直接アクセスとメソッド・アクセスの指定

デフォルトでは、TopLinkはpublic属性へのアクセスに直接アクセスを使用します。一方、オブジェクトの属性のデータベースへの書込み、またはオブジェクトの属性のデータベースからの読取りの際にオブジェクト属性にアクセスするには、アクセッサ・メソッドを使用することもできます。これは、メソッド・アクセスと呼ばれます。

属性の可視性(publicprotectedprivateまたはPackage可視性)とJDKのサポート・バージョンによって、使用可能なアクセス・タイプが制限される場合があります。

Java Core Reflection APIはJDK 1.2以上から、リフレクションの使用時にデフォルトのJava言語アクセス・コントロール・チェックを抑止する方法を提供するようになりました。TopLinkはアプリケーションの永続オブジェクトにアクセスするためリフレクションを使用します。これはつまり、APIをサポートするVMを使用している場合、その宣言された可視性にかかわらずTopLinkが属性に直接アクセスできることを意味します。


注意: JDK 1.2でprivate変数アクセスを使用するには、セキュリティ設定を使用可能にする必要があります。詳細は、JDKのドキュメントを参照してください。

パフォーマンスを改善し、オブジェクト・ビルド時のアプリケーション固有動作の実行を回避するため、可能な場合は直接アクセスを使用することをお薦めします。

アクセス・タイプの設定

アクセス・タイプを直接またはメソッドベースに設定するには、特定のマッピングの「一般」タブ(図5-2を参照)を使用します。

すべての新規マッピングで使用されるデフォルトのアクセス・タイプを変更するには、TopLinkマッピング・エディタの「デフォルト」タブを使用します。詳細は、「デフォルト・プロパティの指定」を参照してください。


注意: デフォルトのアクセス・タイプを変更した場合、既存のマッピングは現在のアクセス設定のままですが、新規のマッピングは新しいデフォルトで作成されます。

関連項目

TopLinkディスクリプタについて

TopLinkマッピング・タイプについて
共通マッピング・プロパティの使用
読取り専用設定の指定
NULL値のデフォルト指定
双方向リレーションシップの保持
フィールド名および複数表の指定
コレクション・プロパティの指定
ejb-jar.xmlファイルのマッピング情報の指定
ディスクリプタの使用

 

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