埋込みOC4Jサーバーの作業環境の設定

デフォルトでは、埋込みOC4Jサーバーは、サーバーサイドJavaアプリケーションの実行、デバッグ、プロファイリングおよびCodeCoachをローカルで行います。つまり、これらのタスクを実行するためのリモートOC4J接続や依存性チェックは必要ありません。一般的なOC4J設定および起動、停止設定も構成できます。

埋込みOC4Jサーバーの作業環境を設定するには、次のようにします。

  1. 「ツール」->「設定」を選択します。
  2. 「埋込みOC4J」ノードをクリックして構成パネルを表示します。
  3. 必要に応じて、次の設定を構成します。
    1. 実行/デバッグ用のOC4Jインストールを選択
    2. 埋め込まれたOC4Jのポートの割当て
    3. 埋め込まれたOC4Jへの参照に使用されるホスト名またはIPアドレス
      注意: Virtual Private Networks(VPN)のユーザーまたはDynamic Host Configuration Protocol(DHCP)を使用するユーザーは、次のセクションを参照してください。
    4. OC4Jの起動中にすべてのシステムJARをロード
    5. OC4Jの起動中にすべてのEJBをロード
  4. このページの詳細は、「ヘルプ」をクリックしてください。
  5. (オプション)「シャットダウン」ノードをクリックし、ユーザーが「実行」->「終了」を選択したときのサーバーの終了方法を設定します。

VPNまたはDHCPのユーザー

DHCPユーザーは、JDeveloperでlocalhostを設定し、localhostをWebブラウザのプロキシ例外にする必要があります。VPNのユーザー、および1日に何度もネットワーク上でラップトップの接続、切断を行うユーザーは、次のように設定されていることを確認する必要があります。

  1. 「ツール」->「設定」->「埋込みOC4J」で、「ホスト名の指定」localhostに設定します。
  2. Webブラウザでプロキシ設定に進み、localhostが例外リストにあることを確認します。

注意: 前述の両方の手順では、localhostのかわりに127.0.0.1を使用することもできます。

このように設定すると、埋込みOC4Jが(再起動せずに)稼働しているJDeveloperの1つのセッションで、VPNに接続または切断でき、サーブレット、JSPおよび埋込みOC4Jサーバーのその他のWebコンポーネントを実行できる間はDHCPアドレスを解放および更新できます。

サーブレットまたはJSPの実行中にブラウザが自動的に起動しない場合は、「ツール」->「設定」->「Webブラウザ/プロキシ」でWebブラウザへのパスを指定します。

関連資料: Netscapeブラウザの起動で問題が発生した場合は、次のWebサイトを参照してください。

http://www.cpcug.org/user/clemenzi/technical/BrowserWars/DefaultBrowser.html


関連項目

埋込みOC4Jサーバーを使用するようにプロジェクトを設定
埋込みOC4Jプロセスの開始
埋込みOC4Jプロセスの終了
JDeveloperの埋込みOC4Jの構成ファイルについて
Oracle9i Application Serverでのデプロイについて