ステップ8: アプリケーションを実行するフレームの作成 |
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このステップでは、2つのJClientフォームで再利用されるビジネス・コンポーネント接続を作成するために、空のJClientフォームを作成し、JClientコードを使用してそれをカスタマイズする方法を説明します。作成するJFrameには、フレームを実行し、JClientコードを実行するmain()
ルーチンが含まれます。
アプリケーションのメイン・ウィンドウとして機能する空のJClientフォームを作成するには、次のようにします。
JClient Empty Formウィザードが起動します。
rootpartition
に変更し、ファイル名を確定します。 UIエディタにファイルが開きます。UIエディタでは、後でSwingコンポーネント・パレットのコンポーネントを使用して、フォームをレイアウトします。
FormRootAppModule.java
で、グレー表示されているナビゲーション・バーを選択してキーボードの[Del]を押し、空のフォームから削除します。JClient Empty Formウィザードで生成される空のフォームには、ナビゲーション・バーおよびステータス・バーがあります。これらは、データ・バインドされたコンポーネントを追加するフォームで使用します。このチュートリアルでは、データの表示にこの空のフォームは使用しません。
JClientコードを変更するには、次のようにします。
コード・エディタが開き、フォームが表示されます。
import customerform.FormCustomersView1;
import ordersform.FormOrdersView1OrderItemsView1;
この2つの文によって、JClientフォーム・パッケージから2つのフォームを作成できます。
JUPanelBinding()
コンストラクタのすぐ下に、次の新規パネル・バインド・コンストラクタを挿入します。
//initializing these JClient panel binding objects
private JUPanelBinding customerPanelBinding = new JUPanelBinding("JClientProject.RootAppModule", "CustomerAppModule1", null);
private JUPanelBinding ordersPanelBinding = new JUPanelBinding("JClientProject.RootAppModule", "OrdersAppModule1", null) ;
処理ハンドラがCusomerフォームまたはOrdersフォームを開く前に、これらの文によりパネル・バインドが初期化されます。パネル・バインドとは、ビュー・オブジェクトを使用するための、ビジネス・コンポーネント・アプリケーション・モジュールのインスタンスです。
main()
ルーチンで、次のようにpanelBinding.execute()
をコメント・アウトします。
// panelBinding.execute();
JClientブートストラップ・コードは、JClientフォームで再利用されるビジネス・コンポーネント接続を含むJUApplicationオブジェクトを作成します。このフォームのpanelBindingは空である(データにアクセスしない)ため、この1行をコメント・アウトします。
ナビゲータでJClientプロジェクトを確認します。次のファイルが表示されます。
ナビゲータは、パッケージごとの表示に変更できます。ナビゲータの上のツールバーで、アイコンをクリックします。JClientプロジェクトのナビゲータ表示は、次のようになります。
このチュートリアルの最後のステップでは、UIエディタおよびコード・エディタを使用して、メイン・アプリケーション・ウィンドウに処理ハンドラを作成する方法を説明します。各処理ハンドラはJClientコードを実行して、開いたフォームに対するデータ・バインドを実行します。このチュートリアルを完了するには、「ステップ9: フォームを開くボタンの追加」を参照してください。