円グラフは、データを1つ以上の円の区分で表し、分割された円のように見えます。
次のデータを表示する際には、円グラフを使用します。
収益における各製品ラインの売上の割合はどのくらいかなどの比率
昨年売上の多かった商品の収益が昨年の同時期と同様であるかなどの比率の変化
どの製品の売上が総売上高に最も影響しているか、どの製品の売上が総売上高の傾向に一致しているかなど、個々のデータと全体のデータの関連性
急成長している部門の全製品の収益成長率など、全体におけるすべての部分の変化
次の種類の円グラフを使用できます。
円グラフ: 各円の中心に穴はありません。
ドーナツ・グラフ: 円の中心に穴が開いており、その穴の中に円の合計値が表示されます。
次の表に、各種類の円グラフで使用可能な配列を示します。
単一円グラフまたはドーナツ・グラフ |
複数円グラフまたはドーナツ・グラフ |
---|---|
単一円: |
複数円: |
単一円: |
複数円: |
折れ線グラフの外観は、Graph
オブジェクトの次のプロパティにより決まります。
PieRotation
: 最初の系列を表示する区分の位置を指定します。
Graph
オブジェクトのDepthRadius
プロパティおよびDepthAngle
プロパティを使用して、円グラフの外観に奥行きを与えるかどうかを指定します。
次の図に、複数円グラフのデータ構成を示します。
円グラフのデータ構成は次のとおりです。
グループは1つの円またはドーナツで表され、2月などの円ラベルが付いています。
系列は同じ色の区分で表され、アジアなどの凡例テキストのラベルが付いています。
データのグループが1つしかない場合は、複数円グラフ・タイプを選択してもグラフに表示される円は1つのみです。
いずれかのグループにゼロまたはNAが含まれる場合は、その円はグラフに表示されません。単一円グラフでは、データの最初のグループにゼロまたはNAが含まれる場合、グラフは空白になります。
単一円グラフでは、データの最初のグループが円に表示されます。別のグループのデータを表示するには、表示するグループの番号にGraph.setStartCol
(または、isDataRowShownAsASeries
がfalse
を返す場合はGraph.setStartRow
)をコールします。
円グラフのデータのガイドラインは、次のとおりです。
グラフでは、数値データのみが表示されます。
円グラフでは、負の数値を使用できません。円グラフに負の数値を指定した場合、グラフは登録済のすべてのAlertListeners
にAlertEvent
を送信します。アラート・イベントのIDは、DATA_ALL_DATA_NULL_NEG_ZERO
またはDATA_PARTIAL_DATA_NULL_NEG_ZERO
のどちらかです。
複数円グラフでは、少なくとも2つのデータ・グループが必要です。1つのグループのみを渡した場合、グラフに表示される円は1つのみです。複数のグループを渡しても、グループに各系列のデータが含まれていない場合は、AlertEvent
が発行されます。
グラフ・データの問題の処理
グラフ・データの指定
例: 単純なグラフでのJDBCデータの設定
例: 単純なグラフでのファイルからのデータ設定
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