プロパティ・インスペクタを使用すると、コンポーネント・プロパティを確認および設定し、コンポーネント・イベントにメソッドを設定できます。プロパティ・インスペクタでの変更は、Javaビジュアル・エディタやソース・コードに反映されます。プロパティ・ページには、Javaビジュアル・エディタで選択したコンポーネントのプロパティが表示されます。
イベント・ページを使用すると、コンポーネント・イベントにハンドラを設定し、既存のイベント・ハンドラを削除できます。
視覚的に編集しているときは、コンテナのレイアウト・マネージャを変更することもできます。変更するには、最初にレイアウト・マネージャを選択し、次にプロパティ・ページの「レイアウト」ドロップダウン・リストから別のレイアウトを選択します。
レイアウト・マネージャを使用すると、UIが移植可能になるようにレイアウトの規則および制約を指定できます。標準的なUI設計技術を使用してUIコンポーネントの絶対位置とサイズを指定した場合は、そのUIがすべてのプラットフォームで適切に表示されるとはかぎりません。この問題を解決するために、Javaでは移植可能なレイアウト・マネージャが提供されています。このレイアウト・マネージャによって次の操作が可能となります。
JDeveloperのJavaビジュアル・エディタでは、各コンテナに対してデフォルトのレイアウト・マネージャが使用されます。通常はnull
のレイアウトです。デフォルト以外のレイアウト・マネージャを使用する場合は、コンテナのソース・コードに明示的にレイアウト・マネージャを追加するか、またはプロパティ・インスペクタでコンテナのレイアウト・プロパティ・リストからレイアウトを選択します。
JDeveloperには、Java AWTの標準であるBorderLayout
、FlowLayout
、GridLayout
、CardLayout
およびGridBagLayout
のレイアウト・マネージャが用意されています。Swingの場合は、BoxLayout2
およびOverLayout2
が含まれています。
Copyright © 1997, 2007, Oracle. All rights reserved.