アプリケーション・ナビゲータのJavaファイル用のコンテキスト・メニュー「開く」(またはファイルをダブルクリック)
Javaソース・エディタではJavaソース・ファイルが表示され、Javaコードを編集できます。Javaソース・エディタはJDeveloperに用意されている特殊な形式の汎用ソース・エディタで、XML、JSPおよびHTMLなど、複数のテクノロジ間でソース・コードを編集できます。
Javaソース・エディタのJava固有の機能に加えて、すべてのドメイン間でコーディングを拡張するためにJDeveloperに用意されている共通機能セットも使用できます。これらの機能は、コンテキスト・メニューまたは「ソース」メニューを介して使用できます。詳細
アプリケーション・ナビゲータでノードをダブルクリックすると、デフォルトのエディタが開かれるか、前景に表示されます。ソース・エディタでファイルを開くと、対応する要素が「構造」ウィンドウに階層形式で表示されます。「構造」ウィンドウでノードをダブルクリックすると、ソース・エディタに表示されているその要素の定義にフォーカスが移動します。
現在作業しているファイルに対応するノードをナビゲータで検索するには、メイン・メニューから「ナビゲート」「ナビゲータ内で選択」を選択します。または、キーボード・ショートカットを使用します(デフォルト・キーマップでは、[Alt]を押しながら[Home]を押します)。
Javaソース・エディタの動作は、「プリファレンス」ダイアログでプリファレンスを指定することでカスタマイズできます。方法
検索
ソース・エディタでインクリメンタル検索されるテキストを入力します。
次を検索
検索されているテキストの次の一致箇所に進む場合にクリックします。
前を検索
検索されているテキストの前の一致箇所に進む場合にクリックします。
クイック・アウトライン
クラスおよびそのスーパー・クラスのメソッドおよびフィールドに迅速に移動する場合にクリックします。
このアイコンをクリックすると、「クイック・アウトライン」ウィンドウが呼び出されます。このウィンドウはコードのすぐ上に浮かび、現在のクラスおよびそのスーパー・クラスの使用可能なメソッドおよびフィールドのツリーが表示されます。表示されるアイテムを減らすために、フィルタ・フィールドへの入力をすぐに開始できます。これによって、目的の場所に移動するための選択を迅速かつ簡単に行うことができます。
コード強調表示
カーソルが現在置かれているコード・コンポーネントのインスタンスをすべて強調表示する場合にクリックします。
すべての強調表示を取消
すべての強調表示を取り消す場合にクリックします。
アクセッサの生成
「アクセッサの生成」ダイアログを使用してgetメソッドとsetメソッドをクラスに挿入する場合は、クリックします。詳細
コードを囲む
「コードを囲む」ダイアログを使用して、Javaソース・エディタに記述されている文字列の現在選択されているブロックをコーディング構成メンバーで囲む場合は、クリックします。詳細
メソッドのオーバーライド
フォーカスされているクラスの継承メソッドをオーバーライドする場合にクリックします。詳細
インタフェースの実装
1つ以上のインタフェースを実装するようにターゲット・クラスを変更する場合に、またはターゲット・インタフェースを1つ以上の他のインタフェースに拡張する場合に、「インタフェースの実装」ダイアログを使用してクリックします。詳細
再フォーマット
コードにソースのフォーマットを適用する場合にクリックします。
ブックマークの設定
現在フォーカスされているコードの行に対するブックマークを挿入または削除する場合にクリックします。
次のブックマークに移動
次のブックマークにカーソルを置く場合にクリックします。
前のブックマークに移動
前のブックマークにカーソルを置く場合にクリックします。
ブックマークに移動
「ブックマーク」ウィンドウを使用して、選択したブックマークにカーソルを置く場合にクリックします。詳細
選択した要素のみを表示
エディタに特定の要素を1つのみ表示する場合にクリックします。この機能を使用すると、メソッド、クラス、内部クラスまたはフィールド宣言に厳密なフォーカスを置くことができます。ファイル最下部のメッセージは、選択した要素の表示モードが現在アクティブであることを示します。
[Shift]キーを押しながらマウスを変数またはメソッドの上に置くと、その定義をゴースト・ウィンドウに表示できます。この機能は、現在のコードからカーソルのフォーカスを移動せずにコードをすばやく表示できるので便利です。
垂直スクロール・バーのドラッグ中、バーの横に小さなヒント・ウィンドウが表示され、全部または一部が表示可能なメソッドが画面に表示されます。これにより、クイック・スクロール中にどのメソッドが表示されるかが、より容易にわかります。先頭がその時点で表示されていないメソッドの名前もわかります。
インクリメンタル検索を実行するには、メイン・メニューから「検索」「次をインクリメンタル検索」または「検索」
「前をインクリメンタル検索」を選択します。表示されるダイアログで検索する内容を入力します。入力すると、入力した特定の文字の組合せに該当する、前方または後方の次のインスタンスにカーソルが移動します。この検索機能ではワイルドカードはサポートされていません。
コードのブックマーク設定中には、次の機能を使用できます。
ショートカット・キー(アクセラレータ)とはキーの組合せであり、マウスではなくキーボードを使用して、移動またはなんらかの操作を実行するために使用できます。様々な事前定義済のキーマップから選択するか、または独自のアクセラレータを定義できます。
既存のアクセラレータの表示または変更、新規アクセラレータの定義、初期設定キーマップのロードを実行するには、メイン・メニューから「ツール」「プリファレンス」を選択して「プリファレンス」ダイアログを開き、ショートカット・キー・ページにナビゲートします。エディタのアクセラレータを表示または変更するには、「カテゴリ」リストから「コード・エディタ」を選択します。詳細は、[F1]を押すか、ダイアログ内で「ヘルプ」をクリックしてください。
ブロック・コメントは、「行コメントの設定」によって指定されます。デフォルト・キーマップでは、[Ctrl]+[Shift]+[/]または[Ctrl]+[/]として定義されています。
開いているJavaファイルの識別子のソースに移動するには、参照する識別子を右クリックし、「宣言に移動」を選択します。[Ctrl]キーを押しながら識別子をクリックして、そのソースに移動することもできます。ソースが使用できない場合は、JDeveloperがクラス・ファイルをリバース・エンジニアリングします。
参照できるのは、インポートされたクラスおよびインタフェース、メンバー・フィールドおよびメソッドと、ローカル変数です。メソッドまたはコンストラクタのコールを参照している場合、この宣言の検索により型を解決して、適切なメソッドまたはコンストラクタのコールを決定します。
たとえば、次のようなコードがあるとします。
import javax.swing.JButton;
...
JButton b1 = new JButton();
...
b1.SetText ("OK");
setText
の位置で宣言の検索を実行すると、javax.swing.JButton
のソース・コードが呼び出され、継承元のjavax.swing.AbstractButtonのsetText()
メソッドの部分が表示されます。
識別子を参照できない、またはカーソル位置に何もない場合、コンテキスト依存メニューのこの検索コマンドは無効になります。適切な移動先が見つからない場合や、アクセス制約(プライベート・メンバーなど)のために識別子を参照できない場合、Javaソース・エディタのステータス・バーには、その旨を示すメッセージが表示されます。
コード・インサイトを使用すると、コード作成のプロセスにかかる時間を短縮できます。コード・インサイトには、構文補完インサイトおよびパラメータ・インサイトの2種類があります。それぞれの機能を個別に使用可または使用不可にしたり、該当する挿入ポイントにカーソルを置いてからポップアップが表示されるまでの遅延時間(秒単位)もそれぞれ設定できます。
構文補完インサイトを起動するには、ピリオドを入力した後で休止するか、または[Ctrl]を押しながら[Space]を押します(デフォルト・キーマップの場合)。パラメータ・インサイトを起動するには、左丸カッコを入力した後、休止するか、または[Ctrl]、[Shift]および[Space]を同時に押します(デフォルト・キーマップの場合)。いずれのタイプのインサイトも、終了する場合は[Esc]を押します。キーマップを変更すると、これらのキーボード・アクセラレータが変わる場合があります。
「コード・インサイト」の設定を変更するか、アクセラレータを表示または変更するには、メイン・メニューで「ツール」「プリファレンス」を選択して「プリファレンス」ダイアログを開き、該当のページを表示します。
コード・テンプレートを使用して、コード作成のプロセスにかかる時間を短縮することもできます。コード・テンプレートは、一連の文字(ショートカット)で構成され、これらの文字が、テンプレート、テンプレート・コード自体、およびそのコードに関連するインポートを起動するために使用されます。必要に応じて、既存のテンプレートを編集したり、独自のテンプレートを作成できます。方法
コード・テンプレートを起動するには、テンプレートに対応するショートカットを入力してその直後にカーソルを置き、[Ctrl]を押しながら[Enter]を押します。キーマップを変更すると、このキーボード・アクセラレータは変わる場合があります。
たとえば、for
ループに既存のテンプレートを使用した場合は、for
を入力し、(デフォルト・キーマップの場合)[Ctrl]を押しながら[Enter]を押します。テンプレートの内容は、次のようになります。
for ( ; ; )
{
}
このテンプレートはかなり単純で、インポートは関連付けられていません。
コード・エディタのヘルプでは、すべてのコード・テンプレートの詳細なリストが使用可能です。詳細
コード・テンプレートを編集または作成するか、アクセラレータを表示または変更するには、メイン・メニューで「ツール」「プリファレンス」を選択して「プリファレンス」ダイアログを開き、該当のページを表示します。
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