同期点の作成

同期点を表す要素の描画方法は多数あります。同期点のコードの生成に不可欠な情報の詳細は、「同期点について」を参照してください。

同期点を作成するには、次のようにします。

注意: 遷移以外の、同期点に対する要素の作成順序は重要ではありません。アクティビティ、オブジェクト・フロー状態、疑似状態は、任意の順序でダイアグラムに追加できます。しかし、遷移を描画する前には、ソースと宛先がダイアグラム上に存在している必要があります。次に、同期点を図式化する手順を示します。この手順の結果の例は図1に示します。

  1. ダイアグラム上に、送信システムとして機能するスイムレーンを作成します。
  2. 2つの送信アクティビティを同じスイムレーンに置く場合は、ステップ3に進みます。異なるスイムレーンに置く場合には、ステップ1を繰り返し、もう1つの送信システム用にスイムレーンを作成します。
  3. ステップ1を繰り返し、受信システム用のスイムレーンを作成します。
  4. ハブを表すスイムレーンを作成します。
  5. 送信アクティビティを作成します。

    同期点の送信アクティビティは、同じスイムレーンまたは異なるスイムレーンのどちらにも存在させることができます。

  6. ステップ5を繰り返し、受信システムに受信アクティビティを作成します。
  7. 各送信アクティビティに対して、受信システムに送信するメッセージを表すオブジェクト・フロー状態を作成します。

    オブジェクト・フロー状態の名前およびその状態を入力します。

  8. ダイアグラム上にAND疑似状態またはOR疑似状態を作成します。

    擬似状態は、有効な遷移内でのみ使用できます。1つの遷移内で、2つのアクティビティ間に複数のオブジェクト・フロー状態を指定することはできません。擬似状態は1つの遷移に複数挿入できます。

  9. 送信アクティビティからオブジェクト・フロー状態への遷移を作成します。

    「遷移 - 統合」ダイアログの「チャネル」ドロップダウン・リストから「出力」チャネルを選択する必要があります。

  10. 次のものを作成するには、ステップ9を繰り返します。
図1: 次の図で、ダイアグラム内の数字は各ステップに対応しています。

This illustration is described in the text.


関連項目

同期点について
スイムレーンの作成
ハブの作成
アクティビティの作成
オブジェクト・フロー状態の作成
擬似状態の作成
遷移の作成