Oracle ADF Business Componentsのバッチ・モードについて

バッチ・モードでは、クライアントが中間層から切断されます。クライアント・アプリケーションがバッチ・モードで実行されている場合、リクエストはバンドルされて後で処理されます。参照、更新、削除などはすべて、ネットワークを経由せずにクライアントで実行されます。トランザクションがコミットされると、変更がバンドルされて送信されます。この結果、ネットワークのラウンドトリップ数が削減され、スケーラビリティとパフォーマンスが向上します。

バッチ・モードを使用しない場合

JDeveloperで作成されたクライアントは、デフォルトでバッチ・モードに設定されます。これは、データベースとの対話レベルが非常に高いアプリケーションや、即時検証が必要な状況では、不適切な場合があります。この場合は、アプリケーションを即時モードで実行し、データが即時に同期化されるようにしてください。

バッチ・モード設定の変更方法

バッチ・モードは、データ・コントロール(.cpx)のプロパティ・インスペクタで設定されます。設定の変更方法は、「問合せデータ同期化の変更」を参照してください。

バッチ・モードでのコーディングに関する考慮事項

バッチ・モードと即時モードの動作は若干異なるため、異なるコーディング方法が必要な場合があります。また、バッチ・モードを使用するように変更するレガシー・アプリケーションがある場合、コードの一部を変更する必要があります。詳細は、「バッチ・モードでのコーディングに関する考慮事項」を参照してください。


問合せデータ同期化の変更

 

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