ADF UIXでは多数のユーザー・インタフェース・コンポーネントが提供されますが、カスタム・コンポーネントを定義および作成することも可能です。コンポーネントごとに、一意の名前を付ける必要があります。これは、コンポーネントに名前とネームスペースを割り当てることにより行われます。
コンポーネント名はコンポーネントの機能を定義します。たとえば、button
コンポーネントの名前は「button」、text
コンポーネントの名前は「text」になります。アプリケーションには多くのbutton
コンポーネントまたはtext
コンポーネントがありますが、機能または種類が同じなのですべてのbutton
コンポーネントまたはtext
コンポーネントが同じ名前を共有することになります。しかし、名前のみでは一意にはなりません。他の開発者が同じ名前のコンポーネントを定義することもあります。
ネームスペースと名前をペアにすることで、ネームスペース内の名前が確実に一意になるようにします。ネームスペースは、名前をグループ(スペース)に分けるために使用する一意の文字列です。ネームスペースに含まれるメンバーは一意になります。ネームスペースは標準のXMLテクノロジです。詳細は、World Wide Web ConsortiumのWebサイトhttp://www.w3.org
を参照してください。
すべてのUIXユーザー・インタフェース・コンポーネントが使用するネームスペースは、"http://xmlns.oracle.com/uix/ui"
です。ネームスペースおよびそのネームスペース内のコンポーネントの名前の組合せが、一意のペアになります。たとえば、UIX Componentsのネームスペース(http://xmlns.oracle.com/uix/ui
)内のimage
という名前のコンポーネントもそのようなペアの1つです。このため、その他のネームスペース(http://www.example.org
など)にあるimage
コンポーネントと区別できます。このように、開発者は名前の競合を憂慮することなくコンポーネントを定義できます。
UIXユーザー・インタフェース・コンポーネントについて
UIX XML要素について
ADF UIXページの操作
Webアプリケーション設計ツールの使用
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