J2EE Webモジュールは、明確に定義されたディレクトリ構造を持つため、J2EE準拠の他のアプリケーション・サーバーに完全に移植可能です。J2EE Webモジュールのディレクトリ構造を次に示します。
Webモジュールは、特定のサブディレクトリを持つアプリケーションのHTMLルートと対応する、単一のルート・ディレクトリに格納されています。
このディレクトリには、クライアント・ブラウザで表示可能にする他のファイル(JavaScript、スタイルシート・ファイル、イメージなど)とともに、アプリケーション用の .html
および .jsp
(HTMLおよびJSPページ)ファイルが格納されます。大規模なアプリケーションでは、これらのファイルをサブディレクトリ階層に分割してもかまいませんが、小規模なアプリケーションでは、一般的にこれらのファイルには単一のディレクトリを使用する方が簡単です。
注意: J2EEアプリケーション・サーバーには、ルート・ディレクトリ名がWebコンテキスト・ルートとして機能するものもあります。Oracle9i JDeveloperおよびOC4Jでは、これをプロジェクトのプロパティとして設定できます。
/WEB-INF/
サブディレクトリ/WEB-INF/
サブディレクトリには、必要なWebアプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタ(web.xml
)、およびオプションの/WEB-INF/classes/
サブディレクトリと/WEB-INF/lib/
サブディレクトリが含まれます。/WEB-INF/web.xml
/WEB-INF/classes/
/WEB-INF/classes/
下のディレクトリ階層に反映する必要があります。たとえば、com.mycompany.mypackage.MyServlet
という名前のJavaクラスは、/WEB-INF/classes/com/mycompany/mypackage/MyServlet.class
という名前のファイルに格納する必要があります。/WEB-INF/lib/
JDeveloperのJ2EE Webモジュールについて
J2EEアプリケーション・サーバーの要件について
Webモジュールのランタイム構成について
J2EE Webモジュールのディレクトリ構造の詳細は、サーブレットAPIの仕様を参照してください。