パレット・マネージャは、コンポーネント・パレットを管理します。コンポーネント・パレットは、JDeveloperのメイン・ウィンドウのヘッダーにあるアイコンとして選択可能なコーディング用ショートカットを表します。コンポーネント・パレットを表示するには、メイン・メニューから「表示」->「コンポーネント・パレット」を選択します。
パレット・マネージャは、PaletteManagerインタフェースのシングルトン・インスタンスにより表されます。また、IdeクラスのstaticメソッドgetPaletteManagerにより取得されます。
パレットは、コンポーネントのページを示します。各ページには共通のフォームのコンポーネントがあります。たとえば、SwingコンポーネントはすべてJavaBeansです。使用可能なページは、パレットのドロップダウン・メニューから選択できます。使用可能なページのセットは、アクティブなエディタ・ウィンドウのタイプによって異なります。選択したページのコンポーネントは、1列のアイコンとして表示されます。
拡張機能では、PaletteManagerインスタンスのメソッドを使用し、プログラムでページおよびコンポーネントをパレットに追加します。新規の空のページおよびPalettePageインスタンスを作成するには、addPageをコールします。ページにアクセスするには、getPageをコールし、そのaddPaletteItemメソッドをコールしてコンポーネントを追加します。これは、メイン・メニューから「ツール」->「パレットの設定」を選択すると起動される、「Configure Component Palette」ダイアログを使用して対話的に実行した場合と同じ結果になります。
各パレット・ページは、そのページのコンポーネントを定義するダイアログに関連付けられます。たとえば、新規のSwingコンポーネントは「JavaBeanの追加」ダイアログに定義されます。(このダイアログを開くには、「Configure Component Palette」ダイアログで「ページ」リストにあるSwingを選択し、「追加」をクリックします。)Invokable拡張機能では、新規のコンポーネントのフォームを定義するダイアログを追加できます。PaletteManagerのregisterPaletteWizardメソッドは、拡張機能およびそのダイアログをファイル・タイプに関連付けます。ただし新規のダイアログは、標準ファイル・タイプに関連付けることができません。レコグナイザの拡張機能により定義される新規ファイル・タイプにのみ、関連付けできます。
IDEの構造について
コンポーネント・パレットのカスタマイズ
ドキュメント・レコグナイザの開発
oracle.ide.Ide
oracle.ide.addin.Invokable
oracle.ide.palette.Palette
oracle.ide.palette.PaletteItem
oracle.ide.palette.PalettePage
oracle.ide.palette.PaletteManager