Oracle ADF UIX開発者ガイド | ![]() 目次 |
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この開発者ガイドでは、Oracle ADF UIXおよびUIXの基礎となるテクノロジの技術的な概要を説明します。 UIXによって提供されるサービスを使用したアプリケーションの開発方法がわかります。
ここでは、次の項目について説明します。
ADF UIXは、プレゼンテーション層でXMLコンポーネント・テクノロジを使用したWebアプリケーションを開発するためのテクノロジです。 UIXは、Oracle JDeveloper9iで導入されたOracle Applications Development Framework(ADF)を使用して開発されたアプリケーションのビュー・レイヤーを構築するための推奨テクノロジです。 UIXは、統合開発環境(IDE)などの高度な開発機能が要求される高機能なアプリケーションよりも、オンライン人事管理アプリケーションなどの、ページベースのナビゲーションを使用したアプリケーションを作成するように設計されています。
ADF UIXを使用する理由は、次のように数多くあります。
UIXは、Javaプログラミング言語やその他の移植性の高いWebテクノロジで実装されているため、プラットフォームに依存しません。
UIXでは様々なクライアント・エージェントがサポートされており、今後も増えていく予定です。 たとえば、UIXでは、各種のブラウザやロケールに合せて表示形式が調整されます。 携帯情報端末でのレンダリングもサポートされます。
UIXテクノロジ・スタックに書き込まれるアプリケーションでは、一貫性のある外観が保たれます。 UIXでは高レベルのユーザー・インタフェース・コントロールが使用され、このコントロールはすべてのアプリケーションで同等にレンダリングされます。
UIXアプリケーションは複数レベルでカスタマイズできます。 ページ・レイアウト、スタイル、イメージなど、アプリケーションの多くの部分を個別に変更できます。 この環境では、単純なカスタマイズは簡単に実行でき、より複雑なカスタマイズも可能になります。
必要に応じて、UIXページ作成およびアプリケーション・フロー管理のためのXML言語であるUIX XMLを使用すると、UIX開発の大部分を宣言的に開発可能になります。 UIX XMLドキュメントはページ・レイアウト、スタイルおよびその他多くの機能を含むユーザー・インタフェースを定義します。 プログラミングは必要なく、また再コンパイルしなくても変更をデプロイできます。
UIXは、ローカライズと国際化のサポートを念頭に設計されています。 そのレンダリング・テクノロジにより、ターゲット・クライアントのロケールに合せて自動的に調整し、ローカライズ可能なコンテンツをユーザー・インタフェースから分離するためのフレームワークが構築されています。
UIXには、より広範囲のユーザーがUIXアプリケーションを使用できるようにするためのアクセシビリティをサポートする機能が備わっています。 アクセシビリティを付加する作業のほとんどは個別のユーザー向けに行われ、その他のユーザーにはユーティリティが提供されます。 UIXは、特殊なニーズを持つユーザー向けに追加情報を自動的に生成し、またその他のユーザー向けにアプリケーションを最適化することもできます。
フレームワークは、共有リソースのキャッシュや再利用などの高パフォーマンスを実現するように設計されています。
UIXでは、これらの機能を提供することにより、アプリケーションの実行、テストおよびカスタマイズに必要な作業量を削減します。
ユーザー・インタフェースで、ドラッグ・アンド・ドロップ、コード編集またはビジュアル設計などの高度な対話機能が必要になる場合は、UIXで提供されるよりも難易度の高いユーザー・インタフェース・テクノロジ(クライアント側Javaなど)を使用してください。
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