データ・コントロール・パレットを使用してアプリケーションのUIを設計するかわりに、構造ウィンドウでドキュメントのADFバインディング・コンテナとADFバインディングを直接作成することもできます。その後、UIXページで、UIXコンポーネントのmodel
属性に対応する値を提供する式を作成し、それらのバインディングの作業を行うことができます。
UIXページでバインディングを参照するには、次のようにします。
ソース・コード・エディタでUIXドキュメントを開き、バインディングを操作する式を作成します。
UIXページで値バインディング・オブジェクトの値にアクセスするには、次のようなコードを作成します。
<UIXcomponentName model="${bindings. ValueBindingName}">
たとえば、メッセージ・テキストの入力コンポーネントの作業をする場合、 model
属性は次のようなバインディングを参照します。
<messageTextInput model="${bindings.OrderId}"/>
コンポーネントが複雑な属性(独自のコンポーネントを定義する属性)を使用する場合、値バインディングにアクセスするには、次のようなコードを作成します。
<UIXComponentName model="${ctrl:create UIXComponentComplexAttribute(bindings.IteratorBindingName ,'ValueBindingName')}"/>
たとえば、表コンポーネントの作業をする場合、その表のネストされたsortableHeader属性は複雑な属性であり、次のような値バインディングを参照します。
<sortableHeader model="${ctrl:createSortableHeaderModel(bindings.OrdersView1,'OrderMode')}"/>
他のコンポーネントの内部でネストされたコンポーネントにあるイテレータ・バインディングのデータ・オブジェクトにアクセスするには、次のようなコードを作成します。
<UIXComponentName model="${bindings.IteratorBindingName}" ... ">
...contents...
<UIXNestedComponentName model="${uix.current.ValueBindingName}"/>
たとえば、表コンポーネントの作業をする場合、その表のネストされたテキスト入力コンポーネント(表の列値をレンダリングします)は、次のようなバインディングを参照します。
<table model="${bindings.OrdersView1}" id="OrdersView10" partialRenderMode="multiple"
partialTargets="_uixState">
...
<textInput model="${uix.current.OrderMode}" columns="10" readOnly="true" />
注意:
JDeveloperでは、プロパティ・インスペクタでEL(式言語)サポートも用意されています。model
属性用のモデル・バインディング・ダイアログを使用して、使用可能な式を選択できます。
データ・バインディングの詳細は、次のトピックを参照してください。
Oracle ADFのバインディングについて
ADFバインディングのプロパティについて
UIX XMLページでのデータ・バインディングの詳細は、次のトピックを参照してください。
モデル属性について
コンポーネント属性のデータ・バインディング
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