ADF値リスト(LOV)バインディングについて

ADF値リスト(LOV)バインディングを使用すると、ユーザーはリスト・コンポーネントから値を選択し、個別のコンポーネントに対する更新を行うことができます。リストには、指定されたソース・データ・コレクションから取得した情報を示す1つ以上の属性が表示されます。ユーザーが選択を行うと、LOVバインディングは指定されたターゲット・データ・コレクションの1つ以上の属性を更新します。ソースとターゲット両方のデータ・コレクションが、LOVバインディングによって定義されています。

LOVバインディングを定義するページ定義ファイルの構造ウィンドウからLOVバインディング・エディタを開き、モードで使用して、ソースとターゲットのデータ・コレクション、それらの属性間のバインディング、およびLOVバインドされたコンポーネントで表示するための属性を定義します。

注意: 選択する属性の詳細は、LOVバインディング・エディタでヘルプを表示してください。LOVバインディングの属性を選択する際には、次の制限に注意してください。

次のUIコンポーネントに対してLOVバインディングを設定できます。

LOVバインディングを使用して属性値の更新を管理する場合の利点は、参照の目的でビジネス・サービスがコレクションを厳密に指定できることです。たとえば、ユーザーが郵送先住所に対応する郵便番号を必要としていて、州(都道府県)と市だけがわかっている場合、参照コレクションで郵便番号を表示する必要はありません。この場合、ユーザーがリストから市を選択した後で、その単一選択に基づいて郵便番号フィールドを更新します。

ユーザーの選択に対応するLOVターゲットを表示するために、Webページでは同じターゲット属性にバインドされているUIコンポーネントを表示する必要があります。前述の選択リスト・コンポーネントのいずれかをWebページに挿入し、LOVバインディングを定義することで、ソース・コレクションとターゲット・コレクションの間のバインディングのみを提供し、コンポーネントがユーザーに表示する内容を決定できます。


LOVモードでのADFリスト・バインディングのカスタマイズ

ADF SwingでのLOVダイアログのサポートについて
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