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Oracle Databaseプラットフォーム共通日本語README
10g リリース2(10.2)
B19227-09
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SQL*Plus

原典情報: $ORACLE_HOME/relnotes/readmes/README_sqlplus.htm



このリリース・ノートでは、要件、SQL*Plusとそのドキュメントに記述された機能との違い、今回のリリースの新機能およびサポート情報について説明します。

目次

認証

一般的な問題および回避策

SQL*Plusの新機能

以前のリリースの新機能

修正された不具合

サポート解除の通知


認証

SQL*Plus(i SQL*Plusを含む)は、オペレーティング・システム固有のOracle Databaseドキュメントに記載されているオペレーティング・システムに対して認証されます。

SQL*Plus(iSQL*Plusを含む)は、Oracle Database 10g リリース2(10.2)およびサポート対象のすべてのOracle Serverに対して認証されます。

一般的な問題および回避策

この項では、SQL*Plusに関する一般的な問題および回避策について説明します。

i SQL*PlusのPAUSEコマンドでの入力要求(2995674)

PAUSEコマンドを実行すると、すべてのPAUSE [text]が出力され、「次のページ」ボタンが表示される必要があります。しかし、実際には「入力は必須です」画面が表示され、[text]はプロンプトとして入力フィールドの前に表示されます。

iSQL*Plusでパスワード期限切れの猶予期間が表示されない(3066550)

ユーザーのパスワードの期限が近い場合に、iSQL*Plusで次のエラーが表示されません。

ORA-28002: パスワードは、grace_period日以内に期限切れになります。

したがって、ユーザーは、猶予期間を経過してアカウントがロックされる前にパスワードを変更する必要があることに気づかない可能性があります。

i SQL*Plusでマルチバイトの表名が表示されない(4030184)

マルチバイトの表名が付いた一部の表がi SQL*Plusに表示されません。この問題を回避するには、i SQL*Plusの起動時にLC_ALLを設定しないでください。

SQL*Plusの新機能

SQL*Plusリリース10.2は、SQL*Plusリリース10.1のスーパーセットです。

この項では、今回のリリースのSQL*Plusで導入された新機能について説明します。一部の機能は、SQLPLUSCOMPATIBILITY設定の影響を受ける場合があります。『SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』の第12章「SQL*Plusコマンド・リファレンス」のSET SQLPLUSCOMPATIBILITYのマトリックスに関する項を参照してください。

SQL*Plus 10.2.0.4によるRACデータベースでのFANイベントのサポート

SQLPLUSコマンドに新しい-F引数が追加されました。この引数を使用すると、SQL*PlusでRACデータベースからFANイベントを受信できます。 ここでは、新しいSQLPLUSコマンドの構文と-F引数について説明します。

SQLPLUSプログラムの構文

SQLPLUSコマンドをオペレーティング・システム・プロンプトから使用して、コマンドラインSQL*Plusを起動します。

SQLPLUS [ [Options] [Logon] [Start] ]

Optionsの構文は、次のとおりです。

 -H[ELP]|-V[ERSION]
 |[[-C[OMPATIBILITY] {x.y[.z]] [-F[AILOVER]] [-L[OGON]] [-M[ARKUP] markup_option]
  [-R[ESTRICT] {1|2|3}] [-S[ILENT]] ]

markup_optionの構文は、次のとおりです。

 HTML [ON|OFF] [HEAD text] [BODY text] [TABLE text] [ENTMAP {ON|OFF}]
 [SPOOL {ON|OFF}] [PRE[FORMAT] {ON|OFF}]

Logonの構文は、次のとおりです。

 {username[/password][@connect_identifier] | / } [AS {SYSOPER|SYSDBA}]
  |/NOLOG

Startの構文は、次のとおりです。

 @{url|file_name[.ext]} [arg ...]

警告:

パスワードをプレーン・テキストに含めると、セキュリティ上のリスクが発生します。 このリスクは、パスワードを省略してシステム・プロンプトが表示された場合にのみ入力することで回避できます。


FAILOVERオプション

-F[AILOVER]

Real Application Cluster(RAC)データベースへの接続時に、SQL*PlusでFANイベントを受信できるようにします。 このモードでは、サービスまたはインスタンス障害が透過的に処理され、適用可能な場合はトランザクション・ステータス・メッセージが戻されます。


参照:

RAC環境におけるFANイベントの詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。

SQL*Plus 10.2.0.4の新しいSET ESCCHARコマンド

新しいSQL*Plus SET ESCCHARコマンドが追加されました。

SET ESCCHAR {@ | ? | % | $ | OFF}

SPOOL、START、@、RUNおよびEDITコマンドでファイル名に使用する場合に、エスケープして解釈しない文字を指定します。 これらの特殊文字は次のように変換されます。

  • ファイル名に含まれる@は、Oracle SIDに変換されます。
  • ? は、UNIXではOracleホームに変換されます。
  • %は、WindowsではOracleホームに変換されます。
  • $は、特定のプラットフォームでOracleホームに変換されます。

これらの文字をファイル名に使用することはお薦めしませんが、レガシー・ファイルで使用されている場合は、サイト間で実装するためにgloginファイルにSET ESCCHARコマンドを追加すると役立つことがあります。

エスケープしないと、文字@、?、%および$は解釈時に意味を持ち、SPOOL、START、@、RUNおよびEDITコマンドでエラーの原因となります。

SET ESCCHARは、デフォルトでOFFに設定されます。

例

ファイル名に文字$を含める場合を考えます。

SET ESCCHAR $
RUN MYFILE$

これは正常に動作します。

SQL*PlusでのLightweight Instant Clientのサポート

SQL*Plus Instant ClientはLightweight Instant Clientをサポートするようになりました。詳細は、『SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』の付録Eに記載されています。

AUTOTRACE PLANの出力

AUTOTRACE PLANの出力に情報が追加され、DBMS_XPLANパッケージ形式を使用するようになりました。

SET SERVEROUTPUTの変更

SET SERVEROUTPUTは、新しいデフォルトであるUNLIMITEDサイズをサポートするようになりました。

DBMS_OUTPUT行の長さの制限は、255バイトから32767バイトに増えました。

SET ARRAYSIZEを使用して、SET SERVEROUTPUTのパフォーマンスを調整できます。

XQUERYコマンド

XQUERYは新しいSQL*Plusコマンドで、SQL*Plusまたはi SQL*Plusでデータベースに対してXQueryを実行できます。このコマンドに関連する4つの新規SET XQUERYオプションがあります。

  • SET XQUERY BASEURI
  • SET XQUERY ORDERING
  • SET XQUERY NODE
  • SET XQUERY CONTEXT

以前のリリースの新機能

この項では、以前のリリースのSQL*Plusで導入された新機能を示します。

SQL*Plusリリース10.1の新機能

  • gloginとloginのコール
  • SQL*Plusサイト・プロファイルとユーザー・プロファイルの変更
  • SET SQLPROMPT
  • 事前定義の置換変数: _DATE、_PRIVILEGEおよび_USER
  • SET SERVEROUTPUT ONの変更
  • SHOW RECYCLEBIN
  • SPOOLコマンドでのAPPEND、CREATEおよびREPLACEの拡張
  • SQLPLUS -C[OMPATIBILITY]引数
  • Windowsにおけるファイル名およびパス名での空白のサポート
  • メッセージおよびプロンプトの改善
  • SET PAGESIZEのデフォルト値
  • Windows固有の情報

SQL*Plusリリース9.2の新機能

  • XMLTypeサポート
  • SQLPLUS -L引数
  • _CONNECT_IDENTIFIER DEFINE変数
  • SP2エラー・メッセージの原因/処置テキスト
  • @URLサポート
  • i SQL*Plus
    • UNIXサポート
    • システム変数の設定
    • 「履歴」画面
    • 新しいセッション
    • スクリプトの取消し
    • i SQL*Plus DBAのログイン
  • i SQL*Plus Extension for Windows

修正された不具合

次の項では、SQL*Plusで修正された不具合を示します。問題の説明の後にあるカッコ内の番号は、オラクル社のBugデータベース内のBug番号です。

SQL*Plusリリース10.2.0.4で修正された不具合

  • WHENEVERコマンドで正しいEXITステータスが戻されるようになりました(Oracle Bug#5844617)。

  • WHENEVER OSERRORコマンドが予期したとおり動作するようになりました(Oracle Bug#4768243)。

  • SQL*PlusでFANイベントを受信できるように、SQLPLUSコマンドに新しい-F引数が追加されました(Oracle Bug#5474008)。

  • SET ESCCHARコマンドでファイル名の特定の文字をエスケープできるようになりました(Oracle Bug#4901089)。

  • 内部的変更(Oracle Bug#5206192、5081837、5452948、4570924、4570903、3989135)

SQL*Plusリリース10.2.0.3で修正された不具合

  • SQL*PlusのHOSTコマンドでSIG_IGNが正しく設定されるようになりました(Oracle Bug#3662585)。

  • WHENEVER OSERROR EXIT ROLLBACKでデータベース起動の失敗時に無限ループが発生しなくなりました(Oracle Bug#4878869)。

  • 内部的変更(Oracle Bug#4656061、5060446、5509372)

SQL*Plusリリース10.2.0.2で修正された不具合

  • オブジェクト名が許容長を超えた場合にSHOW ERRORSコマンドでメッセージが適切に表示されるようになりました(Bug#4029801)。

  • WindowsのCLEAR SCREENコマンドが正しく動作するようになりました(Bug#4595395)。

  • 内部コードが変更されました(Bug#4458173、Bug#4540005)。

SQL*Plusリリース10.2で修正された不具合

  • AUTOTRACEでEXPLAIN PLANが正しく表示されるようになりました(Bug#1426992)。

  • SPOOLで/DEV/STDERRを指定してもエラーが発生しなくなりました(Bug#2180612)。

  • AUTOTRACEで正しいEXPLAIN PLANが表示されるようになりました(Bug#2407088)。

  • SQL*Plusで論理パス名を使用してスクリプトを検索するようになりました(Bug#2512677)。

  • SQL*Plusでは、DBMS_LOB.GetLengthで2番目の匿名PL/SQLブロックにあるバインド変数にアクセスするようになりました(Bug#2564546)。

  • クライアントのキャラクタ・セットJA16SJISでコンパイル・エラーが発生しなくなりました(Bug#2690096)。

  • COLUMN、COMPUTEおよびBREAKコマンドで、列名に揚音アクセント符号付き小文字oを使用できるようになりました(Bug#2725777)。

  • i SQL*Plusで、長時間実行するパラレル・スクリプトの出力が破損しなくなりました(Bug#2995744)。

  • i SQL*Plusの接続ステータスがワークスペースに正しく表示されるようになりました(Bug#2968782)。

  • i SQL*Plusの接続ステータスが「入力」画面に正しく表示されるようになりました(Bug#3004984)。

  • i SQL*Plusで、無効なURLパラメータまたはコンテキストに対するエラーが表示されるようになりました(Bug#3122595)。

  • 新規インストール後にiSQL*Plusにログインできるようになりました(Bug#3435850)。

  • Refcursorロケータは、新規の各SQL文に再割当てされます(Bug#3450338)。

  • 初期化されていないCLOBバインド変数に対してSELECTを実行してもエラーが発生しなくなりました(Bug#3451659)。

  • i SQL*Plusで「スクリプトのロード」ボタンを使用してもエラーが発生しなくなりました(Bug#3478649)。

  • i SQL*Plusサーバーは一定時間経過後に停止しなくなりました(Bug#3679879)。

  • NTサーバーをログオフしてもiSQL*Plusサーバーは停止しなくなりました(Bug#3703864)。

  • 「Windows GUI環境」ダイアログに数値を入力してSERVEROUTPUTを設定できるようになりました(Bug#3822825)。

  • 「プリファレンス」ページのi SQL*Plusエラー・メッセージが翻訳されました(Bug#3216015)。

  • i SQL*Plusプリファレンスの各ページ改行設定のテキストが正しく動作するようになりました(Bug#3374141)。

  • i SQL*Plusが実行されていないとき、isqlplusctl stopコマンドでエラーが発生しなくなりました(Bug#3398713)。

  • SQL*Plusでファイル名に.lstを追加しなくなりました(Bug#3572558)。

  • ALTER SESSION SET current_schemaで、SHOWエラーの発生による失敗がなくなりました(Bug#3600910)。

  • NCLOB属性を含むADT列が表示されるようになりました(Bug#3620808)。

  • 簡体字中国語のi SQL*Plusオンライン・ヘルプが正しく表示されるようになりました(Bug#3626677)。

  • 英語版と日本語版のバージョン番号が一致するようになりました(Bug#3642768)。

  • 一時LOBはSQL*Plusを解放するようになりました(Bug#3803441)。

  • SQL*Plusの-sオプションでは、「接続されました。」メッセージを表示しなくなりました(Bug#3863725)。

  • i SQL*Plusは、長い問合せの実行時にログアウトでクラッシュしなくなりました(Bug#3948880)。

  • SET TIMING ONでは、非常に長い問合せで負の値を表示しなくなりました(Bug#4051535)。

  • isqlplusctlスクリプトはRAC環境に正しくインストールされます(Bug#4222934)。

  • 内部コードが変更されました。(3023448、3087365、3225268、3288326、3302408、3502591、3515290、3600707、3840923、3855600、3925986、2663521、2968655、3201772、3272993、3321013、3405295、3515155、3552791、3560660、3567265、3572068、3600707、3650839、3792677、4019080、4027955、4028915、4028942、4028954、4030349、4032469、4032702、4036263、4113743、4179282、4186396、4255902)

サポート解除の通知

この項では、SQL*Plusコマンドおよびインタフェースのサポート解除を事前通知します。サポート解除の時期については正式な通知ではなく、Oracleの廃止プロセスにかわるものではありません。ここでの情報は、オラクル社が将来のリリースで機能またはインタフェースのサポートを解除する予定であることを事前に警告するために提供されます。

COPYコマンド

COPYコマンドでは、『SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』に記載されているCOPYコマンドのデータ型がサポートされますが、今後、新しいデータ型はサポートされません。COPYコマンドは、将来のSQL*Plusのリリースで廃止される予定です。

WindowsのGraphical User Interface(GUI)

SQL*Plusリリース11.1では、SQL*Plus for WindowsのGraphical User Interface(GUI)がサポート対象外となります。 Oracle Database 11g リリース1(11.1)では、次のいずれかを使用することをお薦めします。

  • SQL*Plusコマンドライン
  • Oracle Application Express
  • Oracle SQL Developer

iSQL*Plusユーザー・インタフェース

SQL*Plusリリース11.1では、iSQL*Plusユーザー・インタフェースがサポート対象外となります。 Oracle Database 11g リリース1(11.1)では、次のいずれかを使用することをお薦めします。

  • SQL*Plusコマンドライン
  • Oracle Application Express
  • Oracle SQL Developer