詳細アイコン ADFメニュー・モデルへのブレッドクラムのバインド

ブレッドクラム・コンポーネントは、現在のページからルート・ページにさかのぼるリンクのパスを作成する際に使用されます。たとえば、ElectronicsページではブレッドクラムがHome > Products > Sale > Electronicsのように表示されます。リンクをクリックすると、アプリケーションの該当するページが表示されます。リンクのパスは、フォーカス・パスとも呼ばれます。

ナビゲーション・ペイン・コンポーネントと同様に、ブレッドクラム・コンポーネントは、一連のコマンド・ナビゲーション・アイテム・コンポーネントを子コンポーネントとして受け入れます。1つのコマンド・ナビゲーション・アイテムは1つのリンクを表します。

<af:breadCrumbs>
  <af:commandNavigationItem text="Crumb 1"../>
  <af:commandNavigationItem text="Crumb 2"../>
  <af:commandNavigationItem text="Crumb 3"../>
</af:breadCrumbs>  

ただし、ADFメニューを使用する場合は、ナビゲーション・ペイン・コンポーネントと同様の要領で、ブレッドクラム・コンポーネントを同じADFメニュー・モデルにバインドします。また、コマンド・ナビゲーション・アイテム・コンポーネントを個別に使用してブレッドクラム・リンクを表現するのではなく、nodeStampファセットと単一のコマンド・ナビゲーション・アイテムのみを使用して、現在のページに適切な数のブレッドクラム・リンクをスタンプ・アウトします。

ブレッドクラムの完全なXMLコードは、次のようになります。このコードでは、root_menu.xmlファイルからメタデータを使用して適切なブレッドクラム・リンクが生成されます。

<af:breadCrumbs var="menuInfo" value="#{root_menu}"..>
  <f:facet name="nodeStamp">
    <af:commandNavigationItem text="#{menuInfo.label}"
                              action="#{menuInfo.doAction}"
                              icon="#{menuInfo.icon}"
                              destination="#{menuInfo.destination}"../>
  </f:facet>
</af:breadCrumbs>

value属性は、ルート・メニューに対して構成したマネージドBeanの名前を指定します(Bean名はadfc-config.xmlに定義されています)。var属性の値は、root_menu.xmlファイルのアイテムを参照する際に使用するEL変数名です。

デフォルトでは、ブレッドクラム・リンクは横並びで表示されます。ブレッドクラム・コンポーネントのorientation属性をverticalに設定することで、縦並びの段階リストに変更できます。

<af:breadCrumbs orientation="vertical" .../>