メモリー・プロファイラの結果の分析

メモリー・プロファイラを使用すると、実行可能ファイルおよびプロジェクトでのメモリー・リークを特定できます。次のスクリーンショットは、メモリー・リークを示すメモリー・プロファイリング・セッションです。

A memory profiling session illustrating a memory leak

詳細列には、アプリケーションのメモリー使用量に関する特定の情報が表示されています。

これらの列の値は、スクロールして前のサンプルに移動すると、サンプルに応じて変化します。

メモリー・リークの特定

スライダを使用して前のサンプルに戻りながら、「サイズの差分」列の数値を参照すると、メモリー・リークを特定できます。この数値があるオブジェクトに対して常に非常に大きい場合、プログラムが特定のメソッドまたはメソッドのセットに対して大量のメモリーを割り当てているが、それと同等の規模のメモリーを解放しておらず、割当て済と解放済のメモリーの規模の差が大きくなっていることを意味します。この差がメモリー・リークです。

ウィンドウの最上部にある「再開」Resume button)をクリックしてメモリー・プロファイラを再開し、さらにいくつかのサンプルに対して実行すると、各間隔のディテール表およびマスター表が更新されます。また、ディテール表の特定のソース・コード行は変更されません。これはメモリー・リークが特定されていることを意味します。

オプションとして、プロファイリング・セッション情報をHTMLファイルに保存できます。


メモリー・プロファイリングについて
メモリー・プロファイリング・セッションの結果の保存