UIXビジュアル・エディタは、UIXページ内のビジュアルなユーザー・インタフェース・コンポーネントをドラッグ・アンド・ドロップなどで直接操作できるウィンドウです。ビジュアル・エディタでUIX XML文書を開くと、ページはHTMLおよび連動するWeb形式で、デプロイしたときにWebブラウザに表示されるとおりにレンダリングされます。したがって、ページのビジュアルな要素をエディタで編集すると、即座にその結果をブラウザで表示されるとおりに確認できます。
UIXビジュアル・エディタは、XMLエディタ、構造ウィンドウ、プロパティ・インスペクタおよびコンポーネント・パレットを含む、JDeveloperの他のいくつかの標準IDEツールと完全に統合されています。ビジュアル・エディタ、コード・エディタまたは構造ウィンドウ(設計またはXMLビュー)でUIXページに変更を行うと、変更内容は即座に他のツールにも反映されます。
ビジュアル・エディタで実行できる基本操作は次のとおりです。
コンテナ・コンポーネントをクリック(または何かをそこへドラッグ)すると、コンテナ・コンポーネントとその子が選択されます。
UIX XMLページにコンポーネントを挿入する場合、物理的な特定の位置に挿入するわけではありません。挿入するのは、構造ウィンドウの設計ビューに表示される、ユーザー・インタフェース・コンポーネントの階層内での論理的な位置です。コンポーネントは、UIX(およびターゲット・デバイス、通常はWebブラウザ)によって正しい物理的位置にレンダリングされます。ビジュアル・エディタではコンポーネントは物理的位置にレンダリングされて表示されますが、「ターゲット位置」という表現はあくまでページ内での論理的位置を指します。ビジュアル・エディタで何かをクリックした場合でも、実際に選択しているのは論理的コンポーネントと論理的挿入ポイントであって、物理的位置ではありません。この位置にコンポーネントを挿入すると、実際には選択しているコンポーネントの子または同レベルのコンポーネントとして挿入されます。
UIXではこのようにして位置が決定されるため、ビジュアル・エディタで特定の物理的位置にコンポーネントを挿入しようとしても、レンダリング後のページでは多少ずれて配置されることがあります。新しい位置がユーザー・インタフェースの設計内容に適しない場合には、使用するUIXコンポーネントを変更します。
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