バージョン・ツリーからのマージ

ファイルとディレクトリのバージョンを、バージョン・ツリーから直接マージできます(リポジトリ・マージ)。 また、バージョン・ツリーを使用すると、他の非リポジトリ・ツールを使用してマージされているファイルとディレクトリも確認できます(非リポジトリ・マージ)。

リポジトリ・マージ: リポジトリ・マージは、自動的に、または手動で実行できます。 2つのバージョン間にはマージ矢印が表示されます。 リポジトリ・マージを実行できるのは、ワークエリアのコンテキスト内で作業しているユーザーのみです。

非リポジトリ・マージ: 非リポジトリ・マージを記録することで、バージョン・ツリーでは2つのバージョン間に破線のマージ矢印が表示され、その2つのバージョンがCompare Merge Utilityを使用せずにマージされたことが記録されます。 非リポジトリ・マージは、ワークエリアのコンテキスト内またはコンテキスト外で作業中のユーザーが記録できます。

どのタイプのマージ操作でも、ソース・バージョンをチェックインする必要があります。ソースからターゲットへのリポジトリ・マージを実行するには、自動マージか手動マージかを問わずターゲットをチェックアウトしてください。 マージ操作後にターゲットをチェックインすると、マージ結果を含めたターゲットの新バージョンが作成されます。

非リポジトリ・マージを記録する場合は、ターゲットをチェックインまたはチェックアウトできます。

リポジトリ・マージを実行するには、次のようにします。

  1. マージ操作用にチェックインしたソース・バージョンを選択します。
  2. 「マージ」ボタンをクリックするか、ポップアップ・メニューから「マージ」を選択します。
  3. マージ操作用のターゲット・チェックアウトを選択します。
  4. 「マージの確認」ダイアログでリポジトリ・マージ・オプションを選択します。
  5. 自動マージを実行するには、「自動マージを実行」ボックスを選択します。
  6. 項目のバージョン間で差分の計算時に空白やタブを無視する場合は、「マージ時に空白とタブを無視」ボックスを選択します。
  7. XMLファイルに対して自由形式のマージ操作を実行する場合は、「自由形式」ボックスを選択します。
  8. 「OK」を選択します。

マージ・ユーティリティで競合が発生すると、競合を解決するためのマージ・ウィンドウが表示されます。

競合が発生しない場合、または競合を解決して結果を保存した場合は、バージョン・ツリーにソース・バージョンからターゲット・バージョンへのマージ矢印が表示されます。

非リポジトリ・マージを記録するには、次のようにします。

  1. マージ操作用にチェックインしたソース・バージョンを選択します。
  2. 「マージ」ボタンをクリックするか、ポップアップ・メニューから「マージ」を選択します。
  3. マージ操作用のターゲット・バージョンを選択します。
  4. 「マージの確認」ダイアログで非リポジトリ・マージ・オプションを選択します。
  5. 「OK」を選択します。

バージョン・ツリーに、ソース・バージョンからターゲット・バージョンへのマージ矢印が破線で表示されます。

 

 

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