サーブレットおよびEJBなどのJ2EEアプリケーションでは、java.sql.DataSource
オブジェクトを介してデータベースへの接続を取得します。クラス・エントリはcom.evermind.sql.DriverManagerDataSource
、接続エントリはoracle.jdbc.driver.OracleDriver
クラスです。データソースは、Oracle9i データベース内のビジネス・データへのJDBC接続を返すファクトリです。
JDeveloperの埋込みOracle9i Application Server Containers for J2EE(OC4J)サーバーを使用して、EJBアプリケーションの実行、デバッグ、プロファイル作成またはCodeCoach処理を行う場合、<data-source>要素がJDeveloperで定義されたJDBCデータベース接続ごとに自動的に作成され、埋込みOC4Jサーバーのデータソース・ファイルに書き込まれます。JDeveloperでは、新規のデータソース要素の作成時や、埋込みOC4Jサーバーの起動時には、このファイルが適宜更新されます。このファイルが埋込みOC4Jサーバーの正常な実行に影響を与える可能性がある場合は、編集しないでください。
リモートのOC4Jインスタンスへのデプロイメントの場合、すべてのデータソースはdata-sources.xml
ファイルで定義されています。WARまたはEJBをデプロイする場合、最新のdata-sources.xml
ファイルが自動的にエンタープライズ・アーカイブ(EAR)ファイルにパッケージされ、デプロイされます。次のOC4Jディレクトリにあるdata-sources.xml
ファイルには、構成されたデータベース・インスタンスごとに対応する<data-source>要素があります。
<ORACLE_HOME>/j2ee/config
Javaアプリケーション用のビジネス・コンポーネントをリモートのOC4Jインスタンスにデプロイする場合、JDeveloperでは、ビジネス・コンポーネントのデプロイメント・ウィザードでBC4Jプロジェクトを作成するために選択したデータベース接続名に基づいて、データソース・ファイルが生成されます。また、data-sources.xml
ファイルは自動的にエンタープライズ・アーカイブ(EAR)ファイルにパッケージされ、デプロイされます。詳細は、次のトピックを参照してください。
location="jdbc/oracle9iCoreDS"
ejb-location="jdbc/oracle9iDS"
username="Scott"
password="tiger
関連資料: OC4Jデータソースの詳細は、Oracle9iASドキュメント・ライブラリで提供されている『Oracle9iAS Containers for J2EEユーザーズ・ガイド』を参照してください。
オラクル社が提供する以外のタイプのJDBC接続を構成した場合、接続ディスクリプタ・ファイルconnections.xml
のドライバ情報および接続の詳細もdata-sources.xml
ファイルに含まれ、埋込みOC4Jサーバーによって使用されるデプロイ済の .earファイルとバンドルされます。これらの接続は、data-sources.xml
ファイルのデータソース・エントリに追加されます。
Microsoft SQL Server、SybaseおよびDB2などの異種データベースに接続する場合は、MerantドキュメントでMerant JDBCドライバのインストールについてを参照してください。
注意: 外部データソースのサポートおよび構成の詳細は、『Oracle9i JDeveloperリリース・ノート』を参照してください。