「設定」ダイアログ - 「埋込みOC4J」ページ

このページは、JDeveloperの埋込みOC4Jサーバーの設定を構成する際に使用します。

実行/デバッグ用のOC4Jインストールを選択
JDeveloperに付属している埋込みOracle9iAS Containers for J2EE(OC4J)のディレクトリ位置を入力します。デフォルトのインストール場所は次のとおりです。
<jdev_install>/jdev/j2ee/
埋め込まれたOC4Jのポートの割当て
通常、これらの設定は編集不要です。Solaris、Linux、CitrixまたはTarantellaなどのマルチユーザー・マシン上で、複数の開発者によって1つのOC4Jが共有されている場合に、設定の編集が必要になります。マルチユーザーの場合は、OC4J使用時のポートの競合を避けるために、開発者間で事前にポート割当てについて合意しておく必要があります。実行、デバッグ、プロファイリングまたはCodeCoach処理のためにOC4Jを使用中にポートの競合が発生した場合、JDeveloperは自動的にポート番号の再割当てを試行し、再割当てされたポート番号がこのパネルに反映されます。
必要に応じて、次のポート情報を入力します。
HTTP
HTTPサーバーが埋込みOC4Jサーバーにバインドするポート番号を入力します。デフォルトは8988です。
RMI
Remote Method Invocation(RMI)サーバーが埋込みOC4Jサーバーにバインドするポート番号を入力します。デフォルトは23891です。
JMS
Java Messaging Service(JMS)サーバーが埋込みOC4Jサーバーにバインドするポート番号を入力します。デフォルトは9227です。
IIOP
Internet Inter-Orb Protocol(IIOP)を介して、Remote Method Invocation(RMI)サーバーが埋込みOC4Jサーバーにバインドするポート番号を入力します。 デフォルトは5655です。
IIOP-SSL
Internet Inter-Orb Protocol Secure Sockets Layer(IIOP-SSL)を介して、Xサーバーが埋込みOC4Jサーバーにバインドするポート番号を入力します。 デフォルトは5656です。
 
埋め込まれたOC4Jへの参照に使用されるホスト名またはIPアドレス
このオプションは、DHCPの動的割当てIPアドレスを使用している場合に設定する必要があります。 次のいずれかのオプションを選択し、埋込みOC4Jサーバーを参照するURLの作成方法を指定します。
デフォルトのローカルIPアドレス(推奨)
(デフォルト)埋込みOC4JサーバーのローカルIPアドレスが使用されます。このマシンは、DNSサーバーのあるネットワークに接続している必要はありません。
ローカル・ホストの短縮名
ドメイン接尾辞のないマシンのホスト名が使用されます。たとえば、<userid>-pc3のようになります。
ローカル・ホストの完全な名前
ドメイン接尾辞のあるマシンのホスト名が使用されます。たとえば、<userid>-pc3.<company>.comのようになります。
ホスト名の指定
埋込みOC4Jサーバーがインストールされているマシンの名前を入力します。
注意: Virtual Private Networks(VPN)またはDynamic Host Configuration Protocol(DHCP)を使用するユーザーは、「埋込みOC4Jサーバーの作業環境の設定」を参照してください。
 
OC4Jの起動時にすべてのシステムJARをロード
デフォルトで、OC4Jグローバルapplication.xmlファイルにリストされているすべてのJARの内容が、Oracle9iASのOC4Jによりロードされます。使用するアプリケーションが多くのアプリケーション・ライブラリに依存している場合、この設定を使用可能にすると、システムJARが事前にメモリーにロードされるため、サーバーの起動が大幅に遅れる可能性があります。


JDeveloperの埋込みOC4Jサーバーでは、この設定はデフォルトで使用不可になっている(OC4J起動時にすべてのシステムJARがロードされない)ため、起動時間が高速化されています。デフォルトの設定(選択解除)のままにすることをお薦めします。


注意: デフォルトの設定(選択解除)は、OC4Jのシステム・プロパティがoracle.j2ee.dont.use.memory.archive=trueとなっている場合に相当します。

OC4Jの起動時にすべてのEJBを検索
このチェックボックスをチェックすると、埋込みOC4Jサーバーで使用可能なすべてのリモートEJBのホーム・インタフェースが検索されます。検索中にNamingExceptionなどのデプロイメント・エラーが発生すると、適切なエラー・メッセージが埋込みOC4Jサーバーのログ・ウィンドウに表示され、起動が続行されます。ただし、すべてのEJBがテスト可能な状態でないため、埋込みサーバーをシャットダウンすることをお薦めします。アプリケーションに存在するEJBの数によっては、検証プロセスに時間がかかる場合もあります。デフォルトでは、起動時のEJBの検証は使用不可になっています。
ブラウザ起動までの遅延時間[単位:ミリ秒]
OC4Jの起動後、ブラウザを開始するまでに待機するミリ秒数の値を入力します。

注意: 

http://www.cpcug.org/user/clemenzi/technical/BrowserWars/DefaultBrowser.html


関連項目
埋込みOC4Jプロセスの開始
埋込みOC4Jプロセスの終了
JDeveloperの埋込みOC4Jの構成ファイルについて
デプロイメント設定の構成
埋込みOC4Jサーバーを使用するようにプロジェクトを設定
埋込みOC4Jサーバーの作業環境の設定