Microsoft Excelモデルの作成およびリバース・エンジニアリング

Microsoft Excelモデルの作成

Microsoft Excelモデルは、Microsoft Excelスプレッドシートに格納された表に対応するデータストアのセットです。モデルは、常に論理スキーマに基づきます。特定のコンテキスト内で、論理スキーマは単一の物理スキーマに対応します。この物理スキーマに対応するデータ・スキーマには、Microsoft Excelモデルの表が格納されます。

Microsoft Excelモデルを作成する手順:
  1. デザイナに接続します。

  2. ツリーで「Models」を選択します。

  3. 右クリックし、「Insert Model」を選択します。

  4. 「Definition」タブで、「Name」フィールドを入力します。

  5. 「Technology」フィールドで、「Microsoft Excel」を選択します。

  6. 「Logical Schema」フィールドで、モデルの基礎となる論理スキーマを選択します。

  7. 「Reverse」タブに移動し、モデルのリバース・エンジニアリング時に使用する「Context」を選択します。「Apply」をクリックします。

これでモデルは作成されましたが、データストアはまだ格納されていません。

Microsoft Excelモデルのリバース・エンジニアリング

モデルは、データストアなしで作成されます。リバース・エンジニアリング操作では、モデルの表の構造をリカバリして、適切なデータストア定義を作成します。リバース・エンジニアリングのタイプには、ドライバの機能のみを使用する標準リバース・エンジニアリングと、RKM(リバース・ナレッジ・モジュール)を使用してオブジェクトの構造を取得するカスタマイズ・リバース・エンジニアリングという2つのタイプがあります。

注意: デフォルトでは、Microsoft Excel用のRKMはありません。標準リバース・エンジニアリングを使用することをお薦めします。

標準リバース・エンジニアリング

Microsoft Excelで標準リバース・エンジニアリングを実行する手順:
  1. Microsoft Excelモデル「Reverse」タブに移動します。

  2. 次のフィールドを入力します。

  3. 「Selective Reverse」タブに移動します。

  4. リバース・エンジニアリング対象のデータストアのリストが表示されます。リバース・エンジニアリングしないデータストアについては、選択を解除します。

  5. 「Reverse」をクリックし、次に「Yes」をクリックして変更を承認します。

  6. Oracle Data Integratorにより、選択したデータストアのリバース・エンジニアリングが開始され、プログレス・バーが表示されます。

リバース・エンジニアリングされたデータストアが、モデルの下に表示されます。

「Reverse」および「Selective Reverse」タブのオプションを使用すると、リバース・エンジニアリングを詳細に設定できます。詳細は、「モデル」を参照してください。