scrollComponentIntoViewBehaviorタグは、コマンド・コンポーネント(たとえばボタン)でコンポーネントをスクロールして表示し、オプションとしてそのコンポーネント内にフォーカスを設定するための宣言的方法です。このタグは、リッチ・クライアントのみサポートしているため、サーバーでレンダリングされたコンポーネントでは無視されます。
scrollComponentIntoViewBehaviorタグでは、サーバー側イベントの配信が自動的に取り消されます。そのため親コンポーネントのactionListenerまたはaction属性は無視されます。これは使用不可にできません。サーバー側の機能もトリガーする必要がある場合、開発者はAdfCustomEventおよびaf:serverListenerを使用するクライアント・リスナーを追加して、サーバー側のイベントを配信できます。
この例では、ボタンをクリックすると、idInputTextをスクロールして表示し、このコンテンツ内にフォーカスを設定します。
<source> <af:commandButton immediate="true" text="Scroll into view"> <af:scrollComponentIntoViewBehavior componentid="idInputText" subTargetid="content" focus="true"/> </af:commandButton>
</source>
名前 | 型 | ELのサポート | 説明 |
---|---|---|---|
componentId | String | あり | このコンポーネントに対して相対的なコンポーネントのID。1つのコロンで始まるIDは、(コロンを除いた後)絶対値として扱われます。 |
focus | boolean | あり | コンポーネントにフォーカスを移動するか、またはコンポーネントをスクロールして表示する動作のみを行うかを指定します。 |
subTargetId | String | あり | スクロールして表示したり、フォーカスを移動する必要のある、オプションのコンポーネント依存のDOMサブID。RichTextEditorまたはInlineFrameコンポーネントの場合は、subTargetIdでこれらのコンポーネントに含まれる二次ドキュメント内の任意の要素を参照できます。その他の場合は、DOM構造にサブIDが存在する場合でも、subTargetIdの使用には注意が必要です。コンポーネントのタグ・ドキュメントでドキュメント化済のものは、サポートされていません。 |