Oracle9iAS JAASプロバイダでは、次の環境エントリを使用して、JAAS認証モジュールの場所を指定します。
jazn provider="XML" location="./jazn-data.xml"
では、軽量のXMLベースのプロバイダを使用します。jazn provider="LDAP" location="ldap://myoid.us.oracle.com:389"
では、Oracle9iAS LDAPでOracle Internet Directory(OID)を使用します。<jdev_install>/j2ee/home/jazn/config/
にあるjazn.xml
のJAASプロバイダ環境エントリを設定して、アプリケーションで使用するJAASプロバイダのバージョンを指定します。
一般に、LDAP(OID)ベースのJAASプロバイダは、スケーラビリティと管理のしやすさが重要な本番環境で使用します。XMLベースのプロバイダは、JDeveloperなどのテスト環境や、ユーザー数が少なく管理が容易な小規模のデプロイメント・シナリオに適しています。
BC4Jクライアント・アプリケーションをデプロイする準備ができ、アプリケーションでOracle9iAS上のOIDを使用する場合、JAASプロバイダ環境エントリを変更して、LDAPベースのプロバイダを使用できます。この場合、Oracle9iASで提供されるLDAP管理ツールでユーザーを管理する必要があります。
BC4Jクライアントでのセキュリティについて
BC4Jクライアント・セキュリティの構成ファイルについて
Oracle9iAS JAASプロバイダのプロバイダ・タイプの詳細は、次のOTN-Jのページにある『Oracle9iAS Containers for J2EEユーザーズ・ガイド』の第8章「セキュリティ」を参照してください。