Oracle Transparent Gatewayインストレーション・ガイド 10gリリース2(10.2)for Microsoft Windows(32-bit) B25250-01 |
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この章では、Oracle Transparent Gateway for Teradataのインストール手順を説明します。
ゲートウェイをインストールするには、次の手順に従います。
システムが、「Oracle Transparent Gateway for Teradataのシステム要件」で指定されているハードウェアおよびソフトウェア要件をすべて満たしていることを確認します。
Oracle Universal Installerを実行します。
Oracle Universal Installerの実行の詳細は、「Oracle Universal Installerの操作手順」を参照してください。
Oracle Universal Installerはメニュー駆動型のユーティリティで、操作項目を示すことで、ユーザーにゲートウェイのインストールを案内します。操作項目およびその表示順序は、プラットフォームによって異なります。
Oracle Transparent Gateway for Teradataのインストール手順の説明は、表3-2を参照してください。
ゲートウェイを構成します。
ゲートウェイの構成方法は、Oracle Transparent Gateway for Teradataの管理者ガイドを参照してください。
この項では、Oracle Transparent Gatewayのハードウェアおよびソフトウェアの要件について説明します。この項の内容は次のとおりです。
表3-1は、Microsoft SQL Server、Sybaseおよび Teradata用のOracle Transparent Gatewayのシステム要件を示しています。各Oracle Transparent Gatewayのメモリー、ネットワーキングおよびディスク領域の要件は同じです。
表3-1 Oracle Transparent Gatewayのシステム要件
要件 | 値 |
---|---|
ディスク領域 |
300MBの追加ディスク領域。 |
メモリー |
ゲートウェイのサポートには、512MBの実メモリーをお薦めします。ゲートウェイの同時使用に必要な実メモリーの合計量は、次の要因によっても変わります。
|
Oracleネットワーキング |
Oracle Net Services、およびNamed PipesまたはTCP/IPに対するOracle Protocol Supportを、Oracle Databaseコンピュータとゲートウェイ・コンピュータにインストールする必要があります。Oracle Net Servicesコンポーネントは、Oracle Transparent Gatewayのインストール・メディアに含まれています。 |
プロセッサ |
550MHz。 |
システムがこれらの要件を満たしていることを確認するには、次の手順に従います。
物理RAMのサイズを確認します。たとえば、Windows 2000を使用するコンピュータの場合、コントロール パネルの「システム」を開き、「全般」タブを選択します。システムにインストールされている物理RAMのサイズが必要なサイズより少ない場合は、メモリーを増設してから作業を続行してください。
構成済スワップ領域(ページング・ファイル・サイズ)のサイズを確認します。たとえば、Windows 2000を使用するコンピュータの場合、コントロール パネルの「システム」を開き、「詳細設定」タブを選択し、「パフォーマンス オプション」をクリックします。
必要に応じて、使用しているオペレーティング・システムのドキュメントで、追加のスワップ領域の構成方法について参照してください。
システムの空きディスク領域の量を確認します。たとえば、Windows 2000を使用するコンピュータの場合、「マイ コンピュータ」を開き、Oracleソフトウェアをインストールするドライブを右クリックして、「プロパティ」を選択します。
temp
ディレクトリで使用可能なディスク領域の量を確認します。これは、空きディスク領域の合計量からインストールするOracleソフトウェアで必要となる量を引いた値と等しい量です。
temp
ディレクトリで使用可能なディスク領域が100MB未満の場合は、まず不要なファイルをすべて削除します。それでもこの一時ディスク領域が100MBに達しない場合は、TEMP
またはTMP
環境変数を別のハード・ドライブに設定します。たとえば、Windows 2000を使用するコンピュータの場合、コントロール パネルの「システム」を開き、「詳細設定」タブを選択し、「環境変数」をクリックします。
Windows用のOracle Transparent Gatewayは、次のオペレーティング・システムでサポートされています。
Windows 2000 Service Pack 1以上。Terminal ServicesおよびWindows 2000 MultiLanguage Edition(MLE)を含むすべてのエディションがサポートされています。
Windows Server 2003。
Windows XP Professional。
Windows Multilingual User Interface Packは、Windows XP ProfessionalおよびWindows Server 2003でサポートされています。
表3-2では、Oracle Transparent Gateway for Teradataのインストール手順を説明しています。
表3-2 Oracle Universal Installer: Gatewayのインストール手順
画面 | 操作 |
---|---|
Oracle Universal Installer: ようこそ |
「次へ」をクリックします。 |
Oracle Universal Installer: ファイルの場所 |
画面の「ソース」セクションで、Oracle Transparent GatewayをインストールするためにOracle Universal Installerで使用する必要のあるソースの場所を指定します。「パス」フィールドでファイル指定を編集する必要はありません。このフィールドのデフォルト設定は、Oracle Transparent Gatewayインストール・メディア上のインストーラ・ファイルを指しています。 ファイルの場所画面の「インストール先」セクションの「パス」フィールドで、インストール先を指定します。「パス」フィールドでパス指定を編集する必要はありません。このフィールドのデフォルト設定は、 |
Oracle Universal Installer: 使用可能な製品コンポーネント |
a. 選択済の製品の選択を解除します。 b. 「Oracle Transparent Gateway 10.2.0.1.0」を選択し、この行を開きます。 c. 「Oracle Transparent Gateway for Teradata 10.2.0.1.0」を選択します。 d. 「次へ」をクリックします。 |
Teradata ODBCデータ・ソース名 |
ゲートウェイがアクセスするTeradataデータベースのODBCデータ・ソース名(DSN)を指定します。「次へ」をクリックして続行します。 |
Oracle Universal Installer: サマリー |
インストール・サマリー画面で、このインストール用のオプションおよびコンポーネントのツリー・リストを確認できます。「インストール」をクリックして、インストール・ステータス画面を表示します。 |
Oracle Net Configuration Assistant: ようこそ |
「取消」をクリックします。 |
Oracle Net Configuration Assistant: |
「はい」をクリックします。 |
Oracle Universal Installer: 構成ツール |
「終了」をクリックします。 |
終了 |
Oracle Universal Installerの最後の画面は、「インストールの終了」画面です。「終了」をクリックして、インストーラを終了します。 |
これでゲートウェイがインストールされました。
Oracle Universal Installerでインストールの完了を確認する際に、インストール手順が正常に行われたことを検証します。これには、C:\Program Files\Oracle\Inventory\logsディレクトリにあるインストール・ログ・ファイルの内容を確認します。
デフォルトのファイル名は、InstallActionsYYYY-MM-DD_HH-mm-SS-AM/PM.logです。変数の意味は次のとおりです。
ログ・ファイル名のこれらの各変数は、製品がインストールされた日時を表しています。