JDeveloperでのスクリーン・リーダーおよびJava Access Bridgeの使用方法

スクリーン・リーダーなどの障害支援技術がJavaベースのアプリケーションやアプレットで動作するためには、Windowsベースのコンピュータに、次のようにSun社のJava Access Bridgeをインストールしておく必要があります。

スクリーン・リーダーおよびJava Access Bridgeの設定については、次の説明を参照してください。

  1. スクリーン・リーダーがまだインストールされていない場合は、インストールします。

    インストールの詳細は、使用するスクリーン・リーダーのドキュメントを参照してください。

  2. JDeveloperをインストールします。

    JDeveloperのインストールの詳細は、インストレーション・ガイドを参照してください。

  3. Java Access Bridge 1.0.3をダウンロードします。ダウンロードするファイルは、accessbridge-1_0_3.zipです。このファイルは、http://java.sun.com/products/accessbridgeで入手できます。

    インストールおよびJava Access Bridgeの詳細は、このWebサイトで入手可能なJava Access Bridgeのドキュメントを参照してください。

  4. ファイルをダウンロードした後、フォルダ(たとえばaccessbridge_home)に内容を抽出します。
  5. <accessbridge_home>¥installerフォルダからInstall.exeを実行して、Java Access Bridgeをインストールします。
  6. Java Access Bridgeを、ダイアログに表示されている各Java Virtual Machineにインストールすることを確認します。インストールの完了を示すメッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。
  7. 次の2つのJARファイルと3つのDLLファイルを、<accessbridge_home>¥installer¥installerFilesから<oracle_home>¥jdk¥jre¥lib¥extにコピーします。

    access-bridge.jar
    jaccess-1_4.jar
    JavaAccessBridge.dll
    JAWTAccessBridge.dll
    WindowsAccessBridge.dll

  8. JDeveloperでDLLファイルを使用するにはシステム・パスに含まれている必要があるため、上に示したDLLファイル(JavaAccessBridge.dllJAWTAccessBridge.dllおよびWindowsAccessBridge.dll)を、Winnt¥System32ディレクトリに追加します。
  9. PATH環境変数が、DLLファイルがインストールされているディレクトリ(<oracle_home>¥jdk¥jre¥lib¥ext)を含むよう更新されていることを確認します。
  10. ファイル<oracle_home>¥jdk¥jre¥lib¥accessibility.propertiesに次の3行が含まれていることを確認します。

    assistive_technologies=com.sun.java.accessibility.AccessBridge
    AWT.EventQueueClass=com.sun.java.accessibility.util.EventQueueMonitor
    AWT.assistive_technologies=com.sun.java.accessibility.AccessBridge

    必要に応じて、ファイルaccessibility.propertiesを、<accessbridge_home>¥installer¥installerFilesから<oracle_home>¥jdk¥jre¥libにコピーします。

  11. フォルダ<jdev_install>¥jdev¥binにあるファイルjdev.confを、次のようにAddVMOption行のコメントを解除するよう変更します。

    #
    # Prepend patches to the bootclasspath. Currently, rtpatch.jar contains a
    # patch that fixes the javax.swing.JTree accessibility problems.
    # Uncomment the line below if you need to run JDeveloper under JAWS.
    #
    AddVMOption -Xbootclasspath/p:../../jdk/jre/lib/patches/rtpatch.jar

  12. スクリーン・リーダーを起動します。
  13. フォルダ<jdev_install>¥jdev¥binにあるファイルjdev.exeを実行して、JDeveloperを起動します。

前述の手順は、Windowsを起動しているコンピュータで、Windowsベースのスクリーン・リーダーを使用していることを前提にしています。 JDeveloperが起動すると、最初にエラー情報(ある場合)を含むコンソール・ウィンドウが開き、続いてメインのJDeveloperウィンドウが表示されます。


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