「ツール」メニューへのウィザードの追加

ウィザード・マネージャは、「ツール」メニューにインストールされているウィザードを特別にサポートします。ウィザード・マネージャでは、メニュー項目の追加およびユーザーの項目選択処理の詳細を管理します。

ウィザードは、その他のメニュー、ポップアップ・メニュー、またはツールバーなど、他のユーザー・インタフェースにインストールすることもできますが、その場合、コマンドを定義し、明示的にインストールして処理する必要があります。アーカイブ記述ファイルに、ウィザードのアドイン記述を含めます。

「ツール」メニューにウィザードをインストールするには、Wizardを実装するクラスを、Addinも実装するように変更し、JDeveloperの起動時にロードできるようにします。

ウィザードはウィザード・マネージャに登録する必要もあります。これは、Addin指定の一部であるinitializeメソッドで実行されます。



public void initialize() { WizardManager wizardMgr = WizardManager.getInstance(); wizardMgr.registerWizard((Wizard)this, true); }

ウィザードのgetMenuSpecificationメソッドを、有効なMenuSpecオブジェクトを返すよう定義します。(このメソッドは、ウィザードが「新規」ギャラリからのみ起動される場合には、nullを返します。)次に例を示します。



public MenuSpec getMenuSpecification() { if ( menuSpec == null) { Icon icon = getIcon(); menuSpec = new MenuSpec(wizName, new Integer((int)'X'), (KeyStroke)null, icon); } return menuSpec; }

構成ファイルを編集することにより、拡張機能をインストールします。

ここに示したコード例は、HelloXサンプル・プロジェクトのものです。この例と他の拡張機能の例は、Oracle Technology Network(OTN)のWebサイト(http://otn.oracle.com/products/jdev/htdocs/partners/addins/exchange/docsamples/content.html)で入手できます。


「新規」ギャラリのウィザードの開発
Addinインタフェースの実装
Wizardインタフェースの実装
アーカイブ記述ファイルでのアドインの記述

oracle.ide.addin.Addin
oracle.ide.addin.Wizard
oracle.ide.util.MenuSpec