この例では、OrderItemsView
ビュー・オブジェクトからのデータを表示するためにデータバインドされた「表」コンポーネントを追加して、参照ページをカスタマイズしました。
カスタマイズ・レイヤーは、基礎となるメタデータを変更する一連の指示を含んだカスタマイズ・ドキュメントに対応しています。アプリケーションでビュー・レイヤーをカスタマイズする場合、JDeveloperでは、編集中のビュー・ページのファイル名を使用してXMLソース・ファイルが作成されます。たとえば、参照ページのファイル名がBrowse.jspx
であれば、カスタマイズのXMLドキュメントはBrowse.jspx.xml
となります。
JDeveloperでは、ビュー・レイヤーのカスタマイズ・ドキュメントが「ViewController」プロジェクトのmdssys/custフォルダに格納されます。各ドキュメントは固有のカスタマイズ・レイヤー値フォルダに作成されます。たとえば、site/headquarters
コンテキストでカスタマイズを実装すると、次のアプリケーション・ナビゲータの図に示すように、Browse.jspx.xmlがmdssys/cust/site/headquartersフォルダに作成されます。
カスタマイズ・ドキュメントのコンテンツを表示するには、XMLファイルをダブルクリックします。Browse.jspx.xmlの例では、基礎となるビュー・レイヤーを変更するための指示を含んだメタデータ要素(例: <mds:customization>
および<mds:insert>
)が表示されます。<mds:insert>
要素が親コンポーネントである「パネル・スプリッタ」のId
値を参照し、これは、参照ページに「表」コンポーネントを挿入した場所を指定していることに注意してください。
ページのカスタマイズにADFデータバインドされたUIコンポーネントの追加または変更が含まれる場合、JDeveloperではページ定義のカスタマイズ・メタデータ・ドキュメントも作成されます。たとえば、site/headquarters
コンテキストで参照ページのカスタマイズを実装する場合、ページ定義のカスタマイズ・ドキュメントBrowsePageDef.xml.xmlは、他のすべてのページ定義が格納されているoracle.view.pageDefsパッケージのサブパッケージmdssys/cust/site/headquartersに作成されます。BrowsePageDef.xml.xmlを開くと、<mds:customization>
や<mds:insert>
などのメタデータ要素も表示されます。
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