バインドされたレンジ・バインディング・エディタ

コントロールのレンジ・バインディングを定義する際に使用します。

バインディングの操作対象となるデータ・コレクションと属性を選択し、ユーザーが選択できる値のレンジを指定します。適切なレンジを指定するには、バインドされた属性に指定される値を把握しておく必要があります。

データ・コレクション
コントロールをバインドする使用可能なデータ・コレクションを選択します。使用可能なデータ・コレクションのリストはデータ・コントロール・パレットから取得されます。
属性
コントロールにバインドする属性を選択します。このリストには、選択したデータ・コレクションのオブジェクトの属性がすべて表示されます。
イテレータの選択

データ・コレクションへのアクセスに必要なイテレータを選択するか、指定されたイテレータをそのまま使用します。選択したデータ・コレクションにイテレータが存在しない場合、フィールドは空になります。選択したデータ・コレクションにイテレータ・バインディングを作成するには、「新規」をクリックします。「イテレータID」ダイアログで、イテレータの一意のIDを入力するか、デフォルトの名前をそのまま使用して「OK」をクリックします。指定したイテレータIDがバインディング定義ファイル(UIModel.xml)に追加され、アプリケーションの他のバインディングからもアクセスできるようになります。

作成したバインディングを使用しない場合は、使用しないイテレータ・バインディングをバインディング定義ファイルから削除します。エディタで「取消」をクリックしてもバインディングは自動的に削除されません。

警告: ドロップダウン・リストでイテレータの選択内容を変更すると、以前選択していた属性が削除されます。イテレータの選択を変更する前に、選択されていた元の属性を記録しておく必要があります。必要な場合は、「取消」をクリックすると、元のバインディング定義は更新されずにバインディング・エディタが終了します。

スクロールバー、スライダおよびプログレス・バーの場合、属性を表示するレンジも設定できます。

最小表示値
コントロールにより表示される最小の値
最大表示値
コントロールにより表示される最大の値

スライダ・コントロールおよびスクロールバー・コントロールの場合、目盛りの間隔を指定できます。

増分値
1つ1つの目盛りは、バインドされている属性にユーザーが適用できる値を表しています。選択されている目盛の数値と増分値を掛けたものにコントロールの最小値を足して、属性値が算出されます。たとえば、最小値が20、増分値が10で、ユーザーがコントロールで3番目の目盛りを選択した場合、属性値は20+(10×3)で50になります。

Oracle ADFバインディングの詳細は、次のトピックを参照してください。

Oracle ADFのバインディングについて

バインディングのカスタマイズの詳細は、次のトピックを参照してください。

ADFバインディングされたレンジ・バインディングのカスタマイズ
式でのADFバインディングのプロパティ設定

データ・コントロール・パレットに表示されるUIコントロールの詳細は、次のトピックを参照してください。

Oracle ADF Webページ内のUIコンポーネントについて
Oracle ADF JavaクライアントにおけるUIコンポーネントについて

 

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