リファレンス: XSDコンポーネント

JDeveloper XSDビジュアル・エディタには、XML文書の構造、内容およびセマンティクスが表示されます。コンポーネント・パレットでは、スキーマの設計に使用できるコンポーネントが提供されます。新規XMLスキーマを記述するか、既存のXMLスキーマを編集するには、エディタを使用します。次の表に、各コンポーネントの簡単な説明と詳細なタグ・リファレンス・トピックへのリンクを示します。

XMLスキーマ・リファレンス

<?xml version="1.0" encoding="windows-1252" ?>
<xsd:schema xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
	xmlns="http://www.example.org"
	targetNamespace="http://www.example.org"
	elementFormDefault="qualified">    

タグ構文の使用方法

サポートされているすべての属性が大カッコ([ ])で表示されます。

XSDコンポーネント・タグ

コンポーネント・タグ 構文
xsd:all: 子要素を任意の順序で表示できること、および各子要素が0回または1回出現することを指定します。
<xsd:all
	[id]
	[maxOccurs]
	[minOccurs]
>
</xsd:all>           
xsd:annotation: スキーマのコメントを指定する最上位の要素です。コメントは、インライン・ドキュメントとして機能します。
<xsd:annotation
  	[id]
>
/xsd:annotation>          
xsd:any: スキーマで指定されていない要素を使用してXMLドキュメントを拡張できます。
<xsd:any
  [id]
  [maxOccurs]
  [minOccurs]
  [namespace]
  [processContents]
>
/xsd:any>          
xsd:anyAttribute: スキーマで指定されていない属性を使用してXMLドキュメントを拡張できます。
<xsd:anyAttribute
	[id]
    [namespace]
	[processContents]
>
</xsd:anyAttribute>          
xsd:attribute: 属性を定義します。
<xsd:attribute
  	[default]
  	[fixed]
  	[form]
  	[id]
  	[name]
  	[ref] 
  	[type]
  	[use] 
>
/xsd:attribute>          
xsd:attributeGroup: 一連の属性宣言のグループ化に使用されるため、複合型の定義にグループとして組み込めます。
<xsd:attributeGroup
      [id]
  	[name]
  	[ref]
>
</xsd:attributeGroup>          
xsd:choice: コンテナ要素内に存在する<choice>宣言に含まれている要素のいずれか1つのみが許可されます。親の選択肢から複数の項目を使用するには、属性maxOccursを>1に設定します。
<xsd:choice
	[id]
	[maxOccurs]
	[minOccurs]
>
</xsd:choice>           
xsd:complexType: 複合型を定義します。複合型の要素は、その他の要素または属性(あるいはその両方)を含むXML要素です。
<xsd:complexType
	[id]
	[name]
	[abstract]
	[mixed]
	[block]
	[final]
>
</xsd:complexType>          
xsd:element: XMLスキーマ要素を宣言します。
<xsd:element 
	[id]
	[name]
	[ref]
	[substitutionGroup]
	[fixed]
	[type]
	[default]
	[form]
	[maxOccurs]
	[minOccurs]
	[nillable]
	[abstract]
	[final]
	[block]
>
</>xsd:element>          
xsd:group: 複合型の定義で使用される要素グループを定義します。
<xsd:group
	[id]
	[name]
	[ref]
	[maxOccurs]
	[minOccurs]
>
</xsd:group>          
xsd:import: 異なるターゲット名前空間を持つ複数のスキーマをドキュメントに追加する際に使用されます。
<xsd:import
  	[id]
  	[namespace]
	[schemaLocation]
>
</xsd:import>          

xsd:include: 同じターゲット名前空間を持つ複数のスキーマをドキュメントに追加する際に使用されます。

<xsd:include
  	[id]
  	[schemaLocation]
>
</xsd:include>          
xsd:list: 指定したデータ型の値のリストとして単純型の要素を定義します。
<xsd:list
  	[id]
  	[itemType]
>
</xsd:list>          

xsd:notation: XMLドキュメント内のXML以外のデータ形式を説明します。

 

<xsd:notation
  	[id]
  	[name]
  	[public]
  	[system]
>
</xsd:notation>          

xsd:redefine: 単純型と複合型、グループおよび外部スキーマからの属性グループを再定義します。

<xsd:redefine
  	[id]
  	[schemaLocation]
>
</xsd:redefine>          
xsd:sequence: 子要素を順番に表示することを指定します。各子要素は、0回以上何度でも出現できます。

<xsd:sequence
  	[id]
  	[maxOccurs]
	[minOccurs]
>
</xsd:sequence>          
xsd:simpleType: 単純型を定義します。また、制約や、属性値かテキストのみの要素の値に関する情報を指定します。
<xsd:simpleType
  	[id]
  	[name]
>
</xsd:simpleType>          
xsd:union: 指定された単純データ型の値のコレクション(共用体)として単純型を定義します。
<xsd:union
  	[id]
  	[memberTypes]
>
</xsd:union>          

すべてのXML要素の詳細は、「W3C XML Schema Part 1: Structures Specification」(http://www.w3.org/TR/xmlschema-1/)を参照してください。


XSDビジュアル・エディタについて