コントローラ、IdeActionおよびビューの変更

oracle.ide.addin.Controlleroracle.ide.IdeActionおよびoracle.ide.addin.Viewの各クラスが変更され、IDEにおけるアクションおよびコントローラの実装が簡素化されています。 その影響を受けるメソッドを使用している場合は、既存の拡張機能を変更する必要があります。

既存の拡張機能を変更し、コントローラにこれらの変更内容を反映させるには、次のようにします。

これらの変更は、次のような理由によるものです。

前述したoracle.ide.IdeActionの変更を考慮する必要がある場合、ご使用の拡張機能を変更するには、次のようにします。

IdeActionの変更が必要となったのは、JDeveloperでコマンド・パターンの連鎖に従う必要がなくなり、コントローラのコマンドの連鎖を自動的に判別できるようになったためです。

IDEは、コマンドの連鎖内でコントローラを次の順序で試行します。

  1. addController(..)を介してIdeActionに関連付けられているコントローラ・インスタンス(追加された順序で)。
  2. IdeActionのビューに関連付けられているコントローラ。 IdeActionの場合、これは現行のアクティブ・ビューです。 LocalActionの場合は、そのLocalActionに関連付けられているビューです。 LocalActionは、ほぼツールバー・ボタンにのみ使用されます。
  3. 現行のアクティブ・ビューを囲んでいるUIコンテナ(javax.swing.JComponentのインスタンスである必要がある)に関連付けられたコントローラ。最上位のUIコンテナであるIDEのメイン・ウィンドウに達するまで、囲んでいる他のUIコンテナへと外側に繰り返してコントローラがすべて試行されます。 メイン・ウィンドウのコントローラが最後に試行されます。
  4. コマンドの連鎖に含まれるコントローラがすべてhandleEvent(..)またはupdate(..)からfalseを返すと、IdeActionはそのgetCommand()メソッドをコールし、戻された文字列をoracle.ide.addin.Commandを実装するクラスの名前として解析します。 解析に成功すると、コマンド・インスタンスが起動のためにoracle.ide.CommandProcessorに渡されます。 解析に失敗すると、アクションは実行されません。

必要に応じてoracle.ide.addin.View内の新規メソッドを使用します。

ビュー・インタフェースに対する変更は、ビュー・インタフェースによる複合的なデザイン・パターンの使用を明示することを意図しています。 つまり、ビューで記述されるユーザー・インタフェースは、他のビュー・インスタンスで構成される場合があります。

注意: OTNのExtensions SDKのページを使用して、SDKをダウンロードし、廃止になったAPIやその他の変更など、リリース9.0.3以降に行われた拡張機能の変更すべてをAPIレベルで識別するJavadocにアクセスしてください。


以前のリリースからの拡張機能の移行

 

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