<dvt:shapeAttributes>

shapeAttributes shape attributes


グラフ・コンポーネントおよびゲージ・コンポーネントのサブコンポーネントの相互作用プロパティを指定します。この関数は、特定のサブコンポーネントとHTML属性またはjavascriptイベント間の接続を提供します。一般的な例の1つとして、ユーザーはグラフの棒またはゲージのインジケータを使用して、ハイパーリンク・アクションをトリガーできます。各図形属性タグが機能するには、各図形属性タグにサブコンポーネントおよび少なくとも1つの属性が含まれている必要があります。例: dvt:shapeAttributes component="component_A" onClick="#{backing_bean_B}"

通常、動作属性と共通属性の2種類の属性があります。すべての動作属性はJavascriptハンドラで構成され、すべて名前にonの接頭辞が付いています。それ以外のすべての属性は共通属性と呼ばれます。

動作属性: onClick、onMouseMove、onKeyDownなどの動作属性は、値としてjavascriptコードを含む文字列またはjavascriptコードを返すバッキングBeanメソッドへの参照を取ります。ブラウザでは、特定のアクションが発生した場合、javascriptコードがその属性に基づいて実行されます。値がバッキングBeanメソッドの場合、メソッドは入力パラメータとしてサブコンポーネント・ハンドルを取ります。次のコード例を参照してください。

共通属性: 一部の共通属性alt、herf、noherf、target、titleおよびtabindexは、値として文字列または文字列を返すバッキングBeanメソッドを取ります。例:

その他の共通属性は、相互作用の基本設定を制御します。図形属性のサブコンポーネントをコンポーネント属性によって、サブコンポーネントの識別子をID属性によって、クリック・イベントの制御をクリック可能なclickAction属性およびclickListener属性によって指定できます。

他のタグとの関係

shapeAttributesタグはshapeAttributesSetタグの子です。

shapeAttributesタグには子タグがありません。

例 1

次の例は、ゲージ・インジケータおよびゲージ・メトリック・ラベルに関連付けられたshapeAttributesタグを含むXMLを示しています。

          
<dvt:gauge > <dvt:shapeAttributesSet> <dvt:shapeAttributes component="GAUGE_INDICATOR" alt="#{sampleGauge.alt}" onClick="#{sampleGauge.onClick}"/> <dvt:shapeAttributes component="GAUGE_METRICLABEL" alt="#{sampleGauge.alt}" onMouseMove="#{sampleGauge.onMouseMove}"/> </dvt:shapeAttributesSet> </dvt:gauge>

バッキングBeanでは、次のようになります(sampleGauge)。

            
    public String alt(oracle.dss.dataView.ComponentHandle handle)
    {
        return handle.getName();
    }
    public String onClick(oracle.dss.dataView.ComponentHandle handle)
    {
        return ("document.title=\"onClick\";");
    }
    public String onMouseMove(oracle.dss.dataView.ComponentHandle handle)
    {
        return ("document.title=\"onMouseMove\";");
    }
            

または、(バッキングBeanメソッドを使用せずに)文字列を属性の値として使用することもできます。

        <dvt:gauge >
            <dvt:shapeAttributesSet>
                <dvt:shapeAttributes component="GAUGE_INDICATOR"
                    alt="Indicator"
                    onClick="document.title="onClick";"/>
                <dvt:shapeAttributes component="GAUGE_METRICLABEL"
                    alt="MetricLabel"
                    onMouseMove="document.title="onMouseMove ";"/>
            </dvt:shapeAttributesSet>
        </dvt:gauge>
            

例 2

次の例は、clickListenerの使用方法を示しています。JSPXページのサンプル・コードは次のようになります。

        <dvt:areaGraph >
            <dvt:shapeAttributesSet>
                <dvt:shapeAttributes component="GRAPH_AREAMARKER"
                    clickable="true"
                    clickListener="#{sampleGraph.clickListener}"/>
            </dvt:shapeAttributesSet>
        </dvt:gauge>
            

バッキングBeanのサンプル・コードは次のようになります(sampleGraph)。

    public void clickListener(ClickEvent ce) 
    {
        System.out.println(ce.getComponentHandle().getComponentInfo().toString());
    }
    

面マーカーがクリックされると、デバッグ・ウィンドウにコンポーネント情報series = XXXが表示されます。

例 3

clickListenerのもう1つの例を示します。ClickEventにはデータ・ポイントに関する情報が含まれています。サンプル・コードは次のようになります。

    public void processClick(ClickEvent event)
    {
        ComponentHandle handle = event.getComponentHandle();
        if(handle instanceof DataComponentHandle)
        {
            DataComponentHandle dhandle = (DataComponentHandle)handle;
            System.out.println("value " + dhandle.getValue(DataComponentHandle.UNFORMATTED_VALUE));
            System.out.println("row key " + dhandle.getValue(DataComponentHandle.ROW_KEY));
            System.out.println("key path " + dhandle.getValue(DataComponentHandle.KEY_PATH));
          
            Attributes [] seriesInfo = dhandle.getSeriesAttributes();
            if(seriesInfo != null)
            {
                for(Attributes attrs: seriesInfo)
                {
                    System.out.println("Series attribute value " + attrs.getValue(Attributes.LABEL_VALUE));
                    System.out.println("Series attribute name " + attrs.getValue(Attributes.LABEL_ATTRIBUTE));
                    System.out.println("Series attribute value id " + attrs.getValue(Attributes.ID_VALUE));
                    System.out.println("Series attribute name id " + attrs.getValue(Attributes.ID_ATTRIBUTE));
                }
            }
            Attributes [] groupInfo = dhandle.getGroupAttributes();
            if(groupInfo != null)
            {
                for(Attributes attrs: groupInfo)
                {
                    System.out.println("Group attribute value " + attrs.getValue(Attributes.LABEL_VALUE));
                    System.out.println("Group attribute name " + attrs.getValue(Attributes.LABEL_ATTRIBUTE));   
                }
            }
        }
            
        //handle could be an instance of ScatterDataComponentHandle for scatter graphs,
        //BubbleDataComponentHandle for bubble graphs and StockDataComponentHandle 
        //for stock graphs to fetch additional information
        //handle could be an index of GroupComponentHandle if clicked on
        //group component such as o1TickLabel
        //handle could be an index of SeriesComponentHandle if clicked on
        //series component such as legendText, legendTitle
    }
            

属性

名前 ELのサポート 説明
id java.lang.String なし コンポーネントの識別子を指定します
component java.lang.String なし 相互作用対応であると指定できるADFコンポーネントのサブコンポーネント。グラフの有効値は次のとおりです。
  • GRAPH_AREAMARKER: 面グラフのデータを表す色付きの面
  • GRAPH_DATALINE: データを折れ線グラフおよびレーダー・グラフで表す線
  • GRAPH_DATAMARKER: データを散布図、極グラフおよびバブル・グラフで表すポイントまたは図形
  • GRAPH_DRILLMARKER: ドリル・マーカーはドリル・ラベルの非表示および表示を示すアイコンです
  • GRAPH_DRILLTEXT: ドリル・ラベルのテキスト
  • GRAPH_LEGENDMARKER: 凡例エリアの色付きのアイコン
  • GRAPH_LEGENDTEXT: 凡例エリアのテキストのラベル
  • GRAPH_MARKERTEXT: データ・マーカーによって表される値を示すテキスト
  • GRAPH_O1DRILLLABEL: 順序軸/カテゴリ軸のドリル・ラベル
  • GRAPH_O1TICKLABEL: 順序軸/カテゴリ軸のアイテムのラベル
  • GRAPH_O1TITLE: 順序軸/カテゴリ軸のタイトル
  • GRAPH_PARETOLINE: パレート・グラフのデータを表す線
  • GRAPH_PARETOMARKER: パレート・グラフのデータを表す線上のポイント
  • GRAPH_PIELABEL: 円グラフの下のラベル
  • GRAPH_SLICE: 円グラフの区分
  • GRAPH_SLICELABEL: 円グラフの区分のラベル
  • GRAPH_STOCKMARKER: 株式グラフのデータ線
  • GRAPH_GRAPH_THREEDMARKER: 3Dグラフのデータを表す3Dの棒
  • GRAPH_TWODMARKER: 棒グラフ、パレート・グラフのデータを表す2Dの棒あるいは円-棒グラフの横にある2Dの棒
  • GRAPH_VOLUMEMARKER: 株式グラフの出来高棒
  • GRAPH_X1TICKLABEL: x1データ軸の値を示すラベル
  • GRAPH_X1TITLE: x1データ軸のタイトル
  • GRAPH_Y1TICKLABEL: y1データ軸の値を示すラベル
  • GRAPH_Y2TICKLABEL: y2データ軸の値を示すラベル
  • GRAPH_Y1TITLE: y1データ軸のタイトル
  • GRAPH_Y2TITLE: y2データ軸のタイトル
  • GRAPH_ZDRILLLABEL: zデータ軸のドリル・ラベル。3Dグラフにのみ関連します
  • GRAPH_ZTICKLABEL: zデータ軸の値を示すラベル。3Dグラフにのみ関連します
  • GRAPH_ZTITLE: zデータ軸のタイトル。3Dグラフにのみ関連します

ゲージの有効値は次のとおりです。

  • GAUGE_BOTTOMLABEL: ゲージの下のラベル
  • GAUGE_INDICATOR: ゲージのインジケータ
  • GAUGE_LEGENDAREA: ゲージの凡例エリア
  • GAUGE_LEGENDTEXT: 凡例エリアのテキスト・ラベル
  • GAUGE_METRICLABEL : メトリック値を示すラベル
  • GAUGE_TOPLABEL: ゲージの上のラベル
  • GAUGE_PLOTAREA: ゲージの内側の面
clickListener java.lang.String なし 引数としてClickEventを取るバッキングBeanメソッドを参照します。サブコンポーネントがクリックされると、メソッドが処理されます。FLASHイメージがフォーマット設定されたグラフまたはゲージでのみ動作します。
clickAction java.lang.String なし サブコンポーネントのクリック時に呼び出されるバッキングBeanアクション・メソッド、またはそのアクションの静的な結果への参照。FLASHイメージがフォーマット設定されたグラフまたはゲージでのみ動作します。
clickable java.lang.String なし oracle.dss.dataView.ComponentHandleを取り、このサブコンポーネントのクリック時にClickEventを発行するかどうかを示すブール値を返すバッキングBeanメソッドへの参照。静的な値(trueまたはfalse)を指定することもできます。FLASHイメージがフォーマット設定されたグラフまたはゲージでのみ動作します。
formatType java.lang.String なし テキスト・コンポーネントをハイパーリンクとして表示するか、標準として表示するかを指定します。有効な値は次のとおりです。
  • LINKED_TEXT: ハイパーリンクとして表示します。
  • NONE: (デフォルト)標準として表示します。
alt java.lang.String なし

共通属性

次のセクションで、(alt、href、tabindex、nohref、target、titleを含む)各属性は、値またはoracle.dss.dataView.ComponentHandleを取り値を返すバッキングBeanメソッドへの参照を取ります。値は属性に応じて文字列またはブール値を指定できます。次の属性には次に示す値の使用方法があります。

oracle.dss.dataView.ComponentHandleを取り、文字列を返すバッキングBeanメソッドへの参照。この文字列は、コンポーネントのaltテキストとして設定され、ユーザーがコンポーネントにポインタを置くと、ツールチップとして表示されます。

href java.lang.String なし oracle.dss.dataView.ComponentHandleを取り、HREF HTML属性の値を返すバッキングBeanメソッドへの参照。これにより、href値へのリンクがコンポーネントに作成されます。
tabindex java.lang.String なし 値はtabindex値の文字列です。この値は、キーボードを使用してタブ移動するときコンポーネントにフォーカスする順序を表します。
nohref java.lang.String なし 値はこのコンポーネントに対してNOHREFをレンダリングする必要があるかどうかを示すブール値です。このコンポーネントにNOHREFをtrueで割り当てた場合、HREFは無効になります。それ以外の場合、HREFは有効になります。
target java.lang.String なし 値はTARGET HTML属性を表す文字列です。ターゲット属性は、Webブラウザがハイパーリンクを開く場所を指定します。4つの事前定義済のターゲットは、_blank、_self、_parentおよび_topです。アンダースコア付きの説明的な名前を指定することもできます。
title java.lang.String なし 値はTITLE HTML属性を表す文字列です。タイトル属性の値は、コンポーネントに注釈を付けます。
onClick java.lang.String なし

動作属性

次のセクションで、すべての属性は動作属性です。各属性は、文字列または入力引数としてoracle.dss.dataView.ComponentHandleを取り文字列を返すバッキングBeanメソッドへの参照を取ります。どちらの場合も、返される文字列は、属性がトリガーされるときに実行されるjavascriptコードの一部です。次の属性には次に示すトリガー状態があります。

サブコンポーネントがクリックされたとき。

onDblClick java.lang.String なし サブコンポーネントがダブルクリックされたとき。
onFocus java.lang.String なし サブコンポーネントがフォーカスを取得するとき。PNGイメージがフォーマット設定されたグラフまたはゲージでのみ動作します。
onBlur java.lang.String なし サブコンポーネントがフォーカスを失うとき。PNGイメージがフォーマット設定されたグラフまたはゲージでのみ動作します。
onKeyPress java.lang.String なし サブコンポーネントにフォーカスが存在し、キーボード・キーが押されて放されたとき。PNGイメージがフォーマット設定されたグラフまたはゲージでのみ動作します。
onKeyDown java.lang.String なし サブコンポーネントにフォーカスが存在し、キーボード・キーが押されたとき。PNGイメージがフォーマット設定されたグラフまたはゲージでのみ動作します。
onKeyUp java.lang.String なし サブコンポーネントにフォーカスが存在し、キーボード・キーが放されたとき。PNGイメージがフォーマット設定されたグラフまたはゲージでのみ動作します。
onMouseMove java.lang.String なし マウス・ポインタがサブコンポーネントに重なったとき。
onMouseOver java.lang.String なし マウス・ポインタがサブコンポーネントから離れたとき。
onMouseOut java.lang.String なし マウス・ポインタがサブコンポーネント内に移動したとき。
onMouseDown java.lang.String なし サブコンポーネント内でマウス・ボタンが押されたとき。
onMouseUp java.lang.String なし サブコンポーネント内でマウス・ボタンが放されたとき。