JSFナビゲーション・ダイアグラマを使用すると、JSFアプリケーションのページおよびページ間のナビゲーションをダイアグラムの形式で計画できます。
アプリケーションのページはアイコンで表され、ページ間のナビゲーションは線で表されます。ダイアグラム上で表現されたナビゲーションは、アプリケーションのfaces-config.xml
ファイルのナビゲーション・ケースに反映されます。
JSFナビゲーション・ダイアグラムが表示されると、コンポーネント・パレットも表示されます。コンポーネント・パレットのJSFダイアグラム・オブジェクト・ページには、JSFナビゲーション・ダイアグラムで使用できる要素のエントリが表示されます。JSFダイアグラム要素をJSFナビゲーション・ダイアグラムに追加するには、追加する要素をコンポーネント・パレットから選択します。ダイアグラムに要素を組み込む方法は、要素によって異なります。
このトピックでは、次の項目について説明します。
JSFナビゲーション・ダイアグラムは、次の作業を行うためのワークベンチです。
JSFアプリケーションに対するナビゲーション・ダイアグラムを表示する手順は、次のとおりです。
faces-config.xml
)をダブルクリックして開きます。ナビゲーション・ダイアグラムを保存する手順は、次のとおりです。
JSFアプリケーションに対するナビゲーション・ダイアグラムを最初に表示したとき(通常はアプリケーション・ナビゲータで構成ファイルをダブルクリック)、JDeveloperによって、レイアウトなどのダイアグラムの詳細が格納されるダイアグラム・ファイルが作成されます。このダイアグラム・ファイルは、アプリケーションに必要なすべての設定が格納されるJSF構成ファイルとともに管理されます。つまり、バージョニングまたはソース・コントロールを使用している場合は、ダイアグラム・ファイルが、それによって表される構成ファイルとともに含まれます。
「カテゴリ別にグループ化」を使用してアプリケーション・ナビゲータを表示することを選択した場合(デフォルト)、構成ファイルとそのダイアグラム・ファイル(存在する場合)の両方を表すJSF構成ファイルのエントリが1つ表示されます。「ディレクトリでグループ化」を使用してすべてのファイルを表示することを選択した場合、これらの2つのファイルが別々のノードとして表示されます。この場合、構成ファイルには完全ファイル名が使用され(faces-config.xmlなど)、ダイアグラム・ファイルには、JSF構成ファイルの名前に拡張子.jsf_diagramが付いた名前が使用されます(faces-config.jsf_diagramなど)。
JSF構成ファイルにまだ変更を加えていなくても、JSF構成ファイルを最初に開いたときには、変更があったことを示す状態で構成ファイル・ノードがアプリケーション・ナビゲータに表示されます。これは、アプリケーション・ナビゲータに表示されたノードがJSF構成ファイルとナビゲーション・ダイアグラムの両方を表しているためです。JSF構成ファイルが変更されていなくても、ナビゲーション・ダイアグラムが作成されています。
同様に、レイアウトの変更など、JSF構成ファイルに影響を与えない変更をナビゲーション・ダイアグラムに加えた場合、アプリケーション・ナビゲータ内のノードは変更が加えられたことを示します。
大規模アプリケーションまたは複雑なアプリケーションの場合は、ダイアグラムのロードに時間がかかる場合があり、ファイル自体のサイズも大きくなる可能性があります。JSF構成ファイルに対するJSFダイアグラム・ファイルを作成する必要がない場合は、デフォルト・エディタとしてダイアグラムを使用しないようにJDeveloperを設定できます。この場合、特に要求しないかぎり、ダイアグラム・ファイルは作成されません。
JSFナビゲーション・ダイアグラムに自動的に要素をレイアウトするには、次のようにします。
JSFナビゲーション・ダイアグラムをリフレッシュして、JSF構成ファイルに対する変更を反映する手順は、次のとおりです。
JSF構成ファイルの現在の状態でダイアグラムをリフレッシュするには、「ダイアグラムのリフレッシュ」を選択します。
ダイアグラムのリフレッシュ速度は、ダイアグラム内のノード数およびノード間の連結数によって異なります。
JSFナビゲーション・ダイアグラムに対する変更を保存します。
ナビゲーション・ダイアグラマを使用して、JSFページを追加、編集、名前変更および削除できます。
関連付けられたWebページはJSFナビゲーション・ダイアグラムに表示されなくなります。ファイルを作成している場合は、アプリケーション・ナビゲータの「ViewController」プロジェクトの下にある「Webコンテンツ」フォルダから引き続き使用可能です。
Webページを手作業で編集した場合、JSFナビゲーション・ダイアグラムもJSF構成ファイルも自動的に更新されません。
JSFナビゲーション・ダイアグラムでJSFページの名前を変更するということは、元の名前のページをダイアグラムから削除し、新しい名前の新規ファイルを追加するということです。そのページに下層ページがある場合は、それらのページは元の名前でファイル・システムに残ります。ダイアグラム上では、ページが存在していないことを示すアイコンでページが表されます。
同様に、作成済のJSFページがダイアグラムに表示されていて、そのページの名前をナビゲータで変更した場合も、元のファイルを削除し、新しいファイルを作成したことになります。ダイアグラムには元の名前が残り、ページが存在しないことを示すページ・アイコンが表示されます。
JSFナビゲーション・ダイアグラムでページの名前を変更すると、JSF構成ファイル上のナビゲーション・ルールとそのケースに影響します。
JSFナビゲーション・ダイアグラムからWebページを表示する手順は、次のとおりです。
ナビゲーション・ダイアグラマを使用して、ページ間のナビゲーション・ケースを削除できます。
対応する<navigation-case>
がJSF構成ファイルから削除されます。
関連付けられたWebページはダイアグラムに引き続き表示され、ページが作成されている場合は、アプリケーション・ナビゲータの「ViewController」プロジェクトの下にある「Webコンテンツ」フォルダから引き続き使用可能です。
ダイアグラムでナビゲーション・ケースのラベルを編集した場合は、関連付けられた<navigation-case>
がJSF構成ファイルで更新されます。
JSFナビゲーション・ダイアグラムでナビゲーション・ケースを作成した場合、そのナビゲーション・ケースのリンク先はダイアグラムでは変更できません。ダイアグラムで既存のナビゲーション・ケースのリンク先を変更するには、既存のナビゲーション・ケースを削除し、正しいリンク先に対して新規ナビゲーション・ケースを作成します。
JSFダイアグラム・ファイルのサイズが大きく、JSFナビゲーション・ダイアグラマで開くのに時間がかかる場合は、別のエディタでJSF構成ファイルを開くかどうかを尋ねられる場合があります。
JSFナビゲーション・ダイアグラムでナビゲーション・ケースのプロパティを表示する手順は、次のとおりです。
ナビゲーション・ケースはダイアグラム上に実線で表示され、<from-outcome>
要素の値がラベルとして表示されます。
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