UIComponentクラス: oracle.adf.view.rich.component.rich.input.RichInputText
コンポーネントのタイプ: oracle.adf.RichInputText
inputTextコンポーネントは、ブラウザの入力テキスト・ウィジットを作成します。rowsの値により、このコンポーネントがマップするのは1行のテキスト・フィールドか、複数行のテキスト領域かが決定されます。このコンポーネントでは、ラベル、テキスト、メッセージの表示もサポートされています。
パスワードなど、入力の表示をユーザーに対して非表示にする必要がある場合は、secretプロパティをtrueに設定します。
入力でreadOnly=trueに設定されているとき、入力はたとえば枠線のないoutputTextで表示されます。
型 | フェーズ | 説明 |
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javax.faces.event.ValueChangeEvent | プロセスの検証、 リクエスト値の適用 |
valueChangeイベントは、値属性が変更されたときに配信されます。 |
org.apache.myfaces.trinidad.event.AttributeChangeEvent | アプリケーションの起動、 リクエスト値の適用 |
属性変更を記述するために配信されるイベント。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
名前 | 説明 |
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help | このファセットは推奨されていません。ヘルプの提供にはhelpTopicIdを使用してください。これは、フォーム・コンポーネントでは操作できません。 |
名前 | 型 | ELのサポート | 説明 |
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accessKey | char | あり | for (設定された場合)によって指定されたフォーム要素に迅速にアクセスするために使用される文字です(simpleでないフォーム要素の場合は、このコンポーネント自体です)。アクセシビリティ上の理由から、この機能は、スクリーン・リーダー・モードではサポートされていません。同じ出力ページの複数の場所に同じアクセス・キーが表示された場合、レンダリング・ユーザー・エージェントは、同様のキーでアクセスされる要素の間を循環します。
この属性は、ニーモニックと呼ばれる場合もあります。 accessKeyは、ブラウザ固有およびプラットフォーム固有の修飾子キーによってトリガーされます。ブラウザ固有の意味もあります。たとえば、Internet Explorer 7.0で[Alt]+<accessKey>を押すと、フォーカスが設定されます。一部のオペレーティング・システムのFirefox 2.0では、[Alt]+[Shift]+<accessKey>を押します。他のオペレーティング・システムのFirefox 2.0では、[Control]+<accessKey>を押します。ブラウザによるaccessKeyの処理方法については、ブラウザのドキュメントを参照してください。 |
attributeChangeListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | 属性変更リスナーへのメソッド・リファレンス。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
autoSubmit | boolean | あり | フォーム要素に対してTRUEに設定された場合、適切なアクション(クリックやテキスト変更など)が実行されたときにコンポーネントが自動的に送信する属性です。その他にも、partialTriggersがこのコンポーネントを指すコンポーネントも送信されます。 |
autoTab | boolean | あり | 現在のコンポーネントの最大長に達したとき、フォーカスを次のタブ・ストップに自動的に移動させるかどうかを指定します。 |
binding | oracle.adf.view.rich.component.<wbr/>rich.input.RichInputText | ELのみ | コンポーネント・インスタンスをBean上に格納するELリファレンス。これは、バッキングBeanからコンポーネントへのプログラム的なアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をバッキングBeanに移動するために使用できます。 |
changed | boolean | あり | trueに設定した場合、変更されたインジケータ・アイコンがコンポーネントに表示される属性です。デフォルト値はfalseです。 |
changedDesc | String | あり | 変更されたインジケータ・アイコンにツールチップ・テキストを表示するために、ユーザー・エージェントによって通常使用されるテキストです。デフォルト値はChangedです。ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップが切り捨てられます。 |
clientComponent | boolean | あり | クライアント側のコンポーネントが生成されるかどうか。このフラグを設定してもしなくてもコンポーネントは生成されますが、クライアントJavascriptがコンポーネント・オブジェクトを必要とする場合、コンポーネントの存在を保証するにはtrueに設定する必要があります。現在デフォルトで生成されるクライアント・コンポーネント・オブジェクトは、将来は存在しない可能性があります。このフラグを設定することがコンポーネントの存在を保証する唯一の方法であり、クライアントは暗黙的な動作に依存できません。ただし、このフラグの設定にはパフォーマンス・コストが伴うため、絶対に必要でないかぎり、クライアントではクライアント・コンポーネントを有効にすることを避ける必要があります。 |
columns | int | あり | 表示された文字の数で指定された、テキスト・コントロールのサイズ。列の数はブラウザのデフォルトのフォント・サイズに基づいて予測されます。 |
contentStyle | String | あり | コンポーネントのコンテンツ・ピースのスタイルです。この属性を「width: 100px」のように設定して、幅のスタイルを指定できます。 |
converter | javax.faces.convert.Converter | あり | コンバータ・オブジェクトです。 |
customizationId | String | あり | この属性は推奨されていません。永続的なカスタマイズを適用するには、id属性を使用する必要があります。この属性は、次のリリースでは削除されます。 |
disabled | boolean | あり | この要素を無効にするかどうかを指定します。読取り専用コンポーネントと異なり、無効にしたコンポーネントでは、フォーカスを受け取ることができません。コンポーネントでスクロール・バーを使用する可能性があり、ユーザーがコンポーネントのテキストまたは値をスクロールできるようにする場合は、disabled属性でなくreadOnly属性を使用します。 |
helpTopicId | String | あり | helpProviderでトピックを参照するために使用するIDです。 |
id | String | なし | コンポーネントの識別子。識別子は、HTMLで許可される構文のサブセットに準拠している必要があります。
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immediate | boolean | あり | 値の変換と検証をリクエスト値の適用フェーズで行うか、値の処理をプロセスの検証フェーズで行うか(デフォルト)を指定します。デフォルトでは、値の変換と検証は、プロセスの検証フェーズでまとめて行います。ただし、リクエスト値の適用フェーズでコンポーネントの値にアクセスする必要がある(たとえば、commandButtonで即時にactionListenerから値を取得する必要がある)場合は、この値をimmediateに設定することによって可能となります。 |
inlineStyle | String | あり | このコンポーネントに対するCSSスタイルです。これは基本的なスタイル変更を対象としたものであり、複合的なスタイル変更が必要な場合は、スキニング・メカニズムを使用してください。inlineStyleは、コンポーネントのルートDOM要素に適用されるCSSスタイルのセットです。数多くのコンポーネントは複数のDOM要素で構成されており、それらのDOM要素には独自のスタイルが適用されている場合があります。inlineStyleでスタイルを定義しても、目的の結果が得られるとはかぎりません。たとえば、このコンポーネントの内部DOM要素のいずれかで、スキンに背景色が指定されている場合は、inlineStyleで背景色を設定しても、(少なくとも、内部DOM要素が存在している場所には)目に見える変更が行われないことがあります。これは、(DOM要素は基本的にルート要素の上に積み重ねられるため)内部DOM要素の背景色が優先されるためです。このような場合は、その背景色が継承されている(例: -tr-inhibit: background-color)内部DOM要素にスキニング・キーを定義する別のスキンを使用できます(または独自のスキンを定義できます)。あるいは、目的の色に設定することもできます。 |
label | String | あり | コンポーネントのラベルです。コントロールの上にこのラベルを表示する場合は、panelFormLayoutを使用します。 |
labelAndAccessKey | String | あり | labelおよびaccessKey属性を1つ値から両方同時に設定する属性。従来のアンパサンド(&)表記法を使用します。
たとえば、この属性をL&abelに設定すると、ラベルはLabelに、アクセス・キーはaに設定されます。 |
maximumLength | int | あり | テキスト・コントロールに入力できる最大文字数。これには新規の行を表す文字が含まれます。ゼロ以下の値に設定すると、maximumLengthは無視されます。
IEのようなブラウザでは、新規の行は2文字として扱われることに注意してください。 |
partialTriggers | String[] | あり | 部分更新をトリガーするコンポーネントのID。このコンポーネントは、トリガー・コンポーネント上でリスニングします。トリガー・コンポーネントの1つがなんらかの更新を発生させるイベントを受信した場合、このコンポーネントも更新されることをリクエストします。識別子はソース・コンポーネント(このコンポーネント)に対して相対的であり、NamingContainerで構成されている必要があります。コンポーネントがすでにネーミング・コンテナ内にある場合、単一のコロンを使用するとページのルートから検索を開始でき、複数のコロンを使用するとNamingContainerを上方向に移動できます。たとえば、::を前に置くと、コンポーネントのネーミング・コンテナ(または、コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体)から出てそこから検索を開始します。:::を前に置くと、2つのネーミング・コンテナ(コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体も含まれます)から出てそこから検索を開始します。 |
readOnly | boolean | あり | コントロールを編集可能フィールドとして表示するか、出力スタイルのテキスト・コントロールとして表示するかを指定します。無効にしたコンポーネントと異なり、読取り専用コンポーネントではフォーカスを受け取ることができます。 |
rendered | boolean | あり | コンポーネントがレンダリングされるかどうか。falseに設定した場合、このコンポーネントについて出力は配信されません(コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません)。 |
required | boolean | あり | NULLでも空でもない値を入力する必要があるかどうかを指定します。falseに設定した場合は、値がNULLまたは空のときに、バリデータは実行されません。 |
requiredMessageDetail | String | あり | requiredの検証が失敗した場合に表示するメッセージです。
パラメータ:
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rows | int | あり | 表示される文字数が指定されたテキスト・コントロールの高さ。デフォルト値は1で、1行の入力フィールドを生成します。行の数は、ブラウザのデフォルトのフォント・サイズに基づいて予測されます。 |
secret | boolean | あり | 単一行のテキスト・コントロールにのみ適用されるブール値。trueに設定すると、テキストの実際の値をユーザーに知られるのを防ぐため、ユーザーに対して非表示になります。ユーザーが値を手入力すると、各文字は*で表示されます。値は(nullでない場合)サーバーにポストされた後、******またはUIConstants.SECRET_FIELD_DEFAULT_VALUEで定義した値として、常に表示(およびクライアントに送信)されるようになります。secretがtrueに設定されている場合は、コンバータまたはバリデータのタグを、メッセージを介して値をユーザーに公開するinputTextと一緒に使用しないようにしてください。 |
shortDesc | String | あり | コンポーネントの短い説明。このテキストは、通常、ツールチップ・ヘルプ・テキストを表示するためにユーザー・エージェントによって使用されます。この場合、ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップは切り捨てられます。フォーム・コンポーネントの場合、shortDescはノート・ウィンドウに表示されます。 |
showRequired | boolean | あり | 関連付けられたコントロールで、必要なユーザー入力のビジュアル指定を表示するかどうかを指定します。required属性も存在している場合は、ビジュアル指定を表示しないようにするには、required属性とshowRequired属性の両方をfalseに設定する必要があります。showRequiredプロパティを使用するのは、たとえば、最初は空で、同じページの他のフィールドにタッチした場合にのみ必要となるフィールドがある場合です。 |
simple | boolean | あり | コンポーネントがラベルのサポートを提供するかどうかを制御するブール値です。trueに設定すると、コンポーネントではラベルが表示されません(label、labelAndAccessKey、accessKey、showRequired、helpファセットが無視される場合があります)。また単純なレイアウト・プリミティブが使用されない場合もあります。使用例としては、表やfor-eachなど、ラベルが不要な場所で、繰返し可能な要素でコンポーネントが使用される場合などが考えられます。 |
styleClass | String | あり | このコンポーネントで使用するCSSのスタイル・クラス。styleClass属性の値は、ルートのDOM要素でレンダリングされます。ここでは、コンポーネントのコンテンツ・ピースにのみ影響する、styleClassを設定可能なパブリック・スタイル・クラスが提供されています。これらのクラスには、AFAddressFieldTextMarker、AFPostalCodeFieldTextMarker、AFPhoneFieldTextMarker、AFFieldNumberMarker、AFFieldTextLTRMarker、AFFieldTextMarker、AFFieldNumberMarkerがあります。LTR言語では、テキストを右揃えするAFFieldNumberMarkerを除き、これらのスタイルはデフォルトでは影響しません。RTLモードでは、これらのスタイルにさらにスタイルを指定できます。必要に応じて、パブリック・スタイル定義をマーカー・スタイル・クラス(AFAddressFieldText、AFPostalCodeFieldTextなど)用にスキニングすると、Markerスタイル・クラスを使用して選択されます。これはベース・スキンの実装時に次の処理を行うことで、パブリック・スタイルにマップするためです。af|inputText.AFFieldNumberMarker af|inputText::content {-tr-rule-ref:selector(".AFFieldNumber")}Markerスタイル・クラスには、スタイル・プロパティを追加しないことをお薦めします。これらのクラスはコンテンツの擬似要素を指す、CSSの下位セレクタでのみ使用するためです。 |
validator | javax.faces.el.MethodBinding | ELのみ | バリデータ・メソッドへのメソッド・リファレンスです。 |
value | Object | あり | コンポーネントの値です。このvalueに対するELバインディングが、getterがあり、setterのないBeanプロパティを指している場合で、かつこのコンポーネントが編集可能である場合は、このコンポーネントは読取り専用モードでレンダリングされます。 |
valueChangeListener | javax.faces.el.MethodBinding | ELのみ | 値変更リスナーへのメソッド・リファレンスです。 |
visible | boolean | あり | コンポーネントの可視性。falseの場合、コンポーネントはクライアント上で非表示となります。renderedとは異なり、これはサーバーでのライフサイクルには影響を与えません(コンポーネントに実行済バインディングがある、など)。コンポーネントの可視性は、クライアント上で切り替えるか、PPRを使用して切り替えることができます。renderedがfalseの場合、コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません。ほとんどの場合、visibleプロパティのかわりにrenderedプロパティを使用します。 次のレンダーキットではサポートされていません。 org.apache.myfaces.trinidad.core |
wrap | String | あり | 有効な値: soft、hard、off 複数行のテキスト・コントロールで使用する、テキスト・ラッピングのタイプ。この属性は、単一行のinputTextでは無視されます。デフォルト(またはsoft)で、複数行のテキストは視覚的にラップしますが、送信された値のキャリッジ・リターンを含みません。これをoffに設定すると、折返しは使用不可になり、複数行のテキストは水平方向にスクロールされます。これをhardに設定すると、行の折返しに必要なキャリッジ・リターンをテキストの値に含めるよう指定されます。 |