「プロジェクトの設定」ダイアログ - 「イベント」ページ
「プロファイラ」ノードの「イベント」ページを使用して、イベント・プロファイリングのオプションを設定します。
個々のプロジェクトのプロパティは、「プロジェクトの設定」ダイアログで設定します。今後作成するすべてのプロジェクトのプロパティは、デフォルトの「プロジェクトの設定」ダイアログで設定します。
イベント・プロファイラでは、プロファイラ・クラス・セットを使用して、発生するイベントのコード位置を検索します。このセットは3つのプロファイラすべてに共通であるため、「プロジェクトの設定」ダイアログの「プロファイラ」ページでグローバル・プロファイラ設定の一部として定義されます。
イベントは、プロファイラ・クラス・セットに含まれるスタックの最初のメソッドでレポートされます。プロファイラ・クラス・セットに属するスタックにメソッドがない場合は、位置は「Unknown」としてレポートされます。

- 個別のイベントを下のイベント・リストに追加する場合にクリックします。新しいイベントは、リストの現在選択している行の下に追加されます。選択している行がグループである場合は、新しいイベントはそのグループのメンバーとして追加されます。選択している行がイベントである場合は、新しいイベントはそのイベントの兄弟として追加されます。新しいイベントは、現在選択している行に基づいて増分され、その行と同じ色を継承します。

- 新しいイベント・グループを追加する場合にクリックします。新しいグループは、現在選択している行の下に追加され、現在のグループの子になります。

- 選択している項目をコピーする場合にクリックします。グループを選択している場合、この処理はグループ全体に対して実行されます。

- 選択している項目を切り取る場合にクリックします。グループを選択している場合、この処理はグループ全体に対して実行されます。

- 前に切り取った項目またはコピーした項目を貼り付ける場合にクリックします。項目がグループである場合、この処理はグループ全体に対して実行されます。
- プロファイリングするイベント
- このツリーで個々のイベントの選択および選択解除を行って、イベント・プロファイラでレポートするイベントを指定します。グループのチェックボックスをチェックする、またはチェックを外すと、そのグループの内容全体が選択または選択解除されます。グループの横のチェックボックスがグレー表示されている場合は、グループ内の少なくとも1つの項目の状態(選択または選択解除)が他の項目と異なっています。
新しいイベントまたはイベント・グループを作成して、それらの項目をリストで操作するには、リストの左側のボタンを使用します。イベントをグループ化しておくと、関連するイベントをグローバルで選択することが容易になります。必要に応じていくつでもイベントを作成し、必要な数のグループに編成してください。グループ構造の深さに制限はありません。
リストの項目にラベルや色を割り当てるには、リストのすぐ下にあるコントロールを使用します。重複IDの作成に対する保護対策はこのダイアログにはありません。設計者は、イベントIDが一意であることを必ず確認してください。
選択されていないイベントはプロファイラではレポートされません。ただし、プロファイラに認識されないイベントが発生すると、そのイベントはデフォルト名「Unknown event XXX」としてレポートされ、デフォルトの色で表示されるので注意してください。選択したイベントの設定は、起動時にプロファイラで評価されます。選択したイベントのセットをプロファイリング・セッションの途中で変更しても、そのセッションの表示には影響しません。ただし、すでにレポートされたイベントの色やラベルを変更すると、そのような変更はすぐに表示に反映されます。
実行時にプロファイラでイベントを検出するかわりに、プロファイラを最初に実行する前にイベントを宣言することをお薦めします。これは、適切なグループにイベントを直接作成でき、適切な順序でイベントを宣言できるためです。
- DMS
- ドロップダウン・リストから「自動」または「厳密」を選択し、イベント・プロファイリング時にDMSによりインストルメントされたアプリケーションを利用できます。自動モードの場合、アプリケーションのその後の実行でDMSパスに発生した新規のイベントは、「DMS Root」の下の「プロファイル対象イベント」リストに追加されます。厳密モードの場合、新規のイベントはリストに追加されません。
- Start ID
- DMSイベントを収集するイベント・プロファイリングを自動モードに指定した場合、イベントを番号付けするときにプロファイラが使用する最初の値を割り当てます。
- ID
- 上のリストで選択されているイベントの数値IDを入力します。
イベント・プロファイラを最大限に活用するには、プロファイラAPIを使用してコードをインストルメントする必要があります。このとき、特に多くの開発者が関わるプロジェクトの場合は、ID番号の割当ては慎重に計画してください。0から99までのIDはJVMによって内部イベントで使用され、1000から1099までのイベントはBC4Jモジュールによって使用されることを覚えておいてください。

- イベントの色を選択するカラー・パレットを開く場合にクリックします。この色がイベント・プロファイラのグラフで表示されます。
- 名前
- 上のリストに追加する新しいイベントまたはイベント・グループの名前を入力します。この名前がイベント・プロファイラの表の「イベント」列に表示されます。既存のイベントの名前は変更しないことを強くお薦めします。
- 列の選択
- イベント・プロファイラに表示する列を選択します。ウィンドウが現在開いておりセッションが実行されている場合でも、ここでの選択内容はすぐにイベント・プロファイラに反映されます。
関連項目
プロファイラ・クラス・セットについて
イベント・プロファイリングについて