プロファイリング・セッションはリモートで実行できます。リモート・プロファイリング・セッションを開始すると、プロファイラは、アプリケーションがローカルにある場合と同じようにリモート・アプリケーションに接続してプロファイリングをします。プロファイラはローカルに実行しているため、到達可能なIPアドレスまたはDNS名があれば、他のコンピュータ上のアプリケーションのプロファイリングも実行できます。
リモート・プロファイリングとローカル・プロファイリングの大きな違いは、プロファイリング・セッションの開始方法にあります。ローカル・プロファイリングの場合、JDeveloperによってプロファイリングするプログラム(プロファイリング対象)が自動的に起動し、プロファイラがそのプログラムにアタッチされます。リモート・プロファイリングの場合、プロファイリング対象プログラムを手動で起動する必要があります。また、JSPまたはサーブレットをプロファイリングしている場合は、JSPまたはサーブレットを起動するためのブラウザを手動で起動する必要があります。プロファイリング対象が起動し、JDeveloperのプロファイラがプログラムにアタッチされた後は、リモート・プロファイリングとローカル・プロファイリングの動作はよく似ています。リモート・プロファイリングは、プロファイリング対象がJDeveloperと同じマシンで実行されているかどうかにかかわらず使用できます。
リモート・プロファイリングがローカル・プロファイリングよりも適切な場合があります。リモート・プロファイリングでは、プロファイラおよびプロファイリング対象を異なる2台のコンピュータ上で実行できるため、同一リソースの競合が発生しません。
リモート・プロファイリングを実行するときは、リモートJVMがOJVMである必要があります。
Copyright © 1997, 2004, Oracle. All rights reserved.