単一の値を受け入れる入力フォーム要素をページに挿入します。
JSP構文
<jbo:InputSelectLOV
datasource="datasourceInstanceName"
[ dataitem="attributeName" ]
displaydatasource="datasourceId"
displaydataitem="attributeName"
displayvaluedataitem="attributeName"
formname="HTMLFormName"
[ lovurl="LOV's JSP page" ]
/>
説明
ユーザーは、別のJSPページに表示されるLOV(値リスト)から値を選択します。LOV選択リスト・ページには検索フィールドも表示され、ユーザーは、LOVの表示属性に一致する値をこのフィールドに入力することにより、LOVリストに表示される選択肢を限定できます。
注意: 指定した単一属性のリストを表示する<jbo:InputSelect>
データ・タグとは異なり、InputSelectLOVデータ・タグで作成されるLOVには、一連の属性を指定して表示できます。これにより、LOVに複数列を表示することが可能になり、ユーザーは選択の基準となる詳細な情報を得ることができます。
InputSelectLOVタグには、2つのデータソース(データベースから選択肢を表示するためのデータソースおよびデータベースの値を更新するためのデータソース)が必要です。LOV選択リストには、通常は複数の属性のデータが表示されるため、データベースの更新に使用する単一の属性を選択する必要があります。たとえば、LOV選択リストに表示される製品リスト表から顧客注文表を更新する場合、表示属性にはproduct_id、product_descriptionおよびproduct_quantityが含まれるが、(顧客注文表の更新に使用する)特定のデータ属性はproduct_idという場合があります。
入力レンダラでは、すべての値がデータベースの記憶域用文字列に変換されます。
ビジネス・コンポーネントの開発者がデータ項目(属性)に対してビジネス・コンポーネント・コントロール・ヒントを定義している場合、InputSelectLOVデータ・タグは、ビジネス・コンポーネント・コントロール・ヒントの書式ヒントを使用して属性値の出力書式を設定します。
ブラウザに関する注意
Netscape Navigatorをブラウザとして使用している場合、データを正しくレンダリングするには、HTMLの<form> </form>
タグの内部にタグを挿入する必要があります。
Service Pack 1(SP1)を使用するMicrosoft Internet Explorer(IE)をブラウザとしてインストールしている場合、LOVウィンドウはモーダル・ウィンドウとして表示されません。この場合、ユーザーは、LOVから値を選択する前にメイン・ページに戻ることができます。この動作が必要でない場合は、SP1を使用しないIEをインストールしてアプリケーションを実行してください。
属性
datasource: ユーザーの選択によって更新される表を表すデータソースID。データソースは、データ・タグを使用して作成します。
注意: このデータ・タグを使用する場合は、制約なし(非依存)ビュー・オブジェクトをデータソースとして使用する必要があります。使用しない場合は、データ・タグは完全な問合せを生成できません。デフォルトの問合せが依存ビュー・オブジェクトに対して実行されている場合は、常にマスター・ビュー・オブジェクトによって制限され、インスタンス化されたマスター・ビュー・オブジェクトまたはデータソースがない場合は、例外がスローされます。InputSelectLOVデータ・タグのデータソース定義には、制約のないビュー・オブジェクトを使用するのが適切です。制約のないビュー・オブジェクトを使用するには、アプリケーション・モジュール・ビュー使用方法の編集ウィザードから選択します。制約のないビュー使用方法(オブジェクト)を使用するもう1つの方法は、CreateViewObjectデータ・タグを使用して動的に作成する方法です。
dataitem: LOV選択から更新されるデータを含む、(データソース内の)特定のビュー・オブジェクト属性の名前。属性名は表の列を表します。AttributeIterateタグの本体内では必要ありません。
displaydatasource: LOV選択リストに表示される表を表すデータソースID。データソースは、データソースのデータ・タグを使用して作成します。
displaydataitem: LOV選択リストに表示されるデータを含む、(displaydatasource内の)1つ以上のビュー・オブジェクト属性の名前。LOVを1つの列に表示する場合は、属性名を1つ入力します。複数の列に表示する場合は、複数列のLOVを表示するために属性名をカンマ区切りリストで入力します。たとえば、「AttributeName1,AttributeName2,AttributeName3
」と入力すると、3つの表示属性によって定義される3列でLOVが表示されます。
displayvaluedataitem: (displaydatasource内の)特定のビュー・オブジェクト属性の名前。これに含まれる選択値は、dataitemおよびdatasourceで識別される表の属性を更新する際に使用されます。また、データ属性の値は、ユーザーが選択した後に入力フィールドに表示されます。
ヒント: ユーザーに対して表示するには、指定するデータ属性をdisplaydataitemパラメータ・リストに含める必要があります。リストに含めない場合、選択して入力フィールドに入力した値がLOV選択リストに表示されたデータと一致しない理由について、ユーザーが疑問を持つ場合があります。
formname: <jbo:inputSelectLOV>
タグのあるHTMLフォーム・タグの名前。
lovurl: オプション。LOV選択リスト・タグを実装する、作成したJSPファイルの場所。LOVのURLを指定しない場合は、指定した属性値を使用して、<jbo:InputSelectLOV>
タグによって(lovcomp.jsp
という名前で)デフォルトのLOVページが作成されます。
例
<jbo:InputSelectLOV datasource="Orders" dataitem="Contactname"
displaydatasource="customers" displaydataitem="Lastname"
displayvaluedataitem="Id" formname="form1" />
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