拡張機能の記述ファイル(jdev-ext.xml
)でのアドイン記述では、最低限、アドイン・クラスを指定し、拡張機能マネージャの階層への拡張機能の追加方法を宣言します。また、依存性、IDE内の拡張機能の存在、ライブラリおよびドキュメントも指定できます。
アドイン記述は、ファイル内の<feature>
要素の子である<group>
要素です。次の例は、単純なアドイン記述要素です。
<group name="MyCompany Samples">
<description>Extension samples from MyCompany Inc.</description>
<extension>
<addin>samples.mycompany.sample.addin.MyExtension</addin>
<dependency_addin>oracle.jdeveloper.library.JLibraryManager</dependency_addin>
</extension>
</group>
完全な構文は、<jdev_install>/jdev/lib/ext/README.TXT
に記述されています。
この記述内の要素には、次のような役割があります。
<group>
要素では、「ツール」->「設定」->「拡張機能マネージャ」を選択した場合に拡張機能マネージャに表示されるグループ(この例ではMyCompany Samplesグループ)を定義します。このグループが存在しない場合は、システム拡張ブランチのサブグループとして作成されます。 <group>
要素はネストできます。<group>
要素に子を含めることもできます。
<profile_name>
は、デフォルトではJDeveloper内のどこか、または拡張機能のアーカイブ記述ファイル(jdev-ext.xml
)内のprofile
要素のエントリ、現行のファイルまたは他のファイルに定義されているプロファイルに拡張機能グループを追加します。 次に例を示します。<group name="Refactor">
<profile name="Java_Development" nlsclass="oracle.ide.addin.config.ProfileJavaInfo"/>
<description>
要素は、グループを説明するために「拡張機能マネージャ」ダイアログに表示されるテキストです。
<extension>
要素では、次の子要素を使用して拡張要素を1つ記述します。
<addin>
要素。 この要素では、拡張機能のAddin
クラスを指定します。
<dependency_addin>
要素。 これらの要素では、この拡張機能に必要な他の拡張機能のAddin
クラスを指定します。拡張機能マネージャで使用不可の依存性がある場合、この拡張機能は使用できません。
<palette>
要素。 この要素は、コンポーネント・パレットに拡張機能をインストールします。
<technology_scope>
要素は<palette><page>
に追加されます。 これにより、パレット項目が特定のテクノロジ・スコープに追加されます。
<helpable>
要素は<palette><page><item>
に追加され、1つのヘルプ・トピック(<helpable>f1_sampleeditor_html</helpable>
など)を指定します。
<gallery>
、<help>
、<library>
および<jspLibrary>
など、拡張機能または関連コンポーネントを様々な場所にインストールするその他の要素。 これらの要素は、<group>
要素の子または兄弟のいずれかとすることができます。前者の場合、拡張機能マネージャにより使用不可にすることができます。 後者の場合、これらの機能は拡張機能マネージャの影響を受けません。機能は、<jdev_install>/jdev/lib/ext
または<user_home>/lib/ext
ディレクトリからそのアーカイブ・ファイルを削除しないかぎり、使用不可にはなりません。
<profile>
要素では、「ツール」->「設定」->「拡張機能マネージャ」->「プロファイル」を選択した場合にリストに表示されるプロファイルを定義します。 プロファイル名を<group>
要素内で<profile_name>
要素の値として指定した場合は、そのプロファイルがJDeveloperで選択されると拡張機能が使用可能になります。
アーカイブ記述ファイルの作成
アーカイブ記述ファイルでのギャラリ・ウィザードの記述
Copyright © 1997, 2004, Oracle. All rights reserved.