<media>要素 |
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ネームスペース: |
http://xmlns.oracle.com/uix/ui |
派生元: |
<ui:base>要素 |
グループ: |
UIX Components |
要素の型: |
UINode |
<media>要素は、オーディオ、ビデオまたはイメージなどのメディア・コンテンツを、ユーザー・エージェントの埋込みプレーヤに表示します。
構文 |
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<media ></media>
注意:
この要素は派生元要素のすべての属性と子要素を持つことができます。
説明 |
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メディア・コントロールは、source属性で指定したメディアを適切なメディア・プレーヤに表示します。 特定のメディア・プレーヤを使用する場合は、player属性で指定できます。 メディア・コントロールは、クロス・プラットフォームのメディア表示において困難な2つの処理、すなわちメディアの表示に最適なプレーヤの特定、およびメディア・プレーヤのサイズ変更をインテリジェントに処理します。
メディア・コントロールは、次の手順を使用して適切なメディア・プレーヤを選択します。
- コンテンツのプライマリMIMEタイプがimageの場合、ビルトイン・ユーザー・エージェント・サポートが使用されます。
- メディア・プレーヤがplayer属性によって指定されており、そのプレーヤがユーザー・エージェントで使用可能で、メディア・リソースを表示できる場合、そのプレーヤが使用されます。
- あるプレーヤがメディア・リソースの再生に最適で、そのプレーヤがユーザー・エージェントで使用可能な場合、そのプレーヤが使用されます。
- あるプレーヤがユーザー・エージェントで最優先され、そのプレーヤでメディア・リソースを再生可能な場合は、そのプレーヤが使用されます。
- リンク・プレーヤが使用されます。
メディア・コントロールでは、width属性とheight属性(ユーザー・エージェントでメディア・コントロール用に用意されるスペースの大きさを指定)、およびinnerWidth属性とinnerHeight属性(メディア・リソース・コンテンツのサイズを指定)の設定という2つの方法により、プレーヤのサイズ変更をサポートします。 異なるプレーヤ、および異なるプレーヤ制御構成で使用する幅と高さを正確に特定することはほとんど不可能であるため、innerWidthおよびinnerHeightを指定するのは推奨される方法です。
プレーヤのサイズを前述のいずれかの方法で指定しない場合、メディア・リソースのコンテンツ・タイプによって決まるデフォルトの内部サイズが使用されます。 これはオーディオ・コンテンツには適していますが、ビデオ・コンテンツの場合、コンテンツがクリッピングされたり、必要以上に多くのスペースを占める場合があります。
例 |
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この例では、ハウス・ミュージックのWindows Mediaファイルを再生するためのメディア・コントロールを作成します。 一連の一般的なUIコントロールが表示されます。オーディオ・ファイルのデフォルトの内部サイズは0×0ピクセルであるため、メディア・コントロールはUIコントロールを表示できる適正な大きさにサイズ変更されます。
<media source="house.wma" />
この例は上の例を基に作成し、短い説明とスタンバイ・テキストを追加しています。 メディア・プレーヤの最小限のUIコントロールのみが表示されます。
<media source="house.wma" controls="minimal" shortDesc="Bad House Music" standyText="I wish I wasn't loading this..."/>
この例では、メディア・コントロールの内部サイズがビデオ・クリップのサイズと同じになるように指定して、Windows Mediaビデオ・ファイルを表示します。 ビデオはただちに開始され、ユーザーは使用可能なUIコントロールをすべて使用できます。
<media source="seattle.wmv" innerWidth="160" innerHeight="112" autostart="true" controls="all" />
属性 |
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説明 |
型 |
autostart |
ユーザーが開始しなくてもメディア・リソースがロードされ、自動的に再生されるかどうかを制御するブール値。 trueに設定された場合、メディア・リソースがロードされ、速やかに再生されます。 |
boolean |
contentType |
source属性のURIにより返されるメディア・コンテンツのMIMEタイプ。 この属性は、プレーヤの選択方法、プレーヤのUIコントロールの設定方法、およびメディア・プレーヤのデフォルト・サイズを決定する際のヒントとして使用します。 この属性が指定されていない場合、source属性のURIの拡張からこの情報の取得が試みられます。 |
string |
controls |
メディア・プレイバックの制御のためにユーザーが使用できる一連のUIコントロール。 同じ値に対して表示される実際のUIコントールは、プレーヤによって異なる場合があります。 同様に、UIコントロールで使用されるスペースの大きさも、メディア・プレーヤによって異なります。 このため、メディア・コントロールのサイズがinnerWidthとinnerHeight属性ではなくwidthとheight属性によって指定されている場合、問題が生じることがあります。
"none"
メディア・プレーヤのUIコントロールを表示せず、ポップアップ・メニューなどの他の手段でもメディア・コントロールにアクセスできません。
この値は、通常、ユーザーによりメディアの再生を制御できないアプリケーションでのみ使用されます。 通常、autostart属性をtrueに、playCount属性を0に設定してこの属性を使用すると、メディアがただちに再生され、ループされます。 "noneVisible"
メディア・プレーヤのUIコントロールを表示しませんが、ポップアップ・メニューなどの他の手段によりメディア・コントロールにアクセスできます。
この値は、通常、ユーザーによりメディアの再生を制御できるアプリケーションでのみ使用されますが、推奨されません。 通常、autostart属性をtrueに、playCount属性を0に設定してこの属性を使用すると、メディアがただちに再生され、ループされます。 "minimal"
メディア・プレーヤでメディアを再生するための最小限のUIコントロールを表示します。
この値を使用すると、ユーザーは、メディア再生に関する最も重要なUIコントロールを制御でき、ユーザー・エージェントで使用される追加のスペースも最小になります。 "typical"
メディア・プレーヤでメディアを再生するための標準的なUIコントロールを表示します。
デフォルトであるこの値を使用すると、ユーザーは、メディア再生に関する最も一般的なUIコントロールを制御でき、ユーザー・エージェントで過度の追加スペースが使用されることもありません。 "all"
メディア・プレーヤでメディアを再生するために使用可能なすべてのUIコントロールを表示します。
この設定では、使用するメディア・プレーヤによって、多くの追加スペースが必要になる場合があります。
この属性のデフォルトは"typical" です。 |
ui:controlsType |
height |
メディア・プレーヤとそのコンテンツのために用意される高さ(ピクセル単位)。 メディア・プレーヤのUIコントロールに必要となる追加の高さはメディア・プレーヤによって異なり、メディア・プレーヤに表示されるUIコントロールに依存するため、この属性よりもinnerHeight属性を使用することをお薦めします。
height属性とinnerHeight属性の両方が指定されている場合は、height属性が使用されます。
height属性が指定されていない場合、メディア・コントロールの高さは、innerHeightと、メディア・プレーヤのUIコントロールの表示に必要な追加の高さを加算することにより算出されます。 |
string |
innerHeight |
メディア・プレーヤのコンテンツのために用意される高さ(ピクセル単位)。 これは通常、表示されるメディア・リソースの高さ(ピクセル単位)に設定されます。
innerHeightが指定されていない場合、innerHeightは、再生されるメディア・リソースのコンテンツ・タイプに応じてデフォルト設定されます。
height属性とinnerHeight属性の両方が指定されている場合は、height属性が使用されます。 |
unsignedInt |
innerWidth |
メディア・プレーヤのコンテンツのために用意される高さ(ピクセル単位)。 これは通常、表示されるメディア・リソースの幅(ピクセル単位)に設定されます。
innerWidthが指定されていない場合、innerWidthは、再生されるメディア・リソースのコンテンツ・タイプに応じてデフォルト設定されます。
width属性とinnerWidth属性の両方が指定されている場合は、width属性が使用されます。 |
unsignedInt |
player |
メディア・リソースの再生に使用するメディア・プレーヤ。 可能な場合、メディア・コントロールがこの要求を処理します。 ただし、要求されたプレーヤがユーザー・エージェントで使用できない場合、あるいはメディア・リソースの再生をサポートしていない場合には、別のプレーヤが使用されます。 他に使用できるプレーヤがない場合や、要求されたプレーヤになんらかの理由で障害が発生した場合など、どのようなケースにおいても、フォールバックとしてリンク・プレーヤが使用されます。
"link"
ユーザー・エージェント・ページでリンクを使用してメディア・リソースの再生を開始します。
このプレーヤ設定ではページの最小限のスペースを使用し、ユーザー・エージェントのビルトイン・コンテンツ・タイプ・マッピングを使用して、メディア・リソースの再生方法が決定されます。 "quicktime"
Apple QuickTime Playerを使用します。 "windows"
Windows Media Playerを使用します。 "real"
Real Playerを使用します。 |
ui:playerType |
playCount |
メディア・リソースの再生回数。 0に設定されている場合、ユーザーが再生を停止するまでリソースはループされます。 |
unsignedInt |
source |
メディア・リソースの場所を指定するURI。 contentTypeが指定されていない場合、contentTypeはsource属性の拡張から推測されます。 必須。 |
URI |
standbyText |
メディア・リソースのロード中にメディア・プレーヤに表示されるメッセージ。 |
string |
width |
メディア・プレーヤとそのコンテンツのために用意される幅(ピクセル単位)。 メディア・プレーヤのUIコントロールに必要となる追加の幅はメディア・プレーヤによって異なり、メディア・プレーヤに表示されるUIコントロールに依存するため、この属性よりもinnerWidth属性を使用することをお薦めします。
width属性とinnerWidth属性の両方が指定されている場合は、width属性が使用されます。
width属性が指定されていない場合、メディア・コントロールの幅は、innerWidthと、メディア・プレーヤのUIコントロールの表示に必要な追加の幅を加算することにより算出されます。 |
string |
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