SQL文の実行計画のインスペクト
SQLのSELECT文、UPDATE文、INSERT文およびDELETE文について、Oracleオプティマイザが選択した実行計画をインスペクトするには、SQLワークシートを使用します。実行計画とは、文を実行するための操作の順序です。
実行計画では、行ソース・ツリー(文を構成する操作の階層)が示されます。各操作について、次の情報が表示されます。
- 文によって参照されている表の順序
- 文に示されている各表に対するアクセス方法
- 文の結合操作によって影響を受ける表の結合方法
- フィルタ、ソートまたは集計操作などのデータ操作
行ソース・ツリーの他に、選択した操作に関して次の情報が計画表に表示されます。
- 各操作のコストおよびカーディナリティなどの最適化
- アクセスされたパーティション・セットなどのパーティション化
- 結合入力の分散方法などのパラレル実行
詳細は、『Oracle9iデータベース・パフォーマンス・チューニング・ガイドおよびリファレンス』の「EXPLAIN PLANの使用方法」を参照してください。このマニュアルは、Oracle Technology Network Japan(OTN-J)のWebサイト(otn.oracle.co.jp/document/products/oracle9i/index.html)からオンラインで参照できます。
SQL文の実行計画を表示するには、次のようにします。
- ワークシートの上部ペインに、SQL文を入力します。
- 次のいずれかの操作を行います。
- [Shift]と[Alt]を押しながら[Enter]を押します。
- 「文の実行方法の実行計画」ボタン(
)をクリックします。
- 右クリックしてポップアップ・メニューを開き、「EXPLAIN PLANの実行」を選択します。
実行計画を表示するには、表示に必要な情報を格納する表にアクセスできることが必要です。計画表がまだ存在しない場合はダイアログ・ボックスが開き、作成するかどうかたずねられます。「OK」をクリックします。
- 下部ペインで、文の結果を確認します。
関連項目
SQLワークシートの使用方法
SQL文の実行
SQLワークシート履歴からの文の再実行