ビジネス・コンポーネントのモデル化
エンティティ・オブジェクトなどのビジネス・コンポーネントをモデル化すると、システムの基本的なデータ要件を把握できます。エンティティ・オブジェクトは、情報システムにおける意味的な構成単位となるもので、問題のあるドメインを特徴付けるクラスを表現しています。エンティティ・オブジェクトは、ユーザーやドメインの担当技術者にとって、ビジネスを運用する上で重要なオブジェクトです。
エンティティ・オブジェクトをモデル化すると、基礎となるJavaソース・コードの実装と、そのエンティティ・オブジェクトのXMLメタデータ定義も必ず作成されます。
エンティティ・オブジェクトのモデルを使用すると、次のことが可能です。
- 一連のデータ項目(属性)と、クラスの動作を定義するメソッドをカプセル化できます。
- エンティティ・オブジェクト、ドメイン、および両者間の相互関係を定義する関連を図式化できます。
エンティティ・オブジェクトは、Oracle Business Componentsフレームワークの一部です。Oracle Business Componentsの詳細は、「Business Components for Javaの概要」を参照してください。
関連項目
- クラス図の表記法
- ビジネス・コンポーネント・モデルの作成
- Business Components for Javaの概要