パッケージ、クラスまたはインタフェースの移動

Javaアプリケーションを開発する際に、パッケージ、クラスまたはインタフェースを別のパッケージに簡単に移動できます。必要に応じて、プレビュー(置換する使用方法のリスト)を最初に生成できます。プレビューを使用して、移動を完了する前に、選択した使用方法を調査、変更するかまたは除外します。

タイプを移動する場合、プライマリ・クラスおよびプライマリ・インタフェース(ファイルと同じ名前を持つもの)のみが移動対象として選択できます。実際には、ファイルの名前が変更され、セカンダリ・クラスおよびセカンダリ・インタフェースの定義はプライマリとともに残ります。アクセス・レベルは保持されます。元のパッケージの他のクラスが移動対象のクラスを参照している場合、移動対象のクラスにはpublicアクセス権が付与されます。移動対象のクラスが元のパッケージの他のクラスを参照している場合は、元のパッケージの他のクラスがpublicになります。

クラスまたはインタフェースを移動する操作の範囲は、プロジェクト全体です。

デフォルトでは、コメント(ただし、コード要素を指定するドキュメント・コメント・タグではない)および注釈を除き、操作は.javaファイルに制限されます。あいまいではない使用方法は置換されます。完全修飾されている場合、またはimport文に指定されている場合は、使用方法が置換されます。

操作をコメントまたはその他のファイルにまで拡張することを選択できます。操作をコメントにまで拡張する場合は、行コメント、コメント・アウトされたコード、ドキュメント・コメントの本体、および注釈に含まれるテキストが置換されます。操作をその他のファイルにまで拡張する場合は、「設定」ダイアログのファイル・タイプ・ページでテキスト・ファイルとして指定されるタイプのプロジェクト・ファイルに対しても置換が行われます。コメントおよびその他のファイルで行われる置換は、Javaコードで行われる置換よりもアグレッシブです。

クラスまたはインタフェースを移動するには、次のようにします。

  1. 次のいずれかの方法で、移動するパッケージ、クラスまたはインタフェースを選択します。

  2. 次のいずれかの方法でコマンドを起動します。

    「Vehicleを移動」ダイアログが開きます。

  3. 「移動先」ボックスで、新しいパッケージ名を入力するか、「...」をクリックして既存のパッケージに移動します。

  4. テキスト置換の深さを設定します。

    1. 操作対象をコメント、ドキュメント・コメントの本体および注釈にまで拡張する場合は、「コメント内を検索」を選択します。

    2. 操作対象をプロジェクト内にある他のタイプのテキスト・ファイルにまで拡張する場合は、「テキスト・ファイルの検索」を選択します。

  5. 移動操作をコミットする前に置換される使用方法を調査する場合は、「プレビュー」を選択します。

  6. 「OK」をクリックします。「プレビュー」を選択して、変更中の使用方法をすべて回避する場合は、「プレビュー」ログ・ウィンドウからの名前変更操作を完了してください。方法

クラスは、アプリケーション・ナビゲータで複数のクラスを1つのパッケージから別のパッケージにドラッグして移動することもできます。


Javaプロジェクトのリファクタ
メンバーのリファクタ
式のリファクタ