詳細アイコン インバウンド・ファイル・アダプタ・サービスの作成

Enterprise Service Busにデータを移動するには、インバウンド・アダプタ・サービスを使用するか、外部アプリケーションでESBサービスをコールします。インバウンド・アダプタ・サービスは、外部データ・ソースからデータを受信し、それをXMLメッセージに変換します。

Oracle Application Serverの各アダプタは、双方向でリアルタイムのデータ・アクセスを、企業内の事実上すべてのデータに提供します。

アダプタは、アダプタがサポートするソース・アプリケーション内のイベントについて、リスニングまたはポーリングします。イベントをリスニングする場合、アダプタは、アダプタにイベントをプッシュするように構成されているアプリケーションのリスナーとして機能します。アダプタは、Oracle Enterprise Service Busで要求されたイベントについて、データベースまたはファイルなど、バックエンド・アプリケーションのポーリングをすることも可能です。

まず、「ファイル・アダプタ・サービスの作成」ダイアログを開きます。このダイアログを開くには、コンポーネント・パレットから「ファイル・アダプタ」をドラッグ・アンド・ドロップするか、ESB Designerウィンドウ内で右クリックして「アダプタ・サービスの作成」次に選択「ファイル・アダプタ」の順に選択します。

ESB Designerのポップアップ・メニュー

次に、アダプタ構成ウィザードを使用して構成を完了します。

JDeveloper ESB Designerでは、インバウンドおよびアウトバウンド・アダプタ・サービスの作成をサポートするウィザードが提供されています。このウィザードでは、サービスを定義するWSDLファイルの生成に必要な情報が収集されます。