ビュー・オブジェクトとエンティティ・オブジェクトを関連付ける場合

通常、ビュー・オブジェクトとエンティティ・オブジェクトとの間には関連付けを行います。これによって、基礎となる関連エンティティ・オブジェクトでのビジネス・ロジックの自動トリガー付きの更新、挿入および削除が行セットでサポートされます。セッションでビュー・オブジェクトを通して行われた更新は、同じ論理エンティティ属性を示す他のビュー・オブジェクトに自動的に反映されます。この動作は、ビュー・オブジェクトとエンティティ・オブジェクトが関連付けられている場合にのみ行われます。ただし、エンティティ・オブジェクトを使用すると、実行時により多くのオブジェクトが作成されてキャッシュに入れられます。このため、エンティティ・オブジェクトを使用することにより得られる利点が必要ない場合は、エンティティ・オブジェクトを使用する必要はありません。

ビュー・オブジェクトがデータの問合せのみで、挿入、更新または削除を行わない場合、得られる利点がないため、通常、エンティティ・オブジェクトへの関連付けは行いません。これには、次の2つの例外があります。

ただし、次の場合は、ビュー・オブジェクトとエンティティ・オブジェクトの関連付けを行ってください。

ビュー・オブジェクトを順方向のみにする場合

特定の状況では、ビュー・オブジェクトに順方向のみのモードを使用すると(vo.setForwardOnly(true))、行データがキャッシュされないため、メモリーおよび時間の節約ができます。たとえば、次のような場合に順方向のみのモードを使用します。