デプロイメント・プロファイルについて

デプロイメント・プロファイルは、プロジェクトまたはアプリケーションのデプロイを管理するアプリケーションまたはプロジェクトのプロパティです。デプロイメント・プロファイルでは、ソース・ファイル、デプロイメント・ディスクリプタ、パッケージ化される他の補助ファイル、作成されるアーカイブ・ファイルのタイプと名前、依存に関する情報、プラットフォーム固有の説明などの情報を指定します。方法

注意: デプロイメント・プロファイルは、アプリケーションを外部のサーバーにデプロイするためにアーカイブの設定を定義する際に使用します。

デプロイメント・プロファイルには、アプリケーション・レベルで作成されるものとプロジェクト・レベルで作成されるものがあります。アプリケーション・レベルでは次のものが作成されます。

プロジェクト・レベルで使用可能なデプロイメント・プロファイルは、プロジェクトに選択されたプロジェクト・テクノロジによって異なります。

デプロイメント・プロファイルは、次の様々な方法で作成できます。

既存のデプロイメント・プロファイルを変更するには、次の手順を実行します。

デプロイメント・プロファイルをアクティブにするには、次の手順を実行します。

プロジェクトおよびそのプロジェクトが依存するプロジェクトがコンパイルされ、パッケージ化されます。

構成について

構成は、コンポーネント・ファイルからアーカイブ・ファイルをアセンブルするプロセスです。構成は、「デプロイメント・プロファイルのプロパティ」ダイアログの「ファイル・グループ」ブランチで指定します。

「ファイル・グループ」ブランチはファイル・グループのリストで構成され、各グループでコンポーネントを指定します。パッケージ化されたアーカイブは、すべてのファイル・グループを統合したものです。ファイル・グループの順序によって名前の競合が解決されます。2つのファイルに同じ名前が付けられている場合、リストの上位のファイル・グループ内のファイルが含められ、下位のファイル・グループ内のファイルが省略されます。

新規に作成されたデプロイメント・プロファイルには、1つ以上の事前定義済ファイル・グループが含まれます。ファイル・グループは追加、削除および編集できます。

ファイル・グループは、一連のフィルタで抽出されたソース元によって定義されます。ソース元はソース・ファイル、JARファイルおよびそれらを含めるために選択されたディレクトリです。フィルタは、ソース元またはソース元のコンポーネントのサブディレクトリおよびファイルに適用される規則であり、パッケージ化するセットおよびファイルを識別します。ファイル・グループには、次の3つの種類があります。

デプロイメントの依存性について

アプリケーションのコンポーネント間でのデプロイメントの依存性は、プロジェクトのデプロイメント・プロファイルに指定されます。プロジェクトのデプロイメント・プロファイルに、直接のアップストリームであるプロジェクトのプロファイルを指定します。デプロイメント・プロファイルがデプロイメント用にアクティブになっている場合、その依存性が最初にデプロイされます。

デプロイメント・プロファイルの「プロファイルの依存性」ページで、デプロイメント・プロファイル依存性を設定します。現行ワークスペース内のデプロイメント・プロファイルのみがリストに表示され、選択できます。詳細は、「ヘルプ」をクリックしてください。

次のようなプロファイル依存性を選択できます。

あるプロジェクトに含まれているプロファイルをデプロイするとき、そのプロジェクトに、他のプロファイルに関するプロファイルとプロファイルの依存性がある場合、そのプロファイルには、プロジェクトで指定されている依存性がデプロイ時に組み込まれます。たとえば、Project1.jprファイルにServlet1.javaが含まれ、そのファイルがejb1.jarに依存し、project2.jprファイルにMySessionEJBejb1.jarが含まれている場合は、最初のプロジェクトをデプロイすると、EARファイルにwebapp1.warejb1.jarの両方が含まれます。

共通JARファイルを共有するJAR、WAR、EJB JARモジュール間のプロファイル依存性を作成するときは、META-INF/MANIFEST.MF Class-Path属性を使用して、デプロイ時にまとめてJARファイルをリンクできます。「デプロイメント・プロファイルのプロパティ」のJARオプション・ページで、「manifestファイルを含める(META-INF/MANIFEST.MF)」を選択します。これによって、共通JARの1つの共有コピーが、EARファイルに組み込まれます。

依存プロジェクトには独自の依存性を指定できますが、循環依存を回避する必要があります。JDeveloperで循環依存が発生した場合、デプロイは試行されますが、ログ・ウィンドウに警告が表示されます。


関連項目

アーカイブ・ファイルへのデプロイ

アプリケーションのデプロイ

アプリケーションのデプロイ用の構成