オブジェクト・リレーショナル・データベースでは、より複雑なデータを格納およびアクセスできる新しい機能が提供されます。オブジェクト・リレーショナル・データベースの1つの利点として、オブジェクト・モデルとデータ・モデル間の違いが、双方がほとんど同一となるまで減少することがあります。これによってオブジェクト・リレーショナル・マッピングのプロセスは簡易化されますが、TopLinkのような永続フレームワークに対する必要性は変わりません。JDBC 2.0でオブジェクト・リレーショナル機能を利用できるようにJDBC標準が改善されてはいるものの、これはいまだに低レベルのデータベース・インタフェースのままです。作業ユニット、アイデンティティ・マップ、式、問合せ、複合マッピング、3層およびエンタープライズ・アプリケーション・サポートなどのより洗練された機能を持つアプリケーションを、TopLinkなどのフレームワークはJDBCに先がけて提供します。
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