ビュー基準とは、WHERE句の作成に使用できる構造化された基準のことです。文字列を操作してWHERE句を変更するよりも、ビュー基準を使用して複雑なWHERE句を論理積正規形に作成する方が効率的な場合があります。
ビュー基準の使用方法は、「構造化されたWHERE句の使用方法」を参照してください。
ビュー基準行では、1つ以上のビュー・オブジェクト属性に対する例による問合せの条件を指定します。たとえば、ビュー・オブジェクト定義CustOrdView
に次の属性が含まれているとします。
OrderTotal
CreditLimit
PromotionId
この場合、CustOrdView
のインスタンスのビュー基準行で、これらの各属性に対する条件を次のように指定できます。
OrderTotal > 500
CreditLimit > 2500
PromotionId IS NOT NULL
このインスタンスの別のビュー基準行では、別のサブセットの属性に対する別の条件を指定できます。
OrderTotal > 1000
CreditLimit > 5000
ビュー基準行が満たされるには、その属性条件すべてが満たされる必要があります。
ビュー基準は、ビュー基準行のコレクションで構成されています。ビュー基準が満たされるには、1つ以上の行が満たされる必要があります。たとえば、vcRow1
に次の条件
OrderTotal > 500
CreditLimit > 2500
PromotionId IS NOT NULL
があり、vcRow2
に次の条件
OrderTotal > 1000
CreditLimit > 5000
がある場合、ビュー基準全体は、次のWHERE句条件に等しくなります。
(
OrderTotal > 500 AND
CreditLimit > 2500 AND
PromotionId IS NOT NULL
)
OR
(
OrderTotal > 1000 AND
CreditLimit > 5000
)
実行時にビュー・オブジェクト問合せを変更する方法
Oracle ADFビュー・オブジェクトについて
ビュー・オブジェクト属性について
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