「構成パラメータ」表には、選択したリポジトリの接続パラメータの値を指定します。
注意: アダプタに接続するには2つの方法があります。
この接続方法は、アプリケーションに対するセキュリティを有効にせずにページを開発およびテストする際に役立ちます。また、リポジトリに定義されている共通ユーザーを利用することで、別の方法では基礎となるリポジトリにアクセスできないユーザーにコンテンツを公開する際にも役に立ちます。
Oracle Portalアダプタでは、ユーザー名/パスワードをNULLにできます。この場合はパブリック・ユーザーとみなされます。Oracle Content DBアダプタでは、このページに用意されているフィールドにユーザー名/パスワードを入力する必要があります。さらに、「サーバーのURL」パラメータに値を指定する必要があります(他のパラメータはありません)。ファイル・システム・アダプタの場合は、認証不要のため、ユーザー名/パスワードのフィールドはグレー表示になります。
Oracle Content DBアダプタおよびOracle Portalアダプタについては、このウィザード・ページの「セキュリティにJAASを使用」チェック・ボックスをクリックすることで、JAASを使用できます。
Oracle Content DBアダプタの場合にJAASを使用するには、Service to Service(S2S)セキュリティ(サーバー・バージョン10.1.2.x)またはWeb Service(WS)セキュリティ(サーバー・バージョン10.1.3.2以上)の2つの方法があります。トラステッド認証方法」パラメータに指定した値によって、使用される方法が決まります。
ファイル・システム・アダプタの場合は、認証不要のため、「セキュリティにJAASを使用」チェック・ボックスはグレー表示になります。
パラメータの要件は、ユーザー名/パスワードによるリポジトリ接続(「セキュリティにJAASを使用」の選択を解除)の構成か、JAASリポジトリ接続(「セキュリティにJAASを使用」を選択)の構成かによって異なります。次の表に、リポジトリ・タイプと関連するデフォルトのパラメータ、および必要な値のタイプの説明を示します。
リポジトリ・タイプ | デフォルトのパラメータ | 値の説明 |
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Oracle Content DB | キーストア・パスワード |
キーストアを作成した場合に設定するキーストアのパスワード。 キーストアには、署名に使用される証明書および秘密鍵が格納されます。 このパラメータ値は、WS-Securityの場合にのみ関係します。 |
S2Sアプリケーションのパスワード |
サービス・ツー・サービスのパスワード。 パラメータ値は、S2Sの場合にのみ関係します。 |
|
KeyStoreファイルの場所 |
キーストアの位置を示すパス。 相対パス(この場合はファイルがCLASSPATH内にあることが必要)またはファイル・システムのフルパスを指定できます。 このパラメータ値は、WS-Securityの場合にのみ関係します。 |
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サーバー公開鍵別名 |
サーバーの公開鍵。 このキーは、サーバーに送信されるメッセージの暗号化に使用されます。 このパラメータ値は、WS-Securityの場合にのみ関係します。 |
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サーバーURL |
コンテンツ・リポジトリをホスティングしているサーバーのURL。 このパラメータには常に値が必要です。リポジトリへの認証にユーザー名/パスワードの方法を使用する場合、すべてのOracle Content DBパラメータの中で、常に値を必要とするのはこのパラメータのみです。 |
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S2Sアプリケーション名 |
トラステッド・クライアント・アプリケーション名。 通常はLDAP識別名(DN)の形式で指定します。このパラメータ値はS2Sの場合にのみ関係します。 |
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秘密鍵のパスワード |
キーストアからキーを取得するために必要なクライアントの秘密鍵パスワード。 このパラメータ値は、WS-Securityの場合にのみ関係します。 |
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KeyStoreタイプ |
キーストアのタイプ。 たとえば、JKS(Java Key Store)やPKCS#12(公開鍵の暗号化標準、秘密鍵と証明書を格納するための標準)などがあります。プロバイダがインストールされている場合は、他のフォーマット(Oracle Walletなど)をサポートできます。 このパラメータ値は、WS-Securityの場合にのみ関係します。 |
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トラステッド認証方法 |
リポジトリへのログインに使用される認証方法。
このパラメータは、JAASチェック・ボックスが選択されている場合に値が必要です。値は |
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秘密鍵の別名 |
キーストア内のクライアントの秘密鍵別名。 鍵は、サーバーへのメッセージの署名に使用されます。この秘密鍵に対応する公開鍵をサーバー・キーストアにインポートする必要があります。 このパラメータ値は、WS-Securityの場合にのみ関係します。 |
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サーバーのバージョン |
サーバーのバージョン。 このパラメータ値は、WS-Securityの場合にのみ関係します。 |
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Oracle Portal | 接続 |
Oracle Portalインスタンスへの接続文字列の名前。 既存の接続を選択し、「新規」をクリックして接続ウィザードを起動し、新しい接続を追加します。 |
ユーザー名 | 接続に対して用意されているユーザー名をリストする読取り専用フィールド。 | |
ドライバ | 接続に使用されるドライバをリストする読取り専用フィールド。 | |
接続文字列 | Oracle PortalインスタンスへのURL/接続文字列をリストする読取り専用フィールド。 | |
ファイルシステム | ベース・パス |
ファイル・システム・リポジトリへのディレクトリ・フルパス。 次に例を示します。
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注意: コンテンツ・リポジトリのデータ・コントロールの詳細は、Oracle WebCenter Framework開発者ガイドのコンテンツの統合に関する章を参照してください。
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