スレッド・ウィンドウ

このウィンドウに表示される列は、「ツール」->「設定」 - 「デバッガ」 - 「スレッド」ページで、または「スレッド」ウィンドウを右クリックすると表示されるポップアップ・メニュー・オプションから「設定」を選択し、有効にした列設定によって決まります。次に、ポップアップ・メニュー・オプションについて説明します。

デフォルトでは、デバッガを起動しても、スレッド・ウィンドウは自動的には表示されません。「表示」->「デバッグ・ウィンドウ」->「スレッド」メニュー・オプションを選択すると、このウィンドウを表示できます。デバッガでは、スレッド・ウィンドウでのスレッド・グループの表示がサポートされています。スレッド・グループには、他のスレッド・グループを含めることができます。

スレッド・ウィンドウとスタック・ウィンドウは、相互に連動します。スレッド・ウィンドウでハイライト表示するスレッドにより、スタック・ウィンドウに表示される内容が決まります。スタック・ウィンドウは、ハイライト表示したスレッドのコール・スタックを表示するように自動的に更新されます。

注意:

ポップアップ・メニュー

「ツール」->「設定」 - 「デバッガ」 - 「スレッド」ページでの設定に応じ、「スレッド」ウィンドウから次のポップアップ・メニュー・オプションを選択して、「スレッド」ウィンドウで現在選択されている項目に適用できます。スレッド・ウィンドウを右クリックすると、次のポップアップ・メニュー・オプションが表示されます。

スレッドのソースを表示
コード・エディタにスレッドの実行ポイントを表示し、コード行をハイライト表示します。
スレッド・ウィンドウでスレッドをダブルクリックして、ソース・コードに直接移動することもできます。
注意: デバッガは、クラスのSourceFile属性を使用してソース・ファイルを検索します。 クラスにSourceFile属性が存在しない場合、デバッガはクラス名に基づいてソース・ファイルを検索しようとします。クラス名がファイル名と同じでない場合(たとえばインナー・クラスなど)、デバッガはソース・ファイルを検出できません。
スレッドの選択
別のスレッドを現在のスレッドにする場合に、このオプションを使用します。現在のスレッド名が、スレッド・ウィンドウに太字で表示されます。すべてのステップ・コマンド(「ステップ実行」、「トレース実行」、「ステップ・アウト」、「メソッドの最後まで実行」)および「次の文を設定」コマンドは現在のスレッドのみに適用されます。
すべて展開/すべて折りたたむ
「ツール」->「設定」 - 「デバッガ」 - 「スレッド」ページで、「スレッドのグループ構造を表示」チェック・ボックスがチェックされている場合のみ使用できます。すべてのスレッド・グループ・ノードが開くか、または閉じます。
設定
「ツール」->「設定」 - 「デバッガ」 - 「スレッド」ページを表示します。ここで、「スレッド」ウィンドウの列および他の表示オプションを選択できます。
エクスポート
現在のスレッド・ウィンドウの内容を、テキスト・ファイルまたはHTMLファイルに保存します。
テキスト・ファイルにエクスポートする場合は、.html拡張子または .htm拡張子を付けずに名前を入力します。出力ファイルでは、列の間にタブが、行の間に新しい行が挿入されます。
HTMLファイルにエクスポートする場合は、.html拡張子または .htm拡張子(大/小文字の区別なし)を付けて名前を入力します。出力ファイルは、列を使用して編成された表になります。
スレッドのフル・ダンプをエクスポート
デバッグ中のプログラムの全スレッドのスタック・トレースをテキスト・ファイルを保存します。

関連項目

デバッガ・ウィンドウについて
スレッド・ウィンドウについて
デバッガのアイコンについて
スタック・ウィンドウについて
デバッガ・ウィンドウの作業環境の設定
メソッドのトレース実行
メソッドのステップ実行

 

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