<sortableHeader>要素
ネームスペース:  http://xmlns.oracle.com/uix/ui
派生元:  <ui:messageStyledText>要素
グループ:  UIX Components
要素の型:  UINode

<sortableHeader>要素は、表のcolumnHeaderStampとして使用するためのものです。ソート可能な列ヘッダーを実装します。このBeanは、エージェントのタイプがPDAの場合にはサポートされません。

構文
<sortableHeader
    [ sortable="ui:sortable" ]
    [ value="string" ]
>
</sortableHeader>

注意: 
  • この要素は派生元要素のすべての属性と子要素を持つことができます。

  • 説明

    <sortableHeader>要素は、ソートを可能にする必要のあるTableBeanで、列ヘッダーのスタンプとして使用される便利なBeanです。SortableHeaderBeanにより、クライアントはソートを実装し、希望する状態およびメッセージ・アイコンを表示するTableBean列ヘッダーを、容易に作成できます。

    SortableHeaderBeanでは、親BeanであるMessageStyledTextBeanの多数の属性を使用します。クライアントは、このBeanのAPIを使用して、表示テキストまたはそのバインド、あるいはメッセージまたはステータス・アイコンおよびそのバインドを設定できます。ただし、SortableHeaderBeanではレンダリングで1つの追加属性sortableを使用します。TableBeanでは、SortableHeaderBeanをレンダリングする際、その列ヘッダーをソート可能としてレンダリングするかどうか、また必要な場合は、列に昇順または降順でソートされるものとしてフラグを立てるかどうかを決めるために、sortable属性の値を使用します。

    sortable属性には4つの異なる値を設定できます。デフォルトの場合、この属性に値が設定されていない場合、または値としてnoが返される場合、列ヘッダーはソート不可としてレンダリングされます。値としてyesが返される場合、列ヘッダーはソート可能としてレンダリングされます。ascendingが返される場合、列ヘッダーがソート可能としてレンダリングされ、しかも昇順でソートされます。同様に、descendingが返される場合、列ヘッダーがソート可能としてレンダリングされ、降順でソートされます。

    昇順でソートされるよう指定されている場合、上矢印がヘッダーにレンダリングされ、下方向に読むと値が増えることを示します。降順でソートされるよう指定されている場合、下矢印がヘッダーにレンダリングされ、列を上方向に読むと値が増えることを示します。yesの場合は、矢印は表示されません。

    destinationプロパティがこのBeanに設定またはバインドされている場合、その値がソート可能なヘッダーでレンダリングされるリンクのリンク先として使用されます。それ以外の場合、ソート可能なヘッダーにより生成される宛先リンクは、4つのプロパティとその既定値を利用します。

    1. eventプロパティと値sort。
    2. sourceプロパティとSortableHeaderBeanを含む表の名前として取得された値。
    3. valueプロパティとこのBeanのvalueプロパティにバインドされたデータ。バインド値がない場合は、ソートする列のゼロから始まる索引。
    4. stateプロパティとこの列が現在昇順でソートされている場合、値ascending。この列が現在降順でソートされている場合は値descending。
    このSortableHeaderBeanがフォーム送信を使用するTableBeanで使用される場合、これらのプロパティと値はフォーム値として送信されます。それ以外の場合、これらの4つの値はTableBeanのdestination属性にURL引数として付加されます。

    TableBeanで自動的に生成されるリンクの例は、TableBeanおよびNavigationBarBeanのドキュメントを参照してください。


    次の例では、3列の表を示します。1列目は昇順でソートされます。2列目はソートできますが、3列目はソートできません。

    <table ... >
     <columnHeaderStamp>
      <sortableHeader data:text="textKey" data:sortable="sortKey"/>
     </columnHeaderStamp>
     <columnHeaderData>
      <col textKey="Name" sortKey="ascending"/>
      <col textKey="Age" sortKey="yes"/>
      <col textKey="Phone" sortKey="no"/>
     </columnHeaderData>
     ...
    </table>

    属性

    説明
    sortable この列ヘッダーがソート可能としてレンダリングされるかどうかを示すUIConstant。
    ui:sortable
    value この列がソートされる際に送信される値。
    string