次のビュー・オブジェクトに基づいてデータソース・インスタンスを編集する際に使用します。
指定したアプリケーション・モジュールにすでに存在するビュー・オブジェクト
<jbo:CreateViewObject>
データ・タグを使用して動的に作成するビュー・オブジェクト
id: <jbo:DataSource>
タグにより作成されるデータソースのインスタンス名。割り当てる名前は、ページ内で一意である必要があります。有効な任意のJava識別子を使用できます。 スクリプトレット内では、idをoracle.jbo.html.DataSource
型のスクリプト可能な変数として使用できます。
appid: <jbo:ApplicationModule>
データ・タグで指定したデータ・アプリケーションID。 「属性」ダイアログには表示されません。これは、この値がプロジェクトの.cpx
ファイルから取得されるためです。ただし、<jbo:ApplicationModule>
タグ自体で示されるidと一致するように値を変更する必要があります。
viewobject: ビジネス・コンポーネント・プロジェクトに表示されるビュー・オブジェクトのフルネーム。 アプリケーション・モジュールで定義された既存のビュー・オブジェクト、または<jbo:CreateViewObject>
データ・タグを使用して作成したビュー・オブジェクトを指定できます。ビュー・オブジェクト名は、appmodId.viewobjectName
のようにアプリケーション・モジュールIDとともに指定する必要があります。「属性値」ダイアログには表示されません。これは、「属性値」ダイアログより前のダイアログでの選択結果に基づいて取得されるためです。
whereclause: (オプション)ビュー・オブジェクトにWHERE句を設定し、行セットを制限します。これは、標準SQL句です。
注意: WHERE句で指定する列名には、データベース列名を使用できません。 ビュー・オブジェクトの属性定義のColumnNameForQuery
プロパティで定義される名前を使用する必要があります。 ColumnNameForQuery
値を取得するには、<jbo:ShowDefinition>
データ・タグを参照してください。
orderbyclause: (オプション)ビュー・オブジェクトにORDER BY句を設定し、行の順序を指定します。これは、標準SQL句です。
注意: ORDER BY句で指定する列名には、データベース列名を使用できません。 ビュー・オブジェクトの属性定義のColumnNameForQuery
プロパティで定義される名前を使用する必要があります。 ColumnNameForQuery
値を取得するには、<jbo:ShowDefinition>
データ・タグを参照してください。
行を昇順または降順にソートするには、次の方法があります。
式: 式の値に基づいて行の順序を指定します。
たとえば、次の文はEmployeeビュー・オブジェクトから営業担当者のレコードをすべて選択し、その結果を歩合によって降順にソートする方法を示しています。
ORDER BY comm DESC
位置: 選択リスト(SELECTに続く問合せ対象の列)の位置を指定し、その位置に記述されている式の値によって行の順序を指定します。式が長い場合は、位置によるソートを行うと便利です。選択リストの式全体をそのまま記述するのではなく、位置のみを指定できます。
たとえば、次の文は、Employeeビュー・オブジェクトの従業員を選択して、まず部門ごとに昇順にソートし、次に給与で降順にソートする方法を示しています。
ORDER BY 2 ASC, 3 DESC
rangeSize: (オプション)ビュー・オブジェクトからフェッチする一定の範囲の行数。これは、行セット全体を操作しない場合に役立ちます。 範囲により、データソース内の行のサブセットにアクセスできるウィンドウが定義されます。範囲は、行セットが大きく、すべての行をクライアントに送る必要がない場合、またはページに特定の行数を表示する場合に便利です。デフォルトでは、rangeSizeは1行(値1
)に設定されます。値を-1
にすると、すべての行がフェッチされます。
forwardonly: (オプション)ビュー・オブジェクトが行に順次アクセスするかどうかを指定します。デフォルトはfalse
で、ユーザーはビュー・オブジェクト内でデータを変更できます。true
に設定すると、順方向のみのモードになり、現在の行より前の行を新規の現在の行として指定できません。行の反復を簡単に実行する場合は、true
に設定すると行を速く取得できます。(DataScrollerコンポーネントを使用する場合など)ユーザーによる行データの編集および行の移動を可能にする場合、順方向のみのモードは適していません。
注意: データソースに対して順方向のみのモードを有効にすると、ビジネス・コンポーネント・データ・コンポーネント・タグを使用するJSPページでランタイム・エラーが発生します。 JSPページにビジネス・コンポーネント・データ・コンポーネント・タグを追加する場合は、forwardonly
の設定をfalse
(デフォルト)のままにしておく必要があります。
itermode: (オプション)ユーザーが行セットの最後の行範囲を表示する際の行セットの表示動作を指定します。ユーザーに、常に行セット内の行の完全な範囲のみを表示する場合はLastPageFull
と入力します(このモードでは、ユーザーには完全に移入されたページが表示されます)。それ以外の場合は、デフォルト値LastPagePartial
を入力すると、ユーザーは範囲サイズに関係なく行セットの最後まで移動できます。デフォルトの部分的ページ・モードを使用する場合、ユーザーに表示される最後のページ・サイズは、前に表示したページ・サイズと異なる場合があります(常に範囲サイズで制御されます)。
注意: 最後のページの部分的モード(デフォルト)は、ページが固定された行セットで処理することが多いWebクライアントに適しています。最後のページの完全モードでは、ページのスクロール単位が固定されたままとはかぎりません。ユーザーが行セットの最後に達すると、範囲サイズより小さい範囲でスクロールするようにページが調整されることがあります。これら2つのモードは、最後のページで行が削除された場合の動作も異なります。最後のページの完全モードでは、範囲が最後に達したときにユーザーが範囲内の行を削除した場合、上部から行が移動して(存在する場合)、範囲が完全なまま保持されます。最後のページの部分的モードでは、行は上部から移動しません。ページの最後の行が削除された場合、範囲は範囲サイズによって上にスクロールされます(ページング・アップ)。最後のページの動作の詳細は、oracle.jbo.RowIterator
のJavadocを参照してください。
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