E-Business統合コード・ジェネレータにより、異なるシステム上の2つのアプリケーション間の通信をサポートするために必要なすべてのコードおよび定義が生成されます。ジェネレータで、次のBES定義の出力が生成されます。
単純な統合点では、イベントが1つ起動し、このイベントがあるシステムのチャネルから別システムの別チャネルに(Business Event Systemを介して)送信されます。統合点を定義するには、これらのオブジェクトすべての定義を生成する必要があります。より複雑な統合点は、複数のイベントにより初期化される場合や、複数のターゲットが関係する場合があります。 より複雑な統合点の例は、図1を参照してください。この図では、Queued Shipping例の一部を使用して、Business Event System定義の基礎であるダイアグラムの一部を示します。ダイアグラムには、次のことが示されています。
ソース・チャネルは、Take Orderアクティビティと、オブジェクト・フロー状態であるOrder[received]の間の遷移にリンクされています。
Order[received]オブジェクト・フロー状態は、ビジネス・イベントを提供します。
ターゲット・チャネルは、OR擬似状態からShip DomesticアクティビティおよびClear for Exportアクティビティまでの遷移にリンクされています。OR擬似状態を遷移元とする2つの遷移に定義されている規則は、メッセージのルーティング先の遷移を判断します。
システムは、ダイアグラムではスイムレーンで表されます。統合点の生成後、各スイムレーンは1つ以上のシステム定義を生成します。これらの定義では、システムはネットワーク・アドレス指定可能なコンピュータ・システムです。システムは、それぞれ独立したものとして扱われます。アクティビティ・モデラーでは子システムを表現できますが、これは主にグラフィックを使用してユーザーにわかりやすくするためです。親システムと子システムの間には、プロパティの依存性または継承はありません。E-Business統合コード・ジェネレータは、システムごとに異なる定義セットを作成します。統合点を作成するには、E-Business統合に、ソース・システムおよびターゲット・システムに関する情報、特にどちらかのシステムに複数インスタンスがあるかどうかに関する情報が必要です。
チャネルは、システム上のアドレス指定可能な通信点です。指定した統合点には、ソース・アクティビティに関連付けられた出力チャネルおよびターゲット・アクティビティに関連付けられた入力チャネルがあります。
少なくとも1つのBESイベントがすべての統合点に生成されます。イベントの性質は、送信アクティビティと受信アクティビティの間のオブジェクト・フロー状態により決定されます。
イベントの受信は、特定のソースから特定のタイプのイベントを受信した際に何を実行するかをBESに指示します。BESは、イベントを受信すると次の処理のいずれかを実行します。
Copyright © 1997, 2004, Oracle. All rights reserved.