「プロファイラ」ノードの「イベント」ページを使用して、イベント・プロファイリングのオプションを設定します。
個々のプロジェクトのプロパティは、「プロジェクトの設定」ダイアログで設定します。 今後作成するすべてのプロジェクトのプロパティは、「デフォルトのプロジェクト・プロパティ」ダイアログで設定します。
イベント・プロファイラでは、プロファイラ・クラス・セットを使用して、発生するイベントのコード位置を検索します。 このセットは3つのプロファイラすべてに共通であるため、「プロジェクト・プロパティ」ダイアログの「プロファイラ」ページでグローバル・プロファイラ設定の一部として定義されます。
イベントは、プロファイラ・クラス・セットに含まれるスタックの最初のメソッドでレポートされます。プロファイラ・クラス・セットに属するスタックにメソッドがない場合は、位置は「Unknown」としてレポートされます。
新しいイベントまたはイベント・グループを作成して、それらの項目をリストで操作するには、リストの左側のボタンを使用します。イベントをグループ化しておくと、関連するイベントをグローバルで選択することが容易になります。必要に応じていくつでもイベントを作成し、必要な数のグループに編成してください。グループ構造の深さに制限はありません。
リストの項目にラベルや色を割り当てるには、リストのすぐ下にあるコントロールを使用します。重複IDの作成に対する保護対策はこのダイアログにはありません。設計者は、イベントIDが一意であることを必ず確認してください。
選択されていないイベントはプロファイラではレポートされません。ただし、プロファイラに認識されないイベントが発生すると、そのイベントはデフォルト名「Unknown event XXX」としてレポートされ、デフォルトの色で表示されるので注意してください。選択したイベントの設定は、起動時にプロファイラで評価されます。選択したイベントのセットをプロファイリング・セッションの途中で変更しても、そのセッションの表示には影響しません。ただし、すでにレポートされたイベントの色やラベルを変更すると、そのような変更はすぐに表示に反映されます。
実行時にプロファイラでイベントを検出するかわりに、プロファイラを最初に実行する前にイベントを宣言することをお薦めします。これは、適切なグループにイベントを直接作成でき、適切な順序でイベントを宣言できるためです。
イベント・プロファイラを最大限に活用するには、プロファイラAPIを使用してコードをインストルメントする必要があります。このとき、特に多くの開発者が関わるプロジェクトの場合は、ID番号の割当ては慎重に計画してください。 0〜99までのIDはJava VMによって内部イベントで使用され、1000〜1099までのイベントはビジネス・コンポーネント・モジュールによって使用されることを覚えておいてください。
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