この設定は、エンティティ・オブジェクト・ウィザードおよびエンティティ・オブジェクト・エディタの「属性の設定」ページ、およびエンティティ属性エディタに表示される。永続エンティティ属性の場合は、この設定を選択すると、エンティティ・オブジェクトの永続属性が変更されたかどうかがその属性によって判別される。ユーザーが行の属性値に初めて変更を加える際、ビジネス・ロジック層では、行のロック(即時ロック・モード)またはコミット(コミット時ロック・モード)が試行される。このとき、キャッシュ内のデータ値がデータベースと一致するかどうかがチェックされる。「更新識別子」属性の設定により、ビジネス・ロジック層で単一の属性をチェックするか、複数の属性をチェックするかが決定される(複数の属性をチェックすると、オーバーヘッドが増加する)。したがって、キャッシュ内のエンティティ・オブジェクト・インスタンスにデータが初めて挿入されてから、そのデータが初めて変更されるまでの間に属性値が変更されている場合は、他のユーザーによって行全体が変更されていることを表す。この設定は、エンティティ・オブジェクトの1つの属性にのみ定義できる。通常、属性はタイム・スタンプ列または順序番号である。