始値 - 高値 - 安値 - 終値の株価チャートは、株価の始値、高値、安値および終値を示すために特別に設計されたグラフです。各株価マーカーは4つの別々の値を示します。
このグラフ・タイプの定数は、STOCK_OPEN_HILO_CLOSE
です。
株価チャートは、株式の複数の価格を表示する際に使用します。
次の図に、STOCK_OPEN_HILO_CLOSE
株価チャートのデータ構成を示します。
始値 - 高値 - 安値 - 終値の株価チャートのデータ構成は次のとおりです。
グループは4列のデータのセットで、データ列を系列として表示する場合は4行のデータのセットです。グループは1つの株価マーカーで表されます。データの複数のグループを表示すると、始値、高値、安値、終値は時間の値よりも先に変更されます。つまり、列(または行)の順序は、月曜日の始値、月曜日の高値、月曜日の安値、月曜日の終値、火曜日の始値、火曜日の高値、火曜日の安値、火曜日の終値のようになります。グループには、金曜日などのO1目盛りラベルが付いています。
系列は同じ色のすべてのマーカーで表されます。多くの株価チャートで表示されるのは、1つのデータ系列のみです。系列には、アメリカなどの凡例テキストのラベルが付いています。凡例は、データの系列が1つのみの場合でも表示されます。
始値 - 高値 - 安値 - 終値の株価チャートの各グループには、次の4つの値があります。
1つ目の値は始値です。この値により、株価マーカーの上底が決まります。
2つ目の値は高値です。この値により株価マーカーの左側のアームが定義されます。
3つ目の値は安値です。この値により株価マーカーの下底が定義されます。
4つ目の値は終値です。この値により株価マーカーの右側のアームが定義されます。
このタイプの株価チャートのデータのガイドラインは、次のとおりです。
すべてのグラフで、数値データのみが表示されます。
始値 - 高値 - 安値 - 終値の株価チャートには、少なくとも4列のデータ(列が系列の場合には4行のデータ)が次の順序で含まれている必要があります。
始値
高値
安値
終値
データが4列(または4行)未満の場合、グラフは表示されず、Graph Beanによってデータが不十分であることを示すメッセージが表示されます。
終値が高値を超えている場合や始値未満の場合、グラフは登録済のすべてのAlertListeners
にAlertEvent
を送信します。AlertEvent
のIDはDATA_STOCK_OPEN_OR_CLOSE_OUT_OF_RANGE
です。
数日分の株価データを表示する場合は、月曜日のデータ用に4列(4行)、火曜日のデータ用に4列のように4列ずつのデータが必要です。最後のグループが4列(または4行)未満の場合、そのグループはグラフに表示されません。グラフによりDATA_PARTIAL_GROUP
をIDとするAlertEvent
が送信され、この問題の登録されているすべてのAlertListeners
が通知されます。
多くの始値 - 高値 - 安値 - 終値の株価チャートで表示できるのは、1つのデータ系列のみです。 系列は、グラフに株価を表示する株の銘柄になります。複数の系列を表示することもできます。ただし、複数の系列を表示していろいろな株価が重なり合うと、一部の株価マーカーにより他のマーカーが見えなくなります。
時間軸のデータは規則的、完全および昇順である必要があります。そうでない場合、時間軸のかわりに規則的な序数の付いた軸が表示されます。グラフでは、株式売買が行れない日をスキップする時間データが認識されます。
次の株価チャートは、ある株の2日分の株価データを表示しています。
次の表に、株価チャートに表示されているデータの構成を示します。この例では、Graph.isDataRowShownAsASeries
がtrue
を返すことが想定されています。
月曜日の始値 | 月曜日の高値 | 月曜日の安値 | 月曜日の終値 | 火曜日の始値 | 火曜日の高値 | 火曜日の安値 | 火曜日の終値 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
30.25 | 47.63 | 28.88 | 40.13 | 40.75 | 45.13 | 31.13 | 31.75 |
株価チャート
グラフ・データの問題の処理
グラフ・データの指定
例: 高値 - 安値 - 終値の株価チャートでのファイルからのデータ設定
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