構造化されたWHERE句の使用方法

ビュー基準とは、WHERE句の作成に使用できる構造化された基準のことです。文字列を操作してWHERE句を変更するよりも、ビュー基準を使用して複雑なWHERE句を論理積正規形に作成する方が効率的な場合があります。詳細は、「ビュー基準について」を参照してください。

構造化されたWHERE句を使用するには、次のようにします。

  1. ビュー・オブジェクト・インスタンスでcreateViewCriteria()をコールし、ViewCriteriaクラスをインスタンス化します。たとえば、custOrdVOビュー・オブジェクト・インスタンスのビュー基準を作成するには、次のコードを使用します。
    ViewCriteria vc = custOrdVO.createViewCriteria();        
  2. 必要な各ビュー基準行に対し、次のようにViewCriteriaでcreateViewCriteriaRow()をコールし、ビュー基準行を作成します。
    ViewCriteriaRow promotionRow = vc.createViewCriteriaRow();
    ViewCriteriaRow noPromRow = vc.createViewCriteriaRow();        
  3. ViewCriteriaRowでsetAttribute()をコールし、各ビュー基準行の条件を設定します。ビュー・オブジェクト属性の名前と属性に適用するSQL条件をsetAttribute()に渡します。
    promotionRow.setAttribute("OrderTotal", "> 500");
    promotionRow.setAttribute("CreditLimit", "> 2500");
    promotionRow.setAttribute("PromotionId", "IS NOT NULL");
    
    
    noPromRow.setAttribute("OrderTotal", "> 1000");
    noPromRow.setAttribute("OrderTotal", "> 5000");        
  4. 行をViewCriteriaのaddElement()に渡してビュー基準に追加します。
    vc.addElement(promotionRow);
    vc.addElement(noPromRow);        
  5. ViewCriteriaをapplyViewCriteria()に渡し、ビュー基準をビュー・オブジェクト・インスタンスに適用します。

    custOrdVO.applyViewCriteria(vc);

  6. 次の操作はいつでも実行できます。

実行時にビュー・オブジェクト問合せを変更する方法
Oracle ADFビュー・オブジェクトについて
ビュー・オブジェクト属性について

 

 

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