アクション・バインディングのメソッド・パラメータの指定

データ・コントロール・パレットを使用して、メソッドをボタンまたはリンクとして挿入できます。ユーザーはそれらをクリックして、アクションを実行できます。アクションは、ビジネス・サービスのクラス・メソッドによって定義され、データ・コントロール・パレットで表示される「Operations」フォルダに登場します。

メソッドがパラメータを受け付ける場合、そのパラメータの実際の値は、プロパティ・インスペクタを介して指定できます。アクション・バインディング・エディタでは、メソッドの引数の値の入力はサポートされていません。

メソッドに対するアクション・バインディングのパラメータを指定するには、次のようにします。

  1. アクション・バインディングを持つボタンまたはリンクを作成します。

  2. ビジュアル・エディタでUIコンポーネントが表示されている状態で、「表示」->「構造」を選択し、構造ウィンドウを開きます。

  3. 構造ウィンドウのツールバーでUI Model tab iconUIモデル)をクリックし、ノードを開いてバインディングのリストを表示します。

  4. バインディングのリストで、希望のメソッドに対応するアクション・バインディングを開きます。

  5. 希望のアクション・バインディングの下にある「param」を選択し、「表示」->「プロパティ・インスペクタ」を選択して、プロパティ・インスペクタを開きます。

  6. プロパティ・インスペクタで、パラメータの値を入力します。

    パラメータの値が既存のADFバインディングによって提供されるよう設定する場合は、EL(言語式)の式構文を使用してそのバインディングにアクセスします。入力フォームによって提供されたユーザー入力からパラメータの値を取得する場合、この方法が特に役立ちます。たとえば、OrderId用の入力フィールドでは、この${param.orderid}のようなメソッドがアクセスするコントロール・バインディングを定義することもできます。

  7. アクション・バインディングに対応するメソッドが定義するパラメータごとに、この作業を繰り返します。

Struts、JSP、ADF Business Components、およびOracle ADFアクション・バインディングと、カスタム・メソッドとの組合せを使用する詳細な例は、エンドツーエンドのトピックである「カスタム・メソッドを使用したビュー・オブジェクトでのバインド・パラメータの設定」を参照してください。


JClientフォームでのパラメータ付きメソッドのバインド

 

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