JDeveloperではOracle9i Software Configuration Manager(SCM)(旧Oracle Repository)をサポートしているため、JDeveloperユーザーは、ソース・コントロール・システムの強力な機能を使用できます。バージョニングの操作およびツールは、JDeveloper IDEのメニュー・バーから直接起動できます。また、ナビゲータ・ペインでポップアップ・メニューから起動できます。統合されていない外部ツールを使用するのではなく、JDeveloper IDEからソース・コントロールを有効にした場合、次のような理由でより効果的な相互作用が可能になります。
Software Configuration ManagerとJDeveloperを統合することにより、強力なソース・コントロール機能がIDEに追加されます。次のことが可能です。
Oracle9i SCM接続は、「ツール」->「設定」で表示されるダイアログの「ソース・コントロール」セクションで、「アクティブなシステム」が「Oracle9i SCM」に定義されている場合にのみ作成できます。
マージ・ツールを使用してマージされるファイルは、テキスト・ファイルとしてリポジトリ・ファイルに登録されている必要があります。通常これは、リポジトリ管理者が行います。ファイルが登録されていない場合、新しいファイルを古いファイルに上書きするバイナリ・マージが使用されます。
JDeveloperでは、共有ワークエリアに対する接続および作業はサポートされません。プライベート・ワークエリアに対する接続および作業のみがサポートされます。これにより、ある開発者が誤って他の開発者のデータを上書きするなどのデータの損失を防げます。ただし、連係目的の共有ワークエリアはサポートされます。共有ワークエリアは1つ以上のプライベート・ワークエリアを定義するベースとして使用できます。共有ワークエリアを使用することで、複数の開発者がそれぞれのプライベート・ワークエリアの定義で共有できるコンフィグレーションを作成することが可能になり、効果的なチーム・ベースの開発を行うことができます。
Oracle9i JDeveloperで使用するOracle9i SCMリポジトリは、WindowsマシンにインストールされたOracle9i SCMクライアント・ツールを使用したインストールおよび構成のみが可能です。Oracle9i SCMの詳細は、製品のオンライン・マニュアル、またはhttp://otn.oracle.co.jpを参照してください。