Webサービスのデバッグについて

JDeveloperのデバッグ・ツールを使用すると、JDeveloperのWebサービス公開ウィザードで作成したWebサービスをデバッグできます。Webサービスのデバッグは、ローカルまたはリモートで実行できるという点で、Javaプログラムのデバッグと似ています。ただし、追加のステップとして、まずWebサービスをデバッグ・モードでサーバーにデプロイし、その後デバッグ・モードでサンプルJavaクライアントを実行する必要があります。このサンプルJavaクライアントはWebサービスへのスタブであり、この中にブレークポイントを設定して、サービスの機能を調べることができます。

PL/SQL Webサービスのデバッグは可能ですが、実際にデバッグするのは、JDeveloperによって生成されるJavaクラスです。このJavaクラスをデバッグすることで、PL/SQLをデプロイメント用にWebサービスとしてラップします。したがって、想定したとおりにPL/SQL Webサービスを実行するには、PL/SQLからWebサービスを作成する前に、PL/SQLをデバッグします。 詳細は、「PL/SQLプログラムおよびJavaストアド・プロシージャのデバッグについて」を参照してください。

注意: Oracle SOAPサーバーでデプロイメント用に生成されたWebサービスは、デバッグできません。

このトピックでは、次の項目について説明します。

Webサービスのローカル・デバッグ

ローカル・デバッグは、JDeveloperの埋込みOC4Jサーバーで実行されるWebサービスに対して行えます。サービスをデプロイする必要はありません。

Webサービスが埋込みOC4Jサーバーで実行されると、WebサービスにサンプルJavaクライアントを作成できます。このサンプルJavaクライアントには、Webサービスで公開されている各メソッドに対して実行するメソッドが含まれます。また、独自のコードを追加したり、ブレークポイントを設定してWebサーバーの実行方法を調べることができます。

詳細は、「Webサービスのローカル・デバッグ」を参照してください。

Webサービスのリモート・デバッグ

Webサービスをリモート・デバッグするには、サーバーをデバッグ・モードで起動し、サーバーにWebサービスをデプロイした後、サービスに対して実行するサンプルJavaクライアントを作成する必要があります。 JDeveloperの埋込みOC4Jをデバッグ・モードで起動する方法の詳細は、「OC4Jでのリモート・デバッグ」を参照してください。異なるサーバーをデバッグ・モードで起動する場合は、サーバーのドキュメントを参照してください。

Webサービスがデバッグ・モードで実行中のリモート・サーバーにデプロイされると、すぐにそのサービスに対してサンプルJavaクライアントを作成し、ブレークポイントを設定し、デバッグ・モードで実行できます。詳細は、「Webサービスのリモート・デバッグ」を参照してください。

 

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