UIXデプロイメント用のスタンドアロンOC4Jの手動構成

このトピックでは、スタンドアロンOC4JインスタンスにADF UIX Webアプリケーションを手動でデプロイする場合に実行する、OC4Jサーバーの構成タスクについて説明します。 ここで説明するすべての構成タスクは、Oracle Enterprise Managerなどの管理ツールを使用して実行できます。 このトピックは、開発中、できるだけ単純なOC4J構成でUIXアプリケーションを実行する必要のある開発者を対象としています。 ロード・バランシングやEJBホスティングなどのOC4Jの拡張機能を使用する場合は、Oracle Application Serverに付属しているOC4Jのドキュメント・セットを参照してください。

ここでは、ディレクトリ<oc4j_install>にスタンドアロンOC4Jをインストール済であると想定して説明します。 スタンドアロンOC4JへのUIXアプリケーションのデプロイ用に設定するディレクトリ構造の例は、「UIXデプロイメント用のOC4Jディレクトリ構造について」を参照してください。 OC4Jのダウンロード方法およびインストール方法の詳細は、『Oracle Application Server Containers for J2EE Stand Alone User's Guide』を参照してください。

UIXデプロイメント用にスタンドアロンOC4Jインスタンスを構成するには、次の手順を実行します。

  1. UIX JARファイルおよびランタイム依存性をインストールします。

    UIXランタイム・ファイル(uix2.jarregexp.jarおよびshare.jar)を<oc4j_install>/jlibディレクトリにインストールして、各JARファイルのserver.xmlファイルに<library>要素を追加することをお薦めします。 これによって、同じOC4Jインスタンスの複数のアプリケーションが、ランタイムJARファイルを共有できます。

  2. UIXインストール可能リソースを設定します。

    UIXアプリケーションで共有インストール可能リソースを設定する方法は、「Oracle ADF UIX開発者ガイド」のADF UIXの構成に関するトピックを参照してください。

    UIXインストール可能リソースはuix2-install.zipファイルで配布され、その内容はcaboディレクトリに解凍されます。 UIXインストール可能リソースは、OC4Jの専用Webアプリケーション(cabo)にデプロイすることをお薦めします。 この構成によって、同じOC4Jコンテナにある複数のUIXアプリケーションが、UIXインストール可能リソースの共通のバージョンを共有できます。

  3. <oc4j_install>/j2ee/home/applicationsのサブディレクトリ(<oc4j_install>/j2ee/home/applications/<myuixapp1>など)にUIXアプリケーション・リソースをインストールします。

    EARファイルのデプロイメントの場合は、EARファイルを<oc4j_install>/j2ee/home/applicationsのルートに配置します。

  4. OC4Jサーバーの構成ファイルを作成または編集します。
    1. アプリケーションごとに、<oc4j_install>/j2ee/home/applications/<myuixapp1>/META-INFapplication.xmlファイルが必要です。
    2. server.xmlファイルにアプリケーション・エントリを追加します。
    3. Webモジュールごとに、<oc4j_install>/j2ee/home/applications/<myuixapp1>/<uixwebapp1>/WEB-INFにWebアプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタ・ファイル(web.xml)が必要です。
    4. Webアプリケーションを、http-web-site.xmlファイルのURLにバインドします。
    5. 既存のアプリケーションに新しいWebモジュールを追加するたびに、これらの構成ファイル(http-web-site.xmlおよびapplication.xml)を変更します。
    6. EARファイルのデプロイメントの場合は、server.xmlファイルおよびhttp-web-site.xmlファイルを変更します。

    デプロイ済アプリケーションの設定用に編集する必要があるOC4Jサーバーの構成ファイルの詳細は、「スタンドアロンOC4Jアプリケーション・サーバーの使用」および「Oracle ADF UIX開発者ガイド」のADF UIXの構成に関するトピックを参照してください。

  5. <oc4j_install>/j2ee/homeディレクトリから次のコマンドを実行して、サーブレット・エンジンを起動します。

    java -jar oc4j.jar

    「Oracle Application Server <version number> Containers for J2EE initialized.」というメッセージが表示されます。 OC4Jによって、EARファイルが自動的に検出および解凍されます。

  6. UIXをアップグレードします(必要な場合)。
  7. 注意: アップグレードの前にOC4Jインスタンスを停止してください。 UIXのアップグレード後、OC4Jを再起動します。

    1. <oc4j_install>/libディレクトリに、ファイルuix2.jarregexp.jarおよびshare.jarをコピーします。
    2. uix2-install.zipの内容を、共有UIXリソースをインストールしたディレクトリ(<oc4j_install>/j2ee/home/applications/<uix-shared-install>など)に解凍します。
    3. デプロイ済Webアプリケーションのディレクトリごとに、ランタイムcaboキャッシュ・ディレクトリ(<oc4j_install>/j2ee/home/applications/<myuixapp1>/<uixwebapp1>/caboなど)を削除します。

注意:


Oracle Application ServerまたはスタンドアロンOC4Jへのデプロイ
スタンドアロンOC4Jアプリケーション・サーバーの使用

 

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