ワーキング・セットの管理

ワーキング・セットは名前付きフィルタのプロジェクトへの適用により作成されるファイルのグループで、ワーキング・セットにより、ナビゲータを構成し、プロジェクトからファイルのサブセットを表示することができます。これは、特に大規模プロジェクトで作業する場合に有用です。ワーキング・セットの定義前に使用可能な唯一のワーキング・セットは「デフォルト」で、これは現在のアプリケーション内のすべてのファイルを含むワーキング・セットです。詳細

ワーキング・セットの実行およびデバッグを、アプリケーション全体の実行およびデバッグと同じ方法で行えます。これにより、アプリケーション全体に影響を及ぼしたり、余分な負荷をかけたりすることなく、Java EEアプリケーションなどの大規模アプリケーションのサブセットだけで作業できます。詳細

ワーキング・セットを定義するには、「アプリケーション・ナビゲータ」のファイルまたはコンテナから選択するか、「ワーキング・セットの管理」ダイアログで対象とするフィルタ・パターンと対象外とするフィルタ・パターンを指定します。

ワーキング・セットに対する実行およびデバッグを使用可能にするには次のようにします。

  1. 実行またはデバッグするワーキング・セットを使用していることを確認します。これは、Java EEモジュール(Webアプリケーション、EJBモジュール)を使用しているとみられるプロジェクトおよびすべての依存性を含みます。方法
    (「プロジェクト・プロパティ」ダイアログの依存性ページで)依存性が明確なプロジェクトはすべて、ワーキング・セットから対象外とされても、含まれることに注意してください。
  2. 「実行」次の選択「現在のワーキング・セットを使用(JEEのみ)」を選択します。これで、アプリケーション・ナビゲータで、ソース・エディタやファイルやプロジェクトのポップアップ・メニューを開く場合、実行およびデバッグのオプションは名前の一部に「ワーキング・セット」が付きます。たとえば、「実行(ワーキング・セット)」「デバッグ(ワーキング・セット)」のようになります。

アプリケーション・ナビゲータにあるオブジェクトをワーキング・セットにグループ化するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、新規のワーキング・セットに含めるオブジェクトを選択します。
  2. アプリケーション・ナビゲータで、ワーキング・セット「ワーキング・セット」をクリックして、「選択から新規」を選択します。
    これにより「別名保存」ダイアログが開きます。詳細は、[F1]を押すか、「別名保存」ダイアログ内で「ヘルプ」をクリックします。
  3. ワーキング・セットの名前を入力し、「OK」をクリックします。

ファイル・フィルタとディレクトリ・フィルタを定義してワーキング・セットを作成するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、ワーキング・セット「ワーキング・セット」をクリックして、「ワーキング・セットの管理」を選択します。
    これにより、「ワーキング・セット」ダイアログが開きます。詳細は、[F1]を押すか、「ワーキング・セット」ダイアログ内で「ヘルプ」をクリックします。
  2. 既存のワーキング・セットの名前を変更して新規ワーキング・セットを作成してから、フィルタを作成し、必要に応じてファイル・パターンを適用します。

「ログ」ウィンドウの検索結果からワーキング・セットを作成するには、次のようにします。

  1. 「ログ」ウィンドウで右クリックし、ポップアップ・メニューから「ワーキング・セットとして保存」を選択します。
  2. 「ワーキング・セットの作成」ダイアログで、ワーキング・セットの名前を入力します。

現在使用しているワーキング・セットを確認するには次のようにします。

名前付きのワーキング・セットに含まれているファイルのみを表示するには、次のようにします。

既存のワーキング・セットのコンポーネントを変更するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、ワーキング・セット「ワーキング・セット」をクリックして、「ワーキング・セットの管理」を選択します。
    これにより、「ワーキング・セット」ダイアログが開きます。詳細は、[F1]を押すか、「ワーキング・セット」ダイアログ内で「ヘルプ」をクリックします。
  2. 「ワーキング・セット」ドロップダウン・リストから、変更するワーキング・セットを選択します。
  3. 必要に応じて変更を行います。

アプリケーション・ナビゲータでビューをリストアして、すべてのファイルを表示するには次のようにします。


プロジェクトについて