その他のCVS構成情報

推奨のCVSクライアント・ソフトウェアとその場所

JDeveloperがマシン上のCVSクライアントへのパスを検出すると、JDeveloperのCVS設定は、そのCVSクライアント(JDeveloperとともにインストールされた内部CVSクライアントではなく)を使用するようにデフォルトで設定されます。CVSクライアントへのパスが見つからない場合は、内部CVSクライアントを使用するように設定されます。

内部CVSクライアントは、ローカルCVSリポジトリ(つまり、ユーザーのマシンのリポジトリ)へのアクセスには使用できません。ローカルCVSリポジトリにアクセスする場合は、CVSの完全なクライアント/サーバー・バージョンをマシンにインストールし、JDeveloperのCVS設定を適切に設定する必要があります。

外部CVSクライアントを使用する場合は、次のクライアントをお薦めします。

CVSクライアント(CVSNTクライアントではなく)をCVSNTサーバーのCVSリポジトリに接続する場合は、CVSNTサーバーの互換性オプションを設定する必要があります。「CVS for NT」コントロール・パネルの「Compatibility」タブで、Emulate -n checkout bugを設定する必要があります。

注意: クライアント専用バージョンのCVSがすでにインストールされている場合があります。その場合、ローカルのCVSリポジトリにはアクセスできません。完全なクライアント/サーバー・バージョンをインストールしてください。CVSナビゲータで接続ノードを展開できない場合や、CVSウィザードの「モジュール・リストの取得」ボタンでモジュール・リストが開かない場合は、ローカルCVSリポジトリにアクセスを試みるクライアント専用CVSソフトウェアがインストールされていると考えられます。インストールされているCVSのタイプは、CVSコマンド・プロンプトからcvs -vと入力することで確認できます。クライアント専用バージョンがインストールされている場合は、バージョン情報行の最後に(client)と表示されますが、クライアント/サーバー・バージョンがインストールされている場合は(client/server)と表示されます。

ファイアウォールを介したCVSへのアクセス

ファイアウォールを介してCVSサーバーにアクセスする場合、接続するには次のどちらかの条件を満たす必要があります。

ログインの際に認証に失敗した場合は、CVSコマンドラインを使用して接続してください。それでも失敗した場合は、ファイアウォールによって接続がブロックされている可能性があるため、ネットワーク管理者に相談してください。

必要な場合は、ファイアウォールを介した接続をサポートするようにCVSルート変数の値を変更できます。詳細

CVS管理者とファイル・タイプの処理

CVS管理者は、JDeveloperで作成されるイメージ・ファイル形式などのバイナリ・ファイルが自動的に処理されるよう、CVSリポジトリを構成する必要があります。

他のファイル形式の場合は更新されるような状況で、これらのファイルに対してはマージが試みられます。これが行われないようにするには、CVSリポジトリの構成を変更する必要があります。

CVSの詳細は、CVSのドキュメントまたはWebサイト(http://www.cvshome.org)を参照してください。このサイトから、CVSのソフトウェアをダウンロードすることもできます。

SSH(Secure Shell)レベル1と2、CVSおよびJDeveloperの構成

JDeveloperには、CVSリポジトリにアクセスするために、SSHレベル2(SSH2)のサポートを直接使用する方法が用意されています。SSHレベル1を使用する方法もあります。いずれの方法についても「SSH(Secure Shell)、CVSおよびJDeveloperの構成」に説明されています。


JDeveloperでのConcurrent Versions System(CVS)の使用