Setvarsコマンドについて(Windows)

コマンドライン・コンパイル用にシステム環境変数を設定する作業は、プロジェクトに含まれるライブラリ数やデプロイする各アーカイブ・ファイルにソース・ファイルを含めるための変数の調整が必要になることによって、困難になることがあります。setvars.batファイルでは、インストールしたJDeveloperルート・ディレクトリを基準とする標準ライブラリのPATHおよびCLASSPATH情報を設定できます。

注意: setvars.batを使用してアプレットまたはアプリケーションのテスト環境を設定しないでください。アプレットやアプリケーションをテストするには、まずこれらをデプロイし、アプレットまたはアプリケーションに必要な環境変数を設定するバッチ・ファイルを作成します。

setvars.batファイル

setvars.batファイルは、インストールしたJDeveloperのjdev¥binディレクトリにあります。コマンドラインからオプションを指定せずにsetvarsと入力すると、使用可能なオプションが一覧表示されます。

使用方法: 
  SETVARS -go

SETVARS [-jdkver=1.x] [-userhome=dir] [-private=yes|no]
[-tools=tool_list] [-terse]
SETVARS -show [all] 
setvarsのオプション:

setvarsの使用例

例1

デフォルトのインストール・パスを使用した場合、setvars.batを次のように使用します。

  1. ディレクトリをC:¥<ORACLE_HOME>¥jdev¥binに変更します。
  2. 次のコマンドを入力します。
    setvars -go

    setvars.batにより変数が設定され、既存のCLASSPATHシステム環境変数にJDeveloperの値が追加されます。

例2

setvars D:¥¥<ORACLE_HOME>¥jdev -jdkver=1.3 -userhome=D:¥user¥Brian 

J2SEを選択し、作業ディレクトリをD:¥user¥Brianに設定します。

前述の例の結果を表示するには、setvars -showと入力します。


プログラムのCLASSPATHの指定