コード監査とは、プログラミング規格を定義している規則およびコード測定に準拠しているかどうかについてのコードの静的な分析のことです。コード監査では、コードの改善および保守を困難にしている不具合が検出されます。JDeveloperのコード監査ツールを使用すると、このような不具合を検出および修正できます。コンパイルが不可能または実行不可能な場合でも、コードの監査は可能です。
コード監査は、構文が正しいかどうかではなく、プログラミング規格に準拠しているかどうかを調べるものです。監査のフォーカスは、基本的にコード監査の規則およびコード測定のセットであるプロファイルによって定義されます。
規則とは、ある機能の有無に関する定性試験のことです。たとえば、Javaコーディングの共通のスタイルとして、クラス名を大文字にする必要があります。規則に準拠していない場合は、違反が発生します。詳細
コード測定は、サイズまたは複雑さの定量測定です。たとえば、メソッドのサイズが大きすぎたり、メソッドで扱うケースの数が多すぎる場合、その機能の一部を別のメソッドに委譲する必要があります。指定の上限を超えると、しきい値超過異常が発生します。詳細
プロファイルを作成してカスタマイズし、使用する規則を選択して個々の規則のパラメータを設定できます。詳細は、それぞれのコード監査規則およびコード測定を参照してください。詳細
JDeveloperのコード監査およびコード測定の機能は拡張できます。コード監査およびコード測定は、それぞれカスタマイズおよび拡張可能なソース・コード分析および変換フレームワークのある2つの側面です。コード監査およびコード測定用のパブリックAPIは、oracle.jdeveloper.auditパッケージです。
Javaコードの監査方法
監査ツールをソース・ファイルに対して実行し、コード監査レポートを生成します。方法
編集中にコード監査を行う場合は、コード・アシストを使用します。コード監査違反は編集時にハイライト表示され、自動修正を適用できます。
コマンドラインからコード監査を実行して、コード監査レポートを生成します。方法
コード監査レポートには、規則違反および測定結果がツリー構造で表示されます。ツリーの各行は構成メンバーまたは違反のいずれかに対応しており、その構成メンバーまたは理論上の違反に対するすべての測定値が含まれます。構成メンバーとはメソッド、クラス、ファイル、プロジェクトまたはワークスペースです。
コード監査レポートの表示
コード監査レポートの解釈
コード監査プロファイルの管理
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