JavaプログラムにおけるSQLについて

SQLJは、Javaプログラムに静的なSQL文を組み込むための標準的な方法です。この規格は、オラクル社とともにIBM社、Tandem社、Sybase社およびSun社などの様々なソフトウェア・ベンダーによって開発されています。SQLJアプリケーションは移植性が高く、標準のJDBCドライバを使用して様々なベンダーのデータベースにアクセスできます。

JDBCは、Javaプログラムにデータベースへの下位レベル・アクセスを提供します。

SQLJを使用することにより、Javaを使用して、データベースにアクセスするためのアプリケーションを、クライアント側でも中間層でも開発できます。SQLJを使用した開発は素早く効率的で、JDeveloperではSQLJの開発環境を完全にサポートしています。SQLJファイルは、JDeveloperプロジェクト中に作成または含めることができます。SQLJソース・ファイルが含まれているプロジェクトをコンパイルすると、JDeveloperではSQLJトランスレータまたはプリコンパイラが自動的にコールされます。トランスレータは、完全に標準に準拠したJavaソース・コードを作成し、データベースをサポートするためのJDBCメソッドをコールします。その後JDeveloperが、SQLJトランスレータで生成されたJavaをコンパイルします。

詳細は、『Oracle9i SQLJ開発者ガイドおよびリファレンス』を参照してください。このマニュアルは、Oracle Technology Network Japan(OTN-J)のWebサイト(otn.oracle.co.jp/document/products/oracle9i/index.html)からオンラインで参照できます。


JavaプログラムでのSQLの埋込み
Oracle JDBCドライバについて
SQLJとJDBCの比較について