Oracle ADF Business Componentsでは、Oracle Internet Directory(OID)または軽量JAZN-XMLファイルからOracleASシングル・サインオン(SSO)を使用してIDを管理します。
OracleAS JAASプロバイダ用のID管理プロバイダの選択方法は、「Oracle ADF Business Components用のID管理プロバイダの指定」を参照してください。
一般に、スケーラビリティと管理のしやすさが重要な本番環境では、OID(LDAP)を使用してID管理を提供します。この場合、OracleASで提供されるLDAP管理ツールでユーザーを管理する必要があります。
OIDの使用方法の詳細は、Oracle ASドキュメントを参照してください。
XMLベースのプロバイダは、JDeveloperなどのテスト環境や、ユーザー数が少なく管理が容易な小規模のデプロイメント・シナリオに適しています。
JAZN-XMLでは、有効なユーザー・プリンシパルとその資格証明を<oc4j_home>/jazn/config/
に格納されたjazn-data.xmlで定義します。(JDeveloperに含まれるバージョンのOC4Jでは、<jdev_install>/j2ee/home/jazn/config
ディレクトリです。)
デフォルトでは、jazn-data.xml
で次のロールが定義されます。
Administrators
のユーザーは次の1人です。
admin
: パスワードは welcome
Users
のユーザーは次の2人です。
admin
user
: パスワードは 456
admin
user
anonymous
: パスワードなし
jazn-data.xml
では、SCOTT
というユーザーも定義されます。パスワードはTIGER
です。SCOTT
にはロールは割り当てられていません。
jazn-data.xmlでのユーザーの管理方法は、関連項目のトピックを参照してください。
Oracle ADF Business Componentsでのセキュリティについて
jazn-data.xmlの構成
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