この例では、「ProductsBase」エンティティ・オブジェクトからの「ProductName」属性を追加して、モデル・ビュー・オブジェクト「OrderItemsView」をカスタマイズしました。
「OrdersItemsView」ビュー・オブジェクトには、「OrderItems」エンティティ・オブジェクトと「ProductsBase」エンティティ・オブジェクトの両方の属性が含まれています。「OrderItemsView」には、「OrderItems」エンティティ・オブジェクトの「ProductId」と「ProductsBase」エンティティ・オブジェクトの「ProductId1」の2つの「ProductId」が含まれていることに注意してください。これは、2つのエンティティ・オブジェクト間の結合を指定する際に必要となります。
アプリケーションのモデル・レイヤーをカスタマイズする場合、JDeveloperでは編集中のモデル・オブジェクトのファイル名を使用してXMLソース・ファイルが作成されます。たとえば、OrderItemsViewのファイル名がOrderItemsView.xml
であれば、カスタマイズのXMLドキュメントはOrderItemsView.xml.xml
となります。
JDeveloperでは、モデル・レイヤーのカスタマイズ・ドキュメントが「Model」プロジェクトのmdssys/custパッケージに格納されます。モデル・オブジェクトがパッケージ内にあれば、mdssysパッケージ名に接頭辞としてモデル・オブジェクトと同じパッケージ名が使用されます(例: oracle.model.mdssys)。各カスタマイズ・ドキュメントは、固有のカスタマイズ・レイヤー値パッケージに作成されます。たとえば、site/remoteoffices
コンテキストでカスタマイズを実装すると、次のアプリケーション・ナビゲータの図に示すように、OrderItemsView.xml.xmlがoracle.model.mdssys/cust/site/remoteofficesパッケージに作成されます。
カスタマイズ・ドキュメントのコンテンツを表示するには、XMLファイルをダブルクリックします。OrderItemsView.xml.xmlの例では、<mds:customization>
、<mds:insert>
および<mds:modify>
などのメタデータ要素が表示されます。
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