プロファイラは、アプリケーション・コードにおけるプログラミングの非効率性、パフォーマンスの問題、およびメモリー・リークの検出に役立ちます。対象または対象外とするクラスとパッケージを指定するには、「ツール」 「設定」
「プロファイラ」の順に選択します。使用できるプロファイリングは、イベント・プロファイリング、実行プロファイリング、メモリー・プロファイリングの3種類です。
実行プロファイラの実行を開始するには、システム・ナビゲータでプロジェクト・ファイルを選択し、「実行」 「実行プロファイル<プロジェクト>」の順に選択します。
実行プロファイリングでは、アプリケーションのパフォーマンスの統計分析が作成されます。このプロファイリングは、起動と初期化、再ペイント、コンパイルなどのアプリケーションの機能をテストするのに使用できます。実行プロファイラは、「サンプリングの間隔[単位:ミリ秒]」設定に基づいて、実行中のアプリケーションのデータを定期的にサンプリングします。
イベント・プロファイリングでは、指定のイベントについて、プログラム内のすべてのイベントに関連するイベント・タイミングを収集して表示します。イベント・プロファイリングを使用して、タイミングに関する次のような問題を検出します。
メモリー・プロファイリングでは、プログラムによるJavaヒープ内のメモリー使用状況を視覚的かつ統計的に分析し、メモリー・リークを追跡して特定します。メモリー・プロファイラは、アプリケーションによるメモリー使用状況に関する情報を指定の間隔で取得します。メモリー・プロファイラの一時停止後、またはアプリケーションの終了後には、Javaヒープで使用および解放されたメモリー量など、最後に取得されたプロファイラ情報が表示されます。
プロファイラ・クラス・セットでは、プログラムのプロファイリング時に考慮に入れるクラスを定義します。プロファリング・セッションに含めるクラスと除外するクラスをリストして、プロファイラ・クラス・セットを定義します。プロファイラによってプログラムとみなされるクラスを決定するのは、このクラス・セットです。プロジェクトでプロファイラを実行したとき、プロファイラ・クラス・セットに含まれるクラスのみが評価されます。プロファイラ・クラス・セットは、「設定プロパティ」ダイアログの「プロファイラ」 ページで定義します。
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