詳細アイコン セッションBeanの作成

セッション・ファサードによって、基礎となるEJBに対する統合インタフェースがクライアント・オブジェクトに提供されます。クライアントが対話するのはファサードのみで、このファサードはサーバーに常駐し、適切なEJBメソッドを起動します。この結果、クライアントとEJB間の依存性と通信が削減されます。セッション・ファサードなしでリモート・アクセスを実行している場合は、クライアントがネットワークを介してEJB 3.0エンティティに直接アクセスするために、多数のリモート・コールが必要となります。この結果、パフォーマンスに影響を与える大量のネットワーク通信が発生します。また、ファサードがない場合は、クライアントがビジネス・オブジェクトの実装に直接依存するため、EJBのインタフェースを変更した場合は、クライアント・オブジェクトも変更する必要があります。

注文レコードと注文品目レコードを検索するメソッドを実装するセッションBeanを作成します。セッションBeanの作成を開始するには、「セッションBean作成」ウィザードを開きます。このウィザードを起動するには、セッションBean セッションBean」コンポーネントをダイアグラムにドラッグ・アンド・ドロップします。

また、「ファイル」 次の選択 「新規」の順に選択する方法もあります。新規ギャラリで、「カテゴリ」ツリーの「ビジネス層」を開き、「EJB」を選択した後、「アイテム」リストで「セッションBean」を選択します。次に、「OK」をクリックします。

JDeveloperには、データとUIコンポーネントの両方をダイアグラムやページに追加できるコンポーネント・パレットが用意されています。

コンポーネント・パレット