データ・アクションをページ・フロー・ダイアグラムに追加すると、ページ・フォワード要素を介してアクションをWebページにマップできます。ページ・フォワード要素とは、アクションが起動されるWebページを表すものです。Strutsページ・フロー・ダイアグラムでは、ページ・フォワードを特定のWebページに関連付けてアクション・マッピングを完成させます。
注意: 多くの場合、データ・ページをデータ・アクションおよびページ・フォワードのかわりに使用すると、アプリケーションの同じ動作を迅速かつ簡単に実現できます。詳細は、コンポーネント・パレットで要素名を右クリックして「ヘルプ」を選択してください。
指定したページにアクションをマップするには、次のようにします。
コンポーネント・パレットで、「Page Forward」を選択します。
ページ・フロー・ダイアグラムで、すでに挿入したデータ・アクションの近くをクリックします。新規のページ・フォワード要素が作成されます。
ページ・フローに挿入したアイコンには、最初の時点では黄色の警告オーバーレイ・アイコンが表示されます。これは、ページ・フォワードと関連付けるWebページがまだ定義されていないことを示しています。アイコンをダブルクリックすると、「ページの選択または作成」ダイアログが表示されます。これを使用してWebページを定義できます。定義を行うと、アイコンには警告オーバーレイ・アイコンが表示されなくなります。
ページ・フロー・ダイアグラムでページ・フォワード・アイコンのラベルをクリックし、名前を編集します。たとえば、browseDataTable.jsp
を起動するページ・フォワードには、/browseDataTable
という名前を付けます。ページ・フォワード要素には、宛先のWebページと同じ名前を付けることをお薦めします。
警告: 次のステップでフォワード遷移を作成する前に、必ず、フォワード先のWebページの名前を反映するようにページ・フォワード要素の名前を変更してください。フォワード遷移を挿入した後でページ・フォワードの名前を変更すると、pageNameUIModel.xml
ファイル(実行時にデータ・アクションが参照)と、対応するWebページ(この .xml
ファイルでADFバインディング定義を指定)との間で不一致が発生します。
注意: ビジュアル・エディタでWebページをすぐに編集しない場合は、「このページをすぐに編集」チェック・ボックスの選択を解除します。この機能の詳細は、「Strutsページ・フロー・ダイアグラムを使用したページ設計アプローチの選択」を参照してください。
コンポーネント・パレットで、「Forward」を選択します。
ページ・フロー・ダイアグラムでデータ・アクション要素をクリックすると、フォワード遷移が描画されます。新規のページ・フォワード要素をもう1回クリックすると、フォワード遷移が完成します。myPage
ファイルの編集が完了している場合、ページ・フローは次のように表示されます。
これで、ページ・フォワードに関連付けられたページの作成およびデータ・アクションのフォワードの作成が完了し、どちらのアイコンにも警告オーバーレイ・アイコンが表示されなくなります。
ページ・フォワードの宛先を定義します。
struts-config.xml
ファイルがアクション・マッピングの定義で更新されます。
<action path="/myDataAction"
className="oracle.adf.controller.struts.actions.DataActionMapping"
type="oracle.adf.controller.struts.actions.DataAction" name="DataForm">
<set-property property="modelReference" value=" pageNameUIModel"/>
<forward path="/myPage.do" name="success"/>
</action>
ページ・フォワードをOracle ADFデータ・アクションにマップするたびに、次の処理が実行されます。
pageNameUiModel.xml
)がWebページに作成されます。
<set-property>
タグが挿入されます。そのproperty
属性はmodelReference
に設定され、value
属性はバインディング定義(pageNameUIModel
)の名前に設定されます。
また、データ・アクションを初めてマップすると、クライアント・プロジェクト定義ファイル(DataBindings.cpx
)が作成されます。このファイルにより、アプリケーションのビジネス・サービスに登録されているOracleデータ・コントロールが参照されます。
生成されるプロジェクト・ファイルおよびデータ・バインドされたUIコンポーネント内のモデル参照(${bindings.MyBindingObject.propertyName.attributeName}
)によって、Webアプリケーションは実行時にOracle ADFモデル・レイヤーにアクセスできるようになります。詳細は、「ADF固有のプロジェクト・ファイルについて」を参照してください。
Webページを作成してそれをページ・フォワード要素に関連付けると、ページ・フロー・ダイアグラム内のデータ・アクションからWebページを実行できます。アクションを右クリックし、「/myDataActionNameの実行」を選択します。
続いて、発生するページの更新を処理するデータ・アクションにナビゲーション・リンクを追加して、ページ・フローを調整できます。また、ビジュアル・エディタで、生成されたWebページをカスタマイズできます。さらに、データ・コントロール・パレットから、データ・バインドされたコンポーネントを挿入できます。
ページ・フロー・ダイアグラムからのOracle ADFアプリケーションの実行
ページ・フロー・ダイアグラムからのWebページの作成
既存のWebページとページ・フロー・ダイアグラムとの関連付け
Copyright © 1997, 2004, Oracle. All rights reserved.