行セット・フィルタの実装

デフォルトでは、ビュー・リンクは、リンク元(マスター)行の属性とリンク先(ディテール)行の対応する属性セットの間の等価条件を使用して、マスター/ディテール行セットの整合をとります。ディテール行セットが「Association Consistent」モードで使用するよう設定されている場合は、キャッシュ内のエンティティ・オブジェクトに対して保留されている変更も、適切なディテール行セットに自動的に保持されます。

ビュー・リンク・ウィザードおよびビュー・リンク・エディタで使用できるユーザー定義ビュー・リンクのSQL設定句を使用し、基本的な等価条件では不可能なビュー・リンク関係を、複雑なSQLベースの詳細な問合せ条件で定義できます。また、これらの複雑なビュー・リンクでは、メモリー内行セットの内容の一貫性を保つことができます。そのためには、ビュー・オブジェクトとカスタム行フィルタを関連付け、この動作を任意の複雑なビュー・リンクに対して有効にします。

行フィルタを実装するコード・タスク

カスタムのSQLのWHERE句を使用してビュー・リンクされているビュー・オブジェクトをプログラムで処理する場合、基本的な等価条件ベースのビュー・リンクと同様に、マスター/ディテール行セットの一貫性を保つことができます。そのためには、次の処理が必要です。


関連項目
「データベースとの同期化」ダイアログ
開発プロセスについて
エンティティ・オブジェクト、Associationおよびデータベース表の生成について
データベースとビジネス・ロジック層の同期化について
エンティティ・オブジェクトとは
エンティティ属性とは
Associationとは
ビジネス・コンポーネントのデータ型