JDeveloperでのアプリケーションの編集方法の選択

背景

複雑なWebアプリケーションの場合、開発者は各自の得意分野に応じて、完成させるアプリケーションの特定の部分を担当する場合があります。1人の開発者がWebページのルック&フィールを設計し、別の開発者がページの対話方法を指定してアプリケーションのフローを作成する場合があります。さらに、別のプロジェクトでは、個々の開発者がアプリケーション・ソース・コード全体について作業をして、アプリケーションのすべての側面を作成する場合もあります

このように多様な役割や職責をサポートするため、JDeveloperでは、様々な統合ツールを用意しています。

目的 参照項目

WYSIWYG環境でアプリケーションを作成および変更する際に、ビジュアル・ツールを使用すること

ビジュアル・エディタ、Strutsページ・フロー・ダイアグラム、コンポーネント・パレット、プロパティ・インスペクタ、構造ウィンドウ、およびデータ・コントロール・パレット(オプション)の使用

アプリケーションおよび基礎となるソース・コードのコンポーネントを作成または編集する際、あるいはインスペクトのみを行う際に、各種のエディタおよびダイアログを使用すること 構造ウィンドウ、コード・エディタ、Struts構成エディタ、およびプロパティ・インスペクタのダイアログの使用

タスク

JDeveloperでアプリケーションを作成および編集する方法は、開発者のニーズによって異なります。

すべてのビジュアル・ツールを使用してアプリケーションを設計および変更するには、次のようにします。

  1. 適切なWebアプリケーション・テンプレートを使用して、アプリケーション・ワークスペースを作成します。
  2. ビジュアル・エディタでWebページを開きます。
  3. データ・コントロール・パレットを使用して、すでにデータ・バインドされたUIコンポーネントをWebページに挿入します。
  4. 構造ウィンドウを使用してWebページの要素を表示し、バインディング・エディタにアクセスします。
  5. プロパティ・インスペクタを使用して、ページの要素の属性を変更します。

アプリケーションのソース・コードを作成および編集するには、次のようにします。

  1. 適切なWebアプリケーション・テンプレートを使用して、アプリケーション・ワークスペースを作成します。
  2. コード・エディタでWebページを開きます。
  3. 構造ウィンドウを使用して、Oracle ADFデータ・バインディングを作成します。
  4. ADFバインディング・エディタを使用して、データ・バインディングをカスタマイズします。
  5. コード・エディタを使用してWebページの要素を手動でコーディングし、ADFデータ・バインディングにアクセスします。


Oracle ADFフレームワークに基づくWebアプリケーション用のJDeveloperのツールの概要は、次のトピックを参照してください。

設計時のOracle ADFについて
Oracle ADFのデータ・バインド・コンポーネントを使用したユーザー・インタフェースの設計

JDeveloperの設計ツールの詳細は、次のトピックを参照してください。

アプリケーション設計ツールの使用

 

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