Oracle ADFを使用したJavaクライアント・アプリケーションの作成

標準Swingコンポーネントに基づくJavaクライアント・アプリケーションを作成して、アプリケーションでOracle Application Development Framework(Oracle ADF)を利用できます。JDeveloperでは、Javaクライアント・アプリケーションはJClientアプリケーションと呼ばれます。JClientアプリケーションを作成すると、次のことが可能になります。

Oracle ADFを使用するJavaクライアントを作成するには、次のようにします。

  1. デフォルトのJavaアプリケーション・テンプレートを使用して、アプリケーション・ワークスペースを作成します。

    ヒント: アプリケーション・エラーを回避するには、ビジネス・サービスとクライアント・アプリケーションを別個のプロジェクト・フォルダで開発する必要があります。JDeveloperアプリケーション・テンプレートにより、別個のプロジェクト・フォルダがワークスペースに作成されます。

  2. ビジネス・サービス・プロジェクトを作成します。

  3. ビジネス・サービスをADFデータ・コントロールに登録します。

  4. JClientのウィザードを使用して、JClientパネルまたはJClientフォームをJClientプロジェクト内に作成します。ファイルがビジュアル・エディタで開かれ、データ・コントロール・パレットが表示されます。

    注意: JClientウィザードを使用して、必要なブートストラップ・コードで .javaファイルを生成する必要があります。データ・バインドされたJavaクライアントを設計するために汎用Javaパネルまたは汎用Javaクラスを使用しないでください。

  5. データ・コントロール・パレットを使用して、開いているドキュメントに、データ・バインドされたUIコンポーネントを挿入します。

  6. (オプション)データ・コントロール・パレットを使用して、開いているドキュメントに、ビジネス・サービス・アクションを挿入します。

  7. ADFバインディングを対応するバインディング・エディタに定義して、バインディングの必須プロパティを指定します。

生成されるプロジェクト・ファイル、およびJClientパネル内またはJClientフォーム内のモデル参照(panel.setBindingContext(JUTestFrame.startTestFrame("DataBindings.cpx", "null", panel, panel.getPanelBinding(), new Dimension(400, 300)));)によって、データ・バインドされたUIコンポーネントが実行時にOracle ADFモデル・レイヤーにアクセスできるようになります。詳細は、「ADF固有のプロジェクト・ファイルについて」を参照してください。

さらに、ビジュアル・エディタを使用して、JClientパネルの外観をカスタマイズすることもできます。


Oracle ADFの概要は、次のトピックを参照してください。

ADF JClientの詳細は、次のトピックを参照してください。

データ・コントロール・パレットとADFバインディングの詳細は、次のトピックを参照してください。

 

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