データ・コントロール・パレットを使用して、ビジネス・サービスのメソッドによって定義されたアクションをユーザーが開始できるボタンを挿入できます。 ビジネス・サービスがADF Business Componentsの場合は、多くの標準アクションが事前に定義されています(「Create」、「Delete」、「Next」、「Previous」、「Commit」、「Rollback」など)。 一方、ビジネス・サービスがJavaBeanクラスの場合は、パブリック・メソッドを定義し、BeanをADFデータ・コントロールとして登録する必要があります。 作成するメソッドによって、値をJClientフォーム・ユーザーが指定できる引数を定義できます。
または、プロパティ・インスペクタからメソッドのパラメータ値を指定することもできます。
データ・コントロール・パレットにJavaBeanのメソッドを移入するには、次のようにします。
Oracle ADFアプリケーションからアクセスするJavaBeanを定義します。ビジネス・サービスがモデル・プロジェクトに表示されます。
ADFデータ・コントロールを使用してモデル・プロジェクトのビジネス・サービスを登録します。データ・コントロール・パレットを開いている場合は、パレットの上部にビジネス・サービス階層が表示されます。
メソッド・バインディングを使用してJClientフォームを作成するには、次のようにします。
「表示」->「コンポーネント・パレット」を選択し、パレットの「Swing」ページから「JTextField」を挿入します。
メソッドで定義する引数ごとに前述の手順を繰り返します。 ユーザーは挿入したテキスト・フィールドを使用してメソッドのパラメータを定義します。
「表示」->「データ・コントロール・パレット」を選択してパレットを開きます。
ツールの上部に以前に登録したビジネス・サービスが表示されたデータ・コントロール・パレットが開きます。
データ・コントロール・パレットの上部から、データ・コレクションの「操作」フォルダ、または任意のカスタム・メソッドを表示するデータ・コントロールを開きます。
注意: データ・コントロール・パレットの階層は、データ・コレクションの下の「操作」フォルダ内の特定データ・コレクションに適用される操作(「作成」や「削除」など)を表します。 ビジネス・サービスをADFデータ・コントロールによってサポートする場合は、「コミット」や「ロールバック」などの操作も選択できます。これらは階層の最上位ブランチの「操作」フォルダ内にある現行ドキュメントのバインディング・コンテキストで、すべてのデータ・コレクションに適用されます。
開いた「操作」フォルダから任意のアクションを選択します。
次のコードを使用してパラメータをメソッドに渡すことで、テキスト・フィールドにfocusListenerを追加し、データ・パネルの.java fileのfocusLostメソッドを変更します。
private void jTextField1_focusLost(FocusEvent e)
{
JUCtrlActionBinding action = (JUCtrlActionBinding)panelBinding.getCtrlBinding(jButton1);
ArrayList arg1 = new ArrayList();
arg1.add(jTextField1.getText());
action.setParams(arg1);
}
前述の手順を繰り返し、メソッド・パラメータを設定するテキスト・フィールドごとにイベント・ハンドラを作成します。
ADFアクション・バインディングのカスタマイズ
アクション・バインディングのメソッド・パラメータの指定
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