コントロール・ヒント
「OrderId」など、属性のヘッダーの値を表示するかわりに、これらの値をユーザーにわかりやすいOrder Number
などのラベルで置換できます。
「属性の編集」ダイアログの「コントロール・ヒント」セクションは、選択したデータ項目に必要なコントロール・ヒントを適用するための集中管理場所です。たとえば、ビュー・オブジェクト属性のラベル・テキストやフォーマットの種類をカスタマイズできます。

コントロール・ヒント・メカニズムでは、カスタマイズ可能な次のコントロール・ヒント・プロパティがサポートされます。
- ヒントの表示: 属性を表示するかどうかを決定します。この属性は、ADF Swing設計時のウィザードでオーバーライドできます。
- ラベル・テキスト: データ項目の値の前に表示されるプロンプトまたは表ヘッダーで使用されるテキストです。
- ツールチップ・テキスト: ツールチップつまりポップアップ・テキストで使用されるテキストです。Webアプリケーションでは、HTML ALT属性の値として表示されます。
- フォーマットの種類: データ項目を表示する際のフォーマッタを定義します。フォーマッタは、基本的に
<JDeveloper_Home>/systemn.n.n.../formatinfo.xml
ファイルで定義できる書式マスクの集合です。
- フォーマット: 選択したフォーマッタで使用される特定の書式マスクです。
- コントロール・タイプ: クライアントのUIでデータ項目を表示する際に使用するコントロール・タイプ。「編集」を選択するとコントロールを編集可能にでき、「日付」を選択するとカレンダが表示されます。「デフォルト」を選択すると、クライアントが最適と判断するコントロールが選択されます。
- 表示幅: データ項目を表示するコントロールの文字幅を定義します。
- 表示の高さ: データ項目を表示するコントロールの文字の行数を定義します。
- フォームのタイプ: ディテール・モードまたはサマリー・モードのどちらで属性を表示するかを決定します。ディテール・モードは詳細に、サマリー・モードは簡潔に表示します。このプロパティは、ADF Swingアプリケーションでのみサポートされます。ビジネス・コンポーネントWebアプリケーションでは使用できません。
- フィールド順: 属性をカテゴリ内にレンダリングする際の数値順序を定義します。
- カテゴリ: 表示用に属性をグループ化するために動的レンダリング・ユーザー・インタフェースで使用される識別子。ユーザー・インタフェースでは、同じカテゴリの他の属性を使用して属性がレンダリングされます。カテゴリ・ヒントを使用すると、ユーザー・インタフェースによって、ビュー・オブジェクト属性の大量のリストをカテゴリで関連付けられた小さいグループに分割することが容易になります。このコントロール・ヒントは、属性を表示するすべての動的レンダリング・ユーザー・インタフェースで使用されます。
- 自動送信: デフォルトは「false」です。
「属性の編集」ダイアログの「ラベル・テキスト」に値を入力した後は、編集した属性のプロパティ・インスペクタを開きます。プロパティ・インスペクタで、「UIヒント」を開きます。入力した新しいラベル・テキスト、および「属性の編集」ダイアログを使用してカスタマイズした他のコントロール・ヒント・プロパティを確認してください。

注意: ビュー・オブジェクト属性のラベル・テキストを追加した後、Javaビジュアル・エディタにコントロール・ヒント・ラベル・テキストがすぐに表示されない場合があります。追加したコントロール・ヒント・ラベル・テキストを確認するには、「Form.java」を閉じて、再度開く必要があります。

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