DataSource構成情報

このパネル・ボックスは、ビジネス・データが含まれるデータソース(データベース)へのアクセスに使用する、データソースのJava Naming and Directory Interface(JNDI)名を入力する際に使用します。

OC4Jデプロイメントの場合、すべてのデータソースdata-sources.xmlファイルで定義されます。各データベース・インスタンスは、OC4J上の次のディレクトリにあるdata-sources.xmlファイル内でデータソース要素として指定する必要があります。

<ORACLE_HOME>/j2ee/config

注意: リモートのOC4Jアプリケーション・サーバーにデプロイする場合、JDeveloperでは、BC4Jプロジェクト作成のためにビジネス・コンポーネントのEJB配布ウィザードで選択したデータベース接続名に基づいてデータソース・ファイルが生成されます。また、data-sources.xmlファイルは自動的にエンタープライズ・アーカイブ(EAR)ファイルにパッケージされ、デプロイされます。

接続
このリストからアプリケーション・サーバー接続名を選択します。OC4J接続では、データソースのユーザー名とパスワードに関する情報が提供されるため、このダイアログにこれらの情報を入力する必要はありません。接続名をこのリストに表示するには、アプリケーション・サーバー接続がすでに構成されている必要があります。新規接続を作成する必要がある場合は、「戻る」をクリックしてBC4Jデプロイメント・ウィザードのステップ2に戻り、「サーバー接続」の隣にある「新規」をクリックします。
データソース
Oracle9iAS Containers for J2EE(OC4J)
使用するデータソースのJNDI名を次の書式で入力します。
jdbc/<connectionname>DS
ここで<connectionname>は、BC4Jプロジェクト作成のためにビジネス・コンポーネントのEJB配布ウィザードで選択したデータベース接続名です。
たとえば、構成したデータベース接続名がoracle9iである場合、このフィールドに次のように入力します。
jdbc/oracle9iDS
この名前は、data-sources.xmlファイル内のejb-location値またはlocation値のいずれかに一致している必要があります。
デフォルトでは、分散トランザクション(JTAサポート)が使用可能であり、この場合、JTAに適切なejb-locationを入力します。分散トランザクションが使用不可の場合は、適切なlocation値を入力します。
BEA WebLogic 6.x
使用するデータソースのJNDI名を入力します。
WebLogicアプリケーション・サーバーで定義されているトランザクション・データソースのJNDI名を入力します。
それ以外の場合は、WebLogicアプリケーション・サーバー内の非トランザクション・データソースのJNDI名を入力します。
詳細は、次のサイトにある『WebLogic Server管理者ガイド』を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls61/index.html
 
内部接続用のデータソース
永続コレクションおよびアプリケーション・モジュールの状態管理用に、BC4Jフレームワークによって内部的に使用されます。
Oracle9iAS Containers for J2EE(OC4J)
data-sources.xmlファイルの<location>値を次の書式で入力します。
jdbc/<connectionname>CoreDS
ここで<connectionname>は、BC4Jプロジェクト作成のためにビジネス・コンポーネントのEJB配布ウィザードで選択したデータベース接続名です。
BEA WebLogic 6.x and 7.x
非トランザクション・データソースのJNDI名を入力します。詳細は、次のサイトにある『WebLogic Server管理者ガイド』を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls61/index.html

サンプルdata-sources.xml

<data-source
class="com.evermind.sql.DriverManagerDataSource"
name="OracleDS"
schema="database-schemas/oracle.xml"
location="jdbc/oracle9iCoreDS"
xa-location="jdbc/xa/OracleXADS"
ejb-location="jdbc/oracle9iDS"
connection-driver="oracle.jdbc.driver.OracleDriver"
username="Scott"
password="tiger"
url="jdbc:oracle:thin:@dlsun1630:1521:ORCL"
/>

関連資料: OC4Jデータソースの詳細は、Oracle9iASドキュメント・ライブラリで提供されている『Oracle9iAS Containers for J2EEユーザーズ・ガイド』を参照してください。


関連項目

Business Components for Java(BC4J)のデプロイについて
OC4Jデータソースについて
data-sources.xmlの作成
J2EEアプリケーションおよびそれらのパッケージとデプロイについて
Business Components for Java(BC4J)のデプロイ方法
J2EEアプリケーションのデプロイ方法
ターゲット接続へのデプロイ時のオプション指定
n層のビジネス・コンポーネント・アーキテクチャの理解