パネル・グループ・レイアウトはその子をストレッチしませんが、親のストレッチ・コンポーネント(パネル・ストレッチ・レイアウトなど)によって、コンポーネント自体がストレッチされます。パネル・グループ・レイアウトのコンポーネントがストレッチされるのは、その「Layout」属性がscroll
またはvertical
に設定されている場合のみです。パネル・グループ・レイアウトの「Layout」属性がhorizontal
またはdefault
に設定されている場合、パネル・グループ・レイアウトはストレッチされません。
イメージなどのコンポーネントをパネル・ストレッチ・レイアウトなどのストレッチ・コンポーネント内でストレッチしないようにするには、子がストレッチされないストレッチ可能な遷移コンポーネント(layout="scroll"
のパネル・グループ・レイアウトなど)内にコンポーネントをラップします。
非ストレッチ・レイアウト・コンポーネントをストレッチ・コンポーネントのレイヤーに導入すると、標準的なブラウザ・フローとレイアウトが継承され、コンテンツは、その時点から親のストレッチ・コンポーネントによって自動的にはストレッチされなくなります。つまり、layout="scroll"
のパネル・グループ・レイアウトでは、非ストレッチ・コンポーネント内のコンテンツが親ストレッチ・コンポーネント(パネル・ストレッチ・レイアウト)によってストレッチされるのではなく、スクロールされるフロー・レイアウトの領域が作成されます。
たとえば、親ストレッチ・レイアウト内部にパネル・タブ・コンポーネント(ストレッチ可能)がある場合、ページはタブ・ペインが縦横にストレッチされて、次のようにブラウザに表示されます。
同じパネル・タブ・コンポーネントが最初にlayout="scroll"
のパネル・グループ・レイアウト内にラップされ、次に親ストレッチ・レイアウトに挿入されると、タブ・パネルはブラウザにストレッチ表示されず、かわりに必要に応じてスクロール・バーが表示されます。
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