mediaの挿入
mediaコンポーネントを挿入するには、次のようにします。
- 目的のファイルの設計構造ウィンドウで、mediaコンポーネントを挿入するノードを探します。
- コンポーネント・パレットのドロップダウン・リストから「Simple Components」を選択し、mediaコンポーネントを、選択した親ノードにドラッグ・アンド・ドロップします。
「media」ノードが、展開された親ノードに挿入され、強調表示されます。
- プロパティ・インスペクタで、mediaコンポーネントに対して次の属性を設定します。
- source: メディア・リソースの場所を指定するURIを入力します。このURIは必須です。contentTypeが指定されていない場合、contentTypeはsource属性の拡張から推測されます。
- standbyText: メディア・リソースのロード中にメディア・プレーヤに表示されるメッセージを入力します。
- autoStart: ユーザーが開始しなくても自動的にメディア・リソースをロードして再生するには、trueを選択します。デフォルトはfalseです。
- contentType: source属性のURIにより返されるメディア・コンテンツのMIMEタイプを入力します。この属性は、プレーヤの選択方法、プレーヤのUIコントロールの設定方法およびメディア・プレーヤのデフォルト・サイズを決定する際のヒントとして使用します。contentTypeが指定されていない場合、contentTypeはsource属性のURL拡張から推測されます。
- controls: メディア・プレイバックの制御のためにユーザーが使用できる一連のUIコントロールを選択します。同じ値に対して表示される実際のUIコントールは、プレーヤによって異なる場合があります。同様に、UIコントロールで使用されるスペースの大きさも、メディア・プレーヤによって異なります。このため、メディア・コントロールのサイズがinnerWidthとinnerHeight属性ではなくwidthとheight属性によって指定されている場合、問題が生じることがあります。サポートされる値は、次のとおりです。
-
none
: メディア・プレーヤのUIコントロールを表示せず、ポップアップ・メニューなどの他の手段でもメディア・コントロールにアクセスできません。この値は、通常、ユーザーによりメディアの再生を制御できないアプリケーションでのみ使用されます。通常、autostart属性をtrueに、playCount属性を0に設定してこの属性を使用すると、メディアがただちに再生され、ループされます。
-
noneVisible
: メディア・プレーヤのUIコントロールを表示しませんが、ポップアップ・メニューなどの他の手段によりメディア・コントロールにアクセスできます。この値は、通常、ユーザーによりメディアの再生を制御できるアプリケーションでのみ使用されますが、推奨されません。通常、autostart属性をtrueに、playCount属性を0に設定してこの属性を使用すると、メディアがただちに再生され、ループされます。
-
minimal
: メディア・プレーヤでメディアを再生するための最小限のUIコントロールを表示します。この値を使用すると、ユーザーは、メディア再生に関する最も重要なUIコントロールを制御でき、ユーザー・エージェントで使用される追加のスペースも最小になります。
-
typical
: デフォルト。メディア・プレーヤでメディアを再生するための標準的なUIコントロールを表示します。この値を使用すると、ユーザーは、メディア再生に関する最も一般的なUIコントロールを制御でき、ユーザー・エージェントで過度の追加スペースが使用されることもありません。
-
all
: メディア・プレーヤでメディアを再生するために使用可能なすべてのUIコントロールを表示します。この設定では、使用するメディア・プレーヤによって、多くの追加スペースが必要になる場合があります。
- height: メディア・プレーヤとそのコンテンツのために用意される高さ(ピクセル単位)を入力します。メディア・プレーヤのUIコントロールに必要となる追加の高さはメディア・プレーヤによって異なり、メディア・プレーヤに表示されるUIコントロールに依存するため、この属性よりもinnerHeight属性を使用することをお薦めします。height属性とinnerHeight属性の両方が指定されている場合は、height属性が使用されます。height属性が指定されていない場合、メディア・コントロールの高さは、innerHeightと、メディア・プレーヤのUIコントロールの表示に必要な追加の高さを加算することにより算出されます。
- inlineStyle: この要素のスタンバイ・テキストのインラインCSSスタイルを入力します。右の列で
アイコンをクリックしてダイアログを開き、「新規」をクリックしてCSSプロパティの値を入力します。このproperty要素から、名前と値のペアが1つ定義されます。名前はname属性、値はその要素のテキスト・コンテンツにより定義されます。たとえば、名前にはcolor、値にはredと入力します。「詳細」タブを使用してEL構文データ・バインディングの式を入力するか、「データにバインド」ダイアログを使用してこの複合属性に対するデータソースを選択します。
- innerHeight: メディア・プレーヤのコンテンツのために用意される高さ(ピクセル単位)を入力します。これは通常、表示されるメディア・リソースの高さ(ピクセル単位)に設定されます。innerHeightが指定されていない場合、innerHeightは、再生されるメディア・リソースのコンテンツ・タイプに応じてデフォルト設定されます。height属性とinnerHeight属性の両方が指定されている場合は、height属性が使用されます。
- innerWidth: メディア・プレーヤのコンテンツのために用意される幅(ピクセル単位)を入力します。これは通常、表示されるメディア・リソースの幅(ピクセル単位)に設定されます。innerWidthが指定されていない場合、innerWidthは、再生されるメディア・リソースのコンテンツ・タイプに応じてデフォルト設定されます。width属性とinnerWidth属性の両方が指定されている場合は、width属性が使用されます。
- playCount: メディア・リソースの再生回数を入力します。ゼロに設定すると、そのリソースは、ユーザーが再生を停止するまでループします。
- player: メディア・リソースの再生に使用するメディア・プレーヤを選択します。可能な場合、メディア・コントロールがこの要求を処理します。ただし、要求されたプレーヤがユーザー・エージェントで使用できない場合、あるいはメディア・リソースの再生をサポートしていない場合には、別のプレーヤが使用されます。他に使用できるプレーヤがない場合や、要求されたプレーヤになんらかの理由で障害が発生した場合など、どのようなケースにおいても、リンク・プレーヤが使用されます。サポートされる値は、次のとおりです。
-
link
: ユーザー・エージェント・ページでリンクを使用してメディア・リソースの再生を開始します。このプレーヤ設定ではページの最小限のスペースを使用し、ユーザー・エージェントのビルトイン・コンテンツ・タイプ・マッピングを使用して、メディア・リソースの再生方法が決定されます。
-
quicktime
: Apple QuickTime Playerを使用します。
-
windows
: Windows Media Playerを使用します。
-
real
: RealPlayerを使用します。
- width: メディア・プレーヤとそのコンテンツのために用意される幅(ピクセル単位)を入力します。メディア・プレーヤのUIコントロールに必要となる追加の幅はメディア・プレーヤによって異なり、メディア・プレーヤに表示されるUIコントロールに依存するため、この属性よりもinnerWidth属性を使用することをお薦めします。width属性とinnerWidth属性の両方が指定されている場合は、width属性が使用されます。width属性が指定されていない場合、メディア・コントロールの幅は、innerWidthと、メディア・プレーヤのUIコントロールの表示に必要な追加の幅を加算することにより算出されます。
注意: データ・バインディングの使用は、「コンポーネント属性のデータ・バインディング」を参照してください。
例(UIX XML)
...
<media source="house.wma" />
...
<media source="house.wma"
controls="minimal"
shortDesc="Bad House Music"
standyText="I wish I wasn't loading this..."/>
...
<media source="seattle.wmv"
innerWidth="160"
innerHeight="112"
autostart="true"
controls="all" />
...
関連項目
mediaについて
単純なコンポーネントおよびその他のコンポーネントの使用
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