デバッガでプログラムを実行中、プログラムを一時停止できます。その後、デバッガを使用して、プログラムのこの部分に関して状態を確認することができます。プログラムの該当部分の確認が終了したら、プログラムの実行を継続できます。
デバッガの使用中、プログラムは実行中またはデバッガによって一時停止中のどちらかの状態になります。プログラムがユーザー入力を待機している場合は、実行中とみなされます。プログラムが実行中の場合、「プログラムの停止」を使用できます。プログラムがデバッガによって一時停止中の場合、「再開」、「ステップ実行」、「トレース実行」を含むデバッガ・ボタンを使用できます。
デバッガは次の方法で一時停止できます。
プログラムは、ソースを使用できない場所で一時停止することがあります。この場合、「ソース・ファイルが見つかりません」ダイアログが表示され、ソース・ファイルの場所、またはスタブ・ファイルを生成するかどうかを指定するよう求められます。
また、クラスがトレースの対象外リストに含まれているためにトレースが無効な場所でプログラムが一時停止することがあります。たとえば、java.lang.Object.wait
メソッドで一時停止するような場合があります。
デバッガの一時停止中に、ガベージ・コレクションを強制的に実行できます。ガベージ・コレクションの結果は、ただちにヒープ・ウィンドウおよびクラス・ウィンドウに反映されます。ヒープ・ウィンドウおよびクラス・ウィンドウを提供し、ガベージ・コレクションを有効にするこのデバッガは、アプリケーション内でのメモリー・リークの検出に役立つ強力なツールです。
一時停止したデバッガを再開するには、「デバッグ」->「再開」を選択します。
関連項目
カーソル位置まで実行