クラスからのインタフェースの抽出

Javaアプリケーションを開発する際に、既存のクラスに定義されている選択したメソッドおよびstaticフィールドから新しいインタフェースを簡単に導出できます。

パラメータ、変数およびメンバーのタイプ仕様などのクラスを指定する宣言を、インタフェースを指定する宣言で置き換えることによって、宣言を汎化することもできます。ただし、これらの宣言をすべて置換することはできません。たとえば、メソッドが新しいインタフェースに抽出されなかった場合、このメソッドの起動に使用される変数の宣言に対する置換は行われません。置換はプロジェクト内のすべての場所で行われます。

クラスの宣言が変更され、新しいインタフェースが実装されたことが示されます。

インタフェースを抽出するには、次のようにします。

  1. インタフェースの導出元となるクラスを選択します。

  2. メイン・メニューから、「リファクタ」次の選択「インタフェースの抽出」を選択します。

    「インタフェースの抽出」ダイアログが開きます。

  3. 「パッケージ」フィールドで、新しいインタフェースのパッケージの名前を入力します。

  4. 「インタフェース」フィールドで、新しいインタフェースの名前を入力します。

  5. 「抽出するメンバー」表で、新しいインタフェースに含めるメンバーを選択します。

  6. クラスを指定する既存の宣言をインタフェースを指定する宣言に変換する場合は、「使用方法の置換」を選択します。

  7. 操作をコミットする前にその使用方法をインスペクトする場合は、「プレビュー」を選択します。このオプションは、「使用方法の置換」を選択した場合にのみ有効になります。

  8. 「OK」をクリックします。「プレビュー」を選択した場合、プレビュー・ログ・ウィンドウからの抽出操作を完了してください。「プレビュー」を選択しない場合、インタフェースが作成され、使用方法は置換されません。


クラスおよびインタフェースのリファクタ