ビュー・オブジェクト・ウィザード - 「エンティティ・オブジェクト」ページ

「エンティティ・オブジェクト」ページを使用して、ビュー・オブジェクトのマッピング先のエンティティ・オブジェクトを選択します。

次のようなビュー・オブジェクトを使用する場合は、ビュー・オブジェクトを1つ以上のエンティティ・オブジェクトにマッピングし、ビュー属性がエンティティ属性に基づくようにする必要があります。

これらの機能が必要でない場合、ビュー・オブジェクトをエンティティ・オブジェクトにマッピングしないことで、アプリケーションのオーバーヘッドを削減し、時間を短縮できます。

また、SQL問合せで使用されている各エンティティ・オブジェクト(表)の別名を変更したり、エンティティ・オブジェクトをビュー・オブジェクトに対して読取り専用にしたり、エンティティ・オブジェクト間の参照の種類を指定できます。

使用可能
現在のワークスペースで定義されたエンティティ・オブジェクトのリスト。パッケージ別にグループ化されています。ツリーを開いたり閉じたりして、必要なエンティティ・オブジェクトのみを表示します。エンティティ・オブジェクトを「選択済」リストに追加するには、「使用可能」リストでエンティティ・オブジェクトを選択し、右矢印(>)をクリックします。これで、エンティティ・オブジェクトの属性に基づくビュー属性をビュー・オブジェクトに含めることができるようになります。
選択済

(オプション)このビュー・オブジェクトからアクセスできるエンティティ・オブジェクトのリスト。ビュー・オブジェクトに選択される各エンティティは、名前が一意になります。たとえば、1つの表に結合を作成できるようにエンティティ・オブジェクトを2回追加する場合は、一意の名前が必要です。

最初に選択したエンティティ・オブジェクトは、デフォルトで更新可能です(「読取り専用」オプションは解除されます)。後続のすべてのエンティティ・オブジェクトには、デフォルトで、「読取り専用」「参照」が選択されます。設定の概要は、フィールドの説明を参照してください。

リストからエンティティ・オブジェクトを削除するには、エンティティ・オブジェクトを選択し、左矢印(<)をクリックします。

サブタイプ
多相エンティティ・オブジェクトを使用している場合は、「選択済」リストでベース・エンティティ・オブジェクトを選択し、「サブタイプ」をクリックして子エンティティ・オブジェクトを指定します。
Associationの端
結果セットに2つのエンティティ・オブジェクトの結合(デカルト演算)を作成する場合、または結合のWHERE句を修飾するAssociationの端を選択することで適切なフィルタを含む結合を作成する場合は、このオプションを選択します。たとえば、empに2つの自己結合Associationがあるとします。自分のために働いているempと、自分と同じ場所で働いているempです。(どちらもエンティティ・オブジェクトempに基づく)EmpとEmp1に基づくビュー・オブジェクトによって、自分と同じ場所で働いているempを選択し、句をフィルタ処理して結合を作成できます。
別名
各エンティティ・オブジェクトの使用方法を示す名前。別名は、ビュー・オブジェクトのSQL問合せ、およびエンティティ・オブジェクトのゲッター(ビュー行クラスでコールされる)で使用されます。1つの表で結合を作成する場合などに同じエンティティ・オブジェクトを2回以上選択するときは、別名によってエンティティ・オブジェクトを区別します。一意のデフォルト名が生成されますが、カスタマイズして、さらにわかりやすい名前を使用できます。また、別名を短くして、ビュー・オブジェクトのSQL問合せを短縮することもできます。
読取り専用
このチェックボックスをチェックすると、ビュー・オブジェクトでエンティティ・オブジェクトのエンティティ属性を変更できなくなります。デフォルトでは、最初のエンティティ・オブジェクトが更新可能となり、残りのオブジェクトは読取り専用となります。
参照

自動照合によって、このエンティティ・オブジェクトの情報をこのビュー・オブジェクトで参照情報として扱う場合は、このチェックボックスをチェックします。属性値は、制御キー属性が変わるたびに、エンティティ・キャッシュから動的にフェッチされます。

たとえば、Employeeエンティティ・オブジェクトとDepartmentエンティティ・オブジェクトからの属性を含む、EmployeeListというビュー・オブジェクトがあるとします。Departmentエンティティ・オブジェクトに「参照」フラグを設定し、ビュー・オブジェクトのEmployee.DeptNo属性を10から20に変更すると、現在の従業員が働いている部門が変更され、適切な部門名が現在のビューに自動的に取得されます。


関連項目
ビュー・オブジェクトとは
エンティティ・オブジェクトとは
ビュー属性とは
ビジネス・コンポーネントのテスト
ビジネス・ロジック層におけるキャッシュ・データ処理方法
ストアド・プロシージャの使用について