このページは、リモート・ターゲットOracle9iASインスタンスおよびdcmctl
への接続を構成する際に使用します。dcmctl
はDCM(Distributed Configuration Management)ツールであり、一部の管理タスクでOracle Enterprise Manager(EM)のかわりに使用するコマンドライン・ツールです。JDeveloperは、サーバー側部分とクライアント側部分から構成されるリモートDCMサーブレットAPIを使用してOracle9iASへのデプロイメントをサポートします。
サーバー側は、Oc4jDcmServlet.ear
という名前のEARファイルから構成されます。このEARファイルが、Oracle9iASインスタンスの集合(たとえば、複数のOracle9iASクラスタ)の管理フロント・エンドとして機能する、稼働中のEnterprise Manager OC4Jインスタンスにデプロイされることを確認する必要があります。このEARファイルは、admin.jar
を使用してEnterprise Manager OC4Jインスタンスにデプロイされます。admin.jar
は、コマンドラインを使用してクライアント管理コンソールからOC4Jを管理するためのコマンドライン・ツールです。
この場合、admin.jar
はEARファイルをアップロードしてから、DCMサーブレット<webapp>
をコンテキスト・ルートにバインドします。DCMの詳細は、Oracle9iASドキュメント・セットに用意されている『Oracle9i Application Server管理者ガイド』を参照してください。
dcmctl
の使用方法に関するEnterprise Managerの制限事項に従う必要があります。この制限事項は、Oracle9iASドキュメント・セットに用意されている『Oracle9iAS Containers for J2EEユーザーズ・ガイド』の「Oracle9iASのクラスタリング」の章に記載されています。 dcmctl
を実行するには、Oracle9i Application Serverをインストールしたユーザーとしてオペレーティング・システムにログインする必要もあります。前のページ「アプリケーション・サーバー接続ウィザード」-「ステップ2/3: 認証」で、Oracle9iAS adminユーザーに対応するユーザー名とパスワードを入力します。 ias-machine
<INSTALL_DIR>\ias
<INSTALL_DIR>
はターゲットOracle9iASインスタンスの<ORACLE_HOME>
インストール・ディレクトリを表し、ias
はOracle9iASホーム・ディレクトリを表します。 Oc4jDcmServlet.ear
は、このOC4Jインスタンスにデプロイする必要があります。Oc4jDcmServlet.ear
をデプロイし、orion-web.xml
ファイルおよびem-app.xml
ファイルを編集(Oracle9iAS 9.0.2の場合のみ)した後で、次のコマンドを使用してEnterprise Managerを再起動する必要があります。
emctl stop
emctl start
JDeveloperでのこの接続の作成の詳細は、「リモートDCMによるOracle9iASへの接続の作成」を参照してください。
Oracle9i Application Serverへのデプロイについて
ターゲット接続へのデプロイ時のオプション指定
Business Components for Java(BC4J)のデプロイ方法
J2EEアプリケーションのデプロイ方法