Oracle9i SCM内のファイル・バージョンをマージするには、マージするファイルをすべてチェックインする必要があります。ファイル・バージョンを統合ブランチにマージする場合は、プライベート・ブランチを終了します。プライベート・ブランチの終了の詳細は、「Oracle9i SCMでのプライベート・ブランチの終了」を参照してください。
特定のファイル・タイプをマージする場合は、Oracle9i SCMリポジトリ管理者により、各ファイル・タイプがOracle9i SCMリポジトリ・ファイル・レジストリにテキスト・ファイルとして登録されている必要があります。ファイルがマージされる際にテキスト・ファイルとして登録されていない場合、チェックインされているバージョンをチェックアウトされているバージョンにコピーするバイナリ・マージが実行されます。
テキスト・ファイルとして登録できるファイルの例を、次に示します。
ワークスペース・ファイル(%.jwsおよび%.JWS)
モデル・ファイル(%.ox%および%.OX%)
Webサービス定義ファイル(%.wsdlおよび%.WSDL)
ファイル・バージョンのマージは、一般に次の目的で行います。
統合ブランチとのマージ: プライベート・ブランチのファイル・バージョンを統合ブランチからリフレッシュします。
他のプライベート・ブランチとのマージ: 特定の協同プロジェクトにおいて、プライベート・ブランチのファイル・バージョンを別の開発者のプライベート・ブランチからリフレッシュします。これにより、他の開発者がプライベート・ブランチを終了する前に、その変更内容を反映できます。
「ファイル」->「ソース・コントロール」->「マージ・ファイル・バージョン」を選択します。
「初期画面」ページで「次へ」をクリックします。
マージのソースを選択します。ブランチ、ワークエリアまたはコンフィグレーションを選択できます。
「次へ」をクリックします。
ターゲットのワークエリアを選択し、「次へ」をクリックします。
「サマリー」ページで設定を確認し、「終了」をクリックします。
JDeveloperにより、変更のあったすべてのファイルに対して、ソースからターゲットへのマージが自動的に試行されます。自動的にマージされなかったファイルは、Oracle9i SCMのマージ・ツールを使用して手動でマージできます。
マージされたファイルはチェックアウトされたままです。ファイルが正常にマージされたことを確認してから、それらのファイルをナビゲータ・ペインからチェックインします。ファイルがファイル・システム上にない場合は、Oracle9i SCMクライアントでRepository Object Navigatorを使用してチェックインします。