<af:convertNumber>

af:convertNumber convertNumber convert number

タイプ: oracle.adf.rich.Number

標準JSF javax.faces.convert.NumberConverterの拡張。コンバータでは、デフォルトのNumberConverterのすべての標準機能が提供され、オブジェクトへの変換は厳密です。

JSF javax.faces.convert.NumberConverterは、22.22.2または22ABCのような値を、それぞれ22.22および22の有効な数値に変換します。ここでは変換エラーが発生するか、ConverterExceptionがスローされます。

number grouping separatorおよびdecimal separatoradf-faces-config.xmlファイルで構成されている場合、これは解析および書式設定のためのgetAsObject()およびgetAsString()のコールで使用されます。これが設定されていない場合、number grouping separatorおよびdecimal separatorは、ロケールに基づいてデフォルト設定されます。

コンバータでcurrencyCodeが設定されている場合は、これが使用されます。その他はadf-faces-config.xmlファイルで設定されたcurrencyCodeを使用します。これが構成ファイルで設定されていない場合、これはロケールに基づいてデフォルト設定されます。

ADF FacesはJDK 1.4以上のバージョンに準拠するため、currencyCodecurrencySymbolより優先されます。currencyCodeおよびcurrencySymbolをJDKの異なるバージョンより優先させる方法の詳細は、JSFのjavax.faces.convert.NumberConverterを参照してください。

このコンバータは、標準コンバータのIDの下に自動で登録されるため、<f:convertNumber>タグの使用時に使用されます。

またこのコンバータは、クライアントで動作します(org.apache.myfaces.trinidad.convert.ClientConverterを実装します)。これには1つ例外があり、pattern属性が指定されているとき、コンバータはサーバーで動作します。

詳細は、org.apache.myfaces.trinidad.convert.NumberConverterのjavadocを参照してください。

属性

名前 ELのサポート 説明
currencyCode String あり ISO4217通貨コードは、通貨のフォーマット中にのみ適用されます。また通貨コードは、adf-faces-config.xmlファイルのすべてのアプリケーションで設定できます。通貨コードがコンバータで設定されず、adf-faces-config.xml構成ファイルで設定されている場合、これはAdfFacesContext().getCurrenctInstance().getCurrencyCode().をコールすると使用されます。タイプがcurrencyに設定されている場合、この通貨コードはフォーマット目的でgetAsString()をコールすると使用されます。
currencySymbol String あり 通貨シンボルは、通貨をフォーマットするときのみ適用されます。通貨コードが設定されている場合、シンボルは無視されます。
groupingUsed boolean あり 書式設定された出力に、グループ化セパレータを含めるかどうかを指定するフラグ。デフォルト値はtrueです。
hintPattern String あり

デフォルトのメッセージのかわりに使用するカスタム・ヒント・メッセージ。これは必要なパターンでヒントを提供します。

パラメータ:

  • {0} コンバータが期待しているパターン
integerOnly boolean あり 値の整数部のみを書式設定および解析対象とするかどうかを指定するフラグ。デフォルト値はfalseです。
locale java.util.Locale あり 書式設定時または解析時に、このロケールに定義されたスタイルが日付と時刻に使用されます。指定しない場合や、NULLを指定した場合は、RequestContext.getFormattingLocale()から返されるロケールが使用されます。そのロケールがNULLの場合は、FacesContext.getViewRoot().getLocale()が使用されます。
maxFractionDigits int あり 出力の少数部分でフォーマットされる桁の最大数。
maxIntegerDigits int あり 出力の整数部分でフォーマットされる桁の最大数。
messageDetailConvertCurrency String あり

FacesMessageの詳細部分の作成で使用するカスタム・エラー・メッセージ。これは、valueを数値に変換できないとき、typecurrencyに設定され、patternがnullであるか設定されていないときに、使用します。

パラメータ:

  • {0} コンポーネントを識別するラベル
  • {1} ユーザーが入力した値
注意: ユーザーが入力した値を指定するパラメータ{1}は、inputTextでsecret=trueになっているなど値が保護されている場合は、決してメッセージで使用しないでください。
messageDetailConvertNumber String あり

FacesMessageの詳細部分の作成で使用するカスタム・エラー・メッセージ。これは、valueを数値に変換できないとき、typenumberに設定され、patternがnullであるか設定されていないときに使用します。

パラメータ:

  • {0} コンポーネントを識別するラベル
  • {1} ユーザーが入力した値
注意: ユーザーが入力した値を指定するパラメータ{1}は、inputTextでsecret=trueになっているなど値が保護されている場合は、決してメッセージで使用しないでください。
messageDetailConvertPattern String あり

FacesMessageの詳細部分の作成で使用するカスタム・エラー・メッセージ。これはpatternの設定に基づいてvalueを数値に変換できないときに使用します。

パラメータ:

  • {0} コンポーネントを識別するラベル
  • {1} ユーザーが入力した値
  • {2} 指定された変換パターン
注意: ユーザーが入力した値を指定するパラメータ{1}は、inputTextでsecret=trueになっているなど値が保護されている場合は、決してメッセージで使用しないでください。
messageDetailConvertPercent String あり

FacesMessageの詳細部分の作成で使用するカスタム・エラー・メッセージ。これは、valueを数値に変換できないとき、type'percent'に設定され、patternがnullであるか設定されていないとき、使用します。

パラメータ:

  • {0} コンポーネントを識別するラベル
  • {1} ユーザーが入力した値
注意: ユーザーが入力した値を指定するパラメータ{1}は、inputTextでsecret=trueになっているなど値が保護されている場合は、決してメッセージで使用しないでください。
minFractionDigits int あり 出力の少数部分でフォーマットされる桁の最小数。
minIntegerDigits int あり 出力の整数部分でフォーマットされる桁の最小数。
pattern String あり 数字文字列の書式設定方法および解析方法を決定するカスタム書式設定パターン。有効な値はjava.text.DecimalFormatでサポートされています。この属性はクライアントでサポートされていないため、コンバータが指定されると、これはサーバーで実行されます。
type String あり 数字の文字列の書式設定方法および解析方法を指定します。有効な値はnumber、currencyおよびpercentで、デフォルトはnumberです。