アドイン・マネージャについて
アドイン・マネージャは、JDeveloperの起動時にアドイン・クラスをインスタンス化します。アドイン・クラスはAddinインタフェースを実装します。アドイン・マネージャは、AddinManagerインタフェースのシングルトン・インスタンスにより表されます。また、IdeクラスのstaticメソッドgetAddinManagerにより取得されます。
JDeveloperが起動すると、アドインをロードし、アドインの機能を統合する拡張メカニズムにより、コンポーネントが初期化されます。アドインは、コア機能、標準機能およびユーザー機能の3つの中からインストールされます。ほとんどの拡張機能開発者にとっては、最後の機能のみ重要になります。
- コア機能はIDEコンポーネントを初期化し、JDeveloperの一般的な機能を定義するアドインです。コア機能は、基本的なユーザー・インタフェース、およびその他の機能が登録されるマネージャを提供します。コア機能アドインは、<jdev_install>/jdev/lib/addins-core.xmlに指定されています。
- 標準機能は、JDeveloper固有の機能を定義するアドインです。標準機能は、ファイル・タイプ、エディタ、トランスレータ、およびJavaでのデータベース・アプリケーションの開発に必要なその他の機能を定義します。標準機能アドインは、<jdev_install>/jdev/lib/addins.xmlに指定されています。
- ユーザー機能は、JDeveloperを強化およびカスタマイズするオプションのアドインです。ユーザー機能は、自動ロードJavaアーカイブ・ファイル(.jar)にインストールされます。拡張機能アーカイブは、<jdev_install>/jdev/lib/extまたは<jdev_home>/lib/extなどの拡張機能のディレクトリに置く必要があります。拡張機能アーカイブは、手動で配置するか、または更新の確認ウィザードを使用してダウンロードできます。
アドイン・マネージャは、各アドイン・クラスを順にインスタンス化します。次に、各クラスのinitializeメソッドをコールして、ユーザー・インタフェース要素を作成し、メソッドを様々なIDEマネージャに登録します。JDeveloperが終了すると、アドイン・マネージャは各アドイン・インスタンスをポーリングし、未解決の状態のインスタンスが残らないようにして各インスタンスを終了します。
関連項目
IDEの構造について
拡張機能アーカイブのインストール
関連クラスおよびインタフェース
oracle.ide.Ide
oracle.ide.AddinManager
oracle.ide.addin.Addin