UIComponentクラス: oracle.adf.view.faces.bi.component.gantt.UIProjectGantt
コンポーネント・タイプ: oracle.dss.adf.gantt.ProjectGantt
ProjectGanttは、プロジェクト・スケジュールにタスクのリストを表示する場合に使用します。このプロジェクト・ガントは、主に2つの部分で構成されています。プロジェクト・ガントの左側には表の列の形式を使用してタスクに関する情報が表示され、右側にはタスクの開始日と終了日が図表形式で表示されます。
このコンポーネントの子として使用できるタグはganttLegend、collectionDragSource、collectionDropTargetです。
ProjectGanttには、すぐに使用できる次のようなタスク・タイプの事前定義済のスタイルがあります。
また、ガント・モデルによって提供されたデータに基づいて、ProjectGanttでは次の内容も表示できます。
アプリケーションでは、TaskbarFormatManagerを使用して独自のTaskbarFormatオブジェクトを登録することによって、独自のスタイルを定義したり、事前定義済のスタイルを変更できます。詳細は、oracle.adf.view.faces.bi.component.gantt.TaskbarFormatおよびoracle.adf.view.faces.bi.component.gantt.TaskbarFormatManagerクラスのjavadocを参照してください。
プロジェクト・ガントでは、チャート上でのタスクの直接操作がサポートされています。たとえば、タスク・バーをドラッグして、タスクの開始時間や継続時間を変更できます。簡単なマウス・ジェスチャーで、タスクを複数のセグメントに分割したり、タスク間の依存性を設定できます。
ProjectGanttコンポーネントは、モデルを使用して、基になるリストのデータにアクセスします。また、TreeTableコンポーネントと同じく、階層データをサポートします。具体的なモデル・クラスはorg.apache.myfaces.trinidad.model.TreeModelです。
TreeModelから戻されるオブジェクトのコレクションには、少なくとも次のプロパティが必要です。
オブジェクトは、ガントに正しいプロパティを確実に提供するために、必要に応じてoracle.adf.view.faces.bi.model.Taskインタフェースを実装できます。
ガントの左側に表示する列を指定するには、列コンポーネントを子として追加します。詳細は、<af:column>
のドキュメントを参照してください。
TreeTableと同じく、nodeStampファセットは階層内の要素の主識別子を指定する場合に使用します。たとえば、「タスク名」列をプロジェクト・ガントのnodeStampとして使用できます。
凡例をガントにアタッチするには、ganttLegendコンポーネントを追加します。ツールバーの凡例トグル・ボタンは、凡例がアタッチされ、表示されている場合にのみ使用できます。
ProjectGanttは、collectionDropTargetタグを使用して、Table, TreeTableのドロップ・ターゲットにできます。Table, TreeTableのコンテンツをガントにドロップするには、まずTable, TreeTableをドラッグ元として指定する必要があります。<af:collectionDragSource>
のドキュメントを参照してください。
ProjectGanttは、collectionDragSourceタグを使用して、Table, TreeTableのドラッグ元にできます。Table, TreeTableのコンテンツをガントにドロップするには、まずTable, TreeTableをドロップ・ターゲットとして指定する必要があります。<af:collectionDropTarget>
のドキュメントを参照してください。
<dvt:projectGantt startTime="2008-04-12"
endTime="2009-04-12"
value="#{project.model}"
var="task">
<f:facet name="major">
<dvt:timeAxis scale="months"/>
</f:facet>
<f:facet name="minor">
<dvt:timeAxis scale="weeks"/>
</f:facet>
<f:facet name="nodeStamp">
<af:column headerText="Task Name">
<af:outputText value="#{task.taskName}"/>
</af:column>
</f:facet>
<af:column headerText="Resource">
<af:outputText value="#{task.resourceName}"/>
</af:column>
<af:column headerText="Start Date">
<af:outputText value="#{task.startTime}"/>
</af:column>
<af:column headerText="End Date">
<af:outputText value="#{task.endTime}"/>
</af:column>
</dvt:projectGantt>
型 | フェーズ | 説明 |
---|---|---|
oracle.adf.view.faces.bi.event.FilterEvent | リクエスト値の適用 | フィルタ・イベントは、フィルタを変更すると配信されます。 |
oracle.adf.view.faces.bi.event.DataChangeEvent | リクエスト値の適用 | データ変更イベントは、データの変更が生じるアクションをガントに対して実行すると配信されます。例として、特定のタスクのタスク・バーをドラッグして時間を変更することによって、そのタスクの開始時間を更新することをあげることができます。 |
oracle.adf.view.faces.bi.event.DoubleClickEvent | リクエスト値の適用 | ダブルクリック・イベントは、ダブルクリックをガントに対して実行すると配信されます。 |
oracle.adf.view.faces.bi.event.TaskSelectionEvent | リクエスト値の適用 | タスク選択イベントは、ガントでタスク・バーを選択すると配信されます。 |
oracle.adf.view.faces.bi.event.GanttActionEvent | リクエスト値の適用 | アクション・イベントは、データの変更が生じないアクションをガントに対して実行すると配信されます。例として、ガントの印刷をあげることができます。 |
org.apache.myfaces.trinidad.event.SortEvent | リクエスト値の適用 | ソート・イベントは、ソート・アクションをガントの列のいずれかに対して実行すると配信されます。 |
org.apache.myfaces.trinidad.event.AttributeChangeEvent | アプリケーションの起動、 リクエスト値の適用 |
属性変更を記述するために配信されるイベント。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
名前 | 説明 |
---|---|
chartPopupMenu | チャート表のポップアップ・メニューに表示される追加のコントロールを指定するために使用するコンポーネント。これはポップアップ・コンポーネントである必要があります。 |
customPanel | タスク・プロパティ・ダイアログの「カスタム」タブに表示するコントロールを指定するために使用するコンポーネント。 |
major | 主時間軸の指定に使用するコンポーネント。TimeAxisコンポーネントである必要があります。 |
menuBar | 「ガント」メニュー・バーに表示する追加のコントロールを指定するために使用するコンポーネント。MenuBarコンポーネントである必要があります。 |
minor | 副時間軸の指定に使用するコンポーネント。TimeAxisコンポーネントである必要があります。 |
nodeStamp | ガントの各要素にタイムスタンプを設定するために使用するコンポーネント。特定のタイプのコンポーネントのみがサポートされます。動作を伴わないすべてのコンポーネントはサポートされ、EditableValueHolderインタフェースまたはActionSourceインタフェースを実装するコンポーネントもほとんどがサポートされます。ガントでは、このコンポーネントは列である必要があります。 |
tablePopupMenu | リスト表のポップアップ・メニューに表示される追加のコントロールを指定するために使用するコンポーネント。これはポップアップ・コンポーネントである必要があります。 |
toolbar | 「ガント」ツールバーに表示する追加のコントロールを指定するために使用するコンポーネント。Toolbarコンポーネントである必要があります。 |
名前 | 型 | ELのサポート | 説明 |
---|---|---|---|
actionListener | String | あり | ガントに対してアクションを実行すると呼び出されるactionListenerへのメソッド・リファレンス。 |
attributeChangeListener | javax.el.MethodExpression | ELのみ | 属性変更リスナーへのメソッド・リファレンス。属性変更イベントは、プロパティに対するプログラム的な変更については配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしにレンダラによってプロパティが変更される場合にのみ配信されます。属性変更イベントの例には、クライアント側のサイズ変更をサポートしていた列の幅などがあります。 |
backgroundColor | String | あり | ガントの背景色。16進文字列が想定されています(例: #FF33FF)。 |
binding | String | ELのみ | コンポーネント・インスタンスをBean上に格納するELリファレンス。これは、バッキングBeanからコンポーネントへのプログラム的なアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をバッキングBeanに移動するために使用できます。 |
contentDelivery | String | あり | コンポーネントを初めてレンダリングするときにデータをフェッチするかどうかを指定します。contentDeliveryがimmediateの場合、データは即座にフェッチされてコンポーネント・クロムにインライン化されます。contentDeliveryがlazyの場合、データは後続の要求でフェッチされてクライアントに配信されます。 |
currentDate | java.util.Date | あり | ガントで強調表示する現在の日付。 |
customizationId | String | あり | この属性は推奨されていません。永続的なカスタマイズを適用するには、id属性を使用する必要があります。この属性は、次のリリースでは削除されます。 |
dataChangeListener | String | あり | データの変更が生じるアクションをガントで実行すると呼び出されるdataChangeListenerへのメソッド・リファレンス。 |
dontPersist | String | あり | 登録済の永続するChangeManagerに対して持続することを禁止された持続属性のリストです。持続属性はセッションに対しては依然として持続します。 |
doubleClickListener | String | あり | ガントに対してダブルクリックを実行すると呼び出されるdoubleClickListenerへのメソッド・リファレンス。 |
endTime | String | あり | ガントの期間のレンダリングに使用する終了時間。 |
featuresOff | String | あり | 有効な値: edit、clipboard、indenting、linking、split、print、undo、legend、zoom、view projectGanttに対して無効にするデフォルト機能のリスト。 |
fetchSize | int | あり | データ・フェッチ・ブロック内の行の数。 |
filterListener | String | あり | 別のフィルタを選択すると呼び出されるfilterListenerへのメソッド・リファレンス。 |
filterManager | String | あり | アプリケーションが定義したFilterManagerでデフォルトのFilterManagerをオーバーライドします。FilterManagerには、ガントに表示するタスクを制限するアプリケーション定義のフィルタのリストが含まれます。詳細は、oracle.adf.view.faces.bi.component.gantt.FilterManagerのjavadocを参照してください。 |
first | int | あり | 現在の行範囲の中で最初の行の索引。この索引はゼロベースです。この属性は、ユーザーに表示する行の範囲を制御する場合に使用します。 |
highlightColor | String | あり | 強調表示する期間に使用する色。16進文字列が想定されています(例: #FF33FF)。 |
highlightEndTime | java.util.Date | あり | 強調表示する期間の終了時間。 |
highlightStartTime | java.util.Date | あり | 強調表示する期間の開始時間。 |
horizontalFetchSize | int | あり | データがフェッチされる水平データ・ウィンドウのサイズ(ピクセル数)。このデータ・ウィンドウ内のタスク・バーのみがレンダリングされます。垂直方向への仮想化を実現するfetchSizeとは対照的に、horizontalFetchSizeは水平方向への仮想化を実現します。 |
horizontalGridVisible | boolean | あり | ガントのチャート部分に水平グリッド線を描画するかどうかを指定します。 |
iconPlacement | String | あり | タスク・バーに対するアイコンの相対的な位置合せを指定します。 |
id | String | なし | コンポーネントの識別子。識別子は、HTMLで許可される構文のサブセットに準拠している必要があります。
|
inlineStyle | String | あり | このコンポーネントに使用するCSSスタイルを指定します。これは基本的なスタイル変更を行うためのものです。複雑なスタイル変更を必要とする場合は、スキニング・メカニズムを使用する必要があります。inlineStyleは、コンポーネントのルートDOM要素に適用される1組のCSSスタイルです。多くのコンポーネントは複数のDOM要素で構成され、それぞれに独自のスタイルが適用されている可能性があります。場合によっては、inlineStyleで定義されたスタイルが表示に反映されないことがあります。たとえば、このコンポーネントの内部DOM要素の1つに、スキンで背景色が指定されている場合は、inlineStyleに背景色を設定しても見た目は変化しません(少なくともこの内部DOM要素が存在するかぎり)。これは、この内部DOM要素の背景色が優先されるためです(このDOM要素は本質的にルート要素の最上部の層となるため)。このような場合は、この内部DOM要素のスキニング・キーを定義する別のスキンを使用(または独自のスキンを定義)して、その背景色を抑制する(-tr-inhibit: background-colorなどを使用)か、または任意の色を設定します。 |
labelPlacement | String | あり | タスク・バーに対するラベルの相対位置を指定します。 |
nonWorkingDays | String | あり | ガントに休日として強調表示する日付の空白区切りリスト。 |
nonWorkingDaysColor | String | あり | 休日または週休を強調表示するために使用する色。色の16進文字列が想定されています(例: #FF33FF)。 |
nonWorkingDaysOfWeek | String | あり | 毎週の非勤務日として強調表示する平日の空白区切りリスト。sun、mon、tue、wed、thu、fri、satの省略形で記載する必要があります。 |
partialTriggers | String | あり | 部分更新をトリガーするコンポーネントのID。トリガー・コンポーネントをリスニングするコンポーネントです。トリガー・コンポーネントのいずれかがなんらかの更新をもたらすイベントを受け取ると、そのコンポーネント自体も更新を要求します。識別子はソース・コンポーネントに関連しており、NamingContainerを説明するものである必要があります。コンポーネントがすでにネーミング・コンテナ内にある場合、単一のコロンを使用してルートから検索を開始したり、複数のコロンを使用してNamingContainer経由で上方に移動したりできます。たとえば、::は親ネーミング・コンテナから検索することを示し、:::は祖父母ネーミング・コンテナから検索することを示すというようになります。 |
persist | String | あり | 登録済の永続するChangeManagerに対して持続する持続属性のリスト。持続属性は、デフォルトでセッションに対して常に持続します。 |
rendered | boolean | あり | コンポーネントをレンダリングするかどうかを指定します。falseに設定すると、このコンポーネントの出力は配信されません。 |
showCurrentDate | boolean | あり | アプリケーションにより現在としてマーク付けされた日付でガントに線を描画するかどうかを指定します。これを参照可能にするには、currentDate属性も設定する必要があります。 |
showMenuBar | boolean | あり | ガントにメニュー・バーを表示するかどうかを指定します。この属性をfalseに設定すると、menuBarファセットで指定したカスタム・メニュー・バー項目も非表示になります。 |
showToolbar | boolean | あり | ガントにツールバーを表示するかどうかを指定します。この属性をfalseに設定すると、ツールバー・ファセットで指定したカスタム・ツールバー・ボタンも非表示になります。 |
sortListener | String | あり | ガントの列を(列ヘッダーの矢印ボタンを使用して)ソートすると呼び出されるsortListenerへのメソッド・リファレンス。 |
splitterPosition | int | あり | データ・リージョンとチャート・リージョンの間にあるスプリッタの初期位置(ピクセル数)。 |
startTime | String | あり | ガントの期間のレンダリングに使用する開始時間。 |
styleClass | String | あり | このコンポーネントに使用するCSSスタイル・クラスを設定します。 |
summary | String | あり | ユーザー・エージェントが(スクリーン・リーダーなどの)非ビジュアル・メディアにレンダリングできるように、このプロジェクト・ガントの目的および構造のサマリーを設定します。 |
taskSelectionListener | String | あり | タスク・バーを選択すると呼び出されるtaskSelectionListenerへのメソッド・リファレンス。 |
taskbarFormatManager | String | あり | アプリケーションが定義したTaskbarFormatManagerでデフォルトのTaskbarFormatManagerをオーバーライドします。TaskbarFormatManagerには、ガントに表示されるタスク・バーのタイプと、それぞれをビジュアルに表現したものが登録されています。詳細は、oracle.adf.view.faces.bi.component.gantt.TaskbarFormatManagerのjavadocを参照してください。 |
tooltipKeyLabels | String | あり | tooltipKeys属性に指定されている、対応するデータ・オブジェクト・キーのラベル。この属性は常にtooltipKeyとともに使用し、キーの数とラベルの数を一致させる必要があります。 |
tooltipKeys | String | あり | ツールチップに移入する値の取得に使用するデータ・オブジェクト・キー。これらの値は、基本的にGanttModelから戻されたタスク・オブジェクトに関連付けられているプロパティです。この属性は常にtooltipKeyLabelsとともに使用し、キーの数とラベルの数を一致させる必要があります。 |
undoManager | String | あり | アプリケーションが定義したUndoManagerでデフォルトのUndoManagerをオーバーライドします。UndoManagerは、ガントに対する特定のアクションの実行結果として、UNDO可能なエントリを管理します。詳細は、oracle.adf.view.faces.bi.component.gantt.UndoManagerのjavadocを参照してください。 |
value | String | あり | ガント・データ: 型はorg.apache.myfaces.trinidad.model.TreeModelである必要があります。 |
var | String | あり | このコレクションの各要素を参照するために使用するEL変数の名前です。このコンポーネントのレンダリングが完了すると、この変数は削除されます(またはその前の値に戻ります)。 |