このタグは、TableBean内で使用され、1つ以上の列の合計を表示する特殊なTableRowをレンダリングします。TotalRowBeanを使用するには、TableBeanのcolumnFooterとして設定します。
クライアントがTotalRowBeanに対して行えるカスタマイズが2種類あります。まず、更新ボタンのテキストをカスタマイズできます。デフォルトでは、ボタンに「更新」のテキストが表示されます。必要に応じて、クライアントはtextプロパティを任意のテキストに設定することにより、ボタンのテキストを変更できます。
もう1つのカスタマイズは、クリックしたときのボタンのリンク先です。デフォルトでは、リンク先は、フォーム送信またはURL引数のいずれかが使用されます。これは、親表でどちらをオンにするかによって決まります。フォーム送信を使用する場合、TotalRowBeanでは、eventフォームの値をupdateに、sourceフォームの値を表名に設定した表のフォームが、TotalRowBeanにより送信されます。URL引数リンクを使用する場合は、同じ2つのキーと値のペアがパラメータとして送られます。詳細は、TableBeanのドキュメントを参照してください。
標準のリンク先が適切でない場合、クライアントはTotalRowBeanのdestinationプロパティを任意の値に設定することにより、リンク先をオーバーライドできます。
また、TotalRowBeanで実際の合計データ・セルを表示するには、クライアントでこのBeanに索引付けされた子を追加する必要があります。TotalRowBeanに1つの索引付けされた子を追加した場合、子は親表の右端の列の下にレンダリングされます。TotalRowBeanに2つの索引付けされた子が追加された場合、それぞれの子が親表の右端の2列の下に順にレンダリングされます。グリッド線の存在、およびTotalRowBeanの子の位置揃えも、対応する表の列のデータにより判断されます。
また、表で行を追加する機能と列を合計する機能の両方が必要な場合、クライアントはAddTableRowBeanとTotalRowBeanを組み合せて使用できます。これを行うには、両方のBeanを作成および構成し、TotalRowBeanをAddTableRowBeanの索引付けされた子として追加します。次に、AddTableRowBeanを通常どおりcolumnFooterの子として追加します。