式のビルド

TopLink式の問合せを作成する場合に式ビルダーを使用します。

式をビルドするには、次のようにします。

  1. 「名前付き問合せ」-「書式」タブ(図4-5を参照)から、「編集」をクリック(または問合せ文字列をダブルクリック)します。「式ビルダー」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    図4-8 式ビルダー

    This figure shows the main parts of the Expression Builder dialog box.  - Expression tree - Arguments

    図4-8は次のユーザーインタフェース・コンポーネントを示しています。
    1. 式ツリー
    2. 引数
  2. 新規の式を作成するには、「追加」または「ネストの追加」をクリックします。TopLinkでは各ノードおよびネストされたノードに順序番号が割り当てられます。
    既存の式を削除するには「削除」をクリックします。
  3. ノードを選択し、「論理演算子」ドロップダウン・リストを使用してノードの演算子(「AND」「OR」「Not AND」または「Not OR」)を指定します。
  4. 式を選択して引数の追加手順を完了します。
  5. 「OK」をクリックします。

引数の追加

それぞれの式には評価対象の要素(引数)が含まれます。「NULL」演算子または「Not NULL」演算子を使用する式には、引数は1つだけ必要です。

新規の引数を追加するにはこの手順を使用します。

  1. 既存の式を選択するか、「追加」(または「ネストの追加」)をクリックして新規の式を名前付き問合せに追加します。
  2. 「第1引数」について「編集」をクリックします。「問合せキーの選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    図4-9 問合せキーの選択

    This figure shows Choose Query Key dialog box.

  3. 属性を選択し、問合せがNULL値を許容するかどうかを指定して、「OK」をクリックします。
  4. 「演算子」ドロップダウン・リストを使用して、TopLinkによる式の評価方法を指定します。
  5. 「第2引数」について、「リテラル」「問合せキー」または「パラメータ」を選択して、「編集」をクリックします。

それぞれの式またはサブ式に対して、この処理を繰り返します。

例4-2 サンプル式

次の式があります。

AND
  1.manager(Allows Null).lastName EQUAL "Jones"
  2.OR
    2.1.projects.name LIKE "BETA"
    2.2.projects.id EQUAL "4"
  3.OR
    3.1.AND
      3.1.1.address.country EQUAL "Canada"
      3.1.2.salary GREATER THAN "25000"
    3.2.AND
      3.1.1.address.country EQUAL "United States"
      3.1.2.salary GREATER THAN "37500"

この式では次のような従業員が検索されます。

 

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