式でのADFバインディングのプロパティ設定

設計時に、ADFバインディング・オブジェクトのランタイム固有プロパティが公開されます。これらのオブジェクトは、開発者がデータ・コントロール・パレットからUIコンポーネントを挿入する際に作成されたもの、または構造ウィンドウのUIモデル・ビューから明示的にバインディングを作成した際に作成されたものです。

EL(式言語)の式を作成する際に、これらのランタイム・プロパティにアクセスできます。式言語を使用すると、各バインディングの実装クラスに所属しているアクセッサ・メソッドに直接アクセスできます。

Webアプリケーションでは、次のような式を使用してバインディング・オブジェクトのプロパティにアクセスします。

${bindings.MyBindingObject.propertyName.attributeName}

次のようなJSTLタグを使用して、プロパティ値を操作できます。

<c:out value="${bindings.MyBindingObject.propertyName.attributeName}"></c:out>

特定のバインディング用のランタイム・プロパティからなるリストを取得するには、次のようにします。

  1. データ・コントロール・パレットを使用して、UIコンポーネントをWebページまたはJavaパネルに挿入します

  2. ビジュアル・エディタでUIコンポーネントが表示されている状態で、「表示」->「構造」を選択します。

  3. 構造ウィンドウのツールバーでUI Model tab iconUIモデル)をクリックし、ノードを開いてバインディングのリストを表示します。

  4. バインディングに関するヘルプを表示するには、データ・バインドUIコンポーネントのバインディングに対応するノードを選択して、[F1]キーを押します。

    バインディングの実装クラスに関するJavadocを表示することもできます。ノードを右クリックし、ポップアップ・メニューから「Javadocの参照」を選択します。

すべてのバインディング・タイプで使用可能なプロパティのリストを表示するには、「ADFバインディングのプロパティについて」を参照してください。

注意:

JSPページの場合、JDeveloperでは、コード・エディタの式言語に関してコード・インサイトが用意されています。コード・エディタでソース・コードを編集する場合、ELの式の先頭数文字を入力し、"${"を入力して数秒待つと、コード構文補完機能が起動されます。

JSPページとUIXページの場合、JDeveloperのプロパティ・インスペクタでELサポートが用意されています。プロパティ・インスペクタの値の列でドロップダウン・リストを選択し、使用可能な式を選択します。同じELサポートは、タグ・エディタでも使用できます。


データ・バインディングの詳細は、次のトピックを参照してください。

Oracle ADFのバインディングについて

Oracle ADFのデータ・バインディングの機能の詳細は、次のトピックを参照してください。

Oracle ADFデータ・コントロールについて

 

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