リファクタは、外部動作を変更せずに内部構造を再編成することにより、アプリケーションを改良するプロセスです。
アプリケーションをリファクタする際に、個々のクラスの移動または名前変更、あるいはクラスのグループを別のパッケージに移動することが必要になる場合があります。JDeveloperでは、プロジェクトで使用する依存ファイルは自動的に更新されるため、これらのファイルを無効にすることなく、これらの変更を行うことができます。
注意: JDeveloperでクラスをリファクタするには、プロジェクトがコンパイル可能である必要があります。リファクタを正常に実行するには、影響を受けるすべてのファイルが現在のプロジェクト内に存在していることが重要です。ディレクトリに基づいたプロジェクト(動的プロジェクト)を使用する場合、リファクタによって影響を受けるファイルは常に現在のプロジェクト内に存在することになります。
単一のJavaクラスの移動または名前の変更を行うには、次のようにします。
「クラス名の変更」ダイアログで、新規の完全修飾パッケージ名を入力します。
クラスの名前が変更され、適切なパッケージに適宜移動されます。プロジェクトからアクセスできるすべての依存ファイルも更新されます。
Javaクラスのグループを新規パッケージに移動するには、次のようにします。
「クラスの移動」ダイアログで、新規の完全修飾パッケージ名を入力します。
クラスの名前が変更され、適切なパッケージに移動されます。プロジェクトからアクセスできるすべての依存ファイルも更新されます。