次の項目を制御する、リポジトリ全体のオプションがあります。
バージョン・コントロール
ファイルの命名(大文字/小文字の区別)
リポジトリの初期設定時に、リポジトリの所有者または管理者がRepository Object Navigatorでこれらのポリシーを設定します。
ポリシーの設定権限を持つユーザーは、次のバージョニング機能に対して制限を課すことができます。
ブランチ化
バージョンのラベル付け
ロック制御
自動ブランチ化ポリシーが設定されている場合、チェックアウト済オブジェクトはすべて、各ワークエリアに設定されたデフォルトのチェックイン・ブランチにチェックインされます。この機能により、たとえば、開発の重要な期間(ビルド中など)に、新しいオブジェクト・バージョンが特定の開発ブランチに移入されないことを保証できます。
ワークエリアにデフォルトのチェックイン・ブランチが設定されていない場合、そのワークエリアのオブジェクト・バージョンは、チェックイン時に別のブランチを指定しないかぎり、以前にチェックアウトしたブランチにチェックインされます。
自動バージョン・ラベル付けが設定されている場合、ユーザーは、チェックイン時にオブジェクト・バージョンのバージョン・ラベルを指定できません。リポジトリにより、自動的にラベルが割り当てられます。この機能により、オブジェクト・バージョン・ラベルのシステム指定書式が厳守されます。
厳密なロック制御ポリシーが適用されている場合、ユーザーは、チェックアウト時にオブジェクトをロックすることを強制されます。複数のユーザーが同じブランチ上のオブジェクト・バージョンにロック制御を適用することはできないため、厳密なロック制御ポリシーにより、同じブランチ上のオブジェクト・バージョンの同時開発を防ぐことができます。
厳密なロック・ポリシーが適用されていない場合、ユーザーはチェックアウト時にオブジェクトをロックするかどうかを選択できます。この場合、ロックでは、別のユーザーが同じバージョンのロックされていないコピーをチェックアウトすることは防げません。ロックされているバージョンがチェックインされるまで、ユーザーが同じブランチにチェックインすることのみを防ぎます。
大文字/小文字を区別して一意性をチェックするポリシーを使用すると、ファイル・システムのファイルおよびそのコンテナがリポジトリ内に作成される際に、名前の大/小文字の区別が厳密に適用されます。このポリシーが有効な場合は、たとえば、MyFileという名前のファイルと、myfileという名前の異なるファイルを作成できます。このポリシーが無効な場合、これらの2つのファイルは同じファイルとして扱われるため、2番目のファイルの作成は許可されません。
ファイル名やディレクトリ名で、大/小文字が区別されることがUNIXサーバーの特長の1つですが、このポリシーは、UNIXサーバーからアップロードされるファイルに対して、特に役立ちます。