遷移 - 「統合」プロパティ

「遷移」プロパティ・ダイアログの「統合」タブは、統合点または判断を生成する際に必要なプロパティを入力するために使用します。

チャネル
ドロップダウン・リストから遷移に対するチャネルを選択します。

注意:  リストに表示される予定のチャネルがない場合は、出力チャネルとなるべきものが入力チャネルとして定義されていないかどうかを確認してください。

ドロップダウン・リストにチャネルがまったくない場合や、別のチャネルを定義する場合は、Create Channel ボタンをクリックし、「チャネル・プロパティ」ダイアログを開きます。

条件のコード
内容ベースのルーティングに対するガード条件を実装するJavaコードを入力します。このフィールドにコードを直接入力するか、「編集」をクリックしてコード・エディタを開きます。

メッセージの内容を分析し、判断を介して適切な接続先へルーティングされる方法を決定する場合に、内容ベースのルーティングが必要です。

作成したコードは、次の要件を満たす必要があります。

このフィールドを空白のままにし、E-Business統合コード・ジェネレータが作成するファイルにコードを追加することもできます。

注意: 「条件のコード」フィールドに入力されたコメントは、生成されたコードには表示されません。

このフィールドにコードを入力すると、最初にE-Business統合コード・ジェネレータを実行する際にJavaファイルに生成されます。再びジェネレータを実行しても、最初に生成されたメソッドは変更されません。これは、生成後にメソッドに対して変更を行った場合に備えた処置です。

このフィールドに指定する必要があるコードおよび内容ベースのルーティング用に生成されるファイルの詳細は、「カスタム内容ルーティング・ロジックの使用」を参照してください。
ブロードキャスト
ブロードキャスト・モードまたは非ブロードキャスト・モードのどちらでメッセージを送信するかを選択します。遷移のターゲットは、アクティビティである必要があります。複数インスタンスの接続先システムに対する統合点を生成する場合、このチェックボックスがチェックされていると、メッセージは受信システムのすべてのインスタンスに送信されます。デフォルトでは、「ブロードキャスト」チェックボックスはチェックされています。

チェックボックスのチェックを外すと、メッセージは非ブロードキャスト・モードで送信されます。メッセージは、選択されたインスタンスに対してのみ送信されます。この場合、「インスタンス・セレクタのコード」フィールドにJavaコードを指定して、選択されたインスタンスにメッセージをルーティングする必要があります。

単一インスタンスの接続先システムに対する統合点を生成する場合、このチェックボックスの値は無視されます。

インスタンス・セレクタのコード
このフィールドを使用し、メッセージを受信するインスタンスを決定するJavaコードを入力します。このフィールドは、複数インスタンス・システムの選択されたインスタンスに対してのみメッセージを送信する場合に使用します。このフィールドにコードを直接入力するか、「編集」をクリックしてコード・エディタを開きます。

複数インスタンス・システムのターゲットとしてのアクティビティが遷移にあり、「ブロードキャスト」チェックボックスがチェックされていない場合、「インスタンス・セレクタのコード」は必須です。

注意: 「インスタンス・セレクタのコード」フィールドに入力されたコメントは、生成されたコードには表示されません。

このフィールドに指定する必要があるコードおよびインスタンス・ベースのルーティング用に生成されるファイルの詳細は、「カスタム・インスタンス・ルーティング・ロジックの使用」を参照してください。


関連項目

遷移について

遷移の作成

カスタム内容ルーティング・ロジックの使用

カスタム・インスタンス・ルーティング・ロジックの使用