モデル・プロジェクトでのADF Business Componentsの使用
ADF Business Componentsでは、J2EEビジネス・サービスを開発するためのフレームワークベースのメソッドが用意されています。ADF Business Componentsは、アプリケーションの他の部分と、データソースに格納されたデータとの間の相互作用を管理し、検証、固有のサービスおよびその他のビジネス・ロジックを提供します。
このトピックは、「モデル・プロジェクト用のビジネス・サービスの作成」の手順に従って、ADF Business Componentsがビジネス・サービス・テクノロジとして選択されていることを前提としています。
ADF BCコンポーネントを作成するには、次のようにします。
- 「新規」ギャラリで、「Business Components」ノードを選択します。
- 「項目」リストで、「ビジネス・コンポーネント・ダイアグラム」または「表からのビジネス・コンポーネント」のいずれかを選択します。
- UMLモデリングに慣れている場合は、グラフィカル・インタフェースでビジネス・コンポーネントの設計が可能な「ビジネス・コンポーネント・ダイアグラム」を選択することをお薦めします。表をダイアグラム上にドラッグして、ビジネス・ドメイン・コンポーネントを作成できます。詳細は、関連項目のトピックを参照してください。
- そうでない場合は、「表からのビジネス・コンポーネント」を選択して、「表からのビジネス・コンポーネント」ウィザードを開きます。
- 「OK」をクリックしてダイアログを閉じ、ダイアグラムまたは「表からのビジネス・コンポーネント」ウィザードを開きます。
- ビジネス・ドメイン・コンポーネント(データベース・オブジェクトを表すエンティティ・オブジェクト、アソシエーションおよびドメイン)を設計します。「表からのビジネス・コンポーネント」ウィザードを使用している場合は、デフォルト・データ・モデル・コンポーネントを作成するオプションも表示されます。ただし、これは後で変更することもできます。これらのデータ・モデル・コンポーネントの詳細は、関連項目のトピックを参照してください。
- オプションとして、ビジネス・ドメイン・コンポーネントにビジネス・ロジックを追加します。これにより、データベースに実装したビジネス・ロジックを反映または置換できます。ビジネス・ロジックをADF BCコンポーネントに実装すると、アプリケーションがより効率的になり、レスポンスも向上します。
- クライアントのデータのニーズを分析します。クライアントの設計が完了しているかどうかにかかわらず、この時点で、クライアントで表示する必要があるデータを決定し、それらのデータ間の関係を指定する必要があります。
- データ・モデル・コンポーネント(ビュー・オブジェクト、ビュー・リンクおよびアプリケーション・モジュール)を作成または変更して、必要なデータをクライアントに公開します。これらのデータ・モデル・コンポーネントの詳細は、関連項目のトピックを参照してください。
- Strutsページ・フローを作成し、JSPページまたはUIXページを「ViewController」プロジェクトに作成します。
注意: ADF BCビジネス・サービスにアクセスするデータ・バインド・クライアント・アプリケーションを作成するために、ADF Business Componentsアプリケーション・モジュールを、Oracle ADFデータ・コントロールに明示的に登録する必要はありません。この手順は、ADF Business Componentsモデル・プロジェクトを生成するときに自動的に実行されます。
ADF BCコンポーネントの操作を続行してチューニングを行い、動作をさらにカスタマイズするこができます。詳細は、「ADF Business Componentsの開発」を参照してください。
関連項目
Oracle ADF Business Componentsの概要
ADF BC Componentsについて
Oracle ADFデータ・コントロールへのビジネス・サービスの登録
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