WARデプロイメント・プロファイルのプロパティ - プロファイルの依存性

同じワークスペース内のプロジェクト間のデプロイメント・プロファイル依存性を選択する際に使用します。

Webアプリケーション・アーカイブ(WAR)・プロファイルの場合、他の任意のWAR、EJBまたはシンプル・アーカイブ・プロファイルに依存できます。 たとえば、WebアプリケーションのサーブレットおよびJavaServer PagesでEJBをコールする必要がある場合があります。 しかし、クライアント、タグ・ライブラリ、ストアド・プロシージャ、loadjabaまたはEARを含む他のデプロイメント・プロファイルには依存できません。 デプロイするWARプロファイルに含める<name_of_deployment_profile>.deployの隣のチェック・ボックスをチェックします。

デプロイメントのためのプロジェクトの構成

デプロイ前に、「ツール」->「設定」->「配布」->「配布前にコンパイル」を選択していることを確認します。 これにより、プロファイルの実際のデプロイ前に、すべての関連プロジェクト(プロファイル間の依存性を走査して検出されたプロジェクト)が、必ず自動的にコンパイルされるようになります。 コンパイル・エラーがある場合、デプロイメントは終了します。再度デプロイを試行する前に、そのコンパイル・エラーを修正してください。

リスト表示されるプロファイルの依存性

「プロファイルの依存性」ページには、現行のワークスペースの一部であるWAR、EJBまたはシンプル・アーカイブ・デプロイメント・プロファイルのみが表示されます。 デプロイメント・プロファイルのリストがなく、プロジェクトのみが表示される場合は、ワークスペース内にこれらのデプロイメント・プロファイルがないことを意味しています。

「プロファイルの依存性」ページでは、現行のWARプロファイルがどのデプロイメント・プロファイルに依存するかを宣言できます。 WARプロファイルのデプロイ時には、「プロファイルの依存性」ページで選択するすべてのプロファイルが、このWARデプロイメント・プロファイルにアセンブルされます。

プロジェクトにビジネス・コンポーネント・デプロイメント・プロファイルが含まれている場合、次のいずれかの使用可能なプロファイル・オプションの隣にあるチェック・ボックスをチェックします。

これらのプロファイルに含まれているファイルを表示するには、ナビゲータでビジネス・コンポーネント・デプロイメント・プロファイルを展開します。 ナビゲータで任意のサブプロファイル・デプロイメントをダブルクリック(または「プロパティ」を右クリックして選択)すると、対応するプロファイルの設定が表示されます。

循環依存性の回避

プロファイル間の依存性に循環性があるデプロイメント・プロファイルは回避してください。 たとえば、次のシナリオの場合、循環依存性が生じます。

JDeveloperでは、循環依存性が発生した場合でも、デプロイが試行されます。 ただし、デプロイメント・ログ・ウィンドウに、循環依存性が検出されたことを示す警告が表示されます。 循環依存性の存在は、一般にモジュールの境界が正しく確立されていないことを意味します。 通常、循環依存性を持たせずにモジュールの同じセマンティック関係を維持できるよう、クラスおよびモジュールを配置することが可能です。

循環性は、Javaパッケージ間、複数のパッケージのフレームワーク間でも発生します。 ただし、ある程度複雑になると、モジュールが提供する抽象レベルおよびカプセル化レベルを維持するには、循環性を回避することが非常に重要です。 デプロイメント・プロファイルはこうしたモジュールを表現することを目的として作成されるため、検出された循環依存性はすべて、デプロイメント・ログ・ウィンドウの警告メッセージに示されます。


関連項目
プロジェクトの依存性について
デプロイメント設定の構成
J2EEデプロイメントについて
J2EEのアーカイブ形式について
Webアプリケーションのデプロイ用のパッケージ化
J2EEエンタープライズ・アーカイブのデプロイ
ADF Business Components Webアプリケーションのデプロイ用のパッケージ化

 

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