JMLタグの使用

Sun社のJavaServer Pages仕様バージョン1.1(以上)では、Java以外のスクリプト言語もサポートされていますが、Javaが主な使用言語です。JavaServer Pagesテクノロジは、動的/Java開発作業を静的/HTML開発作業から切り離して設計されていますが、Web開発者にJavaの知識がない場合、特にJavaの専門家がいない小規模の開発グループにとっては障害です。

OC4Jでは、その代用としてカスタム・タグ、すなわちJSPマークアップ言語(JML)が提供されています。Oracle JMLタグ・ライブラリにはJSPタグのセットが追加提供されており、Java文を使用せずにJSPページを記述できますJMLには、変数宣言、制御フロー、条件分岐、反復ループ、パラメータ設定およびオブジェクトコールのためのタグが用意されています。JMLタグ・ライブラリは、XML機能もサポートしています。

次の例は、段階的に大きくなる見出しスタイル(H1、H2、H3、H4、H5)で「Hello World」を繰り返し出力するJMLタグの使用方法を示しています。


<jml:for id="i" from="<%= 1 %>" to="<%= 5 %>" >
     <H<%=i%>>
            Hello World!
     </H<%=i%>>
</jml:for>


タグ・ライブラリとユーティリティについて

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