Beanを作成してコンポーネント・パレットにインストールする際、ほとんどの場合、プロパティとイベントをJDeveloperのインスペクタ上に表示します。Beanの作成中にJavaBeansの設計規則およびネーミング規則に従うと、定義したプロパティとイベントは、スーパークラスから継承されたプロパティやイベントとともに、すべて自動的に表示されます。
JavaBeansの設計規則やネーミング規則に従わない場合、あるいはそれらの規則に準じていない既存のクラスがある場合は、状況が異なります。また、Beanのユーザーに対し、設計時にすべてのプロパティへのアクセス権を与えないようにする場合も異なります。
このような場合には、JDeveloperで自動イントロスペクションを使用して情報を導出するのではなく、BeanInfoクラスを作成し、JDeveloperにBeanに関する明示的な情報を提供するようにします。このクラスは、SimpleBeanInfo
クラスを拡張して作成します。