エンティティ・オブジェクトからのルート・レベルのアプリケーション・モジュールへのアクセス

エンティティ・オブジェクトがアプリケーション・モジュールでホスティングされている場合は、ルート・レベルのアプリケーション・モジュールにそのエンティティ・オブジェクトから直接アクセスできます。しかしこの方法は、一般的にはお薦めできません。エンティティ・オブジェクトがその特定のアプリケーション・モジュールでのみ使用可能になるからです。この方法は、たとえば、ビューの行を作成してエンティティ・オブジェクトのdoDML()メソッドに新規レコードを挿入する必要がある場合に便利です。

エンティティ・オブジェクトを任意のアプリケーション・モジュールで使用可能にするには、既存アプリケーション・モジュールを検索するかわりに、create()メソッドをDBTransactionで使用します。

エンティティ・オブジェクトからルート・レベルのアプリケーション・モジュールにアクセスするには、次のようにします。

このコールにより、エンティティにトランザクション・コンテキストを提供するルート・アプリケーション・モジュールへアクセスされますが、新しいアプリケーション・モジュールのインスタンス化はコールのたびには行われません。


クライアントからのデータへのアクセス
Oracle ADFアプリケーション・モジュールについて
ネストされたアプリケーション・モジュール・インスタンスの検索
データ・モデル内のビュー・オブジェクト・インスタンスの検索