このトピックでは、Webサービス・スタブ/スケルトン・ウィザードを使用して、.NET Webサービスのスタブまたはスケルトンを作成する方法を説明します。
JDeveloperで、配列型ArrayList
を使用する.NET Webサービスのスタブを作成すると、ウィザードで生成される関連するJavaBeanには不明な型が含まれます。たとえば、次のようになります。
private UnKnown[] m_Producers
生成されたコードをJavaBean内で編集し、UnKnown[]
型を実行時に予想されるString[]
などの型に変更してください。
JDeveloperで、別の.NET型を継承している型を含む.NET Webサービスのスタブを作成すると、継承された型に対して作成されるJavaBeanには、継承が正しく反映されません。この問題を解決するには、次に示す手順に従います。手順では、Bean1
を拡張する、.NETの複合型であるBean1
型およびBean2
型を使用するWebサービスのスタブの作成方法を説明します。
Bean2
を継承したJavaBeanを手動で作成します。Bean1
複合型を返すWebサービスのスタブをコピーします。Bean1
が使用されていたすべてのJavaBeanで、Bean2
を使用できるようにコピーしたスタブを変更します。値を渡す場合には、パラメータの名前が一致することを確認してください。 J2EE Webサービスでは、WebサービスをRPCサービスとして記述するWSDLドキュメントが使用されます。J2EE WebサービスのWSDLドキュメントでは、メソッドの一連のパラメータは、特殊な方法でエンコードされてXMLドキュメントに送信されます。これに対し、.NETのWSDLドキュメントでは、WebサービスをXMLドキュメントの受入れや返信を行うようなドキュメント・サービスとして記述します。また、.NET Webサービスのシグネチャは、Element doSth(Element sth)
、Element doSth()
、またはvoid doSth(Element sth)
である必要があります。
JDeveloperで.NET Webサービスのスケルトンを作成すると、同じサービスのスタブに対して生成される型ではなく、Element
型のシグネチャが生成されます。スケルトンを使用するには、Element
を正しい型に変更し、新しいWebサービスの作成を続けます。