属性リスト・コントロール・バインドの設定

次のSwingコントロールに対し、JClient属性リスト・モデルを使用してコントロール・バインドを設定できます。

属性リスト・コントロール・バインドによって、ユーザーは、ビュー・オブジェクトに含まれる属性名(列ヘッダー)と値からなる表を表示できます。表示するビュー・オブジェクトおよび属性は、「model」プロパティ・エディタで選択します。ビジネス・コンポーネント・プロジェクトで属性に対するプロパティのコントロール・ヒント・タブで、表示タイプの設定によって、属性値を更新可能にすることができます。その場合、ユーザーは、変更可能な属性の値を表から直接編集できます。コントロール・ヒントのラベル・テキストを設定すると、各属性に対して列ヘッダーに表示されるラベルを変更できます。

「model」プロパティ・エディタのチェックボックスで、表の列ソートを利用可能にできます。表の列ソートを利用可能にした場合、JUTableBindingのTableModel上のソート・フィルタにより、ユーザーが表の列ヘッダーをクリック(または[Shift]を押しながらクリック)すると、その列でソートされたBC4Jの行を表示できるようになります。プロパティ・エディタにより、表を定義するパネルに次のコードが追加されます。

JClientTableSorter.addColumnSortingToTable(databoundTableInstance);

さらに、ソート・フィルタ(Sun社のTableSorterをカスタマイズしたもの)では次のことが可能です。

属性リスト・コントロール・バインドを設定するには、次のようにします。

  1. UIエディタでデータ・パネルを開き、JTableコントロールをパネルに追加します。

  2. コントロールに対する「model」プロパティ・エディタを表示し、リストから「JClient属性リスト・バインド」を選択します。

  3. 「model」プロパティ・エディタで、表に表示する属性を含むビュー・オブジェクトを選択します。

  4. 「使用可能な属性」リストから表示する属性を選択し、「選択済の属性」リストに追加します。「選択済の属性」リストには、いくつでも属性を追加できます。

  5. オプションで、ユーザーによる表の列ソートを可能にするには、「列ソートを利用可能にする」をクリックします。

  6. 「OK」をクリックし、プロパティ設定を保存します。

  7. JDeveloperによってクラス・ファイルに次のようなコードが追加され、ビュー・オブジェクト属性リストにバインドされます。

    myJTable.setModel(JUTableBinding.createAttributeListBinding(getPanelBinding(), myJTable, "MyViewObject", null, "MyVOIter", new String[] {"MyAttribute1", "MyAttribute2"}, false, null));