アプリケーションの実行時に、アプリケーション内のどのページが最初に表示されるかを指定できます。この情報は、アプリケーションのweb.xml
デプロイメント・ディスクリプタ・ファイルに記録されます。
この情報をデプロイメント・ディスクリプタ・ファイルに追加するには、XMLを、直接編集するか、プロジェクトのJSFナビゲーション・ダイアグラムから編集します。
Webアプリケーションのデプロイメント・ディスクリプタ・ファイルには、Welcomeファイルに関するセクションがあります。このファイルは、ページに関する完全な参照が示されないままページの表示を求められた場合に、Webアプリケーションがデフォルトで使用するファイルです。
通常、web.xml
ファイルのこのセクションは、アプリケーションにデフォルトで表示するページ(通常はホーム・ページ)を指定するために使用されます。JDeveloperを使用してアプリケーションのデフォルトの実行ターゲットを設定すると、必要なエントリがアプリケーションのweb.xml
ファイルに自動的に追加されます。
たとえば、アプリケーションのweb.xml
ファイルのセクションは、次のようになります。
<welcome-file-list>
<welcome-file>/home.jsp</welcome-file>
</welcome-file-list>
アプリケーションのデフォルトの実行ターゲットになるページは、JSFナビゲーション・ダイアグラムを使用して指定できます。ページを選択してそのページをアプリケーションのデフォルトの実行ターゲットとして指定するたびに、JDeveloperでは新規エントリがwelcome-file-listに追加されます。アプリケーションの実行時には、最新のエントリがデフォルトの実行ターゲットとして使用されます。
たとえば、アプリケーションを開発してページを追加し、新規ページを作成するたびにそのアプリケーションを実行する場合は、新規ページをデフォルトの実行ターゲットとして指定できます。これによって、開発フェーズ中のアプリケーションの実行が簡単になります。
この例では、welcome-file-listに次のエントリを指定できます。
<welcome-file-list>
<welcome-file>/home.jsp</welcome-file>
<welcome-file>/products.jsp</welcome-file>
<welcome-file>/orders.jsp</welcome-file>
</welcome-file-list>
web.xml
ファイルにWelcomeファイルが指定されていない場合、アプリケーション・サーバーは、かわりに、index
ファイル(拡張子が.jsp
や.html
)を検索します。
デフォルトの実行ターゲットの指定
ナビゲーション・ダイアグラムからのJSFアプリケーションの実行
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