UIComponentクラス: oracle.adf.view.rich.component.rich.input.RichInputComboboxListOfValues
コンポーネントのタイプ: oracle.adf.RichInputComboboxListOfValues
inputComboboxListOfValuesコンポーネントは、ページにLOVフィールド(および他のフィールドの可能性もあり)を伝播するため、ユーザーが選択リストを開いて値リストから値を選択するのを可能にします。
ユーザーはドロップダウン・パネルのリストで値を選択するか、パネルの下にある「検索」リンクをクリックし、「検索および選択」ダイアログを起動できます。ダイアログでは、ユーザーが特定の値を検索したり、ベース・ページのLOVフィールドに追加する値を選択できます。選択リストを開くと、セパレータで区切られた様々な項目が、次の順番で表示されます(該当する場合)。
オプション・リスト(お気に入りおよび完全リスト)がドロップダウン・パネルに表形式で表示されます。表の各行および各列の値には、通常、outputTextコンポーネントを使用してスタンプが設定されます。
ドロップダウンまたは「検索および選択」ダイアログから値を選択すると、コンポーネントのautoSubmitプロパティに関係なく、値はモデルにプッシュされます。
さらにinputListOfValuesコンポーネント同様、inputComboBoxListOfValuesコンポーネントでは、ベース・ページとドロップダウン・リストおよびベース・ページと「検索および選択」ダイアログ間で行われる、データ交換のメカニズムが提供されます。これはモデル(またはマネージドBean)を介して処理されます。データの更新は、ベース・ページにあるLOVフィールド横のすべてのフィールドに対し、PPRを介して行われます。ユーザーがドロップダウン・パネルで行を選択すると、データは選択された行(ここでは各オブジェクトは選択した行のrowData)のオブジェクトのリストとして返されます。 現在、ドロップダウン・パネルでは、単一の行の選択のみ許可されています。オブジェクトのリストは、ドロップダウン・パネルで選択された後、キューされるReturnPopupEventで入手できます。データ交換をinputComboBoxListOfValuesおよびドロップダウン・パネル間で正しく行うには、開発者は次のリスナーを実装する必要があります。
ベース・ページで「検索および選択」ダイアログとLOVフィールド(およびその他のフィールドの可能性あり)との間でデータ交換を正しく行うには、開発者は次の3つのリスナーを実装する必要があります。ドロップダウン・パネルで「検索」オプションを選択し、LaunchPopupEventがキューされると、「検索および選択」ダイアログが起動します。
型 | フェーズ | 説明 |
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oracle.adf.view.rich.event.LaunchPopupEvent | アプリケーションの起動 | 入力コンポーネントに対するユーザーのアクションによってポップアップ・ダイアログが起動すると、LaunchPopupEventが配信されます。たとえば、inputListOfValuesコンポーネントに対する検索アイコンをクリックしたり、inputComboboxListOfValuesコンポーネントのドロップダウン・パネルの最下部にある「検索」エントリをクリックしたり、前述のコンポーネントのうち、autoSumitがtrueに設定されているコンポーネントのいずれかの範囲外にタブ移動しようとした場合は、input*ListOfValuesコンポーネントに対するLaunchPopupEventがキューに格納されてブロードキャストされます。 |
oracle.adf.view.rich.event.ReturnPopupDataEvent | アプリケーションの起動、リクエスト値の適用 | 推奨されていません。将来のリリースで削除されます。 |
oracle.adf.view.rich.event.ReturnPopupEvent | アプリケーションの起動 | ReturnPopupDataListenerによってデータが提供された後で、ReturnPopupEventが配信されます。 |
javax.faces.event.ValueChangeEvent | プロセスの検証、 リクエスト値の適用 |
valueChangeイベントは、値属性が変更されたときに配信されます。 |
org.apache.myfaces.trinidad.event.AttributeChangeEvent | アプリケーションの起動、 リクエスト値の適用 |
属性変更を記述するために配信されるイベント。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
名前 | 説明 |
---|---|
customActions | ユーザーが、選択リスト(ドロップダウン・パネル)でカスタム・エントリを指定できます。これは1つのgroupコンポーネントにラップされる、単一または複数のcommandLinksです。処理をカスタムcommandLink、たとえばポップアップ・ダイアログに関連付けるのは、開発者の仕事です。 |
help | このファセットは推奨されていません。ヘルプの提供にはhelpTopicIdを使用してください。これは、フォーム・コンポーネントでは操作できません。 |
名前 | 型 | ELのサポート | 説明 |
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accessKey | char | あり | for (設定された場合)によって指定されたフォーム要素に迅速にアクセスするために使用される文字です(simpleでないフォーム要素の場合は、このコンポーネント自体です)。アクセシビリティ上の理由から、この機能は、スクリーン・リーダー・モードではサポートされていません。同じ出力ページの複数の場所に同じアクセス・キーが表示された場合、レンダリング・ユーザー・エージェントは、同様のキーでアクセスされる要素の間を循環します。
この属性は、ニーモニックと呼ばれる場合もあります。 accessKeyは、ブラウザ固有およびプラットフォーム固有の修飾子キーによってトリガーされます。ブラウザ固有の意味もあります。たとえば、Internet Explorer 7.0で[Alt]+<accessKey>を押すと、フォーカスが設定されます。一部のオペレーティング・システムのFirefox 2.0では、[Alt]+[Shift]+<accessKey>を押します。他のオペレーティング・システムのFirefox 2.0では、[Control]+<accessKey>を押します。ブラウザによるaccessKeyの処理方法については、ブラウザのドキュメントを参照してください。 |
attributeChangeListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | 属性変更リスナーへのメソッド・リファレンス。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
autoSubmit | boolean | あり | フォーム要素に対してTRUEに設定された場合、適切なアクション(クリックやテキスト変更など)が実行されたときにコンポーネントが自動的に送信する属性です。その他にも、partialTriggersがこのコンポーネントを指すコンポーネントも送信されます。 |
autoTab | boolean | あり | この属性をTRUEに設定すると、現在のコンポーネントの最大長に達したとき、次のフォーカス可能コンポーネントに自動的に移動するように、コンポーネントに指示します。 |
binding | oracle.adf.view.rich.component.<wbr/>rich.input.RichInputComboboxListOfValues | ELのみ | コンポーネント・インスタンスをBean上に格納するELリファレンス。これは、バッキングBeanからコンポーネントへのプログラム的なアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をバッキングBeanに移動するために使用できます。 |
changed | boolean | あり | trueに設定した場合、変更されたインジケータ・アイコンがコンポーネントに表示される属性です。デフォルト値はfalseです。 |
changedDesc | String | あり | 変更されたインジケータ・アイコンにツールチップ・テキストを表示するために、ユーザー・エージェントによって通常使用されるテキストです。デフォルト値はChangedです。ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップが切り捨てられます。 |
clientComponent | boolean | あり | クライアント側のコンポーネントが生成されるかどうか。このフラグを設定してもしなくてもコンポーネントは生成されますが、クライアントJavascriptがコンポーネント・オブジェクトを必要とする場合、コンポーネントの存在を保証するにはtrueに設定する必要があります。現在デフォルトで生成されるクライアント・コンポーネント・オブジェクトは、将来は存在しない可能性があります。このフラグを設定することがコンポーネントの存在を保証する唯一の方法であり、クライアントは暗黙的な動作に依存できません。ただし、このフラグの設定にはパフォーマンス・コストが伴うため、絶対に必要でないかぎり、クライアントではクライアント・コンポーネントを有効にすることを避ける必要があります。 |
columns | int | あり | 表示されている文字の数によって指定されるテキスト・コントロールのサイズです。デフォルト値はブラウザによって異なります。 |
contentStyle | String | あり | コンポーネントのコンテンツ・ピースのスタイルです。この属性を「width: 100px」のように設定して、幅のスタイルを指定できます。 |
converter | javax.faces.convert.Converter | あり | コンバータ・オブジェクトです。 |
createPopupId | String | あり | このコンポーネントに対して相対的な、ユーザー定義ポップアップ・コンポーネントのIDです(NamingContainerで構成)。この属性が指定されている場合は、af:commandToolbarButtonとともにaf:toolbarが内部で作成され、「検索および選択」ダイアログに作成アイコンとして表示されます。このボタンをクリックすると、ユーザー定義ポップアップ・コンポーネントが起動します。 開発者がこのポップアップ内にダイアログを追加した場合は、表をリフレッシュするかどうかの判断はインテリジェントに行われます(このダイアログで「OK」ボタンをクリックすると表がリフレッシュされます)。開発者がこのポップアップにダイアログを追加しなかった場合には、表は常にリフレッシュされます。 識別子はコンポーネントに対して相対的で、NamingContainerで構成されている必要があります。単一のコロンを使用するとルートから検索を開始でき、複数のコロンを使用するとNamingContainerを上方向に移動できます。たとえば、::の場合はコンポーネントのネーミング・コンテナから出てそこから検索が開始され、:::の場合は2つのネーミング・コンテナから出てそこから検索が開始されます。 |
customizationId | String | あり | この属性は推奨されていません。永続的なカスタマイズを適用するには、id属性を使用する必要があります。この属性は、次のリリースでは削除されます。 |
disabled | boolean | あり | この要素を無効にするかどうかを指定します。読取り専用コンポーネントと異なり、無効にしたコンポーネントでは、フォーカスを受け取ることができません。コンポーネントでスクロール・バーを使用する可能性があり、ユーザーがコンポーネントのテキストまたは値をスクロールできるようにする場合は、disabled属性でなくreadOnly属性を使用します。 |
helpTopicId | String | あり | helpProviderでトピックを参照するために使用するIDです。 |
id | String | なし | コンポーネントの識別子。識別子は、HTMLで許可される構文のサブセットに準拠している必要があります。
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immediate | boolean | あり | 値の変換と検証をリクエスト値の適用フェーズで行うか、値の処理をプロセスの検証フェーズで行うか(デフォルト)を指定します。デフォルトでは、値の変換と検証は、プロセスの検証フェーズでまとめて行います。ただし、リクエスト値の適用フェーズでコンポーネントの値にアクセスする必要がある(たとえば、commandButtonで即時にactionListenerから値を取得する必要がある)場合は、この値をimmediateに設定することによって可能となります。 |
inlineStyle | String | あり | このコンポーネントに対して使用するCSSスタイル。これは、基本スタイルの変更用です。inlineStyleは、コンポーネントのルートDOM要素に適用されるCSSスタイルのセットです。inlineStyleのCSSプロパティが対象となるDOM要素に影響を与えない場合は、スキンを作成し、特定のDOM要素をターゲットにしたスキニング・キーを使用する必要があります(::label、::icon-styleなど)。 |
items | java.util.List | あり | inputComboboxListOfValuesコンポーネントのドロップダウン・パネルにある、ライブのコンテンツのデータ・リスト。 |
label | String | あり | コンポーネントのラベルです。コントロールの上にこのラベルを表示する場合は、panelFormLayoutを使用します。 |
labelAndAccessKey | String | あり | 従来のアンパサンド表記法を使用して、単一の値からlabelとaccessKey両方の属性を同時に設定する属性です。たとえば、この属性をT&extに設定すると、ラベルはTextに、アクセス・キーはeに設定されます。 |
launchPopupListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | (LaunchPopupEventに対するレスポンスとしてコールされる)LaunchPopupListenerへのメソッド・リファレンスです。 |
maximumLength | int | あり | テキスト・コントロールに入力できる、1行当たりの最大文字数です。 |
model | oracle.adf.view.rich.model.ListOfValuesModel | あり | LOVコンポーネントのモデルを表すListOfValuesModelオブジェクトです。ListOfValuesModelでは現在、LOVコンポーネント内で使用するメソッドが提供されています。また、表または問合せコンポーネント、あるいはその両方を表示するためにQueryModelおよびTableModelを取得するメソッドも提供されています(次に、それらのメソッドはLOVコンポーネントの値を検索および選択するために使用されます)。詳細は、oracle.adf.view.rich.model.ListOfValuesModelのJavadocsを参照してください。 |
partialTriggers | String[] | あり | 部分更新をトリガーするコンポーネントのID。このコンポーネントは、トリガー・コンポーネント上でリスニングします。トリガー・コンポーネントの1つがなんらかの更新を発生させるイベントを受信した場合、このコンポーネントも更新されることをリクエストします。識別子はソース・コンポーネント(このコンポーネント)に対して相対的であり、NamingContainerで構成されている必要があります。コンポーネントがすでにネーミング・コンテナ内にある場合、単一のコロンを使用するとページのルートから検索を開始でき、複数のコロンを使用するとNamingContainerを上方向に移動できます。たとえば、::を前に置くと、コンポーネントのネーミング・コンテナ(または、コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体)から出てそこから検索を開始します。:::を前に置くと、2つのネーミング・コンテナ(コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体も含まれます)から出てそこから検索を開始します。 |
popupTitle | String | あり | 「検索および選択」ポップアップ・ダイアログのタイトルです。 |
readOnly | boolean | あり | コントロールを編集可能フィールドとして表示するか、出力スタイルのテキスト・コントロールとして表示するかを指定します。無効にしたコンポーネントと異なり、読取り専用コンポーネントではフォーカスを受け取ることができます。 |
recentItems | java.util.List | あり | 「お気に入り」リストの一部である、カスタマイズされたオプションのリスト。最新の項目リストは項目リストの前に表示されます。これはデータセットで最後に使用された(MRU)項目である可能性があります。 |
rendered | boolean | あり | コンポーネントがレンダリングされるかどうか。falseに設定した場合、このコンポーネントについて出力は配信されません(コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません)。 |
required | boolean | あり | NULLでも空でもない値を入力する必要があるかどうかを指定します。falseに設定した場合は、値がNULLまたは空のときに、バリデータは実行されません。 |
requiredMessageDetail | String | あり | requiredの検証が失敗した場合に表示するメッセージです。
パラメータ:
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returnPopupDataListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | (ReturnPopupDataEventに対するレスポンスとしてコールされる)ReturnPopupDataListenerへのメソッド・リファレンスです。この属性は推奨されておらず、将来のリリースで削除されます。 |
returnPopupListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | (ReturnPopupEventに対するレスポンスとしてコールされる)ReturnPopupListenerへのメソッド・リファレンスです。 |
searchDesc | String | あり | ユーザーが「検索」アイコンの上にマウスのポインタを置いたときに、ツールチップに表示される検索情報です。 |
shortDesc | String | あり | コンポーネントの短い説明。このテキストは、通常、ツールチップ・ヘルプ・テキストを表示するためにユーザー・エージェントによって使用されます。この場合、ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップは切り捨てられます。フォーム・コンポーネントの場合、shortDescはノート・ウィンドウに表示されます。 |
showRequired | boolean | あり | 関連付けられたコントロールで、必要なユーザー入力のビジュアル指定を表示するかどうかを指定します。required属性も存在している場合は、ビジュアル指定を表示しないようにするには、required属性とshowRequired属性の両方をfalseに設定する必要があります。showRequiredプロパティを使用するのは、たとえば、最初は空で、同じページの他のフィールドにタッチした場合にのみ必要となるフィールドがある場合です。 |
simple | boolean | あり | コンポーネントがラベルのサポートを提供するかどうかを制御するブール値です。trueに設定すると、コンポーネントではラベルが表示されません(label、labelAndAccessKey、accessKey、showRequired、helpファセットが無視される場合があります)。また単純なレイアウト・プリミティブが使用されない場合もあります。使用例としては、表やfor-eachなど、ラベルが不要な場所で、繰返し可能な要素でコンポーネントが使用される場合などが考えられます。 |
styleClass | String | あり | このコンポーネントに対して使用するCSSスタイル・クラス。スタイル・クラスは、jspxページまたはスキニングCSSファイルなどで定義できます。または、AFInstructionTextのようなパブリック・スタイル・クラスの1つを使用できます。 |
validator | javax.faces.el.MethodBinding | ELのみ | バリデータ・メソッドへのメソッド・リファレンスです。 |
value | Object | あり | コンポーネントの値です。このvalueに対するELバインディングが、getterがあり、setterのないBeanプロパティを指している場合で、かつこのコンポーネントが編集可能である場合は、このコンポーネントは読取り専用モードでレンダリングされます。 |
valueChangeListener | javax.faces.el.MethodBinding | ELのみ | 値変更リスナーへのメソッド・リファレンスです。 |
var | String | なし | ドロップダウン・パネルの各行を参照するために使用するEL変数の名前。このコンポーネントが完全にレンダリングされると、変数は削除されます(または元の値に戻ります)。 |
visible | boolean | あり | コンポーネントの可視性。falseの場合、コンポーネントはクライアント上で非表示となります。renderedとは異なり、これはサーバーでのライフサイクルには影響を与えません(コンポーネントに実行済バインディングがある、など)。コンポーネントの可視性は、クライアント上で切り替えるか、PPRを使用して切り替えることができます。renderedがfalseの場合、コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません。ほとんどの場合、visibleプロパティのかわりにrenderedプロパティを使用します。 次のレンダーキットではサポートされていません。 org.apache.myfaces.trinidad.core |