モデラーは、統合ファイルを生成する際に、このファイルをファイル・システムに格納し、JDeveloperのナビゲータ・ペインに表示します。フォルダは次のように編成されます。
Generated EBI Files folder Swimlane S1 folder Diagram D1 folder File1.xml File2.xml ... Diagram D2 folder File3.xml File4.xml ... Swimlane S2 folder Diagram D1 folder ...
最上位レベル・フォルダである「作成されたEBIファイル」には、プロジェクトに対して生成されたすべてのフォルダがスイムレーン別に編成されて含まれます。各スイムレーン・フォルダには、そのスイムレーンが使用されているダイアグラムごとに、そのスイムレーンに対して生成されたファイルがすべて含まれます。各ダイアグラム・フォルダには、そのダイアグラム・フォルダが表示されるスイムレーンに対して生成されたXMLファイルが含まれます。
AQ定義、Oracle Workflow、BES定義、インスタンス情報ファイルは、ハブとして機能するサーバーにデプロイされます。ハブでは、システム間のメッセージ・フローの制御を行います。AQ定義およびインスタンス情報ファイルは、スポークとして機能するサーバーにデプロイされます。サーバー情報は、各スイムレーン定義に対して入力された接続情報から取得されます。
XMLデプロイメント・プロファイルは、階層内の各フォルダに関連付けられます。フォルダを選択およびデプロイすることにより、基礎となるデプロイメント・プロファイルが実際に実行されます。
デプロイは、フォルダで表される任意のレベルで実行できます。これにより、デプロイ方針の柔軟性が向上します。次の表で、選択するフォルダおよびデプロイされるファイルについて説明します。
選択するフォルダ | デプロイされるファイル |
---|---|
「作成されたEBIファイル」フォルダ | プロジェクトの全システムに対して生成されたファイルすべて。同時にデプロイされます。 |
スイムレーン・フォルダ | 単一システムが使用されている全ダイアグラムで生成された、単一システムのファイルすべて。 |
ダイアグラム・フォルダ | 単一ダイアグラムで生成された単一システムのファイルすべて。 |
デプロイに対するこの階層アプローチは、デプロイメント・エラーから簡単にリカバリできる柔軟性も提供します。たとえば、スイムレーン・フォルダを選択し、そのシステムが使用されているすべての生成済ダイアグラムにある、システムのファイルをすべてデプロイすると想定します。また、デプロイ時に、生成済ダイアグラムの1つに関連付けられているファイルのデプロイに失敗したとも想定します。この場合、デプロイ・プロセスは終了せず、かわりに他の生成済ダイアグラムからファイルのデプロイを継続します。
デプロイの完了後、失敗したダイアグラムを調べ、必要な訂正を行い、ダイアグラムに対してファイルを再生成します。その後、そのダイアグラムのファイルのみを再デプロイします。
E-Business統合のデプロイメント・プロファイルについて
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