CVSおよびJDeveloperについて

CVSは、開発者向けの多数のファイル管理機能が組み込まれている一般的なバージョン・コントロール・システムです。JDeveloperには、CVSをアプリケーション開発プロセスの統合部分として使用できるツールが用意されています。

CVSの概念の概要

一般にCVSではJDeveloperにアクセスできるファイルの共通リポジトリが使用されます。このリポジトリは、ソフトウェア・プロジェクトの開発時にユーザーおよびチームで共有します。リポジトリ内のファイルを変更するには、最初にファイルをチェックアウトし、CVSがだれがいつどのようにファイルにアクセスしたか追跡できるようにします。2人のチーム・メンバーが同時に同じファイルを編集する場合、CVSに含まれたツールがこれらの変更が競合するかどうかの判断をします。そして問題解決のために単一または包括的ファイル内の変更をマージする場合があります。最後に、CVSでは、これらの変更済ファイルをチェックインしてリポジトリに戻し、新しい内容やマージされた内容を含む最新のファイルにビルド・ツールでアクセスできるようにします。

CVSの設定

CVSを使用しはじめる前に、ユーザーまたはシステム管理者が初期手順を実行して、CVSがJDeveloperとともに動作することを確認する必要があります。一般に、これらのタスクを実行する必要があるのは、プロジェクトの開始時のみです。詳細

CVSをJDeveloperとともに動作するように設定するには、次のようにします。

推奨するCVSワークフロー

1度JDeveloperを設定してプロジェクト・ファイルをCVSリポジトリで使用できるようになると、ほとんどの場合、更新、チェックアウト、変更およびコミットの基本的な順序に従ったワークフローを使用します。さらに編集の競合を解決し、結果ファイルのリポジトリへのマージが必要になる場合もあります。

CVSを継続的に使用するには、次のようにします。


CVSおよびJDeveloperの設定
CVS内のブランチの使用
CVS内のファイルの使用
外部ツールおよびエクスポート機能の使用