XMLエディタについて
JDeveloperには、XMLエディタが組み込まれています。このエディタは、uiXML、uiXMLテンプレート(UIT)、XSQL、XSL、XHTMLおよびWSDLのファイルなど、XML言語の編集のために特化されたスキーマ・ドリブンのエディタです。「設定」ダイアログの「XMLスキーマ」ページのオプションを使用すると、現在登録されているすべてのXMLスキーマの表示、新しいスキーマの追加によるその他のネームスペースおよび要素のサポート、ユーザー定義スキーマの削除、およびメモリーからのスキーマのアンロードが可能です。
次の機能は、XMLエディタを使用しているときに利用できます。
- 入力時に、左山カッコ(
<
)を入力してから時間を置くか、(デフォルトのキー割当てを使用している場合)[Ctrl]キーを押しながら[Space]キーを押すと、コード・インサイトを起動できます。コード・インサイトには、スキーマに基づいて有効な要素がリスト表示されます。要素を選択した後にスペースを入力してから時間を置くか、[Ctrl]キーを押しながら[Space]キーを押すと、有効な属性がリスト表示され、ここから選択できます。属性値に対する左引用符を入力すると、ヒント・インサイトで必要な値の型が表示されます。
- 「表示」->「コンポーネント・パレット」を選択して、コンポーネント・パレットを開きます。ドロップダウン・リストから有効なページの1つを選択します。たとえば、uiXMLドキュメントを編集している場合は、パレットの「uiXML」ページから要素を選択できます。
- プロパティ・インスペクタには、XML要素の属性が表示されます。プロパティ・インスペクタで属性の値を編集し、ファイルを更新します。
- XML要素は、構造ウィンドウに階層化されて表示されます。このウィンドウには、入力および編集の際に検出されたXML構文エラーも表示されます。要素、属性またはエラーをダブルクリックすると、XMLエディタで編集できます。
- エディタでXML要素を右クリックし、「構造内の検索」を選択すると、構造ウィンドウを開いて要素を表示し、選択できます。
- 編集中に開いているファイルを右クリックし、「XMLの自動インデント」を選択すると、要素を正しくインデントできます。
- uiXMLなど一部のXML言語では、カーソルを要素内に置いて[F1]キーを押すと、その要素の状況依存ヘルプを表示できます。
次のことも可能です。
- 開いたXMLエディタ・ウィンドウまたはナビゲータで、XMLファイルを右クリックし、「XMLの検証」を選択できます。「XMLの検証」コマンドによって、XMLファイルで定義されたスキーマに基づいてXMLが検証されます。XMLファイルでXMLネームスペースが定義されていない場合、ポップアップ・メニューのこのコマンドは使用できません。
- XMLネームスペースが定義されていない場合、右クリックし、「XML構文チェック」を選択して、選択したファイルが適切に作成されたXMLドキュメントかどうかを確認します。結果はログ・ウィンドウに表示されます。
これらの機能はXMLの「設定」ページでカスタマイズできます(XMLの「設定」を表示するには「ツール」->「設定」->「コード・エディタ」->「XML」を選択します)。
- 「必須属性の自動挿入」がチェックされている場合、要素の必須属性も挿入されます。タグを選択した後にスペースを入力すると、属性に対して起動できます。さらにスペースを入力すると、その他の属性に対して繰り返し起動できます。
- XMLの「設定」ページで「終了タグの自動補完」がチェックされている場合、終了タグが自動的に挿入されます。
- 「XMLページのエラーを表示」がチェックされている場合、構造ウィンドウには編集中にXMLファイルのエラーが表示されます。
関連項目
JDeveloperでのXMLファイルの編集
XMLエディタの編集オプションの設定
XMLスキーマのインポートおよび登録