認証のためのWebサービス・スタブの手動変更

Webサービス・スタブを手動で変更する必要があるのは、次の2つの場合です。

WSDLドキュメントが保護されている場合

WSDLドキュメントが、ユーザー名とパスワードを必要とするHTTP Basic認証で保護されている場合は、JDeveloperで自動的に生成されたスタブを使用して、Webサービスにアクセスすることはできません。

Webサービス・スタブを作成するには、適切な認証情報を入力できるWebブラウザでWSDLドキュメントにアクセスします。WSDLドキュメントをローカルに保存し、そのWSDLドキュメントのコピーからスタブを作成します。

プロキシ・サーバーで認証を必要とする場合

ファイアウォール外のサイトにアクセスするときに社内のプロキシ・サーバーで認証を必要とする場合、正しいHTTP認証コードがないかぎりスタブは機能しません。

スタブを生成する際、Webサービス・スタブ/スケルトン・ウィザードで必ず「HTTP Basic認証コードの生成」オプションを選択してください。スタブで次のコード・ブロックを検索します。



Properties props = new Properties();
props.put(OracleSOAPHTTPConnection.AUTH_TYPE, "basic");
props.put(OracleSOAPHTTPConnection.USERNAME, "your_username");
props.put(OracleSOAPHTTPConnection.PASSWORD, "your_password");
m_httpConnection.setProperties(props);

これを次のコードで置き換えてください。



Properties props = new Properties();
props.put(OracleSOAPHTTPConnection.PROXY_AUTH_TYPE, "basic");
props.put(OracleSOAPHTTPConnection.PROXY_HOST, "www-your-proxy");
props.put(OracleSOAPHTTPConnection.PROXY_PORT, "80");
props.put(OracleSOAPHTTPConnection.PROXY_USERNAME, "your_username");
props.put(OracleSOAPHTTPConnection.PROXY_PASSWORD, "your_password");
m_httpConnection.setProperties(props);

関連項目

Webサービス・スタブの生成