JDeveloperでは、Oracle9i Liteまたは汎用データベース(業界標準に準拠したデータベース)用のビジネス・コンポーネントを構築するために、Business Components for Javaの設計時および実行時のサポートが用意されています。
具体的には次の処理を行う場合に使用します。
SQL ServerまたはDB2データベースを使用できるアプリケーションの開発: SQL ServerまたはDB2に接続する場合は、このシナリオを使用します。Oracle9i をこのモードで使用することもできますが、その場合はいくつかの制限があります。
Oracle9i Liteデータベースに対するアプリケーションの開発: Oracle9i Liteデータベース用のアプリケーションを開発する場合は、このシナリオを使用します。
切替え可能なデータソースのアプリケーション開発: Oracle9iと業界標準に準拠したデータベースとの間の切替えを可能にする場合は、このシナリオを使用します。
カスタム・データベースに対するアプリケーションの開発: SQL92標準で規定されていない拡張データ型を使用するOracle以外のデータベースの場合は、このシナリオを使用します。
外部データソースに対するBusiness Components for Javaのレガシー・アプリケーションの変更: レガシー・ビジネス・コンポーネント・プロジェクトを外部データソースで使用できるようにします。この処理は非常に難しいため、使用はお薦めしません。この処理をサポートするウィザードはありません。
スキーマの一致によるアプリケーションの開発: 設計時に、スキーマが目的のランタイム・スキーマと正確に一致するOracleデータベースを使用します。その後、ランタイム・テストおよびデプロイメントにOracle9i Liteまたは汎用SQL(SQL92)接続を使用するようアプリケーションを変更できます。注意: スキーマを一致させる方法は、ビジネス・コンポーネント・アプリケーションを開発する方法としてはお薦めしません。JDeveloper 3.1以前のリリースでは、ビジネス・コンポーネントを作成するための設計時のサポートはありませんでした。現在はビジネス・コンポーネントの設計時のサポートが提供されているため、前述の他のいずれかのオプションを使用し、データソースに直接接続することによってアプリケーションを作成することをお薦めします。