データ・コントロール・パレットから挿入する次のUIコンポーネントに、ADFスクロール・バインディングを設定できます。
スクロール・バインディングにより、ユーザーは、バインドされたデータ・コレクションの、現在のデータ・オブジェクトの相対的な位置を表示できます。 コントロール・サムあるいはインジケータの位置は、データ・コレクションの範囲全体のうち表示されているデータ・オブジェクトの数に比例します。 スクロールバー・バインディング・エディタを使用して、コントロールの操作対象となるデータ・コレクションを選択します。
スクロール・バインディングを設定するには、次のようにします。
「データ・コントロール・パレット」で、スクロールするのに必要なデータ・コレクションを選択します。
スクロール・バインディング・エディタで、スクロールするデータ・オブジェクトを含む「データ・コレクション」を選択します。
イテレータ・ドロップダウン・リストが、選択されたデータ・コレクションにアクセスするために、指定のイテレータをすでに表示している場合は、選択を変更しません。 ドロップダウンが空の場合、「新規」をクリックしてイテレータを作成し、ドロップダウン・リストに表示します。
警告: ドロップダウン・リストでイテレータ選択を変更すると、前に作成した属性選択が削除されます。 イテレータの選択を変更する前に、元の属性選択を記録しておいてください。 必要に応じて「取消」を押し、元の属性選択を更新しないでバインディング・エディタを終了できます。 生成したバインディングを使用しない場合、未使用のイテレータ・バインディングをバインディング定義ファイルから削除できます。エディタで「取消」を押しても、バインディングは自動的に削除されません。
注意: このオプションは、モデル・プロジェクトがOracle ADF Business Componentsを含む場合にのみ表示されます。他のビジネス・サービスがモデル・プロジェクトで生成されている場合、このオプションはサポートされません。 ADF Business Componentsモデル・プロジェクトの場合、このオプションを選択しない(つまり実際の行数を強制的にカウントする)と、そのための問合せが起動される可能性があるため、デフォルトでこのオプションが選択されています。
「OK」をクリックし、バインディング設定を保存します。
JDeveloperはjbInit()
メソッド内にsetModel()
メソッドを追加して、コントロール・バインディングを生成します。 たとえば、データ・コントロール・パレットからスライダを挿入後、メタデータを指定するためにDataControlId
を参照するメソッドは次のようになります。
mySlider.setModel((BoundedRangeModel)panelBinding.bindUIControl("DataControlId", mySlider));
新しいバインディング用のメタデータが、バインディング定義ファイルに表示されます(UIModel.xml
)。
<DCControl
id="SameAsDataCollectionName"
DefClass="oracle.jbo.uicli.jui.JUScrollBarDef | JUSliderDef"
SubType="DCScrollbar | DCSlider"
IterBinding="DataCollectionIteratorId"
ScrollCurrRow="true"
DeferAssignValues="false"
UseEstRC="true"
Horizontral="false"
</DCControl>
Copyright © 1997, 2004, Oracle. All rights reserved.