Oracle Help for Javaの概要 | ![]() 前へ |
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ナビゲータ・ウィンドウは、ヘルプ・システムにおいてトピック間を移動またはトピックを検索するための、タブ付きのコントロールです。デフォルトでは、ナビゲータ・ウィンドウには目次、索引および検索の各タブがあります。ナビゲータ・ウィンドウの特性は、ヘルプ・システムのパラメータを設定することにより、簡単に制御できます。たとえば、タブのラベルの変更やアイコンの追加が可能です。また、製品のヘルプとチュートリアルなどのように、複数の目次も表示できます。さらに複雑なシステムの場合には、Javaプログラマがカスタム・タブを作成し、ヘルプの作成者がそれをナビゲータ・ウィンドウに追加することもできます。
このトピックでは、次の項目について説明します。
図4は、ナビゲータ・ウィンドウで「目次」タブを選択したところです。トピックは、階層ツリーで表示されます。目次とツリーの構造は、作成者が指定します。ツリーの定義には、複数のファイル形式がサポートされています。
図4: ナビゲータ・ウィンドウの「目次」タブ
ユーザーが目次のトピック・タイトルをダブルクリックすると、そのトピックがトピック・ウィンドウに表示されます。ツールバーのボタンを選択、または右クリックでコマンドを選択することにより、新規の(別の)トピック・ウィンドウでトピックを開くこともできます。
目次には、次のような特長があります。
図5は、ナビゲータ・ウィンドウで「索引」タブを選択したところです。索引は、トピックに関連付けられたアルファベット順のキーワードのリストです。キーワードはヘルプの作成者が定義し、目次と同様、リストの指定には複数のファイル形式がサポートされています。
図5: ナビゲータ・ウィンドウの「索引」タブ
索引を使用するプロセスは、次のとおりです。リストの番号は、図5に示した番号に対応しています。
索引には、次のような特長があります。
図6は、ナビゲータ・ウィンドウで「検索」タブを選択したところです。ユーザーがテキスト・フィールドに語句を入力して「検索」を選択すると、本文中にその語句を含むトピックのタイトルが、タブの一番下の「結果」リストに表示されます。ユーザーがタイトルをダブルクリックすると、そのトピックがトピック・ウィンドウに表示されます。
図6: ナビゲータ・ウィンドウの「検索」タブ
ユーザーは、全文検索を実行する際に次のオプションを設定できます。
全文検索には、次のような特長があります。
検索データベースは、ヘルプ・システムの作成時に生成されます。OHJDK(およびOHJをサポートしているオーサリング・ツール)には、検索データベースを生成するユーティリティが含まれ、これにはオラクル社定義のファイル形式が使用されます。クライアント上で実装する際には、必ずこの検索データベースが使用されます。サーバー上では、独自の検索を実装することも可能です。たとえば、トピックがOracleデータベースに格納されている場合、データベースのテキスト処理機能を使用して検索を実行できます。(注意: OHJを使用する際、Oracleデータベースの使用は必須ではありません。)
OHJ APIでは、デフォルトのOHJユーザー・インタフェースをカスタマイズできます。たとえば、Javaでナビゲータというカスタム・タブをプログラミングし、それをナビゲータ・ウィンドウに追加することもできます。図7に示した例では、製品に関する学習のためのカスタム・タブが追加されています。
図7: ナビゲータ・ウィンドウのカスタム・ナビゲータ・タブ
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