ページ・フロー・ダイアグラムを使用して、データ・バインドされたWebページに直接フォワードするアクションを追加する場合は、データ・ページが最適なコンポーネントです。ページ・フロー・ダイアグラムでは、データ・ページ・アイコンを使用し、次の3つのオブジェクトを統合してダイアグラムを簡略化しています。
oracle.adf.controller.struts.actions.DataAction
のサブクラスであるoracle.adf.controller.struts.actions.DataForwardAction
)
データ・ページを追加すると、ページ・フローのアクション・マッピングが作成されます。実行時には、Oracle ADFデータ・フォワード・アクションのインスタンスによって、Webページにレンダリングするためのデータが準備されます。
データ・ページを作成するには、次のようにします。
プロジェクト内にWEB-INFフォルダとstruts-config.xml
ファイルが存在していない場合は、Strutsサポートをプロジェクトに追加します。
コンポーネント・パレットで「データ・ページ」をクリックし、そのアイコンをページ・フロー・ダイアグラムにドラッグします。
ページ・フローに挿入したアイコンには、黄色の警告オーバーレイ・アイコンが表示されます。これは、準備するバインディングを定義するモデル参照に、データ・ページが関連付けられていないことを示しています。モデル参照とデータ・ページを関連付けると、アイコンには警告アイコンが表示されなくなります。関連付けは、プロパティ・インスペクタで明示的に行うか、操作や行セットをデータ・コントロール・パレットからデータ・ページにドラッグ・アンド・ドロップして暗黙的に行います。また、関連するWebページの作成や指定も必要です。
ダイアグラムで新規のデータ・ページ・アイコンのラベルをダブルクリックし、名前を編集します。関連するページ・フォワードまたはWebページに指定する名前を入力します。ここで入力する名前は、Webページの名前としても使用されます。たとえば、/myPageという名前を入力します。
ページ・フロー・ダイアグラムからOracle ADFデータ・ページを実行する前に、関連するWebページをまず作成し、Oracle ADFモデル参照をアクション・クラスに対して設定する必要があります。
ページを編集する前に、struts-config.xml
ファイルでデータ・フォワード・アクションの定義が更新されます。たとえば、myPage
がJSPファイルである場合は、次のようになります。
<action path="/myPage"
className="oracle.adf.controller.struts.actions.DataActionMapping"
type="oracle.adf.controller.struts.actions.DataForwardAction" name="DataForm" parameter="myPage.jsp"/>
</action>
DataForwardAction.java
クラスはクライアント・プロジェクトには表示されませんが、ページ・フロー・ダイアグラムでデータ・アクション要素を右クリックし、[Ctrl]キーを押しながら「-」キー(マイナス・キー)を押すと、そのソース・コードを表示できます。データ・フォワード・アクション・クラスは、request.setAttribute("bindings", bindings);
をコールし、HTTPリクエスト・オブジェクトにOracle ADFバインディング・コンテキストを公開して、実行時にデータ・バインドされたページで使用できるようにします。
データ・バインドされたStrutsアプリケーションでのページ・フローについて
Strutsページ・フロー・ダイアグラムを使用したページ設計アプローチの選択
複数のフォワード結果用の、データ・アクションまたはデータ・フォワード・アクション(データ・ページ)のサブクラスの作成
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