埋込みOC4Jプロセスの終了
JDeveloperには、EJB、サーブレットまたはJSPの実行、デバッグ、プロファイリング、CodeCoachまたはデプロイメントのテストを行うと自動的に起動する埋込みOC4Jサーバーが付属しています。このサーバーはローカル・マシンで直接実行されるため、OC4JインスタンスへのリモートOC4J接続は必要ありません。
埋込みOC4Jサーバーが起動すると、ナビゲータの「Run Manager」タブに埋込みOC4Jサーバー・プロセスが表示されます。Run Managerにアクセスするには、メイン・メニューから「表示」->「Run Manager」を選択します。
実行中の埋込みOC4Jサーバーをシャットダウンするには、次のようにします。
- メイン・メニューから「実行」->「終了」->「埋込みOC4Jサーバー」を選択します。
- Run Managerで「埋込みOC4Jサーバー」を右クリックし、ポップアップ・メニューから「終了」を選択します。
- 「ファイル」->「終了」を選択して、JDeveloperを終了します。埋込みOC4Jサーバー・プロセスを終了するよう求めるメッセージが表示されます。
JDeveloperにより、OC4Jが正常にシャットダウンされます。埋込みOC4Jサーバーのシャットダウン設定を構成するには、「埋込みOC4Jサーバーの作業環境の設定」を参照してください。
OC4Jが最初のシャットダウンに応答しない場合
OC4Jの停止に十分な時間をとり、ログ・ウィンドウで、シャットダウンに関するステータス情報をチェックします。最初の要求でOC4Jがシャットダウンされない場合、次の理由が考えられます。
- サーバーの実行中にサーバーの構成が変更された場合。
- サーバーのRMIポートではないポートに管理シャットダウン・コマンドが送信されたため、サーバーがシャットダウン要求を受け取っていない場合。
- サーバーのRMIポートを使用できない場合。サーバーの起動時、RMIポートのバインド中にポートの競合が発生すると、サーバーはシャットダウン要求を受け取ることができません。
- "keep alive"トークンを使用するWebブラウザがOC4Jへの接続を維持している場合。この場合、これらの"keep alive"トークンを使用しているブラウザ・ウィンドウを閉じます。
- EJBにクライアントが接続しているか、接続がハングしている場合。
- EJB、サーブレット、JSPまたはXSQLページが使用するデータベース接続がまだ開かれており、なんらかの理由により閉じることができない場合。
このような場合は、次の操作を実行してOC4Jサーバーを強制的にシャットダウンする必要があります。
- メイン・メニューから「実行」->「終了」->「埋込みOC4Jサーバー」をもう一度選択します。次回埋込みサーバーが起動すると、ログ・ウィンドウにOC4Jが突然の終了またはクラッシュからのリカバリを試行中であることを示すメッセージが表示されます。これは、OC4Jを強制終了した後の正常なOC4J起動プロセスです。
関連項目
デバッグ・セッションの終了
埋込みOC4Jプロセスの開始
JDeveloperの埋込みOC4Jの構成ファイルについて
埋込みOC4Jサーバーの作業環境の設定