VerticalFlowLayout
では、各コンポーネントのpreferredSize
を使用して、コンポーネントを上から下へ、左から右へと各列に配置します。VerticalFlowLayout
は、1列に収まる数のコンポーネントを配置すると、新規の列に移動します。通常、VerticalFlowLayout
を使用するのはパネルにボタンを配置する場合です。
上詰め、中央揃えまたは下詰めを指定して、VerticalFlowLayout
コンテナの各列におけるコンポーネントの配置方法を選択できます。コンポーネントと列とのギャップ(水平方向と垂直方向の間隔)も指定できます。さらに、コンポーネントを列の幅まで最大化するか、または最後のコンポーネントをコンテナの残りの高さまで最大化するかを指定できるプロパティも用意されています。これらのプロパティを変更するには、Javaビジュアル・エディタからインスペクタを使用します。
位置合せ
VerticalFlowLayout
のデフォルトの位置合せは「中央揃え」です。
位置合せを変更するには、「構造」ウィンドウでverticalFlowLayoutオブジェクトを選択し、インスペクタで位置合せプロパティの値を次のように指定します。
0=上詰め
1=中央揃え
2=下詰め
ギャップ
VerticalFlowLayout
内のコンポーネントのデフォルトのギャップは5ピクセルです。
水平方向または垂直方向のギャップを変更するには、「構造」ウィンドウでVerticalFlowLayout
オブジェクトを選択し、インスペクタでhgap
プロパティ(水平方向のギャップ)またはvgap
プロパティ(垂直方向のギャップ)のピクセル値を変更します。
コンポーネントの順序
VerticalFlowLayout
コンテナ内のコンポーネントの順序を変更するには、コンポーネントを新しい位置にドラッグします。
水平方向の最大サイズ化
horizontalFill
を使用すると、すべてのコンポーネントがコンテナの幅まで拡張されるように、端まで最大サイズ化することを示すフラグを指定できます。
警告: メイン・パネルの空白が必要量よりも少ないと、プログラムが不安定になることがあります。このプロパティでは、複数列の出力も禁止されます。
horizontalFill
のデフォルト値はTrue
です。
垂直方向の最大サイズ化
verticalFill
を使用すると、最後のコンポーネントがコンテナの残りの高さまで最大化されるように、垂直方向の最大サイズ化フラグを指定できます。
verticalFill
のデフォルト値はFalse
です。
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