<af:insertTextBehavior>

insertTextBehavior insert text behavior


insertTextBehaviorタグは、コマンド・コンポーネント(たとえばボタン)がクリックされたときにテキストを入力コンポーネントに挿入するための宣言的方法です。このタグは、リッチ・クライアントのみサポートしているため、サーバーでレンダリングされたコンポーネントでは無視されます。

insertTextBehaviorタグでは、サーバー側イベントの配信が自動的に取り消されます。そのため親コンポーネントのactionListenerまたはaction属性は無視されます。これは無効にできません。サーバー側の機能もトリガーする必要がある場合、開発者はAdfCustomEventおよびaf:serverListenerを使用するクライアント・リスナーを追加して、サーバー側のイベントを配信できます。

例:

この例では、ボタンをクリックすると、IDがsomeInputであるinputText内の選択された位置に「hello world」を挿入します。

<source>
            <af:commandToolbarButton text="Insert text at Selection">
                <af:insertTextBehavior for="someInput" value="hello world"/>
            </af:commandToolbarButton>

</source>

属性

名前 ELのサポート 説明
for String あり 挿入が実行されるinputコンポーネントのID。1つのコロンで始まるIDは、(コロンを除いた後)絶対値として扱われます。その他のIDは、inputを含むコンポーネントに対して相対的に解決されます。
value String あり テキストを表す文字列。呼び出されると、現在のカーソル位置または選択された位置に挿入されます。
triggerType String なし テキストの挿入をトリガーするイベント・タイプ。デフォルトはactionです。