クライアント境界トランザクションの使用

クライアントがビジネス・コンポーネントEJBをコンテナ管理トランザクションで直接起動する場合、クライアント境界トランザクションを使用してクライアント内にトランザクションを作成する必要があります。

注意: クライアント境界トランザクションを使用できるのは、クライアントがEJBサーバーと同じJVMで実行している場合(クライアントが、ビジネス・コンポーネントと同じOracle 9iASのインスタンスで実行しているJSPの場合など)のみです。

注意: クライアント境界トランザクションを使用する前に、コンテナ管理トランザクションを使用するアプリケーション・モジュールがデプロイ済であることを確認してください。

クライアント境界トランザクションを使用するには、次のようにします。

  1. クライアントにjavax.transaction.UserTransactionをインポートします。
  2. アプリケーション・モジュールをインスタンス化します
  3. 次のコードを使用してUserTransactionオブジェクトを作成します。
    Context ctx = new InitialContext();
    userTrans = (UserTransaction) ctx.lookup("java:comp/UserTransaction");
  4. userTrans.begin()をコールしてトランザクションを開始します。
  5. クライアントでトランザクションが終了したら、userTrans.commit()またはuserTrans.rollback()をコールします。