同期点の作成
同期点を表す要素の描画方法は多数あります。同期点のコードの生成に不可欠な情報の詳細は、「同期点について」を参照してください。
同期点を作成するには、次のようにします。
注意: 遷移以外の、同期点に対する要素の作成順序は重要ではありません。アクティビティ、オブジェクト・フロー状態、疑似状態は、任意の順序でダイアグラムに追加できます。しかし、遷移を描画する前には、ソースと宛先がダイアグラム上に存在している必要があります。次に、同期点を図式化する手順を示します。この手順の結果の例は図1に示します。
- ダイアグラム上に、送信システムとして機能するスイムレーンを作成します。
- 「Swimlane」プロパティ・ダイアログの「一般」タブでシステムの名前を入力します。
- 「チャネル/アダプタ」タブで少なくとも1つのチャネルを作成します。チャネルに必要な、キューイング・プロパティ、メッセージ・プロトコルおよび方向の情報を入力します。
- 必要に応じて、メッセージ・アダプタを定義し、送信システムのアプリケーションとBESの間を調整します。
- 「インスタンス」タブで、スイムレーンが表す送信システムのインスタンスを定義します。送信システムのインスタンスが複数ある場合は、それぞれの名前と接続の情報をこのタブで入力します。
- 2つの送信アクティビティを同じスイムレーンに置く場合は、ステップ3に進みます。異なるスイムレーンに置く場合には、ステップ1を繰り返し、もう1つの送信システム用にスイムレーンを作成します。
- ステップ1を繰り返し、受信システム用のスイムレーンを作成します。
- ハブを表すスイムレーンを作成します。
- 送信アクティビティを作成します。
同期点の送信アクティビティは、同じスイムレーンまたは異なるスイムレーンのどちらにも存在させることができます。
- ステップ5を繰り返し、受信システムに受信アクティビティを作成します。
- 各送信アクティビティに対して、受信システムに送信するメッセージを表すオブジェクト・フロー状態を作成します。
オブジェクト・フロー状態の名前およびその状態を入力します。
- ダイアグラム上にAND疑似状態またはOR疑似状態を作成します。
擬似状態は、有効な遷移内でのみ使用できます。1つの遷移内で、2つのアクティビティ間に複数のオブジェクト・フロー状態を指定することはできません。擬似状態は1つの遷移に複数挿入できます。
- 送信アクティビティからオブジェクト・フロー状態への遷移を作成します。
「遷移 - 統合」ダイアログの「チャネル」ドロップダウン・リストから「出力」チャネルを選択する必要があります。
- 次のものを作成するには、ステップ9を繰り返します。
図1: 次の図で、ダイアグラム内の数字は各ステップに対応しています。
関連項目
- 同期点について
- スイムレーンの作成
- ハブの作成
- アクティビティの作成
- オブジェクト・フロー状態の作成
- 擬似状態の作成
- 遷移の作成
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