カスタム・ログイン・モジュールによる認証

ログイン・サービスは、Oracle Platform Securityのキー・コンポーネントです。概念的には、ログイン・サービスはJAASログイン・モジュールSPI
javax.security.auth.spi.LoginModule)をOracle Platform Securityサービス・フレームワークに結合するアダプタです。

ログイン・サービスの主な役割は、Oracle Platform Securityサービス・フレームワークでのJAASログイン・モジュール実装の構成および使用を可能にすることです。

カスタム・ログイン・モジュールを追加する手順は、次のとおりです。

  1. アプリケーション・ナビゲータの「アプリケーション・リソース」パネルで、「ディスクリプタ」次の選択「META-INF」フォルダ内のjps-config.xmlファイルをダブルクリックします。
  2. jps-config.xml概要エディタで「ログイン・モジュール」タブを選択します。詳細
  3. ページ上部で「新規ログイン・モジュールの作成」をクリックします。
  4. 「ログイン・モジュール名」を入力して「OK」をクリックします。
  5. ログイン・モジュールのクラス名を入力します。プロジェクトで使用可能な既存のクラス名を検索するには、「検索」ボタンをクリックします。
  6. 「ログイン制御フラグ」を選択します。REQUISITE、REQUIRED、SUFFICIENTまたはOPTIONALを選択できます。詳細
  7. 「ログ・レベル」を選択します。FINE、FINER、FINEST、CONFIG、INFO、WARNING、SEVEREを選択できます。詳細
  8. 「デバッグ」を選択して、ログイン・モジュールでデバッグ・メッセージを出力するかどうかを定義します。
  9. 「すべてのロールの追加」を選択して、ログイン・モジュールを使用して認証後にユーザーのすべての直接または間接付与ロールをサブジェクトに追加するかどうかを定義します。
  10. ログイン・モジュールで必要なその他のプロパティすべての、名前と値を入力します。

ログイン・モジュールの詳細は、Oracle Fusion Middlewareセキュリティ・ガイドを参照してください。


Webアプリケーションでのユーザー認証の処理