この章では、アプリケーションを配置する方法を説明します。
この章の内容は次のとおりです。
Oracle HTML DBを使用してアプリケーションを開発する際、次のように大きく異なる2つの開発方法を考慮する必要があります。
反復による、迅速なアプリケーション開発
計画され、段階を経る開発
1つ目の方法は、柔軟性がありすぎてプロジェクトが完成しない危険性があります。それとは対照的に2つ目の方法は、理論上は決められた要件を満たしていても、エンド・ユーザーのニーズに合わないアプリケーションが作成される可能性があります。
システム開発のライフ・サイクル(SDLC)は、定義された一連の手順を使用した、ソフトウェア開発全体のプロセスです。Oracle HTML DBには、アプリケーション開発に便利な多数のSDLCモデルがあります。
SDLCウォーターフォールは、最も有名なモデルでしょう。この方法では、開発プロセスは次の段階に分類されます。
プロジェクトのプランニング
要件の定義
設計
開発
統合およびテスト
インストールおよび採用
メンテナンス
この方法は、ある段階の出力結果が次の段階の入力内容になることから、ウォーターフォールと呼ばれます。この方法での主要な問題の1つは、前の段階ですべての要件が確立されていることが前提であることです。しかし、実際には、開発プロセスの中で要件が変更され、新しい要件が出てくることが多くあります。
Oracle HTML DBの開発環境を使用すると、開発において、より対話的な方法をとることができます。他の多くの開発環境とは異なり、プロトタイプの作成が容易です。Oracle HTML DBを使用すると、次のことが可能です。
組込みウィザードを使用して、アプリケーションのユーザー・インタフェースを簡単に設計できます。
ユーザーによる使用が可能なプロトタイプを容易に作成でき、フィードバックを収集できます。
変更をリアル・タイムに実装し、新しいプロトタイプを簡単に作成できます。
Oracle HTML DBでは、他に次の方法を使用できます。
あるOracle HTML DBインスタンスから別のOracle HTML DBインスタンスへアプリケーションを配置するには、次の2つの段階があります。
はじめに、サポートしているデータベース・オブジェクトを移動します。
次に、アプリケーション定義およびすべての関連付けられたファイルをエクスポートします。
Oracle HTML DBでアプリケーションを開発する場合は、特定の作業領域内でアプリケーションを作成します。各作業領域には、一意のIDと名前があります。通常は、開発インスタンスでアプリケーションを作成し、本番インスタンスでアプリケーションを配置します。
配置プロセスでは、アプリケーションID、作業領域、データベースまたはOracle HTTP Serverに既存のものを使用するか、新規に作成するかを、それぞれに判断する必要があります。考慮する配置オプションには、次のものがあります。
Do nothing: URLおよびログイン情報をユーザーに送信します。この方法は、ユーザー数が許容数以下の小規模なアプリケーションに有効です。
Same workspace and same schema: アプリケーションをエクスポートしてからインポートし、別のアプリケーションIDを使用してインストールします。この方法は、基礎になるオブジェクトに対する変更は少ないが、アプリケーションの機能に対して頻繁に変更がある場合に有効です。
Different workspace and same schema: アプリケーションをエクスポートしてから別の作業領域にインポートします。この方法は、他の開発者による本番アプリケーションの変更を防止する場合に有効です。
Different workspace and different schema: アプリケーションをエクスポートしてから別の作業領域にインポートし、異なるスキーマを使用してインストールします。
Different database with all its variations: アプリケーションをエクスポートしてから別のOracle HTML DBインスタンスにインポートし、異なるスキーマおよびデータベースを使用してインストールします。
既存の作業領域をコピーするかどうかは、設定の問題です。完成版では関係するすべてのオブジェクトへのアクセスが必要であることを覚えておいてください。たとえば、次のような場合に作業領域をコピーする必要があります。
アプリケーションを作業領域内の他のオブジェクトにサブスクライブする場合。
アプリケーションでOracle HTML DB認証を行う場合。作業領域をコピーすると、自動的にすべての必要なユーザー・データが移行されます。
データベースをコピーするかどうかを判断する際、アプリケーションが実行されるスキーマは、開発インスタンスと同じオブジェクトにアクセスする必要があることを覚えておいてください。スキーマの実際の名前は重要ではありません。スキーマ名は、インポート・プロセスで変更できます。
開発バージョンと本番バージョンのアプリケーションで、アプリケーションIDを一致させる必要はありません。実際は、アプリケーションIDをハード・コードしないことをお薦めします。かわりにアプリケーションの別名(「アプリケーション属性を編集」ページで定義される)を使用するか、または組込み置換文字列(APP_ID
およびAPP_ALIAS
)を使用します。置換文字列は、アプリケーションの機能に影響なくアプリケーションIDを変更できるため、置換文字列の使用をお薦めします。
Oracle HTML DBをインストールすると、別のOracleホームに新しいOracle HTTP Serverがロードされます。また、インストーラは、mod_plsql
データベース・アクセス記述子(DAD)を使用してOracle HTTP Serverを適切に構成し、すべての仮想ディレクトリ・マッピングを作成します。
異なるOracle HTTP Server構成を使用するには、追加の設定が必要です。たとえば、次の構成を使用する場合があります。
Oracle HTML DBでインストールする以外のOracle HTTP Serverを使用する場合
Oracle Application Serverリリース10gでインストールするOracle HTTP Serverを使用する場合
Oracle9i Application ServerでインストールするOracle HTTP Serverを使用する場合
いずれの場合も、手動でmod_plsql
DADを構成し、Oracle HTML DBがイメージを取得するディレクトリをマップする必要があります。
単一のOracle HTTP Serverを使用して複数のOracle HTML DBインスタンスにページを表示することもできます。この構成では、すべてのOracle HTML DBインスタンスは、同じバージョンであり、同じイメージ・ディレクトリにマップされ、一意のmod_plsql
DADが使用されている必要があります。
アプリケーションおよび関連ファイルをOracle HTML DBの1つのインスタンスから別のインスタンスに移動するには、アプリケーション定義およびすべての関連ファイルをエクスポートする必要があります。アプリケーション定義のエクスポートは、開発環境外にアプリケーションを配置するための最初の手順です。
このセクションの内容は次のとおりです。
アプリケーションを他の作業領域に移動する必要があるか、コピーを作成するのみであるかにかかわらず、エクスポートでは次の手順を実行します。
アプリケーションおよびすべての関連ファイルをエクスポートします。(「アプリケーションおよび関連ファイルのエクスポート」を参照。)
エクスポートされたファイルをターゲットのOracle HTML DBインスタンスにインポートします。(「エクスポート・ファイルのインポート」を参照。)
ターゲット・インスタンスが別のスキーマである場合は、必要なデータベース・オブジェクトをエクスポートおよびインポートする必要もあります。
エクスポートされたファイルをエクスポート・リポジトリからインストールします。(「エクスポート・リポジトリからのファイルのインストール」を参照。)
アプリケーションは、アプリケーションが開発された作業領域以外にもインポートできます。
アプリケーションと適切な関連ファイルをエクスポートする前に、アプリケーションによって参照されるデータベース・オブジェクトも移行する必要があるかどうかを判断する必要があります。
ターゲットのOracle HTML DBインスタンスが開発環境とは異なる場合、アプリケーションによって参照されるデータベース・オブジェクトを移行する必要があります。多くの場合、Oracleデータベースのエクスポート・ユーティリティおよびインポート・ユーティリティを使用して、開発環境からターゲットのOracle HTML DBインスタンスにアプリケーション・スキーマをコピーするだけでこれを行うことができます。次に、この方法が適切でない一般的なケースを示します。
オブジェクト開発スキーマが、ターゲット・インスタンス・スキーマがアクセス権を持たない表領域を参照している場合
開発インスタンス・スキーマに、ターゲット・インスタンス・スキーマに移行しないサンプル・データが含まれている場合
データベース管理者またはOracle HTML DB管理者がOracle HTML DBアプリケーションのエクスポートを行う場合、それらの管理者と連絡して、次のことを明示しておく必要があります。
アプリケーションのエクスポート時に、すべてのデータを含める必要がある
指定した特定の表のデータを含めない
「エクスポート」ページの上部にある「作業領域」、「アプリケーション」、「CSS」、「イメージ」、「スクリプト・ファイル」、「テーマ」および「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」ボタンを使用して、アプリケーション定義とすべての関連ファイルをエクスポートおよびインポートします。
このセクションの内容は次のとおりです。
アプリケーションのエクスポート時に、Oracle HTML DBによってPL/SQL APIコールを含むテキスト・ファイルが生成されます。
アプリケーションをエクスポートするには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション」リストからアプリケーションを選択します。
Application Builderのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
タスクを選択するように求められたら、「エクスポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
「アプリケーション」リストからアプリケーションを選択します。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
「新しいビルド・ステータス」から、次のいずれかの項目を選択します。
アプリケーションの実行のみ: 開発者は、アプリケーションの実行のみができます。
アプリケーションの実行および構築: 開発者は、アプリケーションを実行および編集できます。
「アプリケーションの実行のみ」を選択すると、他の開発者によるアプリケーションの変更を効率的に防止できます。「アプリケーションの実行のみ」を選択した場合、引数p_trace
を「はい」に設定できないことに注意してください。また、ビルド・ステータスを上書きした場合、それ以降はOracle HTML DB管理サービスで変更する必要があることに注意してください。
事前に定義されたとおりにアプリケーションをエクスポートするには、「現在から」フィールドを使用します。表示されるフィールドに、時間を分単位で指定します。
このユーティリティは、DBMS_FLASHBACK
パッケージを使用します。システム変更番号(SCN)マッピングへのタイムスタンプが約5分ごとにリフレッシュされるため、検索しているバージョンの検出にはそれと同じ時間がかかる場合があります。元に戻す情報が保持される時間は、起動パラメータUNDO_RETENTION
(デフォルトは3時間)に影響されます。ただし、このパラメータはUNDO表領域のサイズにのみ影響します。2つのデータベースに同じUNDO_RETENTION
パラメータが含まれている場合でも、トランザクション数が少ないデータベースでは、UNDO表領域が一杯ではなく、以前のデータが強制的にアーカイブされるため、より前の時点に戻ることができます。
「アプリケーションのエクスポート」をクリックします。
実際のアプリケーション・ファイルをエクスポートするのみでなく、カスケード・スタイルシート、イメージ、スクリプト・ファイルなど、その他の関連ファイルもエクスポートする必要がある場合があります。
ページ定義で「エクスポート」ボタンをクリックすることによって、アプリケーション内の特定のページをエクスポートできます。ページをエクスポートする場合は、一部のページが共有コンポーネントを参照している可能性があることに注意してください。アプリケーションの共有コンポーネントおよびアプリケーション内のすべてのページをエクスポートするには、アプリケーション全体をエクスポートする必要があります。
アプリケーションのページをエクスポートするには、次の手順を実行します。
該当するページ定義にナビゲートします。(「ページ定義の表示」を参照。)
「アプリケーション」リストからアプリケーションを選択します。
Application Builderが表示されます。カレント・アプリケーションのページ・リストが、ページの下部に表示されます。
「ページ」リストからページを選択します。
ページ定義が表示されます。
ページ定義で、ページの上部の「エクスポート」をクリックします。
「ページ」で、エクスポートするテーマを選択します。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
事前に定義されたとおりにページをエクスポートするには、「現在から」フィールドを使用します。表示されるフィールドに、時間を分単位で指定します。
このユーティリティは、DBMS_FLASHBACK
パッケージを使用します。システム変更番号(SCN)マッピングへのタイムスタンプが約5分ごとにリフレッシュされるため、検索しているバージョンの検出にはそれと同じ時間がかかる場合があります。元に戻す情報が保持される時間は、起動パラメータUNDO_RETENTION
(デフォルトは3時間)に影響されます。ただし、このパラメータはUNDO表領域のサイズにのみ影響します。2つのデータベースに同じUNDO_RETENTION
パラメータが含まれている場合でも、トランザクション数が少ないデータベースでは、UNDO表領域が一杯ではなく、以前のデータが強制的にアーカイブされるため、より前の時点に戻ることができます。
「ページのエクスポート」をクリックします。
「カスケード・スタイルシートのエクスポート」ユーティリティを使用して、インポートしたカスケード・スタイルシートをエクスポートします。
関連するカスケード・スタイルシートをエクスポートするには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション」リストからアプリケーションを選択します。
Application Builderのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
タスクを選択するように求められたら、「エクスポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
ページの上部の「CSS」をクリックします。
「カスケード・スタイルシートのエクスポート」ページで、次の手順を実行します。
カスケード・スタイルシートを選択します。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
「スタイルシートのエクスポート」をクリックします。
「イメージのエクスポート」ユーティリティを使用して、インポートしたイメージをエクスポートします。
関連するイメージをエクスポートするには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション」リストからアプリケーションを選択します。
Application Builderのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
タスクを選択するように求められたら、「エクスポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
ページの上部の「イメージ」をクリックします。
「イメージのエクスポート」ページで、次の手順を実行します。
イメージのエクスポート元となるアプリケーションを選択します。
「作業領域イメージ」を選択した場合、特定のアプリケーションに関連付けられていないリポジトリ内のイメージのみがエクスポートされることに注意してください。すべてのイメージが特定のアプリケーションに関連付けられている場合、作業領域イメージのエクスポート・ファイルは空になります。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
「イメージのエクスポート」をクリックします。
「静的ファイルのエクスポート」ユーティリティを使用して、インポートした静的ファイルをエクスポートします。
関連する静的ファイルをエクスポートするには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション」リストからアプリケーションを選択します。
Application Builderのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
タスクを選択するように求められたら、「エクスポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
ページの上部の「ファイル」をクリックします。
「静的ファイルのエクスポート」ページで、次の手順を実行します。
エクスポートするファイルを選択します。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
「ファイルのエクスポート」をクリックします。
「スクリプト・ファイルのエクスポート」ユーティリティを使用して、Oracle HTML DBの1つの開発インスタンスから別の開発インスタンスにスクリプト・ファイルをエクスポートします。
スクリプト・ファイルをエクスポートするには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション」リストからアプリケーションを選択します。
Application Builderのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
タスクを選択するように求められたら、「エクスポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
ページの上部の「スクリプト・ファイル」をクリックします。
「スクリプト・ファイルのエクスポート」ページで、次の手順を実行します。
エクスポートするファイルを選択します。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
「スクリプト・ファイルのエクスポート」をクリックします。
「テーマのエクスポート」ユーティリティを使用して、Oracle HTML DBの1つの開発インスタンスからファイルにテーマをエクスポートします。
「エクスポート」ページからアプリケーション・テーマをエクスポートするには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション」リストからアプリケーションを選択します。
Application Builderのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
タスクを選択するように求められたら、「エクスポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
ページの上部の「テーマ」をクリックします。
「テーマのエクスポート」で、エクスポートするテーマを選択します。
「テーマのエクスポート」をクリックします。
「テーマ」ページからアプリケーション・テーマをエクスポートするには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション」リストからアプリケーションを選択します。
Application Builderのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
「ユーザー・インタフェース」で、「テーマとテンプレート」を選択します。
「テーマ」ページが表示されます。
「タスク」リストから「エクスポート」を選択します。
「エクスポート」ページが表示されます。
ページの上部の「テーマ」をクリックします。
「テーマのエクスポート」で、エクスポートするテーマを選択します。
「テーマのエクスポート」をクリックします。
ユーザー・インタフェースのデフォルト値のエクスポートは、ターゲット・マシンでの開発を予定している場合に便利です。
ユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートする場合は、選択したスキーマに対するすべてのユーザー・インタフェースのデフォルト値が、1つのSQL*Plusスクリプトにエクスポートされます。ブラウザで求められた場合、このファイルをハードディスク・ドライブに保存してください。このファイルには、アプリケーションのPL/SQL APIにコールして表のヒントを作成するAPIコールが含まれています。このファイルを使用して、ユーザー・インタフェースのデフォルト値を別のデータベースおよびOracle HTML DB インスタンスにインポートできます。
SQL Workshopからユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートするには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページで「SQL Workshop」をクリックします。
SQL Workshopで、「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」を選択します。
「タスク」リストから「ユーザー・インタフェースのデフォルト値のインポートをエクスポート」を選択します。
タスクを選択するように求められたら、「エクスポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
ページの上部の「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」をクリックします。
「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」ページで、次の手順を実行します。
「スキーマ」から、ユーザー・インタフェースのデフォルト値に関連付けられた表を所有するスキーマを選択します。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
「エクスポート」をクリックします。
「エクスポート」ページからユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートするには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション」リストからアプリケーションを選択します。
Application Builderのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
タスクを選択するように求められたら、「エクスポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
ページの上部の「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」をクリックします。
「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」ページで、次の手順を実行します。
「スキーマ」から、ユーザー・インタフェースのデフォルト値に関連付けられた表を所有するスキーマを選択します。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
「エクスポート」をクリックします。
アプリケーションおよびすべての関連ファイルをエクスポートしたら、それらをインストールする前に、ターゲットのOracle HTML DBインスタンスにインポートする必要があります。アプリケーションを先にインポートしてから、関連ファイルをインポートします。
アプリケーションおよび関連ファイルをインポートするには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション」リストからアプリケーションを選択します。
Application Builderのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
タスクを選択するように求められたら、「インポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
「ファイルのインポート」で、インポートするファイルを指定します。
「ファイル・タイプ」からインポートするファイルのタイプを選択して、「次へ」をクリックします。
ファイルをインポートすると、そのファイルをインストールするオプションが表示されます。ファイルは、エクスポート・リポジトリから後でインストールすることもできます。
インポートしたファイルをインストールするには、「インストール」をクリックします。「アプリケーションのインストール」ページで、次の手順を実行します。
「解析スキーマ」からスキーマを選択します。
これが、アプリケーションのすべてのSQLおよびPL/SQLの解析対象となるスキーマです。
「新しいビルド・ステータス」から、次のいずれかの項目を選択します。
アプリケーションの実行のみ: 開発者は、アプリケーションの実行のみができます。
アプリケーションの実行および構築: 開発者は、アプリケーションを実行および編集できます。
「アプリケーションの実行のみ」を選択すると、他の開発者によるアプリケーションの変更を効率的に防止できます。ビルド・ステータスを上書きした場合、それ以降はOracle HTML DB管理サービスで変更する必要があることに注意してください。
「アプリケーションとしてインストール」から、次のいずれかの項目を選択します。
エクスポート・ファイルからアプリケーションIDを再利用
新しいアプリケーションIDを自動割当て
アプリケーションIDを変更
これらのオプションは、アプリケーションIDの競合を回避するために使用します。これらのオプションは、同じ作業領域に同じアプリケーションの2つのバージョンをインストールする必要がある場合に役立ちます。たとえば、本番インスタンスにアプリケーションを移行しているが、まだ開発バージョンを保持する必要がある場合などです。
「アプリケーションをインストール」をクリックします
ターゲットのOracle HTML DBインスタンスにファイルをインポートしたら、そのファイルがApplication Builderでアクティブになる前にインストールする必要があります。
エクスポート・リポジトリに格納されたファイルをインストールするには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション」リストからアプリケーションを選択します。
Application Builderのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
ページの右側の「ナビゲート」メニューから、「リポジトリの表示」を選択します。
インストールするファイルを選択し、該当するファイルの横にある「アクション」列の「インストール」をクリックします。
「解析スキーマ」からスキーマを選択します。
これが、アプリケーションのすべてのSQLおよびPL/SQLの解析対象となるスキーマです。
「ビルド・ステータス」から、次のいずれかの項目を選択します。
アプリケーションの実行のみ
アプリケーションの実行および構築
「アプリケーションの実行のみ」を選択して、アプリケーションをターゲット・インスタンスで実行し、開発者からのアクセスを制限します。
「アプリケーションとしてインストール」から、次のいずれかの項目を選択します。
エクスポート・ファイルからアプリケーションIDを再利用
新しいアプリケーションIDを自動割当て
アプリケーションIDを変更
これらのオプションは、アプリケーションIDの競合を回避するために使用します。これらのオプションは、同じ作業領域に同じアプリケーションの2つのバージョンをインストールする必要がある場合に役立ちます。たとえば、本番インスタンスにアプリケーションを移行しているが、まだ開発バージョンを保持する必要がある場合などです。
「アプリケーションをインストール」をクリックします
このページを使用すると、ファイルのインストールのみでなく、エクスポート・リポジトリからファイルを削除することもできます。
エクスポート・リポジトリからファイルを削除するには、次の手順を実行します。
エクスポート・リポジトリにナビゲートします。
削除するファイルを選択し、「チェックした項目を削除」をクリックします。
アプリケーションの配置、データのロードおよびユーザーの作成を行った後に、本番URLを公開できます。
Application Builderホームページの「実行」アイコンの上にマウスを合わせると、アプリケーションのURLを判断できます。 ページ下部のステータス・バーにURLが表示されます。
「実行」アイコンの値は、「アプリケーション属性」ページの「セッション管理」セクションにある「ホーム」リンクから取得されます。 このリンクは、このアイコンと、Oracle HTML DBのログインAPIを使用していないアプリケーションによってのみ参照されます。次に例を示します。
http://htmldb.oracle.com/pls/otn/f?p=11563:1:3397731373043366363
各要素の意味は次のとおりです。
htmldb.oracle.com
は、サーバーのURLです。
pls
は、mod_plsql
カートリッジを使用するためのインジケータです。
otn
は、DAD名です。
f?p=
は、Oracle HTML DBが使用する接頭辞です。
11563
は、コールされるアプリケーションです。
1
は、表示されるアプリケーション内のページです。
3397731373043366363
は、セッション番号です。
この例のアプリケーションを実行するには、次のURLを使用します。
http://htmldb.oracle.com/pls/otn/f?p=11563:1
各ユーザーは、ログイン時に一意のセッション番号を受信します。
ビルド・オプションを使用すると、アプリケーションで特定の機能を条件付きで表示できます。
ビルド・オプションは、INCLUDEまたはEXCLUDEという2つの値をとることができます。属性を含めるように指定すると、HTML DBエンジンは、実行時にその属性をアプリケーション定義の一部として認識します。逆に、属性を排除するように指定すると、HTML DBエンジンは、その属性を存在しないものとして処理します。
このセクションの内容は次のとおりです。
ビルド・オプションを作成するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション」リストからアプリケーション名を選択します。
Application Builderのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
「ロジック」で、「ビルド・オプション」を選択します。
新しいビルド・オプションを作成するには、「作成」をクリックします。
画面に表示される手順に従います。
ビルド・オプションを作成したら、「編集」アイコンをクリックしてビルド・オプションを編集します。
該当する属性ページで、ビルド・オプションの有効または無効を選択することができます。ほとんどの属性ページには、定義したビルド・オプションを選択できる「構成管理」セクションが含まれています。
Oracle HTML DBには、カレント・アプリケーションでのビルド・オプションの使用状況の詳細を示すレポートが含まれます。
ビルド・オプションの使用状況のレポートを表示するには、次の手順を実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション」リストからアプリケーション名を選択します。
Application Builderのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
「ロジック」で、「ビルド・オプション」を選択します。
「ビルド・オプション」ページで、「使用状況」をクリックします。
このレポートには、カレント・アプリケーションでのビルド・オプションの使用状況が表示されます。