UIXビジュアル・エディタでユーザー・インタフェースを設計している際、またはXMLエディタでUIX XMLコードを編集している際には、構造ウィンドウにADF UIXページのコンポーネントまたは要素の階層構造を表示できます。
構造ウィンドウには、フォーカスのあるエディタに応じて、UIXページのXML構造または設計構造のどちらかが表示されます。XMLエディタでUIX XMLコードを記述している場合には、XML構造にUIX XML要素の階層と属性が表示されます。UIXビジュアル・エディタでユーザー・インタフェースを設計している場合には、設計構造にUIXコンポーネントの階層が表示されます。設計構造またはXML構造のどちらでもコンポーネントを挿入、移動および削除でき、また、コンポーネント・パレットからUIXコンポーネントをドラッグ・アンド・ドロップしてUIXユーザー・インタフェースを構築できます。
設計構造にはページで使用されているUIXコンポーネントの階層ツリーが表示されます。このツリーには、現在はページに使用されていないが今後使用可能な、コンポーネントの名前付きの子要素も含まれます。
ページ上のあるコンポーネントが名前付きの子を含むことができる場合、その子要素は設計構造ではそのコンポーネントに対する「<component>名前付きの子」ノードの下に表示されます。名前付きの子は、子コンポーネントの定義済位置を管理するロール要素です。たとえば、tabs
はその子コンポーネントのtabBar
をページのどこに配置するかを指定します。
あるコンポーネントで使用可能な名前付きの子は、現在使用されているかどうかにかかわらず、すべてがページの設計構造にリストされます。名前付きの子要素を使用するには、ポップアップ・メニューまたはコンポーネント・パレットを使用してその子コンポーネントを挿入するだけです。
一方XML構造では、名前付きの子要素はページで使用されていないと表示されません。ただし、すべてのUIX XML要素と属性の階層ツリーが表示され、このツリーには索引付けされた子に対するロール要素、つまり<contents>
も含まれます。
pageLayout
の名前付きの子であるtabs
の、次のようなUIX XMLコードがあるとします。
<tabs>
<tabBar selectedIndex="1">
<contents>
<link text="Home" destination="http://www.oracle.com"/>
<link text="Shopping Cart" destination="http://www.oracle.com"/>
<link text="Order History" disabled="true"/>
</contents>
</tabBar>
</tabs>
下の図に示すように、XML構造には3つのタブの定義に使用されているUIX XML要素と属性が表示され、<link>
要素を索引付けされた子として配置するために必要な<contents>
要素も含まれます。一方設計構造には link
コンポーネントがcontents
なしで表示され、コードには使用されていないpageLayout
の他の名前付きの子も含まれます。
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