高値 - 安値 - 終値の株価チャートは、株価の高値、安値および終値を示すように特別に設計されたグラフです。各株価マーカーは3つの別々の値を示します。
このグラフ・タイプの定数は、STOCK_HILO_CLOSE
です。
株価チャートは、株式の複数の価格を表示する際に使用します。
次の図に、STOCK_HILO_CLOSE
株価チャートのデータ構成を示します。
高値 - 安値 - 終値の株価チャートのデータ構成は次のとおりです。
グループは3列のデータのセットで、データ列を系列として表示する場合は3行のデータのセットです。各グループは1つの株価マーカーで表されます。複数のグループのデータを表示すると、高値、安値、終値は時間の値よりも先に変更されます。つまり、列(または行)は、月曜日の高値、月曜日の安値、月曜日の終値、火曜日の高値、火曜日の安値、火曜日の終値のようになります。グループには、月曜日などのO1目盛りラベルが付いています。
系列は同じ色の株価チャートのマーカーで表されます。多くの株価チャートで表示されるのは、1つのデータ系列のみです。系列には、アメリカなどの凡例テキストのラベルが付いています。凡例は、データの系列が1つのみの場合でも表示されます。
このタイプの株価チャートの各グループには、次の3つのメジャー値があります。
1つ目の値は高値です。この値により、株価マーカーの上底が決まります。
2つ目の値は安値です。この値により株価マーカーの下底が定義されます。
3つ目の値は終値です。この値により株価マーカーの右側のアームが定義されます。
このタイプの株価チャートのデータのガイドラインは、次のとおりです。
すべてのグラフで、数値データのみが表示されます。
高値 - 安値 - 終値の株価チャートには、少なくとも3列のデータ(列が系列の場合には3行のデータ)が次の順序で含まれている必要があります。
高値
安値
終値
データが3列(または3行)未満の場合、グラフは表示されず、Graph Beanによってデータが不十分であることを示すメッセージが表示されます。
終値が高値を超えている場合や始値未満の場合、グラフは登録済のすべてのAlertListeners
にAlertEvent
を送信します。AlertEvent
のIDはDATA_STOCK_OPEN_OR_CLOSE_OUT_OF_RANGE
です。
数日分の株価データを表示する場合は、月曜日のデータ用に3列、火曜日のデータ用に3列のように3列ずつのデータが必要です。最後のグループが3列(または3行)未満の場合、そのグループはグラフに表示されません。グラフによりDATA_PARTIAL_GROUP
をIDとするAlertEvent
が送信され、この問題の登録されているすべてのAlertListeners
が通知されます。
多くの高値 - 安値 - 終値の株価チャートで表示できるのは、1つのデータ系列のみです。系列は、グラフに株価を表示する株の銘柄になります。複数の系列を表示することもできます。ただし、複数の系列を表示していろいろな株価が重なり合うと、一部の株価マーカーにより他のマーカーが見えなくなります。
時間軸のデータは規則的、完全および昇順である必要があります。そうでない場合、時間軸のかわりに規則的な序数の付いた軸が表示されます。グラフでは、株式売買が行れない日をスキップする時間データが認識されます。
次の株価チャートは、ある株の2日分の株価データを表示しています。
次の表に、株価チャートに表示されているデータの一覧を示します。この例では、Graph.isDataRowShownAsASeries
がtrue
を返すことが想定されています。
月曜日の高値 | 月曜日の安値 | 月曜日の終値 | 火曜日の高値 | 火曜日の安値 | 火曜日の終値 |
---|---|---|---|---|---|
77.63 | 73.88 | 76.13 | 85.13 | 71.75 | 75.13 |
株価チャート
グラフ・データの問題の処理
グラフ・データの指定
例: 高値 - 安値 - 終値の株価チャートでのファイルからのデータ設定
Copyright © 1997, 2004, Oracle. All rights reserved.