Addinインタフェースの実装

大部分の拡張機能は、Addinインタフェースを実装します。このインタフェースは、JDeveloperの起動時に拡張機能をインストールするためのものです。

Addinインタフェースを実装するには、次のようにします。

コンストラクタの定義

コンストラクタはできるだけ小さくしてください。初期化のタスクをinitializeメソッドに委任します。

initializeメソッドの定義

このメソッドは、インスタンスの作成後にアドイン・マネージャによりコールされます。初期化時に実行されるタスクは、次のとおりです。

アドインが起動されるまで必要のないデータ構造の作成など、その他のタスクは後で実行されるため、JDeveloperの起動が不必要に遅くなりません。

canShutdownメソッドおよびshutdownメソッドの定義

JDeveloperを停止する際、アドイン・マネージャがアドインごとにこれらのメソッドをコールします。

canShutdownメソッドは、まず、実行中のプロセスまたは未保存のデータなど、まだ完了していない処理があることを、アドインからユーザーに警告するためにコールされます。このメソッドを使用して、ユーザーに停止処理を取り消す機会を提供し、ユーザーの選択をアドイン・マネージャに返します。

アドインのcanShutdownメソッドすべてがtrueを返した場合、アドイン・マネージャはそれらのshutdownメソッドをコールします。shutdownメソッドを使用して、ファイル・ハンドルおよびデータベース接続など、このアドインによって取得された非Javaリソースを解放します。

versionメソッドおよびideVersionメソッドの定義

必要な場合は、versionメソッドを定義し、アドインのバージョン番号を指定します。JDeveloperではこのメソッドは無視されます。

ideVersionメソッドを定義し、アドインが実装されたJDeveloperのIDEのバージョン番号を返します。アドイン・マネージャでは、起動時にこのメソッドをコールします。返された値を使用して互換性のないアドインを検出し、拒否します。 JDeveloperに実装されたアドインは、5.0を返します。


コマンドの開発
メイン・ウィンドウ・メニューからのアドインの起動
ポップアップ・メニューからの拡張機能の起動

oracle.ide.addin.Addin

 

Copyright © 1997, 2004, Oracle. All rights reserved.