アプリケーション・サーバー接続 - 接続

このページは、Oracle Application Serverインスタンスおよびdcmctlへの接続を構成する際に使用します。dcmctlはDCM(Distributed Configuration Management)ツールであり、一部の管理タスクでOracle Enterprise Managerのかわりに使用するコマンドライン・ツールです。JDeveloperは、サーバー側部分とクライアント側部分から構成されるDCMサーブレットAPIを使用してOracle Application Serverへのデプロイメントをサポートします。

サーバー側は、Oc4jDcmServlet.earという名前のEARファイルで構成されます。このEARファイルが、Oracle Application Serverインスタンスの集合(たとえば、複数のOracle Application Serverクラスタ)の管理フロント・エンドとして機能する、稼働中のEnterprise Manager OC4Jインスタンスにデプロイされることを確認する必要があります。このEARファイルは、admin.jarを使用してEnterprise Manager OC4Jインスタンスにデプロイされます。admin.jarは、コマンドラインを使用してクライアント・コンソールからOC4Jを管理(admin権限)するためのコマンドライン・ツールです。

この場合、admin.jarはEARファイルをアップロードしてから、DCMサーブレット<webapp>をコンテキスト・ルートにバインドします。DCMの詳細は、Oracle Application Serverドキュメント・セットで提供されている『Oracle Application Server 10g管理者ガイド』を参照してください。

要件

Enterprise Manager OC4Jのホスト名
このデプロイメントで使用されるEnterprise Managerインスタンスのホストまたはマシン名を入力します。例: ias-machine
 
Enterprise Manager OC4JのHTTPポート
このデプロイメントで使用されるEnterprise ManagerインスタンスのHTTPポート番号を入力します。例: 1810
 
リモート・サーバーのOracleホーム・ディレクトリ
リモートのOracle Application Serverホスト上のOracleホーム・ディレクトリの絶対パスを入力します。例:
<INSTALL_DIR>¥ias
<INSTALL_DIR>はターゲットOracle Application Serverインスタンスの <ORACLE_HOME>インストール・ディレクトリを表し、iasはOracle Application Serverのホーム・ディレクトリを表します。
 
注意: この位置はリモート・マシンを表すため、参照はできません。
 
このフィールドはWindows上でも大文字と小文字が区別されるため、入力した値が適切かどうかを検証する必要があります。これを検証するには、Enterprise Manager Siteにログインします。ホーム・ページには、Oracleホーム位置を含むすべてのOracle Application Serverインスタンスのステータスが表示されます。Oracleホーム位置は、示されているとおりに正確に入力してください。同じマシンに複数のOracle Application Serverインスタンスがある場合は、デプロイを計画しているインスタンスのOracleホームを選択します。
 
OC4Jインスタンス名(オプション)
オプションとして、ターゲットOracle Application Serverインスタンスのインスタンス名を入力します。DCMサーブレットOc4jDcmServlet.earは、このOC4Jインスタンスにデプロイする必要があります。デフォルトはhomeです。
注意: これは、サーバーの設定時に選択したアプリケーション・サーバー・インスタンス名とは異なり、Oracle Enterprise Managerで参照可能です。
稼働中のEnterprise Manager OC4JインスタンスにOc4jDcmServlet.earをデプロイし、orion-web.xmlファイルおよびem-app.xmlファイルを編集(Oracle9iAS 9.0.2の場合のみ)した後で、次のコマンドを使用してEnterprise Managerを再起動する必要があります。

emctl stop
emctl start

JDeveloperでのこの接続の作成の詳細は、「Oracle Application Serverへの接続の作成」を参照してください。


関連項目

OC4Jアプリケーション・サーバー
ターゲット接続へのデプロイ時のオプション指定
J2EEアプリケーション・サーバーへのデプロイ