ここまで例をたどってきた場合は、customization.properties
ファイルに次のレイヤー値が含まれています。
#Configured values for the default layer values
#site=remoteoffices
site=headquarters
接頭辞#
が付いていないレイヤー値は、site
レイヤー内でアクティブなレイヤー値です。アプリケーションの実行時には、アクティブなレイヤー値に属していて適用可能なカスタマイズのみが、対応するリポジトリからロードされてアプリケーションのベース・メタデータ上に階層化され、表示用に目的どおりカスタマイズされたコンテンツが生成されます。
アクティブなレイヤー値としてheadquarters
を使用してアプリケーションを実行すると、参照ページには5つの列で構成される(「ProductName」列のない)注文品目表が表示されます。
remoteoffices
に属しているカスタマイズ済コンテンツを表示するには、プロパティ・ファイルを編集(site=remoteoffices
レイヤーから接頭辞#
を削除し、site=headquarters
レイヤーに接頭辞#
を追加)してから、アプリケーションを再起動します。
#Configured values for the default layer values
site=remoteoffices
#site=headquarters
アクティブなレイヤー値としてremoteoffices
を使用してアプリケーションを実行すると、注文品目表には6番目の列として「ProductName」が表示されます。
customization.properties
ファイルには、1つ以上のカスタマイズ・レイヤーに対して定義された、構成可能なレイヤー値が含まれます。たとえば、プロパティ・ファイルには、site
レイヤーとindustry
レイヤーに対して定義された次の構成可能なカスタマイズ・レイヤー値を含めることができます。
#Configured values for the default layer values
industry=financial
#industry=healthcare
#site=remoteoffices
site=headquarters
アプリケーションの実行時には、カスタマイズ済コンテンツにベース・アプリケーションのコンテンツとindustry=financial
レイヤーおよびsite=headquarters
レイヤーのカスタム・コンテンツが含まれます。
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