チェックインおよびチェックアウトについて

リポジトリにオブジェクトを作成またはインポートすると、そのオブジェクトはバージョン・コントロール下に追加されます。この時点でそのオブジェクトのバージョンが作成され、Version History Viewerでグラフィカルに表示できます。

オブジェクトがバージョン・コントロール下に入ると、次のルールが適用されます。

チェックインおよびチェックアウト操作は、JDeveloper IDEまたはVersion History Viewerを使用して実行できます。

チェックインまたはチェックアウトする項目がファイル・システムのオブジェクト(ファイル・システムからマップされたファイルまたはフォルダ)の場合、これらをチェックインするとチェックインの前に自動的にファイルがリポジトリと同期化され、チェックアウトするとマップされたファイル・システムとチェックアウト後に同期化されます。

JDeveloper IDEに表示されるノードの一部には、関連ファイル(たとえばプロジェクト・ノードの .jprファイル)を持つものがあります。このようなノードでは、関連ファイルのみ、またはノードの内容に対して、追加、チェックイン、またはチェックアウトを実行できます。次に例を示します。

リポジトリ・ツール内のオブジェクト・バージョンに使用される表示形式を指定できます。オブジェクト・バージョンをバージョン・ラベルまたはブランチのいずれで表示するか選択できます。その後にバージョン番号が表示されます。詳細は、Repository Object Navigatorのオンライン・ヘルプで「オブジェクト・バージョンの表示形式の設定」を参照してください。

オブジェクトのチェックイン

オブジェクトをチェックインすると、そのオブジェクトに新規バージョンが追加されます。現行のコンテキスト・ワークエリアに表示されているバージョンがチェックインされます。

Version History Viewerを使用し、オブジェクトの完全なバージョン履歴を表示できます。現行のコンテキスト・ワークエリアに表示中のオブジェクト・バージョンには、矢印が表示されます。

ブランチ上の最新バージョンからのチェックアウトではないバージョンをチェックインする場合、ブランチ上の最新バージョンとマージするか、または新規ブランチにチェックインする必要があります。

あるブランチのチェックアウトしたオブジェクトに加えた変更は、別のブランチにある同じオブジェクトには直接適用できません。他のブランチ上のオブジェクト・バージョンだけでなく現在のブランチ上のオブジェクト・バージョンにも変更を保存するかどうかによって、次のいずれかを実行する必要があります。

オブジェクトのチェックアウト

チェックアウト時にオブジェクト・バージョンをロックした場合、他のユーザーはそれをロックせずにチェックアウトすることが可能です。ただし、ロックが解除されるまでは、バージョンのロック、および同じブランチへのバージョンのチェックインはできません。

Repository Object Navigatorを使用すると、オブジェクトをチェックアウトした後でも、そのオブジェクトにロックを適用するか解除するかを選択できます。詳細は、Repository Object Navigatorのオンライン・ヘルプで「チェックアウト・オブジェクトのロックの編集」のトピックを参照してください。

厳密なロック制御ポリシーを適用すると、すべてのチェックアウトが自動的にロックされます。ロックの状態でチェックアウトできるのはブランチ上にあるオブジェクトの1つのバージョンのみであるため、ロックされたバージョンがチェックインされるまで、このブランチではそのオブジェクトのその他のバージョンに対してチェックアウトは実行できません。