UIComponentクラス: oracle.adf.view.faces.bi.component.graph.UIGraph
コンポーネント・タイプ: oracle.dss.adf.graph.Graph
<dvt:graph>タグは、ADFデータ視覚化グラフを作成する場合に使用します。このタグは、UIでサポートされていない非常に強力なタグです。非常に複雑で使用が難しいため、ほとんどの場合、UIでサポートされている簡単なグラフ・タグを使用することをお薦めします。
UIで使用可能な簡単なグラフ・タグは、次のとおりです。
<dvt:graph>タグを使用すると、様々な棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフ、散布図、株式グラフなど、50種類を超えるグラフを作成できます。一部のグラフ属性およびグラフ子タグは特定のグラフ・タイプにのみ関連していますが、このグラフ・タグにはグラフ属性の完全なセットが含まれており、すべてのグラフ子タグを使用することがサポートされています。最もよく使用される有用な子タグとして、<dvt:series>タグをあげることができます。系列は、同じ色のマーカーのセットで表されます。棒または線の色を変更するには、<dvt:series>タグのセットを<dvt:seriesSet>タグ内で使用します。たとえば、棒グラフの棒、折れ線グラフのデータ線、および円グラフの区分などはいずれも、系列属性colorを使用して色を定義します。
グラフのレイアウトには、5つの主要コンポーネント(タイトル、サブタイトル、脚注、legendAreaおよびplotArea)が入ります。plotAreaはデータを描画し、常にレンダリングされますが、他の4つのコンポーネントはオプションで、グラフ内の様々な場所に配置できます。グラフ全体に割り当てられたエリアの領域は、タイトルがあれば最初にタイトルに割り当てられます。タイトルとサブタイトルは、デフォルトでグラフ最上部に並べて表示され、脚注はグラフ最下部に表示されます。次に、各系列に関連するマーカーの色とラベルが表示されるlegendAreaに領域が割り当てられます。このコンポーネントは、4つの場所(左右上下)のいずれかに配置できます。凡例にはグラフ領域のうち最大40%を使用できます。plotAreaとそのラベルが残りの領域を占めます。
データ・バインディング・ダイアログを使用して、通常は行セットに基づくデータ・コントロールに単純なグラフ・タグをバインドします(詳細は、データ・バインディングに関するドキュメントを参照)。グラフのデータを提供する一般的な方法としては、tabularData属性を使用してグリッドを作成する方法もあります。この方法では、バッキングBeanまたはマネージドBeanを使用する必要があります。
グラフを描画するには、数値データ・ポイントの単純グリッドが必要です。このグリッドの行ラベルと列ラベルは、グラフ・タイプに応じてグラフ内のコンポーネントを識別するために使用されます。デフォルトでは、行は系列として表示され、列はグループとして表示されます。系列は常に単一のデータ行ですが、グループは1つ以上の列の集まりであることもあります。それぞれのグラフ・タイプには、系列またはグループの必要最小数を割り当てることができます。たとえば、線セグメントの定義には2つ以上の点が必要であるため、折れ線グラフには2つ以上のデータ・グループが必要となります(この場合、グループは1つの列となります)。面グラフも、折れ線の下の面が塗りつぶされるため、要件は同じです。散布図または極グラフでは、データは位置で表されるため、これらのグラフ・タイプではグループごとに2つの列が必要です。バブル・グラフでは、位置以外にデータ・マーカーのサイズが必要であり、グループごとに3つの列が必要となります。パレート・グラフには、棒と、棒の累積パーセンテージを示す線が表示されます。このグラフ・タイプでは単一のデータ系列のみ必要であり、グループごとに1つの列が使用されます。このグラフ・タイプでは、凡例は表示されません。株式グラフ・サブタイプの種類によって、グループ当たりの必要な列数が異なります。詳細は、<dvt:stockGraph>のデータ・モデルを参照してください。円グラフには1つのデータ・グループが表示され、各区分はそれぞれ別の系列を表します。このグラフ・タイプでは、グリッド内に1つの列と複数の行が存在する必要があり、1つの区分が1行を表します。複数円グラフでは、データのグループまたは列ごとに1つの円が表示されます。円グラフおよび棒グラフは、1つのデータ・ポイントのみを使用して描画できますが、このようなグラフは意味をなさない場合があります。ファンネル・グラフでは系列の概念を使用しませんが、通常は2つのデータ行が必要です。最初の行は実際のデータ値を提供し、2行目はターゲット値を提供します。ファンネル・グラフの凡例にはしきい値が表示されます。
グラフでは、グリッドの行は通常は系列として表示されます。ほとんどのグラフの場合、系列は同じ色や形状などを持つマーカーのセットとして表示されます。グラフの凡例では、通常、グラフの各系列が色や他の該当する属性を示すラベル付きの記号で識別されます。棒や線の色などを変更するには、<dvt:series>タグのセットを<dvt:seriesSet>タグ内で使用します。たとえば、棒グラフの棒、折れ線グラフのデータ線および円グラフの区分では、いずれも系列属性colorを使用して色が定義されます。<dvt:seriesSet>タグには、すべての系列のデフォルト属性を変更する属性が含まれています。また、<dvt:seriesSet>タグには、個々の系列の属性をオーバーライドする<dvt:series>タグも含まれています。一般に使用される系列属性は、color、lineWidth(折れ線グラフのデータ線の幅の変更)、マーカー・タイプ(組合せグラフの棒、線または面のマーカーの変更)、assignedToY2(二重Yグラフの軸割当ての変更)、pieSliceExplode(円グラフの残りの部分から円グラフの区分を分離)などです。
次の例は、すべての系列の線幅とマーカーの形状を定義する<dvt:seriesSet>タグを使用した折れ線グラフを示しています。<dvt:series>子タグにより、グラフの最初の系列のlineWidthとmarkerShapeの両方がオーバーライドされます。
<dvt:graph graphType="LINE_VERT_ABS" markerDisplayed="true">
<dvt:seriesSet defaultLineWidth="3" defaultMarkerShape="MS_CIRCLE">
<dvt:series index="0" lineWidth="1" markerShape="MS_SQUARE"/>
</dvt:seriesSet>
</dvt:graph>
棒、面、区分などの系列関連のコンポーネントに事前定義済のグラデーション効果を追加するには、グラフのseriesEffect属性を使用します。
カーソルが系列マーカーまたは系列固有の凡例コンポーネントの上に移動したときに強調表示動作を有効にするには、グラフのseriesRolloverBehavior属性を使用します。
markerTextタグでは、マーカー・テキストを表示するかどうか、および系列マーカーを基準にしたその表示位置を定義します。テキストの位置を指定するには、markerTextPlace属性を使用します。
タイトルとサブタイトルは、存在する場合はデフォルトでグラフ最上部に並べて表示されます。このデフォルト設定を変更するには、グラフのcustomLayout属性を使用します。脚注が存在する場合は、グラフ最下部に表示されます。
凡例には、各系列のマーカーおよび関連する色が表示されます。また、凡例タイトルも表示され、表示する参照オブジェクトがあればリストされます。凡例は、4つの異なる場所(左右上下)のいずれかに配置できます。凡例をグラフの端にアタッチするには、属性alongGraphEdgeを使用します。凡例はrendered属性を使用して削除できます。1系列のみのデータが必要なグラフ・タイプ(パレート・グラフおよびローソク足株価チャート)の場合、凡例は表示されません。凡例には常に系列コンポーネントが表示されるとはかぎりません。たとえば、ファンネル・グラフではしきい値が表示されることもあります。
円およびファンネル以外のグラフ・タイプでは、すべて、plotArea内にデータが描画されます。円グラフではpieFrameが使用され、ファンネル・グラフではfunnelFrameが使用されます。plotAreaにより、軸とデータ・マーカーが統合されます。通常、横軸は順序軸/カテゴリ軸(o1Axis)かデータ軸(x1Axis)のいずれかです。棒グラフ、折れ線グラフ、面グラフ、パレート・グラフ、円グラフおよび株式グラフなどのグラフ・タイプでは、都市や製品などのカテゴリを示すo1Axisが使用されます。散布図、バブル・グラフ、極グラフなどのグラフ・タイプでは、数値を示すx1Axisが使用されます。折れ線グラフまたは面グラフに日付(java.util.Dateのインスタンス)が表示されている場合、x1Axisは時間軸である可能性があります。主要な縦軸はデータ軸(y1Axis)です。二重Yグラフには通常、y2Axisも表示されます。順序軸とデータ軸のいずれの場合も、各軸には関連付けられたティック・ラベルおよび軸タイトルがあります。たとえば、y1Axisにはy1TickLabelおよびy1Titleが関連付けられています。詳細は、関連するコンポーネント・タグを参照してください。
折れ線グラフまたは面グラフには、列ラベルに日付(オブジェクト・タイプjava.util.Date)が指定されている場合、時間軸が表示されます。時間軸をカスタマイズするには、複数のtimeXXX属性をgraphタグに定義します。子タグtimeAxisDateFormatでは、時間軸ラベルが表示される形式を制御します。
グラフのTimeSelector機能をアクティブにするには、<dvt:timeSelector>タグを使用します。これにより、エンド・ユーザーは時間軸上で時間範囲を選択できます。これは通常、マスター・グラフで選択した時間範囲によりディテール・グラフ、表または他のコンポーネントのコンテンツが導出されるマスター/ディテール・グラフで使用されます。この機能を使用するには、バッキングBeanまたはマネージドBeanが必要です。
デフォルトのグラフ・サイズは高さ300ピクセル、幅400ピクセルです。これを変更するには、inlineStyle属性を使用します。たとえば、グラフ・サイズを高さ350ピクセル、幅500ピクセルに変更するには、inlineStyle="width:500px; height:350px;"に設定します。幅と高さはパーセントで指定することもできます。グラフを明示的にサイズ指定されたコンテナやレイアウトを管理するコンテナに追加する際にのみ、高さにパーセントを使用してください。それ以外の場合にパーセントを使用すると、ブラウザごとにグラフの動作が異なることになります。コンテナ・サイズに基づいてグラフをサイズ変更するには、dynamicResize属性を使用します。
アニメーションは複数のグラフ・タイプでサポートされています。初期レンダリング中には、animationOnDisplay属性を使用してグラフをアニメートします。animationOnDataChange属性を使用して、データ変更時にグラフをアニメートすることもできます。アニメーション期間を指定するには、animationDuration属性を使用します。データ値の増減を示す色は、それぞれanimationUpColor属性とanimationDownColor属性で指定します。
エラーや警告など、個別の記号で強調表示する必要のあるその他のデータ・ポイントをグラフで定義するには、<dvt:alert>タグを使用します。すべての<dvt:alert>タグを1つの<dvt:alertSet>タグでラップします。
特定のデータ・ポイントに関する注釈を提供するには、<dvt:annotation>タグを使用します。1つのデータ・ポイントに対して複数の注釈を定義できます。すべての<dvt:annotation>タグを1つの<dvt:annotatinSet>タグでラップします。
参照線または参照領域を作成するには、<dvt:referenceObject>タグを使用します。参照オブジェクトは、どのデータ軸や系列にも関連付けることができます。複数の参照オブジェクトを1つの系列または軸に関連付けることができます。referenceObjectをデータ・マーカーの手前に表示するか奥に表示するかを指定するには、location属性を使用します。referenceObjectを表示する時期を指定するには、グラフのreferenceObjectDisplay属性を使用します。値RO_AUTOMATICを指定すると、referenceObjectが定義されているコンポーネントの上にマウスを移動したときにのみ表示されます。すべての<dvt:referenceObject>タグを1つの<dvt:referenceObjectSet>タグでラップします。
個々のグラフ・コンポーネントの相互作用力を指定するには、shapeAttributesタグを使用します。この機能を使用するには、バッキングBeanまたはマネージドBeanが必要です。
次の例は、clickListenerを使用して系列情報を表示する折れ線グラフのデータ線を示しています。
<dvt:graph graphType="LINE_VERT_ABS">
<dvt:shapeAttributesSet>
<dvt:shapeAttributes component="GRAPH_DATALINE" clickable="true" clickListener="#{clickListener.processClick}"/>
</dvt:shapeAttributesSet>
</dvt:graph>
バッキングBeanのprocessCilckメソッドは次のようになります。
public void processClick(ClickEvent event) {
ComponentHandle handle = event.getComponentHandle();
if (handle instanceof SeriesComponentHandle) {
// Get the series attributes
Attributes [] seriesInfo = ((SeriesComponentHandle)handle).getSeriesAttributes();
String data = "";
if(seriesInfo != null) {
for(Attributes attrs: seriesInfo) {
data += "Series value: " + attrs.getValue(Attributes.LABEL_VALUE);
data += " Series name: " + attrs.getValue(Attributes.LABEL_ATTRIBUTE);
data += " Series value id: " + attrs.getValue(Attributes.ID_VALUE);
data += " Series name id: " + attrs.getValue(Attributes.ID_ATTRIBUTE);
}
System.out.println(data);
}
}
}
すべての<dvt:shapeAttributes>タグを1つの<dvt:shapeAttributesSet>タグでラップします。
ツールチップは、データ・マーカーの識別情報や詳細情報を表示する際に役立ちます。また、スペースが足りないためにmarkerTextを表示できない小さいグラフにも便利です。ツールチップのコンテンツをカスタマイズするには、markerTooltipType、seriesTooltipLabelTypeおよびgroupTooltipLabelTypeの各属性を使用します。タイトル、サブタイトル、脚注、legendTextおよび注釈などのテキストが切り捨てられている場合は、そのコンポーネントのツールチップがグラフに自動的に表示されます。この動作を変更するためのオプションはありません。
大きすぎたり複雑すぎてグラフに割り当てられたエリアにうまく収まらないデータ・セットをエンド・ユーザーがズーム・インしてスクロールできるようにするには、zoomDirection属性を使用します。ズームとスクロールは、横軸または縦軸(あるいはその両方)に対して有効にできます。scrollbarPresenceGroups属性は、グループ軸にスクロール・バーが表示される時期を制御します(折れ線グラフの横軸など)。scrollbarPresenceX1、scrollbarPresenceY1およびscrollbarPresenceY2属性は、各種データ軸のスクロール・バーの表示を制御します。
<dvt:graphFont>タグは、フォントの書式設定に使用します。テキストの色、スタイル、サイズおよびフォント名は、このタグを使用して指定できます。このタグは、グラフのすべてのテキスト・コンポーネント・タグの子タグとして使用されます。すべてのテキスト・コンポーネント・タグには、水平方向と垂直方向の位置合せ、テキスト文字列、およびテキストをレンダリングするかどうかなど、その他の書式設定属性があります。
多数のグラフ・サブコンポーネントのグラデーション効果を指定するには、<dvt:specialEffects>タグを使用します。このタグはコンポーネント・タグの子タグとして定義する必要があり、テキスト・コンポーネントには使用できません。seriesEffect属性を設定すると、特殊効果の設定が常にオーバーライドされることに注意してください。
JDeveloperでは、設計時にグラフに対する一連の子タグが自動的に生成されます。これらのタグは、便宜上追加されるものです。これらのタグを削除しても、コンポーネント自体は表示されます。グラフから既存のコンポーネントを物理的に削除するには、属性renderedをfalseに設定します。
JDeveloperデザインタイムでは、デフォルトで<dvt:legendArea>という凡例エリアが自動的に生成されます。次の例で、グラフの凡例エリアを削除します。
<dvt:graph> <dvt:legendArea rendered="false"/> </dvt:graph>
<dvt:graph>タグの子として使用できるタグは次のとおりです。
<dvt:annotationSet>、<dvt:alertSet>、<dvt:o1Title>、<dvt:x1Title>、<dvt:y1Title>、<dvt:y2Title>、<dvt:y1BaseLine>、<dvt:y2BaseLine>、<dvt:x1Axis>、<dvt:y1Axis>、<dvt:y2Axis>、<dvt:x1TickLabel>、<dvt:y1TickLabel>、<dvt:y2TickLabel>、<dvt:legendArea>、<dvt:legendTitle>、<dvt:legendText>、<dvt:o1MajorTick>、<dvt:x1MajorTick>、<dvt:y1MajorTick>、<dvt:y2MajorTick>、<dvt:markerText>、<dvt:o1Axis>、<dvt:o1TickLabel>、<dvt:graphPlotArea>、<dvt:graphPieFrame>、<dvt:slice>、<dvt:sliceLabel>、<dvt:pieLabel>、<dvt:pieFeeler>、<dvt:stockMarker><dvt:volumeMarker>、<dvt:background>、<dvt:paretoLine>、<dvt:paretoMarker>、<dvt:referenceObjectSet>、<dvt:seriesSet>、<dvt:timeAxisDateFormat>、<dvt:graphTitle>、<dvt:graphSubtitle>、<dvt:graphFootnote>、<dvt:shapeAttributesSet>
次の例は、<dvt:graph>タグを使用して3D効果を付けた縦棒グラフを作成する方法を示しています。グラフの棒は、シリンダとして表示されます。グラフでは、inlineStyle属性を使用してサイズを指定します。凡例は最下部に表示され、追加説明用に順序軸タイトルが指定されます。
<dvt:graph graphType="BAR_VERT_CLUST" barShape="CYLINDER" threeDEffect="true" inlineStyle="width:500px; height:350px;">
<dvt:o1Title text="Product Groups"/>
<dvt:legendArea position="LAP_BOTTOM"/>
</dvt:graph>
型 | フェーズ | 説明 |
---|---|---|
oracle.adf.view.faces.bi.event.ClickEvent | リクエスト値の適用 |
コンポーネントでクリック・アクションが発生したことを示すイベント。ClickEventは、グラフにClickListenerを追加することで有効になります。 |
oracle.adf.view.faces.bi.event.DrillEvent | アプリケーションの起動 |
ドリル操作が実行されることを示すイベント。DrillEventは、グラフにDrillListenerを追加することで有効になります。 |
oracle.adf.view.faces.bi.event.TimeSelectorEvent | アプリケーションの起動 |
時間セレクタが移動したことを示すイベント。TimeSelectorEventを有効にするには、TimeSelectorListenerをグラフに追加します。 |
oracle.adf.view.faces.bi.event.TimeAxisEvent | アプリケーションの起動 |
TimeAxisが表示されているグラフで描画エリア・コンポーネントがクリックされたことを示すイベント。TimeAxisEventを有効にするには、TimeAxisListenerをグラフに追加します。 |
oracle.adf.view.faces.bi.event.ZoomAndScrollEvent | アプリケーションの起動 |
軸がズームまたはスクロール(あるいはその両方)されたことを示すイベント。ZoomAndScrollEventを有効にするには、ZoomAndScrollListenerをグラフに追加します。 |
org.apache.myfaces.trinidad.event.AttributeChangeEvent | アプリケーションの起動、 リクエスト値の適用 |
属性変更を記述するために配信されるイベント。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
名前 | 型 | ELのサポート | 説明 |
---|---|---|---|
alignTickMarks | boolean | あり | 二重YグラフでY1軸およびY2軸のティック・マークを位置合せするかどうかを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
animationDownColor | String | あり | データ値が減少したことを示すために使用する色を指定します。値はRGB 16進数で入力します。デフォルトの色は赤(#FF3300)です。 |
animationDuration | int | あり | アニメーションの継続時間をミリ秒単位で指定します。デフォルト値は1000です。 |
animationIndicators | String | あり | 表示するデータ変更インジケータのタイプを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
animationOnDataChange | String | あり | 適用するデータ変更アニメーションのタイプを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
animationOnDisplay | String | あり | 適用する初期レンダリング効果のタイプを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
animationUpColor | String | あり | データが増加したことを示すために使用する色を指定します。値はRGB 16進数で入力します。デフォルトの色はシアン(#0099FF)です。 |
annotationsVisibility | String | あり | グラフの注釈を表示するかどうかを制御します。有効な値は次のとおりです。
|
attributeChangeListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | 属性変更リスナーへのメソッド・リファレンス。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
barShape | String | あり | 棒グラフに含まれる棒の形状です。有効な値は次のとおりです。
注意: アニメーションは、barShape = "RECTANGLE"が指定された棒グラフでのみサポートされます。 |
binding | String | ELのみ | コンポーネント・インスタンスをBean上に格納するELリファレンス。これは、バッキングBeanからコンポーネントへのプログラム的なアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をバッキングBeanに移動するために使用できます。 |
clickAction | String | あり | グラフのナビゲーション処理を実行するバッキングBeanメソッドを参照して結果文字列を戻します。または静的な結果文字列を指定できます。JSF NavigationHandlerは、アプリケーション構成リソース・ファイル内のナビゲーション・ルールに結果文字列を一致させることにより、次に表示するページを選択します。ナビゲーション・ルールはアプリケーションによって書き込まれます。 |
clickListener | String | あり | グラフ・コンポーネントのクリック・イベントを受け取るリスナー・インタフェース。次の例は、クリック・アクションでコンポーネント名を表示するclickListener実装を示しています。
|
contentDelivery | String | あり | データをページのロード時にフェッチするか、ページのロード後にフェッチするかを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
continuousTimeAxisInterval | String | あり | グラフによって自動的に計算される値をオーバーライドする場合にのみ、連続時間軸に沿った間隔を指定します。有効な値は次のとおりです。
|
customLayout | String | あり | グラフによってそのコンポーネントの配置とサイズ設定が自動的に行われる場合のカスタム・レイアウト情報を指定します。有効な値は次のとおりです。
|
customToolTipCallback | oracle.dss.graph.CustomToolTipCallback | あり | グラフによってデフォルトで提供されるツールチップをオーバーライドするコールバックを指定します。ELのみがサポートされます。 |
customizationId | String | あり | この属性は推奨されていません。永続的なカスタマイズを適用するには、id属性を使用する必要があります。この属性は、次のリリースでは削除されます。 |
dataErrorTextCallback | oracle.dss.graph.DataErrorTextCallback | あり | グラフを描画するために必要なデータが十分に提供されていない場合にグラフによって表示されるエラー・メッセージをオーバーライドするコールバックを指定します。ELのみがサポートされます。 |
drillAction | String | あり | バッキングBeanメソッドを参照します。このメソッドは、軸上のラベル区分がドリルされると処理されます。 |
drillRequestedListener | String | あり | ドリル可能なラベルのドリル・イベントを受け取るためのリスナー・インタフェース。このイベントは、ドリル・アクションがリクエストされるとトリガーされます。次の例は、ドリルされたラベル区分の情報を表示するdrillRequestedListener実装を示しています。
|
drillRequestingListener | String | あり | ドリル可能なラベルのドリル・イベントを受け取るためのリスナー・インタフェース。このイベントは、ドリル・アクションがリクエストされるとトリガーされます。
drillRequestedListenerの例を参照してください。 |
drillingEnabled | boolean | あり | ドリル操作を有効にするかどうかを指定します。 |
dynamicResize | String | あり | コンテナのサイズに基づいてコンポーネントのサイズを変更するかどうかを指定します。有効な値はFIXED_SIZE(デフォルト)またはDYNAMIC_RESIZEです。 |
explicitTimeRangeEnd | java.util.Date | あり | 時間軸の明示的な時間範囲終了日を指定します。TimeRangeModeプロパティがTRM_EXPLICITに設定されている必要があります。ELのみがサポートされます。 |
explicitTimeRangeStart | java.util.Date | あり | 時間軸の明示的な時間範囲開始日を指定します。TimeRangeModeプロパティがTRM_EXPLICITに設定されている必要があります。ELのみがサポートされます。 |
flashDefaultFontLoading | String | あり | デフォルト・フォントを中間層からFLASHにロードするかどうかを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
fontURLMap | java.util.Map | あり | フォント名とフォントSWFファイルのURLのマッピングをjava.util.Mapオブジェクトの形式で指定します。このマップでは、キーとしてフォント名が指定され、値としてフォントのURLが指定されている必要があります。 |
graphType | String | あり | グラフのタイプを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
graphicAntialiasing | boolean | あり | グラフの線を滑らかに表示するかどうかを指定します。有効な値はtrue(デフォルト)とfalseです。 |
groupTooltipLabelType | String | あり | グラフのグループ情報をツールチップに表示するかどうかを指定し、表示する場合は、ツールチップに表示するグループ情報の種類を指定します。有効な値は次のとおりです。
|
id | String | なし | コンポーネントの識別子。識別子は、HTMLで許可される構文のサブセットに準拠している必要があります。
|
imageFormat | String | あり | グラフ・イメージの形式。有効な値は次のとおりです。
|
imageHeight | int | あり | この属性は推奨されていません。かわりにinlineStyle属性を使用してイメージの幅と高さを指定します。例: inlineStyle = "width:500px; height:350px;"
デフォルトの高さは300ピクセルです。 |
imageSource | String | あり | アプリケーションによって生成されたイメージ・ファイルのURIを指定します。たとえば、以前にPNG形式でエクスポートされたイメージがサーバー上に保存されている場合などが当てはまります。 |
imageWidth | int | あり | この属性は推奨されていません。かわりにinlineStyle属性を使用してイメージの幅と高さを指定します。例: inlineStyle = "width:500px; height:350px;"
デフォルトの幅は400ピクセルです。 |
inlineStyle | String | あり | コンポーネントの外側の要素(そのコンポーネントを囲んでいるdiv)のスタイル |
lineDataLineDisplayed | boolean | あり | 折れ線グラフにデータ線を表示するかどうかを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
markerDisplayed | boolean | あり | 折れ線グラフにマーカーとデータ線のどちらを表示するかを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
markerTooltipType | String | あり | マーカーのツールチップを表示するかどうかを指定し、表示する場合は、ツールチップに表示する情報の種類を指定します。マーカーのツールチップに関して有効な値は次のとおりです。
|
noDataErrorText | String | あり | グラフにデータがない場合に表示するエラー・テキストを指定します。 |
otherProperties | String | あり | グラフのADFタグまたはその子タグで公開されていないグラフ・プロパティを含むXML文字列を指定します。たとえば、次のコードではotherPropsが指定されていますが、このXML文字列はSampleGraphバッキングBeanに格納されています。otherProperties="#(sampleGraph.otherProps)" |
partialSubmit | boolean | あり | ページの部分送信を通じてアクションを実行することを許可するかどうかを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
partialTriggers | String | あり | 部分更新をトリガーする必要があるコンポーネントのID。このコンポーネントはトリガー・コンポーネントをリスニングします。なんらかの方法で更新を発生させるイベントがいずれかのトリガー・コンポーネントで受信されると、このコンポーネントも更新を要求します。 |
relativeTimeRange | String | あり | 時間軸の最後のデータ・ポイントまたは最初のデータ・ポイントを基準とした相対的な時間範囲をミリ秒単位で指定します。timeRangeModeがTRM_RELATIVE_LASTまたはTRM_RELATIVE_FIRSTに設定されている必要があります。ELのみがサポートされます。 |
renderImagemap | boolean | あり | PNGイメージに対してイメージ・マップをレンダリングするかどうかを指定します。デフォルト値はtrueです。 |
rendered | boolean | あり | コンポーネントをレンダリングするかどうかを指定します。デフォルト値はtrueです。 |
scrollbarPresenceGroups | String | あり | グループのスクロール・バーを表示する条件を指定します。有効な値は次のとおりです。
|
scrollbarPresenceX1 | String | あり | X軸のスクロール・バーを表示する状況を指定します。有効な値は次のとおりです。
|
scrollbarPresenceY1 | String | あり | Y1軸のスクロール・バーを表示する条件を指定します。有効な値は次のとおりです。
|
scrollbarPresenceY2 | String | あり | Y2軸のスクロール・バーを表示する条件を指定します。有効な値は次のとおりです。
|
seriesEffect | String | あり | グラフに使用する系列効果を指定します。有効な値は次のとおりです。
|
seriesObjectCount | int | あり | 繰返しの前に、このグラフで(色などの)個別プロパティを表示する系列の数を指定します。グラフには、指定した数の系列のプロパティが保存されます。その数を超えると、系列プロパティが繰り返されます。デフォルト値は12です。
たとえば、seriesObjectCountが4の場合は次のようになります。 |
seriesReferenceObjectDisplay | String | あり | データ系列の上にマウス・ポインタを置いたときに、系列に関連する参照線を表示するかどうかを制御します。有効な値は次のとおりです。
|
seriesRolloverBehavior | String | あり | 系列内の1つの棒をマウス・ポインタがロールオーバーしたときの動作を指定します。有効な値は次のとおりです。
|
seriesTooltipLabelType | String | あり | ツールチップの系列情報を指定します。有効な値は次のとおりです。
|
shortDesc | String | あり | グラフの短い説明を指定します。スクリーン・リーダー・モードで特に役立ちます。 |
styleClass | String | あり | このコンポーネントに対して使用するCSSスタイル・クラスを設定します。幅および高さはinlineStyleプロパティを使用して設定する必要があることに注意してください。 |
stylePath | String | あり | 指定されたXMLファイルに基づいてグラフにスタイルを適用します。有効な値は、標準グラフ・スタイルの名前、またはこのグラフのスタイルとして設定するカスタムXMLファイルへのパスです。
事前定義済のグラフ・スタイルは次のとおりです。
カスタム・スタイルを指定するには、該当するxmlファイルへのパス全体を入力します。たとえば/text/myStyle.xmlのように指定します。 |
styleRuleBundle | String | あり | データ値またはデータ特性に基づき、異なる色を指定するoracle.dss.rules.RuleBundle オブジェクトのベクターを指定します。たとえば、styleRuleBundleには、次のように色を設定するストップライト規則が含まれる場合があります。
次の例では、SampleGraphというバッキングBeanに格納されているスタイル規則バンドルmyRuleBundleを参照しています。 |
svgFontEmbedding | String | あり | フォントを生成済SVGに直接埋め込むかどうかを指定します。この属性によって、中間層で使用可能なフォントと、クライアントで使用可能フォントとの間の不一致を回避できます。有効は値は次のとおりです。
|
tabularData | java.util.List | あり | グラフのグリッドを自動的に作成してデータを移入するために使用するデータのリストを指定します。このリストは、グラフに渡すデータ値ごとに、3つのメンバーからなるオブジェクト配列で構成されます。それぞれの配列のメンバーは、次のように編成されている必要があります。
|
textAntialiasing | boolean | あり | グラフ内のテキストを滑らかにするかどうかを指定します。デフォルト値はfalseです。 |
threeDEffect | boolean | あり |
グラフで奥行きを表示するかどうかを指定します。有効な値はtrueとfalse(デフォルト)です。 |
timeAxisListener | String | あり | TimeAxisを表示するグラフの描画エリア・コンポーネントでの時間軸イベントを受け取るためのリスナー・インタフェース。次の例は、時間軸に対するマウス・クリック位置を表示するtimeAxisListener実装を示しています。
|
timeAxisType | String | あり | 特定のタイプの要件が満たされない場合に表示する時間軸データのタイプおよび必要な動作を指定します。
次のタイプの時間軸データがサポートされています。
特定の時間軸タイプの要件が満たされない場合には、時間軸タイプを指定する定数も、必要な動作を示します。有効な動作は次のとおりです。
有効な値は次のとおりです。
|
timeRangeMode | String | あり | 時間軸上の時間範囲モード。有効な値は次のとおりです。
関連するプロパティとして、relativeTimeRange、explicitTimeRangeStartおよびexplicitTimeRangeEndも参照してください。 |
timeSelectorListener | String | あり | グラフの時間セレクタイベントを受け取るためのリスナー・インタフェース。TimeSelectorEventには、時間セレクタの新しいエクステントに関する情報が含まれています。次の例は、時間セレクタの範囲を表示するtimeSelectorListener実装を示しています。
|
timeZone | java.util.TimeZone | あり | java.util.TimeZone のインスタンスを返すメソッド・リファレンスを指定します。グラフで日付書式を設定するときには、このタイムゾーンが使用されます。timeZone="#{sampleGraph.myTimeZone}"にすると、SampleGraphというバッキングBeanのメソッドmyTimeZoneが参照されます。 |
tokenSubstitution | oracle.dss.dataView.TokenSubstitution | あり | String型のトークンのテキストを置換するメソッドを定義します。 |
value | String | あり | グラフのデータ・モデルを指定します。これは、oracle.adf.view.faces.bi.model.DataModelまたはoracle.adf.view.faces.bi.model.GraphDataModelのインスタンスである必要があります。 |
visualEffects | String | あり | 適用するvisualEffectのタイプを1つまたは複数指定します。有効な値は次のとおりです。
|
x1ReferenceObjectDisplay | String | あり | X軸の参照線を表示するかどうかを制御します。有効な値は次のとおりです。
|
y1ReferenceObjectDisplay | String | あり | Y1軸の参照線を表示するかどうかを制御します。有効な値は次のとおりです。
|
y2ReferenceObjectDisplay | String | あり | Y2軸の参照線を表示するかどうかを制御します。有効な値は次のとおりです。
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zoomAndScrollListener | String | あり | グラフでのズーム・イベントおよびスクロール・イベントを受け取るためのリスナー・インタフェース。イベントは、グラフの軸がズームまたはスクロール(あるいはその両方)されたときにトリガーされます。次の例は、Y1軸とO1軸の範囲を表示するzoomAndScrollListener実装を示しています。
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zoomDirection | String | あり | ズームを許容する軸を1つまたは複数指定します。有効な値は次のとおりです。
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