CVSインポート・ウィザード - 共通オプション

インポート・ウィザードのキーワード置換オプションを設定する際に使用します。

インポートの共通オプションを設定する際に使用します。

キーワードの置換
CVSでは、ファイルのチェックアウト時または更新時に、キーワードの置換モードを使用してリビジョン情報をファイルに挿入します。このオプションにより、バージョニングされたファイルに対するキーワード置換の置換モードが制御されます。
「キーワードの置換」ボックスを選択すると、ドロップダウン・リストから次のいずれかの値を選択できます。
バイナリ・モード
「旧コンテンツ・モード」(後述を参照)と似ていますが、リポジトリに格納されている際の標準形式(LFのみ)の改行コードと、クライアントで使用しているオペレーティング・システムに適した形式の改行コードとの変換も行われません。 UNIXのように行末にLFのみを使用するシステムでは、このオプションは‘-ko’(旧コンテンツ・モード)に相当します。
キーワードのみモード
キーワード文字列中にキーワード名のみが生成され、値は省略されます。たとえば、Revisionというキーワードに対して$Revision: 5.7 $ではなく、文字列$Revision$が生成されます。このオプションは、1つのファイルの異なるリビジョンを比較する際に、キーワード置換による差異を無視する場合に便利です。
キーワードと値モード
デフォルト形式を使用し、Revisionというキーワードに対して$Revision: 5.7 $などのキーワード文字列を生成します。
キーワード、値、ロッカー・モード
指定されたリビジョンが現在ロックされている場合、ロックしているユーザー名が常に挿入されること以外は、「キーワードと値モード」と同様です。
旧コンテンツ・モード
チェックインされる直前の作業ファイルにあった古いキーワード文字列を生成します。たとえば、ファイルのチェックイン時にRevisionというキーワードに対する文字列が$Revision: 1.1 $であった場合、文字列$Revision: 5.7 $ではなく、$Revision: 1.1 $が生成されます。
値のみモード
キーワード文字列としてキーワード値のみを生成します。たとえば、Revisionというキーワードに対して$Revision: 5.7 $ではなく、文字列5.7が生成されます。このオプションは、文字列と$Revision: $などのキーワード・デリミタを区別するのが難しいプログラミング言語のファイルを生成する場合に役立ちます。ただし、キーワード名が1度削除されるとキーワード置換を実行できなくなるため、このオプションの使用には注意が必要です。

 

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