2001年4月
原典情報: Installing JDeveloper 3.2.3 (A83511-04)
JDeveloper 3.2をインストールする前に、このガイドをお読みください。
このガイドには、JDeveloperでの効率的な作業のために有益な次の情報が記載されています。
JDeveloperを使用するシステムの最低要件および推奨要件は、次の表のとおりです。
最低 | 推奨 | |
---|---|---|
オペレーティング・システム |
Windows NT 4.0(Service Pack 6a) |
Windows NT 4.0(Service Pack 6a)、Windows 2000 |
CPUのタイプおよび性能 |
Pentium 200MHz |
PentiumII 266MHz以上 |
メモリー1 |
96MB RAM |
256MB RAM |
ディスプレイ |
|
最低800×600の解像度に設定 |
ハードディスク容量(標準またはカスタム・インストール) |
280MB(WebHelp2使用の場合、370MB) |
500MB以上(JDeveloperと、作業中および完成後のすべてのプロジェクトに十分な容量) |
ハードディスク容量(コンパクト・インストール) |
145MB |
1 ネットワーク・サーバーのメモリー要件は、「マルチユーザー・サポート」を参照してください。 2 WebHelpシステムは、多数の小さなファイルから構成されます。 WebHelpファイルをMicrosoft FATファイル・システムにインストールする場合、前述の最低量より多くのディスク領域が必要になることがあります。 これは、FATファイル・システムで使用されるブロック・サイズとファイル割当てスキームが原因です。 ディスク領域をより効率的に使用するには、NTFSを使用してください。 |
Citrixサーバー上のJDeveloper 3.2で最も重要なリソースは、ターミナル・サーバー上で使用可能なメモリー量です。 一般的に、JDeveloperの同時ユーザーあたり少なくとも50MBのRAMが使用可能である必要があります。 たとえば、10人のJDeveloperユーザーが同時に存在する場合、ターミナル・サーバーには少なくとも512MBのRAMが必要です。
ターミナル・サーバーにその他の主要サービスがインストールされている場合は、追加の負荷に必要な量のRAMを増やす必要があります。
ネットワーク・サーバー/クライアントのインストール構成で最も重要なリソースは、ネットワーク帯域幅です。 最低でも100MビットのLAN接続が必要です。
JDeveloper JDBCドライバ・ソフトウェアの要件は、次の表のとおりです。
ドライバ | 要件 | 備考 |
---|---|---|
OCI 7 JDBC(Oracle7データ・ソース) |
クライアントにSQL*Netがインストールされていること。 |
SQL*Netクライアント・ソフトウェアは、Oracle7インストール・ディスクに同梱されています。1 |
OCI 8 JDBC(Oracle8データ・ソース) |
クライアントにNet8がインストールされていること。 |
Net8クライアント・ソフトウェアは、Oracle8インストール・ディスクに同梱されています。1 |
Thin JDBC |
なし。 |
このドライバには、Oracle7およびOracle8データ・ソースの操作に必要なSQL*NetソフトウェアのJavaインプリメンテーションが含まれています。 |
JDBC-ODBC |
選択したデータベースに対するODBCドライバがインストールされていること。 |
|
1 接続に使用するOracle JDBC OCIドライバのバージョンと一致するOracleクライアント・ソフトウェアをインストールする必要があります。 さらに、接続の際に必要なクライアント・サイドOCI DLLをJDBC OCIドライバが検出できるように、Oracleクライアントがインストールされるホーム・ディレクトリは、クライアントのPATH 環境変数内で設定されている必要があります。 |
JDeveloper 3.2をインストールするには、次の手順に従います。
Setup.exe
をダブルクリックします。
C:\Program Files\Oracle\JDeveloper 3.2.3
です。
注意: ディレクトリ・パス名に空白が含まれていると、特定のタスクに問題が発生することが知られています。 ルート直下のサブ・ディレクトリ(たとえば、 また、JDeveloperは |
今回が初めてのインストールでない場合は、既存のソフトウェアとの競合を避けるために、新しいディレクトリを選択することをお薦めします。 詳細は、「旧リリースからJDeveloper 3.2への移行」を参照してください。
選択したインストール・オプションに応じて、作業ファイル用のローカル・ディレクトリおよび共有名の入力を要求される場合もあります。
これらのパラメータは、JDeveloperにビルトインされたサーブレット・エンジンでの日本語処理の方法を指定しています。これに関する情報は、リリース・ノートの「国際化(I18N)の問題」セクションにある「JDeveloperにビルトインされたサーブレット・エンジンでの日本語名ファイルの呼出しについて」を参照してください。[WEBTOGO] _DISABLE_NLS_DECODING=YES # NOをYESに変更 [SERVLET_PARAMETERS] translate_params=true # falseをtrueに変更
JDeveloperでは、名前付きデータベース接続を作成および保存し、JDeveloperのすべてのプロジェクトでその接続を使用することが可能です。
旧リリースのデータベース接続をリリース3.2へインポートするには、次のようにします。
JDeveloperでは、コンパイルしたクラス、ソース・ファイルおよびJavadocファイルへのパスをライブラリで定義します。 JDeveloper 3.2には、旧リリースで作成したライブラリをインポートするためのユーティリティが用意されています。このユーティリティにより、古いライブラリをリリース3.2で再作成する手間が省けます。
パス・ライブラリをJDeveloper 3.2へインポートするには、次のようにします。
importlibdlg.exe
をダブルクリックします。 (デフォルトのインストール・パスは、C:\Program Files\Oracle\JDeveloper 3.2.3
です。)
library.ini
を選択し、「開く」をクリックします。
<IMPORTED>
というラベルが追加されて右側のペインに表示されます。インポート済のライブラリをリリース3.2のリストから削除するには、シャトル・ボタンを使用します。
注意: ライブラリをインストールした場合、現在のJDeveloperにライブラリのパスのみがコピーされます。 ライブラリを旧リリースのJDeveloperのディレクトリ・ツリーからインポートした場合、旧リリースをアンインストールする際にこれらのライブラリが削除される場合があります。 |
JDeveloperのドキュメントはすべてオンラインで、「ヘルプ」メニューからアクセス可能です。
JDeveloperセットアップ・プログラムでは、インストールされているブラウザに応じてオンライン・ドキュメントがHTML HelpまたはWebHelp形式でインストールされます。HTML Helpには、Internet Explorerのバージョン4.0以降が必要です。WebHelpはどのブラウザでも表示できます。HTML Helpには全文検索の機能があるため、オンライン・ドキュメントの表示にはHTML Helpをお薦めします。
「標準」インストールでは、セットアップ・プログラムによりInternet Explorer 4.0以降がマシン上に検出された場合、自動的にHTML Helpがインストールされます。Internet Explorer 4.0以降が検出されない場合、WebHelpがインストールされます。
インストールするヘルプの種類を選択するには、セットアップ・プログラムの「セットアップ タイプ」ページで「カスタム」を選択します。その後、インストールするヘルプを選択してください。
注意: HTML Helpをインストールしても、Internet Explorer 4.0以降がインストールされていない場合、ヘルプ・システムにアクセスしようとするとエラー・メッセージが表示されます。 |
オラクル社では、Web上で多くのリソースを提供しています。有益だと思われるいくつかのサイトを、次に挙げます。
説明 | URL |
---|---|
日本オラクルのサイト |
|
Oracle JDeveloper |
|
Oracle Technology Network |
|
日本オラクル カスタマ・サポート |
Oracle JDeveloperを使用して、アプレットおよびアプリケーションを様々な環境に配布できます。JDeveloperはSun MicrosystemsのJDK 1.2.2および1.1.8に準拠しており、これらのバージョン以降のJDKがインストールされているプラットフォームへの配布が可能です。
Oralce JDeveloperは、次の環境で操作確認が行われています。ここにあげられている以外の環境では、それぞれの仕様に準拠している限りサポートされます。ただし、プラットフォーム固有の問題があり、その原因が弊社の対応外である場合についてはその限りではありません。
ブラウザ1 |
---|
Netscape Navigator 4.7 |
Windows Internet Explorer 5.0(Service Pack1) |
Java Runtime Environment 1.1.8および1.2.2 |
Appletviewer 1.1.8および1.2.2 |
1 Netscape NavigatorおよびMicrosoft Internet Explorerに搭載されているJava VMは、Oracle JDeveloperで使用されるJava VM 1.2.2より以前のバージョンです。そのため、InfoSwingコントロールおよびInfoProducersを使用して開発したアプレットを実行するには、ユーザーのブラウザにJava VMプラグインをインストールする必要があります。プラグインは、http://java.sun.com/products/plugin/index_ja.htmlからダウンロードが可能です。 |
アプリケーション・サーバー |
---|
Oracle9i Application Server |
Apache 1.3.12 - JServ 1.1 |
Apache 1.3.12 - Tomcat 3.1 |
クライアント・ランタイム・プラットフォーム1 |
---|
Windows 98 |
Windows 2000 |
Windows NT 4.0(Service Pack 5以降) |
Linux(Redhat 6.2、Kernel 2.2.14) |
Solaris 2.6 |
1 これらは、JDeveloper 3.2で作成し適切なアプリケーション・サーバーまたはデータベース・サーバーに配布された、アプリケーション、アプレットおよびJSP用のプラットフォームです。 |
JDBC |
---|
Oracle Thin JDBC |
Oracle JDBC-OCI71 |
Oracle JDBC-OCI81 |
Sun JDBC-ODBCドライバ |
1 OCIドライバは、アプレットには使用できません。 |
データベース1 |
---|
Oracle8 RDBMSリリース8.0.6 |
Oracle8i RDBMSリリース8.1.6およびリリース8.1.7 |
1 この表は、接続および開発が可能なデータ・ソースのリストです。配布がサポートされているデータベースは、Oracle 8.1.7のみです。 |
この項では、JDeveloper 3.2のソース・コントロール機能で使用するOracle Repositoryクライアント・ソフトウェアのインストール方法および構成方法について説明します。 次の手順では、PCにJDeveloper 3.2がインストールされていることを想定しています。 まだインストールされていない場合は、「JDeveloper 3.2のインストール」を参照してください。
次に進むには、Oracle Internet Developer Suiteの「Oracle Designer R6i 」のCDが必要です。
JDeveloperソース・コントロール・アドインを使用するために、約3MBのディスク容量が必要です。 また、リポジトリ・クライアント・ソフトウェアを使用するには、約180MBのディスク容量が必要です。 この数値は、使用しているファイル・システム(FATまたはNTFS)、およびOracleクライアントのインポート/エクスポート・ユーティリティがインストールされているかによって異なります。
「標準」インストール・オプションを使用してJDeveloper 3.2をインストールした場合は、Oracle Repository用ソース・コントロール・コンポーネントがすでにインストールされているため、この手順はスキップできます。
「コンパクト」または「カスタム」インストール・オプションを使用した場合は、JDeveloper 3.2のセットアップ・プログラムを再度実行し、「カスタム」インストール・オプションを選択して、「JDeveloperソース・コントロール機能」コンポーネントのみをインストールします。 JDeveloperのOracle Repository用ソース・コントロールは、JDeveloper 3.2と同じディレクトリにインストールする必要があります。
注意: JDeveloperをインストールした後にJDeveloperソース・コントロール機能をインストールした場合、 |
この手順では、Oracle Internet Developer Suiteの「Oracle Designer R6i 」のCDを使用する必要があります。
『Oracle Repository for Windows インストレーション・ガイド』に従って、Oracle Repository 6i クライアント・ソフトウェアをインストールします。 Oracle8i インポート/エクスポート・ユーティリティをインストールするかどうかを確認するプロンプトで、「はい」を選択します。
注意: PCにすでにインストールされているOracleソフトウェアによっては、『Oracle Repository for Windows インストレーション・ガイド』の特別な指示に従う必要があります。 |
TNS別名を使用してリポジトリに接続する場合は、Oracle8.0のtnsnames
ファイルおよびOracle8i のtnsnames
ファイル内に、同じデータベース・サーバーに対する別名を作成する必要があります。 リポジトリ・ツールが使用するOracle8.0クライアント・ソフトウェアとOracle8i クライアント・ソフトウェアの間で接続文字列が渡されるため、別名を一致させる必要があります。
同じ別名を設定するかわりに、1つのtnsnames.ora
ファイルを指すようレジストリ・キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Oracle\TNS_ADMIN
を構成することもできます。 このファイルは、Oracleホームのすべてのソフトウェアにより使用されます。
ホスト・ネーミング・メソッドのネットワーク・アクセスを使用する場合は、ホスト名がOracle8.0とOracle8i の両方のsqlnet.ora
ファイルのname.directory_path
設定にあることを確認してください。
name.directory_path = (...,hostname,...)
これで、Oracle Repository 6i クライアント・ソフトウェアがインストールされ、JDeveloper 3.2の実行時に「ソース・コントロール」メニューが表示されます。 ただし、この機能を使用する前に、いくつかの作業を実行する必要があります。
適切なOracle8i データベースに新規リポジトリをインストールするには、『Oracle Repository for Windows インストレーション・ガイド』の手順に従います。 旧リリースのリポジトリにアクセスしている場合は、JDeveloperソース・コントロール機能で使用する前に、リリース6i にアップグレードする必要があります。
Oracle RepositoryをJDeveloperとともに使用する場合は、次のリポジトリ・ポリシーを設定することをお薦めします。
リポジトリ所有者は、Repository Administration Utilityの「オプション」メニューでこれらのポリシーをオンにすることができます。 これらのポリシーの説明は、JDeveloperオンライン・ヘルプのトピック「JDeveloperのソース・コントロール - 推奨される使用方法」に記載されています。
『Oracle Repository for Windows インストレーション・ガイド』に従い、リポジトリにアクセスするすべての使用者に対してリポジトリ・ユーザーを作成します。 Repository Administration Utilityでユーザーを作成する場合、ユーザー作成におけるデフォルトの設定だけでなく、ワークエリア、コンフィグレーション、コンテナおよびブランチ・ラベルを管理するための権限の付与についても考慮してください。
ここで、JDeveloperに用意されているオンライン・ヘルプを読み、JDeveloperソース・コントロール機能について理解してください。 オンライン・ヘルプには、Oracle Repositoryで使用される概念が紹介され、ビルド・マネージャと開発者の作業パターンの例が示されています。
この状況は、次のいずれかの場合に発生します。
または
Oracle Repositoryクライアント・ソフトウェアがインストールされているかどうかをテストするには、Windowsのスタート・メニューから「Oracle Repository 6i」 -> 「Repository Object Navigator」の実行を試みます。 Repository Object Navigatorを正常に開始できない場合は、リポジトリのインストールになんらかの問題があると考えられます。 詳細は、『Oracle Repository for Windows インストレーション・ガイド』を参照してください。
この状況は、Oracle8i のbin
ディレクトリがシステムのPATH
環境変数にない場合に発生します。 PATH
環境変数は、コントロール パネル「システム」の「環境」タブ(Windows NTの場合)で設定できます。 この状況は、Oracle8i クライアント・ソフトウェアがPCにインストールされていない場合にも発生します。 Oracle8i クライアントは、Oracle Repositoryクライアント・ソフトウェアのインストール時にインポート/エクスポート・ツールとともにインストールされます。
これは通常、Oracle8.0 Net8またはOracle8i Net8ソフトウェアが、接続先のリポジトリのホストになっているデータベース・サーバーに接続できないことを意味しています。
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OracleとOracleのロゴはOracle Corporationの登録商標です。JDeveloper、Oracle8i、Oracle9i、Application Server、Oracle Designer、Oracle RepositoryおよびOracle8i Enterprise Edtionは、Oracle Corporationの商標です。 記載されているその他の製品名および社名はその製品および会社を識別する目的にのみ使用されており、それぞれ該当する所有者の商標です。