エンドツーエンドの例を使用して、データ・バインドされたJSPページを使用する典型的なWebページ・フローのJDeveloperへの実装方法を理解します。各使用例では、説明されている各ページ・フローのモデル・レイヤー、ビュー・レイヤーおよびコントローラ・レイヤーを設定するために実行する必要があるすべてのタスクを説明します。このトピックでは、次の項目について説明します。
エンドツーエンドの概要
ビジネス・サービスとモデル・レイヤーの設定
JSP参照フォームおよび編集フォームの作成
単一ページのマスター/ディテール・フォームの作成
カスタム・メソッドを使用したビュー・オブジェクトでのバインド・パラメータの設定
ここで説明する使用例では、次の技術の使用方法を示します。
使用例はチュートリアルよりも総合的な内容です。ページ・フローの実装方法を示し、それぞれの手順においてJDeveloper内部で実行される処理を説明します。すべての例で、次に示すJDeveloperの機能が使用されています。
注意: OTNで利用できるチュートリアルの詳細は、「チュートリアル」を参照してください。
すべての使用例では、ビジネス・サービス・レイヤーのOracle ADF Business Componentsが使用されます。このレイヤーを最初に作成するために必要な手順は、3つの使用例で共通です。
デフォルトのWebアプリケーション・テンプレートを使用してアプリケーション・ワークスペースを作成します。
JDeveloperを使用してアプリケーションを作成するには、すべてのファイルとメタデータを格納して管理するためのアプリケーション・ワークスペースを作成する必要があります。デフォルトのWebアプリケーション・テンプレートによって、Struts、JSPまたはUIXのページとOracle ADF Business Componentsを使用するアプリケーションが設定されます。モデル・プロジェクトとViewControllerプロジェクトの2つのプロジェクトが作成されます。アプリケーションでViewControllerプロジェクトの使用を開始したら、クライアントにJSPページかUIXページを選択します。
接続の作成ウィザードを使用し、データベース接続を定義します。
アプリケーションで使用するデータにアクセスするには、データソースへのアクセスを設定する必要があります。この例では、データソースはHR(人事管理)の一連の表を含むデータベースです。データベース接続を定義すると必要なアクセスを取得できます。
モデル・プロジェクト用のOracle ADF Business Componentsを作成します。
データソースへのアクセスを確立すると、ビジネス・サービス・レイヤーでOracle ADF Business Componentsを作成することにより、使用可能なフォームの形でアプリケーションのモデル・レイヤーがそのデータを使用できるようになります。Oracle ADF Business Componentsを使用する際は、ビジネス・サービスを登録する必要はありません。ページ・フローの作成を開始する前にOracle ADF Business Componentsを作成すると、ビジネス・コンポーネントが表示された状態でデータ・コントロール・パレットが開きます。ここで説明する例では、HRデータベースのDepartments表とEmployees表から作成されたビジネス・コンポーネントを使用します。
注意: ADF Business Components以外のビジネス・サービスはOracle ADFモデル・レイヤーでサポートされていますが、EJB Session Bean、TopLinkマッピング・オブジェクトまたはWebサービスではデータの公開方法が異なるため追加のドキュメントが必要です。その他のビジネス・サービスの使用方法の詳細は、OTNのJDeveloperページのHow Toドキュメントを参照してください( http://otn.oracle.co.jp/products/jdev/index.html)
)。
この例では、Struts読取り専用表が含まれるWebページの作成方法を説明します。ユーザーがそのページの表から1つの行を選択して他のページへフォワードし、入力フォームを使用してその行を編集できます。これは、ページ・フロー・ダイアグラムで2つのデータ・ページを使用する単純なページ・フローです。
この例の詳細は、「JSP参照フォームおよび編集フォームの作成」を参照してください。
この例では、ナビゲーション付きの読取り専用フォームを使用するWebページの作成方法を説明します。ユーザーはナビゲーションを使用して表のデータ行を参照できます。同一ページの2番目の表には、選択した行の詳細な情報が表示されます。このページ・フローでは、データ・アクション、ページ・フォワードおよびリンクが使用されます。この例では、ディテール表のレンジ・サイズを設定するためにイテレータ・バインディング・エディタも使用されます。
この例の詳細は、「マスター表を更新する単一JSPページのマスター/ディテール・フォームの作成」を参照してください。
この例では、検索時に使用するwhere句のパラメータをユーザーが設定できるWebページを作成する方法を説明します。この例では、次の作業を行います。
この例の詳細は、「カスタム・メソッドを使用したビュー・オブジェクトでのバインド・パラメータの設定」を参照してください。
Struts構成ファイルの編集スタイルの選択 Strutsページ・フロー・ダイアグラムの要素について
Webページおよびコンポーネント・パレットについて
データ・コントロール・パレットについて
JSP、HTMLおよびUIXビジュアル・エディタについて
構造ウィンドウについて
Webページおよびプロパティ・インスペクタについて
Oracle ADFビュー・オブジェクトについて
Oracle ADFでの名前付きイベントについて
データ・アクションを使用したビジネス・サービス・メソッドの実行
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