コンフィグレーションは、通常、アプリケーションと重要な関連性を持つリポジトリ・オブジェクト・バージョンのセットです。特定のオブジェクト・バージョンの任意のセットを、一部のコンフィグレーション管理システムにおけるストライピングやラベル付け機能のように、コンフィグレーションとして記録できます。
通常、コンフィグレーションは、開発のチェックポイントまたはアプリケーションのコンポーネントを示す、すべてのオブジェクト・バージョンを表します。たとえば、給与管理アプリケーションを構成するすべてのオブジェクト・バージョン、あるいはそのアプリケーションで使用される画面フォームを構成するすべてのオブジェクト・バージョンなどです。
たとえば、個々のオブジェクトの開発が、特定のアプリケーションをビルドできる段階に達すると、そのビルドに使用する各オブジェクトのバージョンを正確に指定する必要が生じます。テストに使用する、または製品版リリースやパッチ・リリースに含めるオブジェクトのセットをまとめる場合も同様です。コンフィグレーションでは、どのオブジェクトのどのバージョンを使用するかを定義します。
コンフィグレーションの作成者が、その所有者になります。所有権は、後から別のユーザーに移行できます。
コンフィグレーションに含まれている特定のオブジェクト・バージョンは、そのコンフィグレーションのメンバーと呼ばれます。オブジェクトに対して選択アクセス権を持つ場合のみ、作成するコンフィグレーションにこのオブジェクトを追加できます。
コンフィグレーション・メンバーは、必要に応じていつでも追加または削除できます。 ただし、コンフィグレーションに含めることができるのは、バージョニングされているオブジェクトまたはチェックインされたオブジェクトのみです。各コンフィグレーションはそれ自体リポジトリ・オブジェクトであるため、バージョン・コントロールの対象となります。コンフィグレーションがバージョン・コントロールされている場合、1度にチェックアウトできるのはそのコンフィグレーションの1つのバージョンのみであることに注意してください。
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