トランザクションのJDBC接続の開始

最初にアプリケーション・モジュールをインスタンス化するとき、ビジネス・コンポーネント・フレームワークは、使用されている構成で指定されているJDBC接続に自動的に接続します。ただし、接続の切断後は、同じ接続に再接続することも、別の接続に接続することもできます。

JDBC接続を開くには、次のようにします。

  1. アプリケーション・モジュールのTransactionオブジェクトを取得します。たとえば、アプリケーション・モジュール・インスタンスがmyAMという名前の場合、Transactionは次のコードで取得できます。

    import oracle.jbo;
    Transaction myTrans=myAM.getTransaction();
  2. 直前のトランザクションと同じ資格証明を使用して同じホストに接続する場合は、Tansaction.reconnect()をコールします。たとえば、トランザクションmyTransでは次のコードを使用します。

    myTrans.reconnect();

    注意: 一般的に、reconnect()をコールすると、新規データベース・トランザクションが開始します。ただし、disconnect()が引数trueで前にコールされた場合は、古いトランザクションが再開します。
  3. 別のホストに接続するか、別のユーザーとして接続する場合は、Transaction.connect()をコールします。このメソッドには次の3つのシグネチャが可能です。
  4. Transaction.isConnected()をコールして、接続が成功したことを確認します。次に例を示します。

    if (!(myTrans.isConnected)) throw new Exception();


関連項目

トランザクションの操作方法
トランザクションのJDBC接続の終了
トランザクションの変更の手動ポスト
トランザクションのコミット
トランザクションのロールバック
コードにおけるトランザクション・ロックの実装
クライアント境界トランザクションの使用