JClientおよびBC4Jのシンプル・アーカイブとしてのデプロイ
Oracle9i JDeveloperでは、JClientアプリケーションおよびBusiness Components for Java(BC4J)のシンプル・アーカイブとしてのデプロイがサポートされます。これを行うには、Javaロジック用のビジネス・コンポーネントおよびクライアント・アプリケーション・ファイルの両方が含まれている単一のJARファイルを作成します。
JClientおよびBC4Jをシンプル・アーカイブとしてデプロイするには、次のようにします。
- データソースへのデータベース接続が存在することを確認します。
- 注意: 「データベース接続ウィザード - 認証」では、「パスワードを配布」チェックボックスが選択されている必要があります。
- ビジネス・コンポーネント・パッケージ・ウィザードを使用して、BC4Jプロジェクトを作成します。
- 新規プロジェクトで、JDeveloperでJClientアプリケーションを作成します。
- JDeveloperのナビゲータでJClientプロジェクトが選択された状態で、
<client_project_name>を右クリックし、ポップアップ・メニューから「新規」を選択して「新規オブジェクト」ダイアログを表示します。
- LoadjavaおよびJavaストアド・プロシージャのデプロイメント・プロファイルを作成する
<projectname>.jprをナビゲータで選択します。
- 「ファイル」->「新規」を選択し、「新規」ギャラリを開きます。
- 「カテゴリ」ツリーで「General」を開き、「Deployment Profiles」を選択します。
- 「項目」リストで「シンプル・アーカイブ」をダブルクリックします。
- 「OK」をクリックします。
- 「プロファイル名」フィールドで、このデプロイメント・プロファイルのフルパスおよび名前を入力するか、参照します。
注意: デプロイメント・プロファイル名には、ファイル名拡張子.deploy
が付けられます。
- 「保存」をクリックします。
「JARデプロイメント・プロファイル設定」パネルが表示されます。必要に応じて各ページの設定を構成します。
- 「ファイル」ページ
- 「JARオプション」ページ
- 「依存性アナライザ」ページ: チェックボックス・ツリーには、プロジェクトの現在アクティブな構成にあるライブラリのリストが表示されます。このデプロイメントでは、その他のライブラリのコンテンツを出力JARファイルに再パッケージし、必須ライブラリを含める必要があります。
次のライブラリの隣にあるチェックボックスをチェックします。
- ビジネス・コンポーネント・ライブラリ: ワークスペース<projectname>および
classes
を選択
- Oracle JDBC:
classes12.zip
および nls_charset12.jar
- Connection Manager:
jdev-cm.jar
- JClient Runtime:
bc4jui.jar
- Oracle XMLParser v2:
xmlparserv2.jar
- JDeveloper Runtime:
jdev-rt.jar
- BC4J Runtime: このライブラリ内の全ファイルを選択(選択済のものを除く)
注意: クライアント・アプリケーションでOracle interMediaを使用している場合は、このリストからOracle interMediaライブラリも選択する必要があります。
- 「すべてのコンテンツを出力に含める」ラジオ・ボタンを選択し、選択したライブラリ内の全コンテンツが出力JARに含まれるようにします。
- (詳細)「フィルタ」ページ: 依存性アナライザの詳しい設定。
- (オプション)「プロファイルの依存性」: デプロイメント・プロファイルが別のデプロイメント・プロファイルのJ2EEモジュールに依存する場合。
- 終了したら「OK」をクリックします。
新たに作成されたシンプル・アーカイブ・デプロイメント・プロファイルのアイコンが、ナビゲータ内の指定したプロジェクトの下に表示されます。
- ナビゲータで
<シンプル・アーカイブ・デプロイメント・プロファイル>を選択して右クリックします。
- 「JARファイルにデプロイ」オプションを選択して「JARデプロイメント・プロファイル設定」ダイアログを表示し、シンプル・アーカイブの場所を選択します。デフォルトでは、シンプル・アーカイブは、現行プロジェクトのデプロイ・ディレクトリにデプロイされます。
- (オプション)シンプル・アーカイブ・デプロイメント・プロファイル設定を編集する場合は、
<シンプル・アーカイブ・デプロイメント・プロファイル>を右クリックして、「設定」を選択します。
- (オプション)JARファイルに含まれるファイルをリスト表示するには、
<シンプル・アーカイブ・デプロイメント・プロファイル>を右クリックし、ポップアップ・メニューから「プレビュー」を選択します。
- クライアント・アプリケーションをテストするには、次の場所にあるJDeveloperのインストール・ディレクトリからアプリケーションを実行します。
<jdev_install>/jdk1.x/bin/jdk1.x/bin
- 実行コマンドは次のとおりです。
java -jar <name_of_application.jar>
- テストが成功した場合は、JClientアプリケーションが実行されます。
注意:
- 別のマシンにクライアント・アプリケーションをインストールする場合は、jdk1.x/binディレクトリにJDK 1.3またはJDK 1.4をインストールしてください。
関連項目
- シンプル・アーカイブの作成とファイル・システムへのデプロイ
- 実行可能JARファイルのデプロイ
- Webアプリケーション・デプロイメントのためのBC4Jランタイム・ライブラリのOC4Jへのコピー