プロパティは、外観や動作に影響する可能性のあるクラスの名前付き属性です。次のようなプロパティがあります。
プロパティは、コンポーネントの外観と実行時のレスポンスを定義する属性です。JDeveloperでは、設計時にコンポーネントの初期プロパティを設定します。このプロパティは、実行時にコードで変更できます。
プロパティ・インスペクタのプロパティ・ページには、選択したコンポーネントのプロパティが表示されます。このページで設計に含まれるコンポーネントの設計時のプロパティ値を設定します。設計時にプロパティを設定することで、実行時にUIがインスタンス化されるときのコンポーネントの初期状態を定義します。
注意: 実行時に初期プロパティ値を変更するために、メソッドまたはイベント・ハンドラの本体にコードを挿入できます。これは、プロパティ・インスペクタのイベント・ページで作成可能です。
Javaビジュアル・エディタで複数のコンポーネントを選択してプロパティ・インスペクタを表示すると、デフォルトでプロパティ・インスペクタには選択したコンポーネントのプロパティがすべて表示されます(統合して表示)。プロパティ・インスペクタのツールバーで「統合して表示」ボタンをクリックすると、すべてのプロパティを表示するか、またはオブジェクト間で共有されるプロパティのみ(共通部分)を表示するかを制御できます。
Javaビジュアル・エディタでは複数のコンポーネントを選択できますが、プロパティ・インスペクタに表示されるのは1度に1コンポーネントのプロパティ値のみです。選択したコンポーネント間でプロパティが共有されており、値が同一の場合と異なる場合があると、プロパティ値がコンポーネント間で異なる可能性があります。プロパティ・インスペクタでは、値がイタリックで表示されるため、異なる値を持つ共有プロパティを識別できます。
選択したコンポーネント間で共有プロパティの値が異なっている場合は、アンカー選択項目に属しているプロパティ値が常に表示されます。アンカー選択項目とは、Javaビジュアル・エディタに中空のハンドル付きで表示される選択項目です。アンカー選択項目を変更するには、[Shift]キーを押しながら、現在選択されている他のコンポーネントの1つをクリックします。アンカー選択項目を変更すると、インスペクタに表示されるコンポーネントのプロパティが変わり、Javaビジュアル・エディタのポップアップ・メニュー操作が適用されるコンポーネント(「位置合せ」ポップアップ・メニュー項目など)も変わります。
プロパティ・インスペクタで共有プロパティのいずれかを変更すると、そのプロパティ値は選択したすべてのコンポーネント内で新規の値に変更されます。
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