接続ウィザード - 「接続」ページ

接続ウィザードの「接続」ページを使用して、「タイプ」ページで選択された接続タイプに必要な情報を定義します。

データベース接続に対して、「タイプ」ページで次のいずれかのタイプが選択されています。

このページの表示は、これら4つの接続タイプのいずれが指定されているかによって異なります。

Oracle(JDBC)

ドライバ
ドロップダウン・メニューからJDBCドライバを選択します。
thin
Javaアプレットを作成している場合、またはPure Java環境が必要な場合には、このType 4ドライバを使用します。Type 4ドライバは、Javaのみで作成されます。Thinドライバは、TCP/IPネットワーク・プロトコルを使用してOracle9i、Oracle8i またはOracle8データベースに接続する際に使用できます。

このドライバは、すべてのプロジェクトのデフォルトのOracle JDBCライブラリに含まれています。ライブラリの名前はOracle JDBCです。ライブラリには、Thin JDBCおよびJDBC-OCI8ドライバ・ライブラリ・コンポーネントの両方が含まれています。

oci8
Oracleサーバーに対して実行されるJavaアプリケーションを作成している場合、このType 2ドライバを使用します。Type 2ドライバは、Javaコードとネイティブ・コードが混在したものです。これはOracle9i データベース用に最適化されたファット・ドライバです。このドライバは、あらゆるデータベース・プロトコル(TCP、IPX、BEQなど)を処理できます。これらのプロトコルが格納されているマシンから実行されるアプリケーションには、このドライバをお薦めします。Oracle7データベースにも使用できます。

このドライバにはクライアント・ソフトウェアのインストールが必要です。また、プロジェクトのライブラリに正しいバージョンのドライバが必要です。他のOracle JDBCライブラリを含めることはできません。このドライバは、すべてのプロジェクトのデフォルトのOracle JDBCライブラリに含まれています。ライブラリの名前はOracle JDBCです。ライブラリには、Thin JDBCおよびJDBC-OCI8ドライバ・ライブラリ・コンポーネントの両方が含まれています。すべてのOCIおよびType 2のJDBCドライバの詳細は、「OracleのType 2 JDBCドライバ(OCI)に対するJDeveloperの接続要件」を参照してください。

ホスト名
Oracleサーバーを実行するマシンを識別する値を入力します。TCP/IPにより解決可能なIPアドレスまたはホスト名(myserverなど)を使用します。デフォルト値はlocalhostです。
JDBCポート
TCP/IPポートを識別する値を入力します。デフォルト値は1521です。
SID
Oracleデータベース・インスタンスの一意のシステム識別子(SID)の値を入力します。デフォルト値はORCLです。
カスタムJDBC URLの入力
カスタムURLを入力し、このページの情報を使用せずに、接続情報をドライバに直接指定する場合に選択します。OCIドライバでTNSまたはネーミング・サービスを使用している場合は、このオプションを使用する必要があります。

次のような形式のURLを使用します。

 jdbc:oracle:oci8:<USERNAME/PASSWORD>@(DESCRIPTION=
                                      (ADDRESS=(PROTOCOL=<PROTOCOL>
                                               (PORT=<PORT>)
                                               (HOST=<HOSTID>))
                                      (CONNECT_DATA=(SID=<SID>))))

TNS名を使用している場合は、TNSNAMES.oraファイルが検索されるPATH環境変数に、Oracleホームがある必要があります。

JDBC-ODBC Bridge

標準のODBC準拠ドライバに接続するには、このType 1ドライバを使用します。接続要件については、ODBCベンダーのドキュメントを参照してください。

データソース名
Microsoft ODBCドライバ・マネージャを使用して定義した名前を入力します。
追加のパラメータ
ドライバで必要なその他のパラメータを入力します。

Oracle Lite

Oracle Liteデータベースに対して実行されるJavaアプリケーションを作成する場合、このType 1ドライバを使用します。

このドライバでは、Oracle8i Lite 4.0以上がインストールされていることが必要です。このドライバを使用するプロジェクトでは、ライブラリに<ORACLE_HOME/lite/classes/olite.jar>が含まれている必要があります。詳細は、Oracle Liteのドキュメントを参照してください。

データソース名
Oracle LiteデータソースのODBCドライバ・マネージャを使用して定義した名前を入力します。
追加のパラメータ
ドライバで必要なその他のパラメータを入力します。

サード・パーティ製JDBCドライバ

ドロップダウン・メニューに表示されない他のベンダーのJDBC準拠ドライバの場合は、このオプションを使用します。サード・パーティ製のJDBCドライバ・オプションを介して接続するプロジェクトでは、このページのフィールドの情報の他に、そのドライバの .zipファイルまたは .jarファイルをJDeveloperのライブラリに組み込む必要があります。

ドライバの接続設定の追加情報は、ドライバのベンダーのドキュメントを参照してください。Type 2のJDBCドライバの詳細は、「OracleのType 2 JDBCドライバ(OCI)に対するJDeveloperの接続要件」を参照してください。

ドライバ名
JDeveloperに現在登録されているサード・パーティ製のJDBCドライバのリストを表示します。新規ドライバを登録するには、「新規」をクリックします。

サード・パーティ製のドライバを登録する場合は、Javaの構文規則に従い、かつベンダーのドライバのパッケージに対応している完全修飾Javaクラス名を使用する必要があります。たとえば、Microsoft SQL Serverドライバの場合はcom.microsoft.jdbc.sqlserver.SQLServerDriverです。他のベンダーでは、vendor.jdbc.product.driverの形式でドライバをパッケージ化している場合があります。詳細は、特定のJDBCドライバのドキュメントを参照してください。

新規
JDeveloperに現在登録されているサード・パーティ製JDBCドライバのリストにエントリを追加する場合にクリックします。表示されるダイアログで、エントリを含むドライバおよびライブラリの完全修飾クラス名を要求されます。
URL
ドライバで必要なその他のパラメータを入力します。構文の詳細は、ドライバ・ベンダーのデータソースURLに関するドキュメントを参照してください。デフォルト形式はjdbc:vendor:type@vendor_URLです。(SQL Serverのデータソースを想定した)例を次に示します。

jdbc:microsoft:sqlserver://myhost:1433


接続について