ステップ3: ハブの作成

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ハブは、アプリケーション間の通信の中心となる機能を果たす中央サーバーです。ハブを介して通信するアプリケーションは、ハブに接続されたスポークと考えることができます。あるアプリケーションから送信されるメッセージは、宛先に直接送信されるのではなく、ハブ経由で送信されます。ハブはメッセージを受信すると、受信リストを調べ、メッセージを適切な宛先に転送します。メッセージのルーティングを行うためには、ハブとして使用するサーバーにOracle Workflowがインストールされている必要があります。

アクティビティ・モデラーでは、ハブは特別なスイムレーンと考えることができます。 ハブとしてのみ使用される空のスイムレーンを作成するか、またはハブとして機能する既存のスイムレーンを選択できます。

企業を調査したビジネス・アナリストは、ポイント・ツー・ポイント通信ではなく、ハブ・システムを介してメッセージを送信する方が効率的と判断しました。

次の手順では、新規のスイムレーンを作成し、ハブとして指定します。

ハブを作成するには、次のようにします。

  1. コンポーネント・パレットで、「Swimlane」アイコン(Swimlane icon)をクリックします。
  2. ダイアグラムのInventoryスイムレーンの下をクリックして、一般的なスイムレーンを作成します。
  3. 縦線の左にあるスイムレーンを右クリックし、「ハブとして選択」を選択します。スイムレーン・パネルの Swimlane icon アイコンが Swimlane icon アイコンに変わります。
  4. 縦線の左のスイムレーンをもう一度右クリックし、「プロパティ」を選択して「Swimlane」プロパティ・ダイアログを開きます。

    「一般」タブの「名前」フィールドに、Hubと入力します。

    空のスイムレーンをハブとして使用しているので、チャネルまたはアダプタの情報は必要ありません。

    「インスタンス」タブで、ハブ・システムのインスタンスを定義します。 「新規作成」をクリックして、「名前」リストにフィールドを作成します。フィールドにhub_instance1と入力します。インスタンスのプロパティを次のように定義します。

    「接続名」フィールドで、ハブ・データベースへの接続名にhub_connectionと入力します。接続がすでに定義されている場合は、ドロップダウン・リストから選択できます。 注意: メッセージ・コードを生成する場合は、この接続が定義されている必要があります。

    キューイング機能にAQを使用しているので、「AQサーブレットURL」の名前にhttp://www.ourHub.comと入力します。

  5. 「OK」をクリックして変更をコミットします。
  6. JDeveloperのメニュー・バーから「ファイル」->「すべて保存」を選択して変更を保存します。

必要に応じて、「ビジュアル・プロパティ」を使用して、ハブ・スイムレーンのデフォルトのフォントおよび色を変更します。

ハブを作成したら、「ステップ4: アクティビティの作成」に進んでください。