UIX XMLページでの式によるADFバインディングへのアクセス

データ・コントロール・パレットを使用してアプリケーションのUIを設計するかわりに、構造ウィンドウでドキュメントのADFバインディング・コンテナとADFバインディングを直接作成することもできます。その後、UIXページで、UIXコンポーネントのmodel属性に対応する値を提供する式を作成し、それらのバインディングの作業を行うことができます。

UIXページでバインディングを参照するには、次のようにします。

  1. 構造ウィンドウでADFバインディング・コンテナとバインディングを作成します

  2. ソース・コード・エディタでUIXドキュメントを開き、バインディングを操作する式を作成します。

  3. UIXページで値バインディング・オブジェクトの値にアクセスするには、次のようなコードを作成します。

    <UIXcomponentName model="${bindings. ValueBindingName}">

    たとえば、メッセージ・テキストの入力コンポーネントの作業をする場合、 model属性は次のようなバインディングを参照します。

    <messageTextInput model="${bindings.OrderId}"/>

  4. コンポーネントが複雑な属性(独自のコンポーネントを定義する属性)を使用する場合、値バインディングにアクセスするには、次のようなコードを作成します。

    <UIXComponentName model="${ctrl:create UIXComponentComplexAttribute(bindings.IteratorBindingName ,'ValueBindingName')}"/>

    たとえば、表コンポーネントの作業をする場合、その表のネストされたsortableHeader属性は複雑な属性であり、次のような値バインディングを参照します。

    <sortableHeader model="${ctrl:createSortableHeaderModel(bindings.OrdersView1,'OrderMode')}"/>

  5. 他のコンポーネントの内部でネストされたコンポーネントにあるイテレータ・バインディングのデータ・オブジェクトにアクセスするには、次のようなコードを作成します。

       <UIXComponentName model="${bindings.IteratorBindingName}" ... ">
    	    ...contents...
    	       <UIXNestedComponentName model="${uix.current.ValueBindingName}"/>        

    たとえば、表コンポーネントの作業をする場合、その表のネストされたテキスト入力コンポーネント(表の列値をレンダリングします)は、次のようなバインディングを参照します。

    
    
       <table model="${bindings.OrdersView1}" id="OrdersView10" partialRenderMode="multiple"
                                                partialTargets="_uixState">
    	   ...
    	       <textInput model="${uix.current.OrderMode}" columns="10" readOnly="true" />        
  6. バインディングをカスタマイズするには、コード・インサイトを使用して、特定のバインディングで使用できるプロパティを取得します

注意:

JDeveloperでは、プロパティ・インスペクタでEL(式言語)サポートも用意されています。model属性用のモデル・バインディング・ダイアログを使用して、使用可能な式を選択できます


データ・バインディングの詳細は、次のトピックを参照してください。

Oracle ADFのバインディングについて
ADFバインディングのプロパティについて

UIX XMLページでのデータ・バインディングの詳細は、次のトピックを参照してください。

モデル属性について
コンポーネント属性のデータ・バインディング

 

Copyright © 1997, 2004, Oracle. All rights reserved.