データベース表またはビジネス・コンポーネントのいずれか一方を最初に作成し、その後で、定義に基づいて他方を自動的に作成できます。
データベース表を作成するには、次の2つの方法があります。
逆方向生成を使用して、データベース管理者がビジネス要件を満たす表を作成します。その表を使用して、エンティティ・オブジェクトの初期定義を作成します。エンティティ・オブジェクトには、表の列に対応する属性があります。エンティティ・オブジェクト間のAssociationはデータベース制約に基づいて作成されます。
順方向生成では、ビジネス・コンポーネントの定義に基づいて表が作成されます。データベース管理者は、必要に応じて後で表を修正できます。
ビジネス・コンポーネントの実装は、次のオブジェクトで構成されます。
エンティティ・オブジェクト。各エンティティ・オブジェクトには、属性があります。
Associationによりエンティティ・オブジェクトは双方向に関連付けられるため、各エンティティ・オブジェクトは他のエンティティ・オブジェクトの情報にアクセスできます。
ビュー・オブジェクトは、エンティティ・オブジェクトのデータをフィルタリングします。
ビュー・リンクは、ビュー・オブジェクトをマスターからディテールの一方向に関連付けます。
ビュー・オブジェクトとビュー・リンクにより、データ・モデルが1つのアプリケーション・モジュールに構成されます。
Business Components for Javaには、各ビジネス・コンポーネントに対してウィザードが用意されており、これらのオブジェクトを定義する場合に役立ちます。自動的に生成されたコードは、必要に応じて変更できます。
エンティティ・オブジェクトは、「ビジネスに関連するオブジェクトは何か」という質問の回答になります。これらは該当するドメインにおける名詞です。
アプリケーション・モジュールは、「ビジネスで実行するタスクは何か」という質問の回答になります。
ビュー・オブジェクトは、「タスクに関連するデータは何か」という質問の回答になります。
タスクに関連するかどうかにかかわらず、Associationは、エンティティ・オブジェクト間の関係です。
ビュー・リンクは、必要なビューを構築できるように、階層的なマスター/ディテール関係の設定をサポートします。たとえば、XSおよび関連するYのセットを操作する必要がある場合などです。Associationに似ていますが、特定のタスクに必要なデータを収集する別の関係が必要になります。