ステートレスEJB Session Beanを使用したBC4JからのWebサービスの作成

BC4Jアプリケーション・モジュールをサービスSession Beanとして公開することで、BC4JからWebサービスを作成できます。この方法は、実装の一部としてWebサービスが他のEJB Session Beanと対話する必要がある場合に適しています。BC4JからWebサービスを作成するもう1つの方法では、アプリケーション・モジュールのWebサービス・クラスを生成して、そのクラスからWebサービスを作成します。

EJB Session Beanとしてデプロイするように、BC4Jアプリケーション・モジュールを構成できます。詳細は、「パッケージとデプロイ」のブックにある、「BC4J EJBのデプロイメント・プロファイルの作成」を参照してください。デフォルトではステートフルSession Beanですが、そこからWebサービスを作成するには、ステートレスSession Beanに変更する必要があります。

BC4Jアプリケーション・モジュールの詳細は、「アプリケーション・モジュールとは」を参照してください。EJBとしてラップされるBC4Jの詳細は、「EJBアプリケーション・モジュールについて」を参照してください。

次の手順では、BC4JベースのステートフルSession Beanを、ステートレスSession Beanに変更する方法を説明します。

BeanをステートレスSession Beanに変更するには、次のようにします。

  1.  ejbCreate()の createApplicationModule()コールをコメント・アウトし、メソッドを次のように変更します。
    
    
    public void ejbCreate() throws java.rmi.RemoteException, javax.ejb.CreateException
    {
        // To make stateless, comment this line out
        // createApplicationModule("mypkg.MypkgModule");
    } 
  2. Session Beanのリモート・インタフェース上のメソッドを実装するBeanの各メソッドについて、次の手順を実行して既存のメソッド本体を補強します。アプリケーション・モジュール内のエクスポートされた各メソッドについてこの操作を実行する必要があります。
  3. 最後に、EJB Session Beanのプロパティを編集し、ステートフルからステートレスに設定を変更します。ナビゲータでSession Beanをダブルクリックして、EJBモジュール・エディタを表示します。
  4. EJBを選択し、「セッションBean情報」「セッション・タイプ」Statelessに変更します。