<uix:navigationBar>タグ
ネームスペース:  http://xmlns.oracle.com/uix/ui
派生元:  <uix:base>タグ
グループ:  UIX Components
タグの型:  UINode

<navigationBar>要素はロケータ要素を実装します。ステップごとのナビゲーションおよびレコード間のナビゲーションの両方に使用できます。

構文
<uix:navigationBar
    [ blockSize="unsignedInt" ]
    [ blockSizeBinding="data binding to unsignedInt" ]
    [ destination="anyURI" ]
    [ destinationBinding="data binding to anyURI" ]
    [ formName="string" ]
    [ formNameBinding="data binding to string" ]
    [ formSubmitted="boolean" ]
    [ formSubmittedBinding="data binding to boolean" ]
    [ maxValue="unsignedInt" ]
    [ maxValueBinding="data binding to unsignedInt" ]
    [ minValue="unsignedInt" ]
    [ minValueBinding="data binding to unsignedInt" ]
    [ name="string" ]
    [ nameBinding="data binding to string" ]
    [ typeText="string" ]
    [ typeTextBinding="data binding to string" ]
    [ unvalidated="boolean" ]
    [ unvalidatedBinding="data binding to boolean" ]
    [ value="unsignedInt" ]
    [ valueBinding="data binding to unsignedInt" ]
>
</uix:navigationBar>

注意: 
  • このタグは派生元タグのすべての属性と子タグを持つことができます。

  • 説明

    このタグは、多数のステップまたはレコード内での現在位置をユーザーに示すために使用されます。ユーザーは、これらのステップまたはレコード間を、生成されたリンクを使用して移動できます。

    NavigationBarには、シングルステップとマルチステップの2つの異なるタイプがあります。デフォルトのシングルステップ・バーは、ウィザード内のステップなど、知られている一連のステップの進捗を示します。テキストは「ステップ3/6」の形式で生成されます。

    マルチステップNavigationBarは、非常に多くのレコードを持つ表内で使用され、「11-20/100」の形式のテキストを含み、外観が異なります。TableBean自体が、自身のレンダリングの一部としてマルチステップNavigationBarを作成するため、クライアントはTableBeanに依存することになります。

    注意: 現在の仕様では、TableBean外でのマルチステップNavigationBarの作成は必要とされていません。そのような使用方法の可能性について現在検討されています。最終的にそのシナリオを採用しないことに決めた場合、スタンドアロンのマルチステップNavigationBarを作成する機能は、将来のリリースではなくなる可能性があります。

    NavigationBarのプロパティ

    表示するNavigationBarのタイプはblockSizeプロパティにより指定します。デフォルトは定数"-1"で、シングルステップNavigationBarがレンダリングされます。これをその他の任意の値に設定すると、NavigationBarは、現行の表示ブロック・サイズとして指定した数のレコードを持つマルチステップ・コントロールとしてレンダリングされます。

    blockSizeを特殊な値であるゼロに設定すると、範囲がなく、リンクが使用できないNavigationBarがレンダリングされます。

    minValueプロパティおよびmaxValueプロパティにより、ナビゲーション可能なレコードまたはステップの範囲が決まります。たとえば、ステップ1からステップ10までのナビゲーションの場合、minValueを1にmaxValueを10に設定する必要があります。1000から100000の社員番号のナビゲーションの場合は、1000をminValueとして、100000をmaxValueとして使用します。minValueプロパティのデフォルトは1であるのに対し、maxValueプロパティのデフォルトは特殊なUIConstant値である-1です。-1を指定すると、ナビゲーションの範囲が不明であることを反映して、レンダリングが変更されます。

    valueプロパティにより、シングルステップ・ナビゲーションの現在のステップ、またはマルチステップ・ナビゲーションで現在表示されている最初のレコードが決まります。

    ナビゲーション・リンク

    NavigationBarによるナビゲーション・リンクは、引数を持つ標準的なURLとしても、値付きの送信フォームとしてもレンダリングできます。

    デフォルトでは、NavigationBarにより、2つのプロパティdestinationおよびnameに基づいてURLリンクが生成されます。destinationプロパティには、生成されるすべてのリンクのリンク先となるベースURLを指定します。nameプロパティは、sourceパラメータに変換され、イベントのソースを示します。URLのパラメータには、gotoイベントID、sourceパラメータとして渡されるNavigationBarのnameプロパティ、表示する要求値またはステップの値が含まれています。NavigationBarがTableBeanにより作成され、レンダリングされる場合、NavigationBarは、自身をレンダリングする表の名前を継承します。

    たとえば、シングルステップNavigationBarのステップ3/6で、destinationプロパティが"http://bali.com/navigate.jsp"の値に、nameプロパティが"testNav"に設定されている場合、「戻る」リンクのリンク先は次のように生成されます。

                  "http://bali.com/navigate.jsp?event=goto&source=testNav&value=2"
                
    そして、「次へ」リンクのリンク先は次のように生成されます。
                  "http://bali.com/navigate.jsp?event=goto&source=testNav&value=4"
                

    "testTable"という名前のTableBeanで、「11-20/100」と表示されるマルチステップのNavigationBarが作成された場合、「10行前へ」リンクのリンク先は次のように生成されます。

                  "http://bali.com/navigate.jsp?event=goto&source=testTable&value=1&size=10"
                
    そして、次「10行後へ」リンクのリンク先は次のように生成されます。
                  "http://bali.com/navigate.jsp?event=goto&source=testTable&value=21&size=10"
                

    NavigationBarでは、JavaScriptを使用してフォームの送信を引き起すリンクもレンダリングできます。フォームの値に加えてユーザーの要求したナビゲーションを示す値を非表示として同時に送信するため、編集可能なフォーム・コントロールを含むTableBeanによってレンダリングされるNavigationBarの場合に役立ちます。

    NavigationBarにフォームベースのURLをレンダリングさせるには、NavigationBarBeanまたはNavigationBarBeanを作成するTableBeanのformSubmittedプロパティをtrueに設定します。その結果、次の名前の非表示のフィールドがレンダリングされます。

    • event
    • source
    • value
    • size
    これらはページにレンダリングされます。ユーザーがNavigationBarリンクを選択した結果、フォームが送信される場合、eventフィールドはgotoという値に、sourceフィールドはそのイベントを生成するNavigationBarまたはTableの名前に、valueフィールドはナビゲーションのターゲット値に、sizeフィールドは表示するレコード数に設定されます。sizeフィールドは、シングルステップのNavigationBarにはレンダリングされません。

    サーバーでは、これらの非表示フィールドは、ServletRequestからの直接パラメータとして取得できます。フォームがナビゲーション・イベントの一部として送信されなかった場合、これらのパラメータには値は設定されません。


    属性

    説明
    blockSize ナビゲーション・バーで現在表示されているレコード数。デフォルトは-1です。
    unsignedInt
    destination ナビゲーション・バーにより生成されるすべてのリンクのベース・リンク先。
    URI
    formName 送信するフォームの名前。このプロパティを設定すると、NavigationBarリンクでJavaScriptのフォーム送信が使用されます。
    string
    formSubmitted フォームを送信するかどうか。このプロパティを設定すると、NavigationBarリンクでJavaScriptのフォーム送信が使用されます。formNameが指定されていない場合、親フォームが使用されます。
    boolean
    maxValue ナビゲーション・バーで使用可能な最後のレコード。この値が不明の場合は、デフォルト値でもある-1に設定します。
    unsignedInt
    minValue マルチステップ・ナビゲーション・バーでの使用可能な最初のレコード。この値はシングルステップ・ナビゲーション・バーでは無視されます。デフォルトは1です。
    unsignedInt
    name リンクの生成に使用されるナビゲーション・バーの名前。
    string
    typeText ナビゲーションの項目のテキスト記述。これは、シングルステップ・ナビゲーション・バーに生成される、範囲を示す文字列で使用されます。デフォルトは「ステップ」です。
    string
    unvalidated onSubmit検証が次のページへの移動前に実行されるかどうか。デフォルトでは、検証は「次へ」ボタンが押された際に実行され、送信は検証が成功した場合にのみ行われます。プログラマがフォームの送信は希望するけれども、値の検証は必要としない場合があります。これは、たとえば、いったん次のページへ移動して、そこで渡された値を記憶し、その後、誤っている箇所のみをユーザーに訂正させるような場合です。この場合、unvalidatedの値は、検証が行われないようtrueに設定します。
    boolean
    value シングルステップ・ナビゲーション・バーの現在のステップ、またはマルチステップ・ナビゲーション・バーで現在表示されている最初の要素。デフォルトは1です。
    unsignedInt