データベースにアクセスするXSQLサーブレット・クライアントの作成

XSQLタグを使用して、XSQLサーブレット用のXMLベースのクライアントを作成できます。XSQLサーブレットでは、データベースとのデータのやり取りをXML形式で簡単に行えます。次の手順は、XSQL Queryタグを使用してデータを表示する方法を示したものです。

データベースに直接アクセスするXSQLサーブレット・クライアントを作成するには、次のようにします。

  1. ビジネス・コンポーネント・プロジェクトが含まれるワークスペースに新規プロジェクトを作成します。このためには、ナビゲータでワークスペースを選択し、「ファイル」->「新規」を選択して、「新規」ギャラリを開きます。
  2. 「カテゴリ」ツリーで、「General」を開き、「Projects」を選択します。
  3. 「項目」リストで、「空のプロジェクト」をダブルクリックして、「新規プロジェクト」ダイアログを開きます。
  4. 「新規プロジェクト」ダイアログを完了し、「OK」をクリックしてワークスペースに空のプロジェクトを追加します。
  5. ナビゲータで新規プロジェクトを選択し、「ファイル」->「新規」を選択します。
  6. 「カテゴリ」リストで、「General」を開き、「XML」を選択します。
  7. 「項目」リストで「XSQL Page」をダブルクリックします。

    これにより、untitled#.xsqlという名前のスケルトンXSQLファイルがプロジェクトに追加されます。

  8. ナビゲータで、新規XSQLファイルを右クリックし、「XMLエディタ」を選択してソース・ファイルを開きます。
  9. <page xmlns:xsql="urn:oracle-xsql">タグの後ろにある空白行にカーソルを置きます。
  10. パレットが表示されていない場合は、「表示」->「コンポーネント・パレット」を選択して開きます。
  11. タグが表示されていない場合は、ドロップダウン・リストから「XSQL」を選択します。
  12. パレットから「Query」タグを選択します。

    「Query」タグは、SQL文を実行し、結果セットをXML形式でインクルードします。

  13. 表示されるダイアログでは、属性の値を入力したり、デフォルト値を変更できます。タグとその属性に関するヘルプを表示するには、ダイアログ内で[F1]を押すか、「ヘルプ」をクリックします。
  14. 属性の入力後、「次へ」をクリックします。
  15. 「接続の選択内容」ダイアログで、接続が選択されていない場合は接続を選択し、「次へ」をクリックします。
  16. 「問合せ」ダイアログで、実行するSQL文を入力し、「次へ」をクリックします。

    たとえば、select * from customerと入力した場合は、入力した属性に基づいて、顧客データベースのすべてのレコードが表示されます。

  17. 「終了」をクリックします。

    入力したQueryタグと属性は、XSQLページに表示されます。

  18. 「ファイル」->「すべて保存」を選択して、ここまでの作業を保存します。
  19. ナビゲータでXSQLファイルを右クリックし、「<ファイル名>.xsqlの実行」を選択して、WebブラウザでXMLそのままのデータを表示します。

XMLデータは、スタイルシートを使用して形式を設定できます。また、メッセージ・サービスを介して別のアプリケーションに送信することもできます。


ビジネス・コンポーネント用XSQLサーブレット・クライアントの作成
スタイルシートを使用したXMLデータの形式設定