詳細アイコン クライアント属性

ADF Facesのaf:clientAttributeタグを使用すると、コンポーネントに追加する属性の名前と値を指定できます。次に例を示します。

<af:image source="/jdeveloper.png">
  <af:clientAttribute name="cup" value="Coffee"/>
</af:image> 

実際のアプリケーションでは、value属性はbound属性を指すEL式になります(例: #{bindings.Departmentname.inputValue})。EL式は、実行時に値に評価されます。

af:clientAttributeをコンポーネントに埋め込むことで、追加された属性は、実行時にサーバー側とクライアント側の両方で使用できるようになります。

この例では、af:clientAttributeをイメージ・コンポーネントに追加し、追加した属性をドラッグ・ソースに指定することで、実行時にユーザーがイメージをドラッグすると、追加した属性は、ドラッグ・ソースとして使用するコンポーネント属性になります。次に、af:attributeDragSourceタグを追加します。

<af:image source="/jdeveloper.png">
  <af:clientAttribute name="cup" value="Coffee"/>
  <af:attributeDragSource attribute="cup"/>
</af:image> 

注意: 既存のコンポーネント属性をドラッグ・ソースとして使用する場合は、af:clientAttributeを追加する必要はありません。たとえば、次のコードでは、コンポーネントのvalue属性をドラッグ・ソースとして使用します。

<af:outputText value="Drag this">
  <af:attributeDragSource attribute="value"/>
</af:image>