<af:dropTarget>タグは、位置固有のドロップ・フィードバックを表示しないコンポーネントの一般的なドロップをサポートします。ドロップ・アクションが<af:dataFlavor>タグで指定されたDataFlavorsのアクションに一致し、提案されたドロップ・アクションがactions
の1つに一致する場合、dropListener
のjavax.el.MethodExpression
がDropEventでコールされます。af:dropTargetタグには、少なくとも1つのaf:dataFlavor子タグが必要です。
この例は、<af:dropTarget>タグのactions
およびdropListener
属性の設定方法を示すものです。またこれは、<af:dataFlavor>タグを使用して、java.util.Collection
オブジェクトをoutputTextにドロップするのをサポートし、TestDropHandler
のマネージドBeanでhandleCollectionFireDrop
メソッドを起動する方法も示します。
<source> <af:outputText id="objectDropTarget" value="Fire these developers:"> <af:dropTarget actions="COPY" dropListener="#{TestDropHandler.handleCollectionFireDrop}"> <af:dataFlavor flavorClass="java.util.Collection"/> </af:dropTarget> </af:outputText>
</source>
名前 | 型 | ELのサポート | 説明 |
---|---|---|---|
actions | String | なし | このターゲットによってサポートされているドラッグ・アンド・ドロップ・アクション。アクションは、特定の順序のCOPY、MOVE、LINKのセットからのNMTOKENS(たとえば、actions="COPY LINK MOVE")である必要があります。アクションが指定されない場合、デフォルトはCOPYです。 |
clientDropListener | String | なし | 項目をdropTargetにドロップしたときにコールされる、パラメータを取らないJavaScriptメソッド。JavaScriptメソッドでは、サーバーでコールが発生する前に、クライアント側で操作に関連する処理を実行できます。このメソッドではAdfDnDContext処理が返されます。たとえばメソッドがAdfDnDContext.ACTION_NONEを返すと、ドロップ操作は取り消され、サーバーでコールされません。メソッドがAdfDnDContext.ACTION_COPYを返すと、コピー操作が許可され、dropListenerが存在する場合には、それを実行するコールがサーバーで発生します。 |
dropListener | javax.faces.el.MethodBinding | ELのみ | コンポーネントでドロップが発生したときにコールされる、シグネチャoracle.adf.view.rich.dnd.DnDAction method(oracle.adf.view.rich.event.DropEvent dropEvent) を持つコールバックへのメソッド・リファレンス。このコールバックはDropEventをチェックして、ドロップを受け入れるかどうかを判別します。コールバックがドロップを受け入れる場合は、ドロップを実行して、実行したDnDAction(DnDAction.COPY 、DnDAction.MOVE またはDnDAction.LINK )を返します。受け入れない場合は、DnDAction.NONE を返して、ドロップが拒否されたことを示します。ターゲット・コンポーネントは、ドロップの成功に対応して自動的に再描画されます。 |