Antビルドファイルの実行
Antプロセスの作業ディレクトリは、Antビルドファイルの場所に設定されます。これにより、Antは通常ビルドファイルと同じディレクトリで実行されるので、コマンドラインからAntを実行した場合と同様の結果が得られます。Antの実行に使用されるJDKは、「プロジェクトの設定」で定義されたJDKです。
Antビルドファイルがプロジェクトに追加された後、Antビルドファイルを実行するには、次のようにします。
- ナビゲータで、Antビルドファイルが含まれている「
<プロジェクト名>.jpr」を選択し、開きます。
- 「build.xml」ノードを右クリックし、ポップアップ・メニューを表示します。
- 次のいずれかのオプションを選択します。
- デフォルトのターゲットをビルド: Antビルドファイルで指定されたデフォルトのターゲットを実行します。指定されたターゲットは、JDeveloperのビルド・システムのかわりに実行されます。
- ターゲットのビルド: ナビゲータで「build.xml」ノードの「ターゲットのビルド」ポップアップ・メニューから選択したターゲットが実行されます。
注意: 開いているAntビルドファイルに未保存の変更がある場合は、そのビルドファイルに対してAntが実行される前に、ビルドファイルが自動的に保存されます。
注意:
- Ant関連のエラーおよびメッセージはすべて、ログ・ウィンドウに表示されます。
- Antをデフォルトのビルド・システムとして設定した場合、メイクによるコンパイル時には、JDeveloperにより「プロジェクト」->「プロジェクトの設定」 - 「Ant」で設定した「メイクのターゲット」が実行されます。再ビルドによるコンパイル時には、JDeveloperにより「再ビルドのターゲット」が実行されます。
関連項目
JDeveloperでのAnt統合について
プロジェクトへの既存のAntビルドファイルの追加
新規Antビルドファイルの作成
プロジェクトからのAntビルドファイルの作成
デフォルトのビルド・システムとしてAntを設定