接続ウィザード - ステップ3/3: 接続 - Oracle9iAS via Remote DCM

このページは、リモート・ターゲットOracle9iASインスタンスおよびdcmctlへの接続を構成する際に使用します。dcmctlはDCM(Distributed Configuration Management)ツールであり、一部の管理タスクでOracle Enterprise Manager(EM)のかわりに使用するコマンドライン・ツールです。JDeveloperは、サーバー側部分とクライアント側部分から構成されるリモートDCMサーブレットAPIを使用してOracle9iASへのデプロイメントをサポートします。

サーバー側は、Oc4jDcmServlet.earという名前のEARファイルから構成されます。このEARファイルが、Oracle9iASインスタンスの集合(たとえば、複数のOracle9iASクラスタ)の管理フロント・エンドとして機能する、稼働中のEnterprise Manager OC4Jインスタンスにデプロイされることを確認する必要があります。このEARファイルは、admin.jarを使用してEnterprise Manager OC4Jインスタンスにデプロイされます。admin.jarは、コマンドラインを使用してクライアント管理コンソールからOC4Jを管理するためのコマンドライン・ツールです。

この場合、admin.jarはEARファイルをアップロードしてから、DCMサーブレット<webapp>をコンテキスト・ルートにバインドします。DCMの詳細は、Oracle9iASドキュメント・セットに用意されている『Oracle9i Application Server管理者ガイド』を参照してください。

要件

Enterprise Manager OC4Jのホスト名
このデプロイメントで使用されるEnterprise Managerインスタンスのホストまたはマシン名を入力します。例:  ias-machine
 
Enterprise Manager OC4JのHTTPポート
このデプロイメントで使用されるEnterprise ManagerインスタンスのHTTPポート番号を入力します。例:  1810
 
リモート9iASのOracleホーム・ディレクトリ
ターゲットOracle9iASインスタンスを含むリモートOracle9iASマシン上のOracleホーム・ディレクトリの絶対パスを入力します。例: 
<INSTALL_DIR>\ias
<INSTALL_DIR>はターゲットOracle9iASインスタンスの<ORACLE_HOME>インストール・ディレクトリを表し、iasはOracle9iASホーム・ディレクトリを表します。
 
注意: この位置はリモート・マシンを表すため、参照はできません。
 
このフィールドはWindows上でも大文字と小文字が区別されるため、入力した値が適切かどうかを検証する必要があります。これを検証するには、Enterprise Manager Siteにログインします。ホーム・ページには、Oracleホーム位置を含むすべてのOracle9iASインスタンスのステータスが表示されます。Oracleホーム位置は、示されているとおりに正確に入力してください。同じマシンに複数のOracle9iASインスタンスがある場合は、デプロイを計画しているインスタンスのOracleホームを選択します。
 
OC4Jのインスタンス名(オプション)
オプションとして、ターゲットOracle9iASインスタンスのインスタンス名を入力します。DCMサーブレットOc4jDcmServlet.earは、このOC4Jインスタンスにデプロイする必要があります。
稼働中のEnterprise Manager OC4JインスタンスにOc4jDcmServlet.earをデプロイし、orion-web.xmlファイルおよびem-app.xmlファイルを編集(Oracle9iAS 9.0.2の場合のみ)した後で、次のコマンドを使用してEnterprise Managerを再起動する必要があります。

emctl stop
emctl start

JDeveloperでのこの接続の作成の詳細は、「リモートDCMによるOracle9iASへの接続の作成」を参照してください。


関連項目

Oracle9i Application Serverへのデプロイについて
ターゲット接続へのデプロイ時のオプション指定
Business Components for Java(BC4J)のデプロイ方法
J2EEアプリケーションのデプロイ方法