次のSwingコントロールに対し、JClient LOV(値リスト)モデルを使用してコントロール・バインドを設定できます。
LOVコントロール・バインドでは、ユーザーは、1つ以上の属性を含むビュー・オブジェクトの行を表示したリストから、値を選択できます。ユーザーが値を選択すると、別のビュー・オブジェクトの1つ以上の属性が、選択内容に応じて更新されます。「model」プロパティ・エディタを使用して、ソースとターゲットのビュー・オブジェクト、それらの属性間のバインド、およびLOVに表示する属性を定義します。
LOVコントロール・バインドを設定するには、次のようにします。
UIエディタでデータ・パネルを開き、使用するコントロールをパネルに追加します。
ヒント: JComboBox、JButton、またはJListのコントロールを、開いているパネルの、LOVの選択内容を受け取るフォーム・フィールドの近くに配置します。
コントロールに対する「model」プロパティ・エディタを表示し、リストから「JClient LOVバインド」を選択します。
表示するLOVを定義するには、次のようにします。
「model」プロパティ・エディタで、「LOVの定義」タブをクリックしてLOVで使用するビュー・オブジェクトを選択します。
LOVビュー・オブジェクトには、選択肢の値リストの表示に使用するビュー・オブジェクトを指定します。ビジネス・コンポーネント・データ・モデルのマスター・ビュー・オブジェクトの制約を受けないビュー・オブジェクトを指定してください。
「ターゲットのビュー・オブジェクト」には、JClientパネルで選択された値を受け取る属性を含むビュー・オブジェクトを指定します。パネルに表示するビュー・オブジェクトと同じビュー・オブジェクトを指定してください。
「表示するLOV属性の選択」タブをクリックし、LOVウィンドウに表示する属性を選択します。「選択済の属性」リストにはいくつでも属性を追加できますが、LOVバインド属性(選択された値を表示する属性)を追加する必要はありません。
もう一度「LOVの定義」タブをクリックし、「追加」をクリックします。
LOVモデル・エディタの下半分には、値リストの表示に使用するビュー・オブジェクトと、選択された属性を受け取るビュー・オブジェクトの間の、LOVバインド属性の候補が表に表示されます。
「LOV属性」ドロップダウンから、データ・フォームに表示されるフィールドに値を提供する属性を選択します。
「ターゲットの属性」ドロップダウンから、LOVから値を受け取る属性を選択します。
もう一度「追加」をクリックすることで、複数の属性を同じLOVでバインドします。
「OK」をクリックし、プロパティ設定を保存します。
JDeveloperによって次のコードがクラス・ファイルに追加され、ターゲットとソースのビュー・オブジェクトに対象のコントロールがバインドされます。
myJButton.setModel(JULovButtonBinding.createLovBinding(getPanelBinding(), myJButton, "MyTargetViewObject", null, "MyTargetVOIter", "new String[] {"MyTargetUpdateAttribute"}, "MySourceViewObject", "MySourceViewLOVIter","MySourceViewLOVIter",new String[] {"MySourceUpdateAttribute"}, new String[] {"MySourceDisplayAttribute1", "MySourceDisplayAttribute2"}, false,"", null));
LOVバインドされたJButtonコントロールの検索モード操作を使用可能にするには、次のようにします。