ADF UIXでは、アプリケーションのユーザー・インタフェースを実装するUIXコードを記述せずに、アプリケーションの外観つまりルック・アンド・フィールを変更できます。UIXでは、ベース・ルック・アンド・フィールとシンプル・ルック・アンド・フィールという2つの親ルック・アンド・フィールが提供されており、これらを拡張してアプリケーションのカスタム・ルック・アンド・フィールを作成できます。
デフォルトではカスタム・ルック・アンド・フィールは親ルック・アンド・フィールの外観を継承します。コンポーネントの外観を変更する場合は、そのコンポーネントのカスタム・スタイル定義、カスタム・アイコンまたはカスタム・レンダラを作成します。カスタム・ルック・アンド・フィールのすべてのプロパティは、どの親ルック・アンド・フィールを拡張するかも含めて、ルック・アンド・フィール構成ファイルで定義されます。
カスタム・ルック・アンド・フィールを作成する際に、カスタム・レンダラやJavaのコードを記述する必要はありません。カスタム・スタイルシートを作成して親ルック・アンド・フィールを拡張することもできます。カスタム・ルック・アンド・フィールには、それぞれ独自のスタイル値を伴う独自のスタイルシートがあります。親ルック・アンド・フィールを実装するスタイル定義を含むUIXスタイルシートは、base-desktop.xss
とsimple-desktop.xss
です。カスタム・ルック・アンド・フィールは、親ルック・アンド・フィールのスタイルシートで定義されたスタイルを拡張します。1つ以上のユーザー環境(ブラウザ、プラットフォーム、ロケールなど)に対して1組以上のスタイルを指定できます。カスタム・スタイルは、実行時に親スタイルシート上に自動的にマージされます。
カスタム・ルック・アンド・フィールを使用することによって、ユーザーが多くのアプリケーションで使用している企業のUI標準に合せることができます。
pageLayout.uit
など)、JavaベースのレンダラはJavaクラス(org.example.laf.custom.TabBarRenderer
など)です。
注意: カスタマイズ可能なスタイル・クラス名とアイコン名は、「UIXカスタマイズ・リファレンス」を参照してください。
定義したカスタム・ルック・アンド・フィールの内容をアプリケーションで使用するには、UIXに登録する必要があります。
要約すると、アプリケーション用のカスタム・ルック・アンド・フィールを作成する手順は次のとおりです。
カスタム・ルック・アンド・フィールのトラブルシューティング
カスタム・ルック・アンド・フィールの作成
ADF UIXページの操作
Webアプリケーション設計ツールの使用
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