これらのツールは、Associationの作成および編集に使用する。既存の表の参照整合性制約に基づき、ビジネス・コンポーネント・プロジェクト・ウィザードおよびビジネス・コンポーネント・パッケージ・ウィザードを使用して、デフォルトのAssociationを作成(逆方向生成)することもできる。
順方向生成では、Associationを作成する際にオプションで、生成する表に関係を追加できる。たとえば、(Business Components for Javaを使用しない)他のアプリケーションに対して同じ関係へのアクセス権を付与できる。エンティティ・オブジェクトから表を作成するには、「データベース・オブジェクトの作成」ツールを使用する。
AssociationウィザードでAssociationを作成するには、ビジネス・コンポーネント・プロジェクトが開いている状態で、次のいずれかを行う。
「ファイル」->「新規」を選択し、「Business Tier」->「Business Components(BC4J)」を選択して「Association」をダブルクリック
ナビゲータで、ビジネス・コンポーネント・パッケージを右クリックし、「新規Association」を選択
Associationを編集するには、ナビゲータでAssociationを右クリックし、「associationの編集」を選択する。または、このAssociationをダブルクリックする。
Associationを作成する場合、ウィザードを使用して次の情報を指定できる。ここでは、ページごとに説明する。
「名前」ページ。Association名(識別しやすいように末尾をAssocという文字列などにし、関係を説明するような名前を指定)と、Associationを格納するパッケージ。Associationはその関連先のエンティティ・オブジェクトと同じパッケージに含めることが理想的であるが、必須ではない。
「エンティティ・オブジェクト」ページ。関連付けるエンティティ・オブジェクトを選択する。Associationを定義すると、エンティティ・オブジェクトではそのAssociationを使用し、事前に定義した方法でAssociationのもう一方に透過的にアクセスできる。
「Associationプロパティ」ページ。カーディナリティ、Associationのもう一方の側からデータを返すAssociationアクセッサを公開するかどうか、アクセッサの名前、順方向生成時にキー制約を生成するかどうか、Associationがコンポジットかどうか、カスケード削除を実装するかどうかなど、Associationの動作を指定する。アクセッサは、エンティティ・オブジェクト・クラスにある。
Associationを編集する場合、エディタを使用して、同じ情報(「名前」ページ以外)を指定できる。
表のエンティティ・オブジェクトを生成した後で、その表に対してデータベース制約を追加するには、単にエンティティ・オブジェクト・エディタにアクセスし、「終了」をクリックして新しいAssociationを作成するだけである。