他の既存のADF Facesコンポーネントで構成されている再使用可能な複合UIコンポーネントであるJSF宣言コンポーネントを作成する際に使用します。
宣言コンポーネントは、ページ・フラグメントとページ・テンプレートの中間となる再使用可能なコンテンツ・サポートを提供します。ページ・フラグメントと同様に、宣言コンポーネントではページの各部分を作成できます。ただし、(固定コンテンツの再使用可能な
各部分を作成できる)ページ・フラグメントと異なる点として、宣言コンポーネントでは(ページ・テンプレートのように)任意のコンテンツで使用できる再使用可能な各部分を作成できます。
宣言コンポーネントの作成時にはJSPタグ・ライブラリの詳細を指定する必要があり、宣言コンポーネントを作成場所であるプロジェクト内では使用できません。つまり、宣言コンポーネント定義が含まれるプロジェクトは、ADFライブラリJARにデプロイする必要があります。宣言コンポーネントを使用するプロジェクトでは、デプロイ済のJARをプロジェクトのプロパティの「ライブラリ」セクションに追加します。JDeveloperでは、再使用可能な宣言コンポーネントが含まれるJSPタグ・ライブラリが自動的に追加されます。
宣言コンポーネントの作成は、ページ・テンプレートの作成とよく似ています。ページ・テンプレートと同様に、各宣言コンポーネントは、XMLで記述されたJSF宣言コンポーネント定義ファイル(ファイル拡張子は
.jspx
)に指定されます。af:pageTemplateDef
を使用してコンポーネント・メタデータおよびレイアウトを定義するかわりに、af:componentDef
を使用して宣言コンポーネント・メタデータおよびレイアウトを定義します。
この例では、JSF宣言コンポーネント・ファイルの基本構造を示しています。
<?xml version='1.0' encoding='windows-1252'?>
<jsp:root xmlns:jsp="http://java.sun.com/JSP/Page" version="2.0"
xmlns:f="http://java.sun.com/jsf/core"
xmlns:af="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/rich">
<jsp:directive.page contentType="text/html;charset=windows-1252"/>
<af:componentDef>
<af:xmlContent>
<component ..>
<!-- Metadata for facet and attribute definitions here -->
<facet/>
.
.
.
<attribute/>
.
<!-- Also contains metadata for the component tag library information -->
<component-extension/>
</component>
</af:xmlContent>
<!-- Component layout section of the composite component starts here -->
</af:componentDef>
</jsp:root>
宣言コンポーネント名
JSF宣言コンポーネントの名前を入力します。指定した名前は、コンポーネント・パレットで
宣言コンポーネントの表示名として使用され、さらにコンポーネント・タグに対して生成されたJavaクラスの名前として使用されます。宣言コンポーネントの名前で使用できるのは英数字のみであり、SampleName
またはSampleName1
のようになります。
ファイル名
宣言コンポーネント・ファイルの名前を入力します。デフォルトにより、JDeveloperで新規ファイルに対して作成されるファイル名が表示されます。宣言コンポーネントはXMLファイルである必要があるため、自動的に拡張子.jspx
がファイル名に表示されます。
ディレクトリ
ファイルのディレクトリを入力します。デフォルトでは、JDeveloperでファイルの格納用に作成されるディレクトリが表示されます。JDeveloperのディレクトリ構造の外部にファイルを格納するか、ファイル・ディレクトリを再定義するには、変更後の場所を入力します。ディレクトリを入力するかわりにその場所に移動するには、「参照」をクリックします。
宣言コンポーネント・パッケージ (foo.webappなど)
パッケージ名を入力します(dcomponent1
など)。JDeveloperでは、宣言コンポーネントのJavaクラスの作成時にパッケージ名が使用されます。
宣言コンポーネント・タグ・ライブラリ
ドロップダウン・リストから、新規宣言コンポーネントを含めるタグ・ライブラリを選択します。タグ・ライブラリが存在しない場合、または新規タグ・ライブラリを作成する場合は、「タグ・ライブラリの追加」をクリックし、「宣言コンポーネント・タグ・ライブラリの作成」ダイアログにタグ・ライブラリのメタデータを入力します。
カスタム・コンポーネント・クラスの使用
デフォルトのクラスではなく、自分が 義したコンポーネント・クラスを使用する場合に選択します。
ファセット定義/属性/メソッド
これらのページでは、「追加」をクリックして別の定義、属性またはメソッドを作成するか、「削除」をクリックして選択済の定義、属性またはメソッドを削除します。「上」、「上へ」、「下へ」および「下」を使用して、選択済の定義、属性またはメソッドをページに配置します。
ファセット定義
宣言コンポーネントでコンテンツのプレースホルダとなるファセットを定義します。「名前」フィールドに各ファセットの一意の名前を入力し、「説明」 フィールドに対応する説明を入力します。これらのコンテンツ・プレースホルダの簡単に取得されるネーミング規則を確立します。
ファセットは、宣言コンポーネントを使用してページの一部を作成する際にコンテンツを最終的に挿入できる、宣言コンポーネント上の指定領域です。
属性
宣言コンポーネントを使用してページを作成する際にはいつでもその宣言コンポーネントに渡すことができるUIコンポーネント属性を定義します。「名前」フィールドに各属性の一意の名前を入力します。これらの属性の簡単に取得されるネーミング規則を確立します。「タイプ」フィールドに属性の対応するタイプを入力します。指定できるタイプは、java.lang.String
、int
、boolean
およびfloat
です。デフォルト値を自由に割り当てるには、「デフォルト値」フィールドを使用します。これらの属性値を必須とし、検証が行われるよう指定するには、「必須」チェック・ボックスを選択します。
各属性には名前およびクラス・タイプが必要です。デフォルト値はオプションです。
メソッド
データ・バインドされたコンポーネント・セットのメソッド・パラメータを定義します。これらのメソッドの値は、コール・ページで実行時に設定できます。「名前」フィールドにメソッド名を入力し、「メソッド・シグネチャ」フィールドに、値または値に解決できるEL式を入力します。メソッドの値が上書き不可である場合は、「読取り専用」を選択します。
JSFアプリケーションの作成
JSPページの操作
Webページ編集ツール
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