オブジェクト・アイデンティティの使用

Javaアプリケーションでは、メモリーの各オブジェクトが唯一1つのオブジェクト・インスタンスで表されている場合に、オブジェクト・アイデンティティが保持されます。同じオブジェクトを複数回取得すると、同じオブジェクトの複数コピーではなく、同じオブジェクト・インスタンスへの参照が返されます。

オブジェクト・アイデンティティの保持は、アプリケーションのオブジェクト・モデルにオブジェクト間の循環参照が含まれている際に非常に重要です。必ず、2つのオブジェクトが各々のコピーではなくお互いを直接参照するようにします。オブジェクト・アイデンティティは、アプリケーションの複数の部分が同じオブジェクトを同時に変更する可能性がある際に重要です。

オブジェクト・アイデンティティが重要でない場合(たとえば、読取り専用オブジェクトなど)は、アイデンティティを使用しません。


関連項目

TopLinkディスクリプタについて

オプティミスティック・ロックの指定
アイデンティティ・マップ・サイズの設定
設計ガイドライン
オブジェクトのキャッシュ

アイデンティティ・マップの使用
ディスクリプタの使用

 

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