プロパティ・インスペクタ

アクティブなビューがプロパティ参照に追加される場合、選択したアクティブなビューのプロパティを表示します。たとえば、Javaビジュアル・エディタでJButtonが選択され、Javaビジュアル・エディタがアクティブになっている場合、JButtonのプロパティがプロパティ・インスペクタに表示されます。ナビゲータで選択されているプロジェクトの場合、インスペクタにはプロジェクト・プロパティが表示されます。

インスペクタのタイトル・バーには、選択したオブジェクトの名前または「Multiple」(Javaビジュアル・エディタで複数のコンポーネントを選択した場合)という語が表示されます。プロパティは、インスペクタのメイン領域に表形式で1行に1つずつ表示されます。各行には、プロパティの表示名と現在の値が表示されます。ステータス領域が表示されている場合、インスペクタ下部のステータス領域にプロパティの説明文が表示されます。

ツールバーのボタン
プロパティ・インスペクタのツールバーには、「プロパティ」および「イベント」タブで使用できる次のボタンがあります。
ビューの固定
「ビューの固定」ボタン をクリックすると、通常はプロパティ・インスペクタの内容を変更する別のオブジェクトを選択した場合でも、プロパティ・インスペクタの現在の内容が引き続き表示されます。
新規ビュー
「新規ビュー」ボタン をクリックすると、新しい「プロパティ・インスペクタ」ウィンドウが開きます。
編集
使用可能な場合は、「検索」ボタン をクリックして、現在選択されているプロパティのエディタを開きます。
検索領域
「検索」ボタン をクリックして、プロパティおよびイベントを名前で検索します。プロパティ名またはイベント名の最初の部分と一致する1文字以上を入力し、「次を検索」ボタン または 前を検索ボタン を押して、リストの前方または後方を検索します。
統合して表示
統合の設定ボタン をクリックして、すべてのプロパティを表示するか、オブジェクト(交差)間で共有されているプロパティのみを表示するかを制御します。Javaビジュアル・エディタで複数のコンポーネントを選択してプロパティ・インスペクタを表示すると、デフォルトでは選択したコンポーネントのすべてのプロパティが表示されます(統合)。統合モードでは、ボタンは選択した状態で表示され、交差モードに切り替えると、ボタンの選択が解除されます。Javaビジュアル・エディタで1つのコンポーネントを選択した場合、ボタンはプロパティ・インスペクタには影響しません。
カテゴリ
「表示カテゴリ」ボタン をクリックして、表示されているプロパティ名をカテゴリ別に編成します。プロパティには、「一般」と「ビジュアル」の2つのカテゴリがあります。

「プロパティ・インスペクタ」には、「プロパティ」、「イベント」および「カスタマイザ」の3つのタブ付きページを表示できます(3つすべてが適用される場合)。複数のオブジェクトが選択されている場合は、プロパティ・ページのみが関係します。

プロパティの値を編集するために、インスペクタの表の行をアクティブ化すると、そのプロパティのプロパティ・エディタがセルに表示されます。固定した一連の値が適用される場合、その値はドロップダウン・リストに表示されます。値が文字列の場合、テキスト領域を直接編集できます。このタイプに対してカスタム・プロパティ・エディタが定義されている場合は、省略記号ボタンが表示されます。省略記号ボタンをクリックすると、カスタム・エディタを表示するダイアログが呼び出されます。

プロパティの独自のプロパティ・エディタを作成する場合、インスペクタに表示する内容を制御できます。プロパティ・エディタがタグをサポートする場合、プロパティ・インスペクタでは、そのタグが固定した一連の値としてドロップダウン・リストに表示されます。プロパティ・エディタがタグをサポートしない場合、プロパティ・インスペクタはエディタに問い合せて、カスタム・プロパティ・エディタをサポートするかどうかを確認します。どちらもサポートされない場合、直接入力するユーザーにはテキスト領域が表示されます。

プロパティのJavadocを表示するには、そのプロパティを右クリックし、ポップアップ・メニューから「ヘルプ」を選択します。


Beanプロパティについて
プロパティ・インスペクタのコンポーネント・プロパティについて
設計時のコンポーネント・プロパティの設定