CardLayoutについて

CardLayoutでは、コンポーネント(通常はパネル)が1組のカードのようにスタック内に相互に重ねられます。一度に1つのコンポーネントのみが表示され、別のコントロールを使用してパネルを順にめくり、最上位にくるパネルを選択できます。

CardLayoutは、異なる時点で別のコンポーネントが含まれる可能性のある領域がある場合に使用すると効果的なレイアウトです。これによって、同じ表示領域を共有する必要がある2つ以上のパネルを管理できます。

CardLayoutの使用例は、JDeveloperのウィザードで参照できます。「取消」「次へ」および「戻る」ボタンにより、次に表示されるパネルが制御されます。

CardLayoutコンテナを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 新規アプリケーションを作成します。
  2. ナビゲータでフレーム・ファイルを右クリックし、「開く」を選択します。
  3. Javaビジュアル・エディタでUIにパネルを追加し、そのlayoutプロパティをCardLayoutに設定します。
  4. CardLayoutパネルに新規パネルをドロップします。この新規パネルによってCardLayoutパネルが完全に埋まります。

    注意:CardLayoutパネルに追加した最初のコンポーネントによって、常にパネルが埋まります。

  5. この新規パネルのlayoutプロパティをXYLayoutに設定し、必要なコンポーネントを追加します。
  6. コンポーネント・パレットでパネルをクリックしてから、構造ウィンドウでコンポーネント・ツリー内のCardLayoutパネルをクリックし、これをCardLayoutパネルのスタックに追加します。
  7. この2つ目のパネルをXYlayoutに設定し、これにコンポーネントを追加します。
  8. スタックに追加する新規パネルごとにステップ6および7を繰り返します。

CardLayoutコンテナの周囲のギャップの指定

構造ウィンドウを使用して、CardLayout内のコンポーネント・スタックを囲む水平および垂直ギャップの量を指定できます。

CardLayout内の水平および垂直ギャップを指定する手順は、次のとおりです。

  1. 構造ウィンドウで、cardLayoutが管理するコンテナの真下に表示されているcardLayoutオブジェクトを選択します。

    構造ウィンドウのイメージ

  2. インスペクタで、hgap(水平ギャップ)またはvgap(垂直ギャップ)プロパティをクリックします。
  3. ギャップに必要なピクセル数を入力します。
  4. [Enter]を押すか、インスペクタ内の他の任意の場所をクリックして変更を登録します。