リファクタとは、プログラムの動作を変更することなくコード構造を変更する編集上の技術です。リファクタ操作は一連の簡単な編集操作で、プログラムのコードが正常にコンパイルおよび実行されるように変換します。JDeveloperには、自動リファクタ操作のコレクションが用意されています。
リファクタは、プログラムのソース・コードを変更して保持、拡張または再利用しやすくする際に使用します。この変更は一連のリファクタ・ステップとして行われます。ユーザーは、ステップの終了ごとに、プログラムを再ビルドおよび再検証して、エラーが発生していないか確認できます。
簡単なリファクタ操作の例を次にいくつか示します。
メソッドの名前の変更。この操作では、ターゲット・メソッドの使用方法を検索してから、名前の各オカレンスを置き換えるかどうかを選択できます。
クラスの複製。クラスの定義が複製され、複製された定義に含まれるクラス名のオカレンスがすべて新しい名前で置き換えられます。
メソッドへのパラメータの導入。メソッド定義がパラメータの追加によって変更され、各メソッド・コールが変更されて、該当するタイプおよび値の引数が提供されます。
また、JDeveloperには、次のようなさらに高度なリファクタ操作も用意されています。
リファクタ操作の結果が目的と異なる場合は、編集操作で行うように、[Ctrl]キーを押してから[Z]キーを押してリファクタ操作を元に戻すことができます。
リファクタ操作を起動するには、ソース・エディタ・ウィンドウ、ナビゲータ・ペインまたは構造ペインでプログラム要素を選択し、次に、「リファクタ」メニューまたはポップアップ・メニューから操作を選択します。
Javaプロジェクトのリファクタ
メンバーのリファクタ
式のリファクタ
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