UIComponentクラス: oracle.adf.view.rich.component.rich.layout.RichToolbar
コンポーネントのタイプ: oracle.adf.RichToolbar
サポートされないエージェント: pda
ツールバーは、<af:toolbox>
の内部で使用するように設計されており、通常、commandToolbarButtonまたはcommandToolbarButtonのグループを含みます。ツールバーは、ツールボックスの外部で使用することもできますが、その場合は、ツールバーでツールボックスが提供するジオメトリ管理機能の一部が失われます。たとえば、flex属性は、ツールボックスのコンテキストがなければ適切な意味を持たなくなります。ツールバーは印刷可能なページではレンダリングされません。
通常、commandToolbarButtonまたはgroupコンポーネントは、toolbarの内部に配置します。またfacetRef、iterator、switcherなどのラッパーが、通常toolbarに属するコンポーネントを提供する場合は、かわりにこれらをtoolbarに配置することもできます。
ツールバーの子をグループ化すると、セパレータがグループの子の間に描画されます。
複数のツールバーを持つ<af:toolbox>
がグループにあるときは、flex
属性を指定して、これらのツールバーのストレッチ方法を指定できます。これは、ツールバーに含まれるコンポーネントを位置合せする場合にも使用できます。ツールバーの特定の項目を左揃えに、その他の項目を右揃えにするときは、<af:spacer>
をそれらの間に配置します。また、ツールバー・コンポーネントに結び付けるstretchIdも指定する必要があります。
ツールバーの子コンポーネントが部分ページ・レンダリングによって更新される場合は、ツールバーも更新する必要があります。そのためには、子コンポーネントのIDをツールバーのpartialTriggers属性に追加します。この方法によりツールバーで、各子のオーバーフロー時のサイズ指定および配置を適切に管理できます。また、多くの入力コンポーネントでは、部分ページ・レンダリングによって自己更新も行われます。ツールバーに入力コンポーネント(またはquickQuery)を含める場合は、その子のIDをツールバーのpartialTriggers属性に含めて、入力コンポーネントが置換されたときにツールバーも更新されるようにする必要があります。
<af:toolbox> <af:toolbar flex="1" stretchid="stretch1"> <af:group> <af:commandToolbarButton text="Forward" icon="/images/fwdarrow_gray.gif" disabled="true"></af:commandToolbarButton> <af:commandToolbarButton icon="/images/uplevel.gif" /> </af:group> <af:commandToolbarButton id="search" text="Search" icon="/images/search.gif" /> <af:commandToolbarButton text="Folders" icon="/images/folders.gif" /> <af:spacer id="stretch1" clientComponent="true"/> <af:commandToolbarButton text="Reports" /> <af:commandToolbarButton id="toggleRefresh" text="Refresh:OFF" /> </af:toolbar> </af:toolbox>
型 | フェーズ | 説明 |
---|---|---|
org.apache.myfaces.trinidad.event.AttributeChangeEvent | アプリケーションの起動、 リクエスト値の適用 |
属性変更を記述するために配信されるイベント。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
名前 | 型 | ELのサポート | 説明 |
---|---|---|---|
attributeChangeListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | 属性変更リスナーへのメソッド・リファレンス。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
binding | oracle.adf.view.rich.component.<wbr/>rich.layout.RichToolbar | ELのみ | コンポーネント・インスタンスをBean上に格納するELリファレンス。これは、バッキングBeanからコンポーネントへのプログラム的なアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をバッキングBeanに移動するために使用できます。 |
clientComponent | boolean | あり | クライアント側のコンポーネントが生成されるかどうか。このフラグを設定してもしなくてもコンポーネントは生成されますが、クライアントJavascriptがコンポーネント・オブジェクトを必要とする場合、コンポーネントの存在を保証するにはtrueに設定する必要があります。現在デフォルトで生成されるクライアント・コンポーネント・オブジェクトは、将来は存在しない可能性があります。このフラグを設定することがコンポーネントの存在を保証する唯一の方法であり、クライアントは暗黙的な動作に依存できません。ただし、このフラグの設定にはパフォーマンス・コストが伴うため、絶対に必要でないかぎり、クライアントではクライアント・コンポーネントを有効にすることを避ける必要があります。 |
customizationId | String | あり | この属性は推奨されていません。永続的なカスタマイズを適用するには、id属性を使用する必要があります。この属性は、次のリリースでは削除されます。 |
flex | int | あり | コンテナ内のこのコンポーネントの柔軟性を示す正の整数。コンテナでその値がサポートされている場合は(ツールボックス・コンポーネント)、各子に領域をどのように配分するかを決定するのにflexが使用されます。flex値が大きいコンポーネントは、低いコンポーネントよりもサイズが大きくなります。これは、2つのコンポーネントの各flexを基に算出した比率に従って行われます。実際にこの値が重要な意味を持つのは、同じコンテナ内に他にも柔軟性のあるコンポーネント(flex値がゼロよりも大きいコンポーネント)がある場合にかぎられます。 |
id | String | なし | コンポーネントの識別子。識別子は、HTMLで許可される構文のサブセットに準拠している必要があります。
|
inlineStyle | String | あり | このコンポーネントに対して使用するCSSスタイル。これは、基本スタイルの変更用です。inlineStyleは、コンポーネントのルートDOM要素に適用されるCSSスタイルのセットです。inlineStyleのCSSプロパティが対象となるDOM要素に影響を与えない場合は、スキンを作成し、特定のDOM要素をターゲットにしたスキニング・キーを使用する必要があります(::label、::icon-styleなど)。 |
partialTriggers | String[] | あり | 部分更新をトリガーするコンポーネントのID。このコンポーネントは、トリガー・コンポーネント上でリスニングします。トリガー・コンポーネントの1つがなんらかの更新を発生させるイベントを受信した場合、このコンポーネントも更新されることをリクエストします。識別子はソース・コンポーネント(このコンポーネント)に対して相対的であり、NamingContainerで構成されている必要があります。コンポーネントがすでにネーミング・コンテナ内にある場合、単一のコロンを使用するとページのルートから検索を開始でき、複数のコロンを使用するとNamingContainerを上方向に移動できます。たとえば、::を前に置くと、コンポーネントのネーミング・コンテナ(または、コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体)から出てそこから検索を開始します。:::を前に置くと、2つのネーミング・コンテナ(コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体も含まれます)から出てそこから検索を開始します。 |
rendered | boolean | あり | コンポーネントがレンダリングされるかどうか。falseに設定した場合、このコンポーネントについて出力は配信されません(コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません)。 |
shortDesc | String | あり | コンポーネントの短い説明。このテキストは、通常、ツールチップ・ヘルプ・テキストを表示するためにユーザー・エージェントによって使用されます。この場合、ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップは切り捨てられます。フォーム・コンポーネントの場合、shortDescはノート・ウィンドウに表示されます。 |
stretchId | String | あり | ツールバーが使用する領域にツールバーのコンテンツで使用されない領域がある場合に、ツールバーに残された使用可能領域のすべてを付与する子コンポーネントのID。 |
styleClass | String | あり | このコンポーネントに対して使用するCSSスタイル・クラス。スタイル・クラスは、jspxページまたはスキニングCSSファイルなどで定義できます。または、AFInstructionTextのようなパブリック・スタイル・クラスの1つを使用できます。 |
visible | boolean | あり | コンポーネントの可視性。falseの場合、コンポーネントはクライアント上で非表示となります。renderedとは異なり、これはサーバーでのライフサイクルには影響を与えません(コンポーネントに実行済バインディングがある、など)。コンポーネントの可視性は、クライアント上で切り替えるか、PPRを使用して切り替えることができます。renderedがfalseの場合、コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません。ほとんどの場合、visibleプロパティのかわりにrenderedプロパティを使用します。 次のレンダーキットではサポートされていません。 org.apache.myfaces.trinidad.core |