JClientのデータ・パネルについて

データ参照パネルには、ユーザーがデータを表示および編集するためのコントロールが含まれます。つまり、パネルには、フィールドとして宣言され、インスタンス化された一連のコントロールがあります。 データ参照パネルは、親フレームまたは親パネルから(setBindingContext()コールを介して)パネル・バインディングを受け取ります。

panel.setBindingContext(panelBinding.getBindingContext());

親コンテナがデータ参照パネルおよびパネル・バインディングを作成した後、jbInit()がコールされます。jbInit()メソッドでは、コントロールから属性へのバインドが行われます。次のコードを参照してください。

textFieldDeptName.setDocument((Document)panelBinding.bindUIControl("DepartmentName", "mDepartmentName"));

前述のコード行mDepartmentNameは、基礎となるビジネス・サービスのDepartmentName属性にバインドされるJTextFieldコンポーネントです。一方、識別子DepartmentNameは、UIModel.xmlファイル(バインディング・コンテナを指定)内の定義への参照です。 バインディング・コンテナでは、イテレータ・バインディングのリストを保持します。 各イテレータ・バインディングは、ビュー・オブジェクト・インスタンスおよび(オプションで)行セット・イテレータを指定します。

したがって、実行時にsetDocument()がコールされると、JClientは指定された名前(DepartmentName)のコントロール・バインディングを検索します。 フォームのバインディング・コンテキストで指定された名前のものが見つかると、JClientはそのコントロール・バインディングの関連イテレータ・バインディングを使用して値にアクセスします。


JClient固有のコントロールについて
空のJClientフォームへのデータ・パネルのドロップ

 

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