processingコンポーネントは、現在バックエンド・プロセスが進行中であることをユーザーに知らせるために使用されます。外観的には、このコンポーネントは、パーセント完了を表示するステータス・バー形式の処理アイコン、またはパーセント完了が不明のときは回転する時計を表示します。処理アイコンの下に表示されるプロセスのステータスを説明するには、索引付けされた子を使用します。このコンポーネントは、エージェントのタイプがpda、phoneおよびvoiceの場合にはサポートされません。
注意: プロセスのステータスを説明する索引付けされた子については、ステータスの可変部分(たとえば、25%)にはstyleClassのOraProcessingStatusVariable、ステータスの固定部分(たとえば、「ケーキの焼け具合」のテキスト)にはstyleClassのOraProcessingStatusFixedが使用できます。
パーセント完了が不明のときは、処理アイコンの下に表示されるステータスの説明にチェックリストやグローリング・リストを含めることができます。
これはチェックリストで、プロセスのすべてのステップが処理アイコンの下に縦に表示されます。各ステップが完了すると、ステップの隣にチェックマークが表示されます。
これはグローリング・リストで、ステップが完了すると、リストの下にステップの説明が追加されます。
processingコンポーネントに設定できる属性は次のとおりです。
timeInterval
: refreshイベント間の時間をミリ秒単位で指定します。デフォルトは5000です。スクリーン・リーダー・モードを開発している場合は、新たにリフレッシュが実行される前にスクリーン・リーダーが再レンダリングを読み取れるよう、timeIntervalの長さが十分であることを確認してください。
precentComplete
: 0から100までの値(整数)または文字列unknown(デフォルト)を指定します。表示される処理アイコンの形式は、指定したパーセント完了に依存します。percentCompleteがunknownの場合、表示される処理アイコンは回転する時計のアニメーションgifになります。特定の整数が指定される場合、表示される処理アイコンはステータス・バーとなり、パーセント完了が増加するにつれてアニメーション表示されて埋め込まれます。
destination
: フォームが使用されない場合、refreshイベント起動時に使用されるベースURLを指定します。
processingコンポーネントは、timeInterval属性によって指定された時間間隔の後にrefreshイベントをトリガーします。このイベントを処理して、プロセスが完了したかどうかを確認し、可能な場合はパーセント完了を測定する必要があります。percentComplete属性はデータ・バインドできます。プロセスが完了すると、必要に応じて新しいページをリダイレクトすることができます。
processingコンポーネントが、フォーム送信または標準引数を持つURLとしてrefreshイベントをトリガーします。送信されるパラメータは、次のとおりです。
processing要素がフォーム内にある場合、フォーム名が自動的に検出され、特殊な非表示フィールド値、eventおよびsourceとともに、リフレッシュごとにフォームが送信されます。processing要素がフォーム内にない場合、refreshイベント・パラメータがURLに追加されます。
イベントが起動されると、要素は部分ページ・レンダリング(PPR)モードまたはページの完全リフレッシュのいずれかでリフレッシュされ、イベントは指定されたtimeInterval後に再起動されます。PPRが有効な場合、processing要素は、索引付けされた子とともに、自動的にPPRモードでリフレッシュされます。PPRが無効な場合は、完全リフレッシュが実行されます。PPRモードが使用可能な場合には、processingコンポーネントがPPRモードでリフレッシュできるように、必ずid属性を指定してください。
processingコンポーネントの使用
単純なコンポーネントおよびその他のコンポーネントの使用
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