ワークスペース、プロジェクトまたはプロジェクト内容の場所の移動

ナビゲータは、ワークスペースおよびプロジェクトの論理構造をビジュアルに表示します。これは、ファイル・ディレクトリではありません。必ずしもファイルの物理的な場所を表すわけではありません。

個々のファイルの物理的な場所は、JDeveloperで変更できます。ファイルのグループの物理的な場所を変更する場合は、オペレーティング・システムのファイル・マネージャを使用するほうが簡単です。

ファイルとプロジェクトまたはプロジェクトとワークスペースの関連は、ナビゲータで追加または削除を適宜行うことにより変更します。

.jwsファイルまたは .jprファイルなどの個々のファイルの物理的な場所を変更するには、次のようにします。

  1. ナビゲータで、移動するファイルを選択します。
  2. メイン・メニューから、「ファイル」->「名前の変更」を選択します。
  3. 「名前の変更」ダイアログで、ファイルの新しい場所に移動し、必要な場合はファイル名を変更します。
  4. 「保存」をクリックします。

    ファイルが新しいディレクトリに物理的に格納されます。ナビゲータでのその論理表示は、明示的に変更しないかぎり変わりません。

プロジェクトと別のワークスペースとの論理的な関連付けを変更するには、次のようにします。

  1. ナビゲータで、関連付けを変更する .jprファイルを選択します
  2. メイン・メニューから、「ファイル」->「ワークスペースから削除」を選択します。

    ファイルは、ナビゲータからただちに削除されます。ファイル・システム内でのファイルの場所は変わりません。

  3. プロジェクトと新しく関連付けるワークスペースを選択します。
  4. メイン・メニューから、「プロジェクト」->「<ワークスペース名>に追加」を選択します。
  5. 「<ワークスペース名>にファイルまたはディレクトリを追加」ダイアログで、ファイルの場所に移動し、ファイルを選択して「開く」をクリックします。

    ナビゲータに、.jprファイルがその新しいワークスペースの一部として表示されます。ファイル・システム内でのコンテナ・ファイルの場所は(別途その場所を変更しないかぎり)変わりません。また、これに含まれるファイルの場所も変わりません。.jwsファイルと .jprファイルは、ワークスペースまたはプロジェクトの内容へのポインタを持つコンテナであることに注意してください。

.jwsファイルまたは .jprファイルを含むワークスペースまたはディレクトリ全体の物理的な場所を変更し、その変更内容をナビゲータに反映させるには、次のようにします。

  1. オペレーティング・システムのファイル・マネージャで、ファイルが現在配置されているディレクトリに移動します。

    JDeveloperのデフォルト・ディレクトリに格納されているファイルは、jdev¥myworkにあります。

  2. 移動するディレクトリ全体(ワークスペース、プロジェクト、またはプロジェクト内のファイル)を選択し、新しい場所にコピーします。

    ファイルが移動します。ただし、JDeveloperではそのファイルの場所を認識しません。

  3. JDeveloperに戻ったら、「ワークスペース」ノード(ワークスペースを移動した場合)または該当するワークスペース(プロジェクトを移動した場合)を選択し、メイン・メニューから「プロジェクト」->「<ノード名>に追加」を選択します。
  4. ワークスペースまたはプロジェクトの新しい物理的な場所に移動し、「開く」をクリックします。

    ファイルは、ステップ2で配置された場所に物理的に移動し、ナビゲータではステップ3で選択された場所に論理的に関連付けられます。

あるプロジェクトから別のプロジェクトにファイルのグループの物理的な場所を変更し、その変更内容をナビゲータに反映させるには、次のようにします。

  1. オペレーティング・システムのファイル・マネージャで、ファイルが現在配置されているディレクトリに移動します。

    JDeveloperのデフォルト・ディレクトリに格納されているファイルは、jdev¥myworkにあります。

  2. 移動するファイルを選択し、新しい場所にコピーします。

    ファイルが移動します。ただし、JDeveloperではそのファイルの場所を認識しません。

  3. JDeveloperに戻ったら、ナビゲータでファイルを選択し、メイン・メニューから「ファイル」->「<ノード名>から削除」を選択して、これらのファイルの現在の表示を削除します。

    特定のプロジェクトから、連続するノードのグループを一度に削除できます。

  4. ファイルを関連付けるプロジェクトを選択し、メイン・メニューから「プロジェクト」->「<ノード名>に追加」を選択します。
  5. ワークスペースまたはプロジェクトの新しい物理的な場所に移動し、「開く」をクリックします。

    ファイルは、ステップ2で配置された場所に物理的に移動し、ナビゲータではステップ4で選択された場所に論理的に関連付けられます。


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