OC4Jデータソースについて

サーブレットやEJBなどのJ2EEアプリケーションでは、java.sql.DataSourceオブジェクトを介してデータベースへの接続を取得します。 クラス・エントリcom.evermind.sql.DriverManagerDataSource、および接続エントリoracle.jdbc.driver.OracleDriverクラスを使用する必要があります。 データソースは、Oracleデータベース内のビジネス・データへのJDBC接続を返すファクトリです。

JDeveloperの埋込みOC4Jを使用してEJBアプリケーションを開発する場合、<data-source>要素がJDeveloperで定義されたJDBCデータベース接続ごとに自動的に作成され、埋込みOC4Jサーバーのデータソース・ファイルに書き込まれます。 JDeveloperでは、新規のデータソース要素の作成時や、埋込みOC4Jサーバーの起動時には、このファイルが適宜更新されます。 このファイルが埋込みOC4Jサーバーの正常な実行に影響を与える可能性がある場合は、編集しないでください。

リモートのOC4Jインスタンスへのデプロイの場合、すべてのデータソースはdata-sources.xmlファイルで定義されています。 WARまたはEJBをデプロイする場合、最新のdata-sources.xmlファイルが自動的にエンタープライズ・アーカイブ(EAR)・ファイルにパッケージ化され、デプロイされます。 次のOC4Jディレクトリにあるdata-sources.xmlファイルには、構成されたデータベース・インスタンスごとに対応する<data-source>要素があります。

<ORACLE_HOME>/j2ee/config

ADF Business ComponentsアプリケーションをリモートのOC4Jインスタンスにデプロイする場合、JDeveloperによって、ビジネス・コンポーネントのデプロイメント・ウィザードでビジネス・コンポーネント・プロジェクトを作成するために選択したデータベース接続名に基づいて、データソース・ファイルが生成されます。 また、data-sources.xmlファイルは自動的にエンタープライズ・アーカイブ(EAR)・ファイルにパッケージ化され、デプロイされます。

サンプルdata-sources.xml

     <data-source
    class="com.evermind.sql.DriverManagerDataSource"
    name="OracleDS”
    schema="database-schemas/oracle.xml"
    location="jdbc/oracle10GCoreDS"
    xa-location="jdbc/xa/OracleXADS"
    ejb-location="jdbc/oracle10GDS"
    connection-driver="oracle.jdbc.driver.OracleDriver"
    username="Scott"
    password="tiger”
    url="jdbc:oracle:thin:@dlsun1630:1521:ORCL"
    />     

参照: OC4Jデータソースの詳細は、Oracle Application Serverドキュメント・ライブラリで提供されている『Oracle Application Server Containers for J2EEユーザーズ・ガイド』を参照してください。

外部データソース・サポート

オラクル社が提供する以外のタイプのJDBC接続を構成した場合、接続ディスクリプタ・ファイルconnections.xmlのドライバ情報および接続の詳細もdata-sources.xmlファイルに含まれ、埋込みOC4Jサーバーによって使用されるデプロイ済の.earファイルとバンドルされます。 これらの接続は、data-sources.xmlファイルのデータソース・エントリに追加されます。

Microsoft SQL Server、SybaseおよびDB2などの異種データベースに接続する場合は、MerantドキュメントでMerant JDBCドライバのインストールについてを参照してください。

注意: 外部データソースのサポートおよび構成の詳細は、JDeveloperのリリース・ノートを参照してください。


関連項目

OC4Jについて
Oracle Application Serverについて
OC4Jアプリケーション・サーバーの使用
Oracle Application ServerまたはスタンドアロンOC4Jへのデプロイ
スタンドアロンOC4Jアプリケーション・サーバーの使用

 

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