EJBモジュールのデプロイメント・プロファイル(EJB JAR)の作成
JDeveloperの統合開発環境を使用して、J2EE EJBコンポーネントおよびBusiness Components for Java(BC4J)EJBアプリケーションを作成するとき、対応するデプロイメント・ディスクリプタ・ファイル、ejb-jar.xml
またはorion-ejb-jar.xml
(OC4Jデプロイメント専用)(あるいはその両方)が自動的に生成されて、ナビゲータ内でプロジェクトの下に表示されます。
ただし、JDeveloperのデプロイメント・プロセスとして、EJBコンポーネントとそれに対応するデプロイメント・ディスクリプタ・ファイルを含むEJB JARデプロイメント・プロファイルも作成する必要があります。デプロイについては、標準J2EE EJB JARまたはエンタープライズ・アーカイブ(EAR)ファイルとしてのパッケージを選択できます。
注意: JBossデプロイメントの詳細は、「EJB JARのJBossへのデプロイ」または「EJBセッションとしてのBC4JのJBossへのデプロイ」を参照してください。
JDeveloperでJ2EE EJB対応のデプロイメント・プロファイルを作成するには、次のようにします。
ヒント:
ejb-jar.xmlファイルがすでにプロジェクトに存在する場合は、
ejb-jar.xml
を右クリックし、ポップアップ・メニューから「EJB JARデプロイメント・プロファイルの作成」を選択すると、このプロファイルがすぐに作成されます。
- EJB JARデプロイメント・プロファイルを作成する
<projectname>.jprをナビゲータで選択します。
- 「ファイル」->「新規」を選択し、「新規」ギャラリを開きます。
- 「カテゴリ」ツリーで「General」を開き、「Deployment Profiles」を選択します。
- 「項目」リストで「EJB JARファイル」-「J2EE EJBモジュール」をダブルクリックします。
- 「OK」をクリックします。
<ejb_name>.deploy
プロファイルの場所を指定するか、デフォルトの値を受け入れます。
- 「保存」をクリックします。
- 「EJB JARデプロイメント・プロファイル設定」パネルが表示されます。必要に応じて各ページの設定を構成します。
- 「一般」ページ
- 「JARオプション」ページ
- 「ファイル」ページ
- 「依存性アナライザ」ページ
- (詳細)「フィルタ」ページ: 依存性アナライザの詳しい設定。
- (オプション)「プロファイルの依存性」: デプロイメント・プロファイルが別のデプロイメント・プロファイルのJ2EEモジュールに依存する場合。
- (オプション)サポートされている任意のターゲット接続タイプにコマンドライン・パラメータを渡す場合は、適切なノードをクリックします。「スタンドアロンOC4J」、「iASリモートDCM」、「iASローカルDCM」、「WebLogic 6.x」または「WebLogic 7.x」があります。
- 終了したら「OK」をクリックします。
新たに作成されたEJB JARデプロイメント・プロファイルとそれに対応するデプロイメント・ディスクリプタ・アイコンが、ナビゲータ内の指定したプロジェクトの下に表示されます。
- (オプション)WebLogicアプリケーション・サーバーにデプロイする場合は、「ファイル」->「新規」->「Business Tier」-「Enterprise JavaBeans(EJB)」-「EJBデプロイメント・ディスクリプタ - WebLogic用(weblogic-ejb-jar.xml)」を選択し、
weblogic-ejb-jar.xml
ファイルを作成します。
注意: また、このファイルは、後で既存のWebLogic接続にデプロイするときにも自動的に生成されます。
weblogic-ejb-jar.xml
ファイルに変更を加えた場合、デプロイ前にこの更新済ファイルをEJB JARに含める必要があります。編集しない場合は、最初に生成されたバージョンがデプロイされます。詳細は、「weblogic-ejb-jar.xmlの編集」を参照してください。
- デフォルトでは、アプリケーションをテストするために、JDeveloperの埋込みOC4JサーバーでEJB JARコンポーネントの実行とデバッグができます。ただし、作成されたEJB JARまたはEARをターゲット・アプリケーション・サーバーにデプロイする準備ができたら、必ずアプリケーション・サーバー接続を作成してください。
- (オプション)
<ejb_name>.deployプロファイルまたは対応するデプロイメント・ディスクリプタ
orion-ejb-jar.xml
のいずれかを編集する場合は、ナビゲータ内で該当するアイコンを右クリックして、「設定」を選択します。
ejb-jar.xml
を編集するには、アイコンを右クリックして、「EJBモジュールの編集」を選択します。または、ディスクリプタのXML書式に関する知識がある場合は、「XMLエディタ」を選択してもかまいません。
- J2EE EJBモジュールをデプロイするには、「EJB JARのデプロイ」を参照してください。
注意
- OC4JまたはOracle9iASにデプロイするときは、EJB 1.1およびEJB 2.0モジュールを単一のJ2EEアプリケーションEARファイルにアセンブルしないでください。デプロイメントが失敗し、SQLや接続のエラーが発生します。
- OC4JのEJBコンテナは、EJB 2.0を完全にサポートしています。詳細は、EJB 2.0仕様を参照してください。次のURLからダウンロードできます。
http://java.sun.com/j2ee/ja/ejb/docs.html
- EJBデプロイメント・ディスクリプタが、次のようにEJB JAR内にあることを確認してください。
META-INF/ejb-jar.xml
関連項目
- J2EEアプリケーションおよびそれらのパッケージとデプロイについて
- orion-ejb-jar.xmlの編集
- EJB JARのWebLogicへのデプロイ
- BC4JのEJBセッションBeanとしてのOC4Jへのデプロイ
- BC4JのEJBセッションBeanとしてのWebLogicへのデプロイ
- n層のビジネス・コンポーネント・アーキテクチャの理解
- OC4JにデプロイされるEJBクライアントのサンプル・クライアント・コード
- EJBの実行
- EJBのデバッグ