ドキュメント・バーには、ユーザーが(ナビゲータや「ファイルを開く/作成する」ダイアログなどから)エディタ・ウィンドウに明示的に開いたファイルと、シンボルのデバッグや参照などにより作業中にエディタからコールされたファイルが表示されます。明示的なドキュメントは、最初に開いた順序に従い、1から9までの番号が割り当てられて表示されます。開いているその他のドキュメントにアクセスするには、バーの一番右端の二重矢印ボタンをクリックします。暗黙的なドキュメントには、自動的には番号は割り当てられません。
明示的なドキュメントに自動的に割り当てられている番号は、ユーザーがドキュメントを閉じるか、新しい番号を割り当てるまで変わりません。連続した番号のドキュメントのうちいくつかを閉じても、残りのドキュメントの番号は変わりません。たとえば、1から5までの一連のドキュメントがあるとき、番号4のドキュメントを閉じても、1、2、3、5の番号は変化しません。ただし、次に明示的に開くドキュメントは、利用可能な最初の番号を使用するため、この場合は4になります。また、必要に応じてドキュメントの番号を付け直したり、暗黙的なドキュメントに番号を割り当てたりすることができます。一度番号を付けると、そのドキュメントは明示的なドキュメントのウィンドウとして扱われます。
ドキュメント・バーが便利なのは、エディタ・ウィンドウの切替えや操作を簡単に実行できるためです。これは、バーのドキュメントで割り当てられた番号が記憶されているためで、ユーザーが番号を再定義しても新しい番号が使用されるだけです。
明示的なドキュメントを素早く切り替えるには、[Alt]を押しながら、アクティブにするドキュメントに割り当てられている番号の数字キーを押します。
明示的なドキュメントの番号を割り当て直すか、暗黙的なドキュメントに番号を割り当てるには、バーでドキュメント名を選択し、[Alt]および[Shift]を押しながらドキュメントに割り当てる番号の数字キーを押します。
すべてのドキュメント(暗黙的なドキュメントおよび明示的なドキュメントの両方)をアルファベット順に表示するには、バーの右端の二重矢印ボタンをクリックします。このリストでドキュメントを選択するとアクティブになります。
明示的なドキュメントでも暗黙的なドキュメントでも、ドキュメントを個々に閉じるには、バーのドキュメント名を右クリックして、「エディタを閉じる」を選択します。
すべての暗黙的なドキュメントのウィンドウを閉じるには、バーの右端の二重矢印ボタンをクリックして、「暗黙的に閉じる」を選択します。または、「ウィンドウ」->「暗黙的に閉じる」を選択するか、[Ctrl]、[Shift]および[F4]を同時に押します。
一度にすべてのエディタ・ウィンドウを閉じるには、「ウィンドウ」->「すべてのエディタを閉じる」を選択します。