同期点について

同期点は2つ以上の同時制御フローの結合を表し、ANDまたはORの2つの種類があります。同期点を構成する要素の描画方法はいろいろありますが、どの場合にも次の要素が必ず含まれます。

送信アクティビティが、オブジェクト・フロー状態で表されるメッセージを作成します。AND結合では、すべてのメッセージが結合に到達するまで処理が待機します。その後、すべてのメッセージが受信アクティビティに送信されます。

図1: AND擬似状態が設定された同期点

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OR結合では、入力メッセージの1つが結合に到達した時点で処理が継続します。最初に到達したメッセージのみがアクティビティに送信され、その他の関連メッセージは破棄されます。図2を参照してください。

図2: OR擬似状態が設定された同期点

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同期点のバリエーション

前述のように、同期点を含むダイアグラムの描画方法はいろいろありますが、ジェネレータではすべてが同じように解釈されるわけではありません。

次の図では、同期の後にオブジェクト・フロー状態が描かれており、これは送信システム内のアクティビティによって待機が行われることを意味します。ジェネレータではこのダイアグラムを単純送信と解釈します。

図3: 単純送信 - 擬似状態の後にオブジェクト・フロー状態があるケース

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図4では、同期点に含まれる送信アクティビティの1つにのみ、オブジェクト・フロー状態が指定されています。この場合、ジェネレータではこのダイアグラムを単純統合点と解釈します。

図4: 単純統合点 - 1つの送信アクティビティに1つのオブジェクト・フロー状態が指定されているケース

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