EARデプロイメント・プロファイルのプロパティ - EARオプション

アプリケーションのエンタープライズ・アーカイブ(EARファイル)およびそのmanifestファイルの内容を指定する際に使用します。
アーカイブの圧縮
標準のdeflate圧縮を使用してアーカイブを圧縮する場合は、このチェック・ボックスをチェックします。
圧縮せずにアーカイブを格納する場合は、このチェック・ボックスのチェックを外します。
 
manifestファイルを含める(META-INF/MANIFEST.MF)
アーカイブにmanifestファイルを含める場合は、このチェック・ボックスをチェックします。 ここから下のフィールドは、manifestファイルに関するものです。 設定を指定しない場合、アーカイブ内の各ファイルに対するヘッダーおよびエントリが含まれるデフォルトのmanifestファイルが生成されます。
デプロイメント・プロファイル依存性が存在する場合は、このチェック・ボックスをチェックすることによって、META-INF/MANIFEST.MF Class-Path属性を使用してデプロイ時にJARファイルをリンクできます。 たとえば、WARプロファイルをEARファイルにデプロイする場合、JARファイルをWARファイルのWEB-INF/libディレクトリにコピーするかわりに、manifestを通じて依存性のあるJARファイルがWARファイルにリンクされます。 これにより、同じEAR内の他のWARファイルまたはEJB JARファイルによって共有される共通のJARは、EAR内で1回のみ出現すればよいことになり、manifestのClass-Path属性の使用により、共通のJARを使用するすべてのモジュールがそのJARにリンクされるという利点があります。
このチェック・ボックスのチェックを外すと、依存関係にあるすべてのJARがWEB-INF/libディレクトリにコピーされるため、JARが重複し、EARファイルのサイズが大きくなる場合があります。

メイン・クラス
テキスト・フィールドに、manifestファイルで追加されるMain-Class属性を入力します。これによって、EARファイルを実行可能ファイルにすることができます。 Javaアプリケーションを含むこのEARファイルは、次のコマンドを使用して起動できます。
java -jar myapp.ear
myappは、EARファイル名に置き換えます。

Main-Class属性の指定は、実行可能JARファイルを作成する唯一の方法です。 テキスト・フィールドには、メイン・メソッドを含むクラスの完全修飾名を記述する必要があります。メイン・メソッドは、次のシグネチャを持つメソッドです。
public static void main(String[] args))

追加のmanifestファイルをMANIFEST.MFにマージ
JDeveloperで生成するmanifestファイルにマージされる追加のmanifestファイルを指定できます。 これは、コマンドライン上でjarコマンドでmオプションを指定する場合と同じになります。 このオプションは、JARファイルまたは特定のJARファイル・エントリ(あるいはその両方)にカスタム属性を指定する場合に便利です。
追加
EARファイルから別のmanifestファイルを追加します。 これらのmanifestファイルの内容は、指定した順序で、EARファイルに含まれる1つのMETA-INF/MANIFEST.MFファイルにマージされます。
削除
EARファイルから既存のmanifestファイルを削除します。

関連項目
シンプル・アーカイブの作成とファイル・システムへのデプロイ
J2EEエンタープライズ・アーカイブのデプロイ

 

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