Oracle Java Compilerについて

Oracle Java Compiler(OJC)では、Javaソース・コード(.javaファイル)がJavaバイトコード(.classファイル)にコンパイルされます。Oracle Java CompilerはJDeveloper IDEで使用されます。コマンドラインから直接使用することもできます。生成されるバイトコードは、Java Virtual Machine(JVM)のマシン・コードです。Javaソース・ファイルのコンパイルにより、各クラス宣言およびインタフェース宣言に対して個別のクラス・ファイルが生成されます。生成されたJavaプログラムを特定のプラットフォームで実行すると、そのJVMによってclassファイルに含まれるバイトコードが実行されます。

OJCでは、指定されたJavaファイルや対応するクラス・ファイルのないインポート・ファイルもコンパイルされます。(-makeオプションを使用して)依存性チェックを指定しないかぎり、すべてのターゲットJavaファイルがコンパイルされます。依存性チェックの詳細は、「依存性チェックについて」を参照してください。

構文とオプションのリストを表示するには、次のコマンドを入力します。

  ojc -?     
または
  ojc -help     

Windowsでは、場合により、OJC実行可能ファイルのパスが検索されるよう、コマンドラインの環境変数を設定する必要があります。このとき、Windows固有のsetvarsコマンドを使用できます。


関連項目

Javaプロジェクトのビルド
Setvarsコマンドについて(Windows)
依存性チェックについて
コマンドラインまたはシェルからのコンパイルについて
Oracle Java Compilerとレスポンス・ファイル
Oracle Java Compilerの起動