アプリケーション・サーバー接続を介して、パッケージ化されたアプリケーションをOracle Application Serverにデプロイできます。 パッケージ化されたアプリケーションには、デプロイするファイルの指定、それらのファイルの構成の説明、およびターゲット・サーバーの指定を行うデプロイメント・プロファイルが含まれます。
Oracle Application Serverにデプロイするには、次の手順を実行します。
以前のリリースのOracle Application Serverにデプロイする場合に必要な構成手順の詳細は、リリース・ノートを参照してください。
Webアプリケーションの場合は、デプロイされたビジネス・コンポーネントに接続するためのサーバー接続がbc4j.xcfg
ファイルで適切に構成されていることを確認します。 このファイルは、ビジネス・コンポーネント・プロジェクト内の特定アプリケーション・モジュールのデプロイメント構成をすべて定義し、データ・タグおよびData Web Beanに対して、アプリケーション・モジュールに属す特定のビュー・オブジェクトへのアクセスを許可します。
ナビゲータでデプロイメント・プロファイルを選択して右クリックし、「配布先」->「<アプリケーション・サーバー接続>」を選択します。 アプリケーションがアーカイブ・ファイルとしてパッケージ化され、選択したアプリケーション・サーバー接続を介してデプロイされます。
注意:
Webモジュールは、ターゲット・デプロイメント・ディレクトリにデプロイされます。 WARファイルおよびEARファイルを含むアプリケーション・ファイルのデプロイ先に関する情報は、「OC4Jデプロイメントのアプリケーション・ディレクトリ構造について」、またはOracle Application Serverドキュメント・ライブラリで提供されている『Oracle Application Server Containers for J2EEユーザーズ・ガイド』を参照してください。
正常にデプロイした後は、アプリケーションのURLを入力すれば、ブラウザでWebアプリケーションにアクセスできます。 次に例を示します。http://<hostname>:<portnumber>/<virtual_path>/<main>.uix
ここで、<virtual_path>
は、デプロイメント・プロファイルで指定したコンテキスト・ルートです。
http://java.sun.com/products/servlet/
EJB JARをOracle Application Serverにデプロイすると、Javaクライアントは次の手順でEJB JARにアクセスできます。
Oracle Application Server Enterprise Managerで、EJB JARをデプロイした固有のOC4Jインスタンスに固定ポート番号を指定します。 このポート番号は、「Enterprise Manager」->「OC4Jインスタンス」->「サーバー - プロパティ」で指定します。 たとえば、3103と指定します。
この固有のOC4Jインスタンスを必要に応じて再起動します。
JDeveloperで、EJB JARにアクセスするJavaクライアントを作成します。
Enterprise ManagerでOC4Jインスタンスに指定したのと同じRMIポート番号(ポート3103)を使用するJavaクライアントを実行します。
ビジネス・ロジックをWebモジュールにデプロイする場合、ビジネス・コンポーネント・ファイルもWebモジュールに追加されます。 ただし、ビジネス・ロジックをEJBセッションBeanとしてデプロイする場合、Webモジュールにはクライアント・アプリケーション・ファイルのみが含まれます。 どちらの場合も、WARファイルおよびEARファイルを含むクライアント・アプリケーションはWebモジュールに含まれ、ターゲットのOC4Jデプロイメント・ディレクトリにデプロイされます。 server.xml
およびdefault-web-site.xml
は適宜更新されます。
JDeveloperのUIXバージョンがサーバーのUIXバージョンと一致しない場合に、JDeveloperからUIX Webモジュールを直接デプロイすると、UIXのランタイムJARおよびインストール可能リソースが自動的にEARにバンドルされます。 これによって、デプロイ済アプリケーションがターゲット・アプリケーション・サーバーで適切なバージョンのUIXを実行するようになります。 デプロイ済アプリケーションがローカル・クラスパス上のUIXランタイムJARを使用できるようにするには、アプリケーションによるグローバル・クラスパス上のUIXファイルへのアクセスをオーバーライドする必要があります。 たとえばOC4Jでは、アプリケーションのorion-web.xml
でsearch-local-classes-first
パラメータをtrue
に設定することによって、オーバーライドできます。 JDeveloperと同じバージョンのUIXがターゲット・アプリケーション・サーバーにインストールされている場合は、WARデプロイメント・プロファイルからUIXのインストール可能リソースおよびランタイムJARを除外できます。
スタンドアロンOC4Jインスタンスにデプロイする場合は、OC4Jに付属のadmin.jar
を使用してください。 デプロイ先のOC4Jのバージョンと一致しないadmin.jar
を使用すると、デプロイが失敗する場合があります。 JDeveloperのアプリケーション・サーバー接続ウィザードを使用して接続を設定する際、OC4Jスタンドアロン・インスタンスのadmin.jar
を使用するようにデプロイメントを構成できます。
JDeveloperでEARファイルをスタンドアロンOC4Jサーバー接続にデプロイすると、サーバーの構成ファイルであるserver.xml
、およびdefault-web-site.xml
またはhttp-web-site.xml
も適宜更新されます。
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