UMLシーケンス図の作成

シーケンス図は相互作用ダイアグラムの1形式です。各シーケンス図には1つのシナリオの動作が取得され、複数のオブジェクトとそれらのオブジェクト間で受け渡されるメッセージが示されます。シーケンス図は、UMLシーケンス・コンポーネント・パレットまたはデバッガを使用して作成できます。シーケンス図を作成した後は、トレーサを開始できます。このトレーサによって、各アクティブ化およびメッセージがステップ実行されてシーケンスが示されます。

UMLシーケンス・コンポーネント・パレットを使用してシーケンス図を作成するには、次のようにします。

  1. 「新規ギャラリ」の「UMLシーケンス図」アイコン(UMLシーケンス図 )を使用して、新しいシーケンス図を作成します。詳細は、「新規ダイアグラムの作成」を参照してください。
  2. UMLシーケンス・コンポーネント・パレットを使用して、ダイアグラム上に必要な要素を作成します。

    Object Lifeline Object Lifeline

    Message Message: 同期メッセージおよび関連のアクティブ化用

    Creation Message Creation Message: オブジェクトを作成するメッセージ用

    停止メッセージ 停止メッセージ - オブジェクトが不要であることを示すメッセージ用

    Return Return: 戻りメッセージ用

    Async Message Async Message: 非同期メッセージおよび関連のアクティブ化用

    ダイアグラムでのノードとコネクタの作成の詳細は、「ダイアグラム上のノードの作成」および「ダイアグラム上のノードの接続」を参照してください。

    ヒント: ダイアグラム要素を作成してノートを添付し、ファイルやWebの場所などの他の場所へのURLリンクを追加することにより、ダイアグラムに注釈を付けることもできます。詳細は、「ダイアグラムへの注釈の追加」を参照してください。

デバッガを使用してシーケンス図を作成するには、次のようにします。

  1. シーケンス図を作成するためのコードが含まれたソース・ファイルを開きます。
    ソース・コードには、少なくとも1つのブレークポイントが含まれている必要があります。
  2. 「デバッグ」次に選択 「ダイアグラムを使用して[...]をデバッグ」を選択します。
    新しいシーケンス図が開きます。
  3. デバッガ・コントロールを使用してコードをステップ実行します。
    コードをステップ実行すると、シーケンス・モデルに要素が移入されます。

シーケンス・トレーサを起動するには、次のようにします。


UML順序のモデル化について
UML順序のモデル化の開始
UMLシーケンス図の読み方