このトピックでは、ダイアグラムからシステム・インスタンスを削除すると、生成されるコードにどのような影響が出るかを説明します。
プログラム上、各インスタンスは他のインスタンスから分離されているため、ソース・システム・インスタンスを削除しても定義ファイルに変更はありません。 ただし、送信システムのinstanceInformation.xmlファイルに生成されるシステム・インスタンス定義は1つ少なくなります。このため、デプロイされるシステムが1つ少なくなります。
複数インスタンス・システムからインスタンスを削除することは、システムの物理的な実装の1つを削除することを意味します。たとえば、Eastern Shipping CenterおよびWestern Shipping Centerは、Domestic Shipping Centerの支部です。Queued Shippingの例では、これはDomestic Shipping Centerスイムレーンとして表されます。Eastern Shipping Centerを使用しなくなった場合は、対応するインスタンスをダイアグラムから削除できます。この場合、Order EntryとDomestic Shipping Centerの間の統合点に対して生成されたコードが変更されます。
ターゲット・システム・インスタンスを削除すると、生成されたコードには次のような変更が考えられます。
送信システムのinstanceInformation.xmlファイルにインスタンスが1つ少なく作成されます。
ハブのBESでは、TOエージェント定義およびシステム定義が1つ少なく生成されます。
統合点をブロードキャスト・モードで生成している場合、宛先にメッセージを送信するイベントの受信が1つ少なく生成されます。
統合点を非ブロードキャスト・モードで生成している場合、または判断を生成している場合は、ターゲット・システム・インスタンスの新規リストを反映するために.wftファイルの内容が変わります。
正しい受信者にメッセージを送信するためのルーティング・コードを自分で作成する場合は、内容ベースのルーティング・コードに変更を加える必要はありません。ただし、非ブロードキャスト・メッセージを正しい受信者にルーティングするインスタンス・セレクタのコードは、変更が必要になる場合があります。
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