エンティティ・オブジェクトのJavaクラスについて

エンティティ・オブジェクトには、関連するXMLファイルが必ず定義されています。オプションとして最高3つまでのJavaソース・ファイル(エンティティ・オブジェクト・クラス、エンティティ定義クラスおよびエンティティ・コレクション・クラス)が提供されます。

エンティティ・オブジェクト・クラス

エンティティ・オブジェクト・クラスのインスタンスは、データベース表またはビューの1行を表します。エンティティ・オブジェクト・クラスは、クラスoracle.jbo.server.EntityImplを拡張します。エンティティ・オブジェクトでは、EntityImplのインスタンスを使用して簡単に行を表すことができますが、カスタム・エンティティ・オブジェクト・クラスを生成すると、2つの利点があります。

エンティティ定義クラス

エンティティ定義クラスのインスタンスは、単一の行ではなく表全体を表します。エンティティ定義クラスでは、XMLメタデータに対するJavaラッパーが提供され、主キーによる行の検索が可能です。

エンティティ定義クラスは、クラスoracle.jbo.server.EntityDefImplを拡張します。ほとんどの場合、エンティティ・オブジェクトでは、EntityDefImplのインスタンスを使用して簡単に表のメタデータを表すことができます。主な例外のほとんどがメソッドcreateDef()をオーバーライドするため、エンティティ・オブジェクトのメタデータを動的に変更できます。

エンティティ・コレクション・クラス

エンティティ・コレクション・クラスのインスタンスは、シングル・ユーザーに対する単一エンティティ・オブジェクトのエンティティ・キャッシュを表します。エンティティ・コレクション・クラスは、クラスoracle.jbo.server.EntityCacheを拡張します。ほとんどの場合、アプリケーションでは、EntityCacheのインスタンスを使用して簡単にエンティティ・キャッシュを表すことができます。


データベース表の表現

 

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