ステップ2: モデル化されたWebサービスのデバッグ

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JDeveloperには、作成したプログラムおよびアプリケーションのデバッグを支援するツールが用意されています。このステップでは、JDeveloperのデバッガを使用すると、Webサービスをローカルで非常に簡単にデバッグできることがわかります。

Webサービス・スタブをデバッグするには、まずデバッグ・モードでサービスを埋込みOC4Jサーバーにデプロイし、サンプルJavaクライアントを生成します。これは、Webサービスに対して実行するスタブです。サンプルJavaクライアントにブレークポイントを設定し、Webサービスへのアクセスにそれを使用できます。

最初に、次の処理を実行する必要があります。

Webサービスのローカルでのデバッグを準備するために、次のようにします。

  1. JDeveloperのプロキシ設定をオフにします。「ツール」->「設定」を選択し、「Webブラウザ/プロキシ」を選択して「HTTPプロキシ・サーバーを使用」のチェックを外し、「OK」をクリックします。
  2. 埋込みOC4Jサーバーがすでに起動している場合は、「実行」->「終了」を選択し、「埋込みOC4Jサーバー」を選択して停止します。

次に、埋込みOC4JサーバーでWebサービスをデバッグ・モードで実行し、そこでサンプルJavaクライアントを実行します。

Webサービス・スタブをデバッグするには、次のようにします。

  1. 埋込みサーバーで、デバッグ・モードで実行中のWebサービスを起動します。ナビゲータで、Webサービスのコンテナ「myJavaClass1WS」を右クリックし、「デバッグ myJavaClass1WS」を選択します。
    あるいは、モデル化されたWebサービスを右クリックし、「埋込みサーバー」->「実行」を選択しても、Webサービスを起動できます。
    Webサービスの起動には数秒かかることがあります。埋込みOC4Jサーバーのログ・ウィンドウに
    Oracle9iAS (9.0.3.0.0) Containers for J2EE initialized
    というメッセージが表示されるまで待ってください。
  2. 次に、Webサービスで実行するサンプルJavaクライアントを生成します。
    ナビゲータで、Webサービスのコンテナ「myJavaClass1WS」を右クリックし、「サンプルJavaクライアントの生成」を選択します。新規クラスEmbeddedJavaClass1Stub.javaがコード・エディタに表示されます。
  3. EmbeddedJavaClass1Stub.javaにブレークポイントをいくつか追加し、右クリックして「デバッグ EmbeddedJavaClass1Stub.java」を選択します。

サンプルJavaクライアントがWebサービスにアクセスし、ユーザーは通常のデバッグ・コマンドを使用して、Webサービスを調べることができます。「デバッガ・ウィンドウについて」および「デバッグ中のコード内の移動」を参照してください。プロジェクトに対する様々な設定の構成方法など、デバッグの詳細は、「JDeveloperでのデバッグ」を参照してください。

デバッグの機能方法を確認したら、埋込みOC4Jサーバーを停止します。

埋込みOC4Jサーバーを停止するには、次のようにします。

Webサービスをローカルで簡単にデバッグできることがわかったので、次はOC4Jの外部インスタンスにデプロイします。