「デバッガ - OJVM/JPDAにアタッチ」ダイアログ

このダイアログは、JDeveloperのデバッガ(アタッチャ)とデバッグ対象プロセス(デバッグするプログラム)の間の接続を確立する際に使用します。デバッガは、適切なデバッグ・コマンドライン・オプションを使用して起動されたJava Virtual Machine(JVM)に接続できます。デバッガでは、Oracle Java Virtual Machine(OJVM)デバッグ・プロトコルとSun社のJava Platform Debugger Architecture(JPDA)の両方がサポートされています。「プロジェクト」->「プロジェクトの設定 - デバッガ」パネルで、使用しているデバッグ・プロトコルを指定する必要があります。

デバッグ対象プロセスの開始

デバッグ対象プロセスにアタッチする前に、プロセスを開始する必要があります。

OJVMデバッグ対象プロセスを開始する場合: 

java -ojvm -XXdebug,port4000 ...

JPDAデバッグ対象プロセスを開始する場合: 

Java -classic -Xdebug -Xnoagent -Djava.compiler=NONE -Xrunjdwp:transport=dt_socket,address=4000,server=y ...

JPDA接続および起動の詳細は、http://java.sun.com/j2se/1.3/ja/docs/ja/guide/jpda/conninv.htmlを参照してください。

OJVM/JPDAにアタッチするための設定

このダイアログに適切な値を入力します。

ホスト
リモートのデバッグ対象プロセスを開始したマシンのホスト名またはIPアドレスを入力します。ローカル・マシン(localhost)でデバッグ対象プロセスを実行している場合、このフィールドは空でもかまいません。
ポート
リモートのデバッグ対象プロセスのポート番号を入力します。この番号は、デバッグ対象プロセスの開始時にコマンドライン・オプションで指定した番号です。前述の例では、4000がポート番号です。
UI Debugger Port
(UIデバッガ使用時のみ表示)UIデバッガのポート番号を入力します。これは、デバッグ対象プロセスoracle.jdevimpl.runner.uidebug.debuggee.Debuggeeの開始時に、コマンドライン・オプションで指定したポート番号です。デフォルトは4030です。
パラメータを保存
次にOJVMまたはJPDAにアタッチする際にこのダイアログへの入力を省略するには、このチェックボックスをチェックします。この場合、debug_icon デバッグ」をクリックすると、デバッガは自動的にリモートのデバッグ対象プロセスへの接続を試みます。
注意: この設定を選択解除するには、「プロジェクト」->「プロジェクトの設定」 - 「デバッガ」 - 「リモート」で、「パラメータを保存しない」をクリックします。

関連項目

プロジェクトをデバッグ用に設定
Javaプログラムのリモート・デバッグについて