ナビゲータ・マネージャは、ナビゲータ・ビューを管理します。
ナビゲータ・マネージャは、NavigatorManagerインタフェースのシングルトン・インスタンスにより表されます。また、IdeクラスのstaticメソッドgetNavigatorManagerにより取得されます。
ナビゲータ・ビューには、データ・オブジェクトを表すノードのツリーが表示されます。最初のルートのナビゲータ・ビューはシステム・ナビゲータで、デフォルトではメイン・ウィンドウの左上にドッキングされています。ナビゲータのサブツリーは、新たに別のナビゲータ・ビューとして開くことができます。ナビゲータ・ビューは、独立したビューとして、または共通のビューのタブ付きパネルとしても表示できます。
ナビゲータは、NavigatorWindowインタフェースを実装するクラスのインスタンスです。showNavigatorなどのNavigatorManagerメソッドにより、新規のナビゲータ・ビューを作成できます。getSystemNavigatorメソッドは、ルートのナビゲータ・ビューを返します。
ノードを追加または削除するJDeveloperの拡張機能では、NavigatorWindowインスタンスのgetTreeExplorerメソッドをコールしてノードにアクセスできます。
ナビゲータの拡張機能(NavigatorExtensionを拡張するクラス)では、指定のノード・タイプに固有のポップアップ・メニューに対して項目を追加します。そのタイプのノードで(右クリックして)ポップアップ・メニューを開くと、メニュー項目がポップアップ・メニューに追加されます。ナビゲータの拡張機能を、ノード・タイプとともにナビゲータ・マネージャのregisterExtensionメソッドに渡して登録します。
ナビゲータ・フィルタが、コンテナ・ノードとその内容をレンダリングします。ナビゲータ・マネージャのregisterFilterメソッドをコールし、フィルタリングするノード・クラス、レンダリングを指定するフィルタ・クラス、含めるノードの子を決定するURLフィルタを渡してフィルタを登録します。プロジェクトのメイン・メニューから「プロジェクト」->「カテゴリの表示」を選択すると、例を表示することができます。「カテゴリの表示」が選択されている場合、フィルタが適用されて、プロジェクトのファイルを様々なカテゴリのフォルダにグループ化します。これは、複数のフィルタの集合により実現されます。プロジェクト・ノードのフィルタでカテゴリ・ノードが作成され、各カテゴリ・ノードのフィルタで、プロジェクトの特定の子が選択および配置されます。
ノード・オーバーレイ・マネージャは、オブジェクトのステータスを示すアイコンの選択を制御する、ナビゲータ・マネージャのコンポーネントです。たとえばファイルを表すノードは、最後の保存以降に変更があった場合、代替のアイコンにより表されます。ノード・オーバーレイ・マネージャはNodeOverlayManagerのインスタンスで、ナビゲータ・マネージャのgetOverlayManagerメソッドによりアクセスされます。オーバーレイを必要とする拡張機能では、addClientメソッドをコールして、オーバーレイ・クライアント(NodeOverlayClientの実装のインスタンス)をノード・オーバーレイ・マネージャに登録する必要があります。
oracle.ide.Ide
oracle.ide.navigator.NavigatorWindow
oracle.ide.navigator.NavigatorManager
oracle.ide.navigator.NodeOverlayClient
oracle.ide.navigator.NodeOverlayManager
oracle.jdeveloper.model.NavigatorExtension