コード・エディタ

コード・エディタには、言語のソース・ファイルやヘッダー・ファイルなどの種類のテキスト・ファイルが表示されます。

ナビゲータでノードをダブルクリックすると、デフォルトのエディタが開かれるか、前面に表示されます。コード・エディタでファイルを開くと、対応する要素が構造ウィンドウに階層で表示されます。構造ウィンドウでノードをダブルクリックすると、コード・エディタの該当する箇所にフォーカスが移動します。

現在作業しているファイルに対応するノードをナビゲータで検索するには、メイン・メニューで「検索」->「ナビゲータ内で検索」を選択します。または、キーボード・ショートカットを使用します。(デフォルト・キーマップでは、[Alt]を押しながら[Home]を押します。)

このエディタ内の任意の場所を右クリックすると、ポップアップ・メニューが表示されます。メニューのコマンドは、編集しているファイルの種類によって異なります。

コード・エディタでの作業

エディタの挿入モードは、キーボードの[Insert]キーで制御されます。デフォルトは挿入モードです。[Insert]を押すと、挿入モードと上書きモードが切り替わります。

インクリメンタル検索

前方または後方のインクリメンタル検索を実行するには、メイン・メニューで「検索」->「下にインクリメンタル検索」または「検索」->「上にインクリメンタル検索」を選択します。表示されるダイアログで検索する内容を入力します。入力すると、入力した特定の文字の組合せに該当する、前方または後方の次のインスタンスにカーソルが移動します。この検索機能ではワイルドカードはサポートされません。

アクセラレータの使用方法

事前定義済キーマップから選択することも、独自のアクセラレータを定義することもできます。

既存のアクセラレータの表示または変更、新規アクセラレータの定義、初期設定キーマップのロードを実行するには、メイン・メニューから、「ツール」->「設定」を選択して「設定」ダイアログを開き、「アクセラレータ」ページに移動します。エディタのアクセラレータを表示または変更するには、「カテゴリ」リストから「コード・エディタ」を選択します。詳細は、[F1]を押すか、ダイアログ内で「ヘルプ」をクリックしてください。

ブロック・コメントは、「toggle-java-comments」によって指定されます。デフォルト・キーマップでは、[Ctrl]+[Shift]+[/]または[Ctrl]+[/]として定義されています。

ホイール・マウスによるスクロール

ホイール・マウスを使用している場合は、スクロール・オプションが2つ追加されます。[Shift]キーを押したまま操作すると、一度に1行ずつスクロールします。[Ctrl]キーを押したまま操作すると、一度にページ全体がスクロールします。デフォルトのスクロール幅は3行です。

Javaソースの参照

開いているJavaファイルの識別子のソースを検索するには、参照する識別子を右クリックし、「宣言に移動」を選択します。ソースが使用できない場合は、JDeveloperがクラス・ファイルをリバース・エンジニアリングします。

参照できるのは、インポートされたクラスおよびインタフェース、メンバー・フィールドおよびメソッドと、ローカル変数です。メソッドまたはコンストラクタのコールを参照している場合、この宣言の検索により型を解決して、適切なメソッドまたはコンストラクタのコールを決定します。

たとえば、次のようなコードがあるとします。

import javax.swing.JButton;
...
JButton b1 = new JButton();
...
b1.setText ("OK");

setTextの位置で宣言の検索を実行すると、javax.swing.JButtonのソース・コードが呼び出され、継承元のjavax.swing.AbstractButtonsetText()メソッドの部分が表示されます。

識別子を参照できない場合、またはカーソル位置に何も存在しない場合、ポップアップ・メニューの検索コマンドは使用不可になります。ソースの参照を実行しても、ジャンプ先の適切な位置を特定できない場合、またはアクセス制限により識別子を参照できない場合(privateメンバーなど)、参照できないことを示すメッセージが表示されます。

コード・インサイトの使用

コード・インサイトを使用すると、コード作成のプロセスにかかる時間を短縮できます。コード・インサイトには、構文補完インサイトおよびパラメータ・インサイトの2種類があります。それぞれの機能を個別に使用可または使用不可にしたり、該当する挿入ポイントにカーソルを置いてからポップアップが表示されるまでの遅延時間(秒単位)もそれぞれ設定できます。

構文補完インサイトを起動するには、ピリオドを入力した後で休止するか、[Ctrl]を押しながら[Space]を押します(デフォルト・キーマップの場合)。パラメータ・インサイトを起動するには、左丸カッコを入力した後で休止するか、[Ctrl]、[Shift]および[Space]を同時に押します(デフォルト・キーマップの場合)。いずれのタイプのインサイトも、終了する場合は[Esc]を押します。キーマップを変更すると、これらのキーボード・アクセラレータは変わる場合があります。

コード・インサイトの設定を変更するか、アクセラレータを表示または変更するには、メイン・メニューで「ツール」->「設定」を選択して「設定」ダイアログを開き、該当のページを表示します。

コード構文補完テンプレートの使用

コード構文補完テンプレートを使用して、コード作成のプロセスにかかる時間を短縮することもできます。コード構文補完テンプレートは、一連の文字(ショートカット)で構成され、これらの文字が、テンプレート、テンプレート・コード自体、およびそのコードに関連するインポートを起動するために使用されます。必要に応じて、既存のテンプレートを編集したり、独自のテンプレートを作成したりできます。

コード構文補完テンプレートを起動するには、テンプレートに対応するショートカットを入力してその直後にカーソルを置き、[Ctrl]を押しながら[Enter]を押します。キーマップを変更すると、このキーボード・アクセラレータは変わる場合があります。

たとえば、forループに既存のテンプレートを使用した場合は、forを入力し、(デフォルト・キーマップの場合)[Ctrl]を押しながら[Enter]を押します。テンプレートの内容は、次のようになります。

for ( ; ; ) 
{

}

このテンプレートはかなり単純で、インポートは関連付けられていません。

コード・テンプレートを編集または作成するか、アクセラレータを表示または変更するには、メイン・メニューで「ツール」->「設定」を選択して「設定」ダイアログを開き、該当のページを表示します。


システム・ナビゲータ
構造ウィンドウ
プロパティ・インスペクタ

ソース・ファイルの処理