パネル・スプリッタ・コンポーネントは、調節可能なスプリッタで区切られたサイズ変更可能な2つのペインを作成します。ペインは、「Orientation」属性によって水平方向(隣り合せ)または垂直方向(上から下に)に配置されます。デフォルトでは、「Orientation」はhorizontal
に設定されています。
次の図のように、異なる方向のパネル・スプリッタ・コンポーネントをネストして、縦横に配列した複合的なペインを作成できます。
パネル・スプリッタを使用すると、エンド・ユーザーが子コンポーネント間で領域を再配分できます。調節可能なスプリッタをドラッグしてペインのサイズを変更します。スプリッタ上の矢印をクリックすると、矢の方向にペイン(およびコンテンツ)が閉じます。
パネル・ストレッチ・レイアウトのように、パネル・スプリッタは子コンポーネントを直接は受け入れません。子のコンテンツはファセット内にのみ配置できます。パネル・スプリッタは、子のコンテンツを挿入できるペインを指定する2種類のファセット(first
とsecond
)をサポートしています。
<af:panelSplitter ..>
<f:facet name="first">
<!-- pane contents here -->
</f:facet>
<f:facet name="second">
<!-- pane contents here -->
</f:facet>
</af:panelSplitter>
パネル・スプリッタは、ストレッチ・レイアウト・コンポーネントです。つまり、エンド・ユーザーがブラウザやペインのサイズを変更したり、ペインを開閉すると、子コンポーネントがブラウザの使用可能領域全体にストレッチされるように、その子コンポーネントに対して特定の寸法が強制的に適用されます。
パネル・スプリッタを追加すると、各属性に対して次のデフォルト値が使用されます。
horizontal
。これは、ペインが隣り合せ(言語の読み方向に従って左から右または右から左)に配列されることを意味します。他のペインの上にペインを(上から下に)配置する場合は、値をvertical
に変更します。false
。これは、調節可能なスプリッタの配置が、firstファセットから判定されることを意味します。firstファセットは、水平方向の配列では(言語の読み方向に従って)左または右ペイン、または垂直方向の配列では上部ペインになります。スプリッタの初期の位置をsecondファセット(水平方向の配列では左または右ペイン、垂直方向の配列では下部ペイン)から判定する場合は、値をtrue
に変更します。 200
ピクセル。これは、「PositionedFromEnd」の値に従って、firstまたはsecondファセットから判定される調節可能スプリッタの間隔です。 false
。この属性は、ペインの開閉状態を判断します。デフォルト値はfalse
で、ペインが開いた状態を意味します。ペインが開いている場合は、調節可能スプリッタ上の矢印をクリックすると、矢印の方向にペインが閉じます。矢印を再度クリックするとペインが開きます。 水平方向の配列では、「PositionedFromEnd」がfalse
、「SplitterPosition」が200
の場合、調節可能スプリッタの初期の位置は、firstファセットまたは左ペインから200ピクセルになります(最初の図を参照してください)。垂直方向の配列で「PositionedFromEnd」がfalse
、「SplitterPosition」が200
の場合、調節可能スプリッタの初期の位置は、firstファセットまたは上部ペインから200ピクセルになります(2番目の図を参照してください)。
「PositionedFromEnd」がfalse
の場合、調整可能スプリッタ上の矢印はfirstファセットの方向を指し、「PositionedFromEnd」がtrue
の場合、調整可能スプリッタ上の矢印はsecondファセットの方向を指します。水平方向の第2パネル・スプリッタ(s2
)の「PositionedFromEnd」をtrue
に変更することで、調節可能スプリッタは、右ペイン(読み方向が左から右の場合)の終端から200px
に配置され、中央ペインが右ペインより大きくなります。これをビジュアル・エディタで確認するには、エディタ・ウィンドウ上部の「LayoutPage.jspx」ドキュメント・タブをダブルクリックしてビジュアル・エディタを最大化します。タブを再度ダブルクリックすると、元のサイズに戻ります。
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