<dvt:mapPointStyleItem>

mapPointStyleItem map point style item


点スタイルのアイテム・タグでは、点のテーマでレンダリングされている各点のスタイルを指定できます。点のテーマは、そのテーマがレンダリングする必要がある点のセットで反復されるため、一致する点スタイルを検索しようとします。通常、点のテーマ・タグ内には、1つ以上の点スタイルのアイテム・タグがあります。当該の点をレンダリングするために、対応する点スタイルのアイテムが、点のデータ値またはテキスト値を使用して検索されます。詳細は、点スタイルを参照してください。

点の状態である標準(未選択)、選択済およびホバーを変更するには、イメージを指定するか、またはビルトインイメージ・プロパティの値を変更します。

このタグでは、テーマ内のすべての点で使用できるデフォルトの点スタイルを変更することもできます。

重要: 点のテーマ・タグでcustomPointCallback属性が指定されている場合、点スタイルのアイテム・タグは親であるテーマ・タグによって無視されます。

点スタイル

点に使用されるモデルの属性のデータ型によっては、点のテーマで点のレンダリングに使用する適切な点スタイルのアイテム・タグを選択させるためのいくつかのオプションがあります。

データ型 説明および例
数値

minValue属性およびmaxValue属性を使用します。

minValueおよびmaxValueを使用して、範囲を定義できます。次の例では、価格が100万ドル未満の住宅が点スタイルのアイテム・タグ「< Million」で表され、100万ドルを超える住宅の場合は点スタイルのアイテム・タグ「> Million」が使用されます。100万ドルを超える住宅は、邸宅アイコンで示されます。

  <dvt:mapPointTheme id="theme1" value="#{backingBean.geoMapModel}">
    <dvt:mapPointStyleItem shortLabel="< Million"  
                           minValue="0.0" maxValue="1000000.0"  <!-- match on min & max value -->
                           imageURL="/smallHouse.gif" hoverImageURL="/smallHouseHover.gif" 
                           selectedImageURL="/smallHouseSelected.gif" />
    <dvt:mapPointStyleItem shortLabel="> Million" 
                           minValue="1000000.0"  <!-- match on min with no upper value value -->
                           imageURL="/bigHouse.gif" hoverImageURL="/bigHouseHover.gif" 
                           selectedImageURL="/bigHouseSelected.gif"/>
  </dvt:mapPointTheme>
                
非数値

itemValue属性を使用します。

itemValueプロパティを介して完全一致が実行されるため、点のテーマで適切な点スタイルのアイテムを選択できます。タグのitemValue属性との一致に、データ・モデルのカテゴリ値が使用されます。次の例では、点データのカテゴリ値がlowの場合、マップでは、点スタイルのアイテム・タグ「< Million」を使用して点が表示されます。点データのカテゴリ値がhighの場合は、点スタイルのアイテム・タグ「> Million」が使用されます。

  <dvt:mapPointTheme >
    <dvt:mapPointStyleItem shortLabel="< Million"  
                              itemValue="low"  <!-- exact match made with itemValue -->
                              imageURL="/smallHouse.gif" hoverImageURL="/smallHouseHover.gif" 
                              selectedImageURL="/smallHouseSelected.gif" />
    <dvt:mapPointStyleItem shortLabel="> Million" 
                              itemValue="high"  <!-- exact match made with itemValue -->
                              imageURL="/bigHouse.gif" hoverImageURL="/bigHouseHover.gif" 
                              selectedImageURL="/bigHouseSelected.gif"/>
  </dvt:mapPointTheme>
           

点の状態

点の3つの状態(標準、選択済およびホバー)を点ごとにカスタマイズするには、イメージを指定します。

デフォルトの点スタイル

点スタイルのアイテムでは、点のテーマ内のすべての点のレンダリングを簡単に変更することもできます。

  <dvt:mapPointTheme >
    <dvt:mapPointStyleItem attributes for style 1 using either min/max or itemValue for matching.... />
    <dvt:mapPointStyleItem attributes for style 2 using either min/max or itemValue for matching.... />

    <dvt:mapPointStyleItem isDefault="true"  <-- Point Theme will use this when any of the above don't match-->
                           other attributes can go here.../>
  </dvt:mapPointTheme>
       

属性

名前 ELのサポート 説明
id java.lang.String なし 点スタイル項目の識別子を指定します。
isDefault boolean なし この点スタイル項目でデフォルト・スタイルをオーバーライドするかどうかを指定します。たとえば、点テーマのすべての点に適用されるデフォルト・イメージとして別のイメージを指定するには、この属性をtrueに設定し、imageURL属性で目的のイメージのURLを指定します。デフォルト値はfalseです。
shortLabel java.lang.String なし itemValueが1つも指定されていない場合に凡例で表示するこのpointStyleItemのラベルを指定します。
itemValue java.lang.String なし この点スタイルに関連付けられた値を指定します。この属性は、pointThemeのGeoModelの各GeoRowObjectのカテゴリと照合するために使用されます。pointThemeのGeoModelにカテゴリがない場合は、minValueおよびmaxValueを使用してください。
itemValueは、minValueおよびmaxValueよりも優先順位が高くなっています。GeoRowObjectのカテゴリがpointStyleのitemValueと等しい場合は、GeoRowObjectの値が点スタイルの値の範囲外にあっても、pointStyleが使用されます。
minValue double なし この点スタイルの下限値を指定します。maxValueと組み合せて、この点スタイルの値の範囲を定義します。ADFマップでは、pointThemeのGeoModelの各GeoRowObjectの値が各pointStyleの値の範囲内にあるかどうかがチェックされます。
itemValueは、minValueおよびmaxValueよりも優先順位が高くなっています。GeoRowObjectのカテゴリがpointStyleのitemValueと等しい場合は、GeoRowObjectの値が点スタイルの値の範囲外にあっても、pointStyleが使用されます。
maxValue double なし この点スタイルの上限値を指定します。minValueと組み合せて、この点スタイルの値の範囲を定義します。ADFマップでは、pointThemeのGeoModelの各GeoRowObjectの値が各pointStyleの値の範囲内にあるかどうかがチェックされます。
itemValueは、minValueおよびmaxValueよりも優先順位が高くなっています。GeoRowObjectのカテゴリがpointStyleのitemValueと等しい場合は、GeoRowObjectの値が点スタイルの値の範囲外にあっても、pointStyleが使用されます。
imageURL java.lang.String なし このpointStyleItemのimageURLを指定します。点テーマのGeoRowObjectがこのpointStyleItemと一致する場合は、このimageURLで指定されたイメージを使用してGeoRowObjectの点が表示されます。
selectedImageURL java.lang.String なし このpointStyleItemのselectedImageURLを指定します。点テーマのGeoRowObjectがこのpointStyleItemと一致する場合、GeoRowObjectの点がユーザーによって選択されると、この属性で指定したイメージが使用されます。つまり、ユーザーが定義した選択範囲内にある点は、この属性で定義されたイメージを使用して表示されます。
hoverImageURL java.lang.String なし このpointStyleItemのselectedImageURLを指定します。点テーマのGeoRowObjectがこのpointStyleItemと一致する場合、GeoRowObjectの点の上にマウス・ポインタが置かれると、この属性で指定したイメージが使用されます。つまり、ユーザーが点の上にマウス・ポインタを置くと、hoverImageURLのイメージが表示されます。
builtInImage java.lang.String なし

この点スタイルのアイテムのビルトイン・イメージを指定します。ビルトイン・イメージにはそれぞれ、一連の標準イメージ、選択したときのイメージおよびマウスカーソルが重ねられたときのイメージがあります。

ビルトイン・イメージは、次のとおりです。

  • OrangePinLarge
  • OrangePinMedium
  • OrangePinSmall
  • OrangeBall
inlineStyle java.lang.String なし pointThemeの各点のイメージのinlineStyleを指定します。この属性では、有効なCSSスタイル値を指定できます。通常、この属性は、イメージの水平オフセットおよび垂直オフセットを設定する場合に使用します(たとえば、position:relative;top:20pxのように指定します)。
styleClass java.lang.String なし pointThemeの点に使用するCSSスタイル・クラスを設定します。
overlayText java.lang.String なし  
overlayStyle java.lang.String なし  
overlayClass java.lang.String なし