JDeveloperではOracle Software Configuration Manager(SCM)(旧Oracle Repository)をサポートしているため、JDeveloperユーザーは、ソース・コントロール・システムの強力な機能を使用できます。 バージョニングの操作およびツールは、JDeveloper IDEのメニュー・バーから直接起動できます。また、ナビゲータでポップアップ・メニューから起動できます。統合されていない外部ツールを使用するのではなく、JDeveloper IDEからソース・コントロールを有効にした場合、次のような理由でより効果的な相互作用が可能になります。
Software Configuration ManagerとJDeveloperを統合することにより、強力なソース・コントロール機能がIDEに追加されます。次のことが可能です。
注意: 前述の操作に関連する多数の操作は、アプリケーション・ナビゲータから開始します。 アプリケーション・ナビゲータの各ノードは1つ以上のオブジェクト(Oracle SCMのコントロール下にあるファイルなど)を表し、オブジェクトに対する操作を実行する前に、確認のためにそのリストが表示されます。 代替方法として、通常は「表示」->「システム・ナビゲータ」を選択してシステム・ナビゲータを使用できます。 ただし、システム・ナビゲータの各ノードは個別オブジェクトを表しており、操作の実行対象となるオブジェクトをすべて選択する必要があります。
Oracle SCM接続を作成できるのは、「ツール」->「設定」ダイアログの拡張機能マネージャセクションでバージョン・コントロールがOracle SCMに設定されている場合のみです。
マージ・ツールを使用してマージされるファイルは、テキスト・ファイルとしてリポジトリ・ファイルに登録されている必要があります。通常これは、リポジトリ管理者が行います。ファイルが登録されていない場合、新しいファイルを古いファイルに上書きするバイナリ・マージが使用されます。
JDeveloperでは、共有ワークエリアに対する接続および作業はサポートされません。プライベート・ワークエリアに対する接続および作業のみがサポートされます。 これにより、ある開発者が誤って他の開発者のデータを上書きするなどのデータの損失を防げます。 ただし、連係目的の共有ワークエリアはサポートされます。 共有ワークエリアは1つ以上のプライベート・ワークエリアを定義するベースとして使用できます。 共有ワークエリアを使用することで、複数の開発者がそれぞれのプライベート・ワークエリアの定義で共有できるコンフィグレーションを作成することが可能になり、効果的なチーム・ベースの開発を行うことができます。
Oracle JDeveloperで使用するOracle SCMリポジトリは、WindowsマシンにインストールされたOracle SCMクライアント・ツールを使用したインストールおよび構成のみが可能です。 Oracle SCMの詳細は、製品のオンライン・マニュアル、またはhttp://otn.oracle.co.jp/document/を参照してください。
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