<processing>要素
ネームスペース: http://xmlns.oracle.com/uix/ui
派生元: <ui:base>要素
グループ: UIX Components
要素の型: UINode

<processing>要素は、現在バックエンド・プロセスが進行中であることをユーザーに知らせるために使用できます。
このBeanは、エージェントのタイプがPDA、携帯電話、音声の場合にはサポートされません。

構文
<processing
    [ destination="anyURI" ]
    [ percentComplete="ui:percentComplete" ]
    [ timeInterval="unsignedInt" ]
>
   <contents><!-- indexed children --></contents>
</processing>

注意:
  • この要素は派生元要素のすべての属性と子要素を持つことができます。

  • 説明

    <processing>要素は、現在バックエンド・プロセスが進行中であることをユーザーに知らせるために使用できます。 <processing>要素は、処理アイコンと索引付けされた子を積み重ねて表示します。 パーセント完了がわかっている場合は、処理アイコンが処理の進捗状況を示します。 パーセント完了がわからない場合は、処理アイコンには完了の推定時間は表示されません。 索引付けされた子が進捗状況を示します。

    percentComplete属性が文字列unknownの場合、アイコンは回転する時計の動画gifです。 percentComplete属性が0から100(0と100を含む)までの整数の場合、アイコンはパーセント完了を示すステータス・バーになります。

    <processing>要素は、timeInterval属性によって指定された時間間隔(ミリ秒単位)の後にrefreshイベントをトリガーします。 このイベントを処理して、プロセスが完了したかどうかを確認し、可能な場合はパーセント完了を測定する必要があります。 percentComplete属性をデータ・バインドできます。 プロセスが完了すると、新しいページにリダイレクトすることも可能です。

    <processing>要素が、フォーム送信または引数を持つ標準的なURLとしてrefreshイベントをトリガーします。 送信されるパラメータは、次のとおりです。

    <processing>要素がフォーム内にある場合、フォーム名が自動的に検出され、特殊な非表示フィールド値、eventおよびsourceとともに、リフレッシュごとにフォームが送信されます。 <processing>要素がフォーム内にない場合、refreshイベント・パラメータがURLに追加されます。

    イベントが起動されると、要素はページの部分レンダリング(PPR)モードまたはページの完全リフレッシュのいずれかでリフレッシュされ、イベントはtimeInterval後に再起動されます。 PPRが有効な場合、<processing>要素は、索引付けされた子とともに、自動的にPPRモードでリフレッシュされます。 PPRが無効な場合は、完全リフレッシュが実行されます。 PPRモードが有効な場合には、<processing>要素がPPRモードでリフレッシュできるように、必ずid属性を指定してください。

    プロセスのステータスを示す索引付けされた子の場合、Processing Layout BLAFで指定されているレイアウトに従う必要があります。 ステータスの変数部分にはstyleClassのOraProcessingStatusVariableを使用し、ステータスの固定部分にはstyleClassのOraProcessingStatusFixedを使用します。


    パーセント完了がわかっている場合に<processing>要素を作成する基本的な例は、次のとおりです。

        <processing id="processing-widget"
                       percentComplete="75"
                       timeInterval="2000">
          <contents>
            <styledText styleClass="OraProcessingStatusVariable" text="75%"/>
            <styledText styleClass="OraProcessingStatusFixed" text=" of the baking is done." />
          </contents>
        </processing>

    パーセント完了がわからない場合に<processing>要素を作成する基本的な例は、次のとおりです。

        <processing id="processing-widget"
                       percentComplete="unknown"
                       timeInterval="2000">
          <contents>
            <styledText styleClass="OraProcessingStatusFixed" text="The cake is baking." />
          </contents>
        </processing>

    属性

    説明
    destination フォームが使用されない場合、refreshイベント起動時に使用されるベースURL。
    URI
    percentComplete 0から100(0と100を含む)までの整数または文字列unknown。 表示される処理アイコンは、指定したパーセント完了を示します。 percentCompleteがunknownの場合、表示される処理アイコンは回転する時計になります。 percentCompleteがわかっている場合、表示される処理アイコンは状況に応じて埋められていくステータス・バーになります。 デフォルトはunknownです。
    ui:percentComplete
    timeInterval refreshイベント間のミリ秒単位の時間。 デフォルトは5000です。スクリーン・リーダー・モードの場合は、新たにリフレッシュが実行される前にスクリーン・リーダーが再レンダリングを読み取れるよう、timeIntervalの長さが十分であることを確認してください。
    unsignedInt

    子要素

    説明 必須 組込み可能な数
    <contents>
    Beanの索引付けされた子。
    いいえ 1