UIComponentクラス: oracle.adf.view.rich.component.rich.data.RichTree
コンポーネントのタイプ: oracle.adf.RichTree
ネーミング・コンテナ: 該当。このコンポーネントの子(partialTriggers、findComponent()
など)を参照するときには、子のIDの先頭に、このコンポーネントのIDとコロン(:)を付ける必要があります。
ツリーは、階層形式で構成されるデータを表示する場合に使用します。このコンポーネントは複数のルート要素をサポートし、単純なユーザー・インタフェース(UI)を提供するものです。ここでは、ツリーの各要素が階層でのレベルを適切に示すようにインデントされ、親に接続されています。ツリー・コンポーネントの機能には、階層の一部を展開および縮小するメカニズムが含まれます。
ツリーのnodeStampファセットは、ツリーの各要素のデータを表示するために使用します。nodeStampは、要素につき1回ずつ、繰り返しレンダリング(スタンプ設定)されます。nodeStampにはイメージおよびテキスト項目を含めることができます。選択結果はテキスト項目の周囲に表示されます。
treeおよびtreeTableコンポーネントでは、focusRowKey属性がサポートされています。この属性は(バッキングBeanまたはEL式を介して)、ツリー内のノード(すべてのレベル)に対する行キーを指定するように設定できます。
またfocusRowKey属性は、ユーザーがノードを右クリックして「先頭として表示」コンテキスト・メニュー項目(またはpanelCollectionの「先頭として表示」ツールバー・ボタン/メニュー)を選択した場合に、ツリー・レンダラでも設定できます。
focusRowKey属性が設定されていると、この属性で指定されたノードがツリーのルート・ノードとしてツリーにレンダリングされ、ルート・ノードの横に「階層セレクタ」アイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると、ツリーのルート・ノードからfocusRowKeyへのパスを示す「階層セレクタ」ポップアップが表示されます。
pathStampファセットは、「階層セレクタ」ポップアップのコンテンツのレンダリング方法を決定するものです。これはツリーのコンテンツのレンダリング方法を決定する、nodeStampファセットのようなものです。たとえば、pathStampファセットにaf:imageおよびaf:outputTextを含めると、「階層セレクタ」ポップアップの各ノード・レベルにあるイメージおよびoutputTextコンポーネントが、ツリーによりレンダリングされます。
表のフェッチ・サイズを参照してください。
<section name="Geometry_Management">
</section>
型 | フェーズ | 説明 |
---|---|---|
org.apache.myfaces.trinidad.event.RowDisclosureEvent | リクエスト値の適用、 アプリケーションの起動 |
表の拡張イベントは、行の詳細ファセットを展開または縮小すると生成されます。treeまたはtreeTableの場合は、ツリー・ノードを展開または縮小すると拡張イベントが生成されます。 |
org.apache.myfaces.trinidad.event.SelectionEvent | リクエスト値の適用、 アプリケーションの起動 |
選択イベントは、表選択が変わると配信されます。 |
org.apache.myfaces.trinidad.event.FocusEvent | リクエスト値の適用、 アプリケーションの起動 |
ユーザーが特定の要素の子サブツリーをクリックしてフォーカスする(ズーム・インする)と配信されるイベント。TreeTableは、focusPathプロパティを適切に変更して、このイベントに応答します。その後、登録されているFocusListenerインスタンスがすべて呼び出されます。 |
org.apache.myfaces.trinidad.event.AttributeChangeEvent | アプリケーションの起動、 リクエスト値の適用 |
属性変更を記述するために配信されるイベント。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
名前 | 説明 |
---|---|
contextMenu | ツリー・ノードの右クリックで表示される、コンテキスト・メニューを含むポップアップ・コンポーネント。コンテキスト・メニューを表示するには、af:popupにaf:menuが含まれている必要があります。 |
nodeStamp | ツリーの各要素にタイムスタンプを設定するのに使用するコンポーネント。一部のタイプのコンポーネントのみがサポートされています。動作を伴わないコンポーネントはすべてサポートされており、EditableValueHolderインタフェースまたはActionSourceインタフェースを実装するコンポーネントもほとんどがサポートされています。treeTableでは、列である必要があります。 |
pathStamp | 階層セレクタをクリックしたときにフォーカス・パスの各ステップにタイムスタンプを設定するためのコンポーネント。 |
名前 | 型 | ELのサポート | 説明 |
---|---|---|---|
attributeChangeListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | 属性変更リスナーへのメソッド・リファレンス。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
binding | oracle.adf.view.rich.component.<wbr/>rich.data.RichTree | ELのみ | コンポーネント・インスタンスをBean上に格納するELリファレンス。これは、バッキングBeanからコンポーネントへのプログラム的なアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をバッキングBeanに移動するために使用できます。 |
clientComponent | boolean | あり | クライアント側のコンポーネントが生成されるかどうか。このフラグを設定してもしなくてもコンポーネントは生成されますが、クライアントJavascriptがコンポーネント・オブジェクトを必要とする場合、コンポーネントの存在を保証するにはtrueに設定する必要があります。現在デフォルトで生成されるクライアント・コンポーネント・オブジェクトは、将来は存在しない可能性があります。このフラグを設定することがコンポーネントの存在を保証する唯一の方法であり、クライアントは暗黙的な動作に依存できません。ただし、このフラグの設定にはパフォーマンス・コストが伴うため、絶対に必要でないかぎり、クライアントではクライアント・コンポーネントを有効にすることを避ける必要があります。 |
contentDelivery | String | あり | 有効な値: immediate、lazy コンポーネントを初めてレンダリングするときにデータをフェッチするかどうかを示します。contentDeliveryがimmediateであると、データはフェッチされてコンポーネント・クロムにインライン化されます。contentDeliveryがlazyであると、データはフェッチされて後続の要求でクライアントに配信されます。 |
contextMenuId | String | あり | ツリー本体に表示される、コンテキスト・メニューを含むポップアップ・コンポーネントを識別する検索式。式はこのtreeコンポーネントに対して相対的であり、NamingContainerで構成されている必要があります(たとえば、treeおよびpanelCollectionはNamingContainerコンポーネントです)。単一のコロンを付加するとルートから検索を開始でき、複数のコロンを付加するとNamingContainerを上方向に移動できます。たとえば、::を前に置くと、1つのNamingContainer(コンポーネントがNamingContainerである場合にはそのコンポーネント自体も含まれます)から出てそこから検索を開始します。:::を前に置くと、2つのNamingContainerから出ます。 次のレンダー・キットはサポートされていません。 org.apache.myfaces.trinidad.core |
contextMenuSelect | boolean | あり | 右クリックしてコンテキスト・メニューを表示するときに、クリックしたノードを実際に選択するかどうかを示します。デフォルトでは、まずノードが選択状態になり、その後でコンテキスト・メニューが表示されます。ただし、contextMenuSelectがfalseである場合、ユーザーがノードを右クリックすると、この新規のノードが強調表示され、コンテキスト・メニューが表示されると、現在選択しているノードの強調表示が解除されます。コンテキスト・メニューを終了すると、現在選択しているノードの強調表示が復元されます。コンテキスト・メニューの表示中も、selectedRowKeys属性には選択したノードが含まれたままとなることに注意してください。コンテキスト・メニュー項目に対してアクションを実行すると、強調表示された行キーがツリーの現在のノードとして設定されます。ツリーの現在のノードは、tree.getRowKey()をコールして取得できます。 |
customizationId | String | あり | この属性は推奨されていません。永続的なカスタマイズを適用するには、id属性を使用する必要があります。この属性は、次のリリースでは削除されます。 |
disclosedRowKeys | org.apache.myfaces.trinidad.model.RowKeySet | あり | このコンポーネントに対して表示される行のセット。セットの各エントリはrowKeyです。 |
displayRow | String | あり | 有効な値: first、last、selected 初期表示でツリーに表示する行。有効な値、firstでは最初の行が表示され、lastでは最後の行が表示されます。またselectedでは、ツリーで最初に選択された行が表示されます。このデフォルト値はNULLであり、その場合は最初の行が表示されます。 |
displayRowKey | Object | あり | 初期表示でツリーに表示するrowkey。この属性を指定すると、displayRow属性がオーバーライドされます。 |
editingMode | String | あり | 有効な値: clickToEdit、editAll ツリーに編集可能なコンポーネントが含まれている場合に、そのツリーの編集で使用するモードを示します。有効な値はclickToEditとeditAllです。editAllモードでは、編集可能なコンポーネントが全部まとめて表の表示領域に表示されます。clickToEditモードでは、一度に編集できる行は1つです。行を編集可能にするには、その行をダブルクリックします。ユーザーが[F2]を押すと、現在選択している行が編集可能になります。[Esc]を押すと、編集モードが解除されます。前後の行にナビゲートするには、[Tab]、[Shift]+[Tab]または[Enter]を使用します。デフォルトの編集モードはeditAllです。 |
expandAllEnabled | boolean | あり | 「すべて展開/すべて縮小」および「下をすべて展開/下をすべて縮小」メニュー項目をレンダリングするかどうかを示します。これらのメニュー項目はデフォルトでレンダリングされます。 |
fetchSize | int | あり | データ・フェッチ・ブロックの行数。 次のレンダーキットではサポートされていません。org.apache.myfaces.trinidad.core |
focusListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | フォーカス・リスナーへのメソッド・リファレンス |
focusRowKey | Object | あり | 現在フォーカスがある行のrowKey。フォーカス行の祖先行のrowKeysは、デフォルトではexpandedRowKeys RowKeySetに追加されます。 |
id | String | なし | コンポーネントの識別子。識別子は、HTMLで許可される構文のサブセットに準拠している必要があります。
|
immediate | boolean | あり | このコンポーネントによってイベントが生成されたときに、データ検証(クライアント側またはサーバー側)を実行するかどうかを示します。immediateがtrueの場合、JavaServer Faces実装が備えるデフォルトのActionListenerが、アプリケーションの起動フェーズまで待機するのではなく、リクエスト処理ライフサイクルのリクエスト値の適用フェーズで実行されます。 |
initiallyExpanded | boolean | あり | 初めてレンダリングすると、フォーカス行のパスの下にある現在のサブツリーが展開されます。リスナーにその展開が正しく通知されるように、コンポーネントのエンコード開始からRowDisclosureEventがブロードキャストされます。 |
inlineStyle | String | あり | このコンポーネントに対して使用するCSSスタイル。これは、基本スタイルの変更用です。inlineStyleは、コンポーネントのルートDOM要素に適用されるCSSスタイルのセットです。inlineStyleのCSSプロパティが対象となるDOM要素に影響を与えない場合は、スキンを作成し、特定のDOM要素をターゲットにしたスキニング・キーを使用する必要があります(::label、::icon-styleなど)。 |
partialTriggers | String[] | あり | 部分更新をトリガーするコンポーネントのID。このコンポーネントは、トリガー・コンポーネント上でリスニングします。トリガー・コンポーネントの1つがなんらかの更新を発生させるイベントを受信した場合、このコンポーネントも更新されることをリクエストします。識別子はソース・コンポーネント(このコンポーネント)に対して相対的であり、NamingContainerで構成されている必要があります。コンポーネントがすでにネーミング・コンテナ内にある場合、単一のコロンを使用するとページのルートから検索を開始でき、複数のコロンを使用するとNamingContainerを上方向に移動できます。たとえば、::を前に置くと、コンポーネントのネーミング・コンテナ(または、コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体)から出てそこから検索を開始します。:::を前に置くと、2つのネーミング・コンテナ(コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体も含まれます)から出てそこから検索を開始します。 |
rendered | boolean | あり | コンポーネントがレンダリングされるかどうか。falseに設定した場合、このコンポーネントについて出力は配信されません(コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません)。 |
rowDisclosureListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | ExpansionListenerへのメソッド・リファレンス。 |
rowSelection | String | あり | 有効な値: none、single、multiple この表の行が選択可能かどうか。 次のレンダーキットではサポートされていません: org.apache.myfaces.trinidad.core |
selectedRowKeys | org.apache.myfaces.trinidad.model.RowKeySet | あり | このコンポーネントの選択状態。 |
selectionListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | 選択リスナーへのメソッド・リファレンス。 |
shortDesc | String | あり | コンポーネントの短い説明。このテキストは、通常、ツールチップ・ヘルプ・テキストを表示するためにユーザー・エージェントによって使用されます。この場合、ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップは切り捨てられます。フォーム・コンポーネントの場合、shortDescはノート・ウィンドウに表示されます。 |
styleClass | String | あり | このコンポーネントに対して使用するCSSスタイル・クラス。スタイル・クラスは、jspxページまたはスキニングCSSファイルなどで定義できます。または、AFInstructionTextのようなパブリック・スタイル・クラスの1つを使用できます。 |
summary | String | あり | ユーザー・エージェントが非ビジュアル・メディアにレンダリングできるように、このツリーの目的および構造をまとめたものです。 |
value | Object | あり | ツリー・データの階層: タイプはorg.apache.myfaces.trinidad.model.TreeModelである必要があります。 |
var | String | なし | このコレクションの各要素を参照するために使用するEL変数の名前です。このコンポーネントのレンダリングが完了すると、この変数は削除されます(またはその前の値に戻ります)。 |
varStatus | String | なし | varStatus情報の各要素を参照するために使用するEL変数の名前です。このコンポーネントのレンダリングが完了すると、この変数は削除されます(またはその前の値に戻ります)。VarStatusによって、コンポーネントの状態に関する情報がEL式に提供されます。反復するコンポーネントの場合、varStatusではループ・カウント情報も提供されます。varStatusの具体的なプロパティについては、このコンポーネントのドキュメントを参照してください。varStatusの共通プロパティは、次のとおりです。
|
visible | boolean | あり | コンポーネントの可視性。falseの場合、コンポーネントはクライアント上で非表示となります。renderedとは異なり、これはサーバーでのライフサイクルには影響を与えません(コンポーネントに実行済バインディングがある、など)。コンポーネントの可視性は、クライアント上で切り替えるか、PPRを使用して切り替えることができます。renderedがfalseの場合、コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません。ほとんどの場合、visibleプロパティのかわりにrenderedプロパティを使用します。 次のレンダーキットではサポートされていません。 org.apache.myfaces.trinidad.core |