「ファイルを開く/作成する」ダイアログを使用して、既存のファイルの元のファイル構造を保持しながら、JDeveloperプロジェクトに既存のファイルを追加します。また、「ファイルを開く/作成する」ダイアログを使用して、ファイルをプロジェクトに追加せずにJDeveloper IDEで使用することもできます。これは、作業中に簡単にファイルを参照するための機能です。新規作成された未保存のファイルは、ディレクトリ・ツリーにイタリック体で表示されます。
3種類の追加ダイアログの機能は同じであり、ナビゲータまたはコード・エディタのフォーカスのコンテキストに対応します。これらのダイアログでは、次の追加処理を実行します。
.jws
ファイルを最上位の「ワークスペース」ノードに追加.jpr
ファイルを個々のワークスペース・ノードに追加「ファイルを開く/作成する」ダイアログと追加ダイアログとで異なるのは、「プロジェクトに追加」チェックボックスのみです。このチェックボックスは、プロジェクト・ノードまたはその子ノードが最初にナビゲータで選択されたときに、「ファイルを開く/作成する」ダイアログに表示されます。「ファイルを開く/作成する」ダイアログでは、プロジェクトの外部のファイルを開くか、またはプロジェクトにファイルを追加できます。
これらのいずれかのダイアログを使用するには、上部のドロップダウン・リストとそのすぐ下の表示領域を使用して、ディレクトリ・ツリー内を移動します。これらのダイアログは状況依存です。最初にダイアログを起動したときは、ナビゲータ(アクティブなナビゲータ)で現在選択されているノードがあるディレクトリに対して表示されます。コード・エディタで開いているファイルにフォーカスがある場合は、そのファイルがあるディレクトリに対するダイアログが開きます。
ディレクトリを開いてさらに参照する場合は、ディレクトリをダブルクリックします。ディレクトリを選択して「開く」をクリックすると、作業しているコンテキストでそのディレクトリが開かれるかまたは追加されます。ファイルをダブルクリックすると、ダイアログが閉じて、ファイルが開かれるかまたは追加されます。
ディレクトリを選択すると、「ファイルの選択の調整」ダイアログが表示されます。このダイアログでは、ファイルの個別の選択解除や、ファイルまたはディレクトリのフィルタの定義または適用が可能です。プロジェクトへのファイルのコピーや、プロジェクトに対する元のソースへのポインタの設定を選択することもできます。
アーカイブ・ファイルは1個につきリストに2回表示されており、1回目は仮想ディレクトリ、2回目はファイルとして表示されます。開くディレクトリまたは追加するディレクトリを選択すると、「ファイルの選択の調整」ダイアログが表示されます。ファイルを選択すると、アーカイブ・ファイルがそのままコンテキストに追加されます。アーカイブ・ファイルの内容はアーカイブ・ビューアで表示できます。
.jpr
ファイルの場所に移動する場合にクリックします。.jws
ファイルの場所に移動する場合にクリックします。ワイルドカードを使用して、検索対象を絞り、検索を高速化することもできます。たとえば、*.ext
(ext
はファイル・タイプ)と入力すると、このタイプのすべてのファイルが表示され、「ファイル・タイプ」リストの一番上にこのタイプが選択項目として追加されます。
リスト表示されていないファイル・タイプを表示する場合や、リストをスクロールせずに直接そのタイプまで移動する場合は、「ファイル名」フィールドに*.ext
(ext
はファイル・タイプ)と入力します。
ダイアログで示されているファイルを現在のプロジェクトに追加する場合に選択します。選択しないと、参照のためにファイルが開かれますが、プロジェクトには追加されません。開かれたファイルは、「その他のファイル」という新規ノードにグループ化されます。このノードはナビゲータの最後のノードとして表示されます。
.jws
ファイルまたは .jpr
ファイルが選択された場合、これらのファイルは最上位の「ワークスペース」ノード(.jws
ファイルの場合)または現在選択されているワークスペース・ノード(.jpr
ファイルの場合)のいずれかに自動的に追加されます。「プロジェクトに追加」チェックボックスがチェックされているかどうかは関係ありません。