ビュー・キャッシュの回避

デフォルトでは、Oracle ADF Business Componentsは、ビュー・オブジェクト問合せから返された多くのまたはすべての行を含むビュー・キャッシュを使用します。結果セットの行を前後にナビゲートするオプションを使用する場合はこれが必要です。ところが、結果セットの行を一巡のみ(たとえば、レポートやバッチ操作のために)参照する場合は、ビュー・オブジェクトのキャッシュを無効化して、メモリーには、どの時点でもビュー・オブジェクト・インスタンスを1行のみ保持するようにできます。Oracle ADF Business Componentsキャッシュの詳細は、「Oracle ADF Business Componentsのキャッシュ管理について」を参照してください。

警告: メソッドprevious()first()last()およびfindByKey()は、ビュー・キャッシュを使用しないビュー・オブジェクト・インスタンスに対してコールされると例外を返します。

ビュー・オブジェクト・インスタンスに対するビュー・キャッシュを使用しないようにするには、次のようにします。

  1. そのビュー・オブジェクト・インスタンスに対して、setForwardOnly()に値trueを渡します。たとえば、次のようになります。

    custOrdVO.setForwardOnly(true);

  2. そのビュー・オブジェクト・インスタンスに対して、setForwardOnly()に値falseを渡します。たとえば、次のようになります。

    custOrdVO.setForwardOnly(false);


ビジネス・コンポーネントのチューニング
Oracle ADFビュー・オブジェクトについて

ビュー・オブジェクトおよびビュー・リンク
データ・モデルにあるビュー・オブジェクト・インスタンスの検索
問合せ結果セットの1行ずつの参照
エンティティ・キャッシュの回避
ロールバック操作後のキャッシュの内容消去の防止
大容量キャッシュの管理

 

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