UIComponentクラス: oracle.adf.view.rich.component.rich.output.RichProgressIndicator
コンポーネントのタイプ: oracle.adf.RichProgressIndicator
progressIndicatorコンポーネントは、バックエンドに処理中のタスクがあることをユーザーに示すために使用します。ProgressIndicatorの状態は、このコンポーネントのvalue属性を介してコンポーネントに追加されたorg.apache.myfaces.trinidad.model.BoundedRangeModel
により追跡されます。BoundedRangeModelは、コンポーネントに値および最大値を提供します。値および最大値のいずれかが負数のとき、progressIndicatorは不確定の状態で、スピナー・アニメーションとして表示されます。値が負数ではないとき(および最大値が負数のとき)、progressIndicatorは不確定の状態を終了し、停止したスピナーとして表示されます。値および最大値が正数のとき、コンポーネントは確定モードに移行し、タスクの進捗をパーセンテージで示すプログレスバーをレンダリングします(値/最大値)。これらの様々な状態は、それぞれの状態に対するホバー説明を表示します。progressIndicatorにアクションが割り当てられている場合、タスクが完了するとActionEventがトリガーされます。
progressIndicatorコンポーネントは、pollコンポーネントとともにページから部分トリガーとして使用できます。これはpollコンポーネントのpollIntervalで決定されているとおり、PPRモードでprogressIndicatorコンポーネントを定期的に更新するためです。
次の例は、progressIndicatorコンポーネントの使用方法を説明するものです。
<af:progressIndicator id="progId" value="#{boundedRangeModel}" />
型 | フェーズ | 説明 |
---|---|---|
javax.faces.event.ActionEvent | 任意のフェーズ アプリケーションの起動 |
ボタンのクリックなどによってコンポーネントのアクションが起動されたときに配信されるイベント。アクションによってページ・ナビゲーションが発生する場合があります。 |
org.apache.myfaces.trinidad.event.AttributeChangeEvent | アプリケーションの起動、 リクエスト値の適用 |
属性変更を記述するために配信されるイベント。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
名前 | 型 | ELのサポート | 説明 |
---|---|---|---|
action | javax.faces.el.MethodBinding | あり | 進行状況コンポーネントが送信するアクション・メソッドの参照またはアクションの静的結果。これはタスクの処理が完了すると呼び出されます。 |
actionListener | javax.faces.el.MethodBinding | ELのみ | アクション・リスナーへのメソッド・リファレンス。これはタスクの処理が完了すると呼び出されます。 |
attributeChangeListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | 属性変更リスナーへのメソッド・リファレンス。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
binding | oracle.adf.view.rich.component.<wbr/>rich.output.RichProgressIndicator | ELのみ | コンポーネント・インスタンスをBean上に格納するELリファレンス。これは、バッキングBeanからコンポーネントへのプログラム的なアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をバッキングBeanに移動するために使用できます。 |
clientComponent | boolean | あり | クライアント側のコンポーネントが生成されるかどうか。このフラグを設定してもしなくてもコンポーネントは生成されますが、クライアントJavascriptがコンポーネント・オブジェクトを必要とする場合、コンポーネントの存在を保証するにはtrueに設定する必要があります。現在デフォルトで生成されるクライアント・コンポーネント・オブジェクトは、将来は存在しない可能性があります。このフラグを設定することがコンポーネントの存在を保証する唯一の方法であり、クライアントは暗黙的な動作に依存できません。ただし、このフラグの設定にはパフォーマンス・コストが伴うため、絶対に必要でないかぎり、クライアントではクライアント・コンポーネントを有効にすることを避ける必要があります。 |
customizationId | String | あり | この属性は推奨されていません。永続的なカスタマイズを適用するには、id属性を使用する必要があります。この属性は、次のリリースでは削除されます。 |
id | String | なし | コンポーネントの識別子。識別子は、HTMLで許可される構文のサブセットに準拠している必要があります。
|
immediate | boolean | あり | イベントがこのコンポーネントによって生成された場合に、データ検証(クライアント側またはサーバー側)がスキップされるかどうか。immediateがtrueの場合、リクエスト処理ライフサイクルのアプリケーションの起動フェーズまで待機しないで、リクエスト値の適用フェーズ中に、コマンドのactionおよびActionListener(JavaServer Faces実装によって提供されるデフォルトのActionListenerを含む)が実行されます。検証はプロセス・バリデータ中(リクエスト値の適用の後、アプリケーションの起動の前)に実行されるため、immediateをtrueに設定すると検証はスキップされます。 |
inlineStyle | String | あり | このコンポーネントに対して使用するCSSスタイル。これは、基本スタイルの変更用です。inlineStyleは、コンポーネントのルートDOM要素に適用されるCSSスタイルのセットです。inlineStyleのCSSプロパティが対象となるDOM要素に影響を与えない場合は、スキンを作成し、特定のDOM要素をターゲットにしたスキニング・キーを使用する必要があります(::label、::icon-styleなど)。 |
partialTriggers | String[] | あり | 部分更新をトリガーするコンポーネントのID。このコンポーネントは、トリガー・コンポーネント上でリスニングします。トリガー・コンポーネントの1つがなんらかの更新を発生させるイベントを受信した場合、このコンポーネントも更新されることをリクエストします。識別子はソース・コンポーネント(このコンポーネント)に対して相対的であり、NamingContainerで構成されている必要があります。コンポーネントがすでにネーミング・コンテナ内にある場合、単一のコロンを使用するとページのルートから検索を開始でき、複数のコロンを使用するとNamingContainerを上方向に移動できます。たとえば、::を前に置くと、コンポーネントのネーミング・コンテナ(または、コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体)から出てそこから検索を開始します。:::を前に置くと、2つのネーミング・コンテナ(コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体も含まれます)から出てそこから検索を開始します。 |
rendered | boolean | あり | コンポーネントがレンダリングされるかどうか。falseに設定した場合、このコンポーネントについて出力は配信されません(コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません)。 |
shortDesc | String | あり | コンポーネントの短い説明。このテキストは、通常、ツールチップ・ヘルプ・テキストを表示するためにユーザー・エージェントによって使用されます。この場合、ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップは切り捨てられます。フォーム・コンポーネントの場合、shortDescはノート・ウィンドウに表示されます。 |
styleClass | String | あり | このコンポーネントに対して使用するCSSスタイル・クラス。スタイル・クラスは、jspxページまたはスキニングCSSファイルなどで定義できます。または、AFInstructionTextのようなパブリック・スタイル・クラスの1つを使用できます。 |
value | Object | あり | 進捗状況コンポーネントで使用中のデータ・モデル。モデルはorg.apache.myfaces.trinidad.model.BoundedRangeModelタイプである必要があります。 |
visible | boolean | あり | コンポーネントの可視性。falseの場合、コンポーネントはクライアント上で非表示となります。renderedとは異なり、これはサーバーでのライフサイクルには影響を与えません(コンポーネントに実行済バインディングがある、など)。コンポーネントの可視性は、クライアント上で切り替えるか、PPRを使用して切り替えることができます。renderedがfalseの場合、コンポーネントはどのような方法でもレンダリングされず、クライアントで表示できません。ほとんどの場合、visibleプロパティのかわりにrenderedプロパティを使用します。 次のレンダーキットではサポートされていません。 org.apache.myfaces.trinidad.core |