ステップ4: Ordersビューに基づくJSPの作成

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このステップでは、Ordersビュー・オブジェクトを参照する詳細なJSPページの作成方法を説明します。この手順では、ウィザードのかわりにコンポーネント・パレット・タグを使用して、ウィザードにより自動的に追加されたデータ・タグを追加する方法を説明します。

Ordersビューに基づくJSPを作成するには、次のようにします。
  1. ナビゲータで、プロジェクト「JSP.jpr」を選択します。このプロジェクトに、JSPをもう1つ作成します。
  2. 「ファイル」->「新規」を選択し、「新規」ギャラリを開きます。
  3. 「カテゴリ」ツリーで「Web Tier」を開き(開いていない場合)、「JavaServer Pages(JSP)」を選択します。
  4. 「項目」リストで「JSPページ」をダブルクリックし、「新規JSP」ダイアログを開きます。

    New JSP dialog

  5. 「ディレクトリ名」フィールドは変更せず、JDeveloperがWebアプリケーション・ファイルを検索するディレクトリに作業を保存します。「ファイル名」フィールドに、生成するJSPファイルの名前としてOrders.jspと入力し、「OK」をクリックします。

    新規のJSPページが作成され、コード・エディタで開かれます。Orders.jspという名前のシンプルなJSPが生成され、アクティブなプロジェクトに表示されます。次は、アプリケーション・モジュール・データ・タグおよびデータソース・データ・タグを追加して、JSPをアプリケーション・モジュールおよびビュー・オブジェクトにバインドします。

  6. Orders.jspファイルの14行目にある</P>タグの後ろにカーソルを置き、[Enter]を押して新規の行を追加します。
  7. コンポーネント・パレットが表示されていない場合は、「表示」->「コンポーネント・パレット」を選択して開きます。

    パレットは次のように表示されます。パレットのサイズおよび位置は変更可能です。

    Component Palette

  8. コンポーネント・パレットのドロップダウン・リストから「BC4J Connections」を選択します。
  9. 「ApplicationModule」データ・タグを選択します。
  10. 「Application Module」ダイアログで、以前に作成したデータ・モデル定義「JsptagsModule」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
  11. releasemode属性の値がStatefulであることを確認します。「終了」をクリックし、このアプリケーションに対するデフォルトの行ロックを受け入れます。

    新しいApplicationModuleタグは、次のようになります。
    <jbo:ApplicationModule id="JsptagsModule" definition="JSP.JsptagsModule" releasemode="Stateful" />

    注意: 必ず、すべてのJSPページが同じアプリケーション・モジュールIDを参照するようにしてください。JSPページがアクセスするアプリケーション・モジュールによって、セッション情報および受動化の動作(保存されたアプリケーション・モジュール・インスタンスの状態)が決定されます。同じアプリケーション・モジュールIDが使用されるように、JDeveloperの設計時ツール(BC4J JSPウィザードや、コンポーネント・パレットからアクセスできる属性エディタなど)では、自動的にIDを設定します。デフォルトのIDは、BC4J JSPプロジェクトの .cpx構成ファイル(この場合はJsptagsModule)にあるセッション名に基づいて決定されます。

  12. Orders.jspファイルで、</BODY>タグの前に次のタグを指定するために、行を新しく追加します。
  13. コンポーネント・パレットから「DataSource」タグを選択します。
  14. 「DataSource」ダイアログで、View Objectペインから「OrdersView1」を選択し、「次へ」をクリックします。
  15. 「id」dsOrdersと、「rangesize」5と入力します。値を入力したら、「終了」をクリックします。
  16. Orders.jspファイルで、DataSourceタグの下に次のタグのための行を新しく作成します。

    次のステップでは、ビュー・オブジェクトにバインドされた表を表示するためのコンポーネント・タグを追加し、後で作成するフォームにリンクします。

  17. パレットのドロップダウン・リストから「BC4J Component Tags」を選択し、「DataTable」コンポーネント・タグを選択します。
  18. 「datasource」dsOrdersと(フィールド内をクリックするとドロップダウン・リストが表示されます)、「edittarget」OrdersView1_Edit.jspと入力し、「終了」をクリックします。

    次に、ナビゲーションをJSPに追加します。

  19. DataTableコンポーネント・タグの下に行を新しく追加し、「BC4J Component Tags」パレットから「DataScroller」コンポーネント・タグを選択します。
  20. 「datasource」dsOrdersを選択し、「終了」をクリックします。
  21. DataSourceタグ(17行目)の上に新しい行を追加して、「BC4J Component Tags」パレットから「DataHandler」コンポーネント・タグを選択します。これにより、次へ、前へおよび削除などのJSPビジネス・コンポーネント固有のイベントを処理できます。
  22. 「appid」に「JsptagsModule」を選択し、「終了」をクリックします。追加した行は、次のようになります。

    <jbo:ApplicationModule definition="JSP.JsptagsModule" id="JsptagsModule" releasemode="Stateful" />
    <jbo:DataHandler appid="JsptagsModule" />
    <jbo:DataSource id="dsOrders" rangesize="5" appid="JsptagsModule" viewobject="OrdersView1" />
    <jbo:DataTable datasource="dsOrders" edittarget="OrdersView1_Edit.jsp" />
    <jbo:DataScroller datasource="dsOrders" />

  23. 「ファイル」->「すべて保存」を選択して、ここまでのすべての作業を保存します。
  24. ナビゲータで「Orders.jsp」を選択し、「プロジェクト」->「再ビルド Orders.jsp」を選択してファイルをコンパイルします。
  25. 「実行」->「Orders.jspの実行」を選択してブラウザでファイルを実行します。

    JSPファイルがブラウザに表示され、現在の日付および5件の注文の詳細が表示されます。「Next」をクリックすると、次の5レコードにスクロールでき、「Previous」をクリックすると、前の5レコードにスクロールできます。Orders.jspのDataTableタグでedittargetを指定したので、「New」「Delete」および「Edit」リンクも作成されています。これらのリンクはまだ動作しませんが、次のステップで動作するように設定します。

    Browse and Edit form

  26. 次のステップに進む前に、ブラウザ・ウィンドウを閉じます。
  27. コード・エディタも終了するには、「ファイル」->「閉じる」をクリックします

次の「ステップ5: 注文編集用のフォームの作成」では、注文編集用のフォームを作成する方法を説明します。