<lovChoice>要素
ネームスペース: http://xmlns.oracle.com/uix/ui
派生元: <ui:choice>要素
グループ: UIX Components
要素の型: UINode

<lovChoice>要素はメニュー型のコントロールを作成し、ユーザーはこれを使用して項目のリストから1つの値を選択できます。 <lovChoice>要素には指定するすべてのオプションが含まれ、クリックするとLOVモーダル・ウィンドウが開く「詳細」というオプションも追加されています。
このBeanは、エージェントのタイプがPDA、携帯電話、音声の場合にはサポートされません。

構文
<lovChoice
    [ destination="anyURI" ]
    [ formSubmitted="boolean" ]
    [ onLovInit="string" ]
    [ onLovSelect="string" ]
    [ submitPrepare="boolean" ]
>
</lovChoice>

注意:
  • この要素は派生元要素のすべての属性と子要素を持つことができます。

  • 説明

    <lovChoice>要素はメニュー型のコントロールを作成し、ユーザーはこれを使用して項目のリストから1つの値を選択できます。 <lovChoice>要素には指定するすべてのオプションが含まれ、「詳細」というオプションも追加されています。 ユーザーが「詳細」オプションをクリックすると、destination属性によって指定されているLOVモーダル・ウィンドウが開きます。

    「詳細」を選択すると、<lovInput>要素の懐中電灯型アイコンの選択時と同様に動作します。 LOVダイアログおよびLOVダイアログの項目を選択することによって起動するイベントの詳細は、<listOfValues>要素および<lovInput>要素のトピックを参照してください。

    <lovChoice>要素は、ユーザーが少数の値のみから選択する可能性が高い場合に<lovInput>要素のかわりに使用します。 ユーザーは、いずれかのオプションまたは「詳細」を選択して、LOVから選択を実行できます。 オプションをデータ・バインディングする場合は、BLAFガイドラインを参照してください。 BLAFでは、ユーザーがLOVモーダル・ウィンドウで選択した内容をオプションに追加することを規定しています。 <lovChoice>要素に含められるオプションの数の制限などの規則に従う必要があります。

    <choice>要素と同様に、<lovChoice>要素にはprimaryClientActionという属性があります。 この属性を使用して、オプションの選択時にクライアント側のアクションを起動します。 firePartialActionを使用してページの部分リフレッシュ・イベントを起動し、fireActionを使用してページの完全モードでフォームを送信します。firePartialActionのデフォルトは、PPRが使用できない場合はfireActionです。


            <flowLayout id="lovChoiceFlowLayoutID">
              <contents>
                <lovChoice name="lovChoiceName"
                           destination="LOVChoiceDemoDlg.uix"
                           selectedValue="${sessionScope.selectedValue}">
                  <contents
                            childData="${sessionScope.userData}">
                    <option text="${uix.current.location}"
                            value="${uix.current.location}"/>
                  </contents>
                  <primaryClientAction>
                    <firePartialAction targets="selectedValueTextID lovChoiceFlowLayoutID"
                                         event="lovChoiceUpdate"/>
                  </primaryClientAction>
                </lovChoice>
              </contents>
            </flowLayout>
            <messageStyledText prompt="The location you have chosen is:"
                              id="selectedValueTextID"
                              text="${sessionScope.userData.location}"/>
    
                

    属性

    説明
    destination LOVモーダル・ウィンドウへのパス。
    URI
    formSubmitted LOVイベントの配信を制御します。 TRUEに設定された場合、イベントはフォーム送信とともに配信されます。 FALSEに設定された場合、イベントは状況に応じてGETとともに配信されます。 デフォルトはFALSEです。
    boolean
    onLovInit LOVウィンドウが開く前にコールされるJavaScript関数の名前。 シグネチャは次のとおりです。

    function initCallBack(params)

    params引数は、LOVウィンドウを開く際に使用するURLに含まれるすべてのパラメータによって構成される単純なオブジェクトです。 開発者は、このコールバックのパラメータを追加、削除または更新できます。
    string
    onLovSelect LOVウィンドウが閉じた後にコールされるJavaScript関数の名前。 シグネチャは次のとおりです。

    function selectCallBack(Win, field, event)

    引数は次のとおりです。
    • Win: LOVウィンドウ。 開発者がLOVウィンドウからデータを取得できる最後の機会です。 LovSelectコールバックは、小さなデータセットからのデータをlovInputテキスト・フィールドに戻すような単純なケースに使用します。 このコールバックはPPR環境ではラウンドトリップを、PPR以外の環境ではリフレッシュを保存できます。 将来、データの移動を容易にする一連のプロキシ・ルーチンが提供される予定ですが、現在のリリースには含まれていません。
    • field: fieldは、LOVダイアログを起動した<lovInput>要素のテキスト・フィールド部分を示します。
    • event: ウィンドウを閉じるイベント。

    string
    submitPrepare

    submitPrepare属性がtrueに設定されている場合、onLovSelectコールバックはコールされません。 かわりに、lovPrepareイベントが囲んでいるフォームとともに送信されます。

    onLovSelectコールバックによって、クライアントはJavaScriptのURLパラメータを追加、削除または更新できます。 最終的なLOVダイアログのURLは、これらのパラメータを使用して作成されます。 クライアントは、セキュリティ上の理由からこれらの更新をサーバーで行えます。 この場合、lovPrepareコールバックを使用できます。

    lovPrepareイベントのイベント・ハンドラによって<lovInput>要素のバインド先が更新され、showWindow属性バインディングがTRUEに設定されます(lovValidateハンドラと同じです)。 次にUIXによってJavaScriptが送信され、LOVウィンドウが開きます。

    onLovSelectコールバックとlovPrepareイベントのいずれもクライアントで使用されることはほとんどありません。


    boolean