SQLJとJDBCの比較について
ここでは、SQLJとJDBCの比較について説明します。SQLJを使用すると、JDBCで直接コーディングするよりも便利な点がいくつかあります。
- SQLJプログラムでは、JDBCプログラムと比較してコーディングする量がかなり減少します。プログラムが短くなるため、デバッグも簡単になります。
- SQLJは、コンパイル時にデータベース接続を使用し、コードに対して構文チェックおよびセマンティック・チェックを行います。
- SQLJは、問合せ結果やその他の戻りパラメータについて詳細なデータ型チェックを行いますが、JDBCの値は、コンパイル時にチェックなしでSQLとやり取りされます。
- SQLJを使用すると、SQL文を簡単に操作できます。個別のメソッドを記述して各入力パラメータをバインドし、問合せリストの項目を1つずつ取得するかわりに、Javaのホスト変数を使用するSQL文を1つ記述します。つまりSQLJでは、バインド機能までサポートします。
ただし、JDBCはSQL文の実行に関するファイングレイン・コントロールを可能にし、真に動的なSQL機能を提供します。アプリケーションで動的な処理が必要な場合(データベースやインスタンスのメタデータを実行時に検出する場合)は、JDBCを使用してください。
関連項目
JavaプログラムでのSQLの埋込み
SQLJを使用したJavaプログラムでのSQLの埋込み
JDBCを使用したJavaプログラムでのSQLの埋込み
Oracle JDBCドライバについて