通知は、データ・オブジェクトからビューへ状態変化のメッセージを送信するためのメカニズムです。通知は、Observerデザイン・パターンに基づいています。このシステムの目的は、一貫性を持ち、拡張可能な動作を保持しながら、データとレンダリングされるフォームとを区別することにあります。
通知には3つのコンポーネントがあります。
Subject
を実装するクラスのインスタンスである送信者。 送信者は、update
メソッドをコールして、すべての受信者に最新のメッセージを送信します。
Observer
を実装するクラスのインスタンスである1人以上の受信者。 受信者は、送信者のattach
メソッドをコールすることで、メッセージを受信するために登録されます。
UpdateMessage
のインスタンスであるメッセージ。メッセージには、送信者の状態変化の性質を示すIDと、変化に関連するオブジェクトのリストが含まれています。
たとえばHTMLドキュメント(送信者)は、編集されると、構造エクスプローラ、同じドキュメントに対して開いているHTMLビューア、および変更を行ったHTMLエディタなどの関連するビュー(受信者)に送信されます。
メッセージに示された状態変化は、複数のオブジェクトが関係して複雑な場合があります。また、メッセージの4つのリストの内容で表すことができます。
add
)
remove
)
modify
)
container
) ドキュメント・レコグナイザの開発
エクスプローラの開発
エディタの開発
oracle.ide.addin.Subject
oracle.ide.addin.Observer
oracle.ide.addin.UpdateMessage
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