レイアウト・マネージャでは、様々な情報を使用して、コンテナ内でのコンポーネントの位置およびサイズの設定方法が決まります。コンポーネントには、レイアウト・マネージャで、コンポーネントをインテリジェントにレイアウトできる一連のメソッドがあります。これらのメソッドはすべて、コンポーネントからレイアウト・マネージャにサイズ設定を指定するためのものです。
これらのメソッドはgetterプロパティで、次のものがあります。
getPreferredSize()
コンポーネントで選択するサイズ、つまりコンポーネントが最も理想的に表示されるサイズ。特定のレイアウト・マネージャでは、規則によって、コンテナのレイアウトでpreferredSize
が考慮される場合と、されない場合があります。
getMinimumSize()
コンポーネントが使用可能な最小サイズ。コンポーネントのminimumSize
は、ラベルのサイズなどで制限される場合があります。大部分のコントロールの場合、minimumSize
はpreferredSize
と同じです。 レイアウト・マネージャでは、通常、preferredSize
よりもminimumSize
が優先されます。
getMaximumSize( )
このコンポーネントで有効な最大サイズ。これは、レイアウト・マネージャが、コンポーネントで効果的に利用できない空白を無駄にしないために使用されます。たとえば、BorderLayout
の場合、中央のコンポーネントのサイズを最大サイズに限定し、枠コンポーネントに空白を割り当てるか、またはサイズ変更時に外側のウィンドウのサイズを制限できます。
getAlignmentX()
他のコンポーネントを基準にした、コンポーネントのx軸に沿った位置揃え。
getAlignmentY()
他のコンポーネントを基準にした、コンポーネントのy軸に沿った位置揃え。
各レイアウト・マネージャでこれらの情報がどのように使用されるのかを理解するには、「JDeveloperで用意されているレイアウトについて」に記載した個々のレイアウトを参照してください。
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