ページ・フロー・ダイアグラムでページ・フォワードを定義

データ・アクションをページ・フロー・ダイアグラムに追加すると、ページ・フォワード要素を介してアクションをWebページにマップできます。ページ・フォワード要素とは、アクションが起動されるWebページを表すものです。Strutsページ・フロー・ダイアグラムでは、ページ・フォワードを特定のWebページに関連付けてアクション・マッピングを完成させます。

注意: 多くの場合、データ・ページをデータ・アクションおよびページ・フォワードのかわりに使用すると、アプリケーションの同じ動作を迅速かつ簡単に実現できます。詳細は、コンポーネント・パレットで要素名を右クリックして「ヘルプ」を選択してください。

指定したページにアクションをマップするには、次のようにします。

  1. プロジェクトのStrutsページ・フロー・ダイアグラムを開きます

  2. データ・アクション要素をページ・フロー・ダイアグラムに挿入します。

  3. コンポーネント・パレットで、「Page Forward」を選択します。

  4. ページ・フロー・ダイアグラムで、すでに挿入したデータ・アクションの近くをクリックします。新規のページ・フォワード要素が作成されます。

    Data action and page forward in page flow

    ページ・フローに挿入したアイコンには、最初の時点では黄色の警告オーバーレイ・アイコンが表示されます。これは、ページ・フォワードと関連付けるWebページがまだ定義されていないことを示しています。アイコンをダブルクリックすると、「ページの選択または作成」ダイアログが表示されます。これを使用してWebページを定義できます。定義を行うと、アイコンには警告オーバーレイ・アイコンが表示されなくなります。

  5. ページ・フロー・ダイアグラムでページ・フォワード・アイコンのラベルをクリックし、名前を編集します。たとえば、browseDataTable.jspを起動するページ・フォワードには、/browseDataTableという名前を付けます。ページ・フォワード要素には、宛先のWebページと同じ名前を付けることをお薦めします。

    警告: 次のステップでフォワード遷移を作成する前に、必ず、フォワード先のWebページの名前を反映するようにページ・フォワード要素の名前を変更してください。フォワード遷移を挿入した後でページ・フォワードの名前を変更すると、pageNameUIModel.xmlファイル(実行時にデータ・アクションが参照)と、対応するWebページ(この .xmlファイルでADFバインディング定義を指定)との間で不一致が発生します。

  6. オプションとして、すでに作成したページ要素をダイアグラムでダブルクリックし、ダイアログを使用してページ・フォワードの宛先のWebページの名前を指定します。デフォルトでは、名前はページ・フォワード要素から作成されます。ページ・フォワード要素とWebページの名前は同じにしておくことをお薦めします。

    注意: ビジュアル・エディタでWebページをすぐに編集しない場合は、「このページをすぐに編集」チェック・ボックスの選択を解除します。この機能の詳細は、「Strutsページ・フロー・ダイアグラムを使用したページ設計アプローチの選択」を参照してください。

  7. コンポーネント・パレットで、「Forward」を選択します。

  8. ページ・フロー・ダイアグラムでデータ・アクション要素をクリックすると、フォワード遷移が描画されます。新規のページ・フォワード要素をもう1回クリックすると、フォワード遷移が完成します。myPageファイルの編集が完了している場合、ページ・フローは次のように表示されます。

    Data action with forward to page forward

    これで、ページ・フォワードに関連付けられたページの作成およびデータ・アクションのフォワードの作成が完了し、どちらのアイコンにも警告オーバーレイ・アイコンが表示されなくなります。

  9. ページ・フォワードの宛先を定義します。

struts-config.xmlファイルがアクション・マッピングの定義で更新されます。

<action path="/myDataAction"
   className="oracle.adf.controller.struts.actions.DataActionMapping"
   type="oracle.adf.controller.struts.actions.DataAction" name="DataForm">
      <set-property property="modelReference" value=" pageNameUIModel"/>
         <forward path="/myPage.do" name="success"/>
</action>

ページ・フォワードをOracle ADFデータ・アクションにマップするたびに、次の処理が実行されます。

また、データ・アクションを初めてマップすると、クライアント・プロジェクト定義ファイル(DataBindings.cpx)が作成されます。このファイルにより、アプリケーションのビジネス・サービスに登録されているOracleデータ・コントロールが参照されます。

生成されるプロジェクト・ファイルおよびデータ・バインドされたUIコンポーネント内のモデル参照(${bindings.MyBindingObject.propertyName.attributeName})によって、Webアプリケーションは実行時にOracle ADFモデル・レイヤーにアクセスできるようになります。詳細は、「ADF固有のプロジェクト・ファイルについて」を参照してください。

Webページを作成してそれをページ・フォワード要素に関連付けると、ページ・フロー・ダイアグラム内のデータ・アクションからWebページを実行できます。アクションを右クリックし、「/myDataActionNameの実行」を選択します。

続いて、発生するページの更新を処理するデータ・アクションにナビゲーション・リンクを追加して、ページ・フローを調整できます。また、ビジュアル・エディタで、生成されたWebページをカスタマイズできます。さらに、データ・コントロール・パレットから、データ・バインドされたコンポーネントを挿入できます。


ページ・フロー・ダイアグラムからのOracle ADFアプリケーションの実行

ページ・フロー・ダイアグラムからのWebページの作成
既存のWebページとページ・フロー・ダイアグラムとの関連付け

 

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