TCPパケット・モニターを使用してWebサービスを調査するチュートリアル

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このチュートリアルでは、TCPパケット・モニターを使用して、Webサービスへのスタブの実行時にJDeveloperにより送受信されるリクエスト/レスポンス・パケットを調査する方法を説明します。JDeveloperでプロキシ設定が定義されていれば、TCPパケット・モニターを起動すると、すべてのTCPデータが中間ポートを経て元のプロキシに転送されるようにプロキシ設定が更新されます。TCPパケット・モニターをオフにしたり、JDeveloperを終了すると、プロキシ設定は元の状態に戻ります。

このチュートリアルを行うには、約10分かかります。

TCPパケット・モニターを使用するには、次のようにします。

  1. 「ツール」->「TCPパケット・モニター」を選択し、TCPパケット・モニター・ウィンドウを表示します。TCPパケット・モニター・ウィンドウが開きます。デフォルトでは、JDeveloperの右下にドッキングされています。
  2. Start buttonをクリックし、パケットの監視を開始します。
  3. すでに作成してあるWebサービス・スタブの1つを実行します。ナビゲータで、スタブを右クリックし、「実行」を選択してください。TCPパケット・モニターにリクエスト/レスポンス・パケットがリスト表示されます。
  4. パケット・ペアの内容を確認するには、「履歴」ページで選択し、「データ」タブをクリックします。
  5. 他のパケット・ペアを調べるには、previousおよびnextボタンを使用します。
  6. Webサービスのデバッグ時に、リクエスト・パケットの内容を変更して再送信すると、レスポンス・パケットでの変化を確認できます。これを試す場合は、リクエスト・パケットに適切な変更を加え、resend buttonをクリックします。変更されたパケットが送信され、レスポンス・パケットの変化を確認できます。
  7. TCPパケット・モニターを停止するには、stop buttonをクリックします。
  8. TCPパケット・モニター・ウィンドウを閉じるには、「ツール」->「TCPパケット・モニター」を選択します。

TCPパケット・モニターを使用すると、JDeveloperから、またはJDeveloperへのあらゆるHTTPトラフィックを調査できます。JDeveloperでホストのドキュメントを使用する場合は、TCPパケット・モニターを使用して、送受信されたパケットを調べてみましょう。このヘルプは閉じる必要があるので、先にこのトピックを印刷してください。

ホストのドキュメントに対するHTTPパケットを調べるには、次のようにします。

  1. ヘルプ・ウィンドウを閉じます。
  2. 「ツール」->「TCPパケット・モニター」を選択し、TCPパケット・モニター・ウィンドウを表示します。
  3. Start buttonをクリックし、パケットの監視を開始します。
  4. 「ツール」->「設定」を選択します。「ドキュメント」、続いて「Oracle Technology Network上のドキュメント」を選択し、「OK」をクリックします。
  5. 「ヘルプ」->「目次」を選択し、ヘルプを起動します。JDeveloperがOracle Technology Networkに接続するので、数分(ネットワークの接続状況による)かかることがあります。パケット・モニターにステータスWaitingが表示されます。
  6. ヘルプが開くと、ステータスはDoneに変わります。「データ」タブをクリックするとパケットの内容を表示できますが、この場合は、他の目的でパケット・モニターを使用するときほど有益な情報は得られません。
  7. 「ツール」->「TCPパケット・モニター」を選択し、TCPパケット・モニター・ウィンドウを閉じます。

TCPパケット・モニターの動作方法を確認したので、次はそれを使用してJDeveloperから他のHTTPトラフィックを監視します。TCPパケット・モニターの使用方法の詳細は、次のトピックを参照してください。


TCP Packet Monitorの使用
WebサービスでのTCP Packet Monitorの使用