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Oracle Database Vaultリリース・ノート
10gリリース2(10.2.0.4) for HP Tru64 UNIX
B53913-01
 

 

Oracle® Database Vault

リリース・ノート

10gリリース2(10.2.0.4) for HP Tru64 UNIX

部品番号: B53913-01

2009年4月

このリリース・ノートでは、Oracle Database Vault 10gリリース2(10.2.0.4)の使用時に発生する可能性のある問題について説明します。Oracle Database Vaultのインストールの詳細は、Oracle Database Vaultのインストレーション・ガイドを参照してください。

このドキュメントは、リリース後に更新される場合があります。このドキュメントの更新の確認、および他のOracleドキュメントを参照するには、次のOracle Technology Network(OTN)Webサイトのドキュメント・セクションを参照してください。

http://www.oracle.com/technology/documentation/

このドキュメントの内容は、次のとおりです。

1 インストールの問題および推奨事項

この項では、インストールに関する既知の問題について説明します。また、使用可能な回避策も示します。

1.1 ノード・リストの更新エラー

Oracle Bug#7275169

10.2.0.4パッチ・セットをOracle ClusterwareまたはOracle RACホームにインストールする場合、リモート・ノードでLOCAL_NODE情報が不適切に更新されます。

回避策は、10.2.0.4パッチ・セットをインストールした後で、各リモート・ノードで次のコマンドを実行することです。

$ORACLE_HOME/oui/bin/attachhome.sh -local
"CLUSTER_NODES={comma_separated_complete_node_list}"
LOCAL_NODE=remote_node_name

たとえば、Oracle RAC 10.2.0.2がnode1node2およびnode3にインストールされ、RACホームがnode1から10.2.0.4にパッチ適用されている場合は、node2から次のコマンドを実行する必要があります。

$ORACLE_HOME/oui/bin/attachhome.sh -local
"CLUSTER_NODES={node1,node2,node3}" LOCAL_NODE=node2

また、node3から次のコマンドを実行する必要があります。

$ORACLE_HOME/oui/bin/attachhome.sh -local
"CLUSTER_NODES={node1,node2,node3}" LOCAL_NODE=node3

Oracle Clusterwareの場合は、同じコマンドを実行しますが、CRS=trueを追加します。

$ORACLE_HOME/oui/bin/attachhome.sh -local
"CLUSTER_NODES={comma_separated_complete_node_list}"
LOCAL_NODE=remote_node_name CRS=true

1.2 インスタンス削除時にoratabエントリが削除される

Oracle Bug#7637130

インスタンスの削除時に、すべてのノードでoratabエントリが削除されます。

回避策は、インスタンスを削除する前に、各ノードでoratabファイルのバックアップを作成することです。インスタンスの削除の完了後に、oratabファイルを残りのノードにリストアします。

1.3 SIDが9文字以上の場合のDVCAの失敗

Oracle Bug#5258820

Database Vaultホームに新しいデータベースを作成した後、Database Vaultコンフィギュレーション・アシスタント(DVCA)の手動での実行は、データベースに対するOracleシステム識別子(SID)が9文字以上の場合に失敗します。

次の手順で不具合を再現できます。

  1. Database Configuration Assistant(DBCA)を使用して、既存のDatabase Vaultホームに新しいデータベースを作成します。

  2. 新しく作成したデータベースで次のようにDVCAを実行します。

    $ORACLE_HOME/bin/dvca -action option -oh oracle_home -jdbc_str
    jdbc_connection_string -sys_passwd SYS_password -owner_account
    DV_owner_account_name -owner_passwd DV_owner_account_password
    [-acctmgr_account DV_account_manager_account_name] [-acctmgr_passwd
    DV_account_manager_password] [-logfile ./dvca.log] [-silent]
    [-nodecrypt][-lockout] [-languages
    {["en"],["de"],["es"],["fr"],["it"],["ja"],["ko"],["pt_BR"],["zh_CN"],
    ["zh_TW"]}]
    

関連項目:

DVCAコマンドの実行の詳細は、Oracle Database Vaultのインストレーション・ガイドを参照してください。

この不具合は、tnsnames.ora$ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.ora)ファイル内のOracle Netサービス名が切り捨てられ、8文字になっているためです。

この不具合の回避策は、tnsnames.oraファイル内の切り捨てられたNetサービス名をその正しい値に変更することです。たとえば、データベースのSIDがORACLEDB90の場合、tnsnames.oraのエントリは次のように表示されます。

ORACLEDB = (DESCRIPTION = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST ....

tnsnames.oraファイル内の切り捨てられたエントリを次のように正しいエントリに置き換えます。

ORACLEDB90 = (DESCRIPTION = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST ....

1.4 Data Guard環境でOracle Database Vaultをインストールできない

Oracle Bug#5577503

Database Vaultインストーラが、既存のフィジカル・スタンバイ・データベースでDatabase Vaultのインストールに失敗します。

次の手順を使用して、新しいフィジカル・スタンバイ・データベースを作成できます。

  1. プライマリ・データベースにDatabase Vaultをインストールします。

  2. プライマリ・データベースのホット・バックアップを使用して、フィジカル・スタンバイ・データベースを作成します。このバックアップにOracleホームを含める必要があります。

  3. プライマリ・データベースとフィジカル・スタンバイ・データベース間の通信を設定します。REDOログにより変更がプライマリ・データベースからスタンバイ・データベースに転送されます。


関連項目:

フィジカル・スタンバイ・データベースの作成の詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。

1.5 Enterprise Managerが自動的に起動しない

Oracle Bug#5613521

データベースにDatabase Vaultをインストールし、各ノードでインストール後の手順を実行した後、Enterprise Managerにアクセスしようとするとエラーが発生します。

また、emctl status dbconsoleコマンドを使用してdbconsoleのステータスをチェックしようとすると、プロセスは実行されているがEMデーモンが稼働していないというメッセージを受け取ります。

回避策は、次のコマンドを使用してdbconsoleプロセスを手動で再起動することです。

$ORACLE_HOME/bin/emctl stop dbconsole
$ORACLE_HOME/bin/emctl start dbconsole

1.6 Enterprise Managerがリモート・ノードで自動的に起動しない

Oracle Bug#5654876

Real Application Clusters(RAC)データベースにDatabase Vaultをインストールし、リモート・ノードでdvca -action optionracコマンドを実行した後、リモート・ノードでEnterprise Managerが自動的に起動しません。


関連項目:

dvca -action optionracコマンドの実行の詳細は、Oracle Database Vaultのインストレーション・ガイドを参照してください。

回避策は、リモート・ノードで$ORACLE_HOME/bin/dvcaファイルのORACLE_SID変数に正しい値を設定することです。リモート・ノード上で、ORACLE_SID変数を、ローカル・ノードのSIDからリモート・ノードのSIDに変更する必要があります。変更後、リモート・ノードでDVCAを実行できます。

または、次のコマンドを使用してdbconsoleプロセスを手動で再起動できます。

$ORACLE_HOME/bin/emctl stop dbconsole
$ORACLE_HOME/bin/emctl start dbconsole

1.7 Database Vaultのインストール後にSYSユーザーとしてEnterprise Managerにログインできない

Oracle Bug#6630108

OracleデータベースにDatabase Vaultをインストールした後、SYSユーザーがEnterprise Managerにログインできません。次のエラーが発生します。

ORA-01031: insufficient privileges

SYSユーザーがSYSDBAとして再び接続できるようにするには、orapwdユーティリティを使用してパスワード・ファイルを再生成する必要があります。次の構文を使用して、SYSDBAログインを有効にします。

orapwd file=password_filename password=password [entries=users] force=y nosysdba=n

関連項目:

orapwdユーティリティの使用方法の詳細は、Oracle Database Vaultのインストレーション・ガイドを参照してください。

1.8 Database Vaultのインストール後にデータベース・インスタンスとリスナーが自動的に起動しない

Oracle Bug#6630191

Database Vaultをインストールした後に、リモート・ノード上のデータベース・インスタンスとリスナーが自動的に起動しません。これらは手動で起動する必要があります。

これは予想される動作です。DVCAユーティリティによりローカル・ノードが構成され、そのローカル・ノードでデータベース・インスタンスとリスナーが起動されます。各リモート・ノードでこれらのプロセスを手動で起動する必要があります。

1.9 Enterprise Managerが構成されていないデータベースに対するDatabase Vaultインストール時のエラー

Oracle Bug#6640232およびOracle Bug#6640203

Enterprise Managerが構成されていないデータベースに対してDatabase Vaultをインストールすると、DVCAインストール・ログにエラー・メッセージが出力されている場合があります。DVCAインストール・ログには、次のエラー・メッセージが含まれています。

DVCA_ERROR:java.io.IOException: java.io.IOException:
/scratch/aime/10.2DV/071120/dvr2/db/bin/dvca_getipc.sh: cannot execute
Error executing task DEPLOY_DVA:java.io.IOException:
java.io.IOException: /scratch/aime/10.2DV/071120/dvr2/db/bin/dvca_getipc.sh:
cannot execute

次のエラーを含むエラー・ファイルも出力されている場合があります。

java.lang.NullPointerException
        at javax.swing.LayoutComparator.compare(Unknown Source)
        at java.util.Collections.indexedBinarySearch(Unknown Source)
        at java.util.Collections.binarySearch(Unknown Source)
        at javax.swing.SortingFocusTraversalPolicy.getComponentAfter(UnknownSource)
        at javax.swing.LayoutFocusTraversalPolicy.getComponentAfter(UnknownSource)
        at java.awt.Component.nextFocusHelper(Unknown Source)
        at java.awt.Container.nextFocusHelper(Unknown Source)
        at java.awt.Component.nextFocus(Unknown Source)
        at java.awt.Component.transferFocus(Unknown Source)
        at oracle.ewt.lwAWT.LWComponent.processFocusEvent(Unknown Source)
        at oracle.ewt.lwAWT.AbstractButton.processFocusEvent(Unknown Source)
        at oracle.ewt.button.PushButton.processFocusEvent(Unknown Source)
        at java.awt.Component.processEvent(Unknown Source)
        at java.awt.Container.processEvent(Unknown Source)
        at oracle.ewt.lwAWT.LWComponent.processEventImpl(Unknown Source)
        at oracle.ewt.button.PushButton.processEventImpl(Unknown Source)
        at oracle.ewt.lwAWT.LWComponent.redispatchEvent(Unknown Source)
        at oracle.ewt.lwAWT.LWComponent.processEvent(Unknown Source)
        at java.awt.Component.dispatchEventImpl(Unknown Source)
        at java.awt.Container.dispatchEventImpl(Unknown Source)

Database VaultインスタンスにEnterprise ManagerおよびDatabase Vault Administrator(DVA)をデプロイしない場合、これらのエラーは無視しても問題ありません。

1.10 クローニングしたDatabase Vaultホームに無効なオブジェクトが含まれる

Oracle Bug#6658315

クローニングしたDatabase Vaultインスタンスを作成するには、次の手順を使用します。

  1. 最初のOracleホームにOracle Database Vault 10gリリース2(10.2.0.4)をインストールします。

  2. 2つ目のOracleホームを作成するために、最初のインスタンスをクローニングします。

  3. Net Configuration Assistant(NetCA)とDatabase Configuration Assistant(DBCA)を実行して、クローニングしたインスタンスのリスナーおよびデータベースを構成します。

  4. DBCAを再実行して、クローニングしたインスタンスのOracle Label Security(OLS)を構成します。

  5. 次のようにDatabase Vaultコンフィギュレーション・アシスタント(DVCA)を実行します。

    $ORACLE_HOME/bin/dvca -action option -oh oracle_home
    -jdbc_str jdbc_connection_string -sys_passwd SYS_password -owner_account
    DV_owner_account_name -owner_passwd DV_owner_account_password
    -acctmgr_account DV_account_manager_account_name -acctmgr_passwd
    DV_account_manager_password -logfile ./dvca.log -nodecrypt
    

次のSQL文は、クローニングしたDatabase Vaultインスタンスに無効なオブジェクトが含まれていることを示しています。

SQL> select count(*) from all_objects where status = 'INVALID';

  COUNT(*)
----------
        45

回避策は、utlrp.sqlスクリプトを実行することです。このスクリプトは、パッケージ、プロシージャ、タイプなど、無効な状態にあるすべてのPL/SQLモジュールを再コンパイルします。次のコマンドを使用して、utlrp.sqlスクリプトを実行します。

cd $ORACLE_HOME/rdbms/admin
sqlplus SYS "AS SYSDBA"
Enter password:
SQL> @utlrp.sql

1.11 英語以外のロケールに対する不適切なインストーラ警告

Oracle Bug#6645805

Database Vaultのインストーラの「インストール詳細の指定」画面で詳細を選択すると、英語以外のロケールに対して次の警告が表示されます。

Note that OS authentication will be turned off for all databases in the
selected Oracle Home. It is recommended that Oracle Database Vault be
installed into an Oracle Home with only one database in it.

Oracle Database Vault 10gリリース2(10.2.0.4)をインストールしても、オペレーティング・システム(OS)認証は無効になりません。ただし、Oracle Database Vaultを独自のOracleホームにインストールするという推奨事項に変わりはありません。

1.12 Database Vaultインストール後に作成されるエラー・ログ

Oracle Bug#6691977

Enterprise Managerが構成されているOracleデータベースに対してDatabase Vaultをインストールした後、次のエラーを含むエラー・ファイルが生成されます。

java.lang.NullPointerException
  at javax.swing.LayoutComparator.compare(Unknown Source)
  at java.util.Collections.indexedBinarySearch(Unknown Source)
  at java.util.Collections.binarySearch(Unknown Source)
  at javax.swing.SortingFocusTraversalPolicy.getComponentAfter(Unknown Source)
  at javax.swing.LayoutFocusTraversalPolicy.getComponentAfter(Unknown Source)
  at java.awt.Component.nextFocusHelper(Unknown Source)
  at java.awt.Container.nextFocusHelper(Unknown Source)
  at java.awt.Component.nextFocus(Unknown Source)
  at java.awt.Component.transferFocus(Unknown Source)
  at oracle.ewt.lwAWT.LWComponent.processFocusEvent(Unknown Source)
  at oracle.ewt.lwAWT.AbstractButton.processFocusEvent(Unknown Source)
  at oracle.ewt.button.PushButton.processFocusEvent(Unknown Source)
  at java.awt.Component.processEvent(Unknown Source)
  at java.awt.Container.processEvent(Unknown Source)
  at oracle.ewt.lwAWT.LWComponent.processEventImpl(Unknown Source)
  at oracle.ewt.button.PushButton.processEventImpl(Unknown Source)
  at oracle.ewt.lwAWT.LWComponent.redispatchEvent(Unknown Source)
  at oracle.ewt.lwAWT.LWComponent.processEvent(Unknown Source)
  at java.awt.Component.dispatchEventImpl(Unknown Source)
  at java.awt.Container.dispatchEventImpl(Unknown Source)
  at java.awt.Component.dispatchEvent(Unknown Source)
  at java.awt.KeyboardFocusManager.redispatchEvent(Unknown Source)

このエラーは無視できます。

1.13 リモート・ノードでDVCAを実行しているときにエラーが発生する

Oracle Bug#6140164

ノードが1つのOracle Real Application Cluster(RAC)インストールに2つ目のノードを追加した後に、新たに追加されたこのRACノード上で-action optionracスイッチを使用してDatabase Vaultコンフィギュレーション・アシスタント(DVCA)を実行すると、次のエラーが発生します。

ORA-32001: write SPFILE requested but no SPFILE specified at startup

次の手順で不具合を再現できます。

  1. ノードが2つのクラスタにOracle Cluster Ready Services(CRS)をインストールします。

  2. 1つ目のノードにOracle Database Vaultをインストールします。

  3. 1つ目のノードでaddnode.shスクリプトを実行して、2つ目のノードを追加します。

  4. 2つ目のノードのデータベース・リスナーとデータベース・インスタンスを構成します。

  5. 2つ目のノードで-action optionracスイッチを使用してDVCAを実行します。

回避策は、手順3addnode.shスクリプトを実行する前に次の手順を実行することです。


注意:

この手順は、1つ目のノードから実行する必要があります。

  1. データベースを停止します。

    $ORACLE_HOME/bin/srvctl stop database -d db_name
    
  2. nomountオプションを指定してデータベースを起動します。

    $ORACLE_HOME/bin/srvctl start database -d db_name -o nomount
    
  3. データベースにAS SYSDBAを指定して接続します。

    sqlplus SYS "AS SYSDBA"
    Enter password:
    
  4. 従来の初期化パラメータ・ファイル(PFILE)を使用して、サーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)を作成します。初期化パラメータ・ファイルは通常、Optimal Flexible Architecture準拠のデータベースの$ORACLE_HOME/admin/db_name/pfileにあります。

    次に例を示します。

    SQL> CREATE SPFILE='SHARED_LOCATION/spfileORACLE_SID.ora'
         FROM 'PFILE=ORACLE_HOME/admin/db_name/pfile/initORACLE_SID.ora'
    

    この文によりテキスト初期化パラメータ・ファイルが読み取られ、サーバー・パラメータ・ファイルが作成されます。CREATE SPFILE文を実行するには、SYSOPERシステム権限が必要です。

  5. データベースを停止します。

    $ORACLE_HOME/bin/srvctl stop database -d db_name
    
  6. 初期化パラメータ・ファイルの現行の内容をクリアします。初期化パラメータ・ファイルにサーバー・パラメータ・ファイルの場所を追加します。

    SPFILE = 'SHARED_LOCATION/spfileORACLE_SID.ora'
    
  7. データベースを再起動します。

    次に例を示します。

    $ORACLE_HOME/bin/srvctl start database -d db_name
    

2 使用上の問題および推奨事項

この項では、Database Vaultで発生する使用上の問題を説明します。また、これらの問題に対する回避策も示します。

2.1 DV_OWNER、DV_ADMINまたはDV_SECANALYSTロールを持つアカウントは、ALTER USERコマンドを使用できない

Oracle Bug#5161953

DV_OWNERDV_ADMINまたはDV_SECANALYSTロールを持つアカウントは、次のコマンドを実行できません。

ALTER USER user QUOTA UNLIMITED ON tablespace

回避策は、アカウントからロールを取り消し(REVOKE)、ALTER USERコマンドを実行して、アカウントにロールを付与(GRANT)しなおすことです。アカウントが、インストール中に作成されたDV_OWNERアカウントではない場合、この回避策は有効です。インストール中に作成されたDV_OWNERアカウントの場合、次の手順を実行する必要があります。

  1. ALTER USERコマンドのDatabase Vaultコマンド・ルールを無効にします。

  2. ALTER USERコマンドを実行します。

  3. ALTER USERコマンドのDatabase Vaultコマンド・ルールを再度有効にします。

2.2 コマンド・ルールSELECTがSYSADM.%にない

Oracle Bug#5508407

SELECTコマンド・ルールの所有者またはルール・セットを更新しようとすると、次のエラーが表示されます。

Command Rule SELECT not found for schema.%

更新に失敗した後、コマンド・ルールを削除できません。次の手順で回避策を使用できます。

  1. SYSTEMアカウントを使用してSQL*Plusにログインします。次のコマンドを実行します。

    SQL>ALTER SYSTEM FLUSH SHARED_POOL;
    
  2. コマンド・ルールを削除します。

  3. コマンド・ルールを更新する場合は、新しいパラメータでコマンド・ルールを再作成します。

  4. 手順1を繰り返して、新しいコマンド・ルールを有効にします。

2.3 データ・ディクショナリ・レルムによるCREATE SESSION権限の制御

CREATE SESSION権限を付与するには、次のようにします。

  1. データ・ディクショナリ・レルムを一時的に無効にします。

  2. SYSTEMユーザーとしてログインします。

  3. CREATE SESSION権限を付与します。

  4. データ・ディクショナリ・レルムを有効にします。

2.4 英語以外のロケールに対する不正なバージョンおよび著作権情報

Oracle Bug#6660620

Database Vault Administrator(DVA)アプリケーションでは、英語以外のロケールの場合、「Oracle Database Vault Administratorバージョン情報」ページに不正なバージョンおよび著作権登録年情報が表示されます。Database VaultおよびOracle Databaseのリリース番号は、10.2.0.3.0と誤って表示されます。正しいリリース番号は次のとおりです。

  • Oracle Database Vault Administrator: 10.2.0.4.0

  • サポートされているターゲット・データベース: 10.2.0.4.0

著作権登録年は、次のように誤って表示されます。

Copyright © 1996,2006, Oracle.All rights reserved.

正しくは次のとおりです。

Copyright © 1996, 2008, Oracle.All rights reserved.

3 インストールに関するよくある質問

この項では、Database Vaultのインストールに関するよくある質問の一部を示します。Oracle Database Vaultのインストールの詳細は、Oracle Database Vaultのインストレーション・ガイドを参照してください。

インストーラが既存のOracle Database Enterprise Edition 10gリリース2(10.2.0.4)インスタンスを検出しない。何をする必要があるか

インストーラがデータベース・インスタンス情報を検出できるようにするには、次のことを確認する必要があります。

複数のデータベースを持つOracleホームにOracle Database Vaultをインストールした。Oracleホームの他のデータベースをどのように保護するか

他のデータベースでDatabase Vaultコンフィギュレーション・アシスタント(DVCA)を手動で実行する必要があります。詳細は、Oracle Database Vaultのインストレーション・ガイドを参照してください。

Real Application Clusters(RAC)データベース・インスタンスにOracle Database Vaultをインストールした。クラスタの他のノードをどのように保護するか

他のRACノードでDVCAを手動で実行する必要があります。詳細は、Oracle Database Vaultのインストレーション・ガイドを参照してください。

4 手動でのDVAアプリケーションのデプロイ

Database Vault Administrator(DVA)を手動で次のOracle Application Server Containers for J2EE(OC4J)ホームにデプロイできます。

$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/home

DVAアプリケーションを手動でデプロイするには、次のようにします。

  1. $ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/home/config/server.xmlファイルを編集します。</application-server>とある最後の行の直前に次の行を入力します。

    <application name="dva"path=$ORACLEHOME/dv/jlib/dvawebapp.ear"
    auto-start="true" />
    

    次に例を示します。

    <application name="dva"
    path="/u00/app/oracle/oracle/product/dv12/dv/jlib/dva_webapp.ear"
    auto-start="true" />
    
  2. $ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/home/config/http-web-site.xmlファイルを編集します。</web-site>とある最後の行の直前に次の行を入力します。

    <web-app application="dva" name="dva_webapp" root="/dva" />
    
  3. $ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/home/config/global-web-application.xmlファイルを編集します。<servlet-class>oracle.jsp.runtimev2.JspServlet</servlet-class>を検索します。この後の次の行を非コメント化します。

    <init-param>
      <param-name>main_mode</param-name>
      <param-value>justrun</param-value>
    </init-param>
    
  4. $ORACLE_HOME/dv/jlib/sysman/configディレクトリを作成します。

    mkdir -p $ORACLE_HOME/dv/jlib/sysman/config
    
  5. 作成した構成ディレクトリに、データベース接続構成ファイル、emoms.propertiesを作成します。ファイルに次の行を追加します。

    oracle.sysman.emSDK.svlt.ConsoleMode=standalone
    oracle.sysman.eml.mntr.emdRepRAC=FALSE
    oracle.sysman.eml.mntr.emdRepDBName=ORACLE_SID
    oracle.sysman.eml.mntr.emdRepConnectDescriptor=TNS_connection_string
    

    注意:

    • Real Application Clusters(RAC)データベースについては、oracle.sysman.eml.mntr.emdRepRACTRUEに設定する必要があります。

    • oracle.sysman.eml.mntr.emdRepConnectDescriptorについては、次の場所からの別名を使用できます。

      $ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.ora.

      あるいは、次の構文を使用できます。

      oracle.sysman.eml.mntr.emdRepConnectDescriptor=
      (DESCRIPTION\=(ADDRESS_LIST\=(ADDRESS\=
      (PROTOCOL\=TCP)(HOST\=HOSTNAME)(PORT\=PORT)))
      (CONNECT_DATA\=(SERVICE_NAME\=ORACLE_SID)))
      

  6. OC4Jを起動します。OC4Jを起動する前に、正しい環境変数が設定されていることを確認してください。次に例を示します。

    ORACLE_SID=orcl
    export ORACLE_SID
    ORACLE_HOME=/u00/app/oracle/product/10.2/dv
    export ORACLE_HOME
    LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/bin:$ORACLE_HOME/lib:$ORACLE_HOME/jdbc/lib
    export LD_LIBRARY_PATH
    PATH=$ORACLE_HOME/bin:$ORACLE_HOME/jdk/bin:$PATH
    export PATH
    

    注意:

    LD_LIBRARY_PATHは、OCIベースのJDBCライブラリを使用するよう設定する必要があります。

    次の構文を使用してOC4Jを起動します。

    $ORACLE_HOME/jdk/bin/java -Djava.awt.headless=true
    -DEMDROOT=$ORACLE_HOME/dv/jlib -jar $ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/home/oc4j.jar
    -userThreads -config $ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/home/config/server.xml
    
  7. これで、DVAアプリケーションにアクセスできます。この環境の場合、HTTPポートのデフォルトは8888です。次のURLを使用します。

    http://hostname:8888/dva
    

5 その他の注意事項

この項では、Oracle Database Vaultのドキュメントに記載されていない様々な注意事項を説明します。

5.1 スナップショットおよびマテリアライズド・ビュー

下位互換性のために、キーワードSNAPSHOTMATERIALIZED VIEWのかわりとしてサポートされています。

5.2 JOB_QUEUE_PROCESSES初期化パラメータ

JOB_QUEUE_PROCESSES初期化パラメータは、ジョブの実行用に作成できる最大プロセス数を指定します。1インスタンス当たりのジョブ・キュー・プロセス数を指定します。

このパラメータはゼロ以外の値にする必要があります。JOB_QUEUE_PROCESSESのデフォルト値は10です。

5.3 Database Vaultの言語サポート

Database Vaultでは、次の言語がサポートされています。

  • de: ドイツ語

  • en: 英語(アメリカ)

  • es: スペイン語

  • fr: フランス語

  • it: イタリア語

  • ja: 日本語

  • ko: 韓国語

  • pt_BR: ポルトガル語(ブラジル)

  • zh_CN: 簡体字中国語

  • zh_TW: 繁体字中国語

Database Vaultをインストールする前に、データベースのNLS_LANGパラメータが、これらの言語のいずれかと一致していることを確認してください。NLS_LANGパラメータの言語設定が適合していない場合、Database Vault Administrator(DVA)のアプリケーション・インタフェースは正しく表示されません。

6 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス

アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、 (800)446-2398にお電話ください。

7 サポートおよびサービス

次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。

Oracleサポート・サービス

オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。

http://www.oracle.com/lang/jp/support/index.html

製品マニュアル

製品のマニュアルは、次のURLにあります。

http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html

研修およびトレーニング

研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。

http://education.oracle.com/pls/web_prod-plq-dad/db_pages.getpage?page_id=3

その他の情報

オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。

http://www.oracle.com/lang/jp/index.html 
http://www.oracle.com/technology/global/jp/index.html 

注意:

ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。 



Oracle Database Vaultリリース・ノート, 10gリリース2(10.2.0.4) for HP Tru64 UNIX

部品番号: B53913-01

Oracle Database Vault Release Notes, 10g Release 2 (10.2.0.4) for hp Tru64 UNIX

原本部品番号: E10069-02

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制限付権利の説明

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントが、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供される場合は、次のNoticeが適用されます。

U.S. GOVERNMENT RIGHTS

Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.As such, the use, duplication, disclosure, modification, and adaptation shall be subject to the restrictions and license terms set forth in the applicable Government contract, and, to the extent applicable by the terms of the Government contract, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software License (December 2007).Oracle USA, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.

このソフトウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

このソフトウェアおよびドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。