JSTL書式ライブラリ - <fmt:parseDate>タグ

ロケール依存または独自の方法による日付および時間の書式設定を可能にします。

構文

<fmt:formatDate value="date"
          [type="{time|date|both}"]
          [dateStyle="{default|short|medium|long|full}"]
          [timeStyle="{default|short|medium|long|full}"]
          [pattern=" customPattern"]
          [timeZone=" timeZone"]
          [var=" varName"]
          [scope="{page|request|session|application}"]/>

ボディ・コンテンツ

なし。

属性

value
解析する日付文字列。
Date
書式設定する日付または時間、あるいはその両方。
type
指定した日付の時間、日付、時間と日付の両方のうち、どの書式を設定するかを指定します。
dateStyle
事前定義済の日付の書式スタイル。java.text.DateFormatクラスに定義されたセマンティクスに準拠しています。日付の書式、または日付と時間の両方の書式を設定する場合(typeを指定していない、あるいはtypeがdateまたはbothの場合)にのみ適用されます。それ以外の場合は無視されます。
timeStyle
事前定義済の時間の書式スタイル。java.text.DateFormatクラスに定義されたセマンティクスに準拠しています。時間の書式、または日付と時間の両方の書式を設定する場合(typeがtimeまたはbothの場合)にのみ適用されます。それ以外の場合は無視されます。
pattern
独自の日付および時間の書式スタイル。
timeZone
書式設定された時間を表す際のタイムゾーン。
var
書式設定された結果をStringとして格納するエクスポート・スコープ変数の名前。
scope
varのスコープ。

制約

scopeを指定した場合、varも指定する必要があります。

NULLおよびエラーの処理

説明

type属性の値に応じて、value属性またはボディ・コンテンツに指定した日付の時間コンポーネントのみ、日付コンポーネントのみ、あるいは時間と日付両方のコンポーネントが書式設定されます。その際、書式ロケールに事前定義されている日付の書式スタイル(dateStyle属性で指定)および時間の書式スタイル(timeStyle属性で指定)が使用されますが、書式ロケールはhttp://www.jcp.org/aboutJava/communityprocess/first/jsr052/index.htmlにある『JavaServer Pages Standard Tag Library 1.0 Specification』の9.2項に従って決定されます。

dateStyletimeStyleは、java.text.DateFormatに定義されたセマンティクスに準拠します。

ページ作成者は、pattern属性を指定して時間および日付に独自の書式スタイルを適用することもできます。その場合、type、dateStyletimeStyleの各属性は無視されます。書式パターンを指定する際には、java.text.SimpleDateFormatで指定されたパターン構文を使用する必要があります。

現在の日付と時間を書式設定する場合、次のように<jsp:useBean>アクションを使用できます。

<jsp:useBean id="now" class="java.util.Date" />
<fmt:formatDate value="${now}" />

日付または時間の文字列表現を書式設定する必要がある場合、必ず最初に<fmt:parseDate>アクションを使用して文字列をjava.util.Dateに解析してから、解析結果を<fmt:formatDate>アクションに渡します。

<fmt:parseDate value=”4/13/02" var=”parsed” />
<fmt:formatDate value="${parsed}" />

アクションの結果は、現在のJspWriterオブジェクトに出力されます。ただし、var属性を指定した場合は、指定のスコープ変数に格納されます。


JDeveloperのJSTLタグ・ライブラリについて
リファレンス: JavaServer Pages標準タグ・ライブラリ(JSTL)

 

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