「表からのビジネス・コンポーネントの作成」では、既存のデータベース・オブジェクトからビジネス・ドメイン・コンポーネント(エンティティ・オブジェクト、アソシエーションおよびドメイン)のパッケージを簡単に作成でき、オプションで、新しく生成されたこれらのビジネス・ドメイン・コンポーネントからデータ・モデル・コンポーネント(ビュー・オブジェクト、ビュー・リンクおよびアプリケーション・モジュール)のデフォルト・パッケージも作成できます。
ウィザードで選択する特定のデータベース・オブジェクトが重要です。この選択によって、生成されるビジネス・コンポーネントがどのように関連付けられるかが決まります。たとえば、2つの表でその外部キー列を通じて1対多関係が定義されている場合は、ウィザードによって生成されるビジネス・コンポーネントでもこの関係が記述されます。ビジネス・コンポーネントの用語で、1対多関係はマスター/ディテール関係とも呼ばれます。
JDeveloperには、このウィザードで作成したビジネス・コンポーネントの編集、および新規のビジネス・コンポーネントの追加が可能なその他のビジネス・コンポーネント・ウィザードも用意されています。
「表からのビジネス・コンポーネントの作成」ウィザードでは、ユーザー・インタフェースは作成されません(ユーザー・インタフェースはアプリケーションのビュー部分で管理されます)。また、制御フローなどの他のアプリケーション・ロジックも決定されません。ウィザードでは、データの表現とアクセスおよびビジネス・ロジックの実装のみが提供されます。
具体的には、Oracle ADF Business Componentsテクノロジでは、アプリケーション処理のすべての面が自動的に処理されます。
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