ライブラリ管理について

ライブラリには、内部および外部の2つのカテゴリがあります。詳細

内部ライブラリ定義はプロジェクト・ファイル内( .jprファイル内)で永続化されるため、このプロジェクトを開いたすべてのユーザーがいつでも利用できます。ただし、内部ライブラリ定義は他のプロジェクトでは共有できません。内部ライブラリをプロジェクトに追加するには、「プロジェクト・プロパティ」ダイアログのライブラリとクラスパス・ページで「JAR/ディレクトリの追加」をクリックします。方法

外部ライブラリ定義は、独自のスタンドアロン・ライブラリ定義ファイル(.libraryファイル)内で永続化されています。そのため、外部ライブラリは、ソース・コントロールまでチェックし、任意の数のプロジェクトから参照し、さらにJavaソース・ファイルと同様にチーム環境内のすべてのユーザー間で共有できます。方法

外部ライブラリには独自の一意のURLがあるため、プロジェクトに外部ライブラリを追加すると、そのURLがプロジェクトに追加されます。詳細

ユーザー・ライブラリを作成する場合、これは個々のユーザー環境に関連するオブジェクトとなります。ユーザー・ライブラリはチーム・メンバー間で共有するものではなく、チーム間で共有されるプロジェクトで永続的に参照することはできません。ユーザー・ライブラリは開発およびデバッグに便利ですが、共有プロジェクト内で参照として残しておくことはできません。

プロジェクトが永続的に依存するライブラリを作成する場合は、ソース・コントロールまでチェックされる新規ライブラリを作成し、すべてのユーザーが共有できる定数オブジェクトをプロジェクトが参照できるようにする必要があります。

次に例を示します。

Pに格納されたプロジェクト(MyProject)がライブラリを安全に参照するために、Lにライブラリ定義(MyLibrary.library)を作成します。それ以降は、すべてのプロジェクトがライブラリを参照でき、すべてのユーザーが独自のライブラリ定義を作成せずにプロジェクトを安全に開くことができます。

可能な場合は、プロジェクト内の外部ライブラリへの参照は、プロジェクト自体に対して相対的なURL値として格納されます。したがって、Pに格納されたMyProject.jpr内からLに格納されたMyLibrary.libraryへの参照を含める場合、MyProject.jprに含まれる参照は「..¥lib¥MyLibrary.library」と表示されます。MyProject.jprおよびMyLibrary.libraryがソース・コントロール内の同じ相対的位置に格納されているかぎり、問題はありません。これは、プロジェクト・ファイル内で他のすべてのプロジェクト・コンテンツが参照される仕組みと同じです。

まとめると次のようになります。

これで、ライブラリがソース・コントロール内に作成され、すべてのプロジェクトおよびユーザーが使用できます。ライブラリ定義(内部および外部の両方)内の参照は、ライブラリの場所に対して相対的であることに注意してください。これは、ライブラリのクラスパス、ドキュメント・パスおよびソースパスで参照されるあらゆるデータがソース・コントロールまでチェックされ、組織全体のすべてのユーザーのパスが正しく解決される必要があることを意味します。


アプリケーションおよびプロジェクトの管理