CodeCoachローカル変数アドバイス

ローカル変数に修飾子を追加することにより、プログラムのメモリー使用を節約できます。

CodeCoachで提供される変数アドバイスには2種類あります。

finalとできる可能性のあるローカル変数
定数により1度初期化されたローカル変数には、finalを宣言できます。その結果、定数バイトコードを使用し、コンパイラはより効率的なコードを生成します。これはまた、JVMでの定数伝播を効率化します。

次の例では、変数FIRST_ELEMENTおよびLAST_ELEMENTは事実上定数です。修飾子finalが追加された場合、コンパイラは、はるかに効率のよいコードを生成できます。


class foo { private int FIRST_ELEMENT = 0; //should be modified to final private int LAST_ELEMENT = 10; //should be modified to final void method1() { for (int i = FIRST_ELEMENT;i < LAST_ELEMENT;i++) { // do something } } void method2() { int i=bar(); switch(i) { case FIRST_ELEMENT: // do this case LAST_ELEMENT: // do that } } }

コードを拡張し、変数の値を変更する場合は、変数をfinalに設定しないでください。

finalとできる可能性のあるローカル変数のアドバイスのキーワードはLFINです。

未使用である可能性のあるローカル変数
コンパイラは、通常、使用されていないローカル変数を検出します。CodeCoachは、コンパイラが読み取らない未使用のローカル変数がないか調べます。これには、変数に値が割り当てられているが、変数が使用されていない場合なども含まれます。

今後その変数を使用することを想定している場合は、削除しないでください。

未使用である可能性のあるローカル変数のキーワードはLUNUです。


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