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JDeveloperには、ビジネス・コンポーネントの動作、インタラクション、および構造をモデリングするための、8種類のUMLベース・ダイアグラムが用意されています。ダイアグラムのカスタマイズを支援するプリファレンスや設計オプションも数多くあります。詳細
ソフトウェア・システムのモデル(構造および設計を含む)を指定、視覚化、および文書化するには、JDeveloperのダイアグラム作成ツールを使用します。開発アーキテクチャのモデルを用意することは、これから建設しようとしている高層ビルや小規模住宅の設計図を用意することに似ています。ダイアグラム・モデラーを使用することで、ビジネス機能が完成していて正確であること、エンド・ユーザーのニーズを満たしていること、およびプログラム設計がスケーラビリティ、堅牢性、セキュリティ、拡張性の要件をサポートしていることが保証されます。ソフトウェア・システムをダイアグラム化すると、プロセスの途中や、開発の開始後や、開発の完了後にではなく、作業を開始する前に問題点を発見できるので、時間と経費を節約できます。
JDeveloperで使用可能なUMLダイアグラムの種類は次のとおりです。
アクティビティ図
データ・フローを含む、ビジネス・プロセスの高レベルなビューをモデリングします。複雑な論理分類をモデリングし、Oracle WorkflowおよびOracle9i Advanced Queuingを使用してE-Business Integrationのコードを生成するには、アクティビティ図を使用します。
ビジネス・コンポーネント・ダイアグラム
アプリケーション、システム、またはエンタープライズの物理ビューをモデリングします。ビジネス・コンポーネントの相互関係、インタラクション、およびパブリック・インタフェースをダイアグラム化します。非常に高レベルで(高次のコンポーネントのみ)、またはコンポーネント・パッケージ・レベルでダイアグラム化できます。エンティティ・オブジェクト、ビュー・オブジェクト、アプリケーション・モジュール、およびドメインを視覚的に作成または検証します。
クラス図
クラスおよびタイプ、それらのコンテンツ、およびそれらの関係など、静的要素のコレクションをモデリングします。リアル・タイム環境内でコラボレートしている一群のオブジェクトの高レベルなビューを作成します。インタフェース、属性、操作、アソシエーション、継承、および実装関係を視覚的に作成または検証します。
データベース・ダイアグラム
オフライン・データベースのエンティティおよびそれらの関係をモデリングします。データベース・ダイアグラムでは、データベース構造を設計、編集、および視覚化します。表、列、キー、関係、および制約を作成、編集、または削除します。
EJBダイアグラム
システム内のオブジェクトおよびクラス、それらの間の関係をモデリングします。EJBダイアグラムでは、セッションBean、メッセージドリブンBean、エンティティ、およびそれらの間の関係を視覚的に作成、検証、または更新できます。
Javaクラス図
クラス間のソース・コード関係および依存性をモデリングします。Javaクラス図には、継承階層以外に、クラスのメンバー変数およびメンバー関数が表示されます。Javaクラス、インタフェース、Enum、フィールド、メソッド、参照、継承関係、および実装関係を視覚的に作成または検証します。
シーケンス図
操作をどのように実行するか、また、どのメッセージをいつ送信するかをモデリングします。シーケンス図は、時間に基づいて編成され、シーケンス内の異なるオブジェクト間のコールを示します。特定のユースケースの詳細なフローを作成または編集する場合は、シーケンス図を使用します。
ダイアグラムが表示されると、コンポーネント・パレットも表示されます。コンポーネント・パレットには、ダイアグラムに含めることができる要素が表示されます。これらの要素は、「コンポーネント」パネルおよび「ダイアグラムの注釈」パネルに表示されます。ナビゲーション・ダイアグラムに要素を追加する方法は要素によって異なり、多くの場合はドラッグですが、クリックを使用する場合もあります。
ダイアグラムに要素を追加した後、ダイアグラム上で要素がどのように表示されるかを管理またはカスタマイズするには、様々なツールを使用できます。詳細
ダイアグラマの上部にあるツールバーには、ダイアグラムを表示および書式設定するためのツールが含まれています。
ズーム・イン
ダイアグラムをより詳細に表示する場合はズーム・インします。
ズーム・アウト
ダイアグラム内のより広い範囲を表示する場合はズーム・アウトします(詳細レベルは下がります)。
選択領域のズーム
選択したパーセンテージで現在のダイアグラムがズームされます。たとえば、200%を選択すると、現在のダイアグラムが2倍のサイズに拡大されて表示されます。
ダイアグラムまたは選択したダイアグラム要素を、階層(上から下、下から上、左から右、右から左)、対称、グリッド、行(順序モデル要素の場合)など、様々なレイアウト・スタイルでレイアウトできます。ダイアグラマの上部に、レイアウト・スタイルを選択するドロップダウン・リストがあります。
これらのスタイルは、ダイアグラム上のすべての要素ではなく、選択した要素のみをレイアウトすることで、同じダイアグラム上で組み合せて使用できます。詳細
ツールバーでツールを選択する以外に、ダイアグラムまたは要素を右クリックして、いつでもビジュアル・プロパティおよび一般プロパティを変更できます。
ダイアグラムによるモデリング
ダイアグラムの作成および使用
ダイアグラムでの要素の作成
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