組合せグラフは、種類の異なるデータ・マーカーを使用して別々のデータ系列を表示します。
JavaクライアントおよびHTMLクライアントのグラフ・タイプ変更用のユーザー・インタフェースでは、組合せグラフは1つの独立したグラフ・タイプとして表示されます。ただし、Graph Bean APIには組合せグラフ用の個別の定数はありません。ユーザー・インタフェースに表示される組合せグラフは、すべての系列のSeries.getMarkerType
がBaseGraphComponent.MT_DEFAULT
以外の値を返す棒グラフです。APIでは、線グラフまたは面グラフから作業を開始して、すべての系列のMarkerType
プロパティをMT_DEFAULT
以外の値に設定することもできます。
組合せグラフは、データ系列同士の関連をわかりやすく表示したり強調したりする際に使用します。
系列を表すデータ・マーカーのタイプは、Series
のMarkerType
プロパティによって指定します。MarkerType
プロパティの有効値は次のとおりです。
BaseGraphComponent.MT_DEFAULT
: ベースとなるグラフ・タイプのデフォルトのマーカーを使用します。たとえば、棒グラフから作業を開始する場合、MT_DEFAULT
を使用する系列が一連の棒として表示されます。
BaseGraphComponent.MT_BAR
: 棒を使用して系列を表します。
BaseGraphComponent.MT_AREA
: 領域マーカーを使用して系列を表します。
BaseGraphComponent.MT_LINE
: 折れ線を使用して系列を表します。
一重-Y組合せグラフまたは二重-Y組合せグラフを使用できます。
Graph
オブジェクトのDepthRadius
およびDepthAngle
プロパティを使用して、組合せグラフの外観に奥行きを与えるかどうかを指定します。
組合せグラフのデータ構成は、棒、折れ線および面グラフのデータ構成と同じです。
組合せグラフのデータのガイドラインは、次のとおりです。
グラフでは、数値データのみが表示されます。
組合せグラフでは、少なくとも2つのデータ系列が必要です。そうでない場合、グラフは別々のマーカー・タイプを表示できません。
組合せグラフでは、少なくとも2つのデータ・グループが必要です。そうでない場合、グラフは折れ線または領域マーカーを表示できません。
時間軸のデータは規則的、完全および昇順である必要があります。そうでない場合、時間軸のかわりに規則的な序数の付いた軸が表示されます。
グラフ・データの問題の処理
グラフ・データの指定
例: 単純なグラフでのJDBCデータの設定
例: 単純なグラフでのファイルからのデータ設定
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