J2EE 1.3 JMS Webサービスの作成

JDeveloperでは、JMS宛先との間でメッセージの送受信を行うWebサービスを作成できます。1つの方法としては、JMS宛先でメッセージをリスニングし、メッセージの内容に応じて動作するMessage-Driven Bean(MDB)(Enterprise JavaBeanの1タイプ)からJMS Webサービスを作成します。

各JMS Webサービスは、JMSの特定の宛先との間で、あるいは宛先のペアとの間でメッセージを送受信するように構成されます。JMS Webサービスでは次の処理が可能です。

1つのサービスで、両方の処理を行えます。また、すべてのサービスにおいて、送信処理と受信処理を同じJMS宛先に対して実行するかどうかを選択できます。送信処理と受信処理の対象が同じ宛先でない場合は、送信処理によって、応答の受信元となるJMS宛先を指定するJMSプロパティが送信メッセージに設定されます。

JMS Webサービスは、Oracle Application ServerおよびOracle Application Server Containers for J2EE(OC4J)にデプロイできます。OC4J/JMSは、Oracle9iAS 9.0.3およびOC4J 9.0.3ではサポートされていません。データベースのOracle AQのJMSインタフェースであるOJMSは、J2EE 1.3準拠のOracleのJMSプロバイダです。

OC4J 9.0.3またはOracle9iAS 9.0.3にデプロイしたJMSを実行するには、OJMSにJMSを引き渡すようにOC4Jを設定する必要があります。詳細は、Oracle Technology Networkの「Oracle9iAS Containers for J2EE (OC4J) - Java Message Service (JMS) - Frequently Asked Questions」(www.oracle.com/technology/tech/java/oc4j/htdocs/OC4J-JMS-FAQ.html)を参照してください。

JMS Webサービスを作成するには、次のようにします。

  1. ナビゲータでプロジェクトを選択します。
  2. 「ファイル」次の選択「新規」を選択し、「新規ギャラリ」を開きます。
  3. 「カテゴリ」リストでBusiness Tierを開き、「Webサービス」を選択します。「項目」リストで「JMS Webサービス」をダブルクリックします。
  4. 「J2EE Webサービス・バージョンの選択」ダイアログで、「J2EE 1.3 (Oracle) Webサービス」を選択してJMS J2EE 1.3 Webサービスの作成ウィザードを起動します。
    ウィザードの操作の詳細なヘルプを参照するには、ウィザード内で[F1]を押すか「ヘルプ」をクリックします。

「Webサービスの作成、テストおよびデプロイ」
「J2EE 1.4 Webサービスの作成」
「Webサービスを使用した開発」