まず、作業用の新しいプロジェクトを作成し、クラス図を作成した後に、モデル化されたJavaクラスからWebサービスを作成します。
プロジェクトを作成するには、次のようにします。
- ナビゲータで「
WebServiceTutorials.jws
」ワークスペースを右クリックし、「新規の空プロジェクト」を選択してファイルを含めるワークスペースを作成します。
- 「新規プロジェクト」ダイアログ・ボックスで、プロジェクトのディレクトリ名
Project1
をModelWebService
に変更し、プロジェクトのファイル名にModelWebService.jpr
と入力して「OK」をクリックします。
クラス図を作成するには、次のようにします。
- ナビゲータでプロジェクトを選択し、「ファイル」->「新規」を選択して「新規」ギャラリを開きます。
- 「カテゴリ」リストで「General」を開き、「UML Diagrams」を選択します。
- 「項目」リストで「Class Diagram」をダブルクリックし、「新規Class Diagramの作成」ダイアログを開きます。
- デフォルトのままで「OK」をクリックします。JDeveloperで空白のクラス図が開きます。
- JDeveloperウィンドウの右側にあるコンポーネント・パレットで、リストから「Java」を選択し、Javaクラスのコンポーネント・パレットを表示します。コンポーネント・パレットが表示されていない場合は、「表示」->「コンポーネント・パレット」を選択します。
クラス図でJavaクラスおよびWebサービスをモデル化するには、次のようにします。
- コンポーネント・パレットで「Java Class」をクリックし、次にクラス図上をクリックします。モデル化されたJavaクラスが作成されます。操作しやすい大きさに変更します。
- クラスの2行目のすぐ下にあるメソッド・コンパートメントをクリックし、次のコードを入力します。
+ getDate() : String
- モデル化されたJavaクラスを右クリックし、「ソースを表示」を選択してJavaクラスを確認します。コード・エディタでJavaクラスが開きます。
- クラスを編集し、メソッドのコードを次のようにします。
public static String getDate()
{
return (new java.util.Date()).toString();
}
- クラス図に戻ってモデル化されたクラスを右クリックし、「生成」->「Webサービス」を選択してWebサービス公開ウィザードを起動します。
- 「初期画面」ページが表示されたら、「次へ」をクリックして「基本情報」ページを表示します。
- クラス名およびWebサービス名はデフォルトのままで「次へ」をクリックし、「公開するメソッド」ページを表示します。
- ボックスをクリックして
getDate()
メソッドを選択し、「次へ」をクリックして「ファイル位置」ページを表示します。
- デフォルト値を受け入れ、「終了」をクリックしてWebサービス・ファイルを生成します。新しくモデル化されたWebサービスがダイアグラムに表示され、Webサービス・コンテナ
myJavaClass1WS
および配布プロファイルWebServices.deploy
など、いくつかの新規ファイルがナビゲータにリスト表示されます。
これで、モデル化されたJavaクラスおよびモデル化されたWebサービスの両方を含むクラス図が完成し、そのクラス図から、WebサービスとしてgetDate()メソッドを公開するために必要なすべてのファイルが生成されました。このステップでは、JDeveloperのツールを使用してWebサービスをデバッグする方法を示します。「ステップ2: モデル化されたWebサービスのデバッグ」に進んでください。