アクション処理について

アクション処理は、ユーザーの動作によりデータ・オブジェクトを変更する手順です。この手順で主体となるのは次のとおりです。

アクション処理の主要ステップは次のとおりです。

  1. ビューがフォーカスを取得すると、コントローラは、現行コンテキストで適切なUI要素をアクティブまたは非アクティブにし、アクションを更新します。
  2. ユーザーは、UI要素をクリックするか、キーボード・ショートカットを入力してUI要素を選択し、アクションを起動します。
  3. アクションおよび現行コンテキストが、アクションまたはアクティブ・ビューのいずれかに関連付けられたコントローラに渡されます。
  4. コントローラは、コマンドを作成します。コマンドはアクションで指定されたコマンド・クラスのインスタンスです。
  5. コマンドは、IDEのコマンド・プロセッサに渡されます。
  6. コマンドが取消可能な場合、コマンド・プロセッサはコマンドをコンテキストから取得したUNDOスタックに保存します。
  7. コマンド・プロセッサがコマンドを実行します。

前述の一般的な処理が、取消可能な状態変更イベントに適用されます。イベントおよびその逆がコマンド・オブジェクトで具体化されます。イベントが元に戻せない場合、コントローラはステップ3の後に直接状態を変更でき、ステップ4から6が不要になります。


ユーザー・インタフェース・イベントについて
ビューについて
コンテキストについて
IDEアクションについて
コマンドについて
コントローラについて
コマンド・プロセッサについて
IDEアクションの更新について
IDEアクションの処理について