JAAS用のJClientログイン・ダイアログの実行

Oracle JAASのログイン・ダイアログと埋込みOC4Jサーバーを使用するには、JClientフォームを実行する前に次の構成が必要です。

注意: OracleAS JAASプロバイダを使用しない場合は、生成されたログイン・ダイアログをJDBC接続を使用するように変更できます。

ADF Business ComponentsクライアントがSSO認証を使用するように構成するには、次のようにします。

  1. ナビゲータで、アプリケーションの最上位のアプリケーション・モジュールを右クリックし、「構成」を選択します。
  2. Configuration Managerで、アプリケーションで使用する構成を選択し、「編集」をクリックします。
  3. 「Oracle Business Componentの構成」ダイアログで、「プロパティ」タブを選択します。
  4. プロパティjbo.security.enforceを検索します。
  5. このプロパティをMustに設定して、完全な認証を有効にします。

JClientフォーム用のログイン・プロバイダを有効にするには、次のようにします。

  1. エディタでファイル<jdev_install >/jdk/jre/lib/security/java.securityを開き、次のADF Business Componentsセキュリティ構成定義を挿入します。

    login.configuration.provider=oracle.security.jazn.spi.LoginConfigProvider

  2. プロジェクトにBC4JセキュリティJARファイルを追加するには、ナビゲータでJClientプロジェクトを選択し、「プロジェクト」->「プロジェクトの設定」を選択します。
  3. 「プロジェクトの設定」ダイアログで、「構成」ツリーの「ライブラリ」をクリックし、JClientプロジェクトと関連付けられている現在のライブラリのリストを表示します。
  4. 「使用可能なライブラリ」リストから「BC4J Security」を検索し、「選択済のライブラリ」リストに追加します。

    追加しない場合、ログイン・ダイアログを使用するとエラー・メッセージが表示されます。 BC4Jセキュリティ・ライブラリには、プロジェクト内でJAASを使用する必要があるJARファイルが含まれます。

  5. 「OK」をクリックし、プロジェクト設定を保存します。
  6. JClientプロジェクトで、EJB Session BeanとしてデプロイされているADF Business Componentsにアクセスする必要がある場合、グループのユーザーに読取り/書込みアクセス権を付与する必要があります

OC4Jを実行するには、次のようにします。

  1. データ・コントロール・パレットからフォームまたはパネルにコンポーネントをドラッグ・アンド・ドロップして、ログイン・フォーム用に(たとえば、ADF Business Componentsプロジェクトに基づいて)少なくとも1つのデータ・コントロールが存在することを確認します。

    空のJClientフォームでアプリケーションを作成する場合、データ・コントロールはデフォルトでは生成されません。 ADFデータ・コントロールにより、アプリケーション用にデータ・バインディング・コンテキストが提供されます。

  2. <jdev_install>/j2ee/homeディレクトリに移動して、コマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。

  3. 次のコマンドを入力して、OC4Jを開始します。

    java -jar oc4j.jar

    このコマンドでOC4Jが開始しない場合、javaコマンドがパスに存在しない可能性があります。 この場合、システム・パスに、インストール済JREのbinディレクトリを追加します。 OC4Jコンテナは、JAZNプロバイダがログイン・モジュールとして機能できるように、開始する必要があります。

ユーザー・アカウントは<jdev_install>/j2ee/home/configディレクトリにあるjazn-data.xmlファイルに格納されています。 ここにあるデフォルト名の1つは、SCOTT/TIGER(注意: 大文字)です。 ログイン・ダイアログをテストするには、デフォルト名を使用します。

jazn-data.xmlファイルは、アカウントの追加後、初めてOC4Jが開始されたときにパスワードを暗号化します。 パスワードが暗号化されていることを確認するには、パスワードの前に'!'を追加します。 たとえば、パスワードのWELCOMEを暗号化するには、!WELCOMEと定義します。

ユーザーに対してユーザー名/資格証明のペアを使用してさらに処理するには、アプリケーションで次のコードを使用します。

Hashtable h = panelBinding.getBindingContext().getDefaultDataControl(). getApplicationModule().getSession().getEnvironment();

String username = h.get(JboContext.SECURITY_PRINCIPAL);
String credential = h.get(JboContext.SECURITY_CREDENTIALS);


JClientログイン・ダイアログについて
JClientログイン・ダイアログのJDBC接続用への変更

 

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