CPUプロファイラを時間サンプリング・モードで使用すると、プログラムが分析され、CPU時間の使用方法に関する結果が報告されます。データは「ホットスポット」と「コール・スタック」という2つのビューに表示されます。
「ホットスポット」ビューには、すべてのメソッドが、それぞれに費やされた時間の値でソートされて表示されます。各メソッドの下にある階層には、メソッドのコール元、次に、そのコール元などが表示されます。
「ホットスポット」の一番上のメソッドは単なるノイズであることが多く、イベント・ディスパッチャがタスクを完了するために使用するパスになります。「スタック・フィルタ」を使用して、適切なメソッドのみにビューを絞ることができます。または、「フィルタの編集」ダイアログを使用して、表示するメソッドを指定するフィルタ式を入力することもできます。詳細
「コール・スタック」ビューでは、コールされたメソッドがコール階層に表示されます。これは、各層が1つ上の層にコールされることを示します。
説明
完全修飾されたメソッド名を表示します。
CPU %
現在選択されているデータ列のパーセンテージを表示します。「CPU」列が選択されている場合(下向きの三角形で示されます)、この列の名前は「CPU %」となります。「CPUx」が選択されている場合は、列の名前は「CPUx %」となります。
CPU(ミリ秒)
各メソッドおよびコールされたすべてのメソッドでかかったCPU時間の累積が、秒単位で表示されます。
ブロック(ミリ秒)
各メソッドでかかった累積ブロック時間および各メソッドによってコールされるすべてのメソッドを表示します。この列は、「実行構成の編集」ダイアログで「ブロック時間および待機時間の収集」チェック・ボックスが選択されている場合に表示されます。
ブロックx(ミリ秒)
各メソッドでかかったブロック時間を表示します。この列は、「実行構成の編集」ダイアログで「ブロック時間および待機時間の収集」チェック・ボックスが選択されている場合に表示されます。
待機(秒)
各メソッドの累積待機時間および各メソッドによってコールされるすべてのメソッドを表示します。この列は、「実行構成の編集」ダイアログで「ブロック時間および待機時間の収集」チェック・ボックスが選択されている場合に表示されます。
待機x(秒)
各メソッドの待機時間を表示します。この列は、「実行構成の編集」ダイアログで「ブロック時間および待機時間の収集」チェック・ボックスが選択されている場合に表示されます。
経過時間(秒)
各メソッドの累積経過時間および各メソッドによってコールされるすべてのメソッドを表示します。この列は、「実行構成の編集」ダイアログで「経過時間の収集」チェック・ボックスが選択されている場合に表示されます。
経過時間x(秒)
各メソッドの経過時間を表示します。この列は、「実行構成の編集」ダイアログで「経過時間の収集」チェック・ボックスが選択されている場合に表示されます。
IO(ミリ秒)
各メソッドの累積入力/出力時間および各メソッドによってコールされるすべてのメソッドを表示します。この列は、「実行構成の編集」ダイアログで「IO時間の収集」チェック・ボックスが選択されている場合に表示されます。
IOx(秒)
各メソッドの入力/出力時間を表示します。この列は、「実行構成の編集」ダイアログで「IO時間の収集」チェック・ボックスが選択されている場合に表示されます。
注意: 「スタック」ビューで1つのスレッドに複数のトップレベル・メソッドが表示されている場合は、アプリケーションに対してスタック深度が浅すぎます。スタック深度を深くするには、「実行コンフィギュレーションの編集」ダイアログのCPUプロファイラのオプション・ページを更新する必要があります。詳細
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