遷移は、アクティビティ図の要素間の関係を示します。
遷移のソースのオブジェクトは、ある指定された操作を実行し、指定されたイベントが発生するかまたはある条件が満たされるとそのオブジェクトはターゲットに入ります。このような条件をガード条件といいます。
判断のためのコードを生成している場合、遷移でガード条件を指定する必要があります。
遷移を作成するには、次のようにします。
- [Shift]を押しながら、コンポーネント・パレットの「Transition」アイコン(
)をクリックします。
- INITIAL擬似状態をクリックし、Take Orderアクティビティをクリックします。
- Take Orderアクティビティをクリックし、Order[new]オブジェクト・フロー状態をクリックします。
- Order[new]オブジェクト・フロー状態をクリックし、OR擬似状態をクリックします。
- OR擬似状態をクリックし、Ship Orderアクティビティをクリックします。
- OR擬似状態をクリックし、Back Orderアクティビティをクリックします。
- コンポーネント・パレットで「Pointer」アイコンをクリックして遷移の作成を中止します。
遷移のプロパティを入力するには、次のようにします。
送信アクティビティからの遷移、および受信アクティビティへの遷移に対するガード条件およびチャネル情報を特定します。このチュートリアルでは、Take OrderからOrder[new]へ、Order[new]からShip Orderへ、およびOrder[new]からBack Orderへの遷移があります。
- Take OrderからOrder[new]への遷移をダブルクリックするか、または右クリックして「プロパティ」を選択します。
「プロパティ」ダイアログの「一般」タブの「ガード条件」フィールドに、order takenと入力します。
「統合」タブで、「チャネル」ドロップダウン・リストを開き、「outchannel」を選択します。
「OK」をクリックして変更をコミットし、遷移ダイアログを閉じます。
- OR擬似状態からShip Orderへの遷移をダブルクリックするか、または右クリックして「プロパティ」を選択します。
「プロパティ」ダイアログの「一般」タブの「ガード条件」フィールドに、order.stockCode < 9000と入力します。
「統合」タブで、「チャネル」ドロップダウン・リストを開き、「inchannel」を選択します。
「OK」をクリックして変更をコミットし、遷移ダイアログを閉じます。
- OR擬似状態からBack Orderへの遷移をダブルクリックするか、または右クリックして「プロパティ」を選択します。
「プロパティ」ダイアログの「一般」タブの「ガード条件」フィールドに、order.stockCode >= 9000と入力します。
「統合」タブで、「チャネル」ドロップダウン・リストを開き、「inchannel_2」を選択します。
「OK」をクリックして変更をコミットし、遷移ダイアログを閉じます。
- JDeveloperのメニュー・バーから「ファイル」->「すべて保存」を選択して変更を保存します。
遷移を作成したら、「ステップ8: フォントおよび色の設定変更」に進んでください。