アドインをメイン・ウィンドウ・メニューから起動できるようにするには、そのメニュー項目をメイン・ウィンドウ・メニューの1つに追加します。項目はどのメニューにも追加できますが、その拡張機能を「ツール」メニューから起動する場合は、アドインとしてインストールするのではなく(あるいはそれに加えて)、ウィザードとしてインストールします。ウィザード・マネージャが、「ツール」メニューでのメニュー項目の追加および処理の詳細を管理します。
IDEメニューは、IDEのgetMenubar
メソッドを使用してアクセスできる、Menubar
のシングルトン・インスタンスにより表されます。
拡張機能は、IDEメニューにメニュー、サブメニューおよびメニュー項目を追加できます。ウィザードなど、起動される拡張機能は、インストール時に、それぞれ独自の項目をメニューに追加します。また、拡張機能は標準メニュー項目に対して独自の動作を定義できます。たとえば、「編集」メニューの項目の動作は、使用中のエディタによって異なります。
メニュー項目は、IdeAction
オブジェクトに関連付けられます。
IDEの状態が変わると、すべてのメニュー項目の使用可能/使用不可のステータスが、アクティブ・ビューのコントローラの指示どおりにリセットされます。ユーザーがメニュー項目を選択するか、項目のショートカット・キーを入力すると、その項目のアクションにより指定されたコマンドが、現行コンテキスト下で実行されます。
メニュー項目を定義するには、次のコンポーネントを指定します。
メニュー・バーのcreateMenuItemメソッドをコールし、メニュー項目を作成します。メニュー・バーはIDEのコンポーネントです。
return Ide.getMenubar().createMenuItem(action);
メニューはメイン・ウィンドウの静的なメンバーです。メニューのaddメソッドをコールし、メニュー項目を追加します。次の例では、「編集」メニューにメニュー項目を1つ追加します。
public void addMenuItem() { Environment.getJMenu(IdeMainWindow.MENU_EDIT).add(createMenuItem(contextInfoAction)); }
メニュー項目はJDeveloperの起動後すぐに使用可能な状態にしておく必要があるため、メニュー項目をアドインのinitialize
メソッドで作成およびインストールします。
ここに示したコード例は、ContextInfo
サンプル・プロジェクトのものです。 この例と他の拡張機能の例は、OTNのExtensions SDKのページで入手できます。
コマンドの開発
Addinインタフェースの実装
ポップアップ・メニューからの拡張機能の起動
oracle.ide.IdeAction
oracle.ide.Menubar
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