ネストされたコンテナおよびレイアウトの使用

JavaにおけるほとんどのUI設計では、複数タイプのレイアウトを使用し、複数のパネルをメイン・コンテナ内で様々なレイアウトでネストして、必要なコンポーネント配置を取得します。パネルを他のパネル内でネストして、より厳密にコンポーネント配置を制御することもできます。複合設計を作成し、各パネルに適切なレイアウト・マネージャを使用することで、機能と移植性の両面を考慮した上でコンポーネントをグループ化して配置できます。

たとえば、次の図は様々なレイアウトでネストしたパネルの使用を示しています。グレーに塗りつぶされたオブジェクトはUI内のボタンおよび他の参照可能なコンポーネントで、様々なレベルのパネルにネストされています。

ネストしたレイアウトのサンプル

ネストしたパネルを作成する手順は、次のとおりです。

  1. アプリケーションのUI設計にパネルを追加します。

  2. プロパティ・インスペクタで、Layoutプロパティをnullに変更します。

    UI設計に追加したパネルでは、FlowLayoutが使用されます。設計プロセスでの操作が最も容易なため、最初にレイアウトをnullに変更してください。すべてのパネルや他のコンポーネントをUIに配置した後、最終的なレイアウトに設定します。

    Javaビジュアル・エディタで特定のパネルを探すには、そのパネルを「構造」ウィンドウで選択します。

  3. パネルを他のパネル内に配置して、コンポーネントを論理的にグループ化します。

  4. パネルにコンポーネントを追加します。

  5. 適切なレイアウトにあわせて各パネルのlayoutプロパティを設定します。