「アプリケーションの構成」ダイアログ
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アプリケーションのデプロイ時に表示されるデプロイメント計画のプロパティの値を入力する場合に使用します。詳細
注意: 次の情報は、デプロイするアーカイブのタイプに基づいて編成されています。表示されるのは、プロジェクトに適用されるオプションのみです。すべてのプロパティは、ダイアログでの表示順ではなくアルファベット順になっています。
Java JEEアプリケーション構成プロパティの設定
この項では、EARファイルにパッケージ化されたJ2EEアプリケーションのデプロイ時に設定できるOC4J固有のプロパティについて説明します。各プロパティは、orion-application.xml
ディスクリプタの要素属性にマッピングします。
- applicationId
- アプリケーションの一意の識別子を含む文字列。
- autoCreateTables
true
に設定すると、このアプリケーション内でCMPエンタープライズJavaBeans用のデータベース表が自動的に作成されます。デフォルトはtrue
です。
- autoDeleteTables
- このアプリケーションの再デプロイ時にCMP Bean用の古いデータベース表を自動的に削除するかどうかを指定します。デフォルトは
false
です。
- cluster
- OC4Jクラスタリングをアプリケーション・レベルで構成します。通常、クラスタリングはグローバル・レベルで有効化されますが、アプリケーション・レベルの設定によりグローバル構成がオーバーライドされます。OC4Jクラスタリング・フレームワークの詳細は、『Oracle Containers for J2EE Configuration and Administration Guide』を参照してください。
- enabled
- アプリケーションに対してクラスタリングを有効化するかどうかを指定します。デフォルトは
true
です。この値をアプリケーション・レベルで設定すると、グローバル値がオーバーライドされ、特定のアプリケーションに対してクラスタリングを無効化できることに注意してください。
- groupName
- レプリケーション・グループ・チャネルの設定時に使用する名前。指定しなければ、OC4Jサーバー構成ファイル
server.xml
に定義されているアプリケーション名がデフォルトで使用され、エンタープライズ・アプリケーションごとに新規のグループ・チャネルが作成されます。値を指定すると、このグループ名に関連付けられているチャネルがアプリケーションおよびすべての子アプリケーションで使用されます。
- allowCollocation
- アプリケーションの状態を同じホスト・マシンにあるグループ・メンバーにレプリケートできるかどうかを指定します。デフォルトは
true
です。同じマシン上で複数のOC4Jインスタンスがインスタンス化されている場合は、http-web-site
、jms.xml
およびrmi.xml
の各構成ファイルでインスタンスごとに異なるリスナー・ポートを指定する必要があります。
- writeQuota
- アプリケーションの状態のレプリケート先となる他のグループ・メンバーの数。この属性により、以前のOC4Jリリースで使用されていた「島」の概念と同様に、状態を書き込むノードの数を制限してオーバーヘッドを低減できます。デフォルトのメンバー数は
1
です。
- cacheMissDelay
- セッションがローカルでみつからない場合に、他のグループ・メンバーがそのセッションで応答するまで処理中に待機するミリ秒数。セッションがみつからなければ、リクエストは指定した時間が経過するまで一時休止します。デフォルトは
1000
ミリ秒です。
- replicationPolicy
- 適用するレプリケーション・ポリシーを指定します。レプリケーション・ポリシーでは、データ・レプリケーションの発生時期を定義します。WebモジュールとEJBコンポーネントでは、理想的な設定値が異なります。有効な値については、『Oracle Containers for J2EE Configuration and Administration Guide』のOC4Jでのクラスタリングに関する第5章を参照してください。
- propertyConfig
- クラスタリング通信プロトコル・スタックを定義するプロパティ。
- propertyString
- クラスタリング通信プロトコル・スタックを定義するプロパティを含む文字列。
- url
- クラスタリング通信プロトコル・スタックを定義するプロパティを含むXML構成ファイルへのリンク。
- protocol
- データ・レプリケーションに使用するメカニズムを定義します。指定できるメカニズムが1つのみであることに注意してください。デフォルトの使用プロトコルは
multicast
です。
- database
- 状態データをデータベースに維持するために必要な接続情報。
- dataSource
- データベース接続情報を含むデータソースの名前。
data-sources.xml
に指定されているデータソースのjndi-name
の値を指定する必要があります。
- peer
- レプリケーションにpeer-to-peer(P2P)通信を使用するために必要な構成。
- range
- 潜在的なピア・ノードの検索中にポート値を増分する回数。デフォルトは5回です。
- startPort
- このクラスタ構成でピア通信用に割り当てようとする初期ポート。デフォルトはポート
7800
です。
- timeout
- 潜在的なピア・ノードの検索中にピアからの応答を待機するミリ秒数。デフォルトは5000ミリ秒です。
- nodes
- 使用可能なOC4Jサーバーのリストをポーリングするノードのホスト名とポート。複数のノードを指定できます。
- multicast
- レプリケーション用の通信。これは、指定のマルチキャスト・メカニズムの使用に必要な構成を含むデフォルトです。
- ip
- 使用するマルチキャスト・アドレス。OC4Jのデフォルトは
230.230.0.1
です。
- port
- 使用するマルチキャスト・ポート。OC4Jのデフォルトはポート
45566
です。
- connectorsPath
- アプリケーションとともにデプロイされるプラグイン・コネクタを定義します。
- path
oc4j-connectors.xml
ファイルの名前とパス。指定しない場合のデフォルト・パスは、OC4J_HOME/connectors/
rarname
./oc4j-connectors.xml
です。
- dataSourcesPath
- アプリケーションで使用されるデータソースの定義を含むXMLファイルのパスとファイル名を指定します。OC4Jのデータソースは、
data-sources.xml
というXMLファイルに存在します。このファイルは、デフォルト・データソースとともにj2ee/home/config/
ディレクトリにインストールされます。
- path
data-sources.xml
ファイルへのパス。orion-application.xml
ディスクリプタへの絶対パスまたは相対パスを指定できます。
- defaultDataSource
- サーバーのデフォルトと異なる場合に使用するデフォルト・データソースを定義します。指定する場合は、このアプリケーションの有効なCMTデータソースを指す必要があります。
- deploymentVersion
- このJARがデプロイされたOC4Jのバージョンが現行バージョンと一致しない場合に再デプロイされるバージョンを定義します。これは内部サーバー値で、編集はできません。
- enableIIOP
- IIOPを有効化するには
true
に設定します。デフォルトはfalse
です。
- importedLibraries
- このリリースではサポートされていません。
- jazn
- XMLベースの構成プロバイダ・タイプを使用するJava Authentication and Authorization Service(JAAS)を構成します。
- provider
XML
に設定します。
- location
system-jazn-data.xml
ファイルへのパスを設定します(./system-jazn-data.xml
など)。絶対パスまたはsystem-jazn.xml
ファイルへの相対パスを指定できます。JAASプロバイダは、最初にこのファイル内でjazn.xml
ファイルを含むディレクトリ内でsystem-jazn-data.xml
を検索します。jazn.xml
ファイルが構成済の場合はオプション、それ以外の場合は必須です。
- persistence
- 値は、
NONE
(変更を維持しない)、ALL
(各変更後に変更内容を維持)、VM_EXIT
(デフォルト: VMがあるときに変更を維持)です。
- default-realm
- レルム名(
sample_subrealm
など)。構成対象のレルムが1つのみの場合はオプションです。
- jmxBean
- アプリケーションとともにデプロイされ、OC4J MBeanServerに自動的に登録される単一のMBeanを指定します。
- objectname
- MBeanの登録名。名前のドメイン部分は指定しても無視されます。アプリケーションのMBeanは、ドメイン名にアプリケーションのデプロイメント名を使用して登録されます。たとえば、
widget
というアプリケーションとともにMyMBeanA
というMBeanをデプロイする場合は、この属性の値として:name=MyMBeanA
を指定します。この名前は、widget:name=MyMBeanA
と表示されます。
- class
- MBeanの実装クラス。
- description
- MBeanの読取り可能な名前を含む文字列。この名前はMBeanブラウザ・ユーザー・インタフェースに表示されます。
- libraries
- このOC4Jインスタンスのライブラリ・パスとして追加するディレクトリ、JARアーカイブまたはZIPアーカイブへの相対パス、絶対パスまたはURLを指定します。OC4Jの起動時に含めるアーカイブがディレクトリ内でスキャンされます。
- path
- ディレクトリまたはアーカイブへのパス。
- log
- アプリケーションのロギング構成を設定します。
- file
- アプリケーションでテキスト・ロギング(すべてのOC4Jコンポーネントで使用されるデフォルトのログ・ファイル・フォーマット)を使用する場合は、テキスト・ログ・ファイルの場所へのパスを設定します。テキスト・ログ・ファイルのデフォルトの場所は
<oc4j>/j2ee/home/log
です。
- mail
- 必要に応じてログ出力の送信先となる電子メール・アドレスを設定します。このオプションを選択した場合は、
mailSessions
プロパティを介して有効なメール・セッションも指定する必要があります。
- odl
- アプリケーションで使用するOracle Diagnostic Loggingを構成します。ODLフレームワークには、ログ・データをOracleログ解析ツールと自動的に統合する標準Javaフレームワークを補完するプラグイン・コンポーネントが用意されています。ODLフレームワークでは、ログ・ファイルはXMLでフォーマットされるため、他のOracle Application Serverや独自開発されたコンポーネントで容易に解析して再利用できます。
- maxDirectorySize
- ログ・ファイル・ディレクトリの最大許容サイズ(バイト数)。この制限を超えると、ログ・ファイルは最も古いものから順番にパージされます。
- maxFileSize
- 個々のログ・ファイルの最大許容サイズ(バイト数)。この上限に達すると、新規のログ・ファイルが生成されます。
- path
- このコンポーネント用のログ・フォルダのパスとフォルダ名。構成XMLファイルが存在するディレクトリ(通常は
j2ee/home/config
ディレクトリ)への絶対パスまたは相対パスを使用できます。これは、XML構成ファイルが関係する機能に関するログ・ファイルの格納場所を示します。
- mailSessions
- アプリケーションでSMTPが使用される場合は、メール・セッションのSMTPホストを定義します。
- location
- ネームスペース内でのメール・セッションの格納場所。
- smtp-host
- セッションのSMTPサーバー・ホスト。
- namespaceAccess
- RMIクライアントのネームスペースまたはネーミング・コンテキストのセキュリティ・ポリシーを設定します。
- parentApp
- このアプリケーションの親として機能するアプリケーションの名前を指定します。この値はデプロイ時に設定されます。
- persistencePath
- アプリケーションの再起動と再起動の間にその状態データを格納するディレクトリへのパスを定義します。絶対パスまたはアプリケーション・ルートへの相対パスを指定できます。
- path
- 永続ディレクトリへのパス。
- prependDeploymentName
/applications
ディレクトリに保存されたEARをデプロイ後に付加するかどうかを指定します。デフォルトはfalse
です。true
の場合は、新規のデプロイにより、付加されるEARファイルの名前にアンダースコアが追加されます(_myapp.ear
など)。
- resourceProviders
- Java Mail Serviceのリソース・プロバイダを定義します。
- className
- リソース・プロバイダ・クラス名。
- 名前
- リソース・プロバイダの識別に使用する名前。この名前は、アプリケーションのJNDI内でリソース・プロバイダを
java:comp/resource/name/
として検索する際に使用されます。
- description
- (オプション)特定のリソース・プロバイダに関する説明。
- properties
- リソース・プロバイダにパラメータとして渡すプロパティの名前/値ペアを設定します。
- seeParentDataSources
- アプリケーションが親アプリケーションに対して定義された既存のデータソースを継承する必要があるかどうかを指定します。デフォルトは
false
です。
- taskManagerInterval
- タスク・マネージャが処理を実行する間隔(ミリ秒数)を定義します。タスク・マネージャは、クリーン・アップ・アクティビティを実行するバックグラウンド・プロセスです。デフォルトでは1秒(
1000
ミリ秒)間隔で起動します。
- treatZeroAsNull
- 主キーを表す場合に値0(ゼロ)をNULLとして読み取るかどうかを指定します。デフォルトは
false
です。
- userManagerByClass
- オプションの使用
UserManager
クラスを指定します。com.evermind.security.UserManager
インタフェースを実装する任意のクラスを指定できます(com.evermind.sql.DataSourceUserManager
またはcom.evermind.ejb.EJBUserManager
など)。通常は、これらのクラスを使用して既存のシステムが統合され、Webアプリケーション用のカスタム・ユーザー・マネージャが提供されます。
- className
UserManager
の完全修飾クラス名。
- description
- (オプション)説明テキスト。
- displayName
- この
UserManager
インスタンスのわかりやすい名前。
- properties
UserManager
に名前/値ペアとして渡される1つ以上のプロパティ。次に例を示します。
name="groupMembershipGroupFieldName" value="group" name="groupMembershipUsernameFieldName" value="Userid"
- webSiteBinding
- アプリケーションのWebモジュールがバインドされるWebサイトの名前を指定します。
Webモジュール構成プロパティの設定
この項では、WARファイルにパッケージ化されたWebモジュールのデプロイ時に設定できるOC4J固有のプロパティについて説明します。各プロパティは、orion-web.xml
ディスクリプタの要素属性にマッピングします。
- accessMask
- このアプリケーション用のオプションのアクセス・マスクを指定します。
hostAccess
定義を介してクライアントをフィルタするためのホスト名またはドメインを指定するか、ipAccess
に定義されているクライアントをフィルタするためのIPアドレスとサブネットを指定するか、あるいはその両方を定義できます。
- default
hostAccess
またはipAccess
プロパティを介して識別されないクライアントからのリクエストを許可するかどうかを指定します。サポートされている値はallow
(デフォルト)とdeny
です。hostAccessおよびipAccessサブ要素に個別のmode
属性を使用して、各サブ要素を介して識別されるクライアントからのリクエストを許可するかどうかを指定します。
- hostAccess
- アクセス元として許可または拒否するホスト名またはドメインを指定します。
- domain
- ホストまたはドメイン。
- mode
- 指定したホストまたはドメインからのアクセスを許可するか拒否するか。サポートされている値は、
allow
(デフォルト)またはdeny
です。
- ipAccess
- アクセス元として許可または拒否するIPアドレスとサブネット・マスクを指定します。
- ip
- 32ビット値によるIPアドレス(例:
123.124.125.126
)。
- netmask
- 関連サブネット・マスク(例:
255.255.255.0
)。
- mode
- 指定したIPアドレスおよびサブネット・マスクからのアクセスを許可するか拒否するか。サポートされている値は、
allow
(デフォルト)またはdeny
です。
- autoJoinSession
- アプリケーションへのログイン直後にユーザーにセッションを割り当てる必要があるかどうかを指定します。デフォルトは
false
です。
- classpath
- Webアプリケーションのクラスをロードするための追加のコードの場所(ライブラリ・ファイル、または個別クラス・ファイルの場所)を定義します。
- path
- 1つ以上のコードの場所へのパスをカンマまたはセミコロンで区切って指定します。場所は次のいずれかです。
- ファイル名を含むJARファイルまたはZIPファイルへのフルパス
- ディレクトリ・パス
ディレクトリ・パスを指定すると、クラス・ローダーでは、JARファイルまたはZIPファイルではなく(個別に指定しない場合)、指定したディレクトリ内の個別クラス・ファイルのみが認識されます。
クラス・ローダーでは、次のライブラリまたはファイルが認識されます。
lib1.jar
およびzip1.jar
ライブラリ(/abc/def
内の他のライブラリは除く)
/abc/def
内のすべてのクラス・ファイル
- 生成される
orion-web.xml
ファイルの場所を基準にしたmydir
内のすべてのクラス・ファイル
- defaultBufferSize
- サーブレット・レスポンス用の出力バッファのデフォルト・サイズをバイト単位で指定します。デフォルトは
2048
です。
- defaultCharset
- デフォルトで使用するISOキャラクタ・セットを指定します。デフォルトは
iso-8859-1
です。
- defaultMimeType
- 不明または認識されない拡張子が付いたファイルに使用するデフォルトのMIMEタイプを指定します。
- deploymentVersion
- このWebアプリケーションがデプロイされたOC4Jのバージョンを指定します。この値が現行のバージョンと一致しなければ、アプリケーションは再デプロイされます。これは内部サーバー値で、変更はできません。
- development
- このプロパティは、開発中に使用すると役立ちます。
true
に設定すると、OC4Jサーバーではサーブレット・ソース・ファイルの更新の有無が特定のディレクトリ内でチェックされます。ソース・ファイルが前回のリクエスト以降に変更されていれば、OC4Jは次回のリクエスト時にサーブレットを再コンパイルし、Webアプリケーションを再デプロイして、サーブレットと依存クラスをリロードします。ディレクトリは、sourceDirectory
属性(後述)の設定により決定されます。
- directoryBrowsing
/
で終わるURLについてディレクトリ参照を許可するかどうかを指定します。サポートされている値は、allow
およびdeny
(デフォルト)です。たとえば、次の場合を考えてみます。
- アプリケーションのルート・ディレクトリには
index.html
ファイルがありません。
web.xml
ファイルにはwelcomeページが定義されていません。
このような場合に、このプロパティがallow
に設定されていれば、/
で終わるURLがあると、対応するディレクトリの内容がユーザーのブラウザに表示されます。deny
に設定されていれば、/
で終わるURLがあると、ディレクトリの内容を表示できないことを示すエラーになります。定義済のwelcomeファイルがあるか、アプリケーションのルート・ディレクトリにindex.html
ファイルがある場合は、このプロパティの値に関係なく、そのファイルの内容が表示されます。
- enableJspDispatcherShortcut
- デフォルトの
true
に設定した場合、特にsimpleJspMapping
プロパティもtrue
に設定されていれば、OC4J JSPコンテナによりパフォーマンスが大幅に改善されます。これが特に該当するのは、多数のjsp:include
タグを含むJSPページの場合です。ただし、true
設定を使用する場合、web.xml
内で<jsp-file>
要素を使用してJSPファイルを定義するには、JSPファイルについて対応する<url-pattern>
を指定する必要があります。
- expirationSettings
- 指定したリソース・セットの存続時間(リソースがユーザーのブラウザで期限切れになるまでの時間)を設定します。これは、イメージをドキュメントほどは頻繁にリロードしない場合など、キャッシング・ポリシーに役立ちます。
- expires
- 期限切れになるまでの秒数を指定します。存続時間を指定しない場合は
never
を指定します。デフォルト設定は0
(ゼロ)で、即時に期限切れになります。
- urlPattern
- 存続時間を適用するURLパターン(
urlPattern="*.gif"
など)を指定します。
- fileModificationCheckInterval
- ファイル変更チェックの有効時間(ミリ秒単位)を定義します。このプロパティは、HTMLファイルなどの静的ファイルにのみ適用されます。前回のチェック以降、ここで定義した時間内は、それ以上のチェックは不要です。0(ゼロ)または負の数を指定すると、常にチェックが発生します。デフォルトは
1000
です。パフォーマンス上の理由で、本番環境では大きい値(1000000
など)を使用することをお薦めします。
- id
- デプロイ時に生成された一意の内部識別子を定義します。
- jaznWebApp
- サーブレット実行のOracle Application Server JAASプロバイダとSingle Sign-On(SSO)のプロパティを構成します。特定のセキュリティ・サブジェクトの権限に基づいてサーブレットを起動するには、これらの機能を適切に設定する必要があります。
- authMethod
- サポートされている値は、
BASIC
(J2EE Basic認証用、デフォルト)およびSSO
です。HTTPクライアント認証にOracle Application Server Single Sign-Onを使用するには、SSO
を使用します。アプリケーションでカスタムLoginModule
インスタンスを使用する場合は、BASIC
モードを使用します。
- runAsMode
- 特定のサブジェクトの権限を使用してサーブレットを起動するには、
true
に設定します。サブジェクトはjavax.security.auth.Subject
クラスのインスタンスにより定義され、個人のような単一エンティティに関する一連のファクトを含みます。このようなファクトには、パスワードや暗号鍵など、識別およびセキュリティに関連する属性が含まれます。デフォルトのrunas-mode="false"
に設定すると、doasprivileged-mode
は無視されます。
- doAsPrivilegedMode
runAsMode
がtrue
に設定されている場合は、デフォルトのtrue
設定を使用すると、サーバーのアクセス制御制限による制限を受けずに特定のサブジェクトの権限を使用できます。JAASとこの要素について説明した機能の詳細は、Oracle Application Server Containers for J2EEセキュリティ・ガイドを参照してください。
- jspCacheDirectory
- JSPトランスレータからの出力ファイル用のベース・ディレクトリとして使用するJSPキャッシュ・ディレクトリを指定します。このディレクトリは、アプリケーション・レベルのTLDキャッシュのベース・ディレクトリとしても使用されます。デフォルト値は、アプリケーション・デプロイメント・ディレクトリに対する相対
./persistence
です。
- jspCacheTlds
- JSPページに対して永続TLDキャッシュを有効化するかどうかを指定します。TLDキャッシュは、グローバル・レベル(既知のタグ・ライブラリの場所にあるTLDファイルの場合)とアプリケーション・レベル(
/WEB-INF
ディレクトリにあるTLDファイルの場合)の両方に実装されます。値は、standard
(デフォルト)、on
またはoff
です。既知の場所は、jspTaglibLocations
に定義されています。これらの値の詳細は、Oracle Application Server Containers for J2EE JavaServer Pages開発者ガイドを参照してください。
- jspPrintNull
- JSPページからのNULL出力について、デフォルトのNULL文字列のかわりに空の文字列を出力するには、
false
に設定します。デフォルトはtrue
です。
- jspTaglibLocations
- 共有タグ・ライブラリの場所を定義します。この値を設定できるのは、グローバル・アプリケーション・レベルのみです。
- jspTimeout
- リクエストされなかった場合に、JSPページがメモリーから削除されるまでの秒数を示す整数値を指定します。これにより、一部のページが頻繁にコールされない場合にリソースが解放されます。デフォルト値は
0
(ゼロ)で、タイムアウトなしを意味します。
- logCompilationErrors
- JSPコンパイル・エラーをブラウザに記録するには
true
に設定します。デフォルトはfalse
です。
- mimeMappings
- 使用するMIMEマッピングを含むファイルへのパスを定義します。
- path
- ファイルのパスまたはURL(
orion-web.xml
ファイル位置への絶対パスまたは相対パス)。
- persistencePath
- サーバーの複数の再起動またはアプリケーションの複数の再デプロイの間に持続するように、サーブレットの
HttpSession
オブジェクトを格納する場所を指定します。指定するのは、application-deployments
ディレクトリにあるOC4J一時記憶域への相対パスです。デフォルト値はありません。値を定義しなければ、セッション・オブジェクトは複数の再起動または再デプロイにまたがって持続しません。この機能を使用するには、セッション・オブジェクトをシリアライズ可能(java.io.Serializable
インタフェースを直接または間接的に実装)またはリモート可能(java.rmi.Remote
インタフェースを直接または間接的に実装)にする必要があります。<orion-web-app>
要素の<cluster-config>
サブ要素に従って、OC4Jクラスタリングが有効化されている場合、persistence-path
属性は無視されます。
- requestTrackers
- リクエスト・トラッカとして使用するサーブレットを1つ以上指定します。リクエスト・トラッカは情報のロギングなどに役立ちます。ブラウザからサーバーに送信されたリクエストごとに、対応するレスポンスがコミットされた時点で(レスポンスが実際に送信される直前に)リクエスト・トラッカが起動します。個別のプロパティで1つずつ定義して複数のリクエスト・トラッカを使用できます。
- servletName
- 起動するサーブレット。
web.xml
ファイル内の対応する<servlet-name>
要素または<servlet-class>
要素(どちらも<servlet>
要素のサブ要素)に従って、サーブレット名またはクラス名を指定できます。
- servletChaining
- この要素には、現行のサーブレットのレスポンスが指定のMIMEタイプに設定されている場合にコールするサーブレットを指定します。指定したサーブレットは、現行のサーブレットの後にコールされます。これはサーブレットの連鎖と呼ばれ、特定の種類の出力をフィルタまたは変換するために使用されます。
- mimeType
text/html
など、連鎖をトリガーするためのMIMEタイプ。
- servletName
- 指定したMIMEタイプが検出されたときにコールするサーブレット。サーブレット名は、
global-web-application.xml
、web.xml
またはorion-web.xml
の<web-app>
要素での定義を介してサーブレット・クラスに関連付けられます。
- servletWebdir
- サーブレットをクラス名で起動するためのパスを指定します。URL内でこのパスの後にある値は、パッケージを含むクラス名とみなされます。たとえば、
servlet-webdir="/servlet/"
に設定してサーブレットをクラス名で起動する場合は、http://www.example.com:8888/servlet/foo.bar.SessionServlet
となります。通常、この機能はOC4Jスタンドアロン環境で開発およびテスト中に使用します。デプロイメントの場合、コンテキスト・パスとサーブレット・パスの定義には標準のweb.xml
メカニズムを使用します。
- sessionTracking
- このアプリケーションのセッション・トラッキング設定を指定します。Cookie対応ブラウザの場合、セッション・トラッキングはCookieを使用して実行されます。
- cookies
- セッションCookieを送信するには
enabled
(デフォルト)、この設定を無効化するにはdisabled
に設定します。
- cookieDomain
- Cookieに使用するドメインを指定します。この属性を使用して、複数のWebサイト間で単一クライアントまたはユーザーをトラッキングできます。この設定はピリオド(
.
)で始めて、.us.oracle.com
や.oracle.com
のように2つ以上の要素で構成する必要があります(例: <session-tracking cookie-domain=".us.oracle.com" / >
)。
この場合、ユーザーがドメイン・パターン.us.oracle.com
と一致するサイト(webserv1.us.oracle.com
やwebserv2.us.oracle.com
など)にアクセスするときには、同じCookieが使用されます。
- cookieMaxAge
- Cookieを保存する最大間隔(秒単位)またはブラウザを設定します。デフォルトでは、Cookieはブラウザ・セッション中はメモリーに保持され、その後は破棄されます。
- sessionTracker
- セッション・トラッカとして使用するサーブレット。セッション・トラッカは、セッションの作成直後、つまり、HTTPセッション・リスナー(
javax.servlet.http.HttpSessionListener
インタフェースを実装するクラスのインスタンス)のsessionCreated()
メソッドの起動と同時に起動します。
- servletName
- 起動するサーブレット。Webモジュールの
web.xml
ファイル内の対応する<servlet-name>
要素または<servlet-class>
要素(どちらも<servlet>
要素のサブ要素)に従って、サーブレット名またはクラス名を指定できます。
- simpleJspMapping
*.jsp
がアプリケーションに影響するいずれかのWebディスクリプタ(global-web-application.xml
、web.xml
およびorion-web.xml
)の<servlet>
要素内でoracle.jsp.runtimev2.JspServlet
フロントエンドJSPサーブレットにのみマッピングしている場合は、true
に設定します。これにより、JSPページのパフォーマンスを改善できます。デフォルト設定はfalse
です。
- sourceDirectory
development
属性がtrue
に設定されている場合は、自動コンパイルするサーブレット・ソース・ファイルの場所を指定します。デフォルトの場所は、サーブレット・ソース・ファイルが存在する場合は/WEB-INF/src
、それ以外の場合は/WEB-INF/classes
です。
- temporaryDirectory
- サーブレットとJSPページでスクラッチ・ファイルに使用できる一時ディレクトリへのパスを定義します。デプロイメント・ディレクトリへの絶対パスまたは相対パスを使用できます。デフォルト設定は
./temp
です。たとえば、サーブレットでは、ユーザーがフォームにデータを入力する際に情報をディスクに書き込んだり、情報をデータベースに書き込む前に暫定的または短期的に格納するために、一時ディレクトリを使用できます。
- virtualDirectories
- 静的コンテンツ用の仮想ディレクトリ・マッピングを追加します。これは、UNIXシステムにおけるシンボリック・リンクなどと概念的に似た方法で機能します。仮想ディレクトリにより、実際のドキュメントのルート・ディレクトリの内容を、WebアプリケーションのWARファイルに物理的に格納せずにアプリケーションで使用できます。これは、企業規模のエラー・ページを複数のWARページにリンクする場合などに有効です。
- realPath
- 実際のパスです(UNIXでは
/usr/local/realpath
、WindowsではC:¥testdir
など)。
- virtualPath
- 指定した実際のパスにマッピングする仮想パスです。
- webAppClassLoader
- Webモジュールの起動時にOC4Jサーバーに渡されるクラス・ロード指示を指定する場合に使用します。
- searchLocalClassesFirst
- システム・クラスの前にWARファイルのクラスを検索してロードするには、
true
に設定します。デフォルト設定はfalse
です。
- includeAarManifestClassPath
- WARファイル内でクラスを検索してロードするときに、searchLocalClassesFirst設定に関係なくWARファイルmanifestの
Class-Path
属性で指定されたクラスパスを含めない場合は、false
に設定します。デフォルト設定はtrue
です。
両方の属性がtrue
に設定されている場合は、WARファイルmanifestのCLASSPATHに定義されているクラスより前にWARファイルに物理的に常駐するクラスがロードされるように、CLASSPATH全体が構成されます。競合する場合は、WARファイルに物理的に常駐するクラスが優先されます。
Enterprise JavaBeansモジュール構成プロパティの設定
この項では、EARファイルにパッケージ化されたJ2EEアプリケーションのデプロイ時に設定できるOC4J固有のプロパティについて説明します。各プロパティは、orion-ejb-jar.xml
ディスクリプタの要素属性にマッピングします。
次のプロパティは、エンティティBean、セッションBeanおよびメッセージドリブンBeanについて異なる値に設定できます。
一般EJBプロパティ
次のプロパティは、デプロイ対象となるアーカイブ内の全EJBに適用されます。
- defaultMethodAccess
- ロール・マッピングに関連付けられていない、セキュアでないメソッドについて、デフォルトのメソッド・アクセス・ポリシーを設定します。メソッドは、自動的にデフォルトのセキュリティ・ロールにマッピングされます。
- impliesAll
- セキュアでないメソッドに対するセキュリティ・ロール・チェックを無効化するには、
true
(デフォルト)に設定します。false
に設定する場合は、name
属性に定義されているデフォルト・ロールを、プロパティusers
およびgroups
を介してOracle Application Server JAASプロバイダまたはXMLユーザーまたはグループにマッピングする必要があります。
- 名前
- セキュアでないメソッドのマッピング先となるデフォルトのセキュリティ・ロール。デフォルトは
<default-ejb-caller-role>
ロールですが、この値は任意の有効なロールに変更できます。
- groups
- セキュアでないメソッドへのアクセスにクライアントで使用される1つ以上のグループ名。
- ユーザー
- セキュアでないメソッドへのアクセスにクライアントで使用される1つ以上のユーザー名。
- deploymentVersion
- EJB JARのデプロイ先であるOC4Jのバージョン。これは内部的なサーバーの値です。
- persistenceManager
- コンテナ管理の永続性を使用する場合に、エンティティEJBの永続性レイヤーの管理に使用するコンポーネント、永続性マネージャを1つ以上定義します。OC4Jに使用するデフォルトの永続性マネージャはTopLinkユーティリティであり、デフォルトではOC4JにデプロイされるすべてのEJBがTopLink PMによって管理されます。TopLinkの構成は必要ありません。詳細は、Oracle TopLink スタート・ガイドを参照してください。
- className
- 永続性マネージャのJava実装クラスの完全修飾名。
- descriptor
- 永続性マネージャのデプロイメント・ディスクリプタ・ファイルのファイル名。
- 名前
- 使用する永続性マネージャ実装の名前。有効な値は、TopLinkを使用する場合は
toplink
、Orion CMP実装を使用する場合はorion
です。デフォルトはtoplink
です。
- pmProperties
- TopLink永続性マネージャの構成プロパティ。
- customizationClass
- TopLinkのマッピングとランタイム構成のランタイム・カスタマイズを可能にするためのオプション・フラグ。クラスを完全修飾し、デプロイ対象のEJB JARに含める必要があります。
- dbPlatformClass
- 特定のデータベースに固有のTopLinkサポートを含むTopLinkデータベース・プラットフォーム・クラス。完全修飾クラスを指定する必要があります。
- projectClass
- マッピング・メタデータを含むオプションのTopLinkプロジェクト・クラス。このクラスにより、descriptor属性に指定したTopLinkディスクリプタが置換されます。クラスが完全修飾され、デプロイ対象のEJB JARファイルに存在する必要があります。
- remoteRelationships
true
の場合、リモート・オブジェクト間の関連はエンティティのリモート・インタフェースを介して保守されます。このフラグの使用はEJB 2.0に準拠していないことに注意してください。デフォルトはfalse
です。
- sessionName
- デプロイ対象であるEJB JARの一意の名前。この名前は、OC4JにデプロイされてTopLinkで維持されるすべてのJAR間で一意である必要があります。値を指定しなければ、TopLink永続性マネージャにより一意の名前が生成されます。
- mode
- 更新を他のデータ・ストア・サーバーに同期的に伝播するか非同期で伝播するかを設定します。デフォルト値は
asynchronously
です。
- serverUrl
- データ・ストア・ホストへのURL。
- serverUser
- ホストへのアクセスに使用するユーザー名。
- dbTableGen
- TopLinkでマッピング対象のデータベース表を作成または使用する方法を指定します。エンティティのマッピングが定義済の場合、この設定は無視されます。値は次のとおりです。
- Create
- 表を作成しようとします。これはデフォルトです。
- DropAndCreate(削除して作成)
- 既存の表を削除してから再作成しようとします。
- UseExisting(既存の表を使用)
- 既存の表を使用します。
- extendedTableNames
true
に設定するのは、生成される表名が短いために一意でない場合のみです。エンティティのマッピングが定義済の場合、この設定は無視されます。デフォルトはfalse
です。
エンティティBeanプロパティの設定
次のプロパティは、EJBアーカイブに含まれるエンティティBeanに適用されます。
- callTimeout
- リソースがビジネス/ライフ・サイクル・メソッドを起動するまで待機する最大時間を指定します。これは、ビジネス・メソッドを起動できる期間のタイムアウトではありません。タイムアウトに達すると、
TimedOutException
がスローされます。これにより、データベース接続が除外されます。デフォルトは90000
ミリ秒です。タイムアウトが永久になるように設定する場合は0
に設定します。詳細は、『Oracle Application Serverパフォーマンス・ガイド』のEJBに関する項を参照してください。
- cmpFieldMappings
- 単一のコンテナ管理永続性フィールドの情報を定義します。サブタグを使用して別の動作を定義しなければ、フィールドは認識される基本型のシリアライズまたはネイティブ処理を介して維持されます。属性は次のとおりです。
- 名前
- 永続性フィールドの名前。
- ejbReferenceHome
- フィールドのJNDI位置。フィールドがエンティティEJBObjectまたはEJBHomeの場合は、リモートEJBホームとなります。
- persistenceName
- データベース表内のフィールド名。
- persistenceType
- フィールドの型。値はデータベース固有です。
- copyByValue
- EJBコール内の受信および送信パラメータをすべてコピー(クローン)するかどうかを指定します。アプリケーションで、処理速度向上のためにパラメータ値のコピー・セマンティクを使用しない場合は、
false
に設定します。デフォルトはtrue
です。
- dataSource
- コンテナ管理の永続性(CMP)使用の場合に使用されるデータソース名を指定します。
- delayUpdatesUntilCommit
- このプロパティは、コンテナ管理の永続性(CMP)エンティティBeanの場合にのみ有効です。
true
(デフォルト)に設定すると、トランザクション・データのフラッシュはコミット時まで遅延されます。
ejbRemove()
メソッドとfinderメソッドを除き、すべてのEJBメソッドの起動完了後に永続性データを更新するには、この値をfalse
に設定します。
- disableWrapperCache
- このEJBのラッパー・クラス・キャッシュを無効化するには、
true
に設定します。
- doSelectBeforeInsert
- データベースへの挿入前に
SELECT
文を実行するかどうかを指定します。追加のSELECT文では、通常、重複を避けるために挿入前にエンティティの有無がチェックされます。デフォルト値はtrue
です。パフォーマンスのため、追加のSELECT文が実行されないように、このプロパティをfalse
に設定することをお薦めします。ただし、エンティティに対して一意キー制約が定義されていない場合は、この値をfalse
に設定すると重複するINSERTの検出を回避できます。この場合に重複するINSERTを回避するには、この値をtrue
に設定しておきます。
- exclusiveWriteAccess
- EJBサーバーにデータベース・バックエンドへの書込み(更新)アクセス権があるかどうかを指定します。これを使用できるのは、読取り専用ロック・モードを使用するエンティティBeanの場合のみです。この場合は、共通Bean操作のパフォーマンスが向上し、より適切なキャッシュ処理が可能になります。このパラメータは、使用されるコミット・オプション(EJB仕様の定義に従ってA、BまたはC)に対応します。このプロパティを
true
に設定すると、コミット・オプションAが使用されます。デフォルトは、lockingMode
がoptimistic
またはpessimistic
に設定されているBeanの場合はfalse
、lockingMode
がread-only
に設定されている場合はtrue
です。
- findByPrimaryKeyLazyLoading
- 遅延ロードをオンにして、
select()
finderメソッドの単一実行のみを規定する場合は、true
に設定します。エンティティBeanのfinderメソッドの場合、遅延ロードをオンにすると、このメソッドが複数回起動される可能性があります。デフォルトはfalse
です。
- finderMethods
- EJBのホーム・インタフェースの
findByXXX()
メソッド内で選択基準を定義するプロパティが含まれます。
- partial
- 指定した問合せが部分的なものかどうかを指定します。部分問合せは、SQL問合せのWHERE句またはORDER句(問合せがORDERで始まる場合)です。デフォルトは
true
で、問合せがデフォルトで部分的なものであることを示します。false
に設定すると、完全問合せが問合せ属性の値として入力されます。問合せの結果セットにCMPフィールドがすべて含まれることを確認してください。これは、表結合などを含む拡張問合せを実行する場合に有用です。
- query
WHERE
キーワードに続くセクションであるSQL文の問合せ部分を定義します。専用トークンは、メソッド引数の番号を示す$number
と、cmp-field名を示す$name
です。たとえば、cmp-fieldがage
の場合、findByAge(int age)
の問合せは$1 = $age
となります。
- lazyLoading
- 遅延ロードをオンにして、
select()
finderメソッドの単一実行のみを規定する場合は、true
に設定します。デフォルトはfalse
です。
- prefetchSize
- Oracle JDBCドライバには拡張機能が組み込まれており、問合せ中に結果セットが移入される間にクライアントにプリフェッチする行数を設定できます。これにより、データ・フェッチのたびに複数のデータ行をフェッチすることでデータベースへのラウンドトリップが減少し、追加のデータは後からクライアントがアクセスできるようにクライアント側のバッファに格納されます。プリフェッチする行数は必要に応じて設定できます。クライアントにプリフェッチされる行数のデフォルトは
10
です。JDBCドライバでプリフェッチを使用する方法の詳細は、『Oracle9i JDBC開発者ガイドおよびリファレンス』を参照してください。
- forceUpdate
- OC4Jで
ejbStore()
メソッドを起動してEJBライフサイクルを実行できるようにするには、true
に設定します。これにより、一時フィールド内のデータが管理され、メソッドのコール時に適切な永続性フィールドが設定されます。たとえば、イメージをメモリーには特定のフォーマットで保存し、データベースには別のフォーマットで格納できます。デフォルトはfalse
です。
- instanceCacheTimeout
- エンティティのラッパー・インスタンスが識別情報に割り当てられている秒数を指定します。「never」を指定すると、ラッパー・インスタンスはガベージ・コレクションが実行されるまで保持されます。デフォルトは
60
秒です。
- iorSecurityConfigs
- 相互運用性に関するCSIv2セキュリティ・ポリシーを構成します。詳細は、Oracle Application Server Containers for J2EEセキュリティ・ガイドを参照してください。
- isolation
- データベース処理の分離レベルを指定します。
- Oracleデータベースに有効な値は、
serializable
およびcommitted
(デフォルト)です。
- Oracle以外のデータベースに有効な値は、
none
、committed
、serializable
、uncommitted
およびrepeatable_read
などです。
- location
- このEJBがバインドされるJNDI名を定義します。
- lockingMode
- リソース競合を管理するためにブロックする時期またはパラレル実行する時期を指定する同時モードを構成します。値は次のとおりです。
- optimistic
- 複数のユーザーがエンティティBeanをパラレルに実行できます。リソース競合は監視されないため、データ整合性はデータベースの分離モードに依存します。これはデフォルトです。
- pessimistic
- リソース競合が管理され、パラレル実行は禁止されます。エンティティBeanを実行できるユーザーは、1度に1人のみとなります。
- read-only
- 複数のユーザーがエンティティBeanをパラレルに実行できます。ただし、コンテナではBeanの状態の更新が禁止されます。
- maxInstances
- インスタンス化またはプールされた状態を維持するBean実装インスタンスの最大数を設定します。デフォルトは
0
で、無限を意味します。
- maxTxRetries
- システム・レベルの障害が原因でロールバックされたトランザクションを再試行する回数を指定します。デフォルトは
0
です。通常は再試行を介して解決できるエラーが表示された場合にのみ、再試行を追加する必要があります。たとえば、シリアライズ可能な分離を使用していて、競合が存在する場合にトランザクションを自動的に再試行する必要がある場合は、再試行を使用します。ただし、競合が存在する場合にBeanに通知する必要がある場合は、このプロパティを0
に設定しておきます。
- minInstances
- インスタンス化またはプールされた状態を維持するBean実装インスタンスの最小数を設定します。デフォルトは
0
です。
- 名前
- 標準EJBデプロイメント・ディスクリプタ(
ejb-jar.xml
)のアセンブリ・セクションにあるBean名と一致するBean名を指定します。
- poolCacheTimeout
- Bean実装インスタンスがプールされた状態または未割当ての状態で維持される秒数を定義します。
0
を指定すると、インスタンスはガベージ・コレクションが実行されるまで保持されます。デフォルトは60
です。
- primkeyMapping
- EJBの主キーとして機能する永続性フィールドを、データが維持されるデータベース表内の対応する列にマッピングします。
- 名前
- EJBの永続性フィールド。
- persistenceName
- データベース列。
- table
- コンテナ管理の永続性を使用する場合にデータが維持されるデータベース表の名前。
- txRetryWait
- トランザクションの再試行を待機する間隔(秒単位)を指定します。デフォルトは
60
秒です。
- updateChangedFieldsOnly
- コンテナが
ejbStore()
の起動時にCMPエンティティBean用の記憶域を維持するために、変更されたフィールドのみを更新するか全フィールドを更新するかを指定します。デフォルトはtrue
で、変更されたフィールドのみが更新されることを示します。
- validityTimeout
- エンティティがリロードされる前にキャッシュ内で有効になっている最大時間(ミリ秒単位)を設定します。これは、レガシー・システムからの更新がほとんどない疎結合環境で有用です。この属性は、ロック・モードが
read_only
で、exclusiveWriteAccess
プロパティがtrue
(デフォルト)に設定されているエンティティBeanにのみ有効です。EJBが通常は外部で変更されない場合(表がほとんど更新されず、キャッシュ更新が必要な場合)は、この属性をデータが外部で変更されると思われる間隔に対応する値に設定します。データが外部で変更されることがない場合は、値を0
または-1
に設定して、このオプションを無効化できます。外部で変更されることのない読取り専用EJBの場合、キャッシュ内のデータは常に有効です。
セッションBeanプロパティの設定
次のプロパティは、EJBアーカイブに含まれるエンティティBeanに適用されます。
- callTimeout
- リソースがビジネス/ライフ・サイクル・メソッドを起動するまで待機する最大時間を指定します。これは、ビジネス・メソッドを起動できる期間のタイムアウトではありません。デフォルトは
90000
ミリ秒です。タイムアウトが永久になるように設定する場合は0
に設定します。詳細は、『Oracle Application Serverパフォーマンス・ガイド』のEJBに関する項を参照してください。
- copyByValue
- EJBコール内の受信および送信パラメータをすべてコピー(クローン)するかどうかを指定します。アプリケーションで、処理速度向上のためにパラメータ値のコピー・セマンティクを使用しない場合は、
false
に設定します。デフォルトはtrue
です。
- idleTime
- ステートフル・セッションEJBに適用されるタイムアウト(秒単位)を指定します。値が
0
または負の値の場合、すべてのタイムアウトが無効化されます。デフォルトは1800
秒(30分)です。タイムアウト・パラメータは、ステートフル・セッションBeanの非アクティブ時間のタイムアウトです。30秒ごとに、プール・クリーン・アップの論理が起動されます。この論理内では、タイムアウト値を渡すことでタイムアウトになったセッションのみが削除されます。タイムアウトは、アプリケーションによるステートフル・セッションBeanの使用に基づいて調整してください。たとえば、ステートフル・セッションBeanがアプリケーションにより明示的に削除されず、アプリケーションで多数のステートフル・セッションBeanが作成される場合は、タイムアウト値を小さくすることができます。
- iorSecurityConfigs
- 相互運用性に関するCSIv2セキュリティ・ポリシーを構成します。詳細は、Oracle Application Server Containers for J2EEセキュリティ・ガイドを参照してください。
- location
- このEJBがバインドされるJNDI名を定義します。
- maxInstances
- メモリー内でインスタンス化またはプールされた状態で許容されるBeanインスタンスの最大数を定義します。この値に達すると、コンテナは最も古いBeanインスタンスをメモリーから非アクティブ化しようとします。失敗すると、コンテナは
callTimeout
で設定されたミリ秒数だけ待ってから、Beanインスタンスが非アクティブ化、remove()
メソッドまたはBeanの期限切れによりメモリーから削除されたかどうかを調べ、その後でクライアントにTimeoutExpiredException
がスローされます。0
(デフォルト)に設定すると、許容されるBeanインスタンス数は無制限になります。このプロパティは、ステートレス・セッションBeanとステートフル・セッションBeanの両方に適用されます。
- maxInstancesThreshold
maxInstances
に設定した値に関して非アクティブ化が開始される前に存在できるアクティブBeanの数を指定します。パーセンテージに変換される整数を指定します。たとえば、maxInstances
が100
でmaxInstancesThreshold
が90
パーセントであれば、Beanの非アクティブ化はアクティブBeanインスタンス数が合計90
を超えた時点で発生します。デフォルトは90
です。0
に設定すると、この機能が無効化されます。
- maxTxRetries
- システム・レベルの障害が原因でロールバックされたトランザクションを再試行する回数を指定します。デフォルトは
0
です。通常は再試行を介して解決できるエラーが表示された場合にのみ、再試行を追加する必要があります。たとえば、シリアライズ可能な分離を使用していて、競合が存在する場合にトランザクションを自動的に再試行する必要がある場合は、再試行を使用します。ただし、競合が存在する場合にBeanに通知する必要がある場合は、このプロパティを0
に設定しておきます。
- memoryThreshold
- 非アクティブ化が発生する前に使用済JVMメモリーが許容される数のしきい値を定義します。パーセンテージに変換される整数を指定します。指定した値に達すると、アイドル・タイムアウトに達していなくてもBeanが非アクティブ化されます。デフォルトは
80
パーセントです。無効化するにはnever
を指定します。
- minInstances
- インスタンス化またはプールされた状態で維持されるBean実装インスタンスの最小数を設定します。この設定は、ステートレス・セッションBeanにのみ有効です。デフォルトは
0
です。
- 名前
- 標準EJBデプロイメント・ディスクリプタ(
ejb-jar.xml
)のアセンブリ・セクションにあるBean名と一致するEJBの名前を定義します。
- passivateCount
- リソースしきい値のいずれかに達した場合に非アクティブ化されるBeanの数を定義します。Beanの非アクティブ化は、最も長い間使われていないアルゴリズムにより実行されます。デフォルトでは、Bean数は
maxInstances
の設定値の3分の1です。無効化するには、カウントを0
または負の値に設定します。
- persistenceFilename
- OC4Jの再起動でセッションが格納されるファイルへのパスを定義します。
- poolCacheTimeout
- ステートレス・セッションがプールにキャッシュされたまま保持される時間(秒単位)を設定します。プール内で割り当てられていないBeanはすべて、指定の間隔で削除されます。デフォルトは
60
秒です。0
または負の値を指定すると、Beanはプールから削除されません。
- replication
- ステートフル・セッションBeanの状態のレプリケーションの構成を定義します。値は、
VMTermination
、EndOfCall
またはNone
(デフォルト)です。
- resourceCheckInterval
- OC4Jがすべてのリソースをチェックして、指定のしきい値を超えているかどうかを調べる間隔(秒単位)を設定します。しきい値のいずれかに達している場合は、非アクティブ化が発生します。デフォルトは
180
秒(3分)です。無効化するには0
に設定します。
- timeout
- ステートフル・セッションEJBについて、プールからの削除準備が完了しているとみなされるまでの非アクティブ時間のタイムアウトを定義します。値が
0
または負の場合は、すべてのタイムアウトが無効化されます。デフォルトは1800
秒(30分です)。アプリケーションによるステートフル・セッションBeanの使用に基づいてタイムアウトを調整してください。たとえば、ステートフル・セッションBeanがアプリケーションにより明示的に削除されず、アプリケーションで多数のステートフル・セッションBeanが作成される場合は、タイムアウト値を小さくすることができます。プール・クリーン・アップの論理は30秒間隔で起動されることに注意してください。
- txRetryWait
- トランザクションの再試行を待機する間隔(秒単位)を指定します。デフォルトは
60
秒です。
メッセージドリブンBeanプロパティの設定
次のプロパティは、デプロイ対象となるアーカイブ内のメッセージドリブンBeanに適用されます。各プロパティは、orion-ejb-jar.xml
ディスクリプタの<message-driven-deployment>
要素の属性またはサブ要素に関係します。
- connectionFactoryLocation
- 使用するコネクション・ファクトリのJNDI位置。JMS宛先コネクション・ファクトリは、connection-factory-location属性に指定します。構文は、
java:comp/resource
+ <resource provider name> + TopicConnectionFactories
またはQueueConnectionFactories
+ <user defined name>です。ConnectionFactories
プロパティでは、定義するファクトリのタイプの詳細を記述します。
- dequeueRetryCnt
- リスナー・スレッドがデータベース・フェイルオーバーの発生後にJMSセッションの再取得を試行する頻度を指定します。デフォルトは
0
です。この値は、コンテナ管理トランザクションにのみ使用します。
- dequeueRetryInterval
- 再試行間隔を指定します。デフォルトは
60
秒です。
- destinationLocation
- 使用する宛先(キュー/トピック)のJNDI位置を指定します。JMS宛先はdestination-location属性に指定します。構文は、"java:comp/resource" + リソース・プロバイダ名 + "Topics"または"Queues" + 宛先名です。TopicまたはQueueには、定義する宛先のタイプの詳細を記述します。宛先名は、データベースに定義されている実際のキュー名またはトピック名です。
- listenerThreads
- トピックまたはキューで受信JMSメッセージをリスニングするために生成されるリスナー・スレッドの数を設定します。複数のスレッドが同時にJMSメッセージを使用します。トピックに対するスレッドは1つのみですが、キューには複数のスレッドが可能です。デフォルトは
1
スレッドです。
- maxInstances
- このプロパティは設定せず、かわりに
listenerThreads
を使用してください。
- minInstances
- このプロパティは設定しないでください。
- 名前
- EJBアーカイブにパッケージ化されたJ2EE標準EJBデプロイメント・ディスクリプタ(
ejb-jar.xml
)のアセンブリ・セクションにあるEJB名と一致するEJBの名前。
- resourceAdapter
- このBeanで使用するコネクション・ファクトリにより作成されるリソース・アダプタの名前。この値は、OC4J固有のリソース・アダプタ・ディスクリプタ
orion-ra.xml
内で定義されます。
- subscriptionName
- Beanがトピックを表す場合は、トピック・サブスクリプション名。
- transactionTimeout
- コンテナ管理のトランザクションMDBのトランザクション・タイムアウト間隔(秒単位)を設定します。デフォルトは
86400
秒(1日)です。この期間内に完了しなかったトランザクションはロールバックされます。
Webサービス構成プロパティの設定
各プロパティは、oracle-webservices.xml
ディスクリプタの要素属性にマッピングします。
一般Webサービス・プロパティの設定
次のプロパティは、アーカイブを使用してデプロイされるすべてのWebサービスに適用されます。
- contextRoot
- 公開されるWebサービスのルート・コンテキストを指定します。これは、EJB 2.1のWebサービスの場合にのみ必須です。指定しなければ、サーバーはEJB JARファイル名から
.jar
拡張子を除いた値にデフォルト設定されます。たとえば、foo-ejb.jar
は/foo-ejb
に変換されます。JavaクラスのWebサービスの場合、コンテキスト・ルートは親アプリケーションのapplication.xml
ディスクリプタに指定されたコンテキスト・ルートから導出されます。
Webサービス記述プロパティの設定
次のプロパティは、デプロイ対象となるアーカイブ内のWebサービスに適用されます。
- downloadExternalImports
- 相対インポートをダウンロードして絶対URLに解決する必要があるかどうかを指定します。
true
に設定すると、resolveRelativeImports
は自動的にtrue
に設定されます。デフォルトはfalse
です。
- exposeTestpage
- テスト・ページを公開するには
true
に設定します。デフォルトはtrue
です。
- exposeWsdl
- Webサービスを記述するWSDLファイルを公開するには、
true
に設定します。デフォルトはtrue
です。
- 名前
- Webサービスとして実装されるEJB用のWebサービスの名前を定義します。この値は、J2EEの標準EJBデプロイメント・ディスクリプタ(
ejb-jar.xml
)に定義されている名前と一致します。
- resolveRelativeImports
- 相対インポートを強制的に絶対URLに解決するには、
true
に設定します。downloadExternalImports
がtrue
の場合、このプロパティは自動的にtrue
に設定されます。
- wsdlFileFinalLocation
- Webサービスを記述する、最後に更新されたWSDLのURIを指定します。
- wsdlPublishLocation
exposeWsdl
がtrue
に設定されている場合は、WSDLへのURIを指定します。
アプリケーション・クライアント構成プロパティの設定
この項では、JARまたはCARファイルにパッケージ化されたアプリケーション・クライアントのデプロイ時に設定できるOC4J固有のプロパティについて説明します。各プロパティは、orion-application-client.xml
ディスクリプタの要素属性にマッピングします。
- clientInvocationMappings
- OC4Jコンテナの起動時に起動するクライアント・モジュールを構成します。
- autoStart
- クライアントをOC4Jとともに起動するには
true
に設定します。
- user
- クライアントを実行するユーザーの一意の識別子。
- path
- クライアントJARファイルへのパス。親アプリケーションのルートへの絶対パスまたは相対パスを使用できます。
- arguments
- 起動時にクライアントの
main()
メソッドに渡す1つ以上の文字列引数。
- mailSessions
- メール・セッションのリソースを構成します。
- description
- リソースの説明(オプション)。
- location
- メール・セッションのバインド先JNDI位置。
- smtpHost
- SMTPを使用する場合は、使用するSMTPホストの名前またはIPアドレス。
- username
- 必要な場合は、リソースへのログインに使用するユーザー名。
- password
- リソースへのアクセスに使用するパスワード。
- properties
- メール・セッションに名前/値ペアとして与える必要のある追加のプロパティを指定できます。例:
name="mail.from" value="mail.sender@server.com name="mail.transport.protocol" value="smtp" name="mail.smtp.from" value="mail.sender@server.com
- ejb-ref
- クライアントで使用するEJBのホーム・インタフェースへの参照を宣言するために使用します。
- location
- OC4JがEJBをバインドするJNDI位置。
- 名前
- アプリケーション・クライアントで使用するEJB参照名。
リソース・アダプタ・プロパティの設定
この項では、RARファイルにパッケージ化されたリソース・アダプタのデプロイ時に設定できるOC4J固有のプロパティについて説明します。各プロパティは、oc4j-ra.xml
ディスクリプタの要素属性にマッピングします。リソース・アダプタ構成の詳細は、『Oracle Containers for J2EE Resource Adapter Administrator's Guide』を参照してください。
- connectionPools
- 共有接続プールを定義する名前と1つ以上の名前/値ペア。
- maxConnections
- プール内の最大許容接続数。値を指定しなければ、接続数は無制限になります。
- minConnections
- 最小接続数。0(ゼロ)より大きい値の場合は、OC4Jの初期化時には指定した数の接続がオープンされます。必要な情報が初期化時に使用できないと、OC4Jが接続をオープンできないことがあります。たとえば、JNDI情報は初期化が完了するまで使用できないため、接続にJNDI参照が必要な場合には作成できません。デフォルト値は
0
です。
- scheme
- 接続の最大許容数に達した後にOC4Jが接続リクエストを処理する方法を定義します。次の値を1つ指定する必要があります。
- dynamic
- OC4Jは、最大制限に違反する場合も新規接続を作成してアプリケーションに戻します。このように制限に違反する接続がクローズされると、接続プールに戻されるかわりに破棄されます。
- fixed
- アプリケーションが接続をリクエストした場合に最大制限に達していると、OC4Jは例外をスローします。
- fixed_wait
- OC4Jは、使用中の接続がプールに戻されるまで、アプリケーションの接続リクエストをブロックします。
waitTimeout
が指定されている場合は、指定の時間制限内に接続が使用可能にならないと、OC4Jが例外をスローします。
- waitTimeout
- maxConnectionsを超えており、fixed_waitスキームが有効な場合に、OC4Jが使用可能な接続を待機する最大秒数。それ以外の場合、このプロパティは無視されます。
- connectorFactories
- J2EEコネクタ・アーキテクチャ準拠のインストール済リソース・アダプタを定義するプロパティ。
- connectionFactoryInterface
javax.jms.QueueConnectionFactory
など、管理コネクション・インスタンスを作成するファクトリの名前。
- connectorName
- コネクタの名前。
- description
- コネクタの簡潔な説明(オプション)。
- location
- OC4Jがコネクション・ファクトリをバインドするJNDI位置。たとえば、値を
eis/myEIS1
に設定すると、アプリケーション・コンポーネントでは位置java:comp/env/eis/myEIS1
でJNDI参照を使用してコネクション・ファクトリを参照できます。
- configProperties
connectionFactoryInterface
に定義されているコネクタ・ファクトリの構成プロパティ。構成プロパティはコネクタ固有であり、リソース・アダプタとともにパッケージ化されているJ2EEデプロイメント・ディスクリプタ(ra.xml
)の<config-property>
要素に定義されています。JCA 1.0リソース・アダプタの場合、<config-property>
要素は<resourceadapter>
要素のサブ要素です。JCA 1.5の場合は、<connection-definition>
要素内にあります。
- connectionPooling
- 使用する接続プールを定義するプロパティ。
- use
- コネクション・ファクトリに接続プールを使用するかどうかと、使用する場合は、共有プールとプライベート・プールのどちらを使用するかを指定します。この属性に可能な文字列値は次のとおりです。
- shared
- このコネクション・ファクトリ構成には共有接続プールが使用されます。
- private
- このコネクション・ファクトリ構成には、後述の
properties
フィールドに定義した非共有のプライベート接続プールが使用されます。
- none
- このコネクション・ファクトリ構成には、接続プーリングは無効です。
- log
- このコネクタについてOC4Jにより生成されるログ・ファイルへのパス。パス名を指定しない場合、またはディレクトリが存在しない場合、ロギングは有効化されません。例:
./logConnFctry1.log
- securityConfig
- 使用するセキュリティ・メカニズムと、コネクタからEISへのアクセスに必要な対応する資格証明情報を指定します。
- use
- 使用するセキュリティ・メカニズム。指定できるメカニズムは1つのみです。有効な値は
jaasModule
、principalMappingEntries
またはprincipalMappingInterface
です。
- jaasModule
- JAASを使用している場合は、使用するJAASアプリケーションの名前。
- principalMappingEntries
- プリンシパル・マッピング・エントリ・メカニズムを使用している場合は、次の値を指定します。
- defaultMapping
- デフォルト・リソース・プリンシパルのリソース・ユーザー名とパスワードを指定します。このプリンシパルは、開始ユーザーが現行の開始プリンシパルに対応しているプリンシパル・マッピング・エントリが存在しない場合に、EISへのログオンに使用されます。
- principalMappingEntries
- 開始プリンシパル・ユーザー名とリソースのユーザー名およびパスワードを指定します。これにより、開始プリンシパルがEISへのログインに使用するリソースのプリンシパルとパスワードにマッピングされます。
- principalMappingInterface
- OC4J固有のプログラム的なコンテナ管理サインオン・メカニズム(
oracle.j2ee.connector.PrincipalMapping
インタフェースを実装するクラスを利用)を使用している場合は、次の値を指定します。
- implClass
oracle.j2ee.connector.PrincipalMapping
インタフェースを実装するクラス。このクラスを含むJARファイルを、圧縮解除されたRARファイルを含むディレクトリに配置する必要があります。
- properties
- ログインに使用されるユーザー名とパスワード。
- xaRecoveryConfig
- 2フェーズ・コミット・トランザクションのリカバリ中にEISにログインする権限を持ったユーザーのユーザー名とパスワード。
関連項目
アプリケーションのデプロイ
アプリケーションのデプロイ用の構成
Copyright © 1997, 2009, Oracle. All rights reserved.