ビジネス・コンポーネント・フレームワークから導出されるアプリケーション固有のコンポーネントには、次のものがある。
ビジネス・コンポーネントは、XMLメタデータ・ファイルとして、あるいはXMLメタデータ・ファイルと1つ以上のJavaファイルとして実装される。
XMLファイルには、メタデータが格納される。メタデータは、設計時にBusiness Components for Javaのウィザードを使用して宣言できるアプリケーションの機能および設定に関する説明的な情報である。メタデータの例として、属性の名前と型、SQL問合せおよび検証規則がある。Javaファイルは、コンポーネントのカスタム・コードを格納する。このコードは、アプリケーション固有の動作を実装する。説明的な情報はXMLとして格納されるのに対し、プログラム情報はJavaで格納される。
ビジネス・コンポーネントは、標準のJavaパッケージ構造に編成される。たとえば、DeptViewという名前のビュー・オブジェクトがパッケージMyDeptにある場合、MyDeptディレクトリにファイルDeptView.xmlおよびDeptViewImpl.javaが含まれる。ウィザードでコンポーネントを作成する際にパッケージを指定すると、ウィザードによってファイルが適切な場所に置かれる。
次に、XMLの記述の例を示す。
<ViewObject
Name="DeptView"
...
ComponentClass="MyDept.DeptViewImpl">
次に、Javaコードの例を示す。
package MyDept;
...
public class DeptViewImpl extends
oracle.jbo.server.ViewObjectImpl {
...
}