JDeveloper XSDビジュアル・エディタには、XML文書の構造、内容およびセマンティクスが視覚的に表示されます。このトピックでは、ビジュアル・エディタにおけるXMLスキーマ・コンポーネントの表示例を示します。
エディタでコンポーネントまたは属性を選択すると、選択項目が青くハイライト表示されます。次の図で選択されているsimpleType
コンポーネントは、単純型を定義しています。この要素を使用して、属性またはテキストのみのコンポーネントの値に関する制約と情報を指定します。ここでは、string型を制限しています。
XMLスキーマ・コンポーネントは、XSDファイルの上部に表示されます。要素を右クリックして「プロパティ」を選択すると、スキーマの名前空間を構成するためのダイアログが表示されます。
choice
コンポーネントでは、コンテナ・コンポーネント内に存在する<choice>
宣言に含まれているコンポーネントのいずれか1つのみが許可されます。親の選択肢から複数の項目を使用するには、属性maxOccurs
を>1
に設定します。
all
コンポーネントでは、子コンポーネントを任意の順序で表示できること、および各子コンポーネントが0回または1回出現することを指定します。
sequence
コンポーネントでは、子コンポーネントを順番に表示することを指定します。各子コンポーネントは、0回以上何度でも出現できます。
カーディナリティの図では、コンポーネントは次の属性で表示されます。
minOccurs=">0"
)は、実線で表示されます。
minOccurs="0"
)は、点線で表示されます。
maxOccurs="unbounded"
)は、コンポーネント・スタック数に無限大の記号が表示されます。複数回出現する可能性のあるコンポーネントは、コンポーネントのスタックとして表示されます。コンポーネントの左側の数では、コロンの前の数がそのコンポーネントの最低出現回数(minOccurs
)を示し、コロンの後の数がそのコンポーネントの最高出現回数(maxOccurs
)を示します。次の図では、最高出現回数が無限のコンポーネントに無限大の記号が表示されています。
次の図のcomplexType
コンポーネントは、ベース型を拡張したもので、ベース型から属性と子を継承しています。黄色の背景色は、スキーマの別の部分で定義されている(complexType
コンポーネントの下にある)baseTypeへの参照を示しています。コンポーネント属性は、次のように表示されます。
union
コンポーネントでは、指定された単純データ型の値のコレクション(共用体)として単純型を定義します。次の図では、unionは、iで始まる文字列すべてを表しています。
list
コンポーネントでは、指定したデータ型の値のリストとして単純型のコンポーネントを定義します。次の図では、listコンポーネントは、一連のshortコンポーネントの値オブジェクトを表しています。
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