セッション・ファサードによって、基礎となるEJBに対する統合インタフェースがクライアント・オブジェクトに提供されます。クライアントが対話するのはファサードのみで、ファサードはサーバーに常駐し、適切なEJBメソッドを起動します。この結果、クライアントとEJB間の依存性および通信が削減されます。
セッション・ファサードを使用しないと、クライアントがネットワークを介してエンティティBeanに直接アクセスした場合に、多数のリモート・コールが必要となります。これは、大量のネットワーク通信が発生することを意味し、パフォーマンスにも影響を与えます。また、クライアントがビジネス・オブジェクトの実装に直接依存するため、EJBのインタフェースが変更された場合は、クライアント・オブジェクトも変更する必要があります。
セッションBeanは、コンポーネント・パレットからダイアグラムにセッションBeanをドラッグして作成します。
セッション・ファサードJ2EEパターンを実装するには、セッションBeanを使用します。実装すると、セッションBeanとエンティティBean間のローカル参照が自動的に作成され、エンティティBeanからデータにアクセスするためのメソッドがセッションBeanに追加されます。
セッションBeanの参照を、アプリケーションのデプロイメント・ディスクリプタ・ファイル(web.xml
)に追加する必要あります。ダイアログを使用してセッションBeanを選択すると、残りの詳細情報が追加されます。
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