Oracle ADFを使用したStrutsベースのWebアプリケーションの作成

JDeveloperでは、ページ・ナビゲーションのためのStrutsコントローラに基づくモデル2アプリケーションでWebページを作成でき、アプリケーションでOracle Application Development Framework(Oracle ADF)を利用できます。モデル2アプリケーションでJSPページまたはOracle ADF UIXページを作成する場合は、次のことが可能です。

注意: Strutsコントローラに依存しないWebアプリケーションの作成を選択する場合は、「Oracle ADFを使用したモデル1形式のWebページの作成」を参照してください。

Strutsページ・フロー・ダイアグラムを使用してモデル2 Webアプリケーションを作成するには、次のようにします。

  1. JSPページとADF UIXページのいずれを使用するかを決定します。

    Oracle ADF UIXは、イベント管理やコンポーネントベースの正確なページ設計などのフレームワーク機能を提供します。

  2. デフォルトのWebアプリケーション・テンプレートを使用して、アプリケーション・ワークスペースを作成します。

    ヒント: アプリケーション・エラーを回避するには、ビジネス・サービスとクライアント・アプリケーションを別個のプロジェクト・フォルダで開発する必要があります。JDeveloperアプリケーション・テンプレートにより、別個のプロジェクト・フォルダがワークスペースに作成されます。

  3. モデル・プロジェクト用のビジネス・サービスを作成します。

  4. ビジネス・サービスをOracle ADFデータ・コントロールに登録します。

    これで、Oracle ADFバインディングを使用してデータ・バインドされたWebページを簡単に作成できます。

    注意: モデル・プロジェクトでOracle ADF Business Componentsを使用する場合は、ビジネス・サービスを登録する必要はありません。この場合は、設計時にビジネス・コンポーネント・アプリケーション・モジュールが登録されます。

  5. Webページを作成する設計アプローチを選択します。

  6. 「ViewController」プロジェクトで、Strutsページ・フロー・ダイアグラムを開きます

  7. ページ・フロー・ダイアグラムにデータ・ページを追加して、Webページを起動するための開始点を指定します。

    Strutsページ・フロー・ダイアグラムでは、Oracle ADFデータ・ページはData Page要素として表示されます。Action要素もコントロール・パレットに表示されますが、Webページをデータ・バインドする場合はページ・フロー・ダイアグラムで使用しないでください。Oracle ADFデータ・ページおよび他のオプションを使用するアクション・マッピングの詳細は、「データ・バインドされたStrutsアプリケーションでのページ・フローについて」を参照してください。

  8. データ・コントロール・パレットを使用して、ビジュアル・エディタでJSPページまたはADF UIXページを設計します

    JDeveloperでデータ・コントロール・パレットを使用すると、データ・バインドされたページを簡単に作成できます。ページおよびStrutsページ・フローを作成する際のヒントは、「Oracle ADFのデータ・バインド・コンポーネントを使用したユーザー・インタフェースの設計」を参照してください。

データ・バインドされたUIコンポーネントを、データ・コントロール・パレットからWebページに最初に挿入すると、次の処理が実行されます。

作成されるプロジェクト・ファイルでは、Oracle ADFバインディング・コンテキストのためのOracle ADFモデル・レイヤーのメタデータが指定されます。これらのファイルによって、Webアプリケーションは実行時にOracle ADFモデル・レイヤーにアクセスできるようになります。詳細は、「ADF固有のプロジェクト・ファイルについて」を参照してください。

データ・ページを少なくとも1つ使用してページ・フローを作成したら、目的のページにフォワードするデータ・ページを右クリックし、「実行」を選択します。


Oracle ADFの概要は、次のトピックを参照してください。

Strutsおよびページ・フロー・ダイアグラムについては、次のトピックを参照してください。

 

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