参照ページまたは詳細ページで永続コンポーネント属性を変更すると、JDeveloperではページのファイル名を使用してXMLメタデータ変更永続性ファイルが作成され、このXMLファイルがmdssys/cust/user
フォルダのサブフォルダに格納されます。たとえば、参照ページ用に作成されるXML変更永続性ファイルはBrowse.jspx.xml
です。
JDeveloperでは、デフォルトでmdssys/cust/user
フォルダがJDeveloperをインストールしたsystem11.1.1.1.x.x.x/o.mds.dt/adrs/<application_name>/AutoGeneratedMar/mds_adrs_writedir
ディレクトリに作成されます。たとえば、C:/JDeveloper_Home/jdeveloper/system11.1.1.1.x.x.x/o.mds.dt/adrs/CustomizeApp/AutoGeneratedMar/mds_adrs_writedir
です。
mdssys/cust/user
フォルダでは、XMLメタデータ変更永続性ファイルがユーザーIDでソートされた異なるサブフォルダに格納されます。たとえば、mdssys/cust/user/user1
(user1
はユーザーID)です。
また、カスタマイズはアプリケーションの実行間でもデフォルトで保持されます。これは、アプリケーションを停止してから再実行すると、前回の実行時の変更内容がすべて表示されることを意味します。デフォルト設定は、「アプリケーション・プロパティ」ダイアログで変更できます。
アプリケーションの実行間でカスタマイズを保持しないように選択すると、JDeveloper内でアプリケーションを実行するたびに、メタデータ変更永続性ファイルとmdssys/cust/user
フォルダ全体が削除されます。メタデータ変更永続性ファイルを保存する場合は、mdssys/cust/user
フォルダ全体とその内容のコピーを必ず作成してください。
MDSを使用するように構成した実際のアプリケーションをデプロイする際に、管理者にはMDSリポジトリの選択を求めるプロンプトが表示されます。スタンドアロン・サーバーにデプロイされる標準的なアプリケーションの場合、アプリケーションをパーソナライズする際に作成されたメタデータ変更永続性ファイルは、選択したMDSリポジトリに格納されます。
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