UIComponentクラス: oracle.adf.view.rich.component.rich.output.RichMedia
コンポーネントのタイプ: oracle.adf.RichMedia
mediaコンポーネントは、ユーザー・エージェントに埋め込まれたプレーヤで、オーディオ、ビデオ、イメージなどメディア・コンテンツを表示します。メディア・コントロールは、source属性で指定されたメディアを適切なメディア・プレーヤで表示します。特別なメディア・プレーヤを使用する場合は、player属性で指定できます。メディア・コントロールでは、メディアの表示に最適なプレーヤを決定する方法、およびメディア・プレーヤのサイズ指定といった、クロス・プラットフォームにおけるメディア表示の2つの難しい要素をインテリジェントに処理します。
メディア・コントロールは、次の手順で最適なメディア・プレーヤを選択します。
mediaコンポーネントでは、メディア・コントロールのサイズ設定に対して2つの方法がサポートされています。それは、width属性およびheight属性を設定してユーザー・エージェントでメディア・コントロール用に予約されたスペースを指定する方法と、innerWidth属性およびinnerHeight属性を設定してメディア・リソース・コンテンツのサイズを指定する方法です。異なるプレーヤおよび異なるプレーヤ・コントロール構成で幅および高さを正確に指定するのはほぼ不可能であるため、innerWidthおよびinnerHeightを指定することをお薦めします。メディア・コントロールのサイズが前述の方法のいずれかで指定されていない場合は、メディア・リソースのコンテンツ・タイプで決定された、デフォルトの内部サイズが使用されます。これはオーディオ・コンテンツで正常に機能しますが、コンテンツでクリッピングが発生したり、ビデオ・コンテンツで多くのスペースが使用されることもあります。
プレーヤのタイプがlinkであるか、mediaコンポーネントがリンク・プレーヤに依存する場合、リンクをクリックしたときの動作は、Webサーバーが特定のメディア・タイプ用に送信したMIMEタイプに依存します。これは通常、web.xmlデプロイメント・ディスクリプタまたはWebサーバー全体の構成ファイル内で設定されます。詳細はサーブレット仕様を参照してください。
Example: <mime-mapping> <extension>wmv</extension> <mime-type>video/x-ms-wmv</mime-type> </mime-mapping>
型 | フェーズ | 説明 |
---|---|---|
org.apache.myfaces.trinidad.event.AttributeChangeEvent | アプリケーションの起動、 リクエスト値の適用 |
属性変更を記述するために配信されるイベント。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
名前 | 型 | ELのサポート | 説明 |
---|---|---|---|
attributeChangeListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | 属性変更リスナーへのメソッド・リファレンス。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
autostart | boolean | あり | メディア・リソースのロードおよびユーザーのイテレーションなしで自動再生するブール値。trueに設定すると、メディア・リソースがロードされ、できるだけ早く再生されます。 |
binding | oracle.adf.view.rich.component.<wbr/>rich.output.RichMedia | ELのみ | コンポーネント・インスタンスをBean上に格納するELリファレンス。これは、バッキングBeanからコンポーネントへのプログラム的なアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をバッキングBeanに移動するために使用できます。 |
clientComponent | boolean | あり | クライアント側のコンポーネントが生成されるかどうか。このフラグを設定してもしなくてもコンポーネントは生成されますが、クライアントJavascriptがコンポーネント・オブジェクトを必要とする場合、コンポーネントの存在を保証するにはtrueに設定する必要があります。現在デフォルトで生成されるクライアント・コンポーネント・オブジェクトは、将来は存在しない可能性があります。このフラグを設定することがコンポーネントの存在を保証する唯一の方法であり、クライアントは暗黙的な動作に依存できません。ただし、このフラグの設定にはパフォーマンス・コストが伴うため、絶対に必要でないかぎり、クライアントではクライアント・コンポーネントを有効にすることを避ける必要があります。 |
contentType | String | あり | ソースのURIで返された、メディア・コンテンツのMIMEタイプ。この属性は、メディア・プレーヤの選択、プレーヤのコントロールの構成方法およびメディア・プレーヤのデフォルト・サイズの決定時のヒントとして使用します。これが指定されていない場合は、ソースのURIの拡張子から、この情報が取得されます。 |
controls | String | あり | 有効な値: noneVisible、none、typical、all、minimal ユーザーがメディアの再生で使用するコントロールのセット。同じ値について表示される実際のコントロール・セットは、プレーヤにより異なる場合があります。同様に、コントロールが占めるスペースも、メディア・プレーヤ間で異なります。このため、メディア・コントロールのサイズをinnerWidthおよびinnerHeightではなくwidthおよびheight属性で指定すると、問題が発生することがあります。
この属性のデフォルトは |
customizationId | String | あり | この属性は推奨されていません。永続的なカスタマイズを適用するには、id属性を使用する必要があります。この属性は、次のリリースでは削除されます。 |
height | String | あり | メディア・プレーヤおよびそのコンテンツ用に予約する高さ(ピクセル単位)。メディア再生コントロール用に追加で必要になる高さは、メディア・プレーヤ間で異なり、メディア・プレーヤで表示されるコントロールに依存します。この属性より、innerHeight属性を使用することをお薦めします。
height属性とinnerHeight属性の両方を指定した場合は、height属性が使用されます。 高さの指定がない場合、メディア・コントロールの高さはinnerHeightを算出し、メディア・プレーヤ・コントロールの表示に必要な高さを追加することで決定します。 |
id | String | なし | コンポーネントの識別子。識別子は、HTMLで許可される構文のサブセットに準拠している必要があります。
|
inlineStyle | String | あり | このコンポーネントに対して使用するCSSスタイル。これは、基本スタイルの変更用です。inlineStyleは、コンポーネントのルートDOM要素に適用されるCSSスタイルのセットです。inlineStyleのCSSプロパティが対象となるDOM要素に影響を与えない場合は、スキンを作成し、特定のDOM要素をターゲットにしたスキニング・キーを使用する必要があります(::label、::icon-styleなど)。 |
innerHeight | int | あり | メディア・プレーヤのコンテンツ用に予約する高さ(ピクセル単位)。これは通常、表示するメディア・リソースの高さのピクセル値に設定されます。
innerHeightの指定がない場合、innerHeightは表示するメディア・リソースのコンテンツ・タイプに基づいてデフォルト設定されます。 height属性とinnerHeight属性の両方を指定した場合は、height属性が使用されます。 |
innerWidth | int | あり | メディア・プレーヤのコンテンツ用に予約する幅(ピクセル単位)。これは通常、表示するメディア・リソースの幅のピクセル値に設定されます。
innerWidthが指定されていない場合、innerWidthは表示するメディア・リソースのコンテンツ・タイプに基づいてデフォルト設定されます。 width属性とinnerWidth属性の両方を指定した場合は、width属性が使用されます。 |
partialTriggers | String[] | あり | 部分更新をトリガーするコンポーネントのID。このコンポーネントは、トリガー・コンポーネント上でリスニングします。トリガー・コンポーネントの1つがなんらかの更新を発生させるイベントを受信した場合、このコンポーネントも更新されることをリクエストします。識別子はソース・コンポーネント(このコンポーネント)に対して相対的であり、NamingContainerで構成されている必要があります。コンポーネントがすでにネーミング・コンテナ内にある場合、単一のコロンを使用するとページのルートから検索を開始でき、複数のコロンを使用するとNamingContainerを上方向に移動できます。たとえば、::を前に置くと、コンポーネントのネーミング・コンテナ(または、コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体)から出てそこから検索を開始します。:::を前に置くと、2つのネーミング・コンテナ(コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体も含まれます)から出てそこから検索を開始します。 |
playCount | int | あり | メディア・リソースを再生する回数。ゼロに設定した場合、リソースはユーザーが再生を停止するまでループします。 |
player | String | あり | 有効な値: windows、quicktime、link、real メディア・リソースの再生にどのメディア・プレーヤを使用するか。可能な場合、メディア・コントロールはこのリクエストに対応します。ただし、リクエストされたプレーヤがユーザー・エージェントで使用できない場合、またはリクエストされたプレーヤでメディア・リソースを再生できない場合、代替のプレーヤが使用されます。すべての場合において、他のプレーヤが使用できない場合、またはなんらかの理由でリクエストされたプレーヤで再生できない場合、linkプレーヤが使用されます。
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rendered | boolean | あり | コンポーネントがレンダリングされるかどうか。falseに設定した場合、このコンポーネントについて出力は配信されません(コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません)。 |
shortDesc | String | あり | コンポーネントの短い説明。このテキストは、通常、ツールチップ・ヘルプ・テキストを表示するためにユーザー・エージェントによって使用されます。この場合、ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップは切り捨てられます。フォーム・コンポーネントの場合、shortDescはノート・ウィンドウに表示されます。 |
source | String | あり | メディア・リソースの場所を指定するURI。contentTypeの指定がないとき、contentTypeはソース属性の拡張子で推測されます。 |
standbyText | String | あり | メディア・リソースのロード中にメディア・プレーヤに表示するメッセージ。 |
styleClass | String | あり | このコンポーネントに対して使用するCSSスタイル・クラス。スタイル・クラスは、jspxページまたはスキニングCSSファイルなどで定義できます。または、AFInstructionTextのようなパブリック・スタイル・クラスの1つを使用できます。 |
visible | boolean | あり | コンポーネントの可視性。falseの場合、コンポーネントはクライアント上で非表示となります。renderedとは異なり、これはサーバーでのライフサイクルには影響を与えません(コンポーネントに実行済バインディングがある、など)。コンポーネントの可視性は、クライアント上で切り替えるか、PPRを使用して切り替えることができます。renderedがfalseの場合、コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません。ほとんどの場合、visibleプロパティのかわりにrenderedプロパティを使用します。 次のレンダーキットではサポートされていません。 org.apache.myfaces.trinidad.core |
width | String | あり | メディア・プレーヤおよびそのコンテンツ用に予約する幅(ピクセル単位)。メディア・プレーヤ・コントロールで必要になる追加の幅は、メディア・プレーヤ間で異なり、メディア・プレーヤで表示するコントロールに依存します。この属性よりinnerWidth属性を使用することをお薦めします。
width属性とinnerWidth属性の両方を指定した場合は、width属性が使用されます。 高さの指定がない場合、メディア・コントロールの幅はinnerWidthを算出し、メディア・プレーヤ・コントロールの表示に必要な幅を追加することで決定します。 |