UIComponentクラス: oracle.adf.view.rich.component.rich.input.RichInputDate
コンポーネントのタイプ: oracle.adf.RichInputDate
inputDateコンポーネントは、日付を入力するテキスト・フィールドおよび(オプションで)カレンダから日付を選択するポップアップを開くグリフを作成します。
ポップアップの表示は、コンバータに依存します。表示されるのは、コンバータがInputDateに関連付けられているときです。
inputDateでは、書式が現在のロケールに適したshort日付書式にデフォルト設定されます。たとえば英語では、これはmm/dd/yyになります。ただし書式はDateTimeConverterを使用して、オーバーライドできます。
このコンポーネントでは、PDAに対して起動される属性は、actionListenerとreturnListenerのみです。
値属性では、java.util.Dateタイプは許可されますが、java.lang.Stringとjava.util.Calendarは許可されません。コンバータの指定がないときは、デフォルトのコンバータを使用して、日付および表示文字列間で変換が行われます。文字列の書式は、DateTimeConverterのデフォルトのdateStyleで決定します。org.apache.trinidad.convertの詳細は、javadocを参照してください。開発者は、Javascriptのピアでは、ユーザーがピッカーで別のタイムゾーンを選択していても、値が常にユーザーのタイムゾーンに返される点に注意する必要があります。これはJavascriptでは、別のタイムゾーンのオフセットに関する情報が提供されないためです。
開発者はプログラム的にコンバータを添付できますが、コンバータは単純に新規のDateTimeConverter()をコールするのではなく、Application.createConverter()を使用して取得する必要があります。そうでない場合、クライアント側での変換および検証など一部の機能が失われ、日付ピッカーは日時のポップアップを持たない入力フィールドとして表示されます(ポップアップは、クライアント側での変換および検証がサポートされているかどうかに依存します)。
開発者は、日付に変換するためのカスタム・コンバータを提供できます。時刻およびタイムゾーンをサポートするには、コンバータはjavax.faces.convert.DateTimeConverterのサブクラスである必要があります。そうでない場合は、日付ピッカーのポップアップにはカレンダのみ表示されます。これはコンバータのインタフェースで時刻およびタイムゾーンの処理情報が提供されず、時刻およびタイムゾーンのプレースホルダにデフォルト値が設定されるためです。クライアント側で変換および検証を行うには、コンバータはorg.apache.myfaces.trinidad.convert.ClientConverterインタフェースを実装する必要があります。そうでない場合は、クライアント側での変換および検証など、一部の機能が失われ、日付ピッカーは日時のポップアップを持たない入力フィールドとして表示されます(このポップアップは、クライアント側で変換および検証がサポートされているかどうかに依存します)。
型 | フェーズ | 説明 |
---|---|---|
javax.faces.event.ActionEvent | リクエスト値の適用 | ボタンのクリックなどによってコンポーネントのアクションが起動されたときに配信されるイベント。アクションによってページ・ナビゲーションが発生する場合があります。 |
org.apache.myfaces.trinidad.event.ReturnEvent | リクエスト値の適用 | ダイアログが正常に完了したときに配信されるイベント。 |
javax.faces.event.ValueChangeEvent | プロセスの検証、 リクエスト値の適用 |
valueChangeイベントは、値属性が変更されたときに配信されます。 |
org.apache.myfaces.trinidad.event.AttributeChangeEvent | アプリケーションの起動、 リクエスト値の適用 |
属性変更を記述するために配信されるイベント。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
名前 | 説明 |
---|---|
help | このファセットは推奨されていません。ヘルプの提供にはhelpTopicIdを使用してください。これは、フォーム・コンポーネントでは操作できません。 |
名前 | 型 | ELのサポート | 説明 |
---|---|---|---|
accessKey | char | あり | for (設定された場合)によって指定されたフォーム要素に迅速にアクセスするために使用される文字です(simpleでないフォーム要素の場合は、このコンポーネント自体です)。アクセシビリティ上の理由から、この機能は、スクリーン・リーダー・モードではサポートされていません。同じ出力ページの複数の場所に同じアクセス・キーが表示された場合、レンダリング・ユーザー・エージェントは、同様のキーでアクセスされる要素の間を循環します。
この属性は、ニーモニックと呼ばれる場合もあります。 accessKeyは、ブラウザ固有およびプラットフォーム固有の修飾子キーによってトリガーされます。ブラウザ固有の意味もあります。たとえば、Internet Explorer 7.0で[Alt]+<accessKey>を押すと、フォーカスが設定されます。一部のオペレーティング・システムのFirefox 2.0では、[Alt]+[Shift]+<accessKey>を押します。他のオペレーティング・システムのFirefox 2.0では、[Control]+<accessKey>を押します。ブラウザによるaccessKeyの処理方法については、ブラウザのドキュメントを参照してください。 |
action | javax.el.MethodExpression | あり | commandButtonによって送信されたアクション・メソッド、またはアクションの動的結果への参照です。 |
actionListener | javax.faces.el.MethodBinding | ELのみ | アクション・リスナーへのメソッド・リファレンス |
attributeChangeListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | 属性変更リスナーへのメソッド・リファレンス。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
autoSubmit | boolean | あり | フォーム要素に対してTRUEに設定された場合、適切なアクション(クリックやテキスト変更など)が実行されたときにコンポーネントが自動的に送信する属性です。その他にも、partialTriggersがこのコンポーネントを指すコンポーネントも送信されます。 |
binding | oracle.adf.view.rich.component.<wbr/>rich.input.RichInputDate | ELのみ | コンポーネント・インスタンスをBean上に格納するELリファレンス。これは、バッキングBeanからコンポーネントへのプログラム的なアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をバッキングBeanに移動するために使用できます。 |
changed | boolean | あり | trueに設定した場合、変更されたインジケータ・アイコンがコンポーネントに表示される属性です。デフォルト値はfalseです。 |
changedDesc | String | あり | 変更されたインジケータ・アイコンにツールチップ・テキストを表示するために、ユーザー・エージェントによって通常使用されるテキストです。デフォルト値はChangedです。ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップが切り捨てられます。 |
chooseId | String | あり | inputDateの日付の値を選択するために使用するchooseDateコンポーネントのID。識別子はソース・コンポーネント(このコンポーネント)に対して相対的であり、NamingContainerで構成されている必要があります。コンポーネントがすでにネーミング・コンテナ内にある場合、単一のコロンを使用するとページのルートから検索を開始でき、複数のコロンを使用するとNamingContainerを上方向に移動できます。たとえば、::を前に置くと、コンポーネントのネーミング・コンテナ(または、コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体)から出てそこから検索を開始します。:::を前に置くと、2つのネーミング・コンテナ(コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体も含まれます)から出てそこから検索を開始します。 |
clientComponent | boolean | あり | クライアント側のコンポーネントが生成されるかどうか。このフラグを設定してもしなくてもコンポーネントは生成されますが、クライアントJavascriptがコンポーネント・オブジェクトを必要とする場合、コンポーネントの存在を保証するにはtrueに設定する必要があります。現在デフォルトで生成されるクライアント・コンポーネント・オブジェクトは、将来は存在しない可能性があります。このフラグを設定することがコンポーネントの存在を保証する唯一の方法であり、クライアントは暗黙的な動作に依存できません。ただし、このフラグの設定にはパフォーマンス・コストが伴うため、絶対に必要でないかぎり、クライアントではクライアント・コンポーネントを有効にすることを避ける必要があります。 |
columns | int | あり | テキスト・コントロールに表示する列数です。値が指定されていない場合、コンバータが添付されていれば、現在のコンバータからデフォルト値が導出されます。 |
contentStyle | String | あり | コンポーネントのコンテンツ・ピースのスタイルです。この属性を「width: 100px」のように設定して、幅のスタイルを指定できます。 |
converter | javax.faces.convert.Converter | あり | コンバータ・オブジェクトです。 |
customizationId | String | あり | この属性は推奨されていません。永続的なカスタマイズを適用するには、id属性を使用する必要があります。この属性は、次のリリースでは削除されます。 |
disabled | boolean | あり | この要素を無効にするかどうかを指定します。読取り専用コンポーネントと異なり、無効にしたコンポーネントでは、フォーカスを受け取ることができません。コンポーネントでスクロール・バーを使用する可能性があり、ユーザーがコンポーネントのテキストまたは値をスクロールできるようにする場合は、disabled属性でなくreadOnly属性を使用します。 |
disabledDays | org.apache.myfaces.trinidad.model.DateListProvider | あり | org.apache.myfaces.trinidad.model.DateListProviderインタフェースの実装へのバインディング。getDateListメソッドによって、無効に指定される個々のjava.util.Dateオブジェクトのリストが生成されます。Dateは指定された基本カレンダのコンテキストにする必要があります。注意: このバインディングには定期的なラウンドトリップが必要です。特定の曜日(土曜日や日曜日など)を無効にするのみの場合は、disabledDaysOfWeek属性を使用してください。 |
disabledDaysOfWeek | java.util.Set | あり | 毎週無効に指定する必要がある曜日を空白で区切ったリスト。リストはsun、mon、tue、wed、thu、fri、satの略称を1つ以上使用して構成する必要があります。デフォルトではすべての日が有効です。 |
disabledMonths | java.util.Set | あり | 毎年無効に指定する必要がある月を空白で区切ったリスト。リストはjan、feb、mar、apr、may、jun、jul、aug、sep、oct、nov、decの略称を1つ以上使用して構成する必要があります。デフォルトではすべての月が有効です。 |
helpTopicId | String | あり | helpProviderでトピックを参照するために使用するIDです。 |
id | String | なし | コンポーネントの識別子。識別子は、HTMLで許可される構文のサブセットに準拠している必要があります。
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immediate | boolean | あり | 値の変換と検証をリクエスト値の適用フェーズで行うか、値の処理をプロセスの検証フェーズで行うか(デフォルト)を指定します。デフォルトでは、値の変換と検証は、プロセスの検証フェーズでまとめて行います。ただし、リクエスト値の適用フェーズでコンポーネントの値にアクセスする必要がある(たとえば、commandButtonで即時にactionListenerから値を取得する必要がある)場合は、この値をimmediateに設定することによって可能となります。 |
inlineStyle | String | あり | このコンポーネントに対して使用するCSSスタイル。これは、基本スタイルの変更用です。inlineStyleは、コンポーネントのルートDOM要素に適用されるCSSスタイルのセットです。inlineStyleのCSSプロパティが対象となるDOM要素に影響を与えない場合は、スキンを作成し、特定のDOM要素をターゲットにしたスキニング・キーを使用する必要があります(::label、::icon-styleなど)。 |
label | String | あり | コンポーネントのラベルです。コントロールの上にこのラベルを表示する場合は、panelFormLayoutを使用します。 |
labelAndAccessKey | String | あり | 従来のアンパサンド表記法を使用して、単一の値からlabel属性とaccessKey属性のどちらも設定する属性。たとえば、この属性をT&extに設定すると、ラベルはText、アクセス・キーはeに設定されます。 |
maxValue | java.util.Date | あり | Dateの値に許可される最大値。タグ上で固定値に指定すると、その値がISO 8601の日付として解析されます。ISO 8601の日付はyyyy-MM-dd(例: 2002-02-15)の形式であり、作成されたDateオブジェクトは時間コンポーネント(時、分、秒、ミリ秒)を最大にした状態でアプリケーションのタイムゾーンに表示されます。これ以外のすべての使用にはjava.util.Dateオブジェクトが必要です。Dateオブジェクトにバインディングするときは、表示されないすべての日時コンポーネント(通常は時、分、秒、ミリ秒)の最大値でDateオブジェクトを作成し、値の最大範囲が受け入れられるようにすることをお薦めします。 |
minValue | java.util.Date | あり | Dateの値に許可される最小値。タグ上で固定値に指定すると、その値がISO 8601の日付として解析されます。ISO 8601の日付はyyyy-MM-dd(例: 2002-02-15)の形式であり、作成されたDateオブジェクトは時間コンポーネント(時、分、秒、ミリ秒)をゼロにした状態でアプリケーションのタイムゾーンに表示されます。これ以外のすべての使用にはjava.util.Dateオブジェクトが必要です。Dateオブジェクトにバインディングするときは、表示されないすべての日時コンポーネント(通常は時、分、秒、ミリ秒)のゼロの値でDateオブジェクトを作成して、値の最大範囲が受け入れられるようにすることをお薦めします。 |
partialTriggers | String[] | あり | 部分更新をトリガーするコンポーネントのID。このコンポーネントは、トリガー・コンポーネント上でリスニングします。トリガー・コンポーネントの1つがなんらかの更新を発生させるイベントを受信した場合、このコンポーネントも更新されることをリクエストします。識別子はソース・コンポーネント(このコンポーネント)に対して相対的であり、NamingContainerで構成されている必要があります。コンポーネントがすでにネーミング・コンテナ内にある場合、単一のコロンを使用するとページのルートから検索を開始でき、複数のコロンを使用するとNamingContainerを上方向に移動できます。たとえば、::を前に置くと、コンポーネントのネーミング・コンテナ(または、コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体)から出てそこから検索を開始します。:::を前に置くと、2つのネーミング・コンテナ(コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体も含まれます)から出てそこから検索を開始します。 |
readOnly | boolean | あり | コントロールを編集可能フィールドとして表示するか、出力スタイルのテキスト・コントロールとして表示するかを指定します。無効にしたコンポーネントと異なり、読取り専用コンポーネントではフォーカスを受け取ることができます。 |
rendered | boolean | あり | コンポーネントがレンダリングされるかどうか。falseに設定した場合、このコンポーネントについて出力は配信されません(コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません)。 |
required | boolean | あり | NULLでも空でもない値を入力する必要があるかどうかを指定します。falseに設定した場合は、値がNULLまたは空のときに、バリデータは実行されません。 |
requiredMessageDetail | String | あり | requiredの検証が失敗した場合に表示するメッセージです。
パラメータ:
|
returnListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | 戻りリスナーへのメソッド・リファレンス |
shortDesc | String | あり | コンポーネントの短い説明。このテキストは、通常、ツールチップ・ヘルプ・テキストを表示するためにユーザー・エージェントによって使用されます。この場合、ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップは切り捨てられます。フォーム・コンポーネントの場合、shortDescはノート・ウィンドウに表示されます。 |
showRequired | boolean | あり | 関連付けられたコントロールで、必要なユーザー入力のビジュアル指定を表示するかどうかを指定します。required属性も存在している場合は、ビジュアル指定を表示しないようにするには、required属性とshowRequired属性の両方をfalseに設定する必要があります。showRequiredプロパティを使用するのは、たとえば、最初は空で、同じページの他のフィールドにタッチした場合にのみ必要となるフィールドがある場合です。 |
simple | boolean | あり | コンポーネントがラベルのサポートを提供するかどうかを制御するブール値です。trueに設定すると、コンポーネントではラベルが表示されません(label、labelAndAccessKey、accessKey、showRequired、helpファセットが無視される場合があります)。また単純なレイアウト・プリミティブが使用されない場合もあります。使用例としては、表やfor-eachなど、ラベルが不要な場所で、繰返し可能な要素でコンポーネントが使用される場合などが考えられます。 |
styleClass | String | あり | このコンポーネントに対して使用するCSSスタイル・クラス。スタイル・クラスは、jspxページまたはスキニングCSSファイルなどで定義できます。または、AFInstructionTextのようなパブリック・スタイル・クラスの1つを使用できます。 |
validator | javax.faces.el.MethodBinding | ELのみ | バリデータ・メソッドへのメソッド・リファレンスです。 |
value | Object | あり | コンポーネントの値です。このvalueに対するELバインディングが、getterがあり、setterのないBeanプロパティを指している場合で、かつこのコンポーネントが編集可能である場合は、このコンポーネントは読取り専用モードでレンダリングされます。 |
valueChangeListener | javax.faces.el.MethodBinding | ELのみ | 値変更リスナーへのメソッド・リファレンスです。 |
visible | boolean | あり | コンポーネントの可視性。falseの場合、コンポーネントはクライアント上で非表示となります。renderedとは異なり、これはサーバーでのライフサイクルには影響を与えません(コンポーネントに実行済バインディングがある、など)。コンポーネントの可視性は、クライアント上で切り替えるか、PPRを使用して切り替えることができます。renderedがfalseの場合、コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません。ほとんどの場合、visibleプロパティのかわりにrenderedプロパティを使用します。 次のレンダーキットではサポートされていません。 org.apache.myfaces.trinidad.core |