その他の機能
「Oracle Help for Javaの概要」の他のトピックで説明した以外に、次の機能があります。
アクセシビリティ機能
OHJには、次のようなアクセシビリティ機能があります。
- デフォルトのHTML表示コンポーネント(ICEブラウザ)を含むすべてのユーザー・インタフェース機能は、キーボードからアクセスできます。オラクル社では、OHJに同梱されるICEブラウザに対して、アクセシビリティのサポートを提供できるよう変更を加えています。
- 最新バージョンのOHJおよびICEブラウザについては、Freedom Scientific(http://www.freedomscientific.comを参照)のJAWS for Windows 3.7 Screen Reader上での動作が確認されています。
国際化の機能
OHJには、次のような国際化の機能があります。
- ユーザー・インタフェースで使用されるすべてのテキスト文字列は、リソース・ファイルに格納されており、翻訳が容易です。
- ロケールおよびエンコーディングは、プログラムによって設定できます。
- デフォルトのHTML表示コンポーネント(ICEブラウザ)では、区切りに空白を使用しない言語のための折返しがサポートされています。
- ヘルプの作成者は、IANAキャラクタ・セットのエンコーディング名を使用して、HTMLファイルのキャラクタ・セットを設定できます(デフォルトのICEブラウザを使用する場合)。
- OHJのユーザー・インタフェースは、オラクル社により複数の言語に翻訳されています。
Java Foundation Class(JFC)のSwingコンポーネント
OHJリリース4.xは、Sun社のJava Foundation Class(JFC)のSwingコンポーネントを使用して実装されています。
オープンで交換可能なアーキテクチャ
OHJは、オープンで交換可能なアーキテクチャを備えています。これは、検索機能またはHTML表示などのデフォルトのコンポーネントを、独自のコンポーネントに置き換えられるということです。また、ナビゲータ・タブやHTML表示などのコンポーネントを、アプリケーションのユーザー・インタフェースに埋め込み、完全に統合されたヘルプを提供することもできます。
OHJアプリケーションのすべてのクラス・ファイル、制御ファイルおよびコンテンツ・ファイルは、カプセル化してJAR(Java ARchive)ファイルに圧縮できます。ヘルプ・システムを実行する際、JARファイルを解凍する必要はありません。