IDEの構造について
Ideクラスは、JDeveloperの主要コンポーネントへのアクセスを提供します。これには、次のものがあります。
拡張機能マネージャ
拡張機能クラスには、拡張機能マネージャを介してアクセスできます。
次の拡張機能マネージャは、IDEのコンポーネントです。
コア機能マネージャ
IDEのコア機能は機能マネージャとして統括されており、ロードした最初の拡張機能により1つのユニットとしてインストールされます。
JDeveloperのコア機能には次のものがあります。
- メイン・ウィンドウ: コンテンツ領域およびそれを囲むフレームで構成されるJDeveloperのウィンドウ。フレームには、上部のツールバーおよびメニュー・バー、下部のステータス・バーという、固定のUIコンポーネントが表示されます。他のコア機能により管理されるビューは、コンテンツ領域内を自由に移動するか、またはフレームにドッキングされます。
- エディタ・マネージャ: ドキュメント・ビューのマネージャ。エディタは、特定のドキュメント・タイプに関連付けるために、エディタ・マネージャに登録されます。
- エクスプローラ・マネージャ: 構造エクスプローラのマネージャ。エクスプローラは、特定のドキュメント・タイプに関連付けるために、エクスプローラ・マネージャに登録されます。
- ナビゲータ・マネージャ: システム・ナビゲータ、およびノード上で開かれる一時ナビゲータのマネージャ。
- インスペクタ・マネージャ: プロパティ・インスペクタ・ビューのマネージャ。
- パレット・マネージャ: パレット・ビューのマネージャ。
- ログ・マネージャ: ログ・ページのマネージャ。
- ドック・ステーション: コンテンツ領域のマネージャ。新しいドッキング可能なビューを作成する拡張機能のドッキング可能ファクトリは、ドック・ステーションに登録する必要があります。IDEを新しい機能で強化する場合は、ドッキング可能ファクトリを実装します。
- 印刷マネージャ: 印刷インタフェース。このクラスは、システムの印刷サービスをカプセル化します。
実行コンポーネント
IDEには、アプリケーション実行に関連した次のコンポーネントが含まれています。
- ビルド・マネージャ: コンパイラ。このコンポーネントはコンパイルと変換を制御しますが、コンパイルの性質は、ドキュメント・クラスのcompileメソッドの実装に依存します。
- Run Manager: 実行中のアプリケーションを管理します。このコンポーネントは、プロセスのスタータを生成するスタータ・ファクトリのレジストリです。実行アドイン拡張機能は、デバッグ、プロファイル、CodeCoachなどのスタータ・ファクトリまたは実行プロセス・モードをインストールします。
IDEの状態コンポーネント
IDEは、次のような様々なパラメータのリポジトリです。
- IDE作業環境: 「ツール」->「設定」ダイアログからアクセスするユーザー設定。設定は、JDeveloperの機能で使用されるデフォルト値を定義します。
- IDEプロパティ: JDeveloperレイアウトの状態。これらのプロパティは、システム・ファイルに書き込まれたり、システム・ファイルから読み込まれることで、セッションからセッションへ受け渡されます。
関連項目
JDeveloper IDEについて
IDEアーキテクチャについて
ユーザー・インタフェース・イベントについて
データ表現について