプションを選択します。
Stateful
の場合、ページ処理リクエスト間のアプリケーション・モジュール・インスタンスの状態は(アプリケーション・モジュール・プロパティpassivationtypeに指定された)データベースまたはファイルに保持されます。これにより、アプリケーションは、1つのアプリケーション・モジュール・インスタンスを長時間にわたって拘束せずにユーザーのデータを保持できるようになります。ステートフル・モードでは、HTTPセッションに対するフェイルオーバーがサポートされます。このため、アプリケーション・モジュールが標準のJDBC接続を使用する場合、このモードを使用することをお薦めします。また、特定のタスクを実行するために個々のユーザーが対話する個々のJSPページの場合も、このモードをお薦めします。
Reserved
: アプリケーション・モジュール・インスタンスは、HTTPセッション中は解放されません。このモードは、ステートフル・アプリケーションと似ていますが、フェイルオーバーはサポートされません。また、アプリケーション・モジュールのリサイクルもできません。リザーブ・モードは、イントラネット・タイプの環境で役に立ちます。このモードでは、ユーザーがプロセスJSPページで「コミット」ボタンまたは「ロールバック」ボタンをクリックする必要があります。
username: (オプション)アプリケーション・モジュールに対して有効なユーザー名。ビジネス・コンポーネント・プロジェクトの.xcfg
ファイルに定義されたJDBC接続にユーザー名が定義されている場合は、この属性を使用する必要はありません。この値はビジネス・コンポーネント・プロジェクトで定義されるとみなされるため、「属性」ダイアログに表示されません。
password: (オプション)アプリケーション・モジュールに対して有効なパスワード。ビジネス・コンポーネント・プロジェクトの.xcfg
ファイルまたはJSPアプリケーションのプロパティ・ファイルに定義されたJDBC接続にパスワードが定義されている場合は、この属性を使用する必要はありません。この値はビジネス・コンポーネント・プロジェクトで定義されるとみなされるため、「属性」ダイアログに表示されません。
iiop_username: (オプション)アプリケーション・モジュールに対して有効なユーザー名。ビジネス・コンポーネント・プロジェクトの.xcfg
ファイルに定義されたIIOP接続にユーザー名が定義されている場合は、この属性を使用する必要はありません。この値はビジネス・コンポーネント・プロジェクトで定義されるとみなされるため、「属性」ダイアログに表示されません。
iiop_password: (オプション)アプリケーション・モジュールに対して有効なパスワード。ビジネス・コンポーネント・プロジェクトの.xcfg
ファイルまたはJSPアプリケーションのプロパティ・ファイルに定義されたIIOP接続にパスワードが定義されている場合は、この属性を使用する必要はありません。この値はビジネス・コンポーネント・プロジェクトで定義されるとみなされるため、「属性」ダイアログに表示されません。
JSPページおよびアプリケーション・モジュール・プールについて
bc4j.xcfgファイルでのビジネス・コンポーネントJSPランタイム・プロパティの定義
単純なJSPページへのビジネス・コンポーネント・データ・バインディングの追加
データ・タグを使用したアプリケーション・モジュール状態の管理
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