リモート・プロファイリングについて

プロファイリング・セッションをリモートで実行できます。リモート・プロファイリング・セッションを開始すると、プロファイラは、リモート・アプリケーションに接続し、これをローカル・アプリケーションとみなしてプロファイリングします。プロファイラをローカルで実行しているため、コンピュータにアクセス可能なIPアドレスまたはDNS名が付与されている場合は、他のコンピュータ上のアプリケーションをプロファイリングできます。

リモート・プロファイリングとローカル・プロファイリングの主な違いは、プロファイリング・セッションを開始する方法です。ローカル・プロファイリングの場合、JDeveloperによってプロファイリング対象のプログラム(プロファイリング対象プロセス)が自動的に起動され、そのプログラムにプロファイラが接続されます。リモート・プロファイリングの場合、プロファイリング対象プロセスを手動で起動する必要があります。また、JSPまたはサーブレットをプロファイリングする場合、そのJSPまたはサーブレットを呼び出すブラウザを手動で起動する必要があります。プロファイリング対象プロセスが起動し、JDeveloperプロファイラがそのプロセスに接続されると、リモート・プロファイリングとローカル・プロファイリングの違いはなくなります。プロファイリング対象プロセスがJDeveloperと同じマシンで実行されているかどうかに関係なく、リモート・プロファイリングを使用できます。

ローカル・プロファイリングよりもリモート・プロファイリングが望ましい場合があります。リモート・プロファイリングの場合、プロファイラおよびプロファイリング対象プロセスは2台の個別のコンピュータで実行できるため、同じリソースに対して競合しません。

リモートでプロファイリングするときは、リモートJVMがOJVMである必要があります。


リモート・プロファイリングのためのJavaプロセスの開始
プロファイラとJavaプログラムのリモートでの接続