ビュー・オブジェクトから非常に大きな結果セットが返される場合、ビュー・オブジェクト・キャッシュ内のすべての行を保持すると、メモリー制限に対する違反になる場合があります。
大きな結果セットによってメモリーに問題が発生している場合、Oracle ADF Business Componentsでは、ビュー行の自動書出しを使用して、ビュー・オブジェクト・キャッシュの使用されていない部分をデータベースに書き出すことでメモリーから解放します。
ビュー行の自動書出しが使用できない場合、ビュー・オブジェクト・インスタンスのビュー・キャッシュは、ノードと呼ばれる小さい行セットに分割され、高速検索を実現するためにバイナリ・ツリーに格納されます。キャッシュが大きくなりすぎると、Oracle ADF Business Componentsによって、使用日付が最も古いノードがデータベースに書き出されます。
ビュー行の自動書出しを有効にするには、次のようにします。
jbo.use.pers.coll
をtrue
に設定します。
jbo.pers.max.rows.per.node
を、ノードの分割以前に追加される行の最大数に設定します。この数字は5以上とする必要があります。デフォルトは70です。
jbo.pers.max.active.nodes
を、Oracle ADF Business Componentsによってデータベースへのノードの書出しが開始される前にメモリーに保存できるノードの最大数に設定します。データベースへの書出しを行うことなく任意の数のノードを許可する場合は、このプロパティを-1
に設定します。それ以外では、この数字は2以上とする必要があります。デフォルトは10です。
ビジネス・コンポーネントのチューニング
Oracle ADFビュー・オブジェクトについて
Oracle ADF Business Componentsのキャッシュ管理について
ビュー・オブジェクトのキャッシュの内容の消去
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