JDeveloperにおけるドキュメントについて
IDEでドキュメントまたはURLを介してアクセスされるその他のリソースが開かれる際、そのタイプによって、ナビゲータ・ペインに表示されるラベル、アイコンおよびツールチップ、そのポップアップ・メニューで使用可能なビューア、構造ウィンドウで参照するためにドキュメントやリソースをレンダリングするパーサーおよびその他のサービスが決まります。ドキュメントのタイプは、URLの拡張子の部分、またはXMLファイルの場合はルート要素により区別されます。
JDeveloperのドキュメントは、通常、次の3つの形式でユーザーに表示されます。
- ナビゲータ・ペインのノードとして。各ドキュメント・タイプは、それぞれのノード・クラスにより表されます。ドキュメント・タイプは、ドキュメント・タイプからノード・クラスへのマップがレコグナイザに登録されている場合に、JDeveloperで認識されます。開かれたドキュメントは、クラスのインスタンスで表されます。ドキュメント・タイプにより、ビューアおよびコンパイラなど、ノードのポップアップ・メニューで使用可能なサービス、あるいはノードが選択された際にIDEの他の場所で使用可能になるサービスが決まります。
- ビューで編集する内容として。ノードのポップアップ・メニューには、ドキュメントの内容を表示または変更するために使用できるデザイナ・ビューおよびエディタ・ビューのリストが表示されます。ノードのタイプに対するビューが、IDEのエディタ・マネージャまたはデザイナ・マネージャに登録されている場合、リストにそのビューが表示されます。1つのドキュメント・タイプを複数のビューで表示することも、1つのビューを複数のドキュメント・タイプに登録することもできます。
- 構造ウィンドウ内のエクスプローラ・ツリーとして。エクスプローラ・ツリーには、ドキュメントの内容の骨子を表す構造が表示され、関連ビューへの移動に使用できます。ユーザーがドキュメントを表示するビューを選択すると、ドキュメント・タイプとビューア(ビューアがエクスプローラ・マネージャに登録されている場合)の両方に適したエクスプローラが検索されます。ドキュメントは、ツリーを構築するために解析されます。
JDeveloperでは、多くの一般的なタイプに、ノード・クラス、ビュー、エクスプローラ、その他のサービスが提供されています。カスタム・ドキュメントのタイプ、または既存のタイプ用の別のビューまたはエクスプローラが必要な場合は、拡張機能として組み込むことができます。
関連項目
ドキュメント・レコグナイザの開発
エクスプローラの開発
エディタの開発
JDeveloperにおけるデータ・オブジェクトについて
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