JPublisherによる生成結果について

JPublisherは、変換する各オブジェクト型に対してJavaクラスを生成します。各オブジェクト型に、クラス・コードに対してtype.javaファイル(または、ラッパー・メソッドが要求された場合はtype.sqljファイル)が、Java型のREFクラス・コードに対してtypeRef.javaファイルが生成されます。たとえば、PL/SQLオブジェクト型EMPLOYEEを定義した場合、employee.javaファイルおよびemployeeRef.javaファイルが生成されます。

変換するコレクション型(ネストした表またはVARRAY)ごとに、JPublisherでは、type.javaファイルが生成されます。ネストした表の場合、生成されたクラスには、ネストした表を配列全体としてgetおよびsetするメソッドと、表の各要素をgetおよびsetするメソッドが含まれます。JPublisherは、CustomDatumクラスの生成時にはコレクション型を変換しますが、SQLDataクラスの生成時には変換しません。JPublisherは、ネストした表またはVARRAYにはtypeRef.javaファイルを生成しません。PL/SQLではこれらの型に対してREFが生成できないためです。

PL/SQLパッケージの場合、JPublisherはラッパー・メソッドを含むクラスをSQLJファイルとして生成します。またサーバーで実行される関連パッケージ・メソッドをコールするメソッド・ラッパーも、クラスに生成します。これは、「メソッドの組込み」オプションで指定します。

注意: リリース8.1.6以上では、ストアド・プロシージャをコールするためにJPublisherで生成されるラッパー・メソッドは、SQLJのみです。JPublisherで生成され、ラッパー・メソッドを含むクラスは、SQLJを使用してコンパイルしてください。


JPublisherについて
OracleオブジェクトおよびPL/SQLパッケージのJavaソース・コードの生成