単一選択リスト・フォーム要素または複数選択リスト・フォーム要素であるコンボボックスをページに挿入します。
JSP構文
<jbo:InputSelect
[ multiple="true | false" ]
datasource="datasourceInstanceName"
[ dataitem="attributeName" ]
displaydatasource="datasourceInstanceName"
displaydataitem="attributeName"
displayvaluedataitem="attributeName"
[ shownone="true | false" ]
/>
説明
<jbo:InputSelect>
データ・タグには、2つのデータソース(データベースから選択値を表示するためのデータソースと、データベースの値を更新するためのデータソース)が必要です。また、値の表示に使用する属性は、データベースの更新に使用する属性と同じである必要はありません。たとえば、単一選択リストに表示する製品リスト表から顧客注文表を更新する場合、表示属性はproduct_descriptionで、(顧客注文表の更新に使用する)データ属性はproduct_idである場合があります。
入力レンダラ(InputXXX)は、データベースに格納するためにすべての値をStringに変換します。
ビジネス・コンポーネント開発者がデータ属性に対してBC4Jコントロール・ヒントを定義した場合、<jbo:InputSelect>
データ・タグではBC4Jコントロール・ヒントの書式ヒントを使用してデータ属性値の出力を書式設定します。
注意: Netscape Navigatorをブラウザとして使用している場合、データを正しくレンダリングするには、HTMLの<form> </form>
タグの内部にタグを挿入する必要があります。
属性
multiple: (オプション)コンボボックス・リストでの複数選択を許可するかどうかを決定します。複数選択リストを挿入する場合はtrue
と入力します。デフォルト値のfalse
は単一選択リストを指定します。
注意: 複数選択リストと単一選択リストのどちらを選択するかにかかわらず、更新されるdataitem
属性は常に単一の値を受け取ります。複数選択リストの場合、値は、ユーザーの選択により形成されるカンマで区切られた属性値のリストです。
datasource: ユーザーの選択により更新される表を表すデータソースID。データソースは、<jbo:DataSource>
データ・タグを使用して作成します。
注意: このデータ・タグを使用する場合は、無制約の(ディテールではない)ビュー・オブジェクトをデータソースとして使用する必要があります。無制約のビュー・オブジェクトを使用しない場合、データ・タグは完全な問合せを生成できません。問合せがディテールのビュー・オブジェクトに対して実行される場合は、常にマスター・ビュー・オブジェクトにより制約され、マスター・ビュー・オブジェクトまたはデータソースがインスタンス化されていない場合は例外をスローします。それゆえ<jbo:InputSelect>
データ・タグのデータソースを定義する際には、無制約のビュー・オブジェクトを使用します。無制約のビュー・オブジェクトは、アプリケーション・モジュール・エディタで単独のビュー・オブジェクトを作成することで選択できます。別の方法として、<jbo:CreateViewObject>
データ・タグを使用して動的に作成する方法があります。
dataitem: 選択により更新するデータを含む(datasource
内の)特定のビュー・オブジェクト属性の名前。<jbo:AttributeIterate>
タグ・ボディの内部で使用する場合は必須ではありません。
displaydatasource: 選択リストに表示される表を表すデータソースID。データソースは、<jbo:DataSource>
データ・タグを使用して作成します。
displaydataitem: 選択リストに表示するデータを含む(displaydatasource
内の)特定のビュー・オブジェクト属性の名前。
displayvaluedataitem: リストに表示されるデータ(displaydataitem)が選択されることでdataitem
およびdatasource
により識別される表の属性を更新する際に、実際に使用されるデータを含む(displaydatasource
内の)特定のビュー・オブジェクト属性の名前。指定したこのデータ属性は、表示する値と別の値で更新を行う場合は、表示属性と同じである必要はありません。
displayvaluedataitem: リストに表示されるデータ(displaydataitem)が選択されることでdataitem
およびdatasource
により識別される表の属性を更新する際に、実際に使用されるデータを含む(displaydatasource
内の)特定のビュー・オブジェクト属性の名前。指定したこのデータ属性は、表示する値と別の値で更新を行う場合は、表示属性と同じである必要はありません。
shownone: (オプション)コンボボックス・リストのNULL値の選択肢に対応する、「なし」という語を表示するかどうかを指定します。リストに「なし」と表示しない場合には、false
と入力します(NULL値は空の選択肢としてリストに表示されます)。また、デフォルト値のtrue
は、displaydataitem
属性にNULL値が1つ以上定義されている場合に「なし」と表示します。
例
Customer Name:<jbo:InputSelect multiple="true" datasource="Orders" dataitem="CustomerId"
displaydatasource="customers" displaydataitem="Lastname" displayvaluedataitem="Id" />
Customer Name:<jbo:InputSelect datasource="Orders" dataitem="CustomerId"
displaydatasource="customers" displaydataitem="Lastname" displayvaluedataitem="Id" />
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