JDeveloper IDEのマージ・ウィンドウには、マージ操作の結果が表示されます。マージ操作には、2つの対象オブジェクト・バージョン(ターゲットおよびソース)が必要で、これらを共通原型バージョンと比較し、内部ルールを使用して、3つのバージョンすべてで検出された変更に基づく結果を作成します。バージョン情報...
マージ・ウィンドウには、マージ・アルゴリズムにより検出された差異および競合が表示されます。ウィンドウには、アルゴリズムによる選択も表示され、結果が生成される前にそれらの選択を変更できます。
自動マージを実行し、マージ・アルゴリズムによって競合が検出されると、「マージ」ウィンドウが表示されます。
マージ・ウィンドウには、検出されたすべての差異が一連の差異ブロックに表示されます。差異ブロックには、あるデータ項目の、対象バージョン(ソースおよびターゲット)と共通原型バージョンでの内容が表示され、その項目が対象バージョンの一方または両方で、共通原型に対して追加、削除または変更されたかどうかが示されます。差異には次のようなものがあります。
単純な差異: アルゴリズムにより、独自のルールを使用して解決できた差異です。この場合、マージで優先されるバージョンは、ボックスがチェックされています。アルゴリズムによる選択は、かわりのバージョンを選択することにより変更できます。
競合: アルゴリズムにより、独自のルールを使用して解決できなかった差異です。この場合、対象バージョンのボックスはチェックされていません。優先するバージョンを選択することにより、競合を解決する必要があります。競合がファイルの場合、複数のバージョンを選択し、結果に反映できます。
「マージ」ウィンドウの「保存」ボタンを押すと、結果が反映されるよう(チェックアウト済)ターゲット・バージョンを更新できます。ターゲットがチェックインされるまで、新バージョンは作成されないので注意してください。
矢印のツールバー・ボタンを使用し、差異および競合のリスト内を移動できます。
Copyright © 1997, 2004, Oracle. All rights reserved.