E-Business統合ジェネレータにより生成されるファイル

ダイアグラムを選択し、ポップアップ・メニューから「モデル」->「生成」->「E-Business統合」を選択すると、アクティビティ・モデラーによりメッセージのファイルが生成されます。

ジェネレータにより、現在のプロジェクトの下に、「作成されたEBIファイル」フォルダおよびダイアグラムのプロセスでアクティブになっているスイムレーンのサブフォルダが作成されます。つまり、空のスイムレーンまたは一度も入力されていないスイムレーンには、サブフォルダは作成されません。各スイムレーン・フォルダには、そのスイムレーンが定義されているダイアグラムに対応するフォルダが含まれます。生成される個々のファイルは、次のものを定義します。

注意: ファイルは生成されると、自動的に保存されます。唯一の例外は、「作成されたEBIファイル」フォルダの追加後に行うプロジェクトの保存です。プロジェクトを保存しないと、「作成されたEBIファイル」フォルダはJDeveloperを次回開始しても表示されません。

AQ定義

AQ定義ファイルは、システムでメッセージを送受信することが可能で、そのシステムがOracleデータベースをベースとしている場合に生成されます。これは、AQキューの名前、格納先のキュー表、およびそのキューに対して定義される伝播スケジュールの詳細を格納するXMLファイルです。キューの他のすべてのプロパティは、キューの作成時にデフォルトが設定されます。AQDefinitions.xmlでは、ターゲット・システムへのアクセスに使用するデータベース接続の名前の検索に、インスタンス情報ファイルを使用します。AQ定義の編集の詳細は、「AQ定義の編集」を参照してください。

BES定義

ジェネレータはBESDefinitions.xmlファイルを作成し、そのファイルをハブのサブフォルダに格納します。これは、システム、エージェント、イベント、およびシステム間のメッセージ交換に使用されるサブスクリプションの名前を格納するXMLファイルです。デプロイ時に、イベントのみが変更なしでデプロイされます。システム、エージェントおよびイベントの受信情報に対しては、BESDefinitions.xmlではインスタンス情報ファイルを使用して、デプロイのために次の変更を加えます。

ワークフロー定義

ジェネレータはWorkflowDefinitions.wftファイルを作成し、そのファイルをハブのサブフォルダに配置します。WorkflowDefinitions.wftファイルは、Oracle Workflowで開いて使用できます。システムにインスタンスが複数ある場合は、インスタンス情報ファイル内のシステム・インスタンス名を使用して、メッセージの送受信に使用されるエージェントのアドレスが変更されます。Oracle Workflow Builderを使用し、生成されたワークフローのレイアウトを変更できます。

インスタンス情報

ジェネレータはinstanceInformation.xml XMLファイルを各システムに対して作成し、そのファイルをシステムのサブフォルダに格納します。このファイルには、インスタンス名、接続名、AQサーブレットURL、システムIDなど、すべてのシステム・インスタンスの名前およびプロパティが含まれます。参照されるシステムのインスタンス情報も含まれます。このファイルはデプロイ時に、BES定義、AQ定義およびワークフロー定義を適切なインスタンスに適用するために使用されます。

デプロイメント・プロファイル

ジェネレータは、「作成されたEBIファイル」フォルダおよび各システム・サブフォルダのXMLベースのデプロイメント・プロファイルを作成します。各フォルダは、直接、デプロイ可能なノードです。詳細は、「E-Business統合のデプロイメント・プロファイルについて」を参照してください。

カスタム・ルーティング・ロジック

ジェネレータは、判断を通過するメッセージおよび複数インスタンスへのメッセージのルーティングを判断するRoutingLogicdiagram_name.javaファイルを作成します。このファイルには、次のものが含まれています。