WebベースのEJBアプリケーションのためのモデル・レイヤーの開発
WebベースのEJBアプリケーションの場合、最も効率的な開発方法はOracle Application Development Framework(ADF)を使用することです。 このフレームワークでは、MVCデザイン・パターンが自動的に実装されます。
次の手順は、WebベースのEJBアプリケーションのモデル作成を迅速に開始することを意図しています。 詳細は、「Oracle Application Development Frameworkの使用」のトピックを参照してください。
WebベースのEJBアプリケーションのモデル・レイヤーを作成するには、次のようにします。
- Webベースのアプリケーションのワークスペースを作成します。
- ナビゲータで、「アプリケーション」を右クリックしてポップアップ・メニューから「新規アプリケーション・ワークスペース」を選択します。
「アプリケーション・ワークスペースの作成」ダイアログが開きます。
- ダイアログで、「アプリケーション・テンプレート」リストをクリックして「Webアプリケーション(JSP、Struts、EJB)」を選択します。「OK」をクリックします。 (コントローラを使用しないように選択することもできます。)
2つの新規プロジェクト「モデル」および「ViewController」が表示されます。
- Entity Beanを作成します。
- 「モデル」プロジェクトを右クリックして「新規」を選択します。
「新規ギャラリ」が開きます。
- 「Business Tier」カテゴリで「Enterprise JavaBean」を選択し、「項目」リストで「EJBダイアグラム」を選択します。「OK」をクリックします。
- 「EJBの作成」ダイアログで詳細を指定して「OK」をクリックします。
- データベース表をダイアグラムにドラッグ・アンド・ドロップして、CMP Entity Beanを作成します。 データベース接続の作成方法に関するヘルプが必要な場合は、「データベース接続の定義」を参照してください。 データベース接続がない場合は、「コンポーネント・パレット」を使用してEJBダイアグラムにEntity Beanを作成できます。
- セッションFacadeを実装します。
- 「コンポーネント・パレット」で、「Session Bean」をクリックしてダイアグラムをクリックします。
「Enterprise JavaBean作成」ウィザードが開きます。
- ウィザードに表示される手順に従って、ステートレスSession Beanを選択していることを確認し、ローカル・インタフェースを生成します。
- 「コンポーネント・パレット」で「EJBローカル参照」を選択し、Session Beanとアクセス先のEntity Beanの間に線を描画します。
- データ転送オブジェクト(DTO)を作成します。
- ナビゲータで、各Entity Beanを右クリックしてポップアップ・メニューから「生成」->「データ転送オブジェクト」を選択します。
新規の<entity>LocalDTO.javaというファイルがナビゲータに表示されます。
- <entity>LocalDTO.javaファイルをダブルクリックしてコード・エディタで開きます。
-
_load
メソッドのコメントを解除します。
- ビジネス・メソッドを追加します。
- Entity BeanにアクセスするSession Beanの属性とメソッドを作成します。
- 属性にコレクションを移入する必要がある場合は、「コレクションの型の指定」を参照してください。
WebベースのEJBアプリケーションのモデル・レイヤーは、完全ではありませんが機能します。 次の手順は、ビジネス・サービスをデータ・コントロールに登録することです。 詳細は、「EJBコンポーネント用のOracle ADFデータ・コントロールの作成」を参照してください。 アプリケーションの作成とテストの詳細は、「Oracle Application Development Frameworkの使用」のトピックを参照してください。
関連項目
Enterprise JavaBeansのダイアグラムの作成
Enterprise JavaBeansアプリケーションの開発
Enterprise JavaBeansについて
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