「CodeCoach」ページを使用して、CodeCoachから返されるプロジェクトに関するアドバイスをカスタマイズします。
個々のプロジェクトのプロパティは、「プロジェクトの設定」ダイアログで設定します。 今後作成するすべてのプロジェクトのプロパティは、「デフォルトのプロジェクト・プロパティ」ダイアログで設定します。
このページでは、アドバイスのカテゴリ、アドバイス・レベル、CodeCoachの検査に組み込むクラスおよびパッケージ、または検査から除外するクラスおよびパッケージを選択します。ここで行う選択は、プロジェクト全体に適用されます。
CodeCoachのアドバイスは、大きく分けて次の5つのカテゴリに分類されています。
各カテゴリには、より詳細な複数のアドバイス・タイプがあります。アドバイス・タイプを個別に、またはまとめて選択(または選択解除)できます。
CodeCoachのアドバイス・タイプは、レベル付けされたグループに編成されています。 アドバイス・レベル1および2では、MPRI
、FPRI
、MFIN
およびCFIN
に関するアドバイスは返されません。 これらのカテゴリに関連するアドバイスは、レベル1および2ではそれほど重要ではありません。アドバイス・レベル2から5では、MPRI
およびFPRI
に関するアドバイスは返されません。アドバイス・レベル6から10では、すべてのアドバイス・タイプに関するアドバイスが表示されます。
レベルごとに、返されるアドバイスのパーセント(そのレベルに認められたアドバイス・カテゴリにおける)は異なり、パーセントはアドバイス・タイプごとに個別に計算されます。計算はCodeCoach内部で、そのタイプのアドバイスの全体的な重要度も考慮して計算されます。
まとめると、CodeCoachの各レベルのパーセントのパターンは次のとおりです。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5% | 10% | 20% | 30% | 40% | 50% | 60% | 70% | 80% | 100% |
これらのパーセントは個々のアドバイス・タイプに関連付けられた数字なので注意してください。たとえば、検出された無効コードに関するアドバイスの30%は、メモリー改善アドバイスの30%とは大きく違います。
デフォルトのCodeCoachレベルは5です。
デフォルトでは組込みリストは空白(空)で、ALL
を示します。デフォルトを有効にすると、CodeCoachはプロジェクトで使用されるすべてのクラスを調べます。これには、java.*
クラスのように参照のみに使用されるクラスも含まれます。デフォルトを有効にする場合は、このフィールドを空のままにしてください。デフォルトを使用しない場合は、任意の値を入力します。組込みリストが空でない場合、CodeCoachはリスト表示されたパッケージまたはクラスのみを調べるので注意してください。
デフォルトでは、除外リストには、使用するが変更しないライブラリ(java
、javax
およびsun
など)の値が含まれています。必要に応じてパッケージまたはクラスを追加できます。
パッケージまたはクラスをいずれかのリストに入力する際は、それぞれをセミコロン(;)で区切ります。また、リストを管理しやすくするために、できるだけ大きな論理グループで指定します。グループ全体のクラスを組み込むときは、クラス名をそれぞれリスト表示するのではなく全クラスに共通するパッケージを使用します。 たとえば、javax.accessibility
、javax.sql
およびjavax.swing
を個別にリスト表示するかわりに、これら3つすべてが含まれ、同時に3つしか含まれないようにjavax
と入力すると、わかりやすくなります。
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