Javaビジュアル・エディタでのJavaBeanのシリアライズ

シリアライズされたJavaBeanのインスタンスを作成する場合は、最初にBeanをシリアライズして .serファイルを作成する必要があります。

JDeveloperでは、Javaビジュアル・エディタを使用してBeanをシリアライズできます。この手順は、JDeveloperでBeanインスタンスの変更時に、他のアプリケーションで使用できるように設定を保持している場合に実行できます。シリアライズすることにより、Beanをサブクラス化し、コンストラクタですべてのプロパティの設定を初期化する手間が省けるほか、すべてのアプリケーションで同じプロパティ・セットを作成する必要もありません。

Beanのインスタンスをシリアライズするには、次のようにします。

  1. Javaビジュアル・エディタで、シリアライズするコンポーネントを選択し、右クリックして「シリアライズ」を選択します。
  2. シリアライズのダイアログで、シリアライズするコンポーネントの名前と、コンポーネントの保存先のディレクトリを指定します。
  3. ダイアログには、コンポーネント名に .ser拡張子が付いたファイル名が表示されます。このデフォルトの名前を受け入れた場合、その名前のコンポーネントはすべて、シリアライズした情報によりインスタンス化されます。

    必ずクラスパス上のディレクトリを指定してください。

  4. 「OK」をクリックしてBeanをシリアライズします。

コンポーネントは、指定した名前に .serファイル拡張子の付いたファイルにシリアライズされます。beans.instantiate()を使用して次回そのBeanをインスタンス化すると、JDeveloperは .serファイルをメモリーに読み込みます。


シリアライズされたJavaBeanのインスタンスの作成
beans.instantiate()メソッドの生成
シリアライズされたJavaBeanをインスタンス化する方法

JavaBeansについて
JavaBeanのシリアライズについて

 

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