逆方向生成では、最初にデータベース表(およびビュー、シノニム、スナップショットなど)を定義し、これらを使用して次の1つ以上のツールでエンティティ・オブジェクトおよびAssociationを作成します。
通常、最初にデータベース設計、つまりUMLダイアグラムを作成します。次にデータベース管理者は、ダイアグラムの各エンティティについて1つの表を作成します。表には、エンティティの属性に対応する列と、エンティティ間の関係に基づくデータベース制約があります。ビジネス・コンポーネントのウィザードを使用して、エンティティ・オブジェクトおよびAssociationの初期定義を作成する際に、表を使用します。その後で、プログラマがこれらのビジネス・コンポーネントをカスタマイズし、アプリケーションのビジネス・ロジックを実装します。
ビジネス・コンポーネントのウィザードでは、型マップに基づいて、データベースのデータ型が、対応するビジネス・コンポーネントのデータ型に変換されます。型は、Java型またはドメインを使用できます。データベースのデータ型に対するマッピングが型マップにない場合は、逆方向生成を行う前にドメインを作成しておく必要があります。ドメインが作成されていない場合は、デフォルトのエンティティ・オブジェクトから列が除外されるため、後でエンティティ・オブジェクト・エディタを使用して追加する必要があります。ネストされている表およびVARRAYは、oracle.jbo.domain.Arrayにマップされることに注意してください。
プロジェクト・ウィザードでは、デフォルトとは別の型マップを指定できます。必要に応じて、独自の型マップを指定できます。
ウィザードによって、データベース制約についてもビジネス・ロジック層へ反映されます。
関連項目
開発プロセスについて
エンティティ・オブジェクト、Associationおよびデータベース表の生成について
順方向生成について
エンティティ・オブジェクトとは
エンティティ属性とは
ビジネス・コンポーネントのデータ型