接続ウィザード - 接続 - スタンドアロンOC4J

このページは、スタンドアロンOracle9iAS Containers for Java2 Enterprise Edition(OC4J)接続を構成する際に使用します。OC4Jトランスポート・プロトコル(ORMIとも言う)のURLを入力するよう要求されます。ORMIは、Java Remote Method Invocation(RMI)のためのカスタム・ワイヤ・プロトコルで、RMIにより透過的に使用されます。ORMIプロトコルは、Remote Method Invocation over Internet Inter-ORB Protocol(RMI-IIOP)に類似しています。

たとえば、次のコードを使用してJNDI参照を実行します。

new InitialContext().lookup("ormi://my/ejb/home");

URL

OC4Jトランスポート・プロトコル(ORMI)のURL位置を入力します。URLは、次のいずれかの書式で入力します。
 
ormi://<hostname><portnumber>
ormis://<hostname><portnumber>
http:ormi://<hostname><portnumber>
https:ormi://<hostname><portnumber>
http:ormis://<hostname><portnumber>
ここで
 
ormisは、ormiの保護変数です。ormiまたはormisの前にhttp:またはhttps:接頭辞を入力することもできます。この場合、HTTPトンネリングが使用可能になり、HTTPプロキシを介したOC4Jへの接続に使用できます。ただし、https:ormis:と組み合せて使用することはできません。その他の組合せはすべて可能です。
 
hostnameは、TCP/IP DNSを含むサーバー・マシンの名前です。サーバー構成でサーバーのRMIポートが変更された場合は、オプションでポート番号を入力できます。OC4JがJDeveloperと同じマシンにインストールされている場合は、localhostを入力します。
 
portnumberは、OC4Jが(HTTP接続ではなく)ORMI接続に使用するORMIポート番号です。デフォルトのポート番号は、23791です。
 
ormi://myserver.com:23791
ormis://myserver.com:23791
http:ormi://myserver.com:23795
https:ormi://myserver.com:23795
http:ormis://myserver.com:23795
フェイルオーバーを可能にするために、カンマ区切りのリストを使用して複数のURLを入力することもできます。ホストは、指定した順序で試行されます。
次に例を示します。
 
ormi://server1.com,ormi://server2.com
宛先のWebサイト
デプロイ済J2EEアプリケーション・ファイルを含む、ターゲットWebサイトの名前を入力します。指定できるターゲットWebサイトは1つのみです。このスタンドアロンOC4J接続にデプロイされるWebアプリケーションは、すべてこのWebサイトにバインドされます。
注意: 埋込みOC4Jサーバーが稼働中にプロジェクトのJ2EE Webコンテキスト・ルートを変更し、同じJSPまたはサーブレットを再実行しようとすると、埋込みOC4Jサーバーは一度終了し、すべての変更が有効になるように再起動します。
 
OC4Jのadmin.jarがインストールされているローカル・ディレクトリ
このフィールドのデフォルト値は、Oracle9i JDeveloperとともにインストールされたローカル・バージョンのOC4Jと一致します。デプロイメントに使用するOC4Jのバージョンが、OC4Jリリース2ではない場合にのみ、このフィールドの変更が必要です。このフィールドでは、サーバーへの接続は指定しません。入力する値がわからない場合は、上の「URL」フィールドで指定したリモート・サーバーと互換性のあるバージョンのadmin.jarが、ローカルOC4Jに含まれていることを確認します。admin.jarは、OC4J管理コンソールのコマンドライン・ツールです。
デフォルト値を変更する場合は、admin.jarのディレクトリ位置を示す完全修飾名を入力します。
OC4Jのインストールおよび実行方法の詳細は、Oracle9iASドキュメント・セットで提供されている『Oracle9iAS Containers for J2EEユーザーズ・ガイド』を参照してください。

詳細は、次の資料を参照してください。


関連項目

ターゲット接続へのデプロイ時のオプション指定
OC4JデプロイメントのBC4Jデプロイメント前提条件
Webアプリケーション・デプロイメントのためのBC4Jランタイム・ライブラリのOC4Jへのコピー
スタンドアロンOracle9iAS Containers for J2EE(OC4J)への接続の作成
J2EEアプリケーションのデプロイ方法
Business Components for Java(BC4J)のデプロイについて
Oracle9i Application Serverへのデプロイについて
OC4Jデプロイメント・アプリケーション・ディレクトリ構造
埋込みOC4Jサーバーを使用するようにプロジェクトを設定