EJBファインダ・ビュー・リンクは、EJBファインダ・ビュー・オブジェクト間の階層関係を実装します。 EJBファインダ・ビュー・リンクは、BC4Jビュー・リンクと同様、アプリケーション・モジュールの構築に使用できます。EJBファインダ・ビュー・リンクによって結合されたEJBファインダ・ビュー・オブジェクトの使用は、自動的に同期化されます。
たとえば、次の2つのEJBファインダ・ビュー・オブジェクトについて考えます。
DepartmentsView
: findAll()
ファインダを使用して、DepartmentsFacade
Facadeのリストを作成します。
EmployeesView
: findByDepartment_id()
ファインダを使用して、EmployeesFacade
Facadeのリストを作成します。
EJBファインダ・ビュー・リンクDeptEmpLink
を作成し、階層関係でこれらのEJBファインダ・ビュー・オブジェクトを結合できます。
ここで、マスターとしてDepartmentsView
を、ディテールとしてDeptEmpLinkによってバインディングされたEmployeesView
を使用するアプリケーション・モジュールを作成するとします。
クライアントが、DepartmentsView
の使用で特定の行(DepartmentId
が30の行など)を選択した場合、その行のDepartmentId
属性(30)は自動的にEmployeesView
のファインダ・メソッドに渡され、2つのビュー・オブジェクトの同期が保たれます。EmployeesView
には、部門コードが30のEntity Beanに対応するエンティティFacadeが含まれることになります。
EJBファインダ・ビュー・リンクを作成するには、「エンティティFacadeのリスト間のマスター/ディテール関係の作成」を参照してください。
警告: CMRと同じ関係を表すEJBファインダ・ビュー・リンクは作成できません。
関連項目
Enterprise JavaBeansアプリケーションの開発
Entity Beanのデータ・バインディングについて
エンティティFacadeのリスト間のマスター/ディテール関係の作成
EJBエンティティFacadeについて
EJBファインダ・ビュー・オブジェクトについて
EJBアプリケーション・モジュールについて
Oracle ADFビジネス・コンポーネントのビュー・リンクについて
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