ツリー・バインディング・エディタ

コントロールのツリー・バインディングを定義する際に使用します。このバインディングにより、バインドされたデータ・コレクションの行間の移動が可能になります。

  1. 「規則の編集」タブで、ツリー・コントロールに階層型のノード・リストとして表示するデータ・コレクションと属性を選択します。ツリーで親ノードの下にブランチを表示する場合は、階層をつなぐアクセッサも選択する必要があります。
  2. 「規則の表示」タブで、階層リストの表示順序を指定します。規則の順序は重要です。ツリー・バインディングは、リストの最後の規則、またはアクセッサでターゲット属性を特定できない規則が見つかるまで、規則リストの一番上の規則から順にツリー・コントロールを移入します。

注意: 通常、ツリー・バインディングを使用するとき、モデル・プロジェクトのデータ・モデルには次の項目が含まれる必要があります。

規則の編集
ツリー階層の各レベルへの移入方法を指定する規則を定義します。
データ・コレクション定義
ツリーの移入規則の定義に使用する属性が含まれるデータ・コレクションを選択します。選択するデータ・コレクションによって、選択可能な属性のリスト、およびツリーの次のレベルにドリルダウンするために使用できるアクセッサのリストが決まります。
表示属性
ツリーのあるレベルのノードへ移入させる属性を選択します。ノード・レベルは、「規則の編集」タブに表示される規則の順序によって決まります。
多相制限
オプションで、属性値によって識別される移入規則を定義できます。それぞれの規則で一意の識別子値を指定するかぎり、同じ属性に対してノードへの移入規則をいくつでも定義できるため、この規則は多相的となります。ツリー・コントロールには、各規則に対して別のブランチが表示され、それらのノードは属性の識別子値と一致します。
多相定義の指定(属性/値)
多相性の規則に使用する属性を選択します。通常は、データ・コレクションに選択した属性と同じ属性を選択します。次に、選択した属性に対する識別子値を下のフィールドに入力します。現在、識別子値に範囲は指定できません。等価の識別子のみを指定することができます。入力する値は有効な属性値とする必要があります。
ブランチ規則アクセッサ
ツリー階層の次のレベルへのリンクを指定する、(ビジネス・サービスによって定義される)アクセッサを選択します。子ブランチにデータを表示するための規則をさらに定義する必要があります。
現在の規則を変更
「規則の編集」タブで選択を行った後に、「規則の表示」タブで現在選択している規則のツリー・ノード定義を更新する際にクリックします。
新しい規則を追加
「規則の編集」タブで選択を行った後に、新しいツリー・ノード定義を作成して開始する際にクリックします。「規則の表示」タブには、新しいノード定義が表示されます。
規則の表示
ツリーのノードへの移入方法を指定する規則の順序を変更する場合に使用します。階層に2つのレベルを作成するには、親ノードを定義する規則と子ブランチを定義する規則の2つの規則が必要です。
規則

規則の説明が表示されます。データ・コレクションの名前、現在のレベル(ルート・ノードも可能)で表示する属性の名前、次のレベルにドリルダウンするために使用するアクセッサも含まれます。リーフすなわち末端ノードが規則で定義されている場合はアクセッサは表示されず、<none>が表示されます。

Icon、OpenIcon、ClosedIcon

クラス・ファイルによって初期化されたアイコンが表示されます(たとえば ImageIcon deptImage = new ImageIcon();)。クラス・ファイルに初期化文を追加しないと、リストにはデフォルトのアイコンのみが表示されます。

「削除」ボタン

選択したノード定義規則を「Rules」リストから削除する場合にクリックします。

選択項目の移動矢印

選択した属性を「Rules」リスト内で移動する場合にクリックします。

ボタン

説明

shuttle button

選択したノード定義規則を「Rules」リスト内で移動する場合にクリックします。ツリーでの属性の表示順序が変更されます。ツリーの階層レベル(ブランチ)は、リストの上から下の順で表示されます。

ルート・ノードを定義する規則は、リストの先頭に表示されるようにしてください。

イテレータの選択

データ・コレクションへのアクセスに必要なイテレータを選択するか、指定されたイテレータをそのまま使用します。

ツリー・バインディング・エディタではイテレータを作成できませんが、構造ウィンドウでイテレータ・バインディングを作成して、ツリー・バインディング・エディタで使用できます。

警告: ドロップダウン・リストでイテレータの選択内容を変更すると、以前選択していた属性が削除されます。イテレータの選択を変更する前に、選択されていた元の属性を記録しておく必要があります。必要な場合は、「取消」をクリックすると、元の属性の選択は更新されずにバインディング・エディタが終了します。


Oracle ADFバインディングの詳細は、次のトピックを参照してください。

Oracle ADFのバインディングについて

バインディングのカスタマイズの詳細は、次のトピックを参照してください。

ADFツリー・バインディングのカスタマイズ
式でのADFバインディングのプロパティ設定

データ・コントロール・パレットに表示されるUIコントロールの詳細は、次のトピックを参照してください。

Oracle ADF Webページ内のUIコンポーネントについて
Oracle ADF JavaクライアントにおけるUIコンポーネントについて

 

Copyright © 1997, 2004, Oracle. All rights reserved.