注意: レイアウト上、表のような外観が必要な場合には、かわりにtableLayout
の使用を検討してください。
表データを表示する際に使用するメインのtableコンポーネントはtable
およびcolumn
です。データ表は、table
の索引付けされた子として一連のcolumn
要素により作成されます。table
とcolumn
自体には、その表でデータの構成が済んでいるかスタンプ付けが行われていなければ、視覚的に認識できるオブジェクトは何も表示されません。
table
には次の属性を設定できます。
alternateText
: 空の表内で表示するテキストを指定します。
allDetailsEnabled
: 表の行の上に「すべての詳細を表示」リンクと「すべての詳細を非表示」リンクを表示するかどうかを決定するブール値を指定します。これらのリンクを使用すると、ユーザーはすべての詳細領域を表示または非表示にできます。
blockSize
: 毎回その表に表示する行数を指定します。
columnFormats
: 表の各列の書式設定情報のためにバインドすべきデータソースを指定します。この複合属性は、ELの式を使用してデータ・バインドできます。columnコンポーネントのcolumnFormat属性が指定されている場合には、この複合属性を使用しても効果がありません。
columnHeaderData
: 列ヘッダー用にバインドすべきデータソースを指定します。この複合属性は、EL構文の式を使用してデータ・バインドできます。columnコンポーネントのcolumnHeaderData属性が指定されている場合には、この複合属性を使用しても効果がありません。
columnHeaderFormats
: 表の各列のヘッダーの書式設定情報のためにバインドすべきデータソースを指定します。この複合属性は、EL構文の式を使用してデータ・バインドできます。columnコンポーネントのcolumnHeaderFormat属性が指定されている場合には、この複合属性を使用しても効果がありません。
destination
: 表から生成されるすべてのリンクのベース・リンク先を指定します。
detailDisclosure
: 「詳細」列の各セルが表示されている状態を指定します。この複合属性は、現在表示されている詳細行のリスト用にバインドすべきデータソースを定義します。この複合属性は、EL構文の式を使用してデータ・バインドできます。
formSubmitted
: 表のナビゲーション・バーにより生成されたリンクでフォームの送信が使用されるかどうかを決定するブール値を指定します。
inlineStyle
: 使用するインラインCSSスタイルを指定します。
maxValue
: 表示されたデータ・セット内の最後の行を指定します。
minValue
: 表示されたデータ・セット内の最初の行を指定します。
nameTransformed
: 編集可能な表のセルにフォーム・コントロールをレンダリングする際に名前変換を有効にするか無効にするかを決定するブール値を指定します。
partialRenderMode
: 部分ページ・レンダリング(PPR)動作のタイプを指定します。使用可能な値は、none、selfおよびmultipleです。デフォルトではPPRのサポートは無効になっています(つまり、partialRenderModeはnoneに設定されています)。partialRenderModeがselfまたはmultipleに設定されている場合は、表のナビゲーション、列のソート、詳細表示などのアクションはPPRを使用して最適化されます。multipleに設定した場合は、partialTargets属性も設定する必要があります。PPRが適切に機能するには、tableコンポーネントIDを設定しておく必要があります。PPRがクライアントでサポートされていない場合、ページの全体レンダリングが使用されます。
partialTargets
: partialRenderModeがmultipleに設定されている場合にレンダリングする部分ターゲット・ノードのリストを指定します。tableコンポーネントのIDはpartialTargetsリストに自動的に組み込まれます。
proxied
: クライアント・サイドでJavaScriptを使用して表の操作を実行できるかどうかを決定するブール値を指定します。trueに設定されていれば、クライアントでのレンダリング時にJavaScriptプロキシ・コード(tableProxy JavaScriptオブジェクト)が表に組み込まれます。
rowFormats
: 表の各行の書式設定情報のためにバインドすべきデータソースを指定します。この複合属性は、EL構文の式を使用してデータ・バインドできます。
rowHeaderData
: 各データ行のラベルのためにバインドすべきデータソースを指定します。この複合属性は、EL構文の式を使用してデータ・バインドできます。
rowHeaderFormats
: 各データ行のヘッダーの書式設定情報用にバインドすべきデータソースを指定します。この複合属性は、EL構文の式を使用してデータ・バインドできます。
showAll
: 「すべて表示」オプションをレコードのナビゲーション・バーに表示するかどうかを決定する値を指定します。この属性はmaxValueが設定されている場合にのみ使用します。行ブロック数が多すぎる場合には、これは自動的に無効になります。サポートされている値はyesとnoのみです。
summary
: ビジュアル環境ではないユーザー・クライアントで使用する表の用途と構造の要約を指定します。
tableData
: この表で使用するためにバインドすべきデータソースを指定します。この複合属性は、たとえば${uix.data.demoTableData.demoRowData}というようにEL構文の式を使用してデータ・バインドできます。model
属性を指定した場合は、この属性を使用できません。
tableFormat
: 表全体の書式データを指定します。この複合属性は、EL構文の式を使用してデータ・バインドできます。許可されている表の書式は次のとおりです。
bandingInterval
: 各バンド・グループの行数または列数を指定します。
tableBanding
: 表でのバンドの使用方法を指定します。サポートされる値は次のとおりです。
noBanding
: デフォルトです。表では、バンドは使用されません。
columnBanding
: 列に交互にバンドが付けられます。
rowBanding
: 行に交互にバンドが付けられます。
unvalidated
: 表により生成されるフォームの送信の前に検証を行うかどうかを決定するブール値を指定します。formSubmittedがtrueの場合のみ使用されます。
value
: 表示されているデータ・セットに現在表示されている行を指定します。この属性は、表にナビゲーション・バーがある場合に必要です。
width
: 表の幅を指定します。表の幅の属性は、ピクセル単位または親要素に対するパーセントで設定します。この値が表のコンテンツを十分収容できる値でない場合は、width属性は表示時点でADF UIXによりオーバーライドされ、すべてのコンテンツ表示する領域の最小値が使用されます。
model
: 最終的にはADFデータ・コントロールになるEL構文の式を指定します。この属性が設定されている場合は、データ・コントロールの様々な属性が表に自動的に設定されます。これらの属性は、プロパティ・インスペクタでは右の列の[Set by model]として定義されます。データ・コントロール・パレットを使用して表を作成する場合は、id
属性とmodel
属性は自動的に設定され、たとえば<table model="${bindings.EmpView2}" id="EmpView20">
となります。
id
: クライアント対クライアントまたはクライアント対サーバーのイベントで表のIDを指定します。非推奨となったname属性のかわりに使用します。データ・コントロール・パレットを使用して表を作成した場合は、この属性は自動的に設定されます。
ADFバインディングとデータ・コントロール・パレットの詳細は、次を参照してください。
次に示すように、tableコンポーネントは名前付きの子をサポートします。
columnHeaderStamp
: 各列にラベルをレンダリングするノードを指定する際に使用します。ヘッダーのデータは、dataObjectListのcolumnHeaderDataプロパティを使用して設定します。
detail
: 表示されている各行の下にスタンプするノードを指定する際に使用します。この名前付きの子が指定されている場合には、ADF UIXにより追加列がレンダリングされます。その場合、追加列の見出しは「Details」で、各セルにはhideShowコンポーネントもレンダリングされています。
footer
: データの要約を表の一番下に表示する際に使用します。このフッターには任意のコンポーネントを挿入できますが、挿入するコンポーネントとしてはaddTableRowとtotalRowが適しています。注意: columnFooterは非推奨となりました。
rowHeaderStamp
: 各データ行にラベルをレンダリングするノードを指定する際に使用します。行ヘッダーのデータは、dataObjectListのrowHeaderDataプロパティを使用して設定します。
tableActions
: 行の選択には依存しない表でアクションを実行するコンポーネントを挿入する際に使用します。挿入された子コンポーネントは、列ヘッダーの上部に表示されます。挿入に適したコンポーネントは、button、messageChoice、pageButtonbarまたはsubmitButtonです。
tableSelection
: 1行以上を選択するため、表に選択列を挿入する際に使用します。ラジオ・ボタン(単一選択)またはチェック・ボックス(複数選択)を選択できます。
ヒント: column
コンポーネントを使用すると、表の列について説明したすべての情報は1つのエンティティにカプセル化されるため、表全体に複数のcolumn属性を設定する必要がなくなります。column
という索引付けされた子を指定した場合は、table
に指定した列の書式とスタンプの値はこの子によってすべてオーバーライドされます。
表の構造およびスタンプについて
columnとその名前付きの子について
表でのデータ・バインディングについて
名前変換および表の編集可能なセルについて
tableLayoutについて
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