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Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド
10g リリース2(10.2) for AIX Based Systems

B25017-03
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7 Oracle Real Application Clustersのインストール後の手順

この章では、Oracle Database 10g およびOracle Real Application Clusters(RAC)ソフトウェアをインストールした後に実行する、インストール後の作業について説明します。この章の内容は次のとおりです。

インストール後に必要な作業

インストールを完了したら、次の作業を実行する必要があります。

インストール後の投票ディスクのバックアップ

Oracle Database 10g およびRACのインストールを完了し、システムが正常に動作していることを確認したら、投票ディスクの内容をバックアップします。バックアップには、dd.exeユーティリティを使用します。

ノードの追加または削除、あるいはいずれかの削除手順を実行した後も、投票ディスクの内容をバックアップします。

パッチの更新のダウンロードおよびインストール

OracleMetaLink Webサイトを参照して、インストールした環境に必要なパッチの更新を確認します。必要なパッチの更新をダウンロードするには、次の手順を実行します。

  1. Webブラウザを使用して、次のOracleMetaLink Webサイトを表示します。

    http://metalink.oracle.com

  2. OracleMetaLinkにログインします。


    注意:

    OracleMetaLinkの登録ユーザーでない場合は、「Register for MetaLink」をクリックして登録してください。 


  3. OracleMetaLinkのメイン・ページで「Patches」をクリックします。

  4. 「Select a Patch Search Area」ページで「New Metalink Patch Search」をクリックします。

  5. 「Simple Search」ページで「Advanced」をクリックします。

  6. 「Advanced Search」ページで「Product or Product Family」フィールドの横にある検索アイコンをクリックします。

  7. 「Search and Select: Product Family」フィールドで「For」フィールドに「RDBMS Server」と入力して、「Go」をクリックします。

  8. 「Results」の下の「RDBMS Server」を選択して、「Select」をクリックします。

    RDBMSサーバーが「Product or Product Family」フィールドに表示されます。現行のリリースが「Release」フィールドに表示されます。

  9. 「Platform」フィールドのリストからプラットフォームを選択して、「Go」をクリックします。

  10. 「Results」の下に使用できるパッチの更新が表示されます。

  11. ダウンロードするパッチの番号をクリックします。

  12. 「Patch Set」ページで「View README」 をクリックして、表示されるページを読みます。READMEページには、そのパッチ・セットに関する情報と、パッチの適用方法が記載されています。

  13. 「Patch Set」ページに戻って「Download」をクリックし、ファイルをシステムに保存します。

  14. Oracle Database 10g に付属のunzipユーティリティを使用して、OracleMetaLinkからダウンロードしたOracleパッチの更新を解凍します。unzipユーティリティは、$ORACLE_HOME/binディレクトリにあります。

Oracle製品の構成

多くのOracle製品およびオプションは、初めて使用する前に構成する必要があります。個々のOracle Database 10g データベース製品またはオプションを使用する前に、10g リリース2(10.2)インストール・メディアのDOCディレクトリから参照できるその製品のドキュメント・ライブラリ内のマニュアル、またはOTN Webサイトから入手できるマニュアルを参照してください。

インストール後の推奨する作業

この項では、インストール完了後に実行を推奨する作業について説明します。

Oracle Enterprise Managerの動作の確認

次のコマンドを実行して、新しくインストールしたOracle Real Application Clusters環境の、Oracle Enterprise Managerの構成を確認します。

srvctl config database -d db_name

SRVCTLによって、ノード名およびノードのインスタンスが表示されます。次に、インスタンスdb1を実行中のノードdb1-serverの例を示します。次のコマンドを実行します。

srvctl config database -d db

このコマンドの出力結果は、次のようになります。

db1-server db1 /private/system/db
db2-server db2 /private/system/db

次の「インストール後の推奨する作業」に進みます。これらの作業を完了したら、基本的な構成作業に進みます(第IV部を参照)。

インストール後の推奨する作業

RACをインストールした後で、次の作業を行うことをお薦めします。

root.shスクリプトのバックアップ

インストールの完了後に、root.shスクリプトをバックアップすることをお薦めします。同じOracleホーム・ディレクトリに他の製品をインストールすると、Oracle Universal Installer(OUI)は、インストール中に既存のroot.shスクリプトの内容を更新します。元のroot.shスクリプトの情報が必要になった場合は、root.shファイルのコピーから元に戻すことができます。

ユーザー・アカウントの設定

ユーザー・アカウントを任意に追加する設定の詳細は、Oracle Databaseの管理者ガイドを参照してください。

この章の手順を完了すると、第IV部で説明する基本的な構成作業を実行できます。

環境変数ORACLE_HOMEおよびORACLE_SIDの設定

データベースへの接続にSQL*PlusなどのOracleツールを確実に使用できるようにするために、環境変数ORACLE_HOMEおよびORACLE_SIDに、インストール時に構成した正しいOracleホームとOracle SIDを設定することをお薦めします。

Oracle Enterprise Manager Database Controlへのログイン

インストール中にOracle Enterprise Manager Database Controlを構成する場合は、それを使用してデータベースを管理できます。また、Oracle Enterprise Manager Grid Controlを使用して、データベースを管理できます。

Database Controlを使用するには、データベースをインストールしたノード上でDatabase Controlにアクセスする必要があります。別のクラスタ・ノードからDatabase Controlにログインする場合、そのノードでDatabase Controlインタフェースが起動されるようにEnterprise Managerを再構成する必要があります。

参照:

再構成を実行する手順については、emcaコマンドライン・ヘルプを参照してください。 

次の手順を実行してDatabase Controlにログインします。

  1. データベースをインストールしたノードで、Webブラウザを開いてDatabase ControlのURLにアクセスします。次のURL構文を使用します。

    http://host:port/em

    この例の意味は次のとおりです。

    • hostは、Oracleデータベースをインストールしたコンピュータの名前です。

    • portは、インストール中にDatabase ControlまたはGrid Control用に予約されたポート番号です。

    使用する正しいポート番号がわからない場合は、ファイル$ORACLE_HOME/install/portlist.iniで次の行を検索します。そこには、割り当てられたポートが示されています。

    Enterprise Manager Console HTTP Port (db_name) = 1158
    
    

    インストールでは、5500〜5519の範囲で使用可能な最初のポートが予約されます。

    たとえば、ホストmgmt42にOracleデータベースをインストールして、Database Controlがポート1158を使用する場合は、次のURLを使用します。

    http://mgmt42:1158/em
    
    

    Oracle Enterprise Managerによって、Database Controlのログイン・ページが表示されます。

  2. ユーザー名SYSを使用してデータベースにログインし、SYSDBAとして接続します。

    インストール中にSYSアカウントに指定したパスワードを使用します。


    注意:

    SYSTEMまたはSYSMANアカウントを使用してDatabase Controlにログインしたり、または他のデータベース・ユーザーにログイン権限を付与することもできます。 



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