Oracle Business Component Browser(Business Component Testerとも呼ばれる)を使用した場合、JDeveloperから簡単にビジネス・ロジック層をテストできます。Business Component Browserにアクセスするには、ナビゲータの「ワークスペース」ノードの下にあるアプリケーション・モジュールを右クリックし、「テスト」を選択します。
Business Component Browserは、Thin Javaクライアントの汎用アプリケーションの例です。これは、フレームワークのクライアントAPIの動的な機能を使用して、使用するアプリケーション・モジュールの実行時のメタデータを問い合せ、現行のアプリケーション・モジュールに含まれているビュー・オブジェクトおよびビュー・リンクのディレクトリを示します。Business Component Browserは、参照する各ビュー・オブジェクトに対してSwingベースの動的なフォームを作成し、テストする各ビュー・リンクに対して動的なマスター/ディテール・フォームを作成します。
Business Component Browserは、フレームワークの次のような実行時の特性をすべて視覚的に表します。
ビュー・オブジェクト。問合せ実行および表示範囲のスクロールが可能です。
エンティティ・オブジェクトのビジネス・ロジック。ドメインが正しく設定されていること、デフォルト値のロジックが正しく機能していること、検証コードが機能していること、およびAssociationで目的のものが参照されることを確認できるように、関連するビュー・オブジェクトの列が変更された際に実行されます。
複数のビュー・オブジェクト。同じエンティティ属性を含み、そのいずれかが変更された場合でも同期化されます。
ビュー・オブジェクトにリンクされたビューは、マスター・レコードから任意の階層レベルにスクロールした際に、自動的にマスター/ディテール形式になります。
アプリケーション・モジュールは、サポートされている任意のデプロイメント構成(ローカル、物理ビジネス・ロジック層のリモートCORBA/EJB)で1つのアプリケーションからテストできます。
コミットを行うと、キャッシュ内の基になるエンティティ・オブジェクトにより、保留中のすべての変更がデータベースに送られます。