アクセシビリティをサポートするJDeveloperの機能

JDeveloperの次の機能は、アクセシビリティをサポートするよう設計されています。

キーボード・アクセス

JDeveloperでは、JDeveloperの各機能に対するキーボード・アクセスをサポートしています。キーボード・アクセスの概要は、後述します。JDeveloper内部でのキーの割当て方法、およびコマンドに設定されているショートカット・キーの概要は、次のトピックを参照してください。

キーボード・アクセスによって、メニューおよびツールバーでは次の機能を使用できます。

ナビゲータ、構造ペイン、ソース・エディタ、プロパティ・インスペクタ、制約ウィンドウ、プロファイラ、デバッガ・ウィンドウ、ヘルプ・ウィンドウ、ログ・ウィンドウおよびBC4J TesterなどのJDeveloper IDEでは、次の機能を使用できます。

ヒント

JDeveloperのダイアログおよびウィザードでは、次の機能を使用できます。

ランタイム・アプリケーションにおいても、コントロールの移動と起動が可能です。これには、Javaアプリケーション、HTMLアプリケーション、アプレット、JSF(Faces)アプリケーション、JSPおよびサーブレットなど、JDeveloperで作成するすべての実行可能ファイルが該当します。ランタイム・アプリケーションでは、次の操作が可能です。

スクリーン・リーダーによる読上げ

JDeveloperでスクリーン・リーダーを使用した場合の、読上げへの対応は次のとおりです。

メニューおよびツールバーで使用した場合:

JDeveloper IDEのウィンドウで使用した場合:

ダイアログおよびウィンドウで使用した場合:

ランタイム・アプリケーションで使用した場合:

フォントおよび色の選択の柔軟性

JDeveloperのユーザー・インタフェースでは、色およびフォントの選択を柔軟にすることによって、視覚障害を持つユーザーのための操作性を向上しています。フォントおよび色については、次のような機能があります。

音声のみに依存しないフィードバック

JDeveloperでは、どのような状況でも、ユーザーへのフィードバックが音声のみで行われることはありません。音声によるフィードバックには、常にスクリーン上の表示が伴います。たとえば、エラーまたは不正な操作が発生した場合のプロンプトには、常に警告音が伴います。

カーソルの点滅やアニメーションへの非依存

JDeveloperでは、カーソルの点滅やアニメーションの使用は最小限に抑えられています。

スクリーンの拡大機能

JDeveloperのユーザー・インタフェースは、スクリーンの拡大機能を使用しても正常に動作します。製品のすべての機能で、スクリーンの拡大機能が使用可能です。

JSPまたはXML文書のエディタ・ビューまたはタブ・ビューの変更

アプリケーションまたはシステム・ナビゲータ内のいずれかのノード上で[Enter]を押すと、そのファイルのビジュアル・エディタが開きます。デザイン・ビューではなくソース・ビューまたは履歴ビューでJSPファイルを表示する場合など、ドキュメントに使用可能なエディタ間の切替えを行うには、[Alt]+[Page Up]や[Alt]+[Page Down]のアクセラレータ・キーを使用して、「ウィンドウ」次の選択「移動先」次の選択「右のエディタ」、および「ウィンドウ」次の選択「移動先」次の選択「左のエディタ」の各メニュー・コマンドを起動できます。

「Struts構成エディタ」ダイアログでのプロパティ編集

「Struts構成エディタ」ダイアログでは、[Ctrl]キーを押しながら[Page Down]キーを押して、たとえば、フォームBeanページで、「Bean」「プロパティ」および「フォーム・プロパティ」タブ間を移動できます。[Tab]キーおよび[Shift]+[Tab]キーで、タブのフィールド間を移動できます。カーソルがフィールドにある場合、[Backspace]キーでフィールドを消去し、新しい値をフィールドに入力できます。ただしJawsを使用している場合は、フィールドの名前がスクリーン・リーダーに正しく読み上げられない場合があります。

複数行の編集フィールドでのテキストの読上げ

複数行の編集フィールド内のテキストをスクリーン・リーダーで読み上げる場合は、[Shift]キーを押しながら、最初のカーソル位置に応じて矢印キーでカーソルを上または下に移動することで、テキストを選択できます。たとえば、ビュー・オブジェクト・ウィザードを再開して問合せページを開いた場合、カーソルは最初SQL文の末尾に表示されるので、[↑]キーを使用して、読み上げるテキストを選択する必要があります。

ソース・エディタでの行番号の読上げ

Javaソース・エディタでファイルを編集中に、[Ctrl]キーを押しながら[G]キーを押すと、スクリーン・リーダーで行番号を読み上げることができます。

「ログ」ウィンドウでの、例外スタックHTMLリンクおよび生成済Javadocリンクへのアクセス

「ログ」ウィンドウで例外スタックHTMLリンクまたはJavadocリンクを生成すると、これらはリンクとして認識されなくなり、スクリーン・リーダーでプレーン・テキストとして読み上げます。リンクにアクセスするには、カーソルのフォーカスを「ログ」ウィンドウに設定します。マウスで右クリックするか、[Shift]+[F1]キーを同時に押し、ポップアップ・メニューから「名前を付けて保存」を選択します。「ログ」ウィンドウの内容がHTMLファイルとして保存されます。この保存したHTMLファイルをプロジェクトまたはアプリケーション・ワークスペースにリソースとして追加します。ファイルをアプリケーション・ナビゲータから開くとJDeveloper HTML/JSPビジュアル・エディタが起動し、リンクを正しく表示できます。HTML/JSPビジュアル・エディタでファイル内を移動し、リンクにアクセスします。


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