文字列

次に示すシーケンスは、文字列として定義されます。

1つの文字列に複数の行を使用する場合は、行の最後に\を使用します。

隣接した2つの文字列は連結されます(たとえば、'Oracle Data Integrator and' ' Python''Data Integrator and Python'と同じです)。

エスケープ・シーケンス

\newline  : 無視(改行をエスケープ)

\\  : バックスラッシュ(\)

\e:  エスケープ(ESC)

\v : 垂直タブ(VT)

\' :  一重引用符(')

\f : 改ページ(FF)

\OOO  : 8進値OOOの文字

\" : 二重引用符(")

\n  : 改行(LF)

\a  : ビープ(BEL)

\r  : 改行(CR)

\xHH  : 16進文字HH

\b  : バックスペース(BS)

\t  : 水平タブ(TAB)

\uHHHH: 16進Unicode文字HHHH

\AllCharacter: そのままの状態

 

文字列の書式化

文字列の書式化は非常に便利です。C関数sprintf() :によく似ています。

例:

"My tailor is %s..." % "rich""My tailor is rich..."を戻します。

"Tea %d %d %s" % (4, 2, "etc.")"Tea 4 2 etc."を戻します。

"%(itemNumber)d %(itemColor)s" % {"itemNumber":123, "itemColor":"blue"}"123 blue"を戻します。

 

文字列を書式化する%コード:

コード

説明

%s

文字列または任意のオブジェクト

%r

%sと同じだがrepr()を使用

%c

文字

%d

10進整数

%i

整数

%u

符号なし整数

%o

8進整数

%x、%X

16進整数

%e、%E

浮動小数指数

%f、%F

浮動小数

%g、%G

%eまたは%f浮動小数

%%

'%'リテラル

 

文字列に最もよく使用されるメソッド

文字列に使用される最も一般的なメソッドを次の表に要約します。たとえば、sが文字列の場合、s.lower()はsを小文字で戻します。シーケンスのすべての演算は認可されます。

コード

説明

s.capitalize()

sのコピーを大文字で戻します。

s.center(width)

width文字の文字列を中央揃えにしたsのコピーを戻します。

s.count(sub[,start[,end]])

sでのsubの発生回数を戻します。

s.encode([encoding[,errors]])

sのエンコードされたバージョンを戻します。

s.endswith(suffix[,start[,end]])

suffixで終わる場合はTRUEを戻します。

s.expandtabs([tabsize])

すべてのタブがタブと同サイズの空白に置換されたsのコピーを戻します。

s.find(sub[,start[,end]])

subが見つかった場合にsの最初のインデックスを戻します。

s.index(sub[,start[,end]])

findと同じですがsubが見つからなかった場合はエラーを戻します。

s.isalnum()

sのすべての文字が英数字の場合にTRUEを戻します。

s.isalpha()

sのすべての文字が英文字の場合にTRUEを戻します。

s.isdigit()

sのすべての文字が数字の場合にTRUEを戻します。

s.islower()

sが小文字の場合にTRUEを戻します。

s.isspace()

sに空白しか含まれない場合にTUREを戻します。

s.istitle()

sの各単語が大文字で始まる場合にTRUEを戻します。

s.isupper()

sのすべての文字が大文字の場合にTRUEを戻します。

s.join(seq)

sで区切られた、シーケンスseqの文字列の連結を戻します。

s.ljust(width)

width文字の最大長を持つ、左揃えのsのコピーを戻します。

s.lower()

sの小文字のコピーを戻します。

s.lstrip()

左端のすべての空白を削除したsのコピーを戻します。

s.replace(old, new[, maxsplit])

sに含まれるoldをnewに置換します。

s.rfind(sub[,start[,end]])

subが見つかった場合にsの最後のインデックスを戻します。

s.rindex(sub[,start[,end]])

rfindと同じですが見つからなかった場合はエラーを戻します。

s.rjust(width)

width文字の最大長を持つ、右揃えのsのコピーを戻します。

s.rstrip()

右端のすべての空白を削除したsのコピーを戻します。

s.split([sep[,maxsplit]])

sepをセパレータとして使用してsの単語のリストを戻します。

s.splitlines([keepends])

sの行のリストを戻します。

s.startswith(prefix[,start[,end]])

prefixで始まる場合にTRUEを戻します。

s.strip()

両端のすべての空白を削除したsのコピーを戻します。

s.swapcase()

大文字を小文字、小文字を大文字に変換したsのコピーを戻します。

s.title()

すべての単語が大文字で始まるsのコピーを戻します。

s.translate(table[,deletechars])

tableに従って変換します。

s.upper()

sの大文字のコピーを戻します。