<af:outputFormatted>

af:outputFormatted outputFormatted output formatted

UIComponentクラス: oracle.adf.view.rich.component.rich.output.RichOutputFormatted
コンポーネントのタイプ: oracle.adf.RichOutputFormatted

outputFormattedのBeanでは、HTMLマークアップのごく一部のセットを含め、value属性で文字列を許可し、フォーマット済の結果を出力するものです。これは一般的なHTML出力エンジンに近いものではなく、決してBeanのようなものではありません。完全なHTML出力が必要な開発者は、escape="false"にして<f:verbatim>または<af:outputText>を使用してください。

このBeanが実際に提供するのは、1つの限られた機能です。これは、変換済テキストまたはユーザー提供の書式設定済テキスト用の単一のソースを、さらなる解析、フィルタリングまたは危険な構成(たとえばJavascript)なしに使用します。またここでは、ソースが非HTML表示に出力されることが期待されます。また、エスケープが付けられていない状態のoutputTextタグ以外の属性、たとえばstyleClassもサポートしています。

このコンポーネントでは次のHTMLマークアップがサポートされています。

次のエンティティもサポートされています。

これら以外の要素またはエンティティは無視されます。またCSS属性(classおよびstyle)およびhrefがサポートされ、それ以外は無視されます。

入力されたHTMLが、修正なく出力される保証はありません。たとえば段落およびリスト項目の要素は、入力テキストで開いた状態であっても、HTMLでは常に閉じた状態になります。その他のHTMLマークアップは、現在のルック・アンド・フィールまたはユーザー・エージェントに最適な出力に置き換えられます。

注意: .jspxファイルのエスケープのルールは、.jspファイルのルールと異なります。次の例を参照してください。

イベント

フェーズ 説明
org.apache.myfaces.trinidad.event.AttributeChangeEvent アプリケーションの起動、
リクエスト値の適用
属性変更を記述するために配信されるイベント。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。

属性

名前 ELのサポート 説明
attributeChangeListener javax.el.MethodExpression ELのみ 属性変更リスナーへのメソッド・リファレンス。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。
binding oracle.adf.view.rich.component.<wbr/>rich.output.RichOutputFormatted ELのみ コンポーネント・インスタンスをBean上に格納するELリファレンス。これは、バッキングBeanからコンポーネントへのプログラム的なアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をバッキングBeanに移動するために使用できます。
clientComponent boolean あり クライアント側のコンポーネントが生成されるかどうか。このフラグを設定してもしなくてもコンポーネントは生成されますが、クライアントJavascriptがコンポーネント・オブジェクトを必要とする場合、コンポーネントの存在を保証するにはtrueに設定する必要があります。現在デフォルトで生成されるクライアント・コンポーネント・オブジェクトは、将来は存在しない可能性があります。このフラグを設定することがコンポーネントの存在を保証する唯一の方法であり、クライアントは暗黙的な動作に依存できません。ただし、このフラグの設定にはパフォーマンス・コストが伴うため、絶対に必要でないかぎり、クライアントではクライアント・コンポーネントを有効にすることを避ける必要があります。
converter javax.faces.convert.Converter あり コンバータ・オブジェクトです。
customizationId String あり この属性は推奨されていません。永続的なカスタマイズを適用するには、id属性を使用する必要があります。この属性は、次のリリースでは削除されます。
id String なし コンポーネントの識別子。識別子は、HTMLで許可される構文のサブセットに準拠している必要があります。
  • 長さゼロの文字列は指定しないでください。
  • 最初の文字は、ASCII文字(A-Za-z)またはアンダースコア(_)にする必要があります。
  • 後続の文字は、ASCII文字または数字(A-Za-z0-9)、アンダースコア(_)またはダッシュ(-)にする必要があります。
inlineStyle String あり このコンポーネントに対して使用するCSSスタイル。これは、基本スタイルの変更用です。inlineStyleは、コンポーネントのルートDOM要素に適用されるCSSスタイルのセットです。inlineStyleのCSSプロパティが対象となるDOM要素に影響を与えない場合は、スキンを作成し、特定のDOM要素をターゲットにしたスキニング・キーを使用する必要があります(::label、::icon-styleなど)。
partialTriggers String[] あり 部分更新をトリガーするコンポーネントのID。このコンポーネントは、トリガー・コンポーネント上でリスニングします。トリガー・コンポーネントの1つがなんらかの更新を発生させるイベントを受信した場合、このコンポーネントも更新されることをリクエストします。識別子はソース・コンポーネント(このコンポーネント)に対して相対的であり、NamingContainerで構成されている必要があります。コンポーネントがすでにネーミング・コンテナ内にある場合、単一のコロンを使用するとページのルートから検索を開始でき、複数のコロンを使用するとNamingContainerを上方向に移動できます。たとえば、::を前に置くと、コンポーネントのネーミング・コンテナ(または、コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体)から出てそこから検索を開始します。:::を前に置くと、2つのネーミング・コンテナ(コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体も含まれます)から出てそこから検索を開始します。
rendered boolean あり コンポーネントがレンダリングされるかどうか。falseに設定した場合、このコンポーネントについて出力は配信されません(コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません)。
shortDesc String あり コンポーネントの短い説明。このテキストは、通常、ツールチップ・ヘルプ・テキストを表示するためにユーザー・エージェントによって使用されます。この場合、ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップは切り捨てられます。フォーム・コンポーネントの場合、shortDescはノート・ウィンドウに表示されます。
styleClass String あり このコンポーネントに対して使用するCSSスタイル・クラス。スタイル・クラスは、jspxページまたはスキニングCSSファイルなどで定義できます。または、AFInstructionTextのようなパブリック・スタイル・クラスの1つを使用できます。
styleUsage String あり 有効な値: pageStamp、instruction、inContextBranding

テキストに正しいスタイルを簡単に配置するための、スタイルの使用方法。この属性は、outputFormattedが、instructionテキスト、pageStampテキストまたはinContextBrandingテキストである場合に設定します。styleUsageおよびstyleClass属性が両方とも設定されているときは、styleClass属性が優先されます。
次のレンダー・キットではサポートされていません。oracle.adf.rich
value Object あり コンポーネントの値です。このvalueに対するELバインディングが、getterがあり、setterのないBeanプロパティを指している場合で、かつこのコンポーネントが編集可能である場合は、このコンポーネントは読取り専用モードでレンダリングされます。
visible boolean あり コンポーネントの可視性。falseの場合、コンポーネントはクライアント上で非表示となります。renderedとは異なり、これはサーバーでのライフサイクルには影響を与えません(コンポーネントに実行済バインディングがある、など)。コンポーネントの可視性は、クライアント上で切り替えるか、PPRを使用して切り替えることができます。renderedがfalseの場合、コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません。ほとんどの場合、visibleプロパティのかわりにrenderedプロパティを使用します。
次のレンダーキットではサポートされていません。 org.apache.myfaces.trinidad.core