JDBCドライバの選択
JDBCは各種ドライバをサポートするドライバ・マネージャを使用するため、複数のデータベース・サーバーへの接続が可能です。データベース・アプリケーションをデータ・サーバーに接続するには、適切なJDBCドライバを有効にしておく必要があります。JDeveloperは、Oracle Thin JDBCドライバおよびOCI JDBCドライバを提供します。Oracle用OCIがデフォルトのドライバです。必要に応じて、デフォルト以外のJDBCドライバをインストールしてください。
アプリケーションまたはアプレットに使用するJDBCドライバを選択する場合は、次のことを考慮してください。
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アプレットを作成する場合には、必ずJDBC Thinドライバを使用してください。JDBC OCIベースのドライバ・クラスは(C言語の)ネイティブ・メソッドをコールするため、Webブラウザでは機能しません。
注意: アプレットにJDBC Thinドライバを使用する場合、クライアント・ブラウザがJavaソケットをサポート可能であることが必要です。
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Oracle8i以前のバージョンのOracleサーバーの移植性やパフォーマンスを最大限に活用する場合は、JDBC Thinドライバを使用してください。JDBC Thinドライバを選択すると、アプリケーションやアプレットからOracleサーバーに接続できます。
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Oracleクライアント環境用のクライアント・アプリケーションを作成していて、パフォーマンスを最大限にする必要がある場合には、JDBC OCIドライバを選択してください。
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中間層として動作するOracleサーバーで実行されるコードの場合、サーバー側Thinドライバを使用してください。(JDeveloperは、サーバー側Thinドライバを提供していません。)
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コードがターゲットのOracleサーバー内で実行される場合、そのサーバーへのアクセスにはサーバー側の内部JDBCドライバを使用してください。(リモート・サーバーには、サーバー側Thinドライバを使用してアクセスできます。)(JDeveloperは、サーバー側の内部JDBCドライバを提供していません。)
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アプリケーションにとってパフォーマンスが重要で、Oracleサーバーのスケーラビリティを最大限に活用する場合、あるいはTAFなどの拡張可用性機能、中間層の認証などの拡張プロキシ機能が必要な場合には、OCIドライバを選択します。
詳細は、次のURLにある『Oracle Database JDBC開発者ガイドおよびリファレンス』参照してください。http://download.oracle.com/docs/cd/B14117_01/java.101/b10979/urls.htm
関連項目
JDBCを使用したJavaプログラムでのSQLの埋込み
デフォルト以外のJDBCドライバを使用するためのプロジェクトの変更
データベース接続の設定
新規のサード・パーティ製JDBCドライバの登録
リファレンス: OracleのType 2 JDBCドライバ(OCI)に対する接続要件
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