「メソッド設定」ダイアログ: 追加メソッド - 「メソッド」タブ

クラス定義のメソッドを作成および編集する際にこのダイアログを使用します。このタブ・ページでは、メソッドの各パラメータ(名前やデータ型などを含む)を指定します。

メソッド名
メソッドの名前を入力します。
戻り型
ドロップダウン・リストから型を選択するか、「参照」をクリックしてプロジェクトの現在のパス設定で既存の型を検索します。
修飾子
メソッドのスコープおよび追加の修飾子を指定します。
スコープ
メソッドに対して適切なスコープを選択します。クラスにそのパッケージ内の他のクラスからのみアクセスできるようにするには、「<default>」を選択します。
native
メソッドがC言語など他のプログラミング言語で実装されている場合に選択します。

nativeメソッドは、オペレーティング・システムや、実装依存のパッケージにより実現される基本操作へのアクセスに使用されます。

static
メソッドがクラスのインスタンスのコンテキスト外部からアクセス可能な場合に選択します。

staticメソッドでは、static(または定数)以外のプロパティを直接使用できません。

abstract
メソッドに名前とその引数の型(値ではない)が定義されているが、実装命令が定義されていない場合に選択します。

クラスにabstractメソッドが含まれる場合、このクラスからオブジェクトを構成することはできません。そのため、このクラス自体もabstractになります。abstractキーワードはクラス命令に存在します。

synchronized
メソッドがsynchronizedキーワードを修飾子として持つ場合に選択します。

synchronizedメソッドをコールするスレッドは、エントリのオブジェクト(クラス・インスタンス)をロックし、メソッドが終了するとオブジェクトのロックを解除します。オブジェクトをロックできるのは1つのスレッドのみで、他のスレッドは、ロックが解放されるまでsynchronizedメソッドを開始できないようになっています。

final
最初の初期化以降、メソッドが変化していない場合に選択します。

finalメソッドは完全なメソッドと考えられるため、現在のクラスのサブクラスでは上書きできません。privateメソッドは、必ずfinalメソッドになります。

OK
クリックすると、「メソッドの設定」ダイアログが閉じ、クラス・エディタの「メソッド」ページにある「宣言済メソッド」リストがメソッド設定によって更新され、メソッド宣言がクラスに挿入されます。

 

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