特定のコンテンツをinterMediaオブジェクトにアップロードする場合のパフォーマンスの改善

JSPアプリケーションでは、Oracle ADFのバインディングを使用するUI要素を介してデータベース内のinterMediaオブジェクトにメディア・コンテンツをアップロードする場合、デフォルトでは、interMediaドメイン・オブジェクトがsetProperties()メソッドをコールし、アップロードされたコンテンツを解析します。 これにより、ドメイン・オブジェクトはバインディングからメディア・メタデータを取得できますが、OrdDocオブジェクトにPDFファイルをアップロードする場合などにアップロードするコンテンツにメディア・コンテンツが含まれていないと、アップロード・プロセスがsetProperties()メソッドをコールするため、不必要に長くなります。

非メディア・コンテンツのアップロードのパフォーマンスを改善するために、ビジネス・コンポーネント開発者は、ビジネス・コンポーネント・エンティティ・オブジェクト・ウィザードを使用して、setProperties()メソッドのコールをオフにできます。 これは、interMediaオブジェクト・タイプの属性にカスタム・プロパティORD_SET_PROPERTIESを定義することにより実行されます。

ビジネス・コンポーネント・エンティティ・オブジェクトのORD_SET_PROPERTIESプロパティを設定する手順は、次のとおりです。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、interMediaドメイン・オブジェクトの属性を定義するエンティティ・オブジェクトを選択します。

  2. 右クリックして、「編集」を選択すると、エンティティ・オブジェクト・エディタが表示されます。

  3. エディタで「カスタム・プロパティ」を選択し、名前にORD_SET_PROPERTIESを、値にfalseを入力します。

    ORD_SET_PROPERTIESfalseが設定されている場合は、データをinterMediaオブジェクトにアップロードした後にsetProperties()メソッドがコールされません。

  4. 「追加」をクリックしてプロパティを定義します。

  5. 「OK」をクリックし、interMediaドメイン・オブジェクトにマップされる属性を含むエンティティ・オブジェクトごとに手順を繰り返します。


マルチメディア・コンテンツの使用

Oracle ADFのバインディングについて
Oracle ADFエンティティ・オブジェクトについて

 

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