既存ファイルからの新規プログラミング・プロジェクトの作成

任意のタイプの既存ファイルを、様々なソースから新規プロジェクトにインポートできます。ソース・コントロールまたはWebDAVサーバーからファイルをインポートする場合は、最初にソース・コントロール・システムまたはWebDAVサーバーと連携するようJDeveloperを構成する必要があります。

既存ファイルから新規プログラミング・プロジェクトを作成するには、次のようにします。

新規プロジェクトへの既存のファイルのインポート

JDeveloperでは、アプリケーションで必要なファイルの編成に、ワークスペースおよびプロジェクトを使用します。JDeveloperで効率的にファイルを処理するには、プロジェクトにファイルを追加します。ワークスペースは、1つ以上のプロジェクトの管理に使用します。したがって、既存のファイルをJDeveloperで使用する場合にも、ワークスペースおよびプロジェクトが必要です。

新規のワークスペースを作成するには、次のようにします。

  1. JDeveloperのメイン・メニューから、「ファイル」->「新規」を選択します。

    「新規」ギャラリが開きます。

  2. 「カテゴリ」ツリーで「General」を選択します。
  3. 「項目」リストで「ワークスペース」をダブルクリックします。
  4. 「新規のワークスペース」ダイアログで、新規ワークスペースの名前および場所を入力し、「新規の空のプロジェクトを追加」チェックボックスのチェックが外されていることを確認します。

    詳細は、[F1]を押すか、ダイアログ内で「ヘルプ」をクリックしてください。

  5. 「OK」をクリックしてダイアログを閉じ、ナビゲータに戻ります。

新規JDeveloperプロジェクトに既存のファイルをインポートするには、次のようにします。

  1. ナビゲータで、ファイルをインポートするワークスペースを選択します。
  2. JDeveloperのメイン・メニューから、「ファイル」->「新規」を選択します。

    「新規」ギャラリが開きます。

  3. 「カテゴリ」ツリーで「General」を開き、「Projects」を選択します。
  4. 「項目」リストで「既存のソース・コードからのプロジェクト」をダブルクリックします。
  5. ウィザードの手順に従ってプロジェクトを作成し、インポートするファイルの場所を指定します。

    詳細は、[F1]を押すか、ウィザード内で「ヘルプ」をクリックしてください。

ナビゲータでプロジェクトを選択し、JDeveloperのメイン・メニューから「プロジェクト」->「<プロジェクト名>に追加」を選択することにより、既存のJDeveloperプロジェクトにファイルをインポートすることもできます。

詳細は、「ワークスペースおよびプロジェクトの管理」を参照してください。

ソース・コントロールからのファイルの処理

JDeveloperは、Oracle9i Software Configuration Manager(SCM)、Rational ClearCaseおよびConcurrent Versions System(CVS)をサポートしています。これらのソース・コントロール・システムのいずれかで管理されているファイルを処理する場合、そのソース・コントロール・システムを使用できるようJDeveloperを構成する必要があります。JDeveloperでは、独自のソース・コントロール・アドインを作成することによって、他の任意のソース・コントロール・システムと連携することも可能です。

使用しているソース・コントロール・システム用にJDeveloperを構成するには、次のようにします。

  1. JDeveloperのメイン・メニューから、「ツール」->「設定」を選択します。
  2. 「設定」ダイアログで、「ソース・コントロール」ノードを開きます。
  3. 「ソース・コントロール」ページで、使用しているソース・コントロール・システムを選択し、必要なパラメータを入力します。
  4. 「設定」ダイアログで、ソース・コントロール・システムに対応するノードを選択し、そのパラメータを入力します。

    詳細は、[F1]を押すか、ダイアログ・ページ内で「ヘルプ」をクリックしてください。

  5. 「OK」をクリックしてダイアログを閉じ、設定を確定します。

Oracle9i SCMを使用する場合は、引き続き、次のように新規SCM接続を作成します。

  1. ナビゲータで、「接続」ノードを開きます。
  2. 「Oracle9i SCM」ノードを選択します。
  3. 右クリックし、ポップアップ・メニューから「接続の作成」を選択します。
  4. ウィザードの手順に従って、接続の作成を完了します。

    詳細は、[F1]を押すか、ウィザード内で「ヘルプ」をクリックしてください。

これで、ソース・コントロールの使用が可能になりました。詳細は、「ソース・コントロール・サポートの使用」を参照してください。

WebDAVサーバーにホストされたファイルの処理

WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)とは、ユーザーがWebDAV対応サーバー上のファイルを共同で編集および管理することを可能にする、HTTPの拡張機能です。WebDAV接続を使用すると、ローカル・ファイル・システムのファイルを処理する場合と同じように、WebDAVサーバーにホストされたファイルを処理できます。

重要: Oracle9i JDeveloperのWebDAV接続を使用する前に、Oracle Technology NetworkのWebサイトからWebDAVアドインをダウンロードし、インストールしておく必要があります。詳細は、使用するオペレーティング・システムに対応する『Oracle9i Developer Suiteインストレーション・ガイド』を参照してください。

ファイアウォールの外側にあるWebDAVサーバーへアクセスする場合は、まず最初にプロキシ・サーバーを構成します。

  1. JDeveloperのメイン・メニューから、「ツール」->「設定」を選択します。
  2. 「設定」ダイアログで、「Webブラウザ/プロキシ」ノードを選択します。
  3. プロキシ・サーバーの詳細を入力します。

    詳細は、[F1]を押すか、ダイアログ・ページ内で「ヘルプ」をクリックしてください。

  4. 「OK」をクリックしてダイアログを閉じ、新規設定を確定します。

JDeveloperをWebDAVクライアントとして構成するには、次のようにします。

  1. JDeveloperのメイン・メニューから、「ファイル」->「新規」を選択します。

    「新規」ギャラリが開きます。

  2. 「カテゴリ」ツリーで「General」を開き、「Connections」を選択します。
  3. 「項目」リストで「WebDAV Connection」をダブルクリックします。
  4. ウィザードの手順に従って、接続の作成を完了します。

    詳細は、[F1]を押すか、ウィザード内で「ヘルプ」をクリックしてください。

これで、WebDAV対応サーバー上のファイルへアクセスが可能になりました。詳細は、「WebDAVサポートの使用方法」を参照してください。


新規プログラミング・プロジェクトの開始
新規プログラミング・プロジェクトの最初からの作成


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