Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド 10g リリース2(10.2) for Solaris Operating System B28858-02 |
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この章では、Oracle Database 10g およびOracle Real Application Clusters(RAC)ソフトウェアをインストールした後に実行する、インストール後の作業について説明します。この章の内容は次のとおりです。
インストールを完了したら、次の作業を実行する必要があります。
Oracle Database 10g およびRACのインストールを完了し、システムが正常に動作していることを確認したら、投票ディスクの内容をバックアップします。これには、dd
ユーティリティを使用します。
ノードの追加または削除、あるいはいずれかの削除手順を実行した後も、投票ディスクの内容をバックアップします。
OracleMetaLink Webサイトを参照して、インストールした環境に必要なパッチの更新を確認します。必要なパッチの更新をダウンロードするには、次の手順を実行します。
http://metalink.oracle.com
RDBMSサーバーが「Product or Product Family」フィールドに表示されます。現行のリリースが「Release」フィールドに表示されます。
$ORACLE_HOME/bin
ディレクトリにあります。
多くのOracle製品およびオプションは、初めて使用する前に構成する必要があります。個々のOracle Database 10g データベース製品またはオプションを使用する前に、10g リリース2(10.2)インストール・メディアのDOCディレクトリから参照できるその製品のドキュメント・ライブラリ内のマニュアル、またはOTN Webサイトから入手できるマニュアルを参照してください。
この項では、インストール完了後に実行を推奨する作業について説明します。内容は次のとおりです。
次のコマンドを実行して、新しくインストールしたOracle Real Application Clusters環境の、Oracle Enterprise Managerの構成を確認します。
srvctl config database -d db_name
SRVCTLによって、ノード名およびノードのインスタンスが表示されます。次に、インスタンスdb1
を実行中のノードdb1-server
の例を示します。次のコマンドを実行します。
srvctl config database -d db
このコマンドの出力結果は、次のようになります。
db1-server db1 /private/system/db db2-server db2 /private/system/db
次の「インストール後の推奨する作業」に進みます。これらの作業を完了したら、基本的な構成作業に進みます(第IV部を参照)。
RACをインストールした後で、次の作業を行うことをお薦めします。
インストールの完了後に、root.sh
スクリプトをバックアップすることをお薦めします。同じOracleホーム・ディレクトリに他の製品をインストールすると、Oracle Universal Installer(OUI)は、インストール中に既存のroot.sh
スクリプトの内容を更新します。元のroot.sh
スクリプトの情報が必要になった場合は、root.sh
ファイルのコピーから元に戻すことができます。
ユーザー・アカウントを任意に追加する設定の詳細は、Oracle Databaseの管理者ガイドを参照してください。
この章の手順を完了すると、第IV部で説明する基本的な構成作業を実行できます。
データベースへの接続にSQL*PlusなどのOracleツールを確実に使用できるようにするために、環境変数ORACLE_HOMEおよびORACLE_SIDに、インストール時に構成した正しいOracleホームとOracle SIDを設定することをお薦めします。
インストール時にOracle Enterprise Manager Database Controlを構成すると、それを使用してデータベースを管理できます。また、Oracle Enterprise Manager Database Controlを使用して、データベースを管理することもできます。
Database Controlを使用するには、データベースをインストールしたノード上でDatabase Controlにアクセスする必要があります。別のクラスタ・ノードからDatabase Controlにログインする場合は、Enterprise Managerを再構成して、その他のノードでDatabase Controlインタフェースを起動する必要があります。
次の手順を使用して、Database Controlにログインします。
http://host:port/em
前述の出力例の意味は、次のとおりです。
使用する正しいポート番号がわからない場合は、割当て済みポートを示す$ORACLE_HOME/install/portlist.ini
ファイルで次の行を検索します。
Enterprise Manager Console HTTP Port (db_name) = 1158
インストールでは、5500〜5519の範囲で最初に使用可能なポートが予約されます。
たとえば、ホストmgmt42
にOracleデータベースをインストールし、Database Controlでポート1158を使用する場合、次のURLを使用します。
http://mgmt42:1158/em
Oracle Enterprise Managerによって、Database Controlログイン・ページが表示されます。
インストール時にSYSアカウントに対して指定したパスワードを使用します。
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