ドメイン・オブジェクトは、作成後、属性のデータ型として使用できます。たとえば、SSNumberDomainという名前のドメインを作成し、結果のデータ型が9文字の文字列であることを確認する検証コードをこのドメインに作成します。次に、後述の手順に示すように、エンティティ・オブジェクトを編集し、SSNumberDomainを属性のデータ型として使用できます。
ナビゲータで、エンティティ・オブジェクトを右クリックし、「編集」を選択してエンティティ・オブジェクト・ウィザードを表示します。
「属性の設定」ページで、「属性の選択」ドロップダウン・リストから属性を選択します。
「型」ドロップダウン・リストでドメイン(この例ではSSNumberDomain)を選択します。
「終了」をクリックし、ウィザードを閉じます。
JDeveloperにより、ドメインを属性に適用するコードが生成されます。
次のコードは、エンティティ・オブジェクトの .java
ファイル内で使用されるもので、ドメインにより検証規則がどのように実行されるかを示しています。これを簡潔に示すためにこのコードは作成されています。引数として文字列が使用され、社会保障番号の作成が試行されます。文字列が、SSNumberDomainに定義されている検証ロジックに適合しない場合、例外がスローされます。
public void createSSNumber (String newNumber) {
try {
SSNumberDomain SSNumber = new SSNumberDomain(newNumber);
// The new number is OK. Continue.
...
} catch (Exception e) {
// The new number is invalid. Handle the error.
...
}
}