SSH(Secure Shell)、CVSおよびJDeveloperの構成

Oracle JDeveloperでは、CVSリポジトリに対するアクセスとしてSSHレベル1および2をサポートしています。

SSHレベル1(SSH)の構成

JDeveloperでは、CVSリポジトリへのアクセスにSSHレベル1を直接使用できません。ただし、リモート・シェル・アクセス用にSSHレベル1を設定することは可能です。

リモート・シェル・アクセスを使用できるようにSSHレベル1を設定するには、次のようにします。

  1. ssh-keygenコマンドを使用して公開鍵および秘密鍵を生成します。
  2. ~/.ssh/identity.pub公開鍵ファイルと~/.ssh/authorized_keysをCVSリポジトリのあるマシン上で連結します。

JDeveloperを実行してCVSをSSHレベル1で使用するには、その前にユーザーが明示的に認証され、環境が正しく設定されている必要があります。環境を正しく設定するには、次の手順に従ってください。

SSHレベル1用に環境を設定するには、次のようにします。

  1. CVS_RSH環境変数をSSHクライアントの場所に設定します。
  2. UNIXのコマンドラインで、ssh-agent {shell}と入力し、[Enter]を押します。
  3. UNIXのコマンドラインでssh-addと入力し、[Enter]を押します。
  4. JDeveloperを起動します。
  5. CVS接続ウィザードを使用している場合は、CVSのアクセス方法として「外部」を選択します。

SSHレベル2(SSH2)の構成

JDeveloperには、CVSリポジトリへのアクセスにSSH2を直接使用できます。

リモート・シェル・アクセス用にSSH2を使用するには、次のようにします。

  1. JDeveloperのCVS設定ページで、「CVSクライアント」設定を「Oracle JDeveloper [...]内」に設定します。
  2. CVS接続ウィザードが起動します。
  3. CVS接続ウィザードの接続ページで、「アクセス方法」に「SSH2によるセキュア・シェル(:ssh2:)」を選択します。ヘルプを表示するには、[F1]を押してください。
  4. 接続ページで「SSH2キーペアの生成」をクリックします。「SSH2キーペアの生成」ダイアログが開きます。このダイアログのヘルプを表示するには、[F1]を押してください。
  5. SSH2キー・ファイルが生成されると、ファイルのインストール場所を説明する情報ダイアログが表示されます。
  6. ダイアログの説明に従って、SSH2キー・ファイルをインストールします。
  7. CVS接続ウィザードを完了してCVS接続を作成します。

内部CVSクライアントを使用している場合は、いつでも「バージョニング」次の選択「管理」次の選択「SSH2キーペアの生成」の順に選択してSSH2キー・ファイルを生成できます。外部CVSクライアントを使用している場合、このメニュー・オプションは使用できません。


JDeveloperでのConcurrent Versions System(CVS)の使用