ドック・ステーションについて

ドック・ステーションは、メイン・ウィンドウ・フレームに配置可能なビュー(ウィンドウ)を作成および管理します。エディタ以外のJDeveloperの非モーダル・ビューは、すべてドッキング可能なビューです。

ドック・ステーションは、DockStationインタフェースのシングルトン・インスタンスにより表されます。また、IdeクラスのstaticメソッドgetGetDocStationにより取得されます。

ドッキング可能なビューは、レイアウトをサポートします。レイアウトは、どのドッキング可能なビューを開くかを指定し、そのサイズと位置を指定する設定です。ユーザーは、複数のレイアウトの切替えや、カスタマイズしたレイアウトの定義を行うことができます。

ドッキング可能なビューを使用する拡張機能では、DockableFactoryインタフェースの実装を指定し、ドック・ステーションに登録する必要があります。ドック・ステーションは、ドッキング可能なビューについてDockableFactoryの登録された実装の作成を委任します。ドッキング可能なビューは、Dockableインタフェースを実装するクラスのインスタンスです。

拡張機能では、ドッキング可能なビューへのアクセスにgetDockable、特定のビューが開いているかどうかの判断にisDockableVisibleなど、ドック・ステーションのメソッドを使用できます。


IDEの構造について

oracle.ide.Ide
oracle.ide.docking.Dockable
oracle.ide.docking.DockableFactory
oracle.ide.docking.DockStation