拡張アプリケーション・モジュールの置換

拡張アプリケーション・モジュールには、通常、元のアプリケーション・モジュールには含まれていないビュー・オブジェクト、ビュー・リンクおよびプログラミング・ロジックが含まれます。アプリケーション内の拡張アプリケーション・モジュールを置換することにより、アプリケーション全体に新規のオブジェクトおよび機能を伝播できます。このため、既存のオブジェクトと同じトランザクションで新規のオブジェクトを使用できます。

拡張アプリケーション・モジュールのデータ・モデルに拡張ビュー・オブジェクトおよび拡張ビュー・リンクを組み込む場合は、これらも置換する必要があります。同様に、データ・モデルに組み込まれた拡張ビュー・オブジェクトごとに、それぞれが参照する拡張エンティティ・オブジェクトも置換する必要があります。

JDeveloperを使用した拡張アプリケーション・モジュールの置換

アプリケーション全体で拡張アプリケーション・モジュールを置換するには、ビジネス・コンポーネント・プロジェクト・ウィザードの「置換」ページを使用します。アプリケーション・モジュールを置換する手順は、「ビジネス・コンポーネントの置換手順」を参照してください。フレームワークにより、プロジェクトの .jpxファイルのSubstitutesセクションに追加が行われます。このセクションには、元のアプリケーション・モジュールの名前と、それにかわって使用される拡張アプリケーション・モジュールの名前が示されます。

たとえば、ビジネス・コンポーネント・プロジェクト・ウィザードの「置換」ページを使用し、アプリケーション全体で、アプリケーション・モジュールPackage27Moduleを拡張アプリケーション・モジュールNewModuleExで置換した場合、フレームワークでは、プロジェクトのXMLファイルのSubstitutesセクションに1行が追加されます。このプロジェクトのXMLファイルの一部を次に示します。

<Substitutes>
  <Substitute OldName ="package27.DeptView" NewName ="Extender.NewDeptViewEx" />
  <Substitute OldName ="package27.EmpView" NewName ="Extender.NewEmpViewEx" />
  <Substitute OldName ="package27.Package27Module" NewName ="Extender.NewModuleEx" />
  <Substitute OldName ="package27.Emp" NewName ="Extender.NewEmpEx" />
  <Substitute OldName ="package27.EmpForeignKeyAssoc" NewName ="Extender.NewFKAssocEx" />
  <Substitute OldName ="package27.Dept" NewName ="Extender.NewDeptEx" />
  <Substitute OldName ="package27.EmpForeignKeyLink" NewName ="Extender.EmpForeignKeyLinkEx" />
  </Substitutes>