始値 - 終値のローソク足の株価チャートは、特定日の株価の始値と終値を示すために設計されたグラフです。各株価マーカーは2つの別々の値を表示します。
このグラフ・タイプの定数は、STOCK_CANDLE
です。
株価チャートは、株式の複数の価格を表示する際に使用します。
次の図に、STOCK_CANDLE
株価チャートのデータ構成を示します。
始値 - 終値のローソク足の株価チャートのデータ構成は次のとおりです。
グループは2列のデータのセットで、データ列を系列として表示する場合は2行のデータのセットです。各グループは1つの株価マーカーで表されます。複数のグループのデータを表示すると、始値と終値は時間の値よりも先に変更されます。つまり、列(または行)の順序は、月曜日の始値、月曜日の終値、火曜日の始値、火曜日の終値のようになります。グループには、金曜日などのO1目盛りラベルが付いています。
ローソク足の株価チャートで表示されるのは、1つのデータ系列のみです。複数のデータ系列がある場合、最初の系列のみ表示されます。このため、ローソク足の株価チャートには凡例は表示されません。系列ラベルはグラフのタイトルに表示します。
このタイプの株価チャートの各グループには、次の2つのメジャー値があります。
1つ目の値は始値です。始値は、ローソク(矩形)の上底または下底を定義します。
2つ目の値は終値です。終値も、ローソクの上底または下底を定義します。
2つのうち低い方の値がローソクの下底を定義します。高い方の値が上底を定義します。終値が始値より高い場合は、ローソクは緑色で表示されます。始値が終値より高い場合は、ローソクは赤色で表示されます。
このタイプの株価チャートのデータのガイドラインは、次のとおりです。
すべてのグラフで、数値データのみが表示されます。
始値 - 終値のローソク足の株価チャートには、少なくとも2列のデータ(列が系列の場合には2行のデータ)が次の順序で含まれている必要があります。
始値
終値
データが2列(または2行)未満の場合、グラフは表示されず、Graph Beanによってデータが不十分であることを示すメッセージが表示されます。
数日分の株価データを表示する場合は、月曜日のデータ用に2列(2行)、火曜日のデータ用に2列のように2列ずつのデータが必要です。最後のグループが2列(または2行)未満の場合、そのグループはグラフに表示されません。グラフによりDATA_PARTIAL_GROUP
をIDとするAlertEvent
が送信され、この問題の登録されているすべてのAlertListeners
が通知されます。
始値 - 終値のローソク足の株価チャートで表示できるのは、1つのデータ系列のみです。複数のデータ系列がある場合、最初の系列のみグラフに表示されます。このグラフ・タイプでは凡例が表示されないため、株式の銘柄はタイトルに表示します。
時間軸のデータは規則的、完全および昇順である必要があります。そうでない場合、時間軸のかわりに規則的な序数の付いた軸が表示されます。グラフでは、株式売買が行れない日をスキップする時間データが認識されます。
次の株価チャートは、ある株の2日分の株価データを表示しています。
次の表に、株価チャートに表示されているデータの一覧を示します。この例では、Graph.isDataRowShownAsASeries
がtrue
を返すことが想定されています。
月曜日の始値 | 月曜日の終値 | 火曜日の始値 | 火曜日の終値 |
---|---|---|---|
30.25 | 40.13 | 40.75 | 31.75 |
株価チャート
グラフ・データの問題の処理
グラフ・データの指定
例: 高値 - 安値 - 終値の株価チャートでのファイルからのデータ設定
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