CVSでの外部差分ツールの使用

JDeveloperには、ほぼすべての状況下でうまく動作するように統合された、比較ビューアが用意されています。ただし、他の比較ツールやCVS DIFFからの簡易出力を使用することもできます。JDeveloperでは、サード・パーティ・ツールおよびアプリケーションを統合できます。ここでは、JDeveloperの外部ツール・サポート機能を使用して外部比較ビューアを統合する方法について説明します。詳細

CVS DIFFを統合するには、次のようにします。

  1. JDeveloperで、「ツール」次の選択「外部ツール」の順に選択します。
  2. 「追加」をクリックします。外部ツールの作成ウィザードが開きます。
  3. 外部プログラム・オプション・ページで次の情報を入力します。

    プログラムの実行ファイル

    CVSのインストール場所(c:¥cvsnt¥cvs.exeなど)または単にcvs

    引数

    -d ${cvs.root} diff ${file.name}

    代替引数

    -d ${cvs.root} diff -r ${cvs.revision} -r ${cvs.second.revision} ${file.name}

    実行ディレクトリ

    ${file.dir}


    履歴ツールが表示可能で、2つの特定のCVSリビジョンを比較するツールを統合する必要がある場合は、代替引数を入力します。
  4. 表示ページのメニュー項目のキャプション・ボックスに、差分ツール用のキャプション(リポジトリとのCVS Diffなど)を入力します。
  5. 統合ページで、JDeveloperへの差分ツールの統合方法を選択します。たとえば、「ツール・メニュー」「ナビゲータ・ポップアップ・メニュー」および「コード・エディタ・ポップアップ・メニュー」の各項目を選択します。
  6. 可用性ページで、「ファイルがエディタで選択されている場合または開いている場合」を選択します。
  7. 「終了」をクリックします。

サード・パーティの差分ユーティリティを統合するには、次のようにします。

Araxis Mergeなど、サード・パーティの差分ユーティリティを使用し、外部ツールのマクロを使用して履歴ツールで2つのリビジョンを比較できます。次の手順では、Araxis Mergeを起動するメニュー項目をインストールします。他の差分ユーティリティの場合は、そのマニュアルを参照し、指定する必要のあるコマンドライン引数を判断してください。

  1. JDeveloperで、「ツール」次の選択「外部ツール」の順に選択します。
  2. 「追加」をクリックします。外部ツールの作成ウィザードが開きます。
  3. 外部プログラム・オプション・ページで次の情報を入力します。

    プログラムの実行ファイル

    サード・パーティ・ツールへのパス(c:¥araxismerge¥compare.exeなど)

    引数

    /wait /title1:"${file.name} revision ${cvs.revision}" /title2:"${file.name} revision ${cvs.second.revision}" /2 ${cvs.revision.file} ${cvs.second.revision.file}


  4. 表示ページのメニュー項目のキャプション・ボックスに、サード・パーティ・ツール用のキャプション(Araxis Diffなど)を入力します。
  5. 必要に応じて、このウィザードの残りのステップを完了します。ウィザードの使用方法に関するヘルプを表示するには、[F1]を押します。
  6. 「終了」をクリックします。

他のCVSコマンドを統合するには、次のようにします。

提供される外部ツールのマクロを使用して、簡単に他のCVSコマンドをJDeveloperに統合できます。たとえば、CVS注釈コマンド(「blame」と呼ぶこともあります)などです。このコマンドは、各コード行の変更者と変更時期のサマリーを表示します。CVS注釈用のツールを統合するには、新規ツールで次のオプションを設定します。

  1. JDeveloperで、「ツール」次の選択「外部ツール」の順に選択します。
  2. 「追加」をクリックします。外部ツールの作成ウィザードが開きます。
  3. 外部プログラム・オプション・ページで次の情報を入力します。

    プログラムの実行ファイル

    CVS実行可能ファイルへのパス(c:¥cvs¥cvs.exeなど)

    引数

    -d ${cvs.root} annotate ${file.name}

    実行ディレクトリ

    ${file.dir}


  4. 必要に応じて、このウィザードの残りのステップを完了します。ウィザードの使用方法に関するヘルプを表示するには、[F1]を押します。
  5. 「終了」をクリックします。