PL/SQLおよびJavaストアド・プロシージャのデバッグの前提条件
JDeveloperでPL/SQLをデバッグするには、Oracle8iリリース8.1.7以上のデータベースが必要です。JDeveloperでJavaストアド・プロシージャをデバッグするには、Oracle9iリリース2データベースが必要です。
その他の前提条件については、次の該当するセクションを参照してください。
PL/SQLプログラムの前提条件
PL/SQLのデバッグを実行する場合は、次の前提条件が満たされている必要があります。
- 使用するデータベース・ユーザー・アカウントには、特定の権限が必要です。
- Oracle8iまたはOracle9iリリース1のデータベース
- ユーザーのスキーマ内のオブジェクトに対しては、特別な権限は必要ありません。ただし、別のユーザーのスキーマに含まれるオブジェクトをデバッグするには、次の権限が必要です。
CREATE ANY PROCEDURE
- Oracle9iリリース2のデータベース
DEBUG ANY PROCEDURE
DEBUG CONNECT SESSION
- PL/SQLコードはINTERPRETEDモードでコンパイルする必要があります。NATIVEモードでコンパイルされたPL/SQLコードはデバッグできません。このモードは、データベースの
init.ora
ファイルで設定します。このファイルの詳細は、Oracleデータベースのドキュメントを参照してください。
- アクティブなワークスペースおよびプロジェクトが存在しない場合、デバッガによってデフォルトのプロジェクト設定が使用されます。ただし、PL/SQLをデバッグする場合には、使用するワークスペースおよびプロジェクトを作成することをお薦めします。「プロジェクト」->「プロジェクトの設定」 - 「実行」パネルで、「デフォルトの前にアクティブなファイルを実行する」チェックボックスがチェックされていることを確認してください(デフォルト設定)。これにより、デバッグの開始時に、デバッガがアクティブなファイル(ナビゲータで選択したPL/SQLプロシージャ、またはコード・エディタ内で開かれたアクティブなファイルなど)を実行するようになります。
- PL/SQLオブジェクトは、DEBUGオプションが有効な状態でコンパイルする必要があります。次の方法から1つを選択して行います。
- 「ツール」->「設定」 - 「データベース接続」で「PL/SQLのデバッグ情報を生成」が選択されていることを確認し、JDeveloperからデバッグするオブジェクトを作成または再コンパイルします。
- SQL*Plusで、
ALTER SESSION SET PLSQL_DEBUG = true
を実行し、デバッグするオブジェクトを作成または再コンパイルします。
- SQL*Plusで
ALTER <procedure, function, package> <name> COMPILE DEBUG;
を実行します。
Javaストアド・プロシージャの前提条件
Javaストアド・プロシージャのデバッグを実行する場合は、次の前提条件が満たされている必要があります。
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Javaコードは、データベースにデプロイされ、デバッグ情報とともにコンパイルされている必要があります。JDeveloperから、「プロジェクト」->「プロジェクトの設定」 - 「コンパイラ」の「デバッグ情報を含める」チェックボックスがチェックされていることを確認し、Javaストアド・プロシージャをデプロイします。
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Javaストアド・プロシージャを1文ずつ処理するには、JavaソースがJDeveloperプロジェクトで使用でき、データベースにデプロイされたものと一致している必要があります。
関連項目
Javaプログラムのリモート・デバッグについて