この章では、SQL Workshopを使用してデータベース・オブジェクトを表示および管理する方法、ユーザー・インタフェースのデフォルト値を作成および管理する方法、およびデータ・ディクショナリを参照する方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
SQL Workshopを使用すると、データベース・オブジェクトをWebブラウザから表示および管理できます。
SQL Workshopのホームページにアクセスするには、「作業領域」ホームページの「SQL Workshop」アイコンをクリックします。(図5-1を参照。)
SQL Workshopのホームページは、次の4つの主なセクションに分かれています。
SQL Workshop:「SQLコマンド・プロセッサ」、「ユーザー・インターフェースのデフォルト値」および「データベース・オブジェクトを作成」ウィザードにすばやくアクセスできます。
データベース・ブラウザ: 既存のデータベース・オブジェクトをタイプ別に表示します。
SQLスクリプト: アップロードされたスクリプト・ファイルおよび制御ファイルを管理し、DDL(データ定義言語)文を生成します。
「タスク」リスト: 使用可能なオプションは次のとおりです。
ごみ箱を管理: 削除されたデータベース・オブジェクトを表示およびリストアします。
SQL履歴を表示: SQLコマンド・プロセッサで最近実行されたコマンドおよびスクリプトを表示します。
SQLアーカイブを管理: SQLアーカイブで頻繁に使用されるSQLコマンドを保存します。
データベース・オブジェクトを削除: 「データベース・オブジェクトを削除」ウィザードを使用してデータベース・オブジェクトを削除します。
実行計画: OracleオプティマイザでSQLコマンドを実行するために使用する計画を表示します。
データ・ディクショナリを問合せ:Oracleデータ・ディクショナリを参照します。
Oracle HTML DBはブラウザベースの開発環境であり、HTTP経由で通信を行います。HTTPはステートレスなプロトコルであるため、SQL Workshopを使用して発行するコマンドは、自動的にコミットされます。SQL Workshopの複数のページにまたがるトランザクションはサポートされていません。たとえば、SQL WorkshopのあるページでUPDATE
文を発行した後、ROLLBACK
コマンドを使用して、後続のページでその文を元に戻すことはできません。
コマンドCOMMIT
、ROLLBACK
およびSAVEPOINT
は1つのトランザクションとして実行されるため、スクリプトを使用して、これらのコマンドをSQL Workshopに含めることができます。
SQL Workshopを使用すると、データベース・オブジェクトを表示できます。たとえば、Oracleディクショナリを問い合せて、データベース・オブジェクトの詳細を表示できます。また、SQLコマンド・プロセッサでSQLコマンドやSQLスクリプトを実行したり、データベース・ブラウザでデータベース・オブジェクトを表示することもできます。
このセクションの内容は次のとおりです。
権限を所有しているOracleデータベース・スキーマに対してSQLコマンドおよびSQLスクリプトを実行するには、SQLコマンド・プロセッサを使用します。
SQLコマンド・プロセッサにアクセスするには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
「SQL Workshop」で、「SQLコマンド・プロセッサ」をクリックします。
SQLコマンド・プロセッサが表示されます。
リストからスキーマを選択し、画面に表示される手順に従います。
入力したコマンドを実行するには、「SQLを実行」をクリックします。
たとえば、データベース・オブジェクトを記述するには、DESC MY_OBJECT
と入力します。次に例を示します。
DESC DEMO_ABOUT
Internet Explorerを使用している場合、[Ctrl]+[Enter]
を押してSQL文を実行できます。
入力したコマンドを保存するには、「保存」をクリックします。
実行計画を使用すると、OracleオプティマイザでSQLコマンドを実行するために使用する計画を表示できます。
実行計画を表示するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
ページの右側の「タスク」リストから、「実行計画」を選択します。
実行計画が表示されます。
表示されるフィールドにコマンドを入力して、「実行計画」をクリックします。
データベース・オブジェクトを表示するには、データベース・ブラウザを使用します。データベース・オブジェクトを検索するには、表示するスキーマを選択します。スキーマで使用可能な値は、ユーザーのリソース権限によって異なります。
データベース・オブジェクトを参照するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
「データベース・ブラウザ」で、表示するデータベース・オブジェクトのタイプを選択します。
オブジェクトを検索するには、スキーマおよびオブジェクト型を選択し、「検索」フィールドに検索文字列を入力して「実行」をクリックします。検索では大/小文字は区別されず、ワイルド・カードや引用符を使用する必要もありません。
オブジェクトの詳細を表示するには、該当する名前の横にある「ビュー」アイコンをクリックします。
ページの右側の「タスク」リストから、タスクを選択します(オプション)。
SQL Workshopを使用すると、データベース・オブジェクトを管理できます。たとえば、新しいデータベース・オブジェクトの作成、スクリプト・ファイルと制御ファイルの管理または表の変更を行うことができます。
このセクションの内容は次のとおりです。
新しいデータベース・オブジェクトを作成するには、「データベース・オブジェクトを作成」ウィザードを使用します。
SQL Workshopで新しいデータベース・オブジェクトを作成するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
「SQL Workshop」で、「オブジェクトを作成」を選択します。
「データベース・オブジェクトを作成」ウィザードが表示されます。
作成するデータベース・オブジェクトのタイプを選択します。
画面に表示される手順に従います。
データベース・オブジェクトを削除するには、「データベース・オブジェクトを削除」ウィザードを使用します。このウィザードを使用して表を削除すると、関連するすべてのトリガーおよび索引も削除されます。
データベース・オブジェクトを削除するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
ページの右側の「タスク」リストから、「データベース・オブジェクトを削除」を選択します。
「データベース・オブジェクトを削除」ウィザードが表示されます。
スキーマを選択した後、オブジェクト・タイプを選択します。
画面に表示される手順に従います。
Oracle Database 10g リリース1(10.1)でOracle HTML DBを実行している場合は、削除されたデータベース・オブジェクトの表示およびリストアにごみ箱を使用できます。表を削除した場合、表に関連付けられた領域はすぐには削除されません。Oracleデータベースによって、この表の名前が変更され、すべての関連オブジェクトとともにごみ箱へ入れられます。後で、ごみ箱からリカバリすることができます。
注意: ごみ箱機能は、Oracle Database 10gでOracle HTML DBを実行している場合にのみ使用可能です。 |
ごみ箱を使用するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
ページの右側の「タスク」リストから、「ごみ箱を管理」を選択します。
ごみ箱が表示されます。
オブジェクトを検索するには、スキーマおよびオブジェクト型を選択し、「検索」フィールドに検索文字列を入力して「実行」をクリックします。
オブジェクトの詳細を表示するには、該当する名前の横にある「ビュー」アイコンをクリックします。
「オブジェクトのサマリー」ページでは、次の操作を実行できます。
「オブジェクトをリストア」をクリックして、現行のオブジェクトをリストアします。
「消去」をクリックして、現行のオブジェクトを完全に削除します。
オブジェクトを表示せずにごみ箱を空にするには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
ページの右側の「タスク」リストから、「ごみ箱を管理」を選択します。
ごみ箱が表示されます。
ページの右側の「タスク」リストから、「ごみ箱を空にする」を選択します。
アップロードしたスクリプト・ファイルを表示、編集および実行するには、SQLスクリプト・リポジトリを使用します。たとえば、新しいスクリプト・ファイルのアップロードに加えて、表作成スクリプト、索引作成スクリプトおよびPL/SQLパッケージ作成スクリプトの作成および編集を行うことができます。
このセクションの内容は次のとおりです。
アップロードしたスクリプト・ファイルを表示、編集、実行および削除するには、SQLスクリプト・リポジトリを使用します。
SQLスクリプト・リポジトリ内のスクリプト・ファイルを表示するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
「SQLスクリプト」で、「スクリプト」をクリックします。
SQLスクリプト・リポジトリが表示されます。スクリプトは、ご使用の作業領域のユーザー名に基づいて格納されています。
スクリプトを検索するには、「表示」リストからユーザー名を選択し、「検索」フィールドに検索文字列を入力して(オプション)、「実行」をクリックします。
スクリプト・リポジトリでは、次の操作を実行できます。
列ヘッダーをクリックして、リストを並べ替えます。
「ビュー」アイコンをクリックして、特定のファイルの詳細を表示します。
「編集」アイコンをクリックして、スクリプトを編集します。
「アクション」列の「実行」をクリックして、スクリプトを実行します。
削除するスクリプトをチェックして「チェックした項目を削除」をクリックし、スクリプトを削除します。
「アップロード」をクリックして、スクリプトをアップロードします。
「作成」をクリックして、スクリプトを作成します。
スクリプト・リポジトリで、「ビュー」アイコンをクリックします。
「ファイルの詳細」ページが表示されます。
「リンクを表示」では、次の操作を実行できます。
「ネイティブ・ファイル形式で保存。」をクリックして、ローカルにファイルをダウンロードします。
「ドキュメントをテキストとして表示。」をクリックして、Webブラウザでファイルを表示します。
「このスクリプトを解析。」をクリックして、実行するスクリプトを解析します。
スクリプト・リポジトリ内のスクリプトを実行するには、次の手順を実行します。
「アクション」列で「実行」をクリックします。
「実行」ページが表示されます。
スクリプトにパラメータが含まれている場合は、そのパラメータを定義する必要があります。各スクリプトに対して、最大9個の異なるパラメータを定義できます。
表示されるフィールドにパラメータの名前および値を入力します。
スクリプト・ファイルを表示するには、「ファイルを表示」をクリックします。
スクリプト・ファイルを実行するには、「スクリプトを実行」をクリックします。
「実行結果」ページに、成功と失敗の回数および経過時間が表示されます。赤字は、ファイルの実行中にエラーが発生したことを示します。
スクリプト・ファイルのソースを表示するには、「ソースを表示」をクリックします。
ファイルを再度実行するには、「スクリプトを実行」を再度クリックします。
スクリプト・ファイルの実行後は、「以前の実行」をクリックして、以前の実行の履歴を表示できます。
スクリプト・リポジトリからスクリプト・ファイルを削除するには、次の手順を実行します。
スクリプト・リポジトリで、削除するスクリプトをチェックします。
「チェックした項目を削除」をクリックします。
スクリプト・リポジトリにスクリプト・ファイルをアップロードするには、次の手順を実行します。
「スクリプト・リポジトリ」で、「アップロード」をクリックします。
「スクリプトをアップロード」ページが表示されます。
画面に表示される手順に従います。
アップロードするスクリプト・ファイルのファイル拡張子が有効な場合、SQL Workshopはそのファイルをスクリプトとして認識し、自動的に解析します。表5-1に、SQL Workshopが有効なスクリプト・ファイルとして認識するファイル拡張子を示します。
表5-1 有効なスクリプト・ファイル拡張子
拡張子 | 説明 |
---|---|
pkh | パッケージ・ヘッダー |
plb | パッケージ本体 |
sql | スクリプト |
con | 制約 |
ind | 索引 |
sqs | 順序 |
tab | 表 |
trg | トリガー |
pkb | パッケージ本体 |
pks | パッケージ仕様 |
スクリプト・リポジトリでスクリプト・ファイルを作成するには、次の手順を実行します。
「スクリプト・リポジトリ」で、「作成」をクリックします。
「スクリプトを作成」ページが表示されます。
画面に表示される手順に従います。
スクリプト内の文は、各文の末尾に改行およびスラッシュ(/)を追加して終了します。次に例を示します。
INSERT INTO emp values(10,'aaa')
/
INSERT INTO emp values(20,'bbb')
/
INSERT INTO emp values(30,'ccc')
/
スクリプトをパラメータ化するには、シャープ記号(#
)またはアンパサンド(&
)を使用します。有効なパラメータ構文の2つの例を次に示します。
CREATE TABLE #OWNER#.xyz (X INT) / CREATE TABLE #OWNER#.abc (Y NUMBER) / CREATE TABLE &OWNER.xyz (X INT) / CREATE TABLE &OWNER.abc (Y NUMBER) /
SQLスクリプト・リポジトリのスクリプトをエクスポートするには、Application Builderの「エクスポート/インポート」ウィザードを使用します。
SQL Workshopからスクリプトをエクスポートするには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「Application Builder」をクリックします。
Application Builderが表示されたら、「エクスポート/インポート」をクリックします。
「エクスポート/インポート」ウィザードが表示されます。
「エクスポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
「スクリプト・ファイル」ボタンをクリックし、画面に表示される手順に従います。
UNIX形式でエクスポートすると、CHR (10)
(改行)で区切られた行を含むファイルがウィザードによって生成されます。DOS形式でエクスポートすると、各行はCHR(13)||CHR(10)
(CR LF
または改行)で終了します。
SQLコマンド・プロセッサの「保存」をクリックすると、SQL Workshopによって、入力したコマンドおよびスクリプトがSQLアーカイブに保存されます。
SQLアーカイブは、SQLスクリプト・リポジトリとは異なります。頻繁に使用されるSQLコマンドをSQLアーカイブに保存すると、それらのコマンドを再入力せずに再度実行できます。SQLコマンドをSQLアーカイブに保存すると、保存したコマンドはスクリプト・リポジトリに表示されません。
SQLアーカイブを表示するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
ページの右側の「タスク」リストから、「SQLアーカイブを管理」を選択します。
SQLアーカイブが表示されます。スクリプトは、ご使用の作業領域のユーザー名に基づいて格納されています。
画面に表示される手順に従います。
SQLコマンドの履歴には、SQLコマンド・プロセッサで最後に実行された200個のコマンドおよびスクリプトが表示されます。
SQLコマンドの履歴を表示するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
ページの右側の「タスク」リストから、「SQL履歴を表示」を選択します。
SQLコマンドの履歴が表示されます。
コマンドを実行するには、適切な「SQL」リンクをクリックします。
選択されたSQLコマンドまたはスクリプトが、SQLコマンド・プロセッサに表示されます。
Oracle Database 10g リリース1(10.1)でOracle HTML DBを実行している場合は、DDL文を使用して、スキーマ・オブジェクトを作成または変更したり、不要になったスキーマ・オブジェクトを削除することができます。DDL文を使用すると、権限とロールの付与および取消し、表、索引またはクラスタ情報の解析、監査オプションの確立、またはデータ・ディクショナリへのコメントの追加を行うこともできます。
SQL WorkshopでDDL文を生成するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
「SQLスクリプト」で、「DDLを生成」をクリックします。
「DDLを作成」ウィザードが表示されます。
画面に表示される手順に従います。
参照:
|
制御ファイルを使用すると、事前定義された順序で一連のスクリプトを実行できます。制御ファイル・リポジトリから、制御ファイルの作成、編集、削除または実行を行うことができます。
制御ファイル・リポジトリにアクセスするには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
「SQLスクリプト」で、「スクリプト制御」をクリックします。
制御ファイル・リポジトリが表示されます。
スクリプトを検索するには、「表示」リストからユーザー名を選択し、「検索」フィールドに検索文字列を入力して(オプション)、「実行」をクリックします。
制御ファイル・リポジトリで、次の操作を実行できます。
列ヘッダーをクリックして、リストを並べ替えます。
「編集」アイコンをクリックして、ファイルを編集します。
「実行」をクリックして、ファイルを実行します。
削除するスクリプトをチェックして「チェックした項目を削除」をクリックし、スクリプトを削除します。
制御ファイル・リポジトリで、「作成」をクリックします。
「制御ファイルを作成」ページが表示されます。
制御ファイルの名前を入力し、追加するスクリプト・ファイルを選択して「作成」をクリックします。
実行順序を指定して「完了」をクリックします。
制御ファイル・リポジトリで、「編集」アイコンをクリックします。
「制御ファイルを編集」ページが表示されます。
「制御ファイルを編集」ページでは、次の操作を実行できます。
「実行順序を編集」をクリックして、ファイルの実行順序を変更します。
「ファイルを追加」をクリックして、スクリプト・ファイルを追加します。
削除するスクリプトをチェックして「チェックした項目を削除」をクリックし、スクリプトを削除します。
制御ファイル・リポジトリ内の制御ファイルを実行するには、次の手順を実行します。
「アクション」列で「実行」をクリックします。
「制御ファイルを実行」ページが表示されます。
「解析対象」のリストからOracleスキーマを選択します。
スクリプトにパラメータが含まれている場合は、そのパラメータを定義する必要があります。各スクリプトに対して、最大9個の異なるパラメータを定義できます。
表示されるフィールドにパラメータの名前および値を入力します。
制御ファイルをバックグラウンドで実行するには、「バックグラウンドで実行」を選択します。バックグラウンドで制御ファイルを実行すると、Oracle HTML DBはそれをジョブとして送信します。この方法では、SQL Workshopの使用を続行するために、制御ファイルの実行が完了するまで待つ必要がないというメリットがあります。
「ファイルを実行」をクリックします。
「実行結果」ページに、成功と失敗の回数および経過時間が表示されます。赤字は、ファイルの実行中にエラーが発生したことを示します。
ファイルを再度実行するには、「ファイルを実行」を再度選択します。
SQL Workshopを使用すると、新しい表を作成したり、既存の表を編集することもできます。
新しい表を作成するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
「SQL Workshop」で、「オブジェクトを作成」をクリックします。
「データベース・オブジェクトを作成」ウィザードが表示されます。
「表」を選択して、「次へ」をクリックします。
画面に表示される手順に従います。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
「データベース・ブラウザ」で、「表」を選択します。
表を検索するには、スキーマおよび表のタイプを選択し、「検索」フィールドに検索文字列を入力して「実行」をクリックします。
表の詳細を表示するには、「ビュー」アイコンをクリックします。
「表定義」が表示されます。
表の編集またはレポートの生成を行うには、「タスク」リストから選択します。表5-2に、「タスク」リストで選択可能なオプションを示します。
表5-2 表タスク
ユーザー・インタフェースのデフォルト値を表示するには、「ユーザー・インタフェースのデフォルト値を管理」ボタンをクリックします。
開発者は、ユーザー・インタフェースのデフォルト値を使用して、指定したスキーマ内の表、列またはビューにデフォルトのユーザー・インタフェースのプロパティを割り当てることができます。開発者がウィザードを使用してフォームまたはレポートを作成する場合、ウィザードはこの情報を使用してリージョン・プロパティおよびアイテム・プロパティのデフォルト値を作成します。
ユーザー・インタフェースのデフォルト値は、表に関連付けられているため、フォームおよびレポート・ウィザードで作成されたアプリケーションで使用できます。
このセクションの内容は次のとおりです。
ユーザー・インタフェースのデフォルト値が使用されている表を表示するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
SQL Workshopで、「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」を選択します。
ユーザー・インタフェースのデフォルト値が定義される表のリストが表示されます。
表名の横にある「編集」アイコンをクリックして、特定の表を選択します。
「列の定義」ページの列属性を編集して、特定の列のユーザー・インタフェースのデフォルト値を定義します。
列属性を編集するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
SQL Workshopで、「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」を選択します。
ユーザー・インタフェースのデフォルト値が定義される表のリストが表示されます。
表名の横にある「編集」アイコンをクリックして、特定の表を選択します。
「詳細を表示」ページが表示されます。次の情報がページの上部に表示されます。
スキーマ: 表を所有するスキーマです。
表/ビューの名前: 選択した表またはビューの名前です。
「レポート・リージョン・タイトル」および「フォーム・リージョン・タイトル」: すべてのレポート・リージョンおよびフォーム・リージョンのデフォルトのタイトルになります。これらの名前は、「表/ビューの名前」の変更版であり、最初の文字を大文字にし、アンダースコアを空白に置き換えた形式です。
次に、列レベルのユーザー・インタフェースのデフォルト値が表示されます。表示されているすべての列の選択した属性を編集するには、「グリッド編集」をクリックします。
特定の列を選択するには、列名の横にある「編集」アイコンをクリックします。
「列レベルのデフォルト値を編集」は、「列の定義」と「LOV」の2ページに分かれています。次のトピックでは、「列の定義」および「LOV」ページで特定の属性を編集する方法について説明します。
選択可能な「レポートのデフォルト値」属性は次のとおりです。
表示: レポートにこの列を表示するかどうかを指定します。デフォルト値は、「はい」です。
表示順序: レポート内のアイテムの表示順序を指定します。デフォルト値は、列IDに基づき、この列IDは表内の列の順序に基づきます。
表示形式: レポート内での列の表示方法を指定します。
マスク: データに対してマスクを適用するかどうかを指定します。この属性は、キャラクタベースのアイテムに対しては適用できません。
位置合せ: レポートの位置合せ(左、中央または右)を指定します。列が数字である場合、デフォルト値は「右」です。数字以外の場合、デフォルト値は「左」です。
検索可能: レポート内で列が選択可能であるかどうかを指定します。列がVARCHAR2
またはCHAR
の場合、デフォルト値は「はい」です。それ以外の場合、デフォルト値は「いいえ」です。
グループ化: この列が「グループ化」に使用され、グループ化の順序に使用されるかどうかを指定します。デフォルト値は、「はい」です。
集計方法: この列をレポートおよびチャート内での集計に使用するかどうかを指定します。
選択可能な「フォームのデフォルト値」属性は次のとおりです。
表示: フォームにこの列を表示するかどうかを指定します。デフォルト値は、「はい」です。
表示順序: フォーム内のアイテムの順序を指定します。デフォルト値は、列IDに基づき、この列IDは表内の列の順序に基づきます。
表示形式: フォーム内でのアイテムの表示方法を指定します。デフォルトの選択値は、「テキスト・フィールド」です。
マスク: フォーム内のデータに対するマスクの適用を指定します。キャラクタベースのアイテムに対しては使用されません。
デフォルト値: この列に対応するデフォルト値を指定します。
幅: 表示幅を指定します。
最大幅: このアイテムに入力できる文字列の最大長を指定します。
高さ: アイテムを表示する高さを指定します。
必須: 検証の結果、アイテムが必ずNULLにならないような検証を生成するために使用されます。検証の結果、アイテムがNOT NULLになる場合は、「はい」を選択します。
ヘルプ・テキスト: アイテム・ヘルプになります。デフォルトでは、このテキストは列のヒントから引用されます(適用可能な場合)。
「列の定義」レポートにアクセスして、特定の列の詳細を表示できます。「列の定義」レポートには、CHECK制約、列が参照する主キー、一意キーおよび外部キーのみでなく、データ型、データ長、NULL値可能、デフォルト値、コメントも表示されます。
「列の定義」レポートを表示するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
SQL Workshopで、「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」を選択します。
表名の横にある「編集」アイコンをクリックして、表を選択します。
列を選択します。
「タスク」リストから「列の定義を表示」を選択します。
ユーザー・インタフェースのデフォルト値が使用されていない表のリストは、「デフォルト値なしの表」ページで表示できます。
表またはビューにユーザー・インタフェースのデフォルト値を適用するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
SQL Workshopで、「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」を選択します。
「タスク」リストから、「ユーザー・インタフェースのデフォルト値を持たない表」を選択します。
表またはビューにユーザー・インタフェースのデフォルト値を適用するには、表名またはビュー名の左側の「デフォルト」リンクを選択します。
「デフォルト値を比較」レポートを使用して、現行の作業領域の単一または複数のアプリケーション内のすべてのページにわたってユーザー・インタフェース設計の一貫性を監視します。「デフォルト値を比較」レポートを実行すると、現在定義されているユーザー・インタフェースのデフォルト値(または列属性)がフォーム、レポートおよび表形式フォームに対して設定された列属性と比較されます。
「デフォルト値を比較」レポートを実行するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
SQL Workshopで、「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」を選択します。
「タスク」リストから、「ユーザー・インタフェースのデフォルト値を比較」を選択します。
「デフォルト値を比較」ページが表示されます。
スキーマ、表名および列を選択します。
「表示」から、比較する属性を選択します。
オプションで、アプリケーションを選択します。
「実行」をクリックします。
関連するアプリケーション・ファイルのエクスポートと同様の方法でユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートします。Oracle HTML DBの1つの開発インスタンスから別のインスタンスへユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートするには、次の手順を実行します。
「ユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポート」ユーティリティを使用して、ユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートします。
エクスポートされたファイルをターゲットのOracle HTML DBインスタンスにインポートします。
エクスポートされたファイルをエクスポート・リポジトリからインストールします。
ユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートする場合は、選択したスキーマに対するすべてのユーザー・インタフェースのデフォルト値が、1つのスクリプトにエクスポートされます。このファイルには、アプリケーションのPL/SQL APIにコールして表のヒントを作成するAPIコールが含まれています。このファイルを使用して、ユーザー・インタフェースのデフォルト値を別のデータベースおよびOracle HTML DB インスタンスにインポートできます。
各Oracleデータベースには、データ・ディクショナリが含まれています。Oracleデータ・ディクショナリは、データベースに関する読取り専用の参照として使用される一連の表とビューです。たとえば、データ・ディクショナリには、データベースの論理的構造と物理的構造の両方に関する情報が格納されています。また、データ・ディクショナリには、有効なOracleデータベース・ユーザー、データベース内の表の整合性制約、およびスキーマ・オブジェクトに割り当てられた領域のサイズとその使用率も格納されています。
データ・ディクショナリを参照するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
「タスク」リストから「データ・ディクショナリを問合せ」を選択します。
データ・ディクショナリ・ブラウザが表示されます。
「ビュー」アイコンをクリックして、例示問合せ(QBE)のフォームを表示します。このフォームを使用すると、データベース・オブジェクトの詳細をOracleデータ・ディクショナリに問い合せることができます。
参照: データ・ディクショナリの詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。 |
データ・ディクショナリ・レポートを表示するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
「タスク」リストから「データ・ディクショナリを問合せ」を選択します。
データ・ディクショナリ・ブラウザが表示されます。
「タスク」リストから「データ・ディクショナリ・レポート」を選択します。