XSQLサーブレット・クライアントについて

JDeveloperでは、XSQLサーブレットについて次のようにサポートしています。

XSQLサーブレットとは

このサーブレットは、XSQLページをクライアントとして作成および使用できるサーブレットです。ページは、埋込みSQL問合せ、およびその他のData Manipulation Language(DML)を含み、XMLで記述されます。さらに処理ハンドラを使用することで、XMLデータをファイルに書き込むなど、SQLよりも多くの機能を提供できます。

処理ハンドラとは、XSQLページからJavaクラスをコールできるアプリケーションです。データベースまたはBusiness Components for Java(BC4J)と直接対話できる定義済の処理ハンドラがあります。また、ハンドラは独自に作成できます。

XSQLサーブレット・アプリケーションには、次の論理層があります。

XSQLサーブレットの使用方法

XSQLサーブレットは、データベースとの間でXMLをやり取りする簡単で生産的な方法を提供します。簡単なスクリプトを使用することで、開発者は次のことができます。

たとえば、次のようなemp.xsqlファイルがあるとします。

<?xml version="1.0"?>
<?xml-stylesheet type="text/xsl" href="emp.xsl"?>
<FAQ xmlns:xsql="urn:oracle-xsql" connection = "scott">
  <xsql:query doc-element="EMPLOYEES" row-element="EMP">
    select e.ename, e.sal, d.dname as department
    from dept d, emp e
    where d.deptno = e.deptno
  </xsql:query>
</FAQ>

このファイルから次のSQLが生成されます。

<EMPLOYEES>
  <EMP>
    <ENAME>Scott</ENAME>
    <SAL>1000</SAL>
    <DEPARTMENT>Boston</DEPARTMENT>
  </EMP>
  <EMP>
    ...
  </EMP>
</EMPLOYEES>

JDeveloperでは、XSQLファイルを簡単に開発および実行できます。埋込みOC4JサーバーおよびデフォルトのWebブラウザを使用し、結果のページを表示します。

XSQLサーブレットの詳細は、Oracle9i のドキュメントを参照してください。


XSQLファイルの作成
XSQLタグの追加
ビジネス・コンポーネント用XSQLサーブレット・クライアントの作成
データベースにアクセスするXSQLサーブレット・クライアントの作成
XSQLサーブレット・クライアントの実行
XSQLタグ・リファレンス