詳細アイコン MDSを使用した変更永続性

ユーザー・カスタマイズまたは変更永続性により、エンド・ユーザーは実行時に個々のプリファレンスにあわせて特定のUIコンポーネントを変更できます(どの列を表で参照できるかなど)。ユーザー・カスタマイズには次の2つのタイプがあります。

このステップでは、リポジトリにMDSを使用してセッション間でユーザー・カスタマイズを有効化します。

MDSのユーザー・カスタマイズを有効化すると、次のコンテキスト初期化パラメータがweb.xmlに追加されます(まだ追加されていない場合)。

<context-param>
  <param-name>org.apache.myfaces.trinidad.CHANGE_PERSISTENCE</param-name>
  <param-value>oracle.adf.view.rich.change.FilteredPersistenceChangeManager</param-value>
</context-param>

CHANGE_PERSISTENCEの値が、MDSの変更永続性またはユーザー・カスタマイズを表すoracle.adf.view.rich.change.FilteredPersistenceChangeManagerに設定されます。

MDSの変更永続性を使用するには、次の要件もadf-config.xmlに適用されます(JDeveloperにより実行)。

<adf-faces-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/config">
  <persistent-change-manager>
    <persistent-change-manager-class>
     oracle.adf.view.rich.change.MDSDocumentChangeManager
    </persistent-change-manager-class>
  </persistent-change-manager>
</adf-faces-config>

MDSの変更永続性を使用するには、JDeveloperにより追加された要素に加えて、変更内容を保持するADF Facesコンポーネントに一意のId属性値が必要です。