注意: messageLayoutコンポーネントは、非推奨となったinlineMessageにかわるものです。
メッセージ・フォーム・コンポーネントは、「message」という接頭辞で始まる名前を持つADF UIXのすべてのフォーム・コンポーネントです(たとえば、messageCheckBox、messageChoice、messageDateFieldなど)。
UIXでは、messageLayoutコンポーネントを使用して、インライン・メッセージをレイアウトします(たとえば、ヒント、エラー、またはプロンプト)。メッセージ・フォーム・コンポーネントは、checkBoxやchoiceなどの入力コンポーネントとインライン・メッセージを結合する特別なコンポーネントです。たとえば、messageCheckBoxコンポーネントは、checkBoxコンポーネントとmessageLayoutコンポーネントを組み合せたものです。また、messageChoiceコンポーネントは、messageLayoutをchoiceコンポーネントと組み合せます。メッセージ・フォーム・コンポーネントにより、イベント処理中に発生する問題の原因となる入力コンポーネントを使用して、簡単にインライン・メッセージを表示できるようになります。
ヒント:
すべてのメッセージ・フォーム・コンポーネントには、名前付きの子endが含まれます。名前付きの子endを使用して、メッセージ・フォーム・コンポーネントの後に任意のコンポーネントを追加します。
メッセージ・フォーム・コンポーネントには、次のメッセージ属性が含まれます。
anchor
: ページ内で、メッセージ・フォーム・コンポーネントを一意に識別するアンカー・タグの名前を指定します。messageBoxコンポーネントは、アンカー・タグを使用して、同一ページ内のメッセージ・フォーム・コンポーネントにリンクします。
longDescURL
: メッセージに関する詳細な情報のあるページへのURLを指定します。
message
: エラー、警告または情報のテキストを指定します。
messageType
: エラーまたは警告など、メッセージのタイプを指定します。
targetFrame
: コンポーネントのターゲット・フレームを指定します(存在する場合)。
tip
: 入力コンポーネントに関連付けられたヒントのテキストを指定します。
メッセージ・フォーム・コンポーネントに対して設定できる一般属性は、次のとおりです。
accessKey
: 関連付けられた入力コンポーネントに簡単にアクセスするために使用する文字を指定します。この文字はコンポーネントのtextまたはprompt属性に存在する必要があります。存在しない場合、アクセス・キーがUIに表示されません。
contentStyleClass
: メッセージ・フォーム・コンポーネントのコンテンツ領域のCSSスタイルを指定します。適用される領域には直接のコンテンツとendの要素のコンテンツが含まれます。
disabled
: コンポーネントを使用不可の状態でレンダリングするかどうかを指定します。
inlineStyle
: コンポーネントのインラインCSSスタイルを指定します。
name
: コンポーネントの一意の名前を指定します。
prompt
: 入力コンポーネントの前に表示するテキスト・プロンプトを指定します。
promptAndAccessKey
: アンパサンド(&)記号を使用して、プロンプト・テキストと単一の値のアクセス・キーの両方を指定します。たとえば、この属性をP&romptに設定すると、プロンプトが「Prompt」に、アクセス・キーが「r」に設定されます。
readOnly
: コンポーネントを読取り専用としてレンダリングするかどうかを指定します。
required
: 関連付けられたコントロールにユーザー入力が必要かどうかを指定します。この属性は、独立して実行する必要のあるクライアント側またはサーバー側の検証に影響を与えません。コンポーネントによっては、次の値がサポートされます。
yes
: ユーザー入力が必要です。また、設定されたバリデータが検証に成功する必要があります。アスタリスクが表示されます。
no
: デフォルトです。ユーザー入力が必要ないか、または設定されたバリデータが検証に成功する必要があります。
uiOnly
: ユーザー・インタフェースでユーザー入力が必要であることが示されます(アスタリスク)。ただし、制約は適用されません。
validaterOnly
: 検証の成功はバリデータに依存し、ユーザー入力が行われたかどうかは関係ありません。設定されたバリデータが検証に成功する必要があります。
vAlign
: プロンプトおよびその他のコンテンツの縦の位置揃えを指定します。
注意: メッセージ・フォーム・コンポーネントを作成または編集するときは、サポートされる属性の完全なリストがプロパティ・インスペクタに表示されます。メッセージ・フォーム・コンポーネントは、そのコンポーネントの動作を決定するその他の属性をサポートする場合もあります。これらの属性は、コンポーネントの手順を説明するトピックで説明されます。たとえば、手順のトピック「messageCheckBoxの挿入」で、messageCheckBoxコンポーネントに対する特別なchecked属性が説明されます。
ほとんどのメッセージ・フォーム・コンポーネントで、primaryClientAction属性がサポートされます。使用できるクライアント・アクションの詳細は、「クライアント・アクションについて」を参照してください。
メッセージ・フォーム・コンポーネントは、messageComponentLayoutまたはlabeledFieldLayout内に挿入できます。messageComponentLayoutまたはlabeledFieldLayout内に配置すると、次の図に示すように、すべてのプロンプトが右揃えになります。
メッセージ・フォーム・コンポーネントへの名前付きの子endの挿入
メッセージ・フォーム・コンポーネントに対するメッセージ属性の設定
メッセージ・フォーム・コンポーネントに対する一般属性の設定
フォーム・コンポーネントの使用
レイアウト・コンポーネントの使用
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