JavaServer FacesとJDeveloperについて

JavaServer Faces(JSF)は、J2EEテクノロジを使用してHTMLベースのユーザー・インタフェースを作成するための標準を提供する、新しいWebアプリケーション開発フレームワークです。 このテクノロジは、Java Community Process(JCP)の指導の下に、新しいJava Specification Request(JSR)-127として作成されたものです。JSFは、イベント処理およびコントローラ・サーブレットを介するWebアプリケーション・ライフ・サイクル管理を完備した完全なユーザー・インタフェース・コンポーネント・モデルを提供します。 JSFは、HTMLクライアントへのレンダリングのためのJSPカスタム・タグ・ライブラリも提供します。 ページやコンポーネントの作成者およびアプリケーション開発者は、再利用可能なUIコンポーネントをページに組み立て、これらのコンポーネントをアプリケーション・データ・ソースに結合し、クライアント生成イベントをサーバー側イベント・ハンドラに結び付けることで、Webアプリケーションをすばやく作成できます。

JDeveloperがJSF 1.0とともに動作することはテストおよび検証済ですが、JSF 1.0のソース・コードはJDeveloperにバンドルされていません。 ただし、JSFフレームワークをダウンロードおよびインストールして、JDeveloperとともに使用することはできます。 JSFをダウンロードしてJDeveloperに統合すると、コンポーネント・パレットにJSFタグ・ライブラリが表示され、JSP/HTMLビジュアル・エディタに基本的なJSF UIコンポーネントが表示されて使用できます。 JSFのドキュメントは、Sun社からのダウンロード・バンドルに含まれています。

JDeveloperでJSFテクノロジの使用を開始するにあたり、『JDeveloper 10gでのJava Server Facesの設定』やその他のJSFおよびJDeveloperに関するヒントが、Oracle Technology Network Japan http://otn.oracle.co.jp/から提供されています。

JSFの詳細は、次の資料を参照してください。

Java Sun J2EE JavaServer Facesページ:
http://java.sun.com/j2ee/javaserverfaces/index.jsp

Java Community Process、JSR 127:JavaServer Faces
http://www.jcp.org/en/jsr/detail?id=127


関連項目

JDeveloperでのJSPタグ・ライブラリの操作

 

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