ダイレクト・コレクション・マッピングの使用

ダイレクト・コレクション・マッピングは、TopLink対応ではないJavaオブジェクトのコレクションを格納します。ダイレクト・コレクションで格納されるオブジェクト・タイプは、通常はStringなどのJava型です。

String以外のオブジェクトのコレクションをマップするため、ダイレクト・コレクション・マッピングを使用することも可能です。たとえば、IntegerまたはDateインスタンスのコレクションを含む属性を保持することも可能です。コレクションで格納されるインスタンスはデータベースでサポートされているどの型にもなり、Javaの対応するラッパー・クラスを保持します。

intなどのプリミティブ・データ型は、Javaベクターがオブジェクトのみを保持するためサポートされていません。

図5-18には、2つのフィールドを持つ別の表に格納されるダイレクト・コレクションが示されています。1番目のフィールドは参照キー・フィールドで、コレクションを所有するインスタンスの主キーへの参照が含まれています。2番目のフィールドにはコレクションのオブジェクトが含まれており、直接フィールドと呼ばれます。コレクションの各オブジェクトについて表内で1つのレコードがあります。

図5-18 ダイレクト・コレクション・マッピング

This figure shows a direct collection mapping.


注意: responsibilities属性はVector型です。JDK 1.2の使用時は、コレクション属性の宣言にCollectionインタフェース(またはCollectionインタフェースを実装するクラス)を使用することが可能です。詳細は、「コンテナ・ポリシーの使用」を参照してください。

キー値がないためダイレクト・コレクションに対するマップはサポートされていません。


関連項目

TopLinkマッピング・タイプについて
リレーションシップ・マッピングの使用

Javaオブジェクトのダイレクト・コレクション・マッピングの作成

 

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