UMLアクティビティのモデル化の開始

UMLのアクティビティ、フローおよび状態をモデル化するには、UMLアクティビティ図を開始する必要があります。 UMLアクティビティ図の作成の詳細は、「UMLアクティビティ図の作成」を参照してください。

UML表記法を使用して、ダイアグラムの要素を表します。 詳細は、「UMLアクティビティ図の読み方」を参照してください。

スイムレーン(パーティション)

スイムレーンを使用してダイアグラムを分割し、開始します。 ダイアグラム上にスイムレーンを作成するには、ダイアグラムのUMLアクティビティ・コンポーネント・パレット上で「スイムレーン」アイコン( swimlane )を選択し、次にダイアグラム上でスイムレーンを作成する位置をクリックします。

アクティビティおよびオブジェクト・フロー状態

アクティビティ図のアクティビティおよびオブジェクト・フロー状態を作成するには、ダイアグラムのUMLアクティビティ・コンポーネント・パレット上で「アクティビティ」アイコン( activity )と「オブジェクト・フロー状態」アイコン( object )を選択し、次にダイアグラム上のアクティビティまたはオブジェクト・フロー状態を作成する位置をクリックします。 詳細は、「ダイアグラムのノードの作成」を参照してください。

注意: モデル化されたアクティビティを右クリックして「ドリルダウン」を選択すると、そのアクティビティのサブアクティビティ図が表示されます。

既存の状態の分類子を使用して、状態の分類子を追加作成できます。 詳細は、「状態の分類子の追加作成」を参照してください。

初期状態と終了状態

初期擬似状態はアクティビティ・フローの開始点を、終了擬似状態はアクティビティ・フローの終了点を識別します。 初期擬似状態または終了擬似状態を作成するには、UMLアクティビティ・コンポーネント・パレット上で「初期状態」アイコン( initial state )または「終了状態」アイコン( final state )をクリックし、次にダイアグラム上で擬似状態を作成する位置をクリックします。

分岐と結合

アクティビティ・フローのロジックは、AND条件やOR条件などの他の擬似状態を使用して表します。 フローをANDロジックによって分岐または結合する場合は、AND条件を使用します。 アクティビティ・フロー内で判断または結合を行う場合は、OR条件を使用します。 この2つの擬似状態を作成するには、ダイアグラムのUMLアクティビティ・コンポーネント・パレットの「AND分岐/結合」アイコン(and )または「OR判断/結合」アイコン( OR pseudostate )を使用します。

遷移

アクティビティ、オブジェクト・フロー状態および擬似状態間の遷移を作成するには、ダイアグラムのUMLアクティビティ・コンポーネント・パレットの「遷移」アイコン( transition )を使用します。 遷移は、モデル化された遷移をダブルクリックして、そのプロパティを変更することによって変更できます。 詳細は、「ダイアグラム上のノードの連結」を参照してください。

Oracle Workflowを使用してアプリケーションを統合する場合は、E-Business統合の定義にアクティビティ図を使用できます。 E-Business統合のプロパティは、E-Business統合ウィザードを使用して定義します。 このウィザードは、E-Business統合に必要なファイルの生成にも使用します。 詳細は、「Oracle Workflowを使用したアプリケーションの統合」を参照してください。


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