JDeveloperでは、インストール済のJ2SE環境を表す、J2SE定義を使用します。J2SE環境は、JREまたはSDKのいずれかです。JREを使用している場合は、一部の機能を使用できないことがあります。JDeveloperのプロジェクトはすべて、J2SEの定義を使用して、コンパイルおよび実行するJava APIのバージョンを決定します。
J2SEの各定義によって、プログラムの起動に使用されるJava実行可能ファイル、J2SE環境で使用可能なクラスを格納するクラスパス、J2SEクラスに関連付けられているソース・ファイルを格納するソースパス、およびJ2SEクラスのJavadocファイルを格納するドキュメント・パスがカプセル化されます。
JDeveloperは、JDeveloperでのテスト実行およびデバッグに使用されるJ2SE環境用のJ2SE定義を作成します。デフォルトでは、この定義がすべての新規プロジェクトで使用されます。ただし、使用可能な任意のJ2SEから追加の定義を作成することもできます。これらの新規定義は、ユーザー・ライブラリまたはシステム・ライブラリ内に作成できます。マルチユーザー環境の場合、ユーザー・ライブラリ内に作成されるJ2SE定義はユーザーに固有ですが、システム・ライブラリ内に作成されるJ2SE定義はすべてのユーザーにより共有されます。
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