ヘッダーをスキップ

Oracle Database プラットフォーム共通日本語README
10g リリース2(10.2)
B19227-09
  目次
目次
 

戻る
戻る
次へ
次へ
 

Oracle Database README

原典情報:B14233-07



このREADMEの目的

このREADMEには、Oracle Database 10g リリース2(10.2)製品およびこの製品に統合された部分(SQL、PL/SQL、Oracle Call Interface(OCI)、SQL*Loader、Import/Export Utilityなど)のみに関連する情報が含まれています。

また、サーバー(およびその統合された部分)とそのドキュメントに記述された機能間の違い、および既知の問題と回避策が記載されています。

多くの場合、各オペレーティング・システム(UNIX、Windowsなど)のリリースにも、そのオペレーティング・システム固有のREADMEドキュメントが付属しています。 追加のREADMEファイルが提供される場合もあります。

ウェルカム・レターおよびライセンス情報

Oracle Database 10g リリース2(10.2)パッケージに同梱されているウェルカム・レターを読んでください。

ドキュメント

マニュアルに関する詳細は、今回のリリースで提供されているマニュアルの完全なリストを参照するか、または次のWebサイトを参照してください。

http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html

目次

互換性、アップグレードおよびダウングレード

デフォルト動作の変更

自動ストレージ管理

ブロック変更トラッキング

コンフィギュレーション・アシスタント

Database Control

データベース・セキュリティ

暗号化と整合性

JavaおよびWebサービス

メディア管理ソフトウェア

Oracle Change Management

Oracle Data Guard

Oracle Data Mining

Oracle HTML DB

Oracle interMedia

Oracle Internet Directory

Oracle Managed Files

Oracle Net Services

Oracle Real Application Clusters

Oracle Real Application Testing

Oracleサンプル・スキーマ

Oracle ODBC Driver

Oracle Gatewaysのインストール

Oracle Spatial

Oracle Text

Oracle XML Developer's Kit

Oracle XML DB

PL/SQL

Pro*C

Pro*COBOL

Pro*FORTRAN

レプリケーション

SQLJ

SQL*Plus

サマリー管理

Streams

タイムゾーン

型

ユーティリティ

ドキュメントの追加事項

未解決の不具合

ドキュメントのアクセシビリティ


互換性、アップグレードおよびダウングレード

次の各項では、互換性、アップグレードおよびダウングレードについて説明します。

最新の更新、およびアップグレード前、アップグレード後、互換性と相互運用性のベスト・プラクティスについては、「The Upgrade Companion」WebサイトにリンクしているOracleMetalink(https://metalink.oracle.com/)のNote 466181.1を参照してください。

Standard Edition初期データベースのアップグレード

Standard Edition初期データベースをアップグレードする場合、次のコンポーネントは、Standard Editionにインストールされていないオプションが必要となるため、SEサーバーでアップグレードできません。

  • Oracle Data Mining
  • Spatial
  • OLAP Catalog
  • OLAP Analytic Workspace
  • Oracle OLAP API

アップグレードすると、DBA_REGISTRYビューには、これらのコンポーネントのSTATUS値が「OPTION OFF」と表示され、関連するコンポーネントのスキーマにはいくつかの無効なオブジェクトが作成されます。データベース・アップグレード・アシスタントには、これらのコンポーネントが正常にアップグレードされていないことを示すメッセージが表示されます。

表領域のサイズ設定

Oracle Database 10gのPre-Upgrade Information Utility(utlu102i.sql)は、SYSTEM表領域およびデータベース内のコンポーネントに関連するその他の表領域(SYSAUX、DRSYSなど)で必要となる追加領域を見積ります。 手動でアップグレードする場合は、その前に既存のデータベースに対して必ずこのユーティリティを実行してください。

アップグレード時に発生する可能性のある領域の問題を回避するために、アップグレード中は、各表領域用のデータファイルにAUTOEXTEND ON MAXSIZE UNLIMITEDを設定できます。 現在のPre-Upgrade Information Utilityは、アップグレード時にUNDO表領域の使用量は見積りません。 アップグレード・スクリプトの実行に必要なUNDO表領域合計は、そのとき有効なUNDO_RETENTION初期化パラメータおよび他のUNDOオプションによって異なります。

自動ストレージ管理(ASM)を使用している場合は、utlu102i.sqlユーティリティで見積られた表領域合計サイズに相当する領域がASMディスク・グループにあることを確認してください。

JServer JAVA Virtual Machineのアップグレード

JServerのNCOMPファイル、JAcceleratorは現在、Companion製品インストール・メディアに収録されています。 アップグレード対象のデータベースにJServerがインストールされている場合は、JServerをインストールしないと、手動によるアップグレード時に次のエラーが発生します。

ORA-29558: JAccelerator (NCOMP)がインストールされていません。詳細はインストレーション・ガイドを参照してください。

JAcceleratorは、アップグレード前またはアップグレード後にインストールできますが、アップグレード前にインストールすることでエラーが回避されます。

データベース・アップグレード・アシスタント(DBUA)を使用してアップグレードしている場合、このエラーは表示されません。 かわりに、アップグレード終了時にDBUAの「アップグレード結果」ページに警告メッセージが表示され、Companion製品インストール・メディアからインストールする必要があるコンポーネントが示されます。

interMedia、SpatialまたはXDK for Javaによるデータベースのアップグレード

Oracle interMedia、Oracle SpatialおよびOracle XDK for Javaは、Oracle XML DBを使用します。 これらのいずれかのコンポーネントをデータベースとともにインストールすると、それらをサポートするためにOracle XML DBが自動的にインストールされます。

Oracle8i Databaseとの互換性

Oracle Database 10g リリース2のクライアントまたはサーバーからOracle8i Databaseリリース8.1.7への接続はサポートされます。 同様に、Oracle8i DatabaseサーバーからOracle Database 10g リリース2サーバーへの接続もサポートされます。

XML Developer's Kit PL/SQLコードのアップグレード

PL/SQLパッケージDBMS_XMLDOM、DBMS_XMLPARSERおよびDBMS_XSLPROCESSORを、Document Type Definition(DTD)文書またはXMLスキーマ文書を参照するXML文書で使用する場合は、参照先文書がOracle XML DBリポジトリのリソースとして存在している必要があります。


注意:

Oracle Database 10g リリース2(10.2)よりも前のリリースでは、この制限は適用されません。 関連するOracle XML Developer's Kit PL/SQLコードを以前のリリースからアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. 参照されるすべてのDTDおよびXMLスキーマ文書をリポジトリに追加します。

  2. 手順1に記載されている型定義リソースのいずれかを参照する各XML文書について、参照が相対パスの場合は絶対パスに変更します。


自動バックアップの有効化

必要なフォントがシステムにインストールされていない場合は、Oracle Databaseのインストール時に、「バックアップおよびリカバリ・オプションの指定」画面が完全に表示されないことがあります。 固定幅フォントのみがインストールされている場合は、この画面のバックアップ・ジョブ資格証明領域で、必要な情報を完全に指定できない可能性があります。 この問題を回避するには、この画面では「自動バックアップの有効化」を選択しないでください。 自動バックアップは、インストールが完了した後、Oracle Enterprise Manager 10g Database Controlを使用して有効化できます。

デフォルト動作の変更

この項では、Oracle Database 10gと旧リリースのデータベースの動作の違いをいくつか説明します。 アップグレードおよびダウングレードに関する大部分の情報は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』に記載されています。

ログ転送サービスのパスワード

ログ転送サービスでは、Oracle Data Guard構成内のすべてのデータベースでパスワード・ファイルを使用する必要があります。SYSユーザーのパスワードは、同じOracle Data Guard構成内にあるすべてのシステムのパスワード・ファイル内で同一であることが必要です。 詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。

ログ・ファイルおよびトレース・ファイルの読取り権限の変更

このリリースでは、セキュリティ上の理由から、ログ・ファイルおよびトレース・ファイルに対するパブリック読取り権限はなくなりました。 これらのファイルに対するパブリック読取り権限に依存するツールまたはスクリプトがある場合は、そのツールまたはスクリプトの所有者をORACLE_USERの所有者に変更するか、またはORACLE_USERが属するグループに追加します(Oracle Bug #6472087)。

CLOB APIおよびNCLOB APIに関するオフセット

Oracle Database 10g リリース1(10.1)から、CLOBまたはNCLOBに書き込むAPIでは、書込みの最初に指定されたオフセットが既存のLOBデータ内の文字境界上にない場合は、ORA-22831エラーが発生します。

データベースのデフォルト・キャラクタ・セットまたは各国語キャラクタ・セットがマルチバイトまたは可変幅の場合、LOB APIでは、CLOBまたはNCLOBに対するamountパラメータとoffsetパラメータにUCS2コードポイント・セマンティクスが使用されます。たとえば、開始オフセットがサロゲート・ペアの途中にある場合は、ORA-22831エラーが発生し、データは書き込まれません。これによって、ターゲットLOB内の文字の破損が回避されます。

ORA-22831がスローされないようにデータベースを構成するには、イベント10973を任意のレベルに設定します。このイベントを設定すると、オフセットが文字境界上にあるかどうかに関係なく、データはターゲットLOBに書き込まれます。補助ロギングが有効になっている場合は、イベント10973を設定してもORA-22831エラーが無効にならないことに注意してください。

LOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータ

LOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータを使用して、Oracle Standard Editionを実行しているデータベース・インスタンスに対してローカルのアーカイブ先を指定できるようになりました。 以前は、Oracle Enterprise Editionを実行しているデータベース・インスタンスに対してのみ、このパラメータを指定できました。

PARALLEL_ADAPTIVE_MULTI_USERパラメータ

初期化パラメータPARALLEL_ADAPTIVE_MULTI_USERのデフォルト値が変更されました。 詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。

QUERY_REWRITE_ENABLEDパラメータ

初期化パラメータQUERY_REWRITE_ENABLEDのデフォルト値が変更されました。 詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。

SHARED_POOL_SIZEパラメータ

以前のリリースのOracle Databaseでは、割り当てられた共有プール・メモリー容量は、SHARED_POOL_SIZE初期化パラメータの合計値になり、SGAの内部オーバーヘッドは、インスタンスの起動時に計算されていました。このオーバヘッドは、他のいくつかの初期化パラメータの値に基づいていました。たとえば、SHARED_POOL_SIZEパラメータが64MBで、SGAの内部オーバーヘッドが12MBの場合、SGAの共有プールの実際のサイズは76MBになりますが、SHARED_POOL_SIZEパラメータの値は64MBと表示されていました。

Oracle Database 10g リリース1から、SGAの内部オーバーヘッドがSHARED_POOL_SIZEパラメータの値に含まれ、起動時に割り当てられる共有プール・メモリーはSHARED_POOL_SIZEの値と等しくなっています。したがって、このパラメータは、SGAの内部オーバーヘッドおよび必要な共有プール・サイズの有効値の両方を含むように設定する必要があります。たとえば、SGAの内部オーバーヘッドが変わらないと想定すると、起動後の共有プールに使用できる有効値はSHARED_POOL_SIZEパラメータの値から12MBを差し引いた値、つまり52MBとなります。共有プール・メモリーの有効値を64MBに保持するには、このパラメータを76MBに設定してください。今回のリリースの移行ユーティリティでは、アップグレード前環境のSGAの内部オーバーヘッド値に基づいて、SHARED_POOL_SIZEに新しい値を設定することをお薦めします。この値は、Oracle Database 10gにアップグレードする前に、次の問合せを実行することで決定できます。

SQL> SELECT SUM(BYTES) FROM v$sgastat WHERE pool = 'shared pool';

Oracle Database 10gでは、SGAの内部オーバーヘッド(共有プールの起動オーバーヘッド)の正確な値が新規のv$sgainfoビューに表示されます。

手動SGAモードでは、SHARED_POOL_SIZEの値が小さすぎてSGAの内部オーバーヘッドに対応できない場合は、起動時にORA-00371エラーが発生します。 生成されたエラー・メッセージには、SHARED_POOL_SIZEパラメータの推奨値が表示されます。共有メモリーの自動管理を使用している場合は、共有プールのサイズが自動的に調整されるため、ORA-00371エラーが生成されることはありません。

SHARED_SERVERSパラメータ

初期化パラメータSHARED_SERVERSが動的に0(ゼロ)に変更されると、新規のクライアントは共有モードで接続できなくなります。ただし、既存の共有サーバー接続は引き続き有効です。 Oracle Database 10gより前のリリースでは、この状況が発生すると、既存の共有サーバー接続がハングしました。

自動ストレージ管理

自動ストレージ管理を使用している場合は、次の点に注意してください。

ASMの非対話型モード

UNIXプラットフォームで非対話型モードのASMCMDユーティリティを使用する場合は、アスタリスク(*)のかわりにパーセント記号(%)をワイルドカード文字として使用します。 対話型モードでは、両方のワイルドカード文字を使用できます。

ファイルの冗長性

V$ASM_FILEビューに特有なredundancy-lowered列には、「Unknown」、「Yes」または「No」を示す「U」、「Y」または「N」の3つの値のいずれかを指定できます。 次の場合、ASMインスタンスではファイルの冗長性が損なわれているかどうかをマークできません。

  1. Oracle Database 10g リリース1の自動ストレージ管理ソフトウェアを使用して作成されたファイルの場合。

  2. 新しく作成されたファイルが不明な状態で開始している場合。 この不具合は、最初のパッチ・セットで修正される予定です。

ディスク・グループの記憶域構成が変更されると、V$ASM_FILEビューのredundancy_lowered列は「U」(不明)から「Y」または「N」に遷移します。 たとえば、ディスク・グループに対してディスクを追加または削除したり、ディスク・サイズを変更すると、影響を受けるすべてのファイルが更新されます。 ユーザーは、ALTER DISKGROUP CHECKまたはALTER DISKGROUP REBALANCEを実行することで、これらの更新をトリガーできます。


関連項目:

冗長性を縮小したファイルの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。


ブロック変更トラッキング

ブロック変更トラッキングでは、次の変更に注意してください。

ブロック変更トラッキングおよびフィジカル・スタンバイ・データベース

ブロック変更トラッキングは、フィジカル・スタンバイ・データベースで有効にできます。ただし、変更されたブロックは記録されないこと、およびフィジカル・スタンバイ時の増分バックアップは、プライマリ・データベースからREDOトランザクションを受信および適用する場合のように高速でないことに注意してください。

フィジカル・スタンバイがプライマリ・データベースになると、変更が再度記録されます。後続のレベル0バックアップに続いて、増分バックアップを変更の追跡に利用できます。

コンフィギュレーション・アシスタント

コンフィギュレーション・アシスタントを使用する際は、次の事項に注意してください。

Netコンフィギュレーション・アシスタント(NETCA)

10.2.0.1 RACデータベースの作成時または10.1.0.x RACデータベースのアップグレード時には、NETCAを実行して10.1.0.x Oracleホームから10.2.0.1 Oracleホームにリスナーを移行できます。 なんらかの理由でリモート・ノードでの移行に失敗した場合も、データベースの作成とアップグレードは正常に実行されます。 ただし、障害が発生したリモート・ノードでは、リスナーが構成されていない可能性があります。 この問題を解決するには、次のいずれかの回避策を実施してください。

  • 問題の状況を解決し、障害の発生したノード上で、NETCA移行をnetca /migrate /nodeinfo <残りのノードのカンマ区切りのリスト>として再実行します。

  • スタンドアロン・モードでNETCAを実行し、障害の発生したノード上の既存のリスナーを削除して、10.2.0.1リスナーを再作成します。

データベース・コンフィギュレーション・アシスタント(DBCA)による複数データベースの作成

Oracle Database 10g リリース2(10.2)から、DBCAでは、各インスタンスに対してRAM合計の40%をデフォルトで割り当てます。これらのメモリーは内部的にSGA_TARGETとPGA_AGGREGATE_TARGETに分割されます。 マシン上で他のデータベース・インスタンスが実行している状態でデータベースを作成すると、「ORA-27102: メモリー不足です」エラーが発生します。 同じマシン上で複数のデータベースの実行を計画している場合は、デフォルトのメモリー・パラメータ設定を変更する必要があります。 インストールの一部としてデータベースを作成する場合は、Oracle Universal Installerの「データベース構成の選択」ページで「詳細」オプションを選択します。これによって、DBCAが対話形式で起動されるため、メモリー・パラメータをカスタマイズできます。

Database Control

次のサイトで、Oracle Enterprise Manager 10g Database ControlのREADMEを参照してください。

$ORACLE_HOME/relnotes/readmes/EM_db_control.htm

ネットワーク使用率メトリックが表示されない

Database Controlでは、各ネットワーク・インタフェースについて、次のネットワーク使用率メトリックを表示します。

  • ネットワーク・インタフェース結合使用率(%)
  • ネットワーク・インタフェース読取り使用率(%)
  • ネットワーク・インタフェース書込み使用率(%)

特定のネットワーク・インタフェースについて、これらのメトリックが表示されない場合は、$ORACLE_HOME/sysman/config/network_speedファイルを作成し、このファイルにネットワーク・インタフェース名および速度を次のように入力します。 この例では、interface_nameにネットワーク・インタフェース名を指定し、speedにインタフェースの速度を1秒当たりのメガビット(Mbps)で指定します。

interface_name speed

たとえば、eth0ネットワーク・インタフェースにメトリックが表示されない場合は、$ORACLE_HOME/sysman/config/network_speedファイルを作成し、次のように入力します。100はネットワーク速度(Mbps単位)です。

eth0 100

データベース・セキュリティ

データベース・セキュリティでは、次の変更に注意してください。

FAILED_LOGIN_ATTEMPTSのデフォルト変更

Oracle Database 10gリリース2(10.2)以降では、DEFAULTプロファイルのFAILED_LOGIN_ATTEMPTSの制限は10です。 リリース2(10.2)より前のデフォルトは、UNLIMITEDでした。

Oracle DCE Integrationのサポート中止

Oracle 10g リリース2から、Oracle Advanced Securityオプションによる分散コンピューティング環境(DCE)との統合はサポートされません。

CONNECTロール権限の削除

Oracle Database 10g リリース2(10.2)では、CONNECTロールに含まれている権限は、CREATE SESSIONのみです。 この変更によって、データベースの新規および既存の顧客は、優れたセキュリティ・プラクティスを簡単に実施できるようになりました。 表、ビュー、順序、シノニム、クラスタまたはデータベース・リンクの作成をCONNECTロールに依存しているアプリケーション、またはALTER SESSIONコマンドを動的に使用するアプリケーションは、権限が不十分なために失敗となる可能性があります。


関連項目:

顧客への考えられる影響およびCONNECTロールの変更に対応するアプローチについては、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』の付録Aを参照してください。


スケジューラ外部のジョブに対するセキュリティ

Oracle Database 10g リリース2(10.2)では、CREATE EXTERNAL JOBという新しい権限が追加されました。この権限は、データベース外部のオペレーティング・システムで動作する外部ジョブを実行するデータベース・ユーザーに必要な権限です。 Oracle Database 10g リリース1からのアップグレードでは、この権限が、CREATE JOB権限がすでに付与されているユーザーすべてに付与されます。

Oracle Database 10g リリース2(10.2)にアップグレードした後は、セキュリティ向上のために、CREATE EXTERNAL JOB権限を確実に必要としているユーザー以外については、その権限を取り消すことをお薦めします。

デフォルトのセキュリティ設定の変更

Javaクラスoracle.security rdbms.server.AppCtxは、将来のOracle Databaseのリリースでは廃止されます。

エンタープライズ・ユーザー・セキュリティ

Oracle Internet Directoryへの認証方式が異なるデータベース間で同一のldap.oraファイルを共有することはできません。

これらのデータベースで同一の$ORACLE_HOMEを使用する場合は、いずれかのデータベースに、そのデータベース独自のldap.oraファイルを含む個別のTNS_ADMINディレクトリを指定する必要があります(Bug#3327626)。

暗号化と整合性

クライアントとユーザー間の通信を保護するために、SHA-1を使用してデータの整合性を維持することをお薦めします。 SSL/TLS認証などの短時間のトランザクションに影響を与える暗号スイートでのMD5の使用、または1方向ハッシュ・ストアに対する鍵付きMD5の使用、およびSSL/TLSプロトコルでのMD5の使用は、現時点では脆弱な状態とは識別されません。

JavaおよびWebサービス

Javaを使用する際は、次の事項に注意してください。

JavaVM

JavaVMのREADMEについては、第2章「Oracle JVM README」を参照してください。

$ORACLE_HOME/javavm/doc/readme.txt

JDBC

JDBCドライバのInstant Client操作では、$ORACLE_HOME/jdbc/libディレクトリから次のファイルをコピーする必要があります。

  • JDK 1.2または1.3を使用する場合はclasses12.jar

  • グローバリゼーションおよびNLSサポートではorai18n.jar

  • Oracle JDBC RowSetの実装ではocrs12.jar

JDBCのREADMEについては、第3章「Oracle JDBC Drivers README」を参照してください。

$ORACLE_HOME/jdbc/Readme.txt

JPublisher

JPublisherソフトウェアは、Database Web Servicesも含めてインストール・メディアで提供されます。

Webサービス

Oracle Netのかわりに、Oracle Database Web Servicesでは、標準のWebサービス・メカニズムを介して、非接続でのデータベースへのアクセスが提供されています。これには、XML、SOAPおよびWSDLが含まれ、データベースをWebサービス・プロバイダに転換できます。同様に、データベース自体が、Webサービス・コンシューマとして機能して外部のWebサービスを起動できます。Webサービスには、次の重要な機能があります。

  • SOAP Clientライブラリに基づくJAX-RPCは、外部Webサービスのデータベース内からの起動をサポートし、その結果に対してSQLの機能を適用します。

  • Webサービス・コールイン: JPublisherで生成されたJavaクラスをOracle Application Server 10gに配置することで、JavaとPL/SQLのプロシージャとパッケージ、SQL問合せ、DML操作などのデータベース操作を起動できます。

  • Webサービス・コールアウト: WSDLとそのPL/SQLラッパーからJPublisherで生成されたWebサービス・クライアントを配置することで、外部Webサービスのデータベース内からの起動がサポートされます。

メディア管理ソフトウェア

Oracle Database 10g リリース2には、Oracle Backupソフトウェアが含まれており、Oracle Databaseおよび他の重要なOracle Infrastructureのテープ・バックアップを提供しています。 Oracle BackupはRecovery Manager (RMAN)と完全に統合され、ネットワーク環境の1つ以上のデータベースに対してデータ保護サービスを提供します。 Oracle Backupは、以前Oracleにバンドルされていたメディア管理ソフトウェアのLegato Single Server Version(LSSV)とは、次の点で異なります。

  • Oracle Backupでは、使用できるデバイスの種類に制限はありません。

  • Oracle Backupでは、使用できるデバイスの数に制限はありません。

  • Oracle Backupでは、非データベース・ファイル(Oracleホームなどのファイル)のバックアップをサポートします。 LSSVがサポートされるのは、Recovery Managerベースのデータベース・ファイルのバックアップのみです。

  • Oracle Backupはネットワーク環境で操作できます。 LSSVは単一ホストでの操作に制限されています。

Oracleには、すでにLSSVはバンドルされていません。

Oracle Backupに対するグローバリゼーション・サポートの制限

Oracle Backupには、グローバリゼーションについて次の制限が適用されます。

  • Oracle Backupのコマンドライン・インタフェースは英語のみで、グローバル化されていません。 ローカライゼーションまたはマルチバイト・キャラクタ・セット・データをサポートしていません。 すべてのメッセージは英語で表示されます。

  • Oracle Database Controlを介して表示されるOracle Backupグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)のメッセージは、グローバル化され、各国語に翻訳されています。 ただし、コマンドラインとDatabase Control間で受け渡しされる情報は英語のみです。

  • Database Controlインタフェース以外のOracle Backupへの古いグラフィカル・インタフェースは、英語のみです。

  • Oracle Backupでは、ユニバーサル・キャラクタ・セット(UCS)など、NULL終了をサポートしないキャラクタ・セットでファイル名がエンコードされているファイル・システムのファイルに対するバックアップはサポートしていません。

  • Oracle Backupでは、バックアップ名がNULL終了をサポートしないキャラクタ・セット(UCSなど)でエンコードされている場合は、Recovery Managerデータベースのバックアップをサポートしません。

Oracle Change Management

Oracle Change Management PackではQuick Tourは使用できません。 実行しようとするとエラーになります。

Oracle Data Guard

プライマリ・データベースとフィジカル・スタンバイ・データベースをOracle Databaseリリース9.2からリリース10.1にアップグレードする方法については、Oracle MetaLinkのNote 278521.1を参照してください。 ロジカル・スタンバイをアップグレードする方法については、Note 278108.1を参照してください。

ファスト・スタート・フェイルオーバー

オブザーバが新しいプライマリ・データベースを再起動できない場合は、ファスト・スタート・フェイルオーバーが失敗します。 これは、たとえば、<db_unique_name>_DGMGRLサービス名が、Oracle Data Guard Brokerのマニュアルの第2章に記載されているように、リスナーに静的に登録されていない場合に発生する可能性があります。 オブザーバが新しいプライマリ・データベースを再起動できない場合、そのオブザーバは停止し、次の手順を完了するまで再起動できません。

  1. 新しいプライマリ・データベースのインスタンスを起動してマウントします。

  2. Brokerが新しいプライマリ・データベース・インスタンスをオープンするまで待機します。

  3. 古いプライマリ・データベースのインスタンスを起動してマウントします。

  4. DGMGRLを実行し、新しいプライマリ・データベースに接続します。

  5. REINSTATE DATABASE <old primary db_unique_name>コマンドを発行し、古いプライマリ・データベースをスタンバイ・データベースに変換します。

  6. STOP OBSERVERコマンドを発行します。 この手順は、オブザーバが正常に再起動できるように、オブザーバが動作していない場合でも実行する必要があります。

  7. オブザーバを再起動します。

オブザーバでは、まれに古いプライマリ・データベースの自動回復に失敗することがあります。 失敗した場合は、DGMGRLを実行して新しいプライマリ・データベースに接続し、次にREINSTATE DATABASE <oldprimary db_unique_name>コマンドを発行してください。

DBLINKSを使用するDDL文

ロジカル・スタンバイ・データベースでは、CREATE TABLE tablename AS SELECT * FROM bar@dblinkなどのSQL文は失敗する場合があるため、このような文の使用は避けてください。

ロジカル・スタンバイ・データベースに対して文を実行すると、その時点のデータベース・リンクにアクセスします。このため、そのロジカル・スタンバイ・データベースの情報と、その文がプライマリ・データベースに対して実行されたときの情報が同一であるかどうかは確認できません。たとえば、列の追加や削除が行われていた場合は、後に続く行にこの文を適用できなくなります。ネットワークが設定されていたため初期の作成に成功しても、ネストした表の列を含む表についてエラー「ORA-26689: LCRで列データ型が一致していません。」が発生する場合があります。また、ロジカル・スタンバイ・データベースに対してデータベース・リンクやTNSサービスが定義されていない場合は、「ORA-02019: 指定されたリモート・データベースは存在しません。」というエラーが戻される場合があります。

このエラーが発生したときは、作成された表に対してDBMS_LOGSTDBY.INSTANTIATE_TABLEプロシージャを使用し、SQL APPLY操作を再開します。

プライマリ・データベースと同じノードのロジカル・スタンバイ・データベース

ロジカル・スタンバイ・データベースがプライマリ・データベースと同じコンピュータ・システム上に存在する場合は、通常、両方のOracle Databaseインスタンスが同じディレクトリ構造にアクセスできます。Oracle Databaseコマンドにはデータファイルを再利用するコマンドがあります。データファイルを再利用するOracle Databaseコマンドをプライマリ・データベースに適用すると、そのコマンドがロジカル・スタンバイ・データベースにも適用されます。プライマリ・データベースが停止しているときにこれが発生すると、ロジカル・スタンバイ・データベースがそのファイルを自分側のファイルの一部と判断し、プライマリ・データベースを損なう恐れがあります。

このため、同じコンピュータ・システム上でプライマリ・データベースとロジカル・スタンバイ・データベースを実行する場合は、次の設定を使用することをお薦めします。

EXECUTE DBMS_LOGSTDBY.SKIP('ALTER TABLESPACE');

エラーORA-00955を伴うロジカル・スタンバイの停止

このエラーが発生した場合は、アラート・ログの次の出力を確認してください。

LOGSTDBY stmt: Create table anyddl.anyobj...
LOGSTDBY status: ORA-16542: 操作を認識できません
LOGSTDBY status: ORA-16222: 自動ロジカル・スタンバイが直前の処理を再試行中です
LOGSTDBY status: ORA-16111: ログのマイニングと設定の適用
LOGSTDBY stmt: Create table anyddl.anyobj...
LOGSTDBY status: ORA-00955: すでに使用されているオブジェクト名です。

最初にDDLを適用する処理は完了していますが、その記録に失敗しています。この問題は、ORA-16542エラーで識別できます。

次のコマンドを使用してロジカル・スタンバイ・データベースを再起動できます。

ALTER DATABASE START LOGICAL STANDBY APPLY SKIP FAILED TRANSACTION;

Oracle Real Application ClustersでのALTER DATABASE GUARDの発行

Oracle Real Application Clustersシステムでロジカル・スタンバイ・データベースを実行している場合は、ALTER DATABASE GUARD文をアクティブなインスタンスごとに発行して、クラスタ内のすべてのインスタンスでこの文を有効にする必要があります。

ロジカル・スタンバイ・データベースでフラッシュ・リカバリ領域の使用時にスタンバイ・ログ・ファイルのアーカイブ先を定義

ロジカル・スタンバイ・データベースでフラッシュ・リカバリ領域を使用可能にしている場合は、次の初期化パラメータを設定する必要があります。

  • STANDBY_ARCHIVE_DESTパラメータをフラッシュ・リカバリ領域以外の位置を指すように定義します。 これによって、プライマリ・データベースから受信するREDOデータがフラッシュ・リカバリ領域にアーカイブされることがなくなります。

    たとえば、『Oracle Data Guard概要および管理』の「ロジカル・スタンバイ・データベース用の初期化パラメータ・ファイルの準備」の項の説明に従ってロジカル・スタンバイ・データベースを作成するときに、ロジカル・スタンバイ・データベースでパラメータSTANDBY_ARCHIVE_DEST='/arch2/boston/'を定義します。

  • スタンバイREDOログ・ファイルをフラッシュ・リカバリ領域以外の宛先にアーカイブするように、LOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータを定義し、LOCATION属性とVALID_FOR=(STANDBY_LOGFILES, STANDBY_ROLE)属性を指定します。次に例を示します。

    LOG_ARCHIVE_DEST_3=
       'LOCATION=/arch2/boston/
       VALID_FOR=(STANDBY_LOGFILES,STANDBY_ROLE)
       DB_UNIQUE_NAME=boston'
    

さらに、今後のスイッチオーバーに備えて、プライマリ・データベースでも同じ初期化パラメータを設定することをお薦めします。

  • STANDBY_ARCHIVE_DESTパラメータをフラッシュ・リカバリ領域以外の位置を指すように定義します。

    たとえば、『Oracle Data Guard概要および管理』の「ロールの推移のためのプライマリ・データベースの準備」の項の説明に従ってロジカル・スタンバイ・データベースを作成するときに、プライマリ・データベースでパラメータSTANDBY_ARCHIVE_DEST='/arch2/chicago/'を定義します。

  • スタンバイREDOログ・ファイルをフラッシュ・リカバリ領域以外のディレクトリにアーカイブするように、LOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータを定義し、LOCATION属性とVALID_FOR=(STANDBY_LOGFILES, STANDBY_ROLE)属性を指定します。次に例を示します。

    LOG_ARCHIVE_DEST_3=
       'LOCATION=/arch2/chicago/
       VALID_FOR=(STANDBY_LOGFILES,STANDBY_ROLE)
       DB_UNIQUE_NAME=chicago'
    

準備されたスイッチオーバー操作でネットワーク停止を検出した場合に、新規プライマリ・データベースでデータベース・ガードを使用可能な状態に維持

ロジカル・スタンバイ・データベースが、最大保護モードで実行中のプライマリ・データベース・ロールにスイッチオーバーされ、LGWRプロセスでアーカイブ先に関するエラーが発生した場合、LGWRはすべてのアーカイブ先を再評価して、少なくとも1つのアーカイブ先が正常に機能していることを確認します。

LGWRプロセスでスタンバイREDOログ・ファイルを正常に書き込めるアーカイブ先が見つからなかった場合、および欠落したログ・ファイルまたはギャップが含まれていない場合、プライマリ・インスタンスは停止します。スイッチオーバーは正常に完了しますが、データの分散を防止するためにデータベース・ガードは使用可能なままです。

データベース・インスタンスのアラート・ログに表示される解決方法は、次のとおりです。

  • 最大パフォーマンス・モードなど下位の保護モードでデータベースを起動します。

  • ALTER DATABASE GUARD NONEコマンドを発行して、データベース・ガードを手動で使用禁止にします。

無関係のロジカル・スタンバイを使用した最大保護モードのスイッチオーバー

複数のロジカル・スタンバイ・データベースが含まれる最大保護構成で非データ消失スイッチオーバーを実行するときは、次の事項に注意してください。

  • スイッチオーバーに参加していないロジカル・スタンバイ・インスタンスのすべてのトランスポート設定(現行のプライマリ・データベースのLOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータで指定)が、スイッチオーバーの間、LGWRではなくARCHに設定されていることを確認してください。

  • トランスポート設定を変更した後、スイッチオーバー操作を実行する前にALTER SYSTEM ARCHIVE LOG CURRENTを実行して、アクティブなスタンバイREDOログ・ファイルがすべてアーカイブされることを確認してください。

  • スイッチオーバーの完了後、無関係のアーカイブ先設定をLGWRトランスポート・モードに戻す必要があります。

Data Guard構成の全データベースに対するフラッシュバック・データベースの有効化

Data Guard構成の全データベースに対してフラッシュバック・データベースを有効化することをお薦めします。 これは、ログ適用の遅延を使用しないスタンバイ・データベースでは特に重要です。

Oracle Data Mining

$ORACLE_HOME/rdbms/demo/のdmREADME.txtファイルは廃止されました。 Oracle Data Miningサンプル・プログラムの使用に関する最新情報は、『Oracle Data Mining管理者ガイド』を参照してください。

Oracle HTML DB

Oracle HTML DBを使用する際は、次の事項に注意してください。

最新リリースの確認

Oracle HTML DB(Oracle Application Expressという名前になりました)は、Oracle Databaseより頻繁にリリースされています。より最新のリリースの情報入手またはダウンロードには、次を参照してください。

http://www.oracle.com/technology/products/database/application_express/index.html

レポートまたは表形式での選択リストのレンダリング

HTMLDB_ITEMパッケージを使用すると、HTMLDB_ITEM.SELECT_LISTを直接コールするか、レポートの列に特定の表示タイプを適用することで、レポートまたは表形式で選択リストをレンダリングできます。 この種の選択リストには、32KBを超える文字は使用できません。 また、選択したオプションが多すぎると、選択リストが正しくレンダリングされないことがあります。

Oracle HTML DB 1.5.1では、このアプローチを使用してレンダリングされた選択リストには、各オプションにOPTION終了タグがありませんでした。 Oracle HTML DB 1.6では、各オプションにOPTION終了タグが挿入され、選択リストに指定できるオプション数が少なくなりました。 オプション数の実際の変化は、オプションのテキスト文字列の長さによって異なります。 また、選択リスト・スタイルの行範囲が選択されている場合は、ページ区切りにも影響を与えます。 許容されたオプション数に達すると、ページ区切りスタイルは、選択リストを使用せずに「Z件中X-Y件目」に変わります。

セッション状態からレンダリングされる特殊文字のエスケープ

ページ項目とアプリケーション項目は、その項目のセッション状態の値を保持できます。これらの値は、URLを使用して設定するか、POSTDATAに設定されています。 リリース1.6のHTML DBエンジンは、これら2つの項目タイプに対する値をセッション状態に保存するときに、その値をエスケープします。

入力時にエスケープされる項目タイプ

このために、HTML DBエンジンは、一般的に使用される文字を実体参照に変換します。 たとえば、未満記号(<)を&lt;に変換します。 このルールは、次の2つの項目タイプに適用されます。

  • テキストとして表示する(状態保存なし)タイプのページ項目

  • アプリケーション・レベルの項目(つまり、特定のページに関連付けられていない項目)

この変更の目的は、レンダリング時にエスケープされない項目タイプに対するサイト間スクリプト記述(XSS)セキュリティ・アタックからアプリケーションを保護することです。 開発者は、(たとえば、ページ処理、計算または問合せを使用して)ページ内にそれらの項目の値を内部的に設定し、エスケープの可能性がある文字を任意の項目タイプに引き続き格納できます。 ただし、アプリケーション項目またはテキストとして表示する(状態保存なし)タイプのページ項目の値を外部から設定しようとすると、これらの値は、セッション状態に保存する際にエスケープされます。 これらのタイプの項目を、アプリケーション外部から(たとえば、URLを使用して)HTMLまたはJava Scriptが組み込まれているテキストに対して設定するのは、危険な動作であることを認識してください。

既存のページが以前の動作(つまり、入力時に項目の値のエスケープを行わない)に依存している場合は、そのページで問題が発生する可能性があります。 次の例が考えられます。

  • エスケープの可能性がある入力文字が、テキストとして表示する(状態保存なし)タイプのページ項目のURLまたはPOSTDATAを使用してセッション状態に渡され、さらに、その入力文字がエスケープされずにページ上のフォーム項目としてレンダリングされる場合。 リリース1.6では、入力時に値がエスケープされるため、正しくレンダリングされなくなります。

  • エスケープの可能性がある入力文字が、アプリケーション項目またはテキストとして表示する(状態保存なし)タイプのページ項目のURLまたはPOSTDATAを使用してセッション状態に渡され、さらに、その入力文字が&ITEM_NAME.構文を使用してHTMLリージョン内で参照され、入力時の表示どおりにレンダリングされることが予想される場合。 たとえば、URLのページ項目P1_ITEMに渡される文字列A<Bは、A&lt;Bとして格納され、A&lt;Bとして不適切にレンダリングされます。

このようなページを修正する方法は、次のとおりです。

  • テキストとして表示する(状態保存なし)タイプのページ項目のコンテンツは、URLによる方法で設定するかわりに、項目のデフォルト・ソース値、ページ処理または計算を使用して設定します。 この方法では、セッション状態への格納時およびフォーム項目としてレンダリングされる間に値がエスケープされることはありません。

  • アプリケーション項目またはテキストとして表示する(状態保存なし)タイプのページ項目のコンテンツは、URLによる方法で設定するかわりに、ページ処理または計算を使用して設定します。 この方法では、セッション状態への格納時に値がエスケープされることはありません。 ただし、これらの値は、HTMLリージョンでのレンダリング時には、以前のリリースと同様にエスケープされます。このため、未満記号(<)は未満記号(<)として表示され、ブラウザでは特殊文字として解釈されません。

出力時にエスケープされる項目タイプ

テキストとして表示する(状態を保存)タイプのページ項目は、ページ上のフォーム項目としてレンダリングされる出力時にエスケープされます。 この変更の目的は、これらの項目がエスケープされない原因となっていた不具合を修正することです。 新しい動作によって、このフォーム項目の表示タイプでは、他のフォーム項目の表示タイプとの一貫性が保持されます。

既存のページが、以前の動作(つまり、テキストとして表示する(状態を保存)タイプのフォーム項目がレンダリング時にエスケープされない)に依存している場合は、そのページで問題が発生する可能性があることに注意してください。 たとえば、HTMLマークアップ用に使用される文字で、エスケープの可能性がある文字が含まれている項目があるページでは、問題が発生することがあります。

このような状況を修正するには、次の手順を実行します。

  1. 項目タイプを、テキストとして表示する(状態保存なし)タイプに変更します。

  2. POSTDATAの値を発行する必要がある場合は、XSS表示を導入せずに希望の結果を達成するようにページ設計を調整します。

レポート列でインデントされている値のリストア

Oracle HTML DBの以前のリリースでは、HTMLの式とリンクで問合せの列が使用されると、その列の値からすべてのHTMLタグが削除されました。 Oracle HTML DB 1.6では、「レポート属性」ページの「HTMLを削除」属性をオフに切り替えることで、この動作を無効にできます。 デフォルトでは、この属性は、以前のリリースで開発されたアプリケーションがアップグレード後も同じ動作となるように有効に設定されています。

リリース1.6では、HTMLタグの削除には、NBSCエスケープ文字も含まれます。 このエスケープ文字は、レポート列のリンク値をインデントするために一部のアプリケーションで使用されています。 このインデントは、レポートを編集し、「レポート属性」ページの「HTMLを削除」属性を「いいえ」に設定することで、アップグレード後にリストアできます。

以前のリリースから移行したアプリケーションでのテーマの実装

Oracle HTML DBリリース1.6では、テーマの概念が導入されました。 テーマとは、Oracle HTML DBアプリケーション内のテンプレートの論理的なグループと分類です。 HTML DBエンジンは、クラスを使用して異なるテーマ間にテンプレートをマップします。 この機能は以前のリリースには存在しないため、以前のリリースで作成したアプリケーションでテーマを利用するには、次の点に注意してください。

以前のリリースからリリース1.6にアプリケーションをインポートすると、Oracle HTML DBは、そのアプリケーションのすべてのテンプレートをアプリケーション・テーマと呼ばれる1つのテーマにまとめます。

以前のリリースで開発したアプリケーションのテーマを切り替えるには、その前に次の操作を実行する必要があります。

  • アプリケーション内の各テンプレートを編集し、適切なクラスを割り当てます。切替え前と切替え後の両方のテーマには、同じクラスが必要です。 事前定義のクラスに含まれていないテンプレートがある場合は、カスタム・クラスを使用できます。 各テンプレート・タイプには、8個のカスタム・クラスがあります。

  • 切替え前および切替え後のテーマのデフォルト・テンプレート(およびテンプレート・クラス)を確認します。 テーマに定義されているデフォルト・テンプレートは、「テーマを定義」ページで確認できます。この手順を実行しないと、予期しない結果となる可能性があります。 たとえば、あるテーマには1レベルのテンプレートのデフォルト・ページ・テンプレートがあり、別のテーマには2レベルのテンプレートのデフォルト・ページ・テンプレートがある場合は、問題が発生する可能性があります。

アプリケーション・テーマを切り替えて、正しくレンダリングされない場合は、次の手順を実行します。

  1. アクティブなテーマに対してデフォルト・テンプレートが正しく設定されていることを確認します。

  2. アクティブなテーマの中のテンプレートに、正しいテンプレート分類があることを確認します。

日本語での列属性の書式

Application Builderのページ定義の列属性で数値書式または日付書式の選択ポップアップ・ダイアログを開くと、そのダイアログには、必ず「'backslash'+ 5,234.10」と表示されます。 この表示は、日本語環境では正確には円記号です。

バックスラッシュと円記号は文字コード・ポイントは同じですが、表示は選択したフォントによって異なります。バックスラッシュは、アプリケーションのページでデータ書式を適用するときも表示されます。

非ASCII文字が含まれている名前を持つアイテムの作成

ウィザードを使用し、列名に非ASCII文字が含まれているインクルード列に基づいて表またはビューにフォームを作成すると、新しい項目名にも非ASCII文字が組み込まれます。

この問題を修正するには、「ページ定義」で新しい項目を作成する際に、項目名に英数字A〜Z、0〜9および'_'を使用します。 また、項目に変更を適用する前に、項目名を英数字に変更する必要があります。

以前のリリースからインポートしたアプリケーションでの実行時エラー

Oracle HTML DBの以前のリリースからアプリケーションをエクスポートし、Application Builderのインストール・ページを使用して、そのアプリケーションをインポートおよびインストールすると、アプリケーションのインストール後に、まれに実行時エラーが発生することがあります。

これらのエラーは、多くの場合、アプリケーション・コンポーネント内に埋め込まれたPL/SQLコードのブロックに関係するPL/SQLパーサー・エラーまたは実行エラーとして表示されます。 200文字を超える文字列は、インストール・プロセスによって複数の行に分割されることがあります。 たとえば、複数のPL/SQLキーワードの間または解析エラーの原因となる他の場所で行が分割される可能性があります。

この種のエラーが発生し、インストール・プロセスによる長い文字列の分割が疑われる場合は、次の手順を実行します。

  1. 障害が発生したページをApplication Builderで編集し、障害の発生原因と考えられるPL/SQLが存在するコンポーネントをアプリケーション内で隔離します。

  2. 不適切に分割していると思われるコードのブロックを検索します。

  3. 適切な位置でコードのブロックを分割するか、または実行時エラーがなくなるまで行を使用して空白を挿入します。

  4. アプリケーションをエクスポートしてエクスポート・ファイルをインポートし、再インストールします。

  5. 新しいエクスポート・ファイルを永続的なバックアップ・コピーとして保管します。

入力パラメータが配列で定義されているWSDLに対するWeb参照の作成

入力パラメータが配列で定義されているWSDLドキュメントに、Oracle HTML DBでWebサービス参照を作成すると、そのWeb参照では、フォームまたはフォームとレポートを作成する組込みウィザードが使用できなくなります。 Oracle HTML DBには、配列の入力パラメータに対応するユーザー・インタフェースがありません。 配列として定義されている出力パラメータは、Webサービス・ウィザードでフォームとレポートを使用する場合は適切に処理されます。

Corel SVG Viewerの非サポート

Oracle HTML DBリリース1.6では、Corel SVG Viewerをサポートしていません。

Oracle interMedia

Oracle interMediaのパフォーマンス関連のコンポーネントは、インストール・メディアのCompanion製品とともにパッケージされています。 インストール・メディアを使用しなくてもinterMediaは正常に機能しますが、イメージ処理で適切なパフォーマンスを得るためには、次のコンポーネントをインストールする必要があります。

  • JAccelerator(NCOMP)
  • Oracle interMedia Image Accelerator

interMediaのREADMEについては、第4章「Oracle interMedia」を参照してください。

$ORACLE_HOME/ord/im/admin/README.txt

Oracle Internet Directory

Oracle Internet Directory製品は、Oracle Application Serverにのみ付属しています。Oracle Database 10g製品には付属していません。ただし、Oracle Net Services、Oracle Advanced Securityの機能がOracle Internet Directoryを使用することがあるため、ここにOracle Internet Directoryの情報を記載しています。Oracle Internet Directoryの管理アクティビティの多くは、1つのツールOracle Internet Directoryコンフィギュレーション・アシスタント(OIDCA)に統合されました。OIDCAは、次の条件でエンタープライズ・ユーザー・セキュリティおよびNetwork Names機能と併用してください。

  1. エンタープライズ・ユーザー・セキュリティ

    • エンタープライズ・ユーザー・セキュリティは、今回のリリースのID管理レルムでのみ動作します。以前のリリースで使用していたOracleコンテキストは、OIDCAツールを使用してID管理レルムに変換する必要があります。

    • 使用環境でOracle Internet Directoryサーバーを検出するためのldap.ora構成ファイルを作成または更新する場合は、OIDCAを使用します。

  2. Network Names

    • Oracleコンテキストを作成、アップグレードおよび削除する場合は、OIDCAを使用します。

    • 初期のリリースのOracleコンテキストをID管理レルムに変換する場合は、OIDCAを使用します。

    • 使用環境でOracle Internet Directoryサーバーを検出するためのldap.ora構成ファイルを設定する場合は、OIDCAを使用します。

Oracle Internet Directoryを使用する際は、次の事項に注意してください。

Oracle Internet Directoryコンフィギュレーション・アシスタントの使用

Oracle Internet Directoryコンフィギュレーション・アシスタント(OIDCA)を使用すると、Oracleコンテキストの作成、アップグレードおよび削除、ldap.oraファイルの構成、およびOracleコンテキストからID管理レルムへの変換を実行できます。

OIDCAの構文は、次のとおりです。

oidca oidhost=host
      nonsslport=port |
      sslport=SSL Port
      dn=binddn
      pwd=bindpwd
      propfile=properties file

次の表に、OIDCAのパラメータを示します。OIDCAの使用方法を確認するには、コマンド・プロンプトにoidca -helpを入力してください。

Oracleコンテキストの作成

OIDCAでOracleコンテキストを作成するには、次の構文を使用します。各パラメータについては、後続の表を参照してください。

oidca oidhost=host
      nonsslport=port
      sslport=SSL Port
      dn=binddn
      pwd=bindpwd
      mode=CREATECTX
      contextdn=OracleContext DN
パラメータ 説明
oidhost
OIDサーバーのホスト。未指定の場合、デフォルトはlocalhostです。
nonsslport
OIDサーバーのポート。未指定の場合、デフォルトは389です。
sslport
OIDのSSLポート。未指定の場合、デフォルトは636です。
dn
OIDユーザー。cn=orcladminのように指定します。
pwd
OIDユーザー・パスワード。
mode OIDCAのモード。CREATECTXに設定します。
contextdn
DN。この下にOracleContextを作成する必要があります。dc=acme, dc=comのように指定します。

次の点に注意してください。

  • この操作を正常に実行するには、contextdnが必要です。

  • OIDには、有効なDN"cn=oraclecontext,dc=acme, dc=com"を指定しないでください。

  • OIDには、有効なDN"dc=acme,dc=com"が必要です。

  • modeおよびcontextdnパラメータは、プロパティ・ファイルとして渡すこともできます。

  • 非SSLモードで操作を実行する場合は、パラメータnonsslport=portを指定します。

  • SSLモードで操作を実行する場合は、パラメータsslport=sslportを指定します。

  • nonsslportまたはsslportパラメータのいずれかを指定する必要があります。両方は指定しないでください。

機能

  1. OIDCAは、contextdnに有効なDN構文があり、Oracle Internet Directoryにエントリがあることを検証します。OIDCAでは、ルートOracleContextを明示的に作成できないことに注意してください。 ルートOracleコンテキストがない場合、OIDCAはエラーで終了します。

  2. DNがある場合は、Oracleコンテキストの存在が検証されます。

    • 最新のOracleコンテキストがすでに存在している場合は、「最新のOracleコンテキストがすでに存在しています」のメッセージが出力され、OIDCAが終了します。

    • 古いバージョンのOracleコンテキストがすでに存在している場合は、「古いバージョンのOracleコンテキストがすでに存在しています」のメッセージが出力され、OIDCAが終了します。

    • Oracleコンテキストがない場合は、このDNにOracleコンテキストが作成されます。

Oracleコンテキストのアップグレード

OracleContextインスタンスをアップグレードするには、次の構文を使用します。各パラメータについては、後続の表を参照してください。

oidca oidhost=host
      nonsslport=port
      sslport=SSL Port
      dn=binddn
      pwd=bindpwd
      mode=UPGRADECTX
      contextdn=OracleContext DN
パラメータ 説明
oidhost
OIDサーバーのホスト。未指定の場合、デフォルトはlocalhostです。
nonsslport
OIDサーバーのポート。未指定の場合、デフォルトは389です。
sslport
OIDのSSLポート。未指定の場合、デフォルトは636です。
dn
OIDユーザー。cn=orcladminのように指定します。
pwd
OIDユーザー・パスワード。
mode OIDCAのモード。常にUPGRADECTXに設定します。
contextdn
DN。この下にOracleContextを作成する必要があります。dc=acme, dc=comのように指定します。

次の点に注意してください。

  • この操作を正常に実行するには、contextdnにOracleContextが含まれている必要があります。

  • "cn=oraclecontext,dc=acme,dc=com"および"dc=acme,dc=com"のDNは、両方とも有効です。

  • modeおよびcontextdnパラメータは、プロパティ・ファイルとして渡すこともできます。

  • 非SSLモードで操作を実行する場合は、パラメータnonsslport=portを指定します。

  • SSLモードで操作を実行する場合は、パラメータsslport=sslportを指定します。

  • nonsslportまたはsslportパラメータのいずれかを指定する必要があります。両方は指定しないでください。

機能

  1. OIDCAは、contextdnに有効なDN構文があり、Oracle Internet DirectoryにOracleContextがあることを検証します。OIDCAでは、ルートOracleContextを明示的にアップグレードできません。ルートOracleContextがない場合は、エラー・メッセージが送信されます。

  2. contextdnにOracleContextがある場合は、次の操作が実行されます。

    • OracleContextがレルムに属しているかどうかが検証され、適切なメッセージが出力されてOIDCAが終了します。レルムに属しているOracleContextインスタンスは、アップグレードできないことに注意してください。

    • OracleContextが最新であることが確認された場合は、「最新のOracleコンテキストがすでに存在しています」のメッセージが出力され、OIDCAが終了します。

    • OracleContextが最新でない場合は、このDNでOracleContextがアップグレードされます。

Oracleコンテキストの削除

OracleContextを削除するには、次の構文を使用します。各パラメータについては、後続の表を参照してください。

oidca oidhost=host
      nonsslport=port
      sslport=SSL Port
      dn=binddn
      pwd=bindpwd
      mode=DELETECTX
      contextdn=OracleContext DN
パラメータ 説明
oidhost
OIDサーバーのホスト。未指定の場合、デフォルトはlocalhostです。
nonsslport
OIDサーバーのポート。未指定の場合、デフォルトは389です。
sslport
OIDのSSLポート。未指定の場合、デフォルトは636です。
dn
OIDユーザー。cn=orcladminのように指定します。
pwd
OIDユーザー・パスワード。
mode OIDCAのモード。常にDELETECTXに設定します。
contextdn
DN。この下にOracleContextを作成する必要があります。dc=acme, dc=comのように指定します。

次の点に注意してください。

  • この操作を正常に実行するには、contextdnにOracleContextが含まれている必要があります。

  • "cn=oraclecontext, dc=acme,dc=com"および"dc=acme,dc=com"のDNは、両方とも有効です。

  • modeおよびcontextdnパラメータは、プロパティ・ファイルとして渡すこともできます。

  • 非SSLモードで操作を実行する場合は、パラメータnonsslport=portを指定します。

  • SSLモードで操作を実行する場合は、パラメータsslport=sslportを指定します。

  • nonsslportまたはsslportパラメータのいずれかを指定する必要があります。両方は指定しないでください。

機能

  1. OIDCAは、contextdnに有効なDN構文があり、Oracle Internet DirectoryにOracleContextがあることを検証します。

  2. contextdnにOracleContextがある場合は、次の操作が実行されます。

    • OracleContextがレルムに属しているかどうかが検証され、適切なメッセージが出力されてOIDCAが終了します。レルムに属しているOracleContextインスタンスは、削除できないことに注意してください。

    • OracleContextは、レルムに属していない場合は削除されます。

ldap.oraファイルの構成

ldap.oraファイルを構成するには、次の構文を使用します。各パラメータについては、後続の表を参照してください。

oidca oidhost=host
      nonsslport=port
      sslport=SSL Port
      adminctx=Administrative context
      mode=LDAPORA
      dirtype=OID or AD
      -update
パラメータ 説明
oidhost
OIDサーバーのホスト。未指定の場合、デフォルトはlocalhostです。
nonsslport
OIDサーバーのポート。検出APIを使用して判断されます。
sslport
OIDのSSLポート。検出APIを使用して判断されます。
mode OIDCAのモード。常にLDAPORAに設定します。
dirtype
ディレクトリ・タイプ。可能な値はOIDおよびADで、必須属性です。
adminctx
デフォルトの管理コンテキスト。dc=acme,dc=comのように指定します。未指定の場合は、検出APIを使用して判断されます。
-update
このフラグを指定すると、既存のldap.oraが上書きされます。このフラグを指定しないと、ldap.oraは、存在していない場合のみ作成されます。

次の点に注意してください。

  • 少なくとも非SSLまたはSSLのいずれかのポートを指定する必要があります。その他のポートは検出されます。

  • mode、dirtypeおよびadminctxパラメータは、プロパティ・ファイルとして渡すこともできます。

機能

  1. 検出APIを使用して、コマンドラインに指定されていないパラメータすべてが判断されます。

  2. 検出APIを使用して、ldap.oraの位置が検証されます。

    • ldap.oraがあり、-updateパラメータが指定されていない場合は、「ldap.oraが存在します」のメッセージが出力され、OIDCAが終了します。

    • ldap.oraがあり、-updateパラメータが指定されている場合は、検出APIを使用して既存のldap.oraが更新されます。

    • ldap.oraが存在しない場合は、次の順序で適切な位置に新しいldap.oraファイルが作成されます。

      LDAP_ADMIN
      $ORACLE_HOME/ldap/admin
      

OracleコンテキストからID管理レルムへの変換

Oracle Database 10gのエントリは、Oracle Internet Directoryリリース9.0.4サーバーに格納する必要があります。 エンタープライズ・ユーザー・セキュリティ(Oracle Database 10gの機能)にも、リリース9.0.4のID管理レルムが必要です。

既存のOracleContextをID管理レルムに変換するには、次の構文を使用します。各パラメータについては、後続の表を参照してください。ルートOracleContextオブジェクトは変換されないことに注意してください。

oidca oidhost=host
      nonsslport=port
      sslport=SSL Port
      dn=binddn
      pwd=bindpwd
      mode=CTXTOIMR
      contextdn=OracleContext DN
パラメータ 説明
oidhost
OIDサーバーのホスト。デフォルトはlocalhostです。
nonsslport
OIDサーバーのポート。デフォルトは389です。
sslport
OIDのSSLポート。デフォルトは636です。
dn
OIDユーザー。cn=orcladminのように指定します。
pwd
OIDユーザー・パスワード。
mode OIDCAのモード。常にCTXTOIMRに設定します。
contextdn
DN。この下にOracleContextを作成する必要があります。dc=acme, dc=comのように指定します。

次の点に注意してください。

  • 指定したcontextdnにOracleContextが存在している必要があります。

  • "cn=oraclecontext, dc=acme,dc=com"および"dc=acme, dc=com"のDNは、両方とも有効です。

  • パラメータmodeおよびcontextdnは、プロパティ・ファイルで渡すこともできます。

  • 非SSLモードで操作を実行する場合は、パラメータnonsslport=portを指定します。

  • SSLモードで操作を実行する場合は、パラメータsslport=sslportを指定します。

  • nonsslportまたはsslportパラメータのいずれかを指定する必要があります。両方は指定しないでください。

機能

  1. OIDCAは、contextdnのDN構文が正しいこと、および有効なOracleContextが含まれていることを検証します。

  2. contextdnにOracleContextがある場合は、次の操作が実行されます。

    • OracleContextがレルムに属しているかどうかが検証されます。属している場合は、適切なエラー・メッセージが出力され、OIDCAが終了します。

    • OracleContextがレルムに属していない場合は、コンテキストが最新バージョンにアップグレードされてレルムに変換されます。

注意(補足):

  • ニックネーム属性がcnでない場合は、Oracle Internet Directoryセルフ・サービス・コンソールを使用して、この属性をユーザー構成属性として構成してください。

  • Oracle Internet Directoryセルフ・サービス・コンソールを使用して、変換されたレルムのユーザーおよびグループを管理する場合は、適切な管理権限を設定する必要があります。 詳細は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』の「Oracleテクノロジを配置する権限の委任」に関する章を参照してください。

Oracle Managed Files

ALTER DATABASE RENAME FILEコマンドを使用してOracle Managed Filesの名前を変更すると、元の名前のファイルは削除されます。UNIXプラットフォームで、シンボリック(ソフト)リンクに対するOracle Managed Filesの名前を元のファイル名に変更すると、元のファイルのコピーはディスク上に残りません。

この状況を回避するには、Oracle Managed Filesへのハード・リンクを作成し、ハード・リンクに対するソフト・リンクを作成します。次に、シンボリック(ソフト)リンクに対するOracle Managed Filesの名前を変更してください。

Oracle Net Services

Oracle Net Servicesを使用する際は、次の事項に注意してください。

異なるリリース間でのリスナーの互換性

10g リリース1のインスタンスには、10g リリース1以上のリスナーが必要です。 それよりも古いリリースのリスナーは機能しません。

10g リリース2のインスタンスには、10g リリース2以上のリスナーが必要です。 それよりも古いリリース(10g リリース1を含む)のリスナーは機能しません。

Oracle Real Application Clusters

Oracle Real Application Clusters(RAC)を使用する際は、次の事項に注意してください。

RAC固有のその他の情報は、次のWebサイトのREADMEファイルにあります。

$ORACLE_HOME/srvm/doc/README.doc

64ビット・サーバー・ノードをOracle Real Application Clustersに追加する前にrootpre.shスクリプトを実行

ここでは、『Oracle Database Oracle Clusterware および Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』に記載されていない情報を示します。 この情報は、リリース10.2で稼働しているOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)に固有のものです。これより新しいOracle Databaseソフトウェアのリリースを使用している場合は、この手順を行わないでください。

リリース10.2で稼働している既存のOracle RAC構成に64ビット・サーバー・ノードを追加する前に、ノードでrootpre.shスクリプトを実行する必要があります。


注意:

リリース10.2より新しいOracle Databaseソフトウェアが稼働しているシステムの場合は、rootpre.shスクリプトを実行しないでください。

次の手順に、rootpre.shスクリプトの実行方法を示します。コマンド例は、LinuxまたはUNIXシステムに固有のものです。

  1. rootユーザーに切り替えます。

    $ su - root
    
  2. インストールの場所に応じて、次のいずれかの手順を行います。

    • インストール・ファイルがCD/DVDにある場合、次のようなコマンドを入力します。directory_pathは、CD/DVDのマウント・ポイント・ディレクトリまたはデータベース・ディレクトリのパスです。

      # /directory_path/rootpre.sh
      
    • インストール・ファイルがハード・ディスクにある場合、directoryをDisk1ディレクトリに変更し、次のコマンドを入力します。

      # ./rootpre.sh
      
  3. rootアカウントを終了します。

    # exit
    
  4. クラスタ内の各ノードで手順1から3を実行します。

ホスト名とVIPアドレスの変更

CRSインストールを完了した後は、ホスト名とVIPアドレスを変更しないでください。 変更するプロセスは複雑で、ドメイン修飾の追加または削除を伴います。


関連項目:

ホスト名とVIPアドレスの変更方法については、MetaLinkのNote 276434.1を参照してください。


CVUQDisk RPMの名前と位置

クラスタ検証ユーティリティ(CVU)を使用するには、その前にRed Hat Linux RPMパッケージ(cvuqdisk)をインストールする必要があります。 Linux用の『Oracle Database Oracle Clusterwareおよび Oracle Real Application Clustersインストレーション』には、不適切なRPMパッケージ名が記載されています。 正しい名前はcvuqdisk-1.0.1-1.rmpです。 RPMパッケージは、Oracle Clusterware DVDおよびインストールされたCRSホーム・ディレクトリ(ディレクトリ名rpmの下)にあります。

Oracle Real Application Testing

このリリースのOracle Real Application Testingでは、次に示す一部の機能のみがサポートされます。

  • データベース・リプレイについては、データベース負荷を記録する機能のみがサポートされます。

  • SQLパフォーマンス・アナライザについては、SQL負荷をSQLチューニング・セットに記録する機能のみがサポートされます。

この機能は、オプションを使用して11g以降のリリースのOracle Databaseへのデータベース・アップグレードをテストするためのものです。詳細は、『Oracle Database Real Application Testingユーザーズ・ガイド』を参照してください。

Oracleサンプル・スキーマ

次の各項では、Oracleサンプル・スキーマについて説明します。

SHスキーマ

以前のリリースのサンプル・スキーマでは、SHスキーマに医薬品と化粧品のデータが含まれていました。今回のリリースでは、SHスキーマに家電およびコンピュータ製品のデータが含まれています。Oracleサンプル・スキーマのREADMEファイルは、次の位置に格納されています。

$ORACLE_HOME/rdbms/demo/schema/README.txt

サンプル・スキーマまたはそのコンポーネントを手動で作成するためのスクリプトは、インストール・メディアにあります。

OEスキーマ

OEスキーマには、発注XML文書が格納されています。 このXML文書は、登録されているXMLスキーマpurchaseorder.xsdと照合して検証した後、Oracle XML DBリポジトリに格納されます。

発注XML文書は、Oracle XML DBリポジトリ・フォルダ$ORACLE_HOME/rdbms/demo/order_entry/2002/<month>にあります。<month>には、3文字に省略した月名(Jan、Feb、Marなど)が入ります。

Oracle ODBC Driver

Oracle ODBC DriverのREADMEについては、次のWebサイトを参照してください。

$ORACLE_HOME/odbc/html/ODBCRelnotesUS.htm

Oracle Gatewaysのインストール

Oracle Gatewaysは、インストール・メディアのOracle Gateways領域からインストールできます。 インストール・メディアにはマニュアルも格納されています。

Oracle Spatial

Oracle SpatialのREADMEには、『Oracle Spatialユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』、『Oracle Spatialトポロジおよびネットワーク・データ・モデル』および『Oracle Spatial GeoRaster』の補足情報が含まれています。Oracle SpatialのREADMEについては、第7章「Oracle10g Spatial」を参照してください。

$ORACLE_HOME/md/doc/README.txt

Oracle Text

Oracle Textを使用する際は、次の事項に注意してください。 また、「ドキュメントの追加事項」の『Oracle Textアプリケーション開発者ガイド』の記述も確認してください。

UCS-2コードポイント・セマンティクス

オフセット値や長さの値を評価する際、Oracle Textでは、UCS-2コードポイント・セマンティクスに従います。 これは、CTX_DOCパッケージを含めたOracle TextのAPI全体に適用されます。 Oracle Textのマニュアルには、USC-2と誤って記載されています。

埋込みフォントがあるPDF文書のフィルタ処理

PDF文書内の埋込みフォントは、正しくフィルタ処理されていません。 出力では文字化けして表示されます。 文書自体のフィルタ処理はエラーになりません。また、埋込みフォント以外のすべてのフォントは正しくフィルタ処理されています。

Oracle Textが提供するナレッジ・ベース

Oracle Textのナレッジ・ベースは、テーマの索引付け、ABOUT問合せ、およびドキュメント・サービスのテーマを導出するために使用する概念の階層ツリーです。次のOracle Textサービスでは、ナレッジ・ベースがインストールされていることが必要です。

  • INDEX_THEMES=YESの場合、BASIC_LEXERプリファレンスを使用した索引作成

  • INDEX_THEMES=YESの場合、索引に対するSYNCの実行

  • CTX_DOC.THEME

  • CTX_DOC.POLICY_THEME

  • CTX_DOC.GIST

  • CTX_DOC.POLICY_GIST

  • CTX_QUERY.HFEEDBACK

  • CTX_QUERY.EXPLAIN。TRANSFORMを指定したABOUTまたはTHEMESを使用する場合

  • CTX_DOC.SNIPPET(ABOUT演算子を使用する場合)

  • CTX_DOC.POLICY_SNIPPET(ABOUT演算子を使用する場合)

  • TRANSFORMを指定したABOUTまたはTHEMESを使用するCONTAINS問合せ

  • ナレッジ・ベース拡張コンパイラ(ctxkbtc)

  • テーマが指定されている場合のクラスタリング・サービスと分類サービス

これらのOracle Text機能を使用するには、Oracle Database 10gインストール・メディアから、ナレッジ・ベース(英語およびフランス語)をインストールする必要があります。

提供されているナレッジ・ベースを拡張したり、英語やフランス語以外の言語で独自のナレッジ・ベースを作成できます。 ナレッジ・ベースの作成と拡張の詳細は、『Oracle Textリファレンス』を参照してください。

インストール・メディアから製品をインストールする方法については、プラットフォーム固有の『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』を参照してください。

提供されるナレッジ・ベースとアップグレード

提供されるナレッジ・ベースはOracle Database 10gインストール・メディアに含まれているため、Oracle Database 10gにアップグレードした直後は使用できません。 アップグレード前のナレッジ・ベースに基づくOracle Text機能は、アップグレード後に機能しなくなるため、提供されるナレッジ・ベースをインストール・メディアからインストールする必要があります。

アップグレード後は、提供されるナレッジ・ベースに対してすべてのユーザー拡張機能を再生成する必要があります。これらの変更は、指定の$ORACLE_HOMEにインストールされているすべてのデータベースに影響を与えます。

Oracle Textのアップグレードと提供されるナレッジ・ベースの詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』の第4章「データベースのアップグレード後」にあるOracle Textのアップグレードに関する項を参照してください。 また、『Oracle Textアプリケーション開発者ガイド』には、Oracle Textを以前のリリースからアップグレードする一般的な方法、および提供されるナレッジ・ベースに関する情報が記載されています。

KOREAN_LEXERのサポート中止

KOREAN_LEXERは、Oracle9i リリース9.0.1で廃止されました。現在、サポートは中止されています。 KOREAN_LEXERからアプリケーションを移行する方法については、Oracle MetaLinkのNote 300172.1を参照してください。

Oracle XML Developer's Kit

Oracle XML Developer's KitのREADMEファイルは、次の位置に格納されています。

$ORACLE_HOME/xdk/readme.html

Oracle XML DB

Oracle XML DBを使用する際は、次の事項に注意してください。

XML日付書式

生成されたXML内の日付とタイムスタンプには、XMLスキーマで指定した書式が使用されるようになりました。 『Oracle XML DB開発者ガイド』の「データベースからのXMLデータの生成」の章で、SQL関数XMLELEMENTおよびXMLATTRIBUTESの項にあるXML日付およびタイムスタンプの書式設定に関する項目を参照してください。

XQueryでの制限

XQueryの言語仕様、関数および演算子仕様に対する次の変更は、Oracle Database 10g リリース2(10.2)ではサポートされません。

サポートされないXQuery言語仕様の変更

エラー・メッセージの変更: XQueryエラー・メッセージに対して次の変更が追加されました。

  • 言語文書内のエラー・コードが8文字に変更されました。 先頭の2文字がXQの場合はXQueryのみ、XPの場合はXPathまたはXQueryを示します。 次の2文字はカテゴリ・コード(ST、DYまたはTY)です。 最後の4文字は数字となります。

  • 新しいエラー・コード「XQST0076 Collation specified in order-by clause is not found in statically-known collations.」が追加されました。

  • 独自のネームスペースをインポートしているモジュールに対するルールが廃止されました。 エラー・コードXQST0056が削除されました。

  • エラー参照を伴うエラー説明の一貫性が確認されました。 欠落している3つのエラー参照XQST0012、XQST0013およびXQST0069が追加されました。 すでに廃止されている3つのエラーXQST0014、XQST0056およびXQDY0062が削除されました。

サポートされないXQuery言語仕様のその他の変更: 今回のリリースではサポートされないXQuery言語仕様に対するその他の変更は、次のとおりです。

  • W3C XMLスキーマで推奨される|xs:anyURI|タイプのルールに従ったURI値の空白による正規化。

  • NULLのデフォルト関数ネームスペースの許容。

  • xml:idに対するサポート。 これはサポートしていません。 エラーが発生します。

  • 文書コンストラクタの作成モード。

  • スタンドアロン属性「/./」。 一部の問合せでは、これが不適切な結果の原因となる場合があります。

サポートされないXQuery関数および演算子仕様の変更

  • ネームスペースにないユーザー定義型のコンストラクタ。

  • 正のゼロ(+0)と負のゼロ(-0)の区別。XQuery標準では区別しますが、Oracle XML DBでは区別されません。 両方とも|0|で表され、同じように処理されます。

  • 関数fn:codepoint-equalおよびfn:prefix-from-Qname。

PL/SQL

PL/SQLを使用する際は、次の事項に注意してください。

DBMS_STATS

PL/SQLパッケージDBMS_STATSが、2つの新しいDIFF_TABLE_STATS_*統計関数を含むよう拡張されました。これらの関数を使用して、表に関する2つの異なるソースからの統計を比較できます。

詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

SQL Test Case Builder

SQL関連の問題の多くは、再現可能なテスト・ケースを得ることで問題の解決が容易になります。SQL Test Case Builderでは、問題に関する情報の収集および再現という困難で時間のかかるプロセスが自動化され、Oracleサポート・サービスに送れるようパッケージ化されます。SQL Test Case Builderは、PL/SQLパッケージDBMS_SQLDIAGの一部です。

詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』および『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

プロシージャDBMS_DDL.ALTER_COMPILEの廃止

DBMS_DDL.ALTER_COMPILEは、今回のリリースから廃止されました。 パッケージ内のプロシージャは現在も使用可能ですが、動的SQL文の中では次のDDLを使用するようにアドバイスが表示されます。

ALTER PROCEDURE|FUNCTION|PACKAGE [<schema>.]<name> COMPILE [BODY]

DBMS_SCHEDULER PL/SQLパッケージ

Oracle Schedulerは、イベントに基づくジョブをサポートしています。 このジョブは、メッセージがデータベース・キューにエンキューされると開始します。 この目的に使用されるデータベース・キューがセキュアなキューの場合、イベントに基づくジョブのQUEUE_SPEC属性とスケジュールは、<queue name>, <agent name>形式のペアです。 エージェントの指定が必要な理由は、この指定によって、ユーザーに表示できるメッセージの判断をスケジューラが容易に行うことができるためです。 セキュアではないキューの場合は、キューに対するデキュー権限があるユーザーが、そのキューにサブスクライブされるエージェントとしてデキューできます。 これは、キュー内のすべてのメッセージを参照できることを意味します。 セキュアなキューの場合、ユーザーには、キューのみでなくエージェントに対する権限も必要です。

キュー所有者は、デキュー権限の付与に加え、ユーザーが特定のエージェントとしてデキューできるようにdbms_aqadm.enable_db_access()をコールする必要があります。 このエージェントは、ユーザーに表示する必要がないメッセージを除去するルールを使用して、キューにサブスクライブできます。

スケジューラは、独自のエージェントSCHEDULER$_EVENT_AGENTを使用して、すべてのキュー(セキュアまたはセキュアではない)を常にサブスクライブします。 スケジューラはユーザーSYSで実行するため、キュー内のすべてのメッセージを参照できます。 ただし、セキュアなキューの場合は、すべてのメッセージを参照できるようにしないでください。これは、セキュアなキューの目的は、ユーザーによるキューへのアクセスに対して、キュー所有者がある種の制限を付加できることにあるためです。 したがって、スケジューラにはQUEUE_SPEC属性にエージェント名が必要です。 このエージェント名は、ユーザーが参照できるメッセージを判断する目的にのみ使用されます。 スケジューラは、このエージェントとしてはメッセージをデキューしません。 スケジューラは、セキュアなキューにメッセージが届いたことを示す通知を受信すると、そのキューに依存しているイベントに基づく各ジョブごとに、次のチェックを実行します。

  1. ジョブ所有者にキューに対するデキュー権限があるかどうかを確認します。

  2. ジョブ所有者がキュー仕様で提供されるエージェント名を使用できるかどうかを確認します。

  3. 現在、エージェントがキューにサブスクライブされているかどうかを確認します。

  4. 着信メッセージがエージェントに対して表示可能かどうかを確認します。

前述のすべてのチェックをパスすると、スケジューラはイベントに基づくジョブを起動します。 チェックをパスしたかどうかに関係なく、メッセージはエージェントSCHEDULER$_EVENT_AGENTを使用してデキューされます。

QUEUE_SPEC属性にエージェントを提供すると、ユーザーは、既存のエージェント名を提供するかまたはこのために新規作成したエージェント名を指定できます。 いずれの場合も、ユーザーまたはキュー所有者は、エージェントがメッセージを確実にデキューするようにする責任があります。

Pro*C

Pro*CのREADMEについては、第8章「Pro*C/C++ README」を参照してください。

$ORACLE_HOME/precomp/doc/proc/readme.doc

Pro*COBOL

Pro*COBOLのREADMEについては、第9章「Pro*COBOL README」を参照してください。

$ORACLE_HOME/precomp/doc/procob2/readme.doc

Pro*FORTRAN

Pro*FORTRANのREADMEファイルは、次の位置に格納されています。

$ORACLE_HOME/precomp/doc/prolx/readme.txt

レプリケーション

レプリケーションを使用する際は、次の事項に注意してください。

グローバリゼーション・サポート(NLS)とレプリケーション

Oracle Database 10gとOracle9i Database以前のリリースが含まれるレプリケーション環境でNCHARおよびNVARCHAR2データ型を使用しているサイトでは、以前のリリース(Oracle9i Database以前)のサイトにOracle Databaseのパッチをインストールする必要があります。 オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡し、ALERT 140014.1 Oracle8, Oracle8i to Oracle9i using New AL16UTF16で推奨されている適切なNLSパッチをOracleMetaLink(http://metalink.oracle.com)から入手して適用してください。

Recovery Manager

未使用ブロックの圧縮機能は、Oracle Database 10g リリース2(10.2)では使用できません。 この機能は、Oracle Database 10g リリース2(10.2)の最初のパッチ・セットで再度使用できるようになります。

仮想プライベート・データベース(VPD)とレプリケーション

マルチマスター・レプリケーションの場合、レプリケーション・プロパゲータと受信者スキーマに対するVPDの制限はありません。マテリアライズド・ビューの場合は、マテリアライズド・ビューに対する問合せの定義がVPDによって変更されない場合があります。VPDは、マテリアライズド・ビューの作成とリフレッシュを両方とも実行するスキーマに対して、NULLポリシーを戻します。リモート・マテリアライズド・ビューを、NULL以外のVPDポリシーを使用して作成すると、エラーにはなりませんが、誤った結果になる場合があります。

SQLJ

SQLJは、Oracle Database 10.1で一時的にサポートを中止していました。 Oracle Database 10.1.0.4および10.2からSQLJのサポートが再開されました。

Java 1.2からJava 1.4のみをサポートするSQLJ

リリース10.1.0.4から開始したSQLJは、Java 1.2からJava 1.4のみをサポートします。 Java 1.1のサポートは中止されました。 Java 1.1はサポート中止のため、Java 1.1のみで使用されるファイルruntime11.jarも出荷されません。

Oracle JDBC以外の実装をサポートしないSQLJ

SQLJでは、Oracle JDBC以外の実装はサポートしません。そのため、Oracle JDBC以外の実装で使用するファイルruntime-nonoracle.jarは同梱されません。

SQL*Plus

SQL*PlusのREADMEについては、第10章「SQL*Plus」を参照してください。

$ORACLE_HOME/sqlplus/doc/README.htm

DESCRIBEの動作の変更

無効になったオブジェクトに対するDESCRIBEの動作が変更され、よりわかりやすくなりました。以前のリリースでは、無効になったオブジェクトに対するDESCRIBEは失敗してエラー「ORA-24372: 記述対象のオブジェクトが無効です。」が表示されました。このエラーは、オブジェクトが再検証された後も生成されていました。Oracle Database 10gでは、DESCRIBE操作でオブジェクトが自動的に再検証され、再検証が正常終了した場合はオブジェクトが有効になります。

サマリー管理

サマリー管理を使用する際は、次の事項に注意してください。

ファイングレイン監査(FGA)

ファイングレイン監査(FGA)が問合せの表で使用できる場合は、この問合せにクエリー・リライトは発生しません。

機能の可用性

マテリアライズド・ビューの作成機能とリフレッシュ機能は、Standard EditionとEnterprise Editionの両方でサポートされています。 ただし、SQLアクセス・アドバイザからのクエリー・リライトとマテリアライズド・ビューのアドバイスはEnterprise Editionでのみ使用できます。

NLSパラメータ

特定のマテリアライズド・ビューを使用またはリフレッシュするときは、NLSパラメータが、そのマテリアライズド・ビューで作成した時点のパラメータと同じであることを確認してください。この制限を受けるのは、次の構成メンバーが含まれるマテリアライズド・ビューです。

  1. NLSパラメータに応じて異なる値を戻すことが可能な式。たとえば、(date > ?01/02/03?)または(rate <= ?2.150?)は、NLSパラメータに依存する式です。

  2. 結合の片側が文字データの等価結合。この等価結合の結果は照合によって異なり、セッションごとに変化する可能性があります。クエリー・リライトの場合は正しい結果が得られません。また、リフレッシュ操作後はマテリアライズド・ビューに一貫性がなくなります。

  3. マテリアライズド・ビューの選択リスト内、またはマテリアライズド集計ビューの集計内に文字データへの内部変換を生成する式。この制限は、数値データのみが含まれる式には適用されません。たとえば、aとbが数値のa+bには適用されません。

Streams

Streamsを使用する際は、次の事項に注意してください。

Oracle9i リリース9.2からOracle Database 10g リリース2(10.2)への伝播でのORA-25334エラー

Bug#4285404に対するパッチをOracle9i リリース9.2に適用していない場合は、Oracle9i リリース9.2からOracle Database 10g リリース2(10.2)への伝播でORA-25334エラーが発生します。

Streamsのアドバンスト・キューイング

AQ通知のサブスクリプション名は正規化されます。 したがって、scott.queue1:subおよびSCOTT.QUEUE1:SUBの登録は、同一のエンティティに対するものであり、正規化された形式"SCOTT"."QUEUE1":"SUB"として表されます。

タイムゾーン

このリリースでは、イスラエルやブラジルなど、夏時間移行ルールを不規則な周期で頻繁に変更する地域の夏時間移行データが最新のデータとなっていません。 このため、TIMESTAMP WITH TIME ZONEデータ型に格納されている地域の時間データの精度に影響を与えている可能性があります。

既存の顧客は、$ORACLE_HOME/rdbms/admin/の下にあるutltzv2.sqlスクリプトを実行し、既存のデータベースのデータに影響があるかどうかを判断できます。

これらの地域の時間データをTIMESTAMP WITH TIME ZONEデータ型を使用して管理する新規顧客は、タイムスタンプ・リテラルを指定する際に、タイムゾーン地域名ではなく、タイムゾーン・オフセット(- 5:00など)を使用してください。 タイムゾーン・オフセットを使用することで、影響のある地域の時間に対する夏時間調整の処理で、追加アプリケーション・コードを記述する必要がなくなります。

型

型を使用する際は、次の事項に注意してください。

Object Type Translator

Object Type Translator(OTT)のREADMEについては、第11章「Object Type Translator(OTT)README」を参照してください。

$ORACLE_HOME/precomp/doc/ott/readme.doc

ユーティリティ

ユーティリティを使用する際は、次の事項に注意してください。

自動ストレージ管理とSQLFILEを使用するData Pump Import

自動ストレージ管理(ASM)を使用してSQLファイルに対してData Pump Importを実行する場合、指定するSQLFILEパラメータには、ASMの+表記法を使用しないディレクトリ・オブジェクトが必要です。 つまり、SQLファイルはディスク・ファイルに書き込まれ、ASMの記憶域には書き込まれません。

自動ストレージ管理とLOGFILEを使用するData Pump Export/Import

自動ストレージ管理(ASM)を使用してData Pump ExportまたはImportを実行するには、LOGFILEパラメータを指定する必要があります。このパラメータには、ASMの+表記法を含まないDIRECTORYオブジェクトが含まれています。つまり、ログ・ファイルはディスク・ファイルに書き込まれ、ASMの記憶域には書き込まれません。また、NOLOGFILE=Yを指定することもできます。ただし、この場合はログ・ファイルの書込みは行われません。

Data Pump Export/Importとデータベース・リンク・タイプ

次のタイプのデータベース・リンクは、Data Pump Export/Importでの使用がサポートされています。

  • パブリック・データベース・リンク(パブリックと共有の両方)

  • 固定ユーザー・データベース・リンク

  • 接続ユーザー・データベース・リンク

次のタイプのデータベース・リンクは、Data Pump Export/Importでの使用がサポートされていません。

  • 現行ユーザー・データベース・リンク

データベース・リンクの詳細は、『Oracle Database SQLリファレンス』を参照してください。

DBMS_METADATAのMODIFY変換の制限

MODIFY変換には、REMAPパラメータで最大10個のインスタンスを指定できます。つまり、REMAP_DATAFILEパラメータやREMAP_SCHEMAパラメータなどをそれぞれ最大10個まで指定できます。追加のインスタンスは無視されます。これを回避するには、MODIFY変換で別のADD_TRANSFORMを実行し、追加のREMAPパラメータを指定します。

th1 := dbms_metadata.add_transform(h,'MODIFY');
dbms_metadata.set_transform_param(th1,'REMAP_SCHEMA','USER1','USER101');
dbms_metadata.set_transform_param(th1,'REMAP_SCHEMA','USER2','USER102');
...
dbms_metadata.set_transform_param(th1,'REMAP_SCHEMA', 'USER10', 'USER110');
th2 := dbms_metadata.add_transform(h,'MODIFY');
dbms_metadata.set_transform_param(th2,'REMAP_SCHEMA','USER11', 'USER111');
...

Export/Import

ROWS=NのIMPORTが終了すると、インポートされたすべての表の統計はロックされます。

ドキュメントの追加事項

この項では、今回のリリースのOracleドキュメントへの修正事項について説明します。

『Oracle Call Interfaceプログラマーズ・ガイド』

『Oracle Call Interface プログラマーズ・ガイド』の第1章のデータ共有ライブラリおよびZipファイルの再生成に関する項に記載されている再生成されるデータ共有ライブラリに関するパラグラフを次のパラグラフと読み替えてください(Bug#6805904)。

新たに再生成されるlibociei.soは、ORACLE_HOME/instantclientディレクトリに置かれ、同じディレクトリにある既存のlibociei.soの名前は、libociei.so0に変更されます。

Oracle Data Guard Broker

『Oracle Data Guard Broker』B.3項の手順3では、Oracle Enterprise Manager Grid Controlリリース1(10.1)およびリリース2(10.2)の両方で、Oracle Database10gリリース2(10.2)のターゲットがサポートされることを示す必要があります。 次の抜粋は、手順3を更新したものです。

手順3 Oracle Databaseソフトウェアを10gリリース2(10.2)にアップグレードします。

使用しているオペレーティング・システムに適したOracle Databaseインストレーション・ガイドを参照してください。

Oracle Enterprise Manager Grid ControlまたはDGMGRLをアップグレードするには、次のことを考慮してください。

  • Oracle Enterprise Manager Grid Controlリリース1(10.1)を実行している場合、それを使用してOracle Data Guardリリース2(10.2)を実行するブローカ構成を管理できます。 ただし、新機能および拡張機能(このマニュアルの新機能に関する項を参照)を利用するには、Oracle Enterprise Manager Grid Controlリリース2(10.2)へアップグレードすることをお薦めします。

  • DGMGRLリリース1(10.1)を使用している場合、Oracle Data Guardリリース2(10.2)を実行するブローカ構成を管理するには、Data Guardコマンドライン・インタフェース リリース2(10.2)にアップグレードする必要があります。


注意:

既存のリリース1(10.1)DGMGRLコマンドライン・スクリプトは、リリース1(10.1)で使用可能なDGMGRLコマンドライン・インタフェースによりサポートされています。 リリース2(10.2) DGMGRLコマンドライン・スクリプトは、Oracle Database10gリリース1(10.1)によるサポートが保証されていません。

『Oracle Data Guard概要および管理』

この項では、『Oracle Data Guard概要および管理』の訂正事項について説明します。

THROUGH ALL SWITCHOVER

第10章「Data Guardの使用例」の「障害が発生したプライマリ・データベースのフィジカル・スタンバイ・データベースへの変換」の項で、手順5「REDO Applyを開始する」の箇条書き項目の2つ目に記載されているコマンドには、次の例のようにTHROUGH ALL SWITCHOVER句の指定を追加してください。

SQL> ALTER DATABASE RECOVER MANAGED STANDBY DATABASE THROUGH ALL SWITCHOVER DISCONNECT;

THROUGH ALL SWITCHOVER句を指定することで、障害が発生したプライマリ・データベースによってアーカイブされた最後のログ・ファイルのend-of-redoマーカーに至るまでREDO Applyを続行できます。この句を指定しない場合は、リカバリが停止するので、REDO Applyを再起動してend-of-redoマーカーを超えるまで続行するためのコマンドを再発行する必要があります。

ロジカル・スタンバイ・データベースではサポートされないOracle Label Security

第4章「ロジカル・スタンバイ・データベースの作成」の「表のデータ型および記憶域属性のサポートの判別」の項には、ロジカル・スタンバイ・データベースではOracle Label Securityがサポートされないことを示す説明が必要です。Oracle Label Securityがプライマリ・データベースにインストールされていると、SQL Applyの起動時に、ロジカル・スタンバイ・データベースの内部エラーによって障害が発生します。

リアルタイム適用の開始

第12章「Data Guardの使用例」に、次の変更を適用してください。

  • 「フィジカル・スタンバイ・データベースのフラッシュバック」の項で、ログ適用サービスの再開に関する手順には、リアルタイム適用の開始方法を示す説明が必要です。

    フィジカル・スタンバイ・データベースでリアルタイム適用を開始するには、次のコマンドを発行します。

    SQL> ALTER DATABASE RECOVER MANAGED STANDBY DATABASE USING CURRENT LOGFILE;
    
    
  • 「ロジカル・スタンバイ・データベースのフラッシュバック」の項で、「SQL Applyを開始する」の手順には、リアルタイム適用の開始方法を示す説明が必要です。

    ロジカル・スタンバイ・データベースでリアルタイム適用を開始するには、次のコマンドを発行します。

    SQL> ALTER DATABASE START LOGICAL STANDBY APPLY IMMEDIATE;
    

『Oracle Database管理者ガイド』

この項では、『Oracle Database管理者ガイド』の訂正事項について説明します。

SYSAUX表領域のサイズ

第8章「表領域の管理」の「SYSAUX表領域のサイズの制御」の項に、平均30の同時アクティブ・セッションがあるシステムでは、自動ワークロード・リポジトリのデータ用に約200〜300MBの領域が必要になると記載されています。この200〜300MBは、30セッションではなく平均10の同時アクティブ・セッションがあるシステムに対する概算です。

次の表は、システム構成とその予測負荷に基づいてSYSAUX表領域のサイズを設定するためのガイドラインです。

パラメータ/推奨事項      小規模     中規模        大規模
CPUの数             2             8             32
同時アクティブ・セッションの数           10           20           100
ユーザー・オブジェクト(表および索引)の数         500       5,000       50,000
デフォルト構成の定常状態での予測SYSAUXサイズ     500MB         2GB          5GB

データベース・コンフィギュレーション・アシスタント(DBCA)のサイレント・モードでの実行

第2章「Oracle Databaseの作成」に、次の説明を追加してください。

サイレント・モードでは、コマンドラインに最初に入力する情報以外のユーザー・インタフェースまたはユーザーとの対話はありません。情報、エラーおよび警告などのメッセージはすべてログ・ファイルに出力されます。

コマンドラインから次のコマンドを入力すると、サイレント・モードで使用可能なすべてのDBCAオプションが表示されます。

dbca -help

ここでは、サイレント・モードの使用例を示します。

DBCAのサイレント・モードの例1(新規データベースの作成): クローン・データベースを作成するには、コマンドラインで次のように入力します。

% dbca -silent -createDatabase -templateName Transaction_Processing.dbc
-gdbname ora10i -sid ora10i -datafileJarLocation
/private/oracle10i/ora10i/assistants/dbca/templates -datafileDestination
/private/oracle10i/ora10i/oradata -responseFile NO_VALUE
-characterset WE8ISO8859P1

DBCAのサイレント・モードの例2(シード・テンプレートの作成): シード・テンプレートを作成するには、コマンドラインで次のように入力します。

% dbca -silent -createCloneTemplate -sourceDB ora10i -sysDBAUserName
sys -sysDBAPassword change_on_install -templateName copy_of_ora10i.dbc
-datafileJarLocation /private/oracle/ora10i/assistants/dbca/templates

Oracle Database Backup and Recovery Reference

『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・リファレンス』のDELETEコマンドのバックアップ済のファイルの削除に関する例で、2回以上テープにバックアップされたバックアップおよびコピー(アーカイブREDOログを含む)が削除されると記載されています。これは正しくありません。この例ではアーカイブREDOログのみが削除され、バックアップおよびコピーは削除されません(Bug#6641802)。

『Oracle Database Heterogeneous Connectivity管理者ガイド』

第4章「異機種間サービス・エージェントの使用」の「異機種間サービスのパラメータの判別」の項から、次の説明を削除してください。

「Distributed Access Managerにはメニューおよびツールバーを介して使用可能なリフレッシュ機能があり、必要に応じて問合せを再実行し、データを更新できます。データのリフレッシュ時には、ツールにより登録済エージェントのセットに変更がないことが確認されます。変更があった場合は、グローバル・ビューが更新されます。 Distributed Access Managerの詳細は、『Oracle Enterprise Manager概要』およびオンライン・ヘルプを参照してください。」

『Oracle Database Net Services管理者ガイド』

リリース10.2の『Oracle Database Net Services管理者ガイド』の第11章の注意は、「Oracle Connection Managerは、TCP/IPやIPなどのプロトコルを使用してデータベース・サーバーに接続できます。プロトコルTCPSはサポートされません。」と読み替えてください(Bug#4067033)。

『Oracle Database新機能ガイド』

『Oracle Database新機能ガイド』の1.2.3.12項「領域管理の検証の拡張」の次の説明は間違っています。

「拡張された構文はALTER SYSTEMコマンドに追加され、ローカル管理表領域ファイルの領域ヘッダーが分析目的でダンプされます。」

このリリースでは、この拡張された構文は、ALTER SYSTEMコマンドに追加されませんでした。

『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』

第25章「DBMS_DATA_MINING」のGET_MODEL_DETAILS_SVM関数の使用上の注意には、「リニアSVMモデルの場合、必要な記憶域を削減し、モデル・ロードのスピードを上げるために、非ゼロ係数のみが格納されます。このため、GET_MODEL_DETAILS_SVMによって返される係数リストに属性がない場合、この属性の係数はゼロと解釈する必要があります。」という情報が含まれます。

『Oracle Databaseリファレンス』

『Oracle Databaseリファレンス』では、次の変更に注意してください。

LARGE_POOL_SIZEのデフォルト値

SGA_TARGETを設定し、LARGE_POOL_SIZEの値を指定しないと、デフォルトは0(ゼロ)になります(Oracle Databaseによって内部的に決定されます)。 LARGE_POOL_SIZEが指定されている場合、ユーザー指定の値はメモリー・プールの最小値を意味します。

SGA_TARGETを設定しないと、次の両方の条件を満たす場合は0(ゼロ)になります。

  • パラレル実行でプールが不要な場合

  • DBWR_IO_SLAVESが未設定の場合

それ以外の場合は、PARALLEL_MAX_SERVERS、PARALLEL_THREADS_PER_CPU、CLUSTER_DATABASE_INSTANCES、DISPATCHERSおよびDBWR_IO_SLAVESの値から導出されます。 この方法で導出された値は、自動ストレージ管理のファイルに使用する要件を考慮していないことに注意してください。 一般的に、ASMを使用するデータベース・インスタンスには、SGAサイズとして600KBを追加してください。

LARGE_POOL_SIZEの説明

「パラレル実行は、PARALLEL_AUTOMATIC_TUNINGにtrueが設定されている場合のみ、ラージ・プールからバッファを割り当てます。」の文は、「パラレル実行は、SGA_TARGETが設定されている場合のみ、ラージ・プールからバッファを割り当てます。」に置き換えてください。

OPTIMIZER_FEATURES_ENABLEのデフォルト値

OPTIMIZER_FEATURES_ENABLE初期化パラメータのデフォルト値に誤りがあります。 正しい値は10.2.0.1です。

また、構文に記載されている可能な値として、10.1.0.3、10.1.0.4および10.2.0.1も追加してください。

廃止されたビュー

次のビューには、廃止されたことを示す記載が必要です。

  • V$CACHE_LOCK
  • V$FALSE_PING
  • V$GC_ELEMENTS_WITH_COLLISIONS

これらのビューで提供していた情報は、次のビューで利用できるようになりました。

  • V$INSTANCE_CACHE_TRANSFER
  • V$SEGMENT_STATISTICS

マニュアル内の誤った参照先

一部の初期化パラメータおよび動的ビューの説明には、『Oracle Real Application Clustersインストレーションおよび構成』への参照が記載されています。 しかし、このマニュアルは、各オペレーティング・システムに対応した個別のインストレーション・ガイドに置き換えられました。 したがって、該当するオペレーティング・システムの『Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersインストレーション』を参照してください。 特に、次の初期化パラメータとビューの説明に影響があります。

  • ACTIVE_INSTANCE_COUNT
  • GC_FILES_TO_LOCKS
  • V$VIEWS
  • V$BH
  • V$CACHE
  • V$CACHE_LOCK
  • V$CACHE_TRANSFER
  • V$CR_BLOCK_SERVER
  • V$FALSE_PING
  • V$GC_ELEMENT
  • V$GC_ELEMENTS_WITH_COLLISIONS

『Oracle Database Oracle Clusterwareおよび Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』

この項では、『Oracle Database Oracle Clusterwareおよび Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』の訂正事項について説明します。

ノードおよびインスタンスの追加と削除

『Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』の第10章「UNIXベースのシステムでのノードおよびインスタンスの追加および削除」での説明とは異なり、Enterprise Manager Grid Controlの現在のリリースでは、自動クローニング処理を使用できません。 Enterprise Manager Grid Controlの現在のリリースでは、インスタンスの追加および削除のみが可能です。

Oracle Clusterwareレイヤーでのノードの追加

『Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』の第10章「UNIXベースのシステムでのノードおよびインスタンスの追加および削除」の「Oracle Clusterwareレイヤーでのノードの追加」項、手順10にある次の構文は誤りです(Oracle Bug #6929180)。

cluvfy comp stage -post crinst -n all [-verbose]

正しい構文は、次のとおりです。

cluvfy stage -post crsinst -n all [-verbose]

Oracle RACデータベース・レイヤーでのノードの追加

『Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』の第10章「UNIXベースのシステムでのノードおよびインスタンスの追加および削除」の「手順4: Oracle RACデータベース・レイヤーでのノードの追加」項、手順7に記載されている2文目以降の記述は、不要の情報のため無視してください(Oracle Bug #6936475)。 手順8に進んでください。

廃止されたビュー

Oracle Database 10g リリース1(10.1)では、一部のビューが廃止されましたが、マニュアルに記載がありませんでした。 廃止されたこれらのビューの情報は、すでに使用されない情報であるか、またはGV$INSTANCE_CACHE_TRANSFER、V$INSTANCE_CACHE_TRANSFER、GV$SEGMENT_STATISTICSおよびV$SEGMENT_STATISTICSビューに組み込まれました。 廃止されたビューは、次のとおりです。

  • GV$CLASS_CACHE_TRANSFERおよびV$CLASS_CACHE_TRANSFER

  • GV$CACHE_LOCKおよびV$CACHE_LOCK

  • GV$FALSE_PINGおよびV$FALSE_PING

  • GV$FILE_CACHE_TRANSFERおよびV$FILE_CACHE_TRANSFER

  • GV$GC_ELEMENTS_WITH_COLLISIONSおよびV$GC_ELEMENTS_WITH_COLLISIONS

  • GV$TEMP_CACHE_TRANSFERおよびV$TEMP_CACHE_TRANSFER

  • GV$LOCK_ACTIVITYおよびV$LOCK_ACTIVITY

Real Application Clustersのトラブルシューティング

これ以降のReal Application Clustersに関する項では、付録A「トラブルシューティング」の修正事項について説明します。

『Oracle Database Oracle Clusterwareおよび Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』の付録Aに記載されているように、Oracle Clusterwareに対する一部の操作は、crsctlコマンドを使用して実行できます。 次のcrsctlコマンドを実行するには、rootユーザーであることが必要です。

  • crsctl debug log...
  • EVM crsctl debug log evm...
  • crsctl debug log...
  • crsctl start crs
  • crsctl stop crs
  • crs enable crs
  • crs disable crs

diagcollection.plスクリプトを実行する場合も、rootユーザーであることが必要です。


注意:

lsmodulesオプション付きでcrsctlコマンドを実行する場合、またはcrsctl checkコマンドを使用してOracle Clusterwareとそのコンポーネントをヘルス・チェックする場合は、rootユーザーでなくてもかまいません。


「Oracle Cluster Repositoryのトラブルシューティング」

付録Aのこの項では、OCRDUMPユーティリティを使用してOracle Cluster Registry(OCR)の内容を表示する方法について、次の説明を記載する必要がありました。 ロギング・コンポーネントを変更するには、comploglvl=エントリが含まれているエントリを編集します。 ORCAPIコンポーネントのロギングを3に変更し、OCRRAWコンポーネントのロギングを5に変更するには、次のエントリをocrlog.iniファイルに作成します。

comploglvl="OCRAPI:3;OCRRAW:5"

注意:

OCRDUMPユーティリティを使用するには、その前に、CRS Home/log/hostname/clientディレクトリでのファイル作成権限が付与されていることを確認してください。


「実行リソースに関する追加トレース情報の生成」

付録Aのこの項では、リソース・プロファイル・パラメータ名をUSR_ORA_DEBUGとする必要があります。 また、crs_registerは、USR_ORA_DEBUGパラメータの設定に使用する正しいインタフェースではありません。 このパラメータを設定するには、crsctlを使用してください。

「コンポーネント・レベルのデバッグ」

『Oracle Database Oracle Clusterwareおよび Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』の付録Aのこの項では、コマンドの例の一部が不完全でした。 たとえば、次のコマンドを実行して、特定のレベルの全モジュールに対してデバッグを使用可能にできます。levelには、デバッグ機能を使用可能にする詳細レベルを指定します。 levelに有効な値は1(最小量のデバッグ出力を提供)および5(最大量のデバッグ出力を提供)です。

set ORA_CRSDEBUG_ALL level

次のコマンドを実行して、特定のサブモジュールに対してトレースを使用可能にできます。modulenameには、トレースを使用可能にするサブモジュール名を指定します。

set ORA_CRSDEBUG_modulename

次のコマンド実行して、モジュール・リストを取得します。moduleには、crs、evmまたはcssを指定します。

crsctl lsmodules module

「Real Application ClustersでのJavaベースのツールとユーティリティに関するトレースの有効化」

付録Aのこの項では、データベース・コンフィギュレーション・アシスタント(DBCA)およびデータベース・アップグレード・アシスタント(DBUA)のトレースがデフォルトで使用可能になっていることを記載する必要がありました。 Javaベースのツールのトレースを使用可能にするには、環境変数SRVM_TRACEをTRUEに設定します。

また、Server Control(SRVCTL)での-Dオプションの使用に関する説明は記載不要でした。このオプションは、本番環境では機能しません。

Oracle Ultra Searchオンライン・ヘルプ

Oracle Ultra Searchのオンライン・ヘルプのHTMLメタタグ・データ形式に関する項は実装されていません。HTMLメタタグは検索属性にマップできません。

『Oracle Universal Installer Concepts Guide』

Oracle Database 10g リリース2(10.2)ソフトウェアとともにインストールされる『Oracle Universal Installer Concepts Guide』は、バージョンが正しくありません(Oracle Bug #6699842)。 正しいガイドは、OTNから入手できます。

『Oracle Database SQLリファレンス』

この項では、『Oracle Database SQLリファレンス』の訂正事項について説明します。

リストア・ポイントは非スキーマ・オブジェクト

第2章の「データベース・オブジェクト」の項にある「非スキーマ・オブジェクト」の説明では、スキーマには含まれないオブジェクトのリストに「リストア・ポイント」を記載する必要がありました。 リストア・ポイントは、非スキーマ・オブジェクトです。

ALTER TABLEにおける新規の冗長性属性

ALTER TABLEにおけるdiskgroup_template_clausesのqualified_template_clauseは、冗長性属性値HIGHを含むように修正されています。

新しいHIGHキーワードのセマンティクスは、次のとおりです。

HIGH: このテンプレートを適用するファイルは、データ・ブロックのミラー化によって保護されています。 各プライマリ・エクステントには、標準冗長性ディスク・グループおよび高冗長性ディスク・グループの両方に対する2つのミラー・エクステント(3方向ミラー化)があります。 外部冗長性ディスク・グループでは、テンプレートにHIGHを指定できません。

未解決の不具合

この項では、今回のリリースでの既知の不具合を示します。これ以外に、使用しているプラットフォーム固有のリリース・ドキュメントに補足のリストが含まれている場合があります。

自動UNDO管理に関する既知の不具合

Bug#1800314

UNDOセグメント作成時にORA-600 [ktsiseg_info4]エラーが発生します。 このエラーは、UNDOセグメント情報がSEG$列のキャッシュと一致していないことを意味します。

回避策: UNDOセグメントを自動的に再作成するトランザクションを再試行してください。

自動ワークロード・リポジトリに関する既知の不具合

Bug#4157699

データベース・タイムゾーンが変更されると、時間でソートしたときにスナップショット表の開始時間と終了時間の間隔が不適切になる可能性があります。 開始と終了の間隔のタイムスタンプにはタイムゾーン情報がないため、この状況には対応できません。

回避策: 不適切なこれらの時間については、旧タイムゾーンと新タイムゾーンとの差異を時間から差し引いてください。 または、不具合の説明に記載されている回避策を使用して時間を変更してください。

外部パスワード・ストアに関する既知の不具合

CONNECT /@db_connect_stringを実行しようとすると、接続に失敗してORA-1017エラーが表示されることがあります。 db_connect_stringとパスワード・ストアの資格証明の値が一致し、TNSNAMES.ORAのTNS別名の長さが4文字の倍数のときに発生する可能性があります。

回避策: パスワード・ストアに資格証明エントリを追加するときに、db_connect_stringの長さが4文字の倍数にならないようにします。また、この値がTNSNAMES.ORAのTNS別名の値と一致していることも確認してください。

外部プロシージャに関する既知の不具合

Bug#3969675

Oracle Databaseは、次のような場合にクラッシュします。

アプリケーション開発者が、ユーザー定義型のネストした表と、そのユーザー定義型のネストした表を引数とするCの外部関数を作成します。 この外部関数は、その関数を起動するユーザーの権限で実行されるように、起動元の権限で作成されています。 アプリケーション開発者は、この関数をコールする権限をユーザーに付与しますが、ユーザー定義型のネストした表へのアクセス権限は付与しません。 その結果、Cの外部関数が渡された引数にアクセスしようとすると、ORA-28578エラーが発生します。

回避策: ユーザー定義型のネストした表に対する権限をユーザーに付与してください。これによって、アプリケーションは引き続き正しく機能します。

Enterprise Security Manager(ESM)に関する既知の不具合

Bug#4072113

OracleDBSecurityAdminsグループのメンバーであるユーザーは、ESM内でアクセス可能なドメインを確認できません。

回避策: OracleContextAdminsグループのメンバーとしてESMにログインしてください。 OracleContextAdminsグループに属するユーザーがいない場合は、スーパーユーザー(cn=orcladmin)でログインし、アクセス可能なドメインを追加、削除または表示します。

エンタープライズ・ユーザー・セキュリティ(EUS)に関する既知の不具合

Bug#4393920

"connect [targetuser]/@<tnsname>"の接続文字列を持つEUSプロキシは、「SP2-0306: オプションが無効です。」エラーをスローします。

回避策: ユーザー名をプロキシ・ユーザーおよびターゲット・ユーザーとともにウォレットに格納します。 たとえば、ユーザー名をproxyuserのみではなく、proxyuser[targetuser]としてウォレットに格納します。 その後、"connect /@<tnsname>"を実行してデータベースに接続してください。

OLAPに関する既知の不具合

Bug#4402965

10.1.0.4.0アナリティック・ワークスペースから移行されたTEXTまたはNTEXTデータ型のディメンションは、ディメンション値が2047を超えるEIFインポートによってディメンションが作成された場合に、値が欠落または重複することがあります。 これには、Oracle Importユーティリティを使用して実行されたインポートが含まれます。

回避策: アナリティック・ワークスペースをエクスポートして新しいアナリティック・ワークスペースを再インポートすると、この問題が解決する場合があります。 ただし、適切に診断して完全に解決するには、Bug#4402965を参照するか、またはオラクル社カスタマ・サポート・センターに相談してください。

Bug#4425656

Analytic Workspace Managerでテンプレート機能を使用して新規スキーマにTIMEディメンションをインポートすると、メンバーのデフォルト・ソート順が消失することがあります。

回避策: _DSO_X(Xは番号)の最後にあるTIME属性を削除してから、メンテナンス・ウィザードを使用してデータをロードしてください。

Bug#4438324

Oracle OLAPのデフォルトのOLAPパラレル更新機能は、Real Application Clusters構成のノードに悪影響を与える可能性があります。

回避策: 次のパラメータをinit.oraファイルに挿入して、Real Application ClustersのOLAPパラレル更新を使用不可にしてください。

_olap_parallel_update_threshold=2147483647
_olap_parallel_update_small_threshold=2147483647

Oracle Call Interfaceに関する既知の不具合

Bug#1704273

この不具合は、中間層と専用バックエンドの間で共有データベース・リンクが使用されるときにMTSの設定で発生します。この不具合が発生すると、「ORA-02068: BACKENDで重大なエラーが発生しました。」、「ORA-00022: 無効なセッションIDです。アクセスは拒否されました」というエラー・メッセージが表示されてクライアントが切断されます。

回避策: システム変数mts_serversとmax_mts_serversの値を同一に設定してください。

Bug#4424140

透過アプリケーション・フェイルオーバー(TAF)が構成され、データベース接続の切断に起因してOCCI/OCIアプリケーションでフェイルオーバーが発生すると、フェイルオーバーの後、クライアント側のオブジェクト・キャッシュの整合性がとれなくなる可能性があります。 そのため、場合によってはクラッシュすることがあります。 この不具合は、たとえば、オブジェクトが使用されていてフェイルオーバーが発生する接続プールなど、複数の接続がある場合にのみ発生します。

Oracle Clusterwareに関する既知の不具合

Bug#4433140

複数のオペレーティング・システム・グループのメンバーであるユーザーとして、Oracle Clusterwareをインストールすると、インストーラは、ユーザーの現行のアクティブ・グループまたはプライマリ・グループのユーザーに設定されているグループ所有権を使用して、クラスタの全ノードにファイルをインストールします。 ただし、場合によっては、ユーザーが現行のアクティブ・グループ以外のメンバーとなっている最初のグループに、番号の小さいファイルのグループ所有権が不適切に設定されることがあります。 たとえば、次の/usr/bin/idの出力例では、現行のアクティブ・グループまたはプライマリ・グループはdbaですが、ユーザーがメンバーである最初のグループはioracleです。 これは、グループがファイル/etc/グループにリストされている順序で決まります。


uid=500(oracle)
gid=8000(dba)
groups=7500(ioracle),8000(dba)

回避策: 次のいずれかの処置を実行してください。

  • ファイル/etc/グループにリストされている最初のグループが現行のアクティブ・グループであることを確認します。

  • 次の追加コマンドライン・オプションを使用してOracle Clusterwareインストールを起動し、インストーラが適切なグループを使用してすべてのファイルにグループ所有権を設定できるようにします。

    runInstaller s_usergroup=<current active group>
    

Bug#4460807

Oracle Clusterwareにノードを追加すると、「インストールに追加するクラスタ・ノードの指定」GUIページで使用するプライベート・ホスト名と仮想ホスト名がOUIによってデフォルト設定されます。 デフォルトのプライベート・ノード名または仮想ホスト名を使用するように構成されているかどうかを確認せずに「次へ」をクリックした場合、または使用不可のプライベート・ノード名または仮想ホスト名を入力した場合は、エラー・メッセージ「OUI-35000: 致命的なクラスタ・エラーが発生しました()。問題を解決してから操作を再試行してください。」が表示されます。

回避策: nslookupを実行して、プライベート・ノード名または仮想ホスト名が使用可能であることを確認してください。 使用不可の場合は、プライベート・ノード名または仮想ホスト名がDNSまたは/etc/hostsファイルにあることを確認します。 あるいは、デフォルトのプライベート・ノード名および仮想ホスト名を、システムで使用するように構成されている名前に置き換えます。

Bug#4480465

Oracle Clusterware高可用性APIがインストールされると、Oracle定義のデータ型が指定されているヘッダー・ファイルoratypes.hが$ORACLE_HOME/crs/demoディレクトリから欠落します。

回避策: 状況に最も適した回避策を選択してください。

Oracle Call Interfaceコンポーネントがインストールされている状態での実行時インストール、管理インストールおよびカスタム・インストールでは、次のコマンドを使用します。

cd $ORACLE_HOME/crs/demo
cp ../../rdbms/public/oratypes.h .

Oracle Call Interfaceコンポーネントがインストールされていない状態でのカスタム・インストールでは、最初にOracle Call Interfaceコンポーネントをインストールしてから、次のコマンドを使用します。

cd $ORACLE_HOME/crs/demo
cp ../../rdbms/public/oratypes.h .

Oracle Databaseアプリケーションに関する既知の不具合

Bug#3969675

Oracle Databaseは、次のような場合にクラッシュします。アプリケーション開発者が、ユーザー定義型のネストした表と、そのユーザー定義型のネストした表を引数とするCの外部関数を作成します。 この外部関数は、その関数を起動するユーザーの権限で実行されるように、起動元の権限で作成されています。 アプリケーション開発者は、この関数をコールする権限をユーザーに付与しますが、ユーザー定義型のネストした表へのアクセス権限は付与しません。 その結果、Cの外部関数が渡された引数にアクセスしようとすると、ORA-28578エラーが発生します。

回避策: ユーザー定義型のネストした表に対する権限をユーザーに付与してください。これによって、アプリケーションは引き続き正しく機能します。

Oracle Data Guardに関する既知の不具合

Bug#2795200

ロジカル・スタンバイ・データベースに関係するフェイルオーバーの後で、分散トランザクションの状態が保持されません。プライマリ・データベースのインダウト・トランザクションの状態は、フェイルオーバーまたはスイッチオーバー時にロジカル・スタンバイ・データベースで保持されません。

回避策: ありません。

Bug#3184834

ロジカル・スタンバイ・データベースは、ジョブ・プロセスが使用可能であることを示していますが、そのロジカル・スタンバイ・データベースでジョブを実行できません。

ロジカル・スタンバイ・データベースでV$PARAMETERビューを問い合せると、JOB_QUEUE_PROCESSESが使用可能であることが示され、そのロジカル・スタンバイ・データベースではジョブをスケジュールできます。しかし、スケジュールしたジョブがロジカル・スタンバイ・データベースで実行されません。

一部のアプリケーションでは、ジョブのスケジュールが可能でないときに、可能であると誤って想定する場合があります。

回避策: SQL Applyを開始する前にJOB_QUEUE_PROCESSESを0(ゼロ)に設定します。データベースへのフェイルオーバーまたはスイッチオーバー後に、JOB_QUEUE_PROCESSESを適切な値に設定してください。

Bug#3199961

コマンドALTER DATABASE GUARD {ALL | STANDBY | NONE}が、Real Application Clusters内のすべてのアクティブ・インスタンスに伝播されません。 あるインスタンスでのALTER DATABASE GUARDコマンドの実行が、Real Application Clustersクラスタ内の他のアクティブ・インスタンスに影響を与えません。 コマンド実行時に停止されたインスタンスは、起動時に新しいガード設定を自動的に取得します。

回避策: すべてのアクティブ・インスタンスでALTER DATABASE GUARDコマンドを実行してください。

Bug#3311688

Oracle Label Securityの機能がSQL Applyと互換性がありません。

回避策: Oracle Label Securityを使用している場合、レポート生成と障害時リカバリには、SQL ApplyではなくRedo Applyを使用してください。

Oracle Enterprise Manager DB Controlに関する既知の不具合

Bug#4453868

DB Controlでは、日本語のOracle OLAPヘルプが表示されません。 かわりに、英語のヘルプが表示されます。

回避策: ありません。

Oracle HTML DBに関する既知の不具合

Bug#3384664

Application Builderの「ページ定義」の「列属性」にある数値書式または日付書式の選択ポップアップ・ダイアログを開くと、ダイアログに必ず'backslash'+ 5,234.10と表示されます。これは、日本語環境でのみ円記号とみなされます(注意: バックスラッシュと円記号は文字コード・ポイントは同じですが、使用フォントによって表示される記号が決まります)。バックスラッシュは、アプリケーションのページでデータ書式を適用するときも表示されます。

回避策: ありません。

Bug#3393090

Application Builderウィザードを使用し、名前が日本語のインクルード列に基づいて表またはビューにフォームを作成すると、新しい項目の名前が日本語で組み込まれます。

回避策: ApplicationBuilderの「ページ定義」ページで新規項目を作成するときは、項目名に英数字A〜Z、0〜9および'_'を使用する必要があります。また、項目に変更を適用する前に、項目名を英数字に編集する必要があります。

Bug#4459414

日本語のヘルプで「検索」ボタンをクリックすると、ORA-31011およびORA-19202のエラーが表示されます。

回避策: ありません。

Oracle Locale Builderに関する既知の不具合

Bug#4226400

「ファイルの保存」ダイアログ・ボックスでフォルダを新しい名前に変更した場合、新しい名前を入力した直後に別のフォルダをクリックすると、クリックされたフォルダの名前が変更されることがあります。

回避策: 新規フォルダ名を入力した直後に別のフォルダをクリックしないようにしてください。

Oracle Net Servicesに関する既知の不具合

Bug#4417761

リスナーがOracle Database 10g Real Application Clustersの高速アプリケーション通知(FAN)機能とともに構成されており、リスナーを(racgmainやracgwrapを使用せずに)リスナー制御ユーティリティで直接起動した場合は、ONSノード停止イベントへのサブスクライブに失敗することがあります。その結果、イベント通知の際に対応するサービスを更新できない可能性があります。

回避策: 環境変数ORACLE_CONFIG_HOMEをORA_CRS_HOMEに設定してください。

Oracle ODBC Driverに関する既知の不具合

Bug#4428186

Oracle ODBC DriverがInstant Clientインストールでインストールされません。

回避策: Oracle ODBC Driverライブラリlibsqora.so.10.1をInstant Clientターゲット・ディレクトリにコピーしてください。 このライブラリは、クライアント管理インストールまたはクライアント・カスタムODBCインストールから、あるいはOTNで提供しているODBC Instant ClientのZIP(odbc.zip)からコピーできます。

Oracle Real Application Clustersに関する既知の不具合

Bug#3377903

SQL*Plusを使用して、インスタンスを停止後すぐに再度開始すると、停止処理中のために、そのインスタンスのCRSリソースが開始されない場合があります。この場合、srvctl status instance -d name -i sidでは、インスタンスが実行中ではないと誤ってレポートされます。

回避策: srvctl status instance -d name -i sidでインスタンスのCRSリソースを開始してください。

Bug#4217623

Oracle Clusterware 10g リリース2(10.2)を実行しているクラスタに、Oracle Database 10g リリース1(10.1)RACをインストールすると、root.shスクリプトによって、ディレクトリcrs_statおよびevm.authにそのようなファイルまたはディレクトリがないことを示すエラーが生成されます。

回避策: root.shスクリプトを実行する前に、10.2 Oracle Clusterwareのホームを指し示すように環境変数CRS_HOMEを設定してください。

Bug#4409534

ノードを追加し、新しいノードに対してroot.shを実行すると、エラー・メッセージ「IPアドレス'<VIP address>'はすでに使用されています。未使用のIPアドレスを入力してください。」が表示されます。 このエラー・メッセージは無視してください。 新しいノードのVIPは、rootaddnodeスクリプトによってすでに構成されています。

回避策: ありません。

Bug#4411708

オンラインによるOCRデバイスの置換え時に、ocrconfigで「PROT-22: 記憶域が小さすぎます。」のエラーが報告されることがあります。 OCRは控えめなサイズを見積るため、ocrconfigでこのエラーが報告される可能性があります。 OCRのミラーを実行するには、新しい置換場所の大きさが不十分であることを検出している場合もあります。

回避策: OCRをオンラインで正常に置き換える場合、新しい置換場所には、OCRが最初に作成されたときの当初の場所のサイズよりも、少し大きい場所を確保する必要があります。 新しいOCRの場所がファイルの場合、OCRは、ファイル・システム上に十分な空き領域を確保します。

たとえば、当初のデバイス・サイズが120MBとすると、置換先デバイスの場合は最低128MBのサイズ、置換先ファイルの場合はファイル・システムに最低128MBの空き領域が必要です。当初のデバイス・サイズが160MBとすると、新しい置換先デバイスの場合は最低256MBのサイズ、置換先ファイルの場合はファイル・システムに最低256MBの空き領域が必要です。

すべての場合に、新しい置換先デバイスには、当初のサイズよりも大きいサイズが必要ですが、最大でも128MBの追加となります。

Bug#4428985

既存のインベントリを持つノード上でCRSインストールを実行する場合、「サマリー」ページから戻ってインストールを続行すると、次の問題が表示されます。 インストールした後、orainstRoot.shおよびroot.shの実行を要求するダイアログ・ボックスが表示されます。 root.shスクリプト・エントリには、スクリプトの実行を必要としている全ノードのリストが表示されます。 しかし、orainstRoot.shを実行するノードのリストは空白です。

回避策: この問題が発生している場合は、orainstRoot.shエントリを無視し、リストされているノードでのみroot.shを実行します。 中央インベントリが作成され、oraInst.locファイルに適切に登録されるため、orainstRoot.shを実行する必要はありません。 1つ以上のノードで中央インベントリを設定していない場合は、orainstRoot.shを実行する正しいノードがOUIによってリストされます。 指示に従って、それらのノードに対してスクリプトを実行してください。

Bug#4430689

Oracle9i リリース9.2 RAC環境をOracle Database 10g リリース2(10.2)にアップグレードすると、Oracle Clusterwareのインストール時に1つ以上の投票ディスクの指定を求めるプロンプトが表示されます。 Oracle Database 10g リリース2(10.2)の投票ディスクの新しい位置を指定する必要があります。 このためにOracle9i リリース9.2の定数ディスクを再利用することはできません。

回避策: 投票デバイスのための新しい位置を入力してください。

Bug#4449401

RAWデバイスに920xクラスタ・リポジトリを備えたクラスタに対して、10g リリース2 CRSソフトウェアをインストールする際、rootupgrade.shの実行時に「PROT-8: 指定されたファイルからクラスタ・レジストリへのデータのインポートに失敗しました」のメッセージが表示され、ログ・ファイル$ORA_CRS_HOME/log/<hostname>/client/ocrconfig_<pid>.logに「utopen:12:Not enough space in the backing store」のメッセージが書き込まれた場合は、次の回避策を使用してください。

回避策: 100MB以上の領域を持つRAWデバイスを特定します。 /var/opt/oracle/srvConfig.locで既存のRAWデバイス名を検索し、ddコマンドを使用して、このRAWデバイスの内容を新しいデバイスにコピーしてください。

Bug#4454562

クラスタ内の複数のノードでCRS_HOMEを共有している場合、一部のノードのONSデーモンが適切に起動しないことがあります。 その結果、CRS ONSリソースがオフラインになる可能性があります。

回避策: 次の手順を実行してください。

  1. 各ノードに対してCRSコマンドを発行し、すべてのノードのONSデーモンを停止します。

    crs_stop -f ora.<nodename>.ons

    ノードのリストを検索するには、<CRS_HOME>/bin/olsnodesを実行します。

  2. 各ノードでONSデーモンが実行されていないことを確認します。

  3. ファイル<CRS_HOME>/opmn/conf/ons.configに次の行を追加します。

    usesharedinstall=true
  4. CRSコマンドを発行して、各ノードに対してONSデーモンを起動します。

    crs_start ora.<nodename>.ons
    

Bug#4457480

「クラスタ仕様」ページでクラスタ・ノードとネットワーク構成を指定し、「クラスタ・レジストリの設定」ページに戻り、次に「クラスタ仕様」ページに戻って「次へ」をクリックしても、ネットワーク構成ページが表示されません。

回避策: 手順をもう1つ戻って製品固有の前提条件ページに戻ってから、インストールの後続のページに進みます。 あるいは、インストールを中止してから再起動してください。

Oracle Wallet Manager

Bug#4384718、3066733

インストール時に指定したキャラクタ・セットによっては、Oracle Wallet Managerで、共通名、組織単位または組織の各フィールドで特殊文字を使用した証明書要求が拒否されることがあります。次に例を示します。

cn: John Brown, III
o: Brown, Inc.

別の例を示します。

cn: John Brown III
o: Brown & Associates

「証明書リクエストを作成できませんでした ユーザー情報をチェックしてください。」のエラー・メッセージが戻ります。

回避策: 特殊文字の使用を回避するか、またはアンパサンド(&)を長い形式に置き換えてください。

Oracle XML DBに関する既知の不具合

Bug#3141321

Oracle Real Application Clustersモードで実行しているとき、Oracle XML DBの複数のインスタンスがDBMS_XMLSCHEMA.DELETESCHEMAコール時にハングする場合があります。

ノードAからのセッションがノードBが削除しようとしている同じスキーマで操作を実行すると、DELETESCHEMA操作がハングします。これは、DELETESCHEMAコール時にセッション・プールがノードAで残っているために発生します。プールがクリアされるのは、ローカル・インスタンスの場合のみです。

回避策: スキーマにアクセスしたすべてのノードを停止してください。

Bug#3330788

スキーマベースのXML列が表の最上位の列でない場合、またはスキーマベースのXML用に作成された型に継承が含まれている場合は、ダイレクト・パス・ロードがサポートされません。

回避策: SQL*Loaderを使用したデータのロードには、従来型のロードを使用してください。

Pro*Cに関する既知の不具合

Bug#1466269

ヒントは、EXEC SQL EXPLAIN PLAN文で使用されている場合、正しくプリコンパイルされません。ヒントはPro*C生成コードでは引き継がれません。

回避策: ありません。

Bug#1323304

埋込みの\n文字があるPro*CのバージョンでPL/SQLコードが使用されるときに、文が長い場合は、sqlbuftのコールに分割し、sqlstm.stmtにも配置する必要があります。この結果、sqlbuftの\nに対してエスケープが対応しなくなり、prepareで次のランタイム・エラーが発生します。

PLS-00103: 記号"\"が見つかりました。

回避策: 生成されたCファイルを編集して、文の分割時に余分な円記号を削除してください。

Bug#658837

プリコンパイル時にSQLCHECK=FULLを指定した場合でも、WHERE CURRENT OF句が使用されていると、Pro*CではUPDATE文の無効な列名が検出されません。

回避策: ありません。

Pro*COBOLに関する既知の不具合

Bug#1897639

グループ項目内の暗黙的なVARCHARを参照すると、Pro*Cobolでのプリコンパイル時にPCB-S-00208エラーが戻されます。

回避策: ホスト変数として参照する前に、次のようなEXEC SQL VAR文を追加してください。

EXEC SQL VAR <varchar group item name> IS VARCHAR(<size>) END-EXEC

Bug#1656765

INCLUDE文を使用して、IDENTIFICATION DIVISION、ENVIRONMENT DIVISION、DATA DIVISIONおよびPROCEDURE DIVISIONが含まれる複数のファイルをサブプログラムとしてホスト・プログラムにコピーすると、Pro*CobolはPCB-S-00400エラーで失敗します。この問題が発生するのは、.pcoファイルでEXEC SQL INCLUDE文を使用して、ネストされたプログラムの後に別のネストされたプログラムをインクルードした場合です。

回避策: 2つのファイルを1つのインクルード・ファイルに統合してください。PROCEDURE DIVISIONに含まれるINCLUDE文が1つのみの場合、Pro*Cobolのプリコンパイラは、.cobファイルを正常に生成します。インクルード.pcoファイルにはIDENTIFICATION DIVISIONを含めないでください。また、このファイルには、コード(ルーチン)以外のいずれのDIVISIONSも含めないでください。

Bug#1620777

ホスト変数がキーワードVARYINGを追加することによって定義され、データ型がデータ型同値化を使用してオーバーライドされる場合は、拡張された文字列のフィールド長の値が2増加します。

回避策: ありません。

Bug#953338

Pro*Cobolのプログラムが、select /*+ index hint */文を使用して埋込みPL/SQLでプリコンパイルされると、PCB-S-00567、PLS-103エラーが戻されます。

回避策: ありません。

Recovery Managerに関する既知の不具合

Bug#6415310

Oracle Database 10gのRMANセッションでBACKUP VALIDATEコマンドを実行し、破損しているとして以前にマークされたブロックをRMANで検出した場合、RMAN出力ではこの破損ブロックがレポートされません。データ・ファイルに既知の破損ブロックが検出された場合、バックアップは失敗しません。

回避策: 破損しているとして以前にマークされたブロックを特定するには、V$DATABASE_BLOCK_CORRUPTIONまたはV$BACKUP_CORRUPTIONを確認するか、アラート・ログをチェックします。

Bug#3479963

Windowsでアーカイブ・ログをDVDライターにバックアップするとエラーが発生します。

回避策: ありません。

Bug#2722635

Recovery ManagerのCROSSCHECKコマンドは、ファイルを開いて最初の数ブロックの内容を検証するため、HSMに移行したファイルを強制的に取得する場合があります。

回避策: 一部のHSMシステムでは、ファイルの一部をディスク上に残すように構成できます。 このような構成が可能な場合は、移行した各ファイルの最初の4MBをディスク上に残すことで、この問題を回避できます。 構成できない場合は、CROSSCHECKコマンドを使用しないこと以外に回避策はありません。

Bug#2656503

移動された表領域は、移動後に読取り/書込みにされていないかぎりRecovery Managerでバックアップできません。読取り/書込みの状態のままにしておく必要はありませんが、プラグイン後に、短い間でも一度読取り/書込みにされないかぎり、Recovery Managerではバックアップできません。

回避策: ありません。

Bug#2692990

リカバリ・カタログを使用してスタンバイ・データベースでファイルをリストアするとき、Recovery Managerは、リストア・ファイルにプライマリ・データベースのファイル名を使用します。

回避策: SET NEWNAMEを使用して、ファイルを正しい位置にリストアしてください。

Bug#2670671

Recovery Managerのカタログ・スキーマに統計がないと、パフォーマンスが低下する場合があります。

回避策: ALTER USER ... COMPUTE STATISTICSコマンドを適宜使用して、Recovery Managerのカタログ・スキーマに関する統計を再計算してください。

Bug#2353334

Recovery Managerのバックアップは、6KBなどの非標準のdb_block_sizeが使用されていて、バックアップ対象の表領域が8KBや16KBなどの標準ブロック・サイズの場合は、内部エラーで失敗します。

回避策: この不具合が発生した場合の回避策については、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

シングル・インスタンスのRAC変換ツールに関する既知の不具合

Bug#4456047

rconfigユーティリティを使用したシングル・インスタンス・データベースのRACデータベースへの変換時に、SHUTDOWN IMMEDIATEがハングする場合があります。これは、アイドルRMANセッションが原因となります。

回避策: アラート・ログを調べてSHUTDOWN IMMEDIATEがハングしていることを確認した後、RMANプロセスを停止します。

透過的なデータ暗号化に関する既知の不具合

Bug#4436949

現在、BINARY_FLOATデータ型とBINARY_DOUBLEデータ型には暗号化がサポートされません。

回避策: ありません。

ユーティリティに関する既知の不具合

Bug#2770880

READ_ONLY表領域がData Pump Importを使用してターゲット・データベースにインポートされるとき、OFFLINEで作成されます。

回避策: Data Pump Importが完了したときに、表領域の設定をREAD_ONLYに手動で戻すことができます。

Bug#3309770

あるスキーマ内のオブジェクト型が別のスキーマ内のオブジェクト型を参照している場合は、Data Pump Importで最初のオブジェクト型が作成されるときにコンパイル警告があります。

回避策: Data Pump Importの完了後、オブジェクト型を手動で再検証できます。

Bug#3369197

ソースのデータベース表にLONGデータ型が含まれている場合、NETWORK_LINKパラメータを使用してネットワーク・モードのData Pump Importを実行するとエラーが発生します。

回避策: LONGデータ型が含まれる表に対しては、標準のダンプファイル・ベースのData Pump ExportおよびData Pump Importを使用してください。

Bug#3392310

Data Pump Exportおよび元のExportは、トランスポータブル・モードのとき、「ORA-29341: トランスポータブル設定は自己完結型ではありません」というエラー・メッセージを出力して失敗します。

回避策: Data Pump ExportではEXCLUDE=CONSTRAINTを使用し、元のExportではCONSTRAINTS=Nを使用してください。

回避策: 表領域にネストした表が含まれている場合は、Data Pump Exportのかわりに元のExportを使用してください。

Bug#4046665

自動ストレージ管理コマンド・ユーティリティでは、マルチバイト文字を使用できません。 Oracle Database 10g リリース2(10.2)では、ASMCMDに対する各国語のサポートはありません。

回避策: ありません。

Bug#4444014

リバランスを待機中に、別のリバランスがローカルでまたはクラスタ内のノードで開始されると、最初のリバランス待機が完了したように表示されます。

回避策: 進行中のリバランスは中断しないでください。つまり、新しいリバランスには待機オプションを使用します。

Workflowに関する既知の不具合

Bug#4451346

Oracle Workflow Serverでは、日本語のヘルプが表示されません。 英語のオンライン・ヘルプのみを使用できます。

回避策: ありません。

Bug#4453877

翻訳された言語の場合、Workflowコンフィギュレーション・アシスタントではWorkflowサーバーに障害が発生します。

回避策: システム・ロケールを英語に設定し、英語版Workflowコンフィギュレーション・アシスタントを使用してインストールするか、wfinstall.batまたはwfinstall.cshを編集し、WFCAコマンドの最後に"/tablespace Default"を追加してください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。 オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。 HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。 アクセシビリティの標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。 オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。 コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。 オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス

アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、 (800)446-2398にお電話ください。アメリカ国外からの場合は、+1-407-458-2479にお電話ください。


Oracle Database プラットフォーム共通日本語README, 10g リリース2(10.2)

部品番号: B19227-09

Oracle Database Readme, 10g Release 2 (10.2)

原本部品番号: B14233-07

Copyright © 2001, 2008, Oracle. All rights reserved.

制限付権利の説明

このプログラム(ソフトウェアおよびドキュメントを含む)には、オラクル社およびその関連会社に所有権のある情報が含まれています。このプログラムの使用または開示は、オラクル社およびその関連会社との契約に記された制約条件に従うものとします。著作権、特許権およびその他の知的財産権と工業所有権に関する法律により保護されています。 独立して作成された他のソフトウェアとの互換性を得るために必要な場合、もしくは法律によって規定される場合を除き、このプログラムのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイル等は禁止されています。

このドキュメントの情報は、予告なしに変更される場合があります。オラクル社およびその関連会社は、このドキュメントに誤りが無いことの保証は致し兼ねます。 これらのプログラムのライセンス契約で許諾されている場合を除き、プログラムを形式、手段(電子的または機械的)、目的に関係なく、複製または転用することはできません。

このプログラムが米国政府機関、もしくは米国政府機関に代わってこのプログラムをライセンスまたは使用する者に提供される場合は、次の注意が適用されます。

U.S. GOVERNMENT RIGHTS Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the Programs, including documentation and technical data, shall be subject to the licensing restrictions set forth in the applicable Oracle license agreement, and, to the extent applicable, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software—Restricted Rights (June 1987). Oracle USA, Inc, 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065

このプログラムは、核、航空、大量輸送、医療あるいはその他の本質的に危険を伴うアプリケーションで使用されることを意図しておりません。このプログラムをかかる目的で使用する際、上述のアプリケーションを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。万一かかるプログラムの使用に起因して損害が発生いたしましても、オラクル社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。

Oracle、JD Edwards、PeopleSoft、Siebelは米国Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の登録商標です。その他の名称は、他社の商標の可能性があります。

このプログラムは、第三者のWebサイトへリンクし、第三者のコンテンツ、製品、サービスへアクセスすることがあります。 オラクル社およびその関連会社は第三者のWebサイトで提供されるコンテンツについては、一切の責任を負いかねます。 当該コンテンツの利用は、お客様の責任になります。 第三者の製品またはサービスを購入する場合は、第三者と直接の取引となります。 オラクル社およびその関連会社は、第三者の製品およびサービスの品質、契約の履行(製品またはサービスの提供、保証義務を含む)に関しては責任を負いかねます。 また、第三者との取引により損失や損害が発生いたしましても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。