エンティティ属性とは

属性とは、エンティティ・オブジェクトまたはビュー・オブジェクトの特性で、オブジェクト・クラスのJavaBeansプロパティとして実装されます。エンティティ属性は、データベース列に対応付けることも、データベース列に依存しないことも可能であり、エンティティ・オブジェクトが保持できる値を示します。

エンティティ属性の2つの種類

エンティティ属性には次の2つの種類があります。

属性の種類

値の取得と保存がデータベースとの間で行われますか

永続

はい

一時

いいえ

データベースの列に対応する永続エンティティ属性

逆方向生成を使用して初めてエンティティ・オブジェクトを作成するとき、表の各列に対応する永続エンティティ属性が作成されます。

順方向生成の場合、エンティティ・オブジェクトからデータベース表を作成すると、各永続属性が表の列となります。

後で、表またはエンティティ・オブジェクトを変更した場合、同期化ツールを使用すると、表とエンティティ・オブジェクトの同期が保証されます。

エンティティ属性の設定

エンティティ属性の設定により、属性のJava型の制御、列制約(主キー制約、NOT NULL制約、一意制約など)の表現、生成されたデータベース列のプロパティの制御が行われ、その他の単純な機能(静的なデフォルト値の指定など)が実行されます。

すべての属性設定は、エンティティ・オブジェクトのXMLファイルに格納されています。

UML定義に基づいたエンティティ属性

Business Components for Javaでは、属性という語は、XMLの定義ではなく、UMLの定義に基づくものです。UMLでは、属性は、クラスの名前付きプロパティで、そのクラスのインスタンスが保持する値の範囲を記述するものです。


関連項目
エンティティ・オブジェクトとは
エンティティ・オブジェクト、Associationおよびデータベース表の生成について
ビュー属性とは
ドメインとは
データベースとビジネス・ロジック層の同期化について
エンティティ属性のデータベース順序からの移入
エンティティ属性の追加および削除