ブレークポイントのグループ化について

ブレークポイントのグループ化によって、ブレークポイントのセットを有効にすることができます。デバッガがコードの特定の場所に達したときに、無効になっているブレークポイントまたはブレークポイントのグループを有効にするように指定できます。

たとえば、コードによってNullPointerExceptionが検出されるものの、コードが正しく動作しない場合があります。このとき、NullPointerExceptionが予想以上に頻繁に発生し、このためにデバッガが繰り返し停止しますが、これらのNullPointerExceptionの中にはコードにとって意味のないものが含まれているとします。このような状況を解決するには、ブレークポイントのグループを作成し、該当のブレークポイントをこのグループに追加した後、このブレークポイント・グループを無効にすることにより、デバッガがデバッグ中に該当のブレークポイントで停止しないようにできます。

次に、問題のあるNullPointerExceptionがスローされる直前に実行されるコードにソース・ブレークポイントを作成できます。ソース・ブレークポイントに対して、このブレークポイントが発生したときに、例外ブレークポイントを含むブレークポイント・グループを自動的に有効にする処理を設定できます。


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