ロールバック・サイクルのカスタマイズ

Oracle ADFアプリケーションからロールバック操作をリクエストすると、コミット・サイクルと呼ばれる一連のイベントが開始されます。

  1. Oracle ADF Business Componentsフレームワークにより、すべてのビュー・オブジェクト・インスタンスおよびすべての変更済エンティティ・オブジェクト・インスタンスに対してbeforeRollback()がコールされます。これらのインスタンスに対してbeforeRollback()をオーバーライドして、各イベントがトランザクションのロールバック前に起動されるようにセットアップできます。
  2. Oracle ADF Business Componentsフレームワークによって、トランザクションがコミットされます。
  3. Oracle ADF Business Componentsフレームワークにより、すべてのビュー・オブジェクト・インスタンスおよびすべての変更済エンティティ・オブジェクト・インスタンスに対してafterRollback()がコールされます。

    警告: afterCommit()とは異なり、afterRollback()はオーバーライドしないでください。オーバーライドすると動作が不安定になる可能性があります。

  4. Oracle ADF Business Componentsフレームワークでは、デフォルトで、ロールバック・サイクルの最後にキャッシュの内容が消去されます。ロールバック・サイクルの最後にキャッシュの内容が消去されないように、Oracle ADFアプリケーションを構成できます。

トランザクションのコミットおよびロールバック
トランザクション・オブジェクトについて
Oracle ADF Business Componentsのキャッシュ管理について
トランザクションのロールバック
コミット・サイクルのカスタマイズ

 

 

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