JClient LOVモデルの「プロパティ・エディタ」ダイアログ
このダイアログは、JClient LOV(値リスト)モデルをコントロールにバインドする際に使用します。
- 「LOVの定義」タブでは、LOVコントロールのビュー・オブジェクトと、ターゲットのビュー・オブジェクトを選択します。また、LOVをバインドしたコントロールからターゲットのビュー・オブジェクトを更新するために使用する属性もバインドします。
- 「表示するLOV属性の選択」タブでは、LOVをバインドしたコントロールに表示する属性を選択し、その表示順序を指定します。
- JButtonコントロールにLOVをバインドした場合、「Dialog Settings」タブを使用してLOVダイアログの動作および表示形式をカスタマイズできます(オプション)。LOVダイアログの使用がサポートされているのは、JButtonコントロールのみです。
- LOVの定義
- コントロールにバインドされたLOVビュー・オブジェクトの属性と、更新のターゲットとなるビュー・オブジェクトの属性間のバインドを指定します。リストに表示される使用可能なビュー・オブジェクトは、パネルのデータ・モデルによって決まります。
- LOVビュー・オブジェクト
- コントロールにバインドするビュー・オブジェクトをリストから選択します。 レイアウト中のパネルに適したビュー・オブジェクトを選択してください。 マスター・ビュー・オブジェクトの制約を受けるビュー・オブジェクトは、名前が変更されていない場合、(
CustomersView1
などのように)番号が付けられてリストされます。一方、マスター・ビュー・オブジェクトのデフォルトの名前には(CustomersView
などのように)番号が付けられません。
- ターゲットのビュー・オブジェクト
- LOVをバインドしたコントロールでユーザーが選択する値によって更新される属性を含む、ビュー・オブジェクトを選択します。
- LOVとターゲットのビュー・オブジェクト・バインディングの定義
- 定義するLOVバインディング属性がリストされた表が表示されます。LOVビュー・オブジェクトの属性に対して、ターゲットのビュー・オブジェクト内の更新される属性を指定します。「追加」ボタンにより、ビュー・オブジェクト・バインディング表に新しいバインディングを定義できます。
- LOV属性
- LOVビュー・オブジェクトの属性を表示します。ソース値として指定する属性をドロップダウン・メニューから選択します。
- ターゲットの属性
- ターゲット・ビュー・オブジェクトの属性を表示します。ターゲット値として更新する属性をドロップダウン・メニューから選択します。
- 削除
- 選択した既存のLOV/ターゲット属性バインディング定義を、ビュー・オブジェクト・バインディング表から削除する場合にクリックします。
- 追加
- ビュー・オブジェクト・バインディング表に新しい行を挿入する場合にクリックします。「追加」をクリックすると、1つのLOVを使用して複数の属性をバインドできます。
- 表示するLOV属性の選択
- LOVをバインドしたコントロールに表示する属性を選択する場合に使用します。リストでの属性の順序を変更することもできます。
- 使用可能な属性
- 選択したビュー・オブジェクトの属性のうち、表示可能な属性がすべて表示されます。
- 選択済の属性
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ビュー・オブジェクトの属性のうち、LOVをバインドしたコントロールに表示するよう選択した属性がすべて表示されます。4つのボタンを使用し、「使用可能」リストと「選択済」リスト間で属性を移動します。
ボタン
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説明
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「使用可能な属性」リストで選択した属性を、「選択済の属性」リストに移動する場合にクリックします。
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「使用可能な属性」リストにあるすべての属性を、「選択済の属性」リストに移動する場合にクリックします。
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「選択済の属性」リストで選択した属性を、「使用可能な属性」リストに移動する場合にクリックします。
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「選択済の属性」リストにあるすべての属性を、「使用可能な属性」リストに移動する場合にクリックします。
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- 上矢印と下矢印
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選択した属性を「選択済の属性」リスト内で移動する場合にクリックします。
ボタン
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説明
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選択した属性を「選択済の属性」リスト内で移動する場合にクリックします。LOVでの属性の表示順序が変更されます。リストで上から下に並べられているビュー・オブジェクトの属性は、JListおよびJCombBoxコントロールでは左から右に並べられます。
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- Dialog Settings
- LOVコントロール・バインディングされたJButtonをユーザーがクリックすると表示されるLOVダイアログを、カスタマイズする場合に使用します。このタブは、JButtonコントロールのLOVバインディングを編集するときのみ表示されます。
- 検索機能
- JButtonコントロールをクリックしてユーザーが表示したLOVダイアログに対し、検索モード操作を使用可能にする場合に選択します。この機能が使用可能な場合、ユーザーは、LOVダイアログのナビゲーション・バーで「検索」ボタンをクリックしてLOVを検索モードに設定できます。検索モードでLOVダイアログを使用すると、ユーザーはバインドされたビュー・オブジェクトの行に対して問合せを実行するためのビュー基準を入力できます。LOVバインディングにより問合せが実行され、指定したビュー基準に一致する行のみが表示されます。
検索モードの問合せを実行するには、ユーザーはLOVダイアログを表示して次の操作を行う必要があります。
- LOVダイアログのナビゲーション・バーで「検索モードを設定」をクリックし、バインドされた各属性ごとに1つのビュー検索基準のフィールドを表示します。
- 「ビュー検索基準」フィールドに、検索する属性に対する値を入力します。 入力する値には、適切な比較記号(>、<、=)を使用する必要があります。同じビュー基準内の値はすべて、AND処理されます。
- LOVダイアログのナビゲーション・バーで「問合せの実行」ボタンをクリックすると、LOVダイアログに結果が返されます。
- タイトル
- LOVダイアログのタイトル・バーに表示するカスタム・タイトルを入力します。
- 場所
- LOVダイアログの画面上の座標を入力します。この値で、LOVコントロール・バインディングを使用するJButtonコントロールをユーザーがクリックしたときにLOVダイアログが表示される位置を決定します。たとえば、LOVダイアログを画面左上隅の近くに表示するには、「50,50」と入力します。
関連項目
ADFバインディングとSwingコントロールについて
JClientでのLOVダイアログのサポートについて
LOVモードでのADFリスト・バインディングのカスタマイズ
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