JDeveloperでWebDAV接続を使用すると、WebDAVサーバー上でホストされているファイルを、ローカル・ファイル・システム上のファイルを操作するのと同じ方法で操作できます。
Web-based Distributed Authoring and Versioning(WebDAV)はHTTPへの拡張であり、ユーザーが共同でWebDAV対応サーバー上にあるファイルを編集および管理できるようにします。
WebDAVサーバー上にあってJDeveloperでWebDAV接続を使用してアクセスするファイルは、ローカル・ファイル・システム上やLAN上に格納されているファイルと同じ方法で編集および作成できます。
WebDAVクライアントはHTTPを使用してアクセスを提供するため、他の方法ではftpファイル転送が防止されるフレームワーク(WebDAV拡張をサポートするように構成済)を介してファイルにアクセスできます。
JDeveloperは、バージョニングがサポート対象外となっている現行のWebDAV 1.0標準を完全にサポートしています。ただし、WebDAV 1.0のファイル・ロック機能はサポートされているため、開発プロジェクトに複数の分散ユーザーが関与する場合にファイルとフォルダを変更から保護できます。
WebDAVクライアントと同様に、JDeveloperではすべてのOracle Internet File Systemに直接接続できるため、コンテンツのカット、コピー、ペースト、コメントのインプレース編集およびデータベースからの直接公開が可能です。
JDeveloperをWebDAVクライアントとして使用するには、次のいずれかのWebDAVサーバーが必要です。
Oracle Internet File System 8.1.7(以上)
Apache 1.3.19(以上)
注意: Apacheサーバーがバージョン1.xの場合は、mod_davモジュールもインストールする必要があります。
WebDAV 1.0標準に準拠するサーバー
注意:
フレームワークを介してインターネットにアクセスする場合は、WebDAVで使用する拡張HTTPコマンドを処理するように構成する必要があります。
WebサーバーがURLを別のサーバーにリダイレクトするように構成されている場合(たとえば、ApacheでJkMountを使用して特定のファイル拡張子に対するリクエストをTomcatにリダイレクトしている場合)、リダイレクト先のサーバーがそのコンテキストでWebDAVをサポートしていなければ、WebDAVは該当リソースに使用できないことに注意してください。
WebDAVの詳細は、次を参照してください。
http://www.webdav.org
http://httpd.apache.org/docs-2.1/mod/mod_dav.html
関連項目
WebDAV接続の作成
プロキシ・サーバーを介したWebDAV対応サーバーへのアクセス
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