カスタム・ルック・アンド・フィールは、親ルック・アンド・フィール(シンプル・ルック・アンド・フィールなど)を拡張したものです。ADF UIXでのルック・アンド・フィール構成ファイルは、カスタム・スタイルシート、カスタム・アイコン、カスタム・レンダラを含むルック・アンド・フィールのプロパティを定義するXML文書(.xml
)です。
ルック・アンド・フィール構成ファイルを作成するときに使用する主な要素を次に示します。
<look-and-feel>
: Xml
カスタム・ルック・アンド・フィール構成ファイルのルート要素です。UIXルック・アンド・フィールのネームスペースはhttp://xmlns.oracle.com/uix/ui/laf
です。
<renderers>
: ルック・アンド・フィール用のテンプレートベースまたはJavaベースのカスタム・レンダラを定義します。デフォルトでは、カスタム・ルック・アンド・フィールは親ルック・アンド・フィールから取得したすべてのコンポーネントのレンダラを継承します。レンダラをオーバーライドするには、ルック・アンド・フィール構成ファイルの<renderers>
セクションで<renderer>
要素を使用してカスタム・レンダラを指定します。複数の<renderers>
セクションを追加でき、セクションごとに複数の<renderer>
要素を追加できます。
<icons>
: ルック・アンド・フィール用のカスタム・アイコンを定義します。デフォルトでは、カスタム・ルック・アンド・フィールは親ルック・アンド・フィールが提供するアイコンを継承します。カスタマイズ可能なアイコンをオーバーライドするには、ルック・アンド・フィール構成ファイルの<icon>
セクションで<icon>
要素を使用してカスタム・アイコンを追加します。<icon>
セクションには、1つ以上の<icons>
要素を追加できます。カスタマイズ可能なアイコンのリストは、「UIXカスタマイズ・リファレンス」を参照してください。
注意: <renderers>
と <icons>
を使用する場合は、ルック・アンド・フィール構成ファイル内でこの順序で指定します。
ルック・アンド・フィール構成ファイルには、次の情報を含める必要があります。
<look-and-feel>
のextends
属性を使用して親ルック・アンド・フィールのIDを指定します。ベース・ルック・アンド・フィールとシンプル・ルック・アンド・フィールのIDは、それぞれbase.desktop
とsimple.desktop
です。たとえば、ベース・ルック・アンド・フィールを拡張する場合は、extends
属性をbase.desktop
に設定します。シンプル・ルック・アンド・フィールを拡張する場合は、extends
属性をsimple.desktop
に設定します。
<look-and-feel>
のfamily
属性を使用してmycompany
などの名前を指定します。 ルック・アンド・フィール・ファミリを使用すると、類似のルック・アンド・フィールの実装をグループ化できます。たとえば、最小ルック・アンド・フィールのデスクトップでの実装とPDAでの実装は、どちらもminimal
ファミリの一部です。このファミリ名を使用して、UIX構成(uix-config.xml
)ファイルでアプリケーションの優先ルック・アンド・フィールを指定します。ファミリにルック・アンド・フィールの複数の実装がある場合は、UIXによって現在のユーザー・エージェントに最適な実装が自動的に選択されます。
<look-and-feel>
のid
属性を使用して、カスタム・ルック・アンド・フィールのID(mycompany.desktop
、mycompany.mobile
など)を指定します。
カスタム・ルック・アンド・フィールのカスタム・スタイルシートがある場合は、<look-and-feel>
のstyle-sheet-name
属性を使用してカスタム・スタイルを定義する.xss
スタイルシート文書の名前を指定します。
ルック・アンド・フィール構成文書で使用する前述の要素や他の要素の詳細は、「UIX要素リファレンス」の「UIXルック・アンド・フィール」を参照してください。
ルック・アンド・フィール構成ファイルの作成
カスタム・ルック・アンド・フィールの作成
ADF UIXページの操作
Webアプリケーション設計ツールの使用
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